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市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています
豊かな人間性と情報活用能力を育てる 藤心小学校図書館
柏市立藤心小学校は地域との関わりが深い小学校です。児童は学校の職員だけでなく地域の方々にも見守っていただきながら、緑豊かな環境でのびのびと成長しています。読み聞かせボランティア・きらきらさんにもご協力をいただき、入学前に学校に慣れる機会を増やせるよう、未就学児の親子向けに放課後の学校図書館開放が始まりました。
【授業での学校図書館活用】
藤心小学校図書館は大型モニターが設置され、読み聞かせだけでなく調べ学習でも活用されています。
2年生国語「すみれとあり」では植物について本で調べ、たねブックを作成しました。全員の力作を図書館に展示したところ、多くの児童や先生が手に取って読んでいました。
4年生は総合「都道府県観光大使」で図書館の本や資料、オンライン事典「Sagasokka!」、インターネットサイトを活用し、一人一人が興味のある都道府県についてテーマを設定し調べ学習を行いました。調べた内容や画像、出典をスライドにまとめ、授業参観で発表しました。しっかり発表できたかな?
6年生は国語「雪は新しいエネルギー」の単元でクリーンエネルギーについて調べ、意見文を作成しました。イラストやグラフをふんだんに取り入れた力作揃いでした。これから、修学旅行に向けて日光についての調べ学習が始まります。
また、授業での制作物だけでなく、読書感想文コンクール代表作品や柏市小中学校科学作品展入賞作品を関連図書と共に展示。みんな興味津々で作品や関連図書を手に取っています。「来年は読書感想文にチャレンジしてみようかな。」「この本、借りて良いですか?」「6年生の作品?すごい!自分もやってみたい!」といった意欲的な声がたくさん聞こえてきました。
【読書活動・委員会活動】
藤心小では「藤っ子ビブリオバトル」を開催しています。まず、高学年4学級でビブリオバトルを行い、各学級のチャンプ本を決定。その後、全校児童の投票で藤っ子チャンプ本が決定しました。図書館に展示した各学級のチャンプ本は毎週貸し出し中で大人気でした。
4年生も図書館でビブリオバトルを開催しました。高学年同様、本への情熱があふれるビブリオバトルでした。班チャンプ本は教室前の廊下に展示され、連日、休み時間によく読まれていました。
また、図書委員会と子ども司書も積極的に活動しています。毎年、読み聞かせボランティア・きらきらさんにご協力をいただきながら読み聞かせを行っています。Canvaを活用したPOPの作成や図書カレンダー作成にも毎月取り組んでいます。
藤心小学校図書館は学校教育目標である「共に考え、表現し、創造する児童の育成」を目指し、これからも授業支援や読書活動の推進に取り組んでいきます。
学校司書の役割と実務を考える 学校司書研修会(1・2年目)
9/8(火)、学校司書研修会(1・2年目)を実施しました。
研修① 授業支援~学校司書の役割 教育専門アドバイザー
効果的な授業支援のために学校司書が果たすべき役割は何かというテーマで講義がありました。授業者との連携や提供資料の準備、授業参加の仕方等、授業支援の一連の流れの中で、学校司書がどのような姿勢で授業に関わるべきか共有しました。
研修② 選書 学校図書館コーディネーター
柏市学校図書館では、例年、前期と後期の二期に分けて選書を行います。この研修では、今年度前期の選書を振り返り、後期の選書をする上で考慮する必要がある点を確認しました。
研修③ パスファインダー 学校図書館コーディネーター
図書資料とICTを併用した授業支援に欠かすことのできないパスファインダーについて、その意義や基本知識を解説しました。また、後半には、「柏市図書パスファインダー」更新作業の進め方について、実際にパソコンを操作しながら学ぶ時間を持ちました。
学びを支える学校図書館整備のために欠かすことのできない知識やスキルを広く学ぶ研修となりました。
「心豊かに 楽しく学ぶ 学校図書館」へ 高柳西小学校
高柳西小学校は、静かな住宅地にある、12クラス・227人の児童が学ぶ学校です。
今年度は「課題解決力の育成」を目標の一つに掲げ、地域の方々のご協力も得ながら探究学習に取り組んでいます。図書館ではその学びを支え、授業での活用をより広げられるように昨年度からリニューアルを進め、明るく学びやすい場所になりました。
野菜や植物の栽培を軸に、学年ごとのテーマに取り組む学習では、疑問に思ったことを本や資料で調べます。「どうしたら元気に育つ?」「おいしく食べるには?」「野菜を売るには?」…調べたことは自主学習ノートにぎっしり!
