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市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています
初任者研修・第1回学校図書館指導員研修
新年度が始まりました。令和6年度も柏市立の全小中学校に学校図書館指導員が配置されます。
【初任者研修】
4/3(火)に沼南庁舎において新人研修が実施されました。
3時間の研修で、学校図書館の機能・役割と、学校図書館指導員の実務について確認しました。
研修の内容は次の通りです。
・勤務の心得と学校図書館の一年(指導主事より)
・学校図書館指導員として大切にすること(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)
・学校図書館指導員の実務について(学校図書館コーディネーターより)
・情報BOX、進級処理(ITサポート員 本間達哉氏より)
・学校図書館オリエンテーションについて (実演)
子どもたちの学びを支える学校図書館づくりのために、63校の仲間と一緒に取り組んでいきます。
【第1回 学校図書館指導員研修】
4/5(金)、Webにて学校図書館指導員研修が実施されました。
今年度の勤務や業務についての確認、学校図書館の活用推進についての講義をいただきました。
内容は次の通りです。
・配置や勤務について(指導主事より)
・前年から変更された業務について、指導員としての心構え等(指導主事より)
・今年度の重点について(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)
令和6年度の重点は「教科学習での学校図書館活用」です。
いろいろな教科で学校図書館が活用されるよう、気持ちを新たに、学んだことを学校図書館づくりと支援に生かしていきます。
第7回 学校図書館指導員研修会
3月21日(木) 沼南庁舎にて、本年度最後の学校図書館指導員研修会が実施されました。
(1)活動報告発表会
「学校図書館活用実践記録」を元に、各校の学校図書館の様子や授業支援について発表会を行いました。
授業支援にあたり特に力を入れて取り組んだ内容や、児童生徒を読書に誘う工夫をこらした企画の紹介など、各校の特色ある取り組みが多く報告されました。 来年度の実践のヒントにしたいと思います。
(2)講評と次年度へ向けて 笹間コーディネーターより
活動報告発表会を受けて、笹間コーディネーターより、講評がありました。令和五年度の重点は、「調べる学習活動の充実」でした。
令和六年度の重点は「教科学習での学校図書館活用」です。今年度の経験を活かし、いろいろな教科で学校図書館を活用していきたいと思います。
(3)実技研修「学校図書館オリエンテーション」
どの学校でも新年度必ず実施する「学校図書館オリエンテーション」について、指導課の先生方と小学校・中学校それぞれのリーダーが実演しました。
学校図書館を「学習に活用する場所」と位置付けて、貸出返却等の利用指導に加え、調べ学習のための文献の正しい活用方法を紹介する内容でした。 来年度は全ての学級でオリエンテーションを実施し、授業を支える学校図書館の取り組みをさらに進めていきます。
短い時間でしたが、学校図書館指導員の1年間の集大成となる、学びの多い研修となりました。
~たのしく なかよく かっこよく~ 田中小学校
田中小学校図書館は、令和4年4月新校舎完成とともに新しくなりました。
広くて明るく、木のぬくもりが感じられる温かい図書館です。
子どもたちは図書館が大好きで、休み時間には友達と誘い合って図書館へ来てくれます。
田中小学校図書館の、今年度の取り組みを紹介します。
♪新刊展示会♪
夏休み前と秋の読書フェアー期間の2回、新刊展示会を開催します。
みんな仲良く、味見読書を楽しみ、お気に入りの1冊を探します。休み時間も図書館は大賑わいです。
★田中小の給食室のいちにち★
今年度、青少年読書感想文全国コンクール、小学校中学年の部の課題図書『給食室のいちにち』
を使って、栄養士の先生から「田中小給食室のいちにち」を教えていただきました。
毎日あたりまえに食べている給食が、こんなにもたくさんの人が関わり、丁寧に作ってくださっている
ことを学びました。実際に給食室で調理に使われていた大きなしゃもじやひしゃくをさわらせてもらい
子どもたちは大興奮でした。
♫6年生から1年生へ読み聞かせのプレゼント♫
6年生は、総合的な学習の時間、1年生へ読み聞かせを行いました。
お気に入りの本を選び、図書館を活用した授業の時間や休み時間を使って一生懸命練習しました。
さすが6年生、練習の成果を発揮し1年生は食い入るように読み聞かせを聞き、お話の世界へ
引き込まれていました。
☆田中小図書館オリジナルキャラクター決定!!☆
図書委員会では、1年間様々な取り組みをしました。
「図書クイズ」「夏のスタンプラリー」「読書でビンゴ」「おすすめ本ポスター」…
3学期には6年生が中心となり、田中小図書館オリジナルキャラクターを募集し、300件
以上の応募がありました。その中から【本ねずみのたっぴー】に決定しました。
たっぴーをもっと知ってもらうために「本ネズミのたっぴーをさがせ!!」を開催し、
図書館に隠れているたっぴーを見つけた子にしおりをプレゼントしました。
♪5年生子ども司書認定♪
【入り口を入ってすぐにある展示コーナー・子供たちの作品を飾ります】
3月1日(金)の全校朝礼で田中小子ども司書講座を受講した5年生11名が認定されました。
田中地区では、田中スタンダードという子どもたちにぜひ読んでもらいたい推薦図書があります。
子ども司書は、田中スタンダードのPOPを作成しました。来年度、子ども司書としての活躍に期待します!!
