柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

みんなとつながる図書館♪ 柏第四小学校

柏第四小学校の図書館は,3校舎の3階にあります。
廊下には,読書ボランティアさんが作られたカーテンがあり,
その前で座って本を読んだり話したりすることが出来ます。

図書館の机は,グループの人と本の感想や調べたことを話し合うのに
便利な机でしたが,昨年からこんな状態に…。

でも,これがあるから図書館の利用が出来るようになりました。


休み時間の利用が制限されているので,学級文庫とは別に図書館から
本を貸し出すことにしました。
教科書で紹介されている本を3つに分け,学期ごとにスライドしていきます。

1年たつと全部読み終わる予定。だからその名も「教科書マスター」。
さて,どれくらいの人が「教科書マスター」になれるかな?


「他の学校でこんなの作ってたよ」と話したら,6年生たちが作ったのがコレ‼
動物の足型編から本のクイズ編まで盛りだくさん。

図書館のカウンター前だけでなく,1年生の手洗い場の前にも貼ってあり,
ソーシャルディスタンスを守る手助けをしています。


5年生も負けてはいません。本のPOPを一生懸命書いていました。

POPを見て「わぁー,この本おもしろそう」なんて言って,
借りていく他学年の姿を見るとうれしくなります。


コロナのせいで,他学年と接する機会がなかなかありませんが,
高学年の「四小を盛り上げていきたい」「お手本になりたい」という気持ちは,
きっと他学年の子たちに通じているはずです。

第9回学校図書館指導員研修

・9月7日(火)に,学校図書館指導員研修がWEB(Teams)で実施されました。
〇笹間コーディネーターより,二学期の授業支援についてお話しいただきました。探求的な学習の支援は,課題設定からまとめ・発表まで,一連の学習に関わることが大切だと確認しました。

また「秋の読書フェア」について,チャットを使って情報交換をしました。各校とも感染防止の対策を行いながら,楽しい読書活動ができるよう企画しています。


〇大野アドバイザーより,「学校図書館の選書」・「パスファインダーの更新」についてお話しいただきました。今年度は中学校の教科書改訂に合わせて,さらに多くの単元でパスファインダーを作成します。良い資料を揃えて,子どもたちの学びを支える学校図書館づくりを目指します。


〇後半は2グループに分かれて,ステップアップ研修を行いました。各グループ5名の指導員が国語単元に沿ってブックトークの実演をしました。どの本も「読んでみたい」と感じる,実践的な発表でした。

WEBでの研修も相互やり取りができ,充実した研修になりました。
学んだことを日々の実践に取りいれ,支援していきます。

第8回学校図書館指導員研修(新人研修)

9月2日(木),新人研修がWEB(Teams)で実施されました。

〇笹間コーディネーターより,レファレンス・読書会の授業支援についてお話をいただきました。
〇大野アドバイザーより,蔵書点検,選書・除籍の実務について教えていただきました。
〇グループワークでは,2学期の抱負や,実務での疑問など,新人指導員で情報共有をしました。

画面越しですが,顔を合わせたことで安心感があり,二学期の活力になる研修になりました。

開館できる日を待っています 南部中学校図書館

南部中の図書館は,3号館の2階,3年生フロアと1年生フロアの間にあります。
図書館へ向かう廊下には,2年生国語「夏の葬列」で作った本の帯が掲示されています。

図書館前には大きな赤い返却ポスト。
いつも返却本が入っています。それだけ本の貸出しがあるということです。

 

図書委員は各クラス1名。今年は10名の図書委員が活躍しています。
新着本展示会POP,先生方のおすすめ本のコーナーづくり,本の福袋など
アイデアを出し合って活動しています。

 

7月に全館蔵書点検を行いました。現在の蔵書冊数は,約10800冊。
図書館清掃担当の3年生が,蔵書点検の準備として,すべての本を倒してくれました。

 

残念ながら,現在は昼休み貸出しがなく,図書館に生徒たちの姿はありません。
開館できるその日のために,本を整え,環境を整え,みなさんを待っています。

 