こちらは6年生の「読書会」の様子です。調べる学習だけではなく、本を読んで感じたことや自分の考えを伝える力が育つよう、学年ごとに年一回の実施を目指しています。
夏休み前の「新着本展示会」では、たくさんの本を少しずつ読む「味見読書」をしました。
気になる本はあったかな?
図書委員会も活躍中。1学期は課題図書の最初の一文を「本のまくら」として紹介しました。
館内の整備やPOPの作成、学級文庫の選定など、日々の図書館の活動を支えています。
これからも、子どもたちの探究心に応え、心豊かで楽しい学びにつながるような本との出会いを作れる図書館をめざしていきます。
「本×ICT」で学びを支える! 第4回学校司書全体研修会
7/24(金)沼南庁舎にて、1学期の振り返りと今後に向けた専門性の向上を目指し、学校司書の研修会を開催しました。
◆グループワーク 「授業で活用できる本リスト」作成
昨年度に続き、今年度は新たに21の単元について、並行読書などで使える本のリストを作成しました。
3人グループで本の情報を持ち寄り、単元の目標に合致し、学びを深める本を選びました。次回の研修ではリストの本を使ったブックトークの実習を予定しています。
◆ICT活用研修
ITサポート員(株式会社 教育システム)より、学校図書館管理システム「情報BOX」の運用や機能について説明がありました。図書の相互貸借時に63校の所蔵を確認できる「横断検索」など、授業を支える有効なツールを改めて確認しました。
続けて2名の学校司書が、ICTの活用事例を紹介しました。電子百科事典「Sagasokka!」や「Canva」を取り入れた授業支援、「電子書籍」の役立て方など、どの学校でもすぐに実践できて、学びを豊かにするヒントを共有しました。
◆選書検討会
小学校・中学校別のグループに分かれ、前期に購入した図書についての選書検討会を行いました。自校の選書方針や授業での活用事例を共有したほか、購入図書の中からおすすめの本を持参し、活発な情報交換が行われました。
今回の研修は、デジタル時代における学校図書館の役割、また学校司書の専門性を改めて捉え直す機会となりました。確かな選書とICTの融合で、子どもたちの豊かな学びと読書環境の充実を目指していきます。
探究的な学びを支えるために 司書教諭・学校司書合同研修会
柏市では図書館活用を進めるために様々な研修を行っています。今回は探究学習の進め方と学習に使用する資料の使い方についての研修です。柏市内の小中学校63校の司書教諭と学校司書が集まりました。
1「学校図書館における探究学習の進め方」 放送大学客員教授 堀川 照代 先生
初めに堀川先生から「探究的な学びはなぜ必要か」という問いかけがあり、それぞれが考えるところから講義はスタートしました。「探究的な学習」が物事の本質を探って見極めようとする一連の営みであることを確認し、探究プロセスの大切さや、情報活用能力を育成するために必要なことを学びました。
2「Sagasokka!でできること」 ポプラ社 こどもの学び事業本部
3 レノボ版「Yomokka!」について 柏市ITアドバイザー
柏市では電子百科事典「Sagasokka!」を活用しています。機能を理解することは、児童生徒の学習をよりよく進めるために必要です。また、今年度から電子書籍「Yomokka!」も導入されました。調べ学習とともに読書活動も進めていきます。
会場では司書教諭と学校司書が、早速自校での活用方法について話し合う姿が見られました。今年度の「学校図書館で問いをさがそう!~読む力・調べる力を学校図書館で~」という目標に向けて、それぞれの学校に合った活用を推進していきます。
やなぎっこの学びを支援する 高柳小学校図書館
高柳小学校は、「生きる力を備え、地域で活躍できる人材の育成」を教育目標に掲げ、地域とのつながりが深い学校です。
新しい書架とマガジンラックが入り、それに伴い館内整理を行いました。一層、本が見やすく、選びやすくなりました。
6年生は、修学旅行の事前学習を行いました。本の中から、初めて知ったことや調べてみたいことを抜き出し、発表しました。
「日光に行くのがより楽しみになった!」との声を聞くことができました。
4年生は、国語「白いぼうし」の並行読書を行い、「松井さんの超常現象をさがせ!」の課題に取り組みました。
めあてを持って読書活動を行い、読む力を身につけます。
3年生は、国語「めだか」で、要点をまとめる練習をしました。文章の中から要点をみつけるには練習が必要です。本や新聞記事を使って、繰り返し取り組んでいきます。
また、生き物の本を各々読み、その本でどんな発見をしたか発表することで、読書の新たな楽しさを知る時間となりました。
「雨の日に読みたい本」をテーマに、図書委員作成のPOPとおすすめ本を展示しています。天気の本、雨の日を楽しくする本、カッパが出てくる本、じっくり読めるミステリーなどなど、キャッチコピーが魅力的なPOPが並びました。