令和5年度の柏第三中学校図書館
柏第三中学校の学校図書館は、校舎3階東階段正面に第一、第二と二部屋に分かれています。0類から7類までの本が置かれた第一図書館と、8類と9類の第二図書館です。
年度初めには、1年生から3年生まですべてのクラスで学校図書館オリエンテーションを実施しました。
初めての中学校の図書館にドキドキの1年生。
昨年のことを思い出しながらの2年生。
3年生は国語の授業の中に組み込んで情報の扱い方などを再確認しました。
夏休み前には一回目の新刊展示会。
館内に並べられた新しい本をたくさん手に取ってもらうことが出来ました。
5月から準備を開始した「市内中学生ビブリオバトル(知的書評合戦)」。
2学期に入ってブロック予選が始まりました。
図書委員会で校内予選を行い、学校代表がブロック予選を突破し、決勝戦では準チャンプ本賞を受賞しました。
秋の読書週間に合わせて、国際子ども図書館から抽選で貸し出された「中学生向け 科学セット」の展示会を行いました。
普段なかなか手にすることが難しい貴重な本約40冊を展示し、楽しむことができました。
12月には、図書委員会主催の「冬の読書まつり」を行いました。
お楽しみ企画は図書委員お手製のビンゴゲームです。期間中は、通常の倍以上の貸出数となりました。
また、図書委員は1年を通して毎週火曜日のお昼の放送で本の紹介をしています。
全校生徒に向けてのブックトークは緊張しますが、原稿を準備し発表の練習をして本番に臨みます。紹介した本のPOPを作成し、掲示するところまでが図書委員の仕事です。
令和5年度もまとめの時期となりました。今年度の目標は達成できたでしょうか?
達成した人も、そうでない人も学校図書館は皆さんを応援しています。いつも変わらずにそこにある図書館にぜひ足を運んでください。
手西っ子と共に「学び」・「進む」学校図書館 手賀西小学校
手賀沼の南部,周囲を自然に囲まれた高台にある手賀西小学校。
112名の児童は,年間通して1年生から6年生までが8つのグループに分かれて様々な活動を行うので,
学年関係なく仲がいいです。低学年が高学年と手をつないで図書館に来る姿をみることもあります。
★授業ではICTと本を使って★
1年生は,2学期の国語「はたらくじどう車」の単元で自分が調べたい車を,本とタブレット端末を活用して
「のりものカード」を作成しました。本を選ぶのも早くなってきました。
4年生は手賀沼について調べました。インターネット上にある難しい言葉などは,本で確認しながら進めています。
他の学年でも,ICTと本を上手に併用して学習しています。
★新しいことを取り入れています★
今年度から低学年の図書館活用授業に,教頭先生が入ってくださっています。
時には大型絵本の読み聞かせも…。みんな大喜びです!