「さらなる高みへ 伸びる南部中・繋ぐ南部中 ~気付き 考え 行動~」Team南部

第2回司書教諭・学校図書館指導員合同研修

・7月21日(水)に,TeamsによるWEB研修が実施されました。

★「学校図書館を使った探究的な学習について」
    柏市学校図書館コーディネーター 笹間 ひろみ先生

・笹間先生からは,選書の際の心得と学校図書館の3つの機能についての
 お話がありました。

★講義「GIGAスクール時代に求められる学び方と学校図書館のあり方」
    講師:東京学芸大学 森本 康彦教授


・戦後最大の教育改革で,新しい時代(Society5.0)に求められる学びとは何か。
 教育・学校図書館・私たちのミッションを軸に,熱のこもったご講義をいただ
    きました。


・「主体的・対話的で深い学び」を支える学校図書館として,授業における図書
     館資料活用促進と,
+αでのICT活用促進を図ることが重要です。
     森本先生のご講義は1時間30分でしたが,内容が濃く,あっという間に過ぎて
  いきました。

  私たち図書館指導員の「学び」の意識改革も必要だと感じた研修でした。

第6回学校図書館指導員研修

・7月5日(月)沼南庁舎にて,第6回学校図書館指導員研修が実施されました。
 午前と午後に分け,少人数で行われました。
 主な内容は以下の通りです。
  ①ステップアップ研修 体験ビブリオバトル
  ②グループワーク 選書検討会・おすすめ本の紹介

 
 グループごとに本の紹介を行いチャンプ本を決めました。
 いつもは生徒たちの発表を見守る指導員ですが,
 全力でビブリオバトルに臨みました。


 選書検討会では本の情報交換をします。
 より良い選書を目指して,指導員が情報を共有しました。
 
 今年度初めての対面研修で,たくさんの刺激と学びを得ました。
 それぞれの勤務校で生かしていきたいと思います。

本はともだち! 柏第三小学校

 柏第三小学校は広さも生徒数も柏市内で最大規模の学校です。図書館は低学年向けの第一図書室,中高学年向けの第二図書室に分かれています。

 ★ 朝礼で校長先生による本の紹介
 
 月の初めにビデオによる全校朝礼があり,毎回,校長先生が時節柄に合わせた絵本の読み聞かせやブックトークを行っています。紹介された本は大人気で,すぐに借りられていきます。
 
 ★ 実体験に基づく学び


 三年生の理科ではチョウの育ち方を学習します。担任の先生方や理科支援員さんのご協力により,一クラスに数匹ずつのモンシロチョウやアゲハの幼虫を置き,観察しました。第一図書室にも関連図書といっしょにアゲハの幼虫を置いたところ,子どもたちは興味津々! 幼虫はサナギになり,やがて美しいチョウになって青空へと飛び立っていきました。その様子をきらきらした瞳で見守る子どもたちの姿を見て,実体験に基づく学びの大切さを感じました。

 ★ 外国語学習


 三小の外国語ルームにはクラス人数分の英和・和英辞書を備えてあります。今日は外国語専科の先生に辞書の使い方の説明を受けています。辞書や本を活用しながら,五年生は日本の文化紹介,六年生は世界の国紹介をそれぞれ英語で発表します。

 ★ 使ったあとはお片付けタイム!

 
 図書の時間には,担任の先生や指導員による読み聞かせはもちろんのこと,並行読書や調べ学習も盛んに行われています。そして,最後はお片付けタイム! 次に使う人のことを考えて本をきちんと整理整頓します。

 ★ 図書委員会の活動

   
 図書委員会の活動も活発に行われています。一学期のイベントは〔スタンプラリー〕と〔ほんだなコンテスト〕。図書委員さんたちがテーマ別に五つの本棚をつくり,子どもたちは一番本を読みたくなった本棚に投票します。
 本が大好きで,イベントの参加率も高い三小っ子たち。好奇心旺盛な子どもたちがたくさんの本と出会えるよう,これからも応援していきます。                                                

”本は人を育てる”意識の高い学び 土中学校

 規模は小さく生徒は全234人でクラスですが創立75年の歴史ある学校です。特色として屋上にプールがあります。図書館は2か所あり2階に文学(9類)を中心の閲覧室。3階には調べ学習の出来る(1類~8類)の図書館があります。
本の役割