ソファが設置されたスペースで、休み時間に読書を楽しむ様子も見られます。
学校図書館での活動を通して、探求的な学びを進め、教育目標である「生きる力」を備えていってほしいと思います。
「目標に向かって主体的に学べる図書館へ」 光ケ丘中学校図書館
柏市立光ケ丘中学校は今年創立60年となります。今年度は1年生6クラス、2・3年生各5クラスあります。本校の学校教育目標の一つである「目標に向かって主体的に学ぶ生徒」を学校図書館の目標とし、日々読書活動を支えています。
学校図書館は2階の日当たりのよい場所にあり、1年生から3年生まで毎日多くの生徒が来館します。タブレットや教科書などを持ち込んで学習する人や静かに読書をする人など、それぞれが自分の時間を充実させるために図書館を利用しています。
※図書館入り口の様子
授業では、図書資料とICTとの併用が標準化されています。図書館だけでなく、各教室でも図書資料を使った授業が行われています。今年度はすでに家庭科、国語科等の利用が始まっており、今後は保健体育や社会科、理科でも利用予定です。
※館内の様子
※3年生公民「現代民主主義と社会」単元での調べ学習の様子です。授業内で模擬選挙が行われました。
※1年生国語「オツベルと象」での並行読書で準備された宮沢賢治の本です。さまざまな本を吟味しつつ「200文字で感想文をまとめる課題」を図書館で行う生徒も多くみられました。
学習図書委員会では学習委員としての日々の役割に加え図書館でのサポートも行い、月一回の委員会では図書館の利用方法などについても活発な議論が交わされます。また、作成したPOPと本は文化祭でも展示し保護者の皆さんの感想をいただきました。励みになるとともに、なによりも「本が好き!」があふれたPOPは多くの生徒を惹きつけ、次の貸出につながっています。
※POPと本をこのように貸出カウンターで常設展示しています。
今後も多岐にわたる授業支援が行えるよう、また「図書館に行こうかな」につながるような図書資料の充実を継続し、生徒や先生方にとって心地よい学校図書館を目指していきます。
学校図書館をより良く!司書教諭の研修会を開催しました
子どもたちの学びを支える学校図書館づくりに向け、市内の全小中学校から司書教諭が集まる研修会を5/28(木)に開催しました。
1. 司書教諭の役割と、調べ学習における問いの重要性
はじめに、司書教諭と学校司書の役割や市立図書館との連携について共通理解を深めました。 続いて、今年度の重点「学校図書館で『問い』をさがそう!」のもと、教育専門アドバイザーによる講義や読書バリアフリーの取り組みを紹介。さらに、自ら問いを立てる演習や、答えを求めて調べる演習を行い、問いを見出す大切さを共有しました。
2. 連携と年間計画づくりのグループワーク
最後に、学校司書との連携や年間計画の作成についてグループワークを実施。活発な意見交換が行われました。
学校図書館支援チームより
司書教諭や学校司書が学校図書館運営の両輪となり、子どもたちの「知りたい!」があふれる学校図書館を目指して、今後も様々な研修や支援を行います。
本で学び、本を楽しむ図書館を目指して 富勢西小学校図書館
富勢西小学校は全校で9学級、児童数167 人という小規模校ですが、同じ富勢地区にある小中学校との交流や、保護者や地域の方々による様々なサポートなど、地域との関わりが盛んな学校です。
図書館は児童の教室に近く、休み時間に気軽に立ち寄れる場所にあります。
図書館の使い方を教わったばかりの1年生が、休み時間に並んで本を読んでいる姿は、とてもほほえましいものです。
富勢西小学校では、授業での図書活用として様々な取り組みが行われています。
先日、2年生が本を使って調べ学習を行いました。「この写真の虫、気持ち悪い~」と顔をしかめつつも、本を熱心に読んで昆虫の生態や特色についてわかったことをカードに記入したり、発表したりしていました。
3年生は、百科事典「ポプラディア」を使って、調べ方のきまりに沿った作業に取り組みました。
4年生は、図工の授業で自分が選んだ本のワンシーンを紙粘土で表現しました。なかなかの力作揃いです。
朝読書の時間や、図書委員会によるイベントなど、読書活動の推進も行われています。
春の運動会の開催時期には、「図書館運動会」を行いました。本を借りるとシールがもらえ、それを廊下に貼られた「玉入れ」のイラストに貼って数を競うというものです。子どもたちは自分たちの組の「玉」がどれだけ増えているかを気にしながら、図書館での読書や本の貸し出しを楽しんでいました。
本で学び、本を楽しむーー。
そんな子どもたちの姿があふれる図書館を目指して、これからも充実した読書環境づくりに取り組んでいきます。
より一層の図書館活用を目指して 第3回学校司書全体研修会
5月13日、第3回学校司書全体研修会が開催されました。