「二人読み」・「辞書引き」・「読書会」など,学年に応じて学校図書館活用授業を進めています。
秋の読書イベントとして,全校参加で「ことばの宝箱」を実施しました。
お気に入りの本から,たくさんの素敵な言葉が集まりました。
先生方にも参加していただき盛り上がりました。
冬の読書イベントは校長先生提案の「ブックサンタ」です。
図書館の本から,友だちに読んでほしい本を選びメッセージカードを添えて渡します。
みんな楽しそうに真剣に本を選んでいました。
イベントの景品(しおり)や掲示物は,8名の図書委員が協力して作成してくれました。
年間を通して,手西っ子と学校図書館は新しいことを取り入れながら繋がっています。
これからも,「学び」・「進む」学校図書館でありたいと思います。
司書教諭研修会
1月29日(月)沼南庁舎において「令和5年度司書教諭研修会」が開催されました。
柏市では昨年度まで学校図書館指導員との合同研修との形で司書教諭研修が行われてきましたが、今年度より「司書教諭研修会」として学校図書館の専門的職務を担っていただく司書教諭の研修を開催することになりました。
教育委員会指導課では、学校図書館指導員との2回の合同研修と合わせ、年間3回の司書教諭研修で柏市内63校の学校図書館活用が広がっていくことを目指しています。
★司書教諭の役割 ~学校図書館指導員との連携~
羽山指導主事より
学校図書館における司書教諭としての業務と学校図書館指導員との連携についての講義のあと、各学校図書館での業務について交流し、確認しました。
★学校図書館オリエンテーション
学校図書館コーディネーター 笹間ひろみ先生 より
来年度の学校図書館始動に向け「学校図書館オリエンテーション」の意義についてご講義いただきました。
年1回のオリエンテーションでは「利用指導」によって身についた基本的知識や技術の延長上に「情報活用能力の育成」があり、教科担任(担任)と学校図書館指導員の協働で行うことが確認できました。
引き続き、学校図書館指導員リーダーと共に実践例の実演がありました。
①小学校 4年国語「学校図書館利用指導と本の分類について」
②中学校 3年国語「俳句の味わい」
★「体験読書会」
笹間コーディネーターからの「読書会について」のご講義のあと、事前に読んできていただいた本で3グループに分かれ「読書会」を体験していただきました。
①「ジオジオのかんむり」 小学校低学年
②「キング牧師の力づよいことば」 小学校中・高学年
③「杜子春」 中学校
半数以上が「『読書会』は初めて」との声がある中、司書教諭は読書会での読書の新たな楽しみ方を感じていたようです。
★実践報告会
「令和5年度 学校図書館活用実践記録」に掲載した実践例を示しながら、学校図書館活用の発表を行いました。各校学校図書館の活用にどのような工夫をしたのか、国語だけではなく幅広い教科での活用事例の報告がありました。
柏一小図書館へGO! 柏第一小学校図書館
柏駅前の賑やかな一角に,四季折々の木々に囲まれた柏一小があります。今年創立115周年を迎え,数々の伝統が受け継がれてきました。多くの卒業生が学んだ学校図書館は,教室から遠い第三校舎にありますが,図書館へ向かう階段には『図書館へGO!』の張り紙!毎週の授業や休み時間には,児童でいっぱいです。
図書館活用が進む,柏一小の取り組みを紹介します。
【調べよう!本とICTの併用】
1年生が初めてSagasokka!を活用する調べ学習の授業です。一つ一つ確認しながら,操作を覚えていきます。簡単なクイズに答えながらどんどん進めていくと,鳥の鳴き声も聞くことができました。
これから本と併用しながら,たくさんのことを調べて学んでいきます。
【新着本展示会】
今年柏一小図書館に新しく仲間入りした本の展示会を行いました。
新調した布を机に敷き詰め,図書館はいつもと違う雰囲気です。全クラスが来館し,一冊一冊少しずつの味見読書をしました。多くの本と出合い,触れ合うことができました。
【おはなし隊さんのゾロゾロこわ~いおはなし会】
創立記念行事『いちょうっ子まつり』で,読み聞かせボランティアのおはなし隊の方々が,怖いテーマのおはなし会を開いてくれました。怖い本が好き,苦手の児童たちもみんな興味津々です。
ある食べる場面では,大きなそしゃくの音も流れ…とてもドキドキした様子!