学習図書委員の活動

 廊下の掲示物作成を手掛けています。自主学習の土の音(つちのおと),
新刊本の
POPの展示が予定されています。活動的な
委員たちです。


読書会

  有志による読書会を開きました。第1回目は芥川龍之介の
の話し合いをしました。1回目は7人でしたが2回目は15人でした。
気になる所を話し合いました。


癒しのコーナー
 ちょっと休憩。立体折り紙・綿棒で作る立体図形に挑戦しました。

 

授業支援

 2年生社会タブレットと図書館の本を使った調べ学習を実施しました。







第1回司書教諭・学校図書館指導員合同研修

・今年度第1回の司書教諭との合同研修会が,5/26(水)にWEB研修(Teams)にて実施されました。
 主な内容は以下の通りです。
★研修 ①今年度の柏市学校図書館活用
    ②司書教諭と学校図書館指導員の役割
     講師:笹間ひろみ 柏市学校図書館コーディネーター





※それぞれの学校で熱心に研修を受けています。


★講義 「子どもたちに読書を 学校図書館を勧めよう」
     講師:帝京大学 鎌田和宏教授



鎌田先生のお話は,「GIGAスクール構想」が本格実施される学校教育の中で,学校図書館の役割を再認識する機会となりました。
なかなか対面での研修がかないませんが,柏市の学校図書館を盛り上げるために日々自己研鑽に努めていきたいと思います。

第4回学校図書館指導員研修(初任者,3年目研修)

・5月10日(月)沼南庁舎にて,初任者研修と3年目指導員研修が実施されました。

・初任者研修(午前の部)


大野アドバイザーより,柏市立図書館及び,学校間の「図書流通システム(相互貸借)」について,またTooli-sの画面を見ながら選書リスト作りについて学びました。

・3年目研修(午後の部)
3年目の研修では,各校での授業実践について一人ひとり実践発表を行いました。WEBでの研修が多くなっている中,対面での実践交流は非常に学ぶことが多く,有意義な研修となりました。

子供たちの“読みたい”を大切に 柏第二小学校

親子二代,三代と続く卒業生を送り出してきた歴史ある柏第二小学校。先日この学校の卒業生だというボランティアの方が本棚にあった古い本に目をとめてこれは自分がかつて読んだ本だと懐かしそうに教えて下さいました。

第一図書室入口


◇ 2つの図書室

現在柏二小には第一図書室と第二図書室があります。

森の入口をイメージした飾りつけで子供たちを迎える第一図書室は多目的に使用できる広いスペースになっており9類(絵本や物語)の本が配架されています。

第二図書室には0類~8類の本が置かれています。動物の本やクイズ折り紙料理の本などが特に人気です。

子供たちはこの2つの図書室を行き来して多種多様な本とふれあいます。

どちらの図書室もカウンターにパーテーションを設置し机も対面を避けた配置にして感染症予防の対策にも配慮しています。

第一図書室



◇「四季の貯本箱

柏二小の学区では中学校卒業までの9年間読書の記録をつける「四季の貯本箱」という活動を続けています。本の借り方返し方を学んだばかりの1年生も先日最初の1枚を記入しました。

この記録用紙は9年後どれだけの数になっているでしょうか。 

読書の記録


◇ 図書委員の活動

感染症予防対策のため貸出に制限を設けている休み時間の図書室で図書委員の子供たちは本棚の整理をしたり傷んだ本の修理をしています。

また5月から図書委員が担当のクラスのために選書をして定期的に教室へ届ける「移動図書館」も始めました。少しでも多くの本とふれあい新たな出会いにつながるような試みになることを期待しています。

本の修理


「ずっとこの本が読みたかったの。」

嬉しそうに小さな声で教えてくれた子がいました。

学校図書館はワクワクのつまった宝島。次はどんな宝物を見つけてくれるのでしょうか。


図書カウンター

第3回学校図書館指導員研修(初任者,2年目研修)