研修① 講義・ワークショップ 「柏市の『調べる学習』」
テーマ設定の仕方、答えの見つけ方、著作権について注意すべきことの3点に重点を置き、効果的な「調べる学習」支援のために押さえるべきことについて講義がありました。出席者は、「調べる学習」が「書き写すこと」に終始しないよう、疑問の形に絞り込んでテーマを設定することや、答えと補足情報を区別して記す習慣をつけることなどを、実際にワークショップで確認しました。
研修② ステップアップ研修 「授業で活用できる本」
昨年度に引き続き、様々な学年・単元で図書館活用が広がるよう、「授業で活用できる本」リストを作成します。初回の取り組みとして、グループごとに担当単元を決め、作業の進め方について打ち合わせしました。
研修③ 講義 「多様化する児童生徒に対応する学校図書館」
「読書バリアフリー」の考え方について講義がありました。どの児童生徒も図書館を利用しやすくなるよう、柏市内各校の実態に合わせて環境整備を進めていきます。
研修④ グループワーク 「今年の学校図書館、どう取り組む?」
読書イベントや委員会活動の取り組みについて、具体的な予定や実践例などの情報交換を行いました。
研修⑤ 「体験ミニビブリオバトル」
思いのこもった1冊を持ち寄り、持ち時間2分のミニビブリオバトルを行いました。ビブリオバトルのキャッチコピーである「人を通して本を知る。本を通して人を知る」体験を通し、勤務校での実践につなげるねらいのある研修です。また、日頃顔を合わせることの少ない司書同士が親睦を深める貴重な時間となりました。
研修⑥ 新刊展示会
会場を移動し、「子どもの力 図書館のためのブックフェア2026」にて、選書を行う時間を持ちました。会場では、情報交換をしながら熱心に本を選ぶ学校司書の姿が多く見られました。
今年度予定されている中では唯一の終日にわたる研修でした。多くを学び、学校図書館の活用がより一層広がるよう、取り組みを進めていきます。
ココロわくわく 笑顔あふれる 本の宝箱 西原小学校図書館
西原小学校は、柏市の北西部に位置している児童数597名の学校です。
昨年度、校舎のリニューアルを終え、学校図書館も新しくなりました。
学校の中央1階に配置され、校庭に面した読書テラスを設置した造りです。
図書室の広い窓からは、大きないちょうの木も見え、季節の移り変わりが
感じられます。
今年度から、地域の方へ向けて放課後一般開放も始まる予定です。
木を基調とした親しみのある学校図書館は、児童からも好評で
思い思いの場所で読書をする様子が見られます。
大型モニターも設置され、授業が快適に進められる環境が整いました。
読み聞かせ、調べ学習等、各学年で活用されています。
こちらは5年生の国語。
新聞記事から情報ノートを作る授業の様子です。
児童の作品を飾るスペースも整備されました。
昨年度は、「生き物ブック」「ショートショート作品集」「POP」
などが展示されました。
「自分の作品が飾られているかな。」「来年、これをやりたいな。」と
作品に関心を寄せる児童の姿が見られます。
読書を楽しみたい、授業で学習していることに関連して本を借りたい、
校庭で見つけた生き物のことを知りたい、とたくさんの児童が本を探しに
来館します。
「知りたい!わかった!」を自分で解決できる力を育み、
笑顔あふれる学校図書館でありたいと思います。
第2回 学校司書(新規)研修会・学校司書(2、3年目)研修会
5/7(木)に、沼南庁舎において学校司書の新規研修会と2・3年目研修会を行いました。
【第2回 学校司書(新規)研修会】
(1) 講義「より良い支援のために」 指導課 教育専門アドバイザー
児童生徒の学びを支えることが学校図書館の使命であり、そのためには、先生方との連携が大切であることや、自校の図書館を知ること、授業支援で注意すべき点など、よりよい支援のための重要なポイントについて講義を行いました。
(2) 講義「市立図書館との連携」 指導課 指導主事
柏市の学校図書館は、市立図書館と連携し、本の貸借や「柏市子ども司書養成講座」、「市内中学生ビブリオバトル(知的書評合戦)」など、様々な取り組みを行っています。具体的なスケジュールなども交えながら、連携の意義について話をしました。
(3) 実務「選書・除籍・購入・蔵書点検・図書流通システム」 学校図書館コーディネーター
学校司書として欠かせない選書や除籍、蔵書点検、本の購入方法などについて、学校図書館コーディネーターから説明しました。各校での業務がスムーズに行えるように、PCを使いながら発注方法を確認するなど、実践的な研修を行いました。
【学校司書(2,3年目)研修会】
(1) 講義「より良い支援のために」 指導課 教育専門アドバイザー