おはなし隊さんは,毎月学年ごとに定期的に読み聞かせをしてくれます。
「今日はどんな本かな?」児童たちの待ち遠しい時間になっています。
【日本の特産品が勢ぞろい】
4年生が,社会で日本の都道府県を学びました。自分たちで本を選び,インターネットも活用して,どんどん調べていきます。千葉県や他県の各地域の名所や特色,くらしがわかり,特産品を紙粘土で作りました。
工夫をこらした品々が並んでいますね。『いちょうっ子まつり』では,都道府県マスターや日本一周すごろくなど,楽しく学べるブースとなりました。
【読書の木】
全校の取り組みとして,読書の木を掲示しています。本で調べたり読んだりした後は,読書の記録(学年によって用紙やPC)に記入していきます。後の振り返りとして,また記録して整理していくことの大切さを学ぶ機会になります。読書の木には,学年ごとの目当ての冊数によって増える3色の名前のお花が咲いています。
一定数読んだ児童は,殿堂入り!1冊多く借りられるブックパスポートがもらえます。
これからもたくさんのお花でいっぱいになるといいいですね。
学校図書館へGO!きっと,知りたかったことや読みたかった本,新しい発見があるはずです。
そんな何かが見つかったら…。これからもさまざまな活動を通して,学び続ける子どもたちを応援していきます。
第6回学校図書館指導員研修
12/11(月)沼南庁舎にて第6回学校図書館指導員全体研修が行われました。
★授業実践研修
柏市立柏中学校 伊原 紘平 先生
「学校図書館とICTを効果的に活用した国語科授業」について実践報告をいただきました。中学2年生国語「二千五百年前からのメッセージ ―孔子の言葉―」の授業実践です。
学校図書館指導員との連携により、生徒が主体的に資料を選択でき多面的な考え方につながったこと、情報の取捨選択と本当の意味での知識の蓄積が、学校図書館活用の意義につながる、など様々なお話をいただきました。また、小学校の単元が、中学校につながっているということも実感できたお話でした。
★グループワーク「リーフレット更新作業」
小学校と中学校のグループに分かれ、令和6年度版 学校図書館活用単元例<柏モデル>への更新作業を行いました。
小学校グループは来年度新しくなる教科書の内容に合わせ、中学校グループは各校の実践を持ち寄り、全教科について検討しました。
★グループワーク「選書検討会・交流」
今年度後期に購入した図書について、選書検討会を行いました。
お互いに意見交換をしながら、授業に活用できる新しい本を知り蔵書構成の見直しをすすめていきます。
研修前や休憩時間には、指導員同士で情報交換をする様子が見られます。研修で得た学び、仲間たちと共有するアイデアを、勤務校にもちかえり、更に充実した学校図書館活用に活かしていきたいと思います。
読みたい!知りたい!を叶える場所へ 酒井根中学校
酒井根中学校は現在、669名の生徒が在籍。学校図書館は昇降口の前にあります。
年に2回、新着本の展示会が行われ、味見読書をした後、貸出が開始されると
長蛇の列に、担当する図書委員たちは大忙し!嬉しい悲鳴を上げています。
授業では、本とタブレットの両方の利点を生かし、調べ学習を行っています。
こちらは授業内でのビブリオバトル、おすすめ本を熱く語る予選の様子です。
今年度の秋のブックフェアは、“一行一会(いちぎょう いちえ)”
本は封筒の中に入っています。わかるのは、図書委員のおすすめ本の中の一行だけ!
一期一会ならぬ、一行からはじまる本との出会いを楽しんでもらえたらと思います。
知識にも、心にも、そっと寄り添える場所でありますように…。
学校図書館は、今日も扉を開けて、皆さんをお待ちしています。
第5回学校図書館指導員研修
11/7日(火)沼南庁舎にて第5回学校図書館指導員全体研修が行われました。
★パスファインダーについて 大野学校図書館アドバイザー
柏市学校図書館では児童・生徒の調べ学習に役立つパスファインダーを作成しています。情報を正しく活用するためには毎年更新作業が必要です。更新の注意点を確認しました。
★ステップアップ研修「学校図書館紹介」
笹間コーディネーターより
今年度新設された田中北小学校の学校図書館紹介がありました。児童の学習の場、読書を楽しむ場として、学校の中心に設置されている明るい図書館の様子を見ることができました。
グループに分かれ、勤務校の授業支援の様子や学習コーナー、書架の様子を紹介しました。他校の様子を知ることはとても勉強になります。他校の工夫に興味深く聞き入っていました。
★グループワーク
小学校は来年度から使用する教科書が変わります。小学校担当者は新しい教科書を見て内容を確認し、気付いたことや図書館活用について情報交換しました。