・4月6日(火)沼南庁舎にて,初任者研修と2年目の指導員研修が実施されました。

・初任者研修(午前の部)
 学校図書館コーディネーターの笹間先生からは授業支援についてお話があり,その後 柏市学校図書館ITサポート員の本間さんからリモートで進級処理を教わりました。

 学校図書館アドバイザーの大野先生からは,学校図書館オンラインの使い方,365メールの運用についての講義がありました。
 内容の濃い3時間となりました。明日からは学校勤務です。

・2年目研修(午後の部)
 対面での研修が少ない2年目の指導員を対象に実施されました。
 笹間先生からは授業支援についてのお話があり,その後,本の修理の実技が実施されました。昨年度はコロナ禍で対面での研修がほとんどできませんでしたが,1年間の実務経験を経て着実に成長した姿が見られました。

令和3年度 第2回学校図書館指導員研修会

・4月5日(月)に,第2回学校図書館指導員研修がWEB会議(Teams)にて実施されました。

 今年度お世話になる指導課の先生方です。よろしくお願いします。

 指導課の鈴木先生からは,柏市学校図書館活用指針,服務について説明がありました。

 柏市学校図書館コーディネーターの笹間先生からは,学校図書館活用推進のための具体的な方針が示されました。学校内での連携体制づくりから,リーフレットの活用,公立図書館との連携について講義されました。

 学校図書館アドバイザー大野先生からは,学校図書館の実務~新学期編~として,進級処理,オリエンテーションなどお話がありました。 

 今年度の研修も,WEBでの実施が増えていくと考えられます。児童生徒の「自発的・主体的学びの場,創造的な活動の場」を学校図書館が提供できるように,研修からの学びを大切にしていきたいと思います。


第10回学校図書館指導員研修

学校図書館指導員WEB研修が,3/16(火)にTeamsを使って行われました。
リーダーも沼南庁舎大会議室に集まり,発表をしました。
主な内容は以下のとおりです。
①学校図書館を活用した授業例の紹介
②小・中学校の実践報告
③オリエンテーション実技研修
④諸連絡


①笹間コーディネーターより,
学校図書館指導員の支援の様子や図書館を活用した授業について,豊富な写真で紹介がありました。



【各リーダーの発表】
②小学校は田中北小の「AIとのくらし」の実践と「年間図書館活用報告」を,中学校は柏中学校の「中2 総合 SDGs」の授業実践と「四季の掲示物」の紹介がリーダーよりありました。


③オリエンテーション実技研修では,小学校全学年の流れを紹介。その後3年生向けのブックトーク実演がありました。
 4年生国語の単元「分類をもとに本を見つけよう」を例に,具体的な資料を用いての発表を行いました。
  中学校のオリエンテーションでは,分類番号と奥付の確認をした後,文豪ブックトークの実演がありました。



Teamsを使っての研修も回を重ねる毎にスムーズに進行しています。
全体で集まっての研修はまだまだ難しいですが,一つ一つの研修を大切に,
今だからこそできる実践を学校図書館から発信していきましょう。




本は心の栄養です 柏第八小学校

柏第八小学校学校図書館は、第一図書室・第二図書室・情報センターがあります。


第一図書室 
中・高学年向けの読み物の本が置いてあります。

カウンター前ではソーシャルディスタンスを守って並びます。

並ぶときの足形は,飼育委員会さんの力作!!(どうぶつ足形)



第二図書室 低学年向けの読み物の本が揃っています


畳の部屋でくつろぎながら本を読むことができます。
1年生も静かに一人で本を読むことが上手になりました。


八小図書委員会はみんなに本に興味を持ってもらえるように,
イベントを開催し,日々忙しく活動しています。

今年はコロナ感染対策として,感染症についてわかりやすい絵本を作成しました。

一クラスに一冊を配布して感染症を予防しようと呼びかけました。

秋の読書フェアでは,毎年恒例のPOP大賞を実施。


今年も沢山の応募がありました。全校生徒の投票により,1位・2位・3位を決め,
校長先生賞・教頭先生賞・図書委員会賞も発表しました。


全校児童にたくさん本を読んでもらえるように,
図書委員会は常にきれいな図書室をめざして,毎日の本の整理も頑張っています!!