授業支援の充実や、連携・協力の重要性、見通しを持って業務にあたること、環境整備に努めることなどについて、教育専門アドバイザーが講義を行いました。選書の方針、新着本展示会の計画、先生方へのアプローチなどについて、参加した学校司書全員に発表してもらい、各校の課題や取り組みについて情報交換する良い機会となることを目指しました。
(1) 実務「選書と除籍について」 学校図書館コーディネーター
見通しを持って、学校図書館の資料の更新を進めるために、どのように選書や除籍に取り組んだらよいか、学校図書館コーディネーターから説明をしました。ワークシートに、各校の課題を踏まえた選書や除籍の方針記入してもらい、年間計画を立てて実施することの大切さも実感してもらいました。
(2) グループワーク「今年チャレンジしたいこと」 指導課 指導主事
今年度の終わりにはこうなっていたらいいな、という自分の姿を思い浮かべて言葉にし、グループで共有してもらいました。
柏市では、学校司書の経験に応じた研修を行い、全ての学校図書館でより良い支援が行われることを目指します。
第2回 学校司書全体研修会
4/22(水)に第2回学校司書全体研修を行いました。
柏市は年間を通して研修を実施し、学校司書の資質・技能の向上を図っていきます。一堂に会する研修は今年度初めてなので、新規採用の学校司書と新体制になった学校図書館支援チームの自己紹介をしました。
続けて指導主事から「学校司書」への名称変更と学校司書の役割について説明を行いました。司書教諭をサポートし、両輪となって学校図書館の運営にかかわっていくことを確認しました。
・今年度の重点 ~学校司書として何にどう取り組むか~ 教育専門アドバイザー
令和8年度の取り組みの重点は、「学校図書館で『問い』をさがそう!~読む力、調べる力を学校図書館で~」 です。これを実現するために学校司書としてどう取り組んでいくか、その指針と具体的な方策についてお話しました。
読書の階段を上がれるような選書と授業を支える資料提供で、「読む力」「調べる力」の育成を支援します。
・グループワーク
①「本を使って自己紹介」
4つのグループに分かれ、新学期にふさわしい本・おすすめの本を使った自己紹介をしました。
自分と同じ苗字や名前の作者の絵本、季節を感じる本など、学校図書館オリエンテーションで活用できる工夫が多くみられました。
②「皆さんの学校ではどうしていますか?」
事前のアンケートで募った「他の学校ではどうしているのか知りたい」ことをグループで話し合いました。
先生方との打ち合わせ方法、子ども司書の活動、校務のデジタル化など日常の業務の悩みについて、経験やアイデアを共有しました。
・基本の仕事 学校図書館コーディネーター
今年度も「基本の仕事」として、日常の業務にかかわる大切なことや変更点について共通理解を図っていきます。
市立小中学校や市立図書館との相互貸借、蔵書点検について説明しました。
・ステップアップ研修 「体験 アニマシオンの世界」
『わすれられない おくりもの』(スーザン・バーレイ 作・絵 / 小川仁央 訳 評論社)を使って、読書のアニマシオンを体験しました。
持ち物をあてるクイズ、3つの質問で登場人物をあてるゲーム等にグループで協力して挑戦し、大いに盛り上がりました。
物語を集中して読み、挿絵を細部まで見ることで、登場人物の特徴や作品のテーマを深く読み取れます。アニマシオンは読書を楽しみながら、読解力を向上させることを体感してもらいました。
オリエンテーションを終え、学校図書館の活用が本格的にスタートしました。児童生徒が自ら「問い」を探し課題を解決する学びの場となるよう、読書支援や調べ学習などの学習支援の充実に、柏市で一丸となって取り組んでいきます。
学校司書研修会(新規)・第1回学校司書研修会
今年度から名称が「学校司書」に変わります。気持ちも新たに新年度が始まりました。
【学校司書研修会(新規)】4/2(木)に沼南庁舎において新規採用者の研修が行われました。
研修内容は以下の通りです。
・勤務の心得(指導主事より)
・学校司書として大切にすること(教育専門有バイザーより)
・学校司書の実務について(学校図書館コーディネーターより)
・情報BOX・進級処理について(ITサポート員 教育システムより)
柏市の学校司書としてどのような存在であってほしいか、心構えや役割、大切にしてほしいことを学びました。実務については4月から始まるオリエンテーションの実演が行われました。イメージが膨らみ実感がわいてきます。6日(月)の始業式から担当校での勤務が始まります。
【第1回 学校司書研修会】
4/6(月)にWEBにて学校司書研修が行われました。
研修内容は以下の通りです。
・令和8年度の勤務について(指導主事より)
・今年度の重点について(教育専門アドバイザーより)
今年度の重点は『学校図書館で「問い」をさがそう!~読む力、調べる力を学校図書館で』です。読む力、調べる力を身につけるために行われる授業で、柏市の学校司書としてどのように支援をしていくのか方向性が示されています。3名の新しい仲間が加わり62名、全員が同じ目標に向かい学校図書館を支えます。