中学校担当者は、授業支援について情報交換を行いました。
児童・生徒の学びを支えるために図書館指導員ができることはたくさんあります。研修で学んだことを生かすために指導員一人一人が思いを新たに自校での勤務にもどります。
いつもにぎやか♪学習でもたくさん活用されています 旭東小学校図書館
旭東小学校は柏駅から近い所にありながら,閑静な住宅地の中にあります。桜の木に囲まれた落ち着いた雰囲気の中にある,全校児童328名の学校です。
児童はとにかく本が大好き!学校図書館は教室の近くにあるので,児童にとって常に身近な存在です。
【休み時間は図書委員やボランティアさんが大活躍】
休み時間には低~高学年までの児童がたくさん本を借りに来ます。
図書委員は大忙しですが,カウンターに入る子,本の整頓をする子と,係を分けてテキパキと取り組んでいます。
また,「なにか手伝うことありますか?」と声をかけてくれる児童のボランティアさんがよくいます。そして学校図書館のお手伝いをよくしてくれます。
学年の本を運んだり,棚に本を戻してくれたりと大活躍です。
【ICT授業では本と端末を上手に使います】
ICT授業も盛んに行われています。
一人一台端末を駆使して,様々な調べ学習を展開しています。
今年は2年生以上にデジタル百科事典「Sagasokka!(さがそっか)」の使い方を図書館オリエンテーションに組み込みました。児童は端末と本を併用しながら,上手に調べ学習を進めています。
【ブックパスポートが欲しい!】
「読書の記録」は児童にとって,読書意欲のモチベーションとなっています。
記録を付けて,各学年の目標数に達すると「ブックパスポート」がもらえます。
これがあると,1冊多く借りられるのです。オレンジ色のブックパスポートは,児童にとって自慢の一品です。「私,もう少しで40冊!!」と,読書冊数を知らせてくれる声がよく聞かれます。
【これからも児童の癒しや学びの大切な場所であるように】
旭東小学校は,本への親しみが深い学校です。
読み聞かせボランティア「おはなしピーナッツ」の活動も盛んで,保護者の積極的な本への関わりが,児童の読書意欲へ繋がっていると感じます。
学校図書館が,これからも児童にとって居心地がよく,また活発な学習活動が行われるような場所であり続けたいと願います。
深い学びへの支援と心安らぐ学校図書館 柏第四中学校
柏市が誇るプロサッカーチーム、柏レイソルのホームグラウンドにほど近い立地に柏市立柏第四中学校があります。(全校生徒428名)各休み時間・放課後と図書館指導員が在館時は常時開館しており、いつでも生徒を受け入れる態勢になっています。来館者の多い昼休みは、読書だけではなく学習や気分転換など「心の整理整頓」に利用され、生徒たちを細やかに見守る場所となっています。
学校図書館年間計画に基づき、国語科を中心に図書館資料が多く使用され「一歩深い学び」への支援を行っています。またその際はICT活用に不可欠なメディアリテラシー等についても触れます。特別支援学級では毎週図書館の時間を設け、学びに図書資料を利用しています。
★3年国語「和歌の調べ」の様子
★1年国語「ベンチ」の様子
今年度より全学年で「朝ライブラリー」が導入されました。(図書館で朝読書と朝の会を行うもの)いつもと違う場所での朝の時間は特別感を高め、また読書による心の落ち着きを促します。これは図書委員が積極的に教室準備を担うため、委員の意識向上にもつながっています。
★朝ライブラリーの様子(読書後の朝の会)
作家の小手鞠るいさんから四中生に向けて直筆メッセージを頂くご縁があり、学校給食とのコラボレーションを実施。
『ごはん食べにおいでよ』((著)小手鞠るい 講談社)の主人公ゆき君が作る「レンズ豆とゆで卵のカレー」を再現し、プロの作家さんを身近に感じながら美味しく頂きました。
今後も「一歩先の深い学び」と「生徒たちの笑顔」をフォロー出来る魅力的な学校図書館を目指していきます。
知りたい!学びたい!に応える学校図書館をめざして 酒井根西小学校
酒井根西小学校は,柏市の最西南部に位置し,手つかずの林や「下田の杜」が学区内にあり
豊かな自然に恵まれた児童数205名の小規模な学校です。
校舎の中心にある学校図書館は,授業時間,休み時間と児童が訪れやすい環境になっています。
今年からは,机上の個人用に仕切っていたパーテーションもなくなり,調べ学習に,読書にと
利用しやすくなりました。
6年生の調べ学習の様子です。修学旅行に向けて,本とインターネットの情報を利用し,
オリジナルパンフレットを作成しました。これまで調べ学習を繰り返し行っていることで
パンフレットへの引用の記入の仕方もスムーズです。