コロナ対策のため,今までのような学校図書館の使い方は出来ませんが,
新しいルールを守りながら,毎日の読書活動を続けていけるよう,
「本は心の栄養」を合言葉にして,読書で心を豊かにすることを目指します。

 

学びと読書を支える学校図書館   風早中学校

立70年以上,伝統ある風早中学校の図書館はB棟3階の端にあります。

スペースは広くありませんが,両サイドの窓から光が入り,明るい図書館です。


 入り口の展示は1年生が国語で作成したPOPです。

芥川龍之介の作品の世界にひきこまれます。


★学習センターとして

 3学期は全学年,図書とインターネットを活用して学習しました。

 1年生は林間学校で行く「福島県」,2年生は「職業」,3年生は理科で「天体」を調べました。

コロナ感染予防のため,図書は教室に運び,自分の席で集中して取り組んでいます。

★情報センターとして

 風早中の学校図書館には定期購読している新聞があります。図書委員が今年度の記事から気になるニュースをピックアップしました。


新型コロナウイルス,戦後75年,環境問題,SNSの使い方など・・・。図書館には様々な情報が集まっています。


★読書センターとして

 風早中学校は,小学校からの「読書の記録ファイル」を大切に引き継いでいます。朝読書や家庭で読んだ本の記録は9年分に!

 3年生は国語の時間に,小学校からの読書の記録を振り返り,15歳までの「人生の3冊」を選びました。 


懐かしい本を再読する生徒も・・。思い出も一緒によみがえります。


これからも「学び」と「読書」を支える学校図書館づくりを続けていきます。


今,出来ることを 柏第二中学校図書館

 学級数24,生徒数約770名の柏第二中学校は,市内でも最大規模の中学校になります。
そんな二中の図書館は,校舎2号館の2階,職員室のほぼ真上に位置します。
 
 今年度は,図書館の利用前後に手指の消毒をしたり,密にならないように声掛けをしたり,図書委員さんの仕事も様変わりしました。全ての返却本は開館日でも廊下の返却BOXを利用しています。もちろん,通常の貸出や本の整理はしっかり行います。秋の文化祭には,新刊本のPOPを制作し展示しました。

 昨年度までに比べ,図書館を使った授業時間数は減ってしましましたが,資料をいつでも利用できるように準備しています。複数冊ある本にはナンバーリングし,ケースに入れてすぐに教室へ運べる状態です。
 みんなが毎日通る廊下の棚を整理し,本を展示するスペースを増やしました。部活動の本や,3年生に向けた入試関連の本が飾られています。

 三学期の始めに,図書館内のリニューアルを行いました。配架を見直し,分類記号順に本を並べ替えました。窓際の棚から0類・1類・2類~9類まで,時計回りにスッキリ並べられています。これなら初めて二中図書館に来た人でも,どこに何の本があるのかすぐに分かります。

 制限が多い今,その中でも出来ることをみつけて図書館は動き続けます。
一日も早く,みんなが安心して自由に図書館を利用できる日がくるように,願ってやみません。

第3回司書教諭・学校図書館指導員合同研修

 今年度初となる司書教諭と学校図書館指導員の合同研修が1/19(火)に行われました。
 コロナ禍のため例年のように一堂に会することはできず,各校から参加するWeb研修となりました。

 主な内容は,【学校図書館の活用について】と【著作権について】でした。



【学校図書館の活用について】
 柏市では小・中学校(計63校)すべてに司書教諭と学校図書館指導員が配置されており,学校図書館,ICT環境の整備が進んでいます。その恵まれた環境を子どもたちの学びと成長に活かせるよう,司書教諭の役割について指導主事の鈴木先生からお話がありました。
・司書教諭と学校図書館指導員は学校図書館活動を支える両輪である
・学校図書館活用のインフルエンサーとして,勤務校の先生方に働きかける

 また,昨年度の学校図書館活用のデータが示され,授業で学校図書館を活用した回数(1校あたり)は,小学校788回,中学校153回でした。
 今年度もコロナ禍の中ではありますが,各校で知恵を絞って子どもたちの学びに寄り添っています。