また、今年度は指導主事、アドバイザー、コーディネーター、ITサポート員が「学校図書館支援チーム」として全校を支援する体制も整いました。新体制で柏市の学校図書館をサポートしていきます。
第7回 学校図書館指導員研修会
3月18日(水)沼南庁舎にて、第7回学校図書館指導員研修会が行われました。
1 実技研修 学校図書館オリエンテーション
・教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生 ・学校図書館指導員リーダー4名
はじめに、柏市学校図書館オリエンテーションの方針について、笹間先生よりお話がありました。マナー型(利用指導)と単元型(文献利用指導)を児童生徒の発達段階や経験、扱う単元に合わせて行います。毎年、全学級で実施していきます。教科学習で行う単元型は、Sagasokka!の活用も加え、情報活用能力の育成にもなります。
・小学校オリエンテーション
小学1年 「本の借りかた」
・中学校オリエンテーション
中学3年 国語「薔薇のボタン」
オリエンテーションの準備として、小1〜6 1年間で身につけたい力を段階的にまとめているワークシート、中1〜3 単元型のワークシートがあります。新年度、「読む力」「調べる力」を育てる場が図書館という認識を持つ良いスタートを切るためにも活用したいツールです。
2 基本の仕事⑥
学校図書館コーディネーターより、パスファインダーのお知らせや年度末の業務の確認と2026年度変更点について説明がありました。業務を行う上で、思い込みや更新できていない内容が、この基本の仕事の講義で再確認でき、情報を共有することができます。
3 実践報告発表
小学校4グループ、中学校2グループに分かれて、今年度の活動の中でも主に授業実践について発表を行いました。一人3分、授業支援の部分を中心に、事前打合せ、準備、授業での関わり、使用した資料、成果と課題など、指導員としてどんな働きをしたのかを発表しました。
発表終了後に、講評とこれからの柏市学校図書館について笹間先生よりお話がありました。
令和7年度の重点目標は「学校図書館で疑問を解決しよう!」でした。今年度も数々の授業で図書が使われました。他校の取り組みを聞き、たくさんの発見がありました。来年度に活かしていきましょう。
令和8年度の重点目標は「学校図書館で『問い』をさがそう!〜読む力、調べる力を学校図書館で〜」です。令和8年度版 学校図書館活用単元例<柏モデル>というリーフレットが参考になります。
・これからの柏市学校図書館について
学校図書館の役割とは、「学校の教育課程に寄与し、児童生徒の学びを支える」ことです。このことを認識すると、限られた勤務時間で、業務の優先順位が見えてきます。
また、読書のバリアフリーについてもできることから取り組んでいき、様々な立場の児童・生徒や悩みを抱えている子にも公平に向かい合えるような開かれた図書館も意識していきたいです。
研修後は、引き継ぎの時間がありました。指導員が1年かけて作成していく引継ぎファイルも柏市の財産です。異動する人は、異動先の引継ぎファイルを手に取ります。
来年度は、学校図書館指導員から「学校司書」に名称が変更されます。これからも変わらず研修の時間を大切に、自己研鑽を重ねていきます。学校図書館の役割と重点目標を認識し、図書館が児童生徒の学びの中心となるよう取り組んでいきます。
互いを認め合い、時代とともに成長し続ける場所を目指して 中原中学校図書館
柏市立中原中学校は、新柏駅近くの閑静な住宅街と豊かな自然が調和する地域に位置しています。令和7年度には創立40周年の節目を迎え、記念行事が行われました。現在402名の生徒が在籍しています。プレハブ棟の2階にある図書館には、13000冊の蔵書と新聞・雑誌がそろっています。毎年7月と10月は新刊展示会が行われ、今年度も300冊以上の本が揃いました。新刊の味見読書をきっかけに普段、手に取らないジャンルの本に挑戦する生徒の姿も見受けられました。
令和7年度からの新しい取り組みとして朝読書が始まりました。朝の15分間、全校生徒が集中して読書に取り組みます。朝読書をさらに充実させるため、各クラスの図書委員は毎月、おすすめの学級文庫を選び、読書活動を推進しています。クラスの様子をリサーチし、楽しみながら本を選んでいます。
授業では国語科を中心に本を活用した学習が行われています。1年生の国語の授業では「ベンチ」の単元でPOPを作成し、出来上がった作品約130枚を図書館の廊下に掲示しました。キャッチコピーで目を引くもの、イラストを効果的に使ったもの、形が特徴的なものなど、どのPOPもこちらの想像力を豊かにしてくれています。
3年生の国語の授業では「持続可能な未来を創るために」をテーマに本や新聞、インターネットを使い、調べ学習を行いました。一人ひとりが今、私たちに何ができるのか学びを深めていました。