修学旅行へのワクワクが伝わるパンフレットが多く作成されていました。
こちらは2年生。二人で一冊の本を読み,自分の意見をタブレットで入力。
まずはじっくり「ふたり読み」の作業中です。
こちらは「新刊展示会」の様子です。この期間はいつもの図書館の様子が少し変わります。
机上には分類別に並べた新刊があり,その机をぐるりと囲むように椅子を
配置します。この準備をしてくれるのが図書委員さんたちです。
休み時間を利用してテキパキと準備を進めてくれました。
気になる本が早く読みたい!と授業時間の他に,休み時間にも多くの児童が
訪れました。
授業中には先生からの読み聞かせも行われます。この日は,4年生の食育に絡めての
読み聞かせでした。
学校の周りの木々の様子も秋らしくなり,10月は読書イベントも行われます。
心豊かな読書の時間,また「知りたい!」「わかった!」の声が多く聞ける
調べ学習の時間,児童に寄り添う学校図書館でありたいと思います。
第4回学校図書館指導員研修
9/5(火)沼南庁舎にて、第4回学校図書館指導員研修が実施されました。 2学期スタートにあたり、63校の学校図書館指導員が一堂に会し、実践的な研修となりました。
★2学期の業務について
大野学校図書館アドバイザー
「学校図書館の整備」「学校図書館での学び」「選書の実務」等について講義をいただきました。
児童生徒の学びを支援するため、図書資料を計画的に更新し、「学校図書館図書廃棄規準」を参考に適切に廃棄すること、新聞等様々な資料を備えることが大切だと確認しました。
★情報BOXのバージョンアップについて
教育システム 本間達哉氏
柏市の学校図書館に導入されている図書館電算化システム「情報BOX」をバージョンアップするにあたり、各学校で必要な作業について、説明をしていただきました。
★グループワーク「特設コーナー(展示)の紹介」
小学校と中学校のグループに分かれ、各学校の展示「特設コーナー」を紹介しました。
単元学習に関する展示、児童生徒の作品、季節や行事に合わせた飾りなど、実物や写真を持参しての発表は分かりやすく、「さっそく自校で取り組もう!」とアイデアをたくさん得ることができました。
グループワークの後、学校図書館コーディネーターの笹間先生から、市内の学校図書館の「特設コーナー」を写真で紹介していただきました。
児童生徒が本を選ぶ道しるべとなり、学びを支える「特設コーナー」を作ることが大切だと学びました。
学習が深まり、行事も多く、実り多い2学期が始まります。研修で学んだことを活かし、子どもたちが発見・感動し、学びを深める学校図書館となるよう取り組んでいきます。
読書を通して 豊かな心を育てる 十余二小学校図書館
柏市立十余二小学校は, 柏市の北部にある, 全校児童542名の小学校です。
近隣には, 柏ICや, 柏の葉キャンパスTX駅, 柏の葉公園があり, 交通の便の良い, 緑豊かな住宅街の中にあります。
また, 近くには, 東京大学や国立がん研究センターがあり, 国際色豊かな転出入の多い学校です。
休み時間になると, かわいい1年生が, 離れている図書館を目指して集まって来ます。
~第1回 お話給食の日~
「ルルとララのカップケーキ」より, 栄養士の山口先生がメニューを考えてくださり, {こまつなとごまのマフィン}を, 作ってくださいました!
図書委員会さんが給食時間に, 本の紹介をしました。
図書館では「ルルとララシリーズ」を展示しました。
あっという間に, 借りられて行きました!
出典 書名「ルルとララのカップケーキ」
作者 「あんびる やすこ」(作・絵)
出版社 「岩崎書店」
~先生方による 新刊のおすすめポップコーナー~
先生方が, 2学期の新刊展示会に向けて, 夏休みの間にポップを書いてくださいました。
新刊展示会が楽しみです。
休み時間や, 割り当て時間に来た児童が, 集まって来て, 担任の先生に「先生も書いたんですか?」と
「書いたよ!」「どの本ですか?」と, 会話が生まれ, じっくり本の世界へと入り込んでいく児童が, 多く見受けられました。大人気のコーナーです。
9/11(月)~ 9/15(金)に, 1年生~6年生まで, 新刊展示会を行いました。
6年生は, 小学校生活最後の新刊展示会ということもあり, 食い入るように見ていました。
図書館指導員が, 各テーブルを回りながら単元に関わる図書の紹介をしたり, お勧めの図書を紹介して回りました。
「借りたい本が多すぎる!」と嬉しい声も!
10月には, 図書委員会さんが中心になっての, 読書イベントがあります。
わくわくするような楽しいイベントになるように, 図書委員会さんが頑張っているところです!