【著作権について】
 「知っておこう!著作権」と題して,学校図書館コーディネーターの笹間先生より講義がありました。事前に寄せられた質問をふまえた演習問題形式のワークシートが配られ,司書教諭と学校図書館指導員は相談しながら課題に取り組みました。
 研修後には,「実際の教育活動で生じる事例が取り上げられていて,とても勉強になった」,「丁寧な解説があり,抑えるべきポイントがわかった」,「ほかの先生方にも知らせたい」などの声が聞かれました。
 今後はオンライン授業の活用など,ますます著作権を理解した取り組みが求められることと思われます。著作権に関する意識を高めるよい機会となりました。

 年度末には,司書教諭,学校図書館指導員ともに「学校図書館活用実践報告」の提出があります。それぞれ冊子にして新年度に配布される予定です。お互いの実践例を参考に学び合い,切磋琢磨していきましょう。

新しい年をむかえました  旭東小学校図書館

年が明けてもなお収まることのないコロナの対策のため、図書館では出入りの際の手洗いの徹底、密の回避、パーティションの設置などに取り組んでいます。そのような中でも図書館を楽しく利用できるよう、サポート教員の方と協力して明るくわかりやすい表示をしています。


―図書館出入口の表示―


         ―図書館出入口―

         ―館内の様子―



―返却はブックトラックへ―


 今年度は感染防止を考え、本の貸し出しは一度に一冊までという制限のほか、貸し出し日も学年ごとにするなど、本をたくさん読むことが難しい年でした。そこでこの冬は、さみしげな読書の木の代わりに、図書委員のおすすめ本を書いた飾りをつけたクリスマスツリーを展示しました。ツリーのとなりには、子どもたちが紹介したい本を書いてくれた「おはなしのプレゼント」のカードをたくさん貼りました。このカードは、12月の図書館だよりで募集したものです。



いろいろな制限があっても、図書館の利用を続けられるように工夫していきたいです。

「本」でつながる学校図書館 柏第七小学校

 新型コロナウイルスにより学校図書館の利用が制限される中でも,柏七小の
学校図書館では図書委員を中心に活動をしています。

★秋の読書イベント「読書すごろく」

 図書委員会では,  恒例の秋の読書イベントに「読書すごろく」を行いました。
「読書すごろく」の内容は図書委員たちが考え,低学年用・中学年用・高学年用の
3種類を作成しました。
 期間中はたくさんの子どもたちが,マスに指定された本を借りてスタンプを集めました。
マスをうめていくと,中間とゴールの2回「しおり」がもらえます。
ゴール用の「しおり」のイラストは図書委員が描きました。


★「読書の木」にはいっぱいの実がなりました

 今年度より「読書の木」のスタイルを変更しました。
学校目標の100冊を中心に,読書の記録が,低学年は50冊・100冊・150冊,
中学年は40冊・80冊・120冊,高学年は30冊・70冊・100冊に達すると,
それぞれ,葉っぱ・果物の実・金の果物の実のカードを読書の木に貼ります。
金の果物の実に到達した人には,「プラスワン貸出券」をプレゼントします。
このカードを貸し出しの時に見せると,通常1人2冊の貸し出しにもう1冊借りる
ことができます。今年度中ならいつでも使用できるカードで,2学期の終わり頃から
このカードを使用する子どもたちが増えてきました。



★5年生の作品を学校図書館に展示しました

 5年生が宮沢賢治の「雪わたり」を学習後に,宮沢賢治の他の作品や,
自分の好きな本の「帯」や「POP」を作成しました。
学校図書館ではその作品を本と共に展示しました。
どれも力作ぞろいで,他のクラスの5年生はもちろん,違う学年の子どもたちも
それを見て本を借りる人が多くいました。
自分の紹介した本が借りられていると,  書いた本人が喜ぶ姿が見られました。
柏七小の子どもたちが,学年を超えて本でつながることができました。



 
 これからも,子どもたちと共に学校図書館も多様な可能性を
広げていきたいと願っています。