委員会ではイベント活動に力を入れています。例年、文化祭では「先生のおすすめ本」の掲示を作成しています。出来上がったものは本とともに展示され、多くの地域の方々に見ていただき、大変好評です。今年度はコラボ給食を5回行いました。読書フェアではコラボ給食と掛け合わせ、関連本を借りた人に図書委員がCanvaで手作りしたブックカバーを配布する取り組みを行いました。たくさんの生徒が図書館へ足を運び、イベントを楽しみました。
変わりゆく時代を生き抜く生徒たちのために、図書館にできることを模索しながら、知識を深め、情報活用能力を養う「学びの拠点」として、生徒たちの成長を応援し続けていきます。
第3回 司書教諭研修会
1月26日(月)沼南庁舎にて、第3回 司書教諭研修会が開催されました。
➀学校図書館オリエンテーションの実際
柏市教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生
学校図書館オリエンテーションについて、柏市の基本方針をお話しいただきました。
オリエンテーションは図書館の利用方法を学ぶ「利用指導」(マナー型)と、情報の利用方法を学ぶ「文献利用指導」(単元型)を合わせて行います。小学1年から中学3年まで学年が上がるにつれ、教科学習で行う単元型のウエイトが高くなります。教育課程の中に位置づけて全学年で実施し、情報活用能力の育成を図ります。
学校図書館オリエンテーションの実演
笹間ひろみ先生と学校図書館指導員リーダーでオリエンテーションの実演をしました。
☆小学1年 国語「としょかんへ いこう」
初めて図書館を使う1年生のオリエンテーションは4段階に分けて計画し、研修では2回目の「本を借りよう」を実演しました。
☆中学3年 国語「薔薇のボタン」
読書活動の集大成の単元として、「読書の記録」を取る意義と本の情報の書き方を確認し、記録した本を紹介するオリエンテーションの実演をしました。
②パスファインダーを使ってみよう
柏市教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生
柏市の学校図書館が作成しているパスファインダーについて説明していただきました。
小学3年~中学3年の教科書単元に合わせて、現在74のパスファインダーを作成しています。毎年学校図書館指導員の研修で更新作業を行い、より良い情報提供をし、授業での活用を推進しています。
③授業実践報告 講師:市内小学校 司書教諭
学びを支える学校図書館を目指して
・司書教諭としての取り組み
・授業実践「行こう!日光!修学旅行」など
12月8日の学校図書館指導員研修会と同じ内容で、司書教諭研修会でもお話しいただきました。
司書教諭として学校全体の図書館活用を進めるために、
・年度初めに教員向け図書館オリエンテーションを実施し、見通しをもった年間計画を共有する
・各学年の図書館オリエンテーションは、司書教諭が指導事項を確認するワークシートを作成する
など、具体的な取り組みが紹介されました。
情報活用能力を育成する授業実践として、小学6年生の修学旅行事前・事後学習の様子を報告していただきました。
・見通しをもって取り組めるように学習の流れを意識させる掲示物を作成する
・調べ学習の入り口に「Sagasokka!」を活用する
・図書館指導員がパスファインダーを作成し、資料を準備する
など、指導や支援のポイントを紹介していただきました。
④実践報告会
グループに分かれ、自校の授業実践を報告しました。生成AIを使う時に図書を効果的に併用した授業など、学校図書館活用の実践を共有しました。
今年度もまとめの時期になりました。来年度を見据え、司書教諭と学校図書館指導員が協働し、子どもの学びを支える学校図書館を目指します。
知的好奇心がグングン伸びることを応援できる場に 酒井根東小学校図書館
酒井根東小学校は児童数385人の学校です。
図書館は校舎の1階にあります。どの教室からも通いやすい場所にあり、活発に利用されています。
各学年に1台ずつブックカートがあり、学年貸出された図書が教室でも授業で活用されています。
1年生の生活科「あきをみつけよう」では、秋の公園で見つかりそうな落ち葉や生き物などを本から探し、秋みつけビンゴを作成しました。また、それを元に公園で秋のものを見つけました。
今年も秋の読書フェアでPOPコンテストを開催しました。クラス全員が取り組む学級もあり、138の個性あふれる作品が集まりました。
全校児童で投票した結果、2位には2年生の作品が入る快挙!!低学年のみんなもがんばりました。
酒井根東小学校は0類から9類まですべての本が一つの部屋にまとまっているので、本が選びやすいのですが、さらに1月から書架のサインを3桁の表示に切り替えました。
切り替え作業は図書委員が大活躍!