第3回 学校図書館指導員研修
7/28(金)沼南庁舎にて、第3回学校図書館指導員研修が実施されました。
2学期からの業務につながる実践的な内容を、講義やグループワークで学びました。
①レファレンスについて
学校図書館コーディネーター笹間先生より、レファレンスの質問の深め方について、先生向けと児童生徒向けの場合に分けて講義をいただきました。講義の内容を踏まえ、ペアでクイズ形式のレファレンス課題に取り組み、学んだことを確認しました。最後に、あらかじめ作成していた資料を元に、グループに分かれて、実際のレファレンス質問に答えるときにどのように取り組んでいるのか意見交換を行いました。
②講義「特別な支援を必要とする児童生徒と学校図書館」
児童生徒課 指導主事 鶴谷先生より、特別な支援を必要とする児童生徒のために、学校図書館がどのような支援をすることができるのか、講義をいただきました。
学校図書館指導員は、教員ではありませんが、児童生徒一人一人を理解し、じっくり話を「聴く」こと、愛情を持って声をかけることが、子どもたちの心を育てていく上で大切であるということを学びました。そして、児童生徒が安心して過ごすことのできる居場所として学校図書館の環境を整備することの重要性についても再認識しました。
③グループワーク「選書検討会」
小学校と中学校のグループに分かれ、1学期に購入した図書について、選書検討会を行いました。
どのグループでも、選書をする上で重視した点や、おすすめの本について活発に情報交換を行う様子が見られました。
短い時間ではありましたが、大変多くの知識を得ることのできた研修でした。この研修を活かし、学校図書館を児童生徒の学びの場としてますます充実したものにしていけるよう、意気込み新たに 2学期を迎えたいと思います。
いつでも、どこでも、自ら学ぶ豊かな心 風早中学校
風早中学校は生徒総数312名、学校図書館はB棟3階西側、両側に窓のある風通しの良い場所にあります。読書を通じて幅広く興味を広げ、情報を活用し、生徒が自ら学べる力を養うことを目標にしています。
豊かな心の育成に、本は欠かせないものです。図書委員は、本と生徒の架け橋として活躍しています。毎月の「読書の記録」のチェックのほか、生徒が本をより身近に手に取れるように学級文庫の選書を行ったり、新着本のPOPを作成しています。図書コラボ給食の放送も行いました。
風早中学校には「風早タイム」と呼ばれる朝の時間があり、1学期前半には朝読書を行いました。
朝読書のひとときは、一人一人が本の世界に入り込み、落ち着いた時間が流れます。
各学年の授業でも、色々な教科で調べ学習サイト「Sagasokka!」などのICTと併用しながら、本を活用した調べ学習を行っています。情報ツールを使い分ける力を養いながら、学ぶ力を深めています。
1年生は総合「キャリア教育」・理科「脊椎動物」、2年生は国語「夢を跳ぶ」、3年生は社会「沖縄戦」について調べ学習を行いました。また、ゆりの木学級では、生徒が一人1冊、好きな作品のビックブック(大型絵本)を用いて読み聞かせにチャレンジしました。
【3年生「沖縄戦」調べ学習の様子】
今年度の風早中図書館は、1学期は空調工事のため、A棟に臨時開館しています。
場所が変わっても、読書センター・情報センター・学習センターとして、生徒の豊かな学びを支えることに変わりはありません。風早中図書館は、いつでも、どこでも、生徒が自ら学び続けることのできる環境を用意し、これからもまい進していきたいと思います。
第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修
7/4(火)沼南庁舎にて第2回司書教諭・学校図書館指導員合同研修が実施されました。
今回は会場が小学校・中学校の2か所に分かれた実践的研修です。
①学校図書館コーディネーター笹間先生より、「調べる学習」についての講義をいただきました。
今年度の重点である「調べる」活動の充実について、まずは5月のワークショップをふりかえり、そして「調べる学習ハンドブック」R5改訂版や、「調べる」学習の問いを引き出す様々なツールが紹介されました。
さらにワークショップで『朝日ジュニア学習年鑑2022』の活用法を学び、また、調べ学習の一連の流れとしてテーマ決めからまとめまでをグループで体験しました。
②ポプラ社の電子百科事典「Sagasokka!」の活用について、ポプラ社の上原てるみさんにご指導いただきました。
全員がクロムブックを使って様々なコンテンツを体験しました。
司書教諭と学校図書館指導員が「調べる」活動の共同作業をすることで、児童生徒の学びに活かせるヒントやアイデアが生まれました。今回の学びを各校に持ち帰ることで「調べる」学習をさらにもう一歩発展させられるよう、授業に活かしていきたいと思います。