わかりやすく、スッキリした書架になりました!
本が移動したところもありますが、1年生も本のラベルの3桁の数字を見ながら上手に棚に戻しています。
その他にも、夏休みに3日間行われた調べる学習教室、図書委員が企画した読書でビンゴなどのイベント、子ども司書による1年生への読み聞かせ、図書館前の展示を小学生新聞の話題と連動させるなど、様々な取り組みを行っています。
これからも、子どもたちの知的好奇心がグングン伸びることを応援できるように使いやすく進化していきたいと思います。
「知りたい」「読みたい」をかなえる楽しい図書館を目指して! 中原小学校図書館
柏市立中原小学校は、児童数661人の児童が通う小学校です。
昨年の3学期に図書館のリニューアルがあり、低学年と高学年で離れた場所にあった図書館が隣り合った2つの図書館になりました。
左側が8、9類の本や絵本、教科書に出てくる本などが置かれている「読書パーク」です。
ここをメインに使うクラスが多く、読書ボランティアさん主催の「読書の野原」(読書の記録)もこの部屋に掲示してあります。
1、2年生の野原には、花や葉っぱ以外に300冊読んだらもらえる鳥が貼られ始めました。
右側は、新たに図書館になった部屋で、0類から7類までの本が置かれた「情報パーク」です。ここには、大型モニターやホワイトボードがあります。
6年生が、国語「地域の施設を活用しよう」で政治について調べ、ホワイトボードに書いて発表しました。3年生は、国語「おすすめ図書カードをつくろう」を作成するため、読んだ本のおすすめポイントを発表し合いました。少しずつですが、授業に活用中です。
図書館の本を使っての授業は、各教室でも盛んにおこなわれています。5年生は、他校から借りた本も使って、総合で「福祉」について調べたことをまとめました。
2年生は、国語「お話びじゅつかん」でおすすめの場面の絵を描き、本の紹介をしました。
2学期には、大型モニターも入り、さらに授業しやすい環境になった新しい図書館。
もっと活用してもらえるような図書館を目指します。
笑顔いっぱい 夢いっぱい 心落ち着く子どもの居場所 田中北小ラーニングセンター
田中北小は令和5年に移転し、自然豊かな環境で約1200人の子どもたちが学んでいます。校舎2階の中央に位置するラーニングセンターは吹き抜けで広々としており、多くの児童が利用しています。落ちついた雰囲気の中で、2クラスが同時に利用でき、子どもたちの学びを深める場となっています。
6年生の国語「きつねの窓」の授業では、登場人物を入れ替えて物語を作り、1年生に読み語りをしました。物語の構造がわかりやすいお話や音の響きが良い物語から1冊選び、問いかけをいれたり唱和することにより、一緒に楽しめる参加型読み語りを目指しました。読み聞かせとは違った読み語りに1年生は大喜びでした。
1年生の国語やせいかつなどの授業では、担任と学校図書館指導員が授業に関係する本の読み聞かせをしています。子どもたちはいつも楽しそうに熱心に聞き入っています。本を通じて新しく学んだり、不思議に思うことを解決したり、その先の学びにつながるような活動を取り入れています。
図書委員会では、運動会に関するクイズやラーニングセンターの安全な利用を呼びかける看板を作成しました。また、絵本を題材にしたスタンプラリーでは、多くの児童が完走しました。さらに給食メニューとコラボレーションした読み聞かせを行ったことで、給食はおいしく好評でした。
今年度の柏市子ども司書養成講座受講者は19名。講座に加え、青空タイムや昼休みにラーニングセンターで読み聞かせやビブリオバトルを行いました。どちらも多くの児童や先生方が見に来ており大変好評でした。
地域への取り組みとして毎週木曜日の放課後にはラーニングセンターを一般に開放しています。市民ボランティアの方にご協力いただき、地域の方へ読書の場所を提供し、地域に根差した取り組みを行っています。
柏市立田中北小ラーニングセンターは、新しい発見の場、子どもたちの好奇心を満たす活動拠点として今後も広く活動していきます。
柏市大島田48番地1
04-7191-7369(指導課)