児童と本をつなぐ学校図書館を目指して!高田小学校
高田小学校は、柏市北部に位置する、児童数437名の小学校です。
近くには大堀川が流れており、自然豊かな環境の中、子どもたちはのびのびとした学校生活を送っています。
学校図書館は3か所に分かれています。低学年向け、高学年向け、資料関係が置いてある図書館があります。
どの図書館も校庭に面した場所にあり、日当たりがよく落ち着いて読書ができる環境です。
休み時間には子どもたちの集まる憩いの場所になっています。
〈高学年向け図書館の様子〉
どの学年も、様々な教科で学校図書館を利用しています。館内には新聞コーナーを設置。その横にはSDG'sコーナー。
各学年でSDG'sに関する取り組みを行っているため、手に取る児童が多く、毎回あっという間に貸し出しされます。
1・2年生は、毎時間読み聞かせやブックトーク、本にまつわるクイズを行っています。クイズを使った本の紹介は特に好評で、毎回大変盛り上がります。関連本も紹介することで、普段手に取らない本が借りられるようになりました。
〈3年生の学習の様子〉
3年生は「国語辞典の引き方」を学びました。最初は戸惑っている姿もみられましたが、だんだんと辞書引きにも慣れてきました。
〈4年生の学習の様子〉
4年生は「分類をもとに本を見つけよう」の単元で、学校図書館で日本十進分類法の確認をし、ワークシートを使用したクイズを行いました。
【図書委員会】
新しいメンバーが集まり、今年度も図書委員会の活動がスタートしました。
さっそくおすすめの本をPOPにかき、廊下に掲示しました。それをみた児童から、おすすめの本を書きたいという声が多かったため、おすすめの本が書けるブースを設置し、廊下に掲示しました。それらをみて気になった本を探して借りていく児童の姿も多くみられました。4年生の中には習った分類記号を書く子も。たくさんの素敵な本との出会いがありますように!
6月は、梅雨の季節で室内で過ごす時間が多くなります。そこで、図書委員が計画して、昼休みに「いこいの部屋」にて低学年向けの読み聞かせを行うことになりました。ポスターを作り、読む練習をし、放送でお知らせもしました。当日は、大盛況に終わりました。「楽しかったね。また来よう!」と教室に戻る児童の姿もみられました。
〈読み聞かせの様子〉
各教室にある学級文庫に差があり、老朽化も進んでいたため、今年度より学校図書館の本を各クラスに持っていく「お届け便」を始めました。「お届け便」の本は各学年に合わせて図書委員と一緒に選び、小さなコンテナに入れて各教室にお届けします。「うれしい!」と楽しみにしている声が聞こえ、図書委員は大活躍です。
たくさんの本に触れ、読書の幅を広げ、ICTと併用して活用できるよう取り組んでいきます。
これからも、力を合わせてみんなが楽しめる学校図書館を目指します。
自ら調べ、学ぶ意欲の育成をめざす学校図書館 逆井中学校
逆井中学校の図書館は、別館の3階にあります。蔵書は約14,000冊あり、今年度は615名の生徒と教職員が利用しています。
室内の窓ガラスには、地域の図書ボランティアの方々が季節に合った果樹のシール(現在は枇杷の木)を貼ってくださり、おだやかで落ち着いた室内になっています。
【授業での活用】
学校図書館オリエンテーションを行い、逆井中学校の図書館の仕組みを確認し、図書館を利用しています。
1年生の国語「ベンチ」、2年生の総合「林間学校・福島県調べ」、国語「夢を跳ぶ」では、本とクロムブックを併用して調べ学習を行っています。
3年生の国語「ビブリオバトル」の授業では、多くの生徒が図書館の本を使って発表を行っています。授業終了後に、チャンプ本の展示を予定しています。
【図書委員会の取り組み】
5月初旬より感染防止対策用のカバーをなくしました。広々とした台でスムーズに貸出返却ができるようになりました。
今年度はコロナ前の活動に戻し、週3日(火・水・木曜日)の昼休みと放課後に図書館を開館しています。今年度が始まったばかりですが、来館者数・貸出冊数は前年度の同じころより大幅に増え、活気も戻りつつあります。
図書委員会では、委員全員で2種類のPOPの作成をしています。
1つは、先生のおすすめ本紹介です。今年度逆井中学校に着任された先生方にインタビューして、先生のおすすめ本を伺い、POPを作成します。図書館ではPOPと合わせておすすめ本の展示も行っています。
もう1つは、新着本のPOP作成です。毎年POPのある本は貸出が多い傾向があるため、図書委員の力作と一緒に展示しています。
引き続き感染防止に気をつけながら、授業に、読書に、学校の様々な場面で図書館を利用できるように、図書館づくりを行っていきます。
柏市大島田48番地1
04-7191-7369(指導課)