柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

第7回 学校図書館指導員研修会

3月21日(木) 沼南庁舎にて、本年度最後の学校図書館指導員研修会が実施されました。 
 

(1)活動報告発表会 
「学校図書館活用実践記録」を元に、各校の学校図書館の様子や授業支援について発表会を行いました。

 

授業支援にあたり特に力を入れて取り組んだ内容や、児童生徒を読書に誘う工夫をこらした企画の紹介など、各校の特色ある取り組みが多く報告されました。 来年度の実践のヒントにしたいと思います。
 
(2)講評と次年度へ向けて 笹間コーディネーターより 
活動報告発表会を受けて、笹間コーディネーターより、講評がありました。令和五年度の重点は、「調べる学習活動の充実」でした。

令和六年度の重点は「教科学習での学校図書館活用」です。今年度の経験を活かし、いろいろな教科で学校図書館を活用していきたいと思います。 
 
(3)実技研修「学校図書館オリエンテーション」 
どの学校でも新年度必ず実施する「学校図書館オリエンテーション」について、指導課の先生方と小学校・中学校それぞれのリーダーが実演しました。

学校図書館を「学習に活用する場所」と位置付けて、貸出返却等の利用指導に加え、調べ学習のための文献の正しい活用方法を紹介する内容でした。 来年度は全ての学級でオリエンテーションを実施し、授業を支える学校図書館の取り組みをさらに進めていきます。

短い時間でしたが、学校図書館指導員の1年間の集大成となる、学びの多い研修となりました。 

~たのしく なかよく かっこよく~ 田中小学校 

  田中小学校図書館は、令和4年4月新校舎完成とともに新しくなりました。

広くて明るく、木のぬくもりが感じられる温かい図書館です。

子どもたちは図書館が大好きで、休み時間には友達と誘い合って図書館へ来てくれます。

 田中小学校図書館の、今年度の取り組みを紹介します。

 

♪新刊展示会♪

 夏休み前と秋の読書フェアー期間の2回、新刊展示会を開催します。

みんな仲良く、味見読書を楽しみ、お気に入りの1冊を探します。休み時間も図書館は大賑わいです。

★田中小の給食室のいちにち★

 

 今年度、青少年読書感想文全国コンクール、小学校中学年の部の課題図書『給食室のいちにち』

を使って、栄養士の先生から「田中小給食室のいちにち」を教えていただきました。

 毎日あたりまえに食べている給食が、こんなにもたくさんの人が関わり、丁寧に作ってくださっている

ことを学びました。実際に給食室で調理に使われていた大きなしゃもじやひしゃくをさわらせてもらい

子どもたちは大興奮でした。

 

♫6年生から1年生へ読み聞かせのプレゼント♫

 

 6年生は、総合的な学習の時間、1年生へ読み聞かせを行いました。

お気に入りの本を選び、図書館を活用した授業の時間や休み時間を使って一生懸命練習しました。

さすが6年生、練習の成果を発揮し1年生は食い入るように読み聞かせを聞き、お話の世界へ

引き込まれていました。

 

☆田中小図書館オリジナルキャラクター決定!!☆

 

  図書委員会では、1年間様々な取り組みをしました。

「図書クイズ」「夏のスタンプラリー」「読書でビンゴ」「おすすめ本ポスター」…

3学期には6年生が中心となり、田中小図書館オリジナルキャラクターを募集し、300件

以上の応募がありました。その中から【本ねずみのたっぴー】に決定しました。

 たっぴーをもっと知ってもらうために「本ネズミのたっぴーをさがせ!!」を開催し、

図書館に隠れているたっぴーを見つけた子にしおりをプレゼントしました。

 

♪5年生子ども司書認定♪

 

【入り口を入ってすぐにある展示コーナー・子供たちの作品を飾ります】

 3月1日(金)の全校朝礼で田中小子ども司書講座を受講した5年生11名が認定されました。

田中地区では、田中スタンダードという子どもたちにぜひ読んでもらいたい推薦図書があります。

子ども司書は、田中スタンダードのPOPを作成しました。来年度、子ども司書としての活躍に期待します!!

 

 

 

令和5年度の柏第三中学校図書館

 柏第三中学校の学校図書館は、校舎3階東階段正面に第一、第二と二部屋に分かれています。0類から7類までの本が置かれた第一図書館と、8類と9類の第二図書館です。

 年度初めには、1年生から3年生まですべてのクラスで学校図書館オリエンテーションを実施しました。

 

初めての中学校の図書館にドキドキの1年生。

昨年のことを思い出しながらの2年生。

3年生は国語の授業の中に組み込んで情報の扱い方などを再確認しました。

 夏休み前には一回目の新刊展示会。

館内に並べられた新しい本をたくさん手に取ってもらうことが出来ました。

 

 5月から準備を開始した「市内中学生ビブリオバトル(知的書評合戦)」。

2学期に入ってブロック予選が始まりました。  

図書委員会で校内予選を行い、学校代表がブロック予選を突破し、決勝戦では準チャンプ本賞を受賞しました。

 

 秋の読書週間に合わせて、国際子ども図書館から抽選で貸し出された「中学生向け 科学セット」の展示会を行いました。

普段なかなか手にすることが難しい貴重な本約40冊を展示し、楽しむことができました。

 

 12月には、図書委員会主催の「冬の読書まつり」を行いました。

お楽しみ企画は図書委員お手製のビンゴゲームです。期間中は、通常の倍以上の貸出数となりました。

 

 また、図書委員は1年を通して毎週火曜日のお昼の放送で本の紹介をしています。

全校生徒に向けてのブックトークは緊張しますが、原稿を準備し発表の練習をして本番に臨みます。紹介した本のPOPを作成し、掲示するところまでが図書委員の仕事です。

 

 令和5年度もまとめの時期となりました。今年度の目標は達成できたでしょうか?

達成した人も、そうでない人も学校図書館は皆さんを応援しています。いつも変わらずにそこにある図書館にぜひ足を運んでください。

手西っ子と共に「学び」・「進む」学校図書館 手賀西小学校

手賀沼の南部,周囲を自然に囲まれた高台にある手賀西小学校。

112名の児童は,年間通して1年生から6年生までが8つのグループに分かれて様々な活動を行うので,

学年関係なく仲がいいです。低学年が高学年と手をつないで図書館に来る姿をみることもあります。

★授業ではICTと本を使って★

1年生は,2学期の国語「はたらくじどう車」の単元で自分が調べたい車を,本とタブレット端末を活用して

「のりものカード」を作成しました。本を選ぶのも早くなってきました。 

 

4年生は手賀沼について調べました。インターネット上にある難しい言葉などは,本で確認しながら進めています。

他の学年でも,ICTと本を上手に併用して学習しています。

 

★新しいことを取り入れています★

 

今年度から低学年の図書館活用授業に,教頭先生が入ってくださっています。

時には大型絵本の読み聞かせも…。みんな大喜びです!

「二人読み」・「辞書引き」・「読書会」など,学年に応じて学校図書館活用授業を進めています。

 

秋の読書イベントとして,全校参加で「ことばの宝箱」を実施しました。

お気に入りの本から,たくさんの素敵な言葉が集まりました。

先生方にも参加していただき盛り上がりました。

 

冬の読書イベントは校長先生提案の「ブックサンタ」です。

図書館の本から,友だちに読んでほしい本を選びメッセージカードを添えて渡します。

みんな楽しそうに真剣に本を選んでいました。

イベントの景品(しおり)や掲示物は,8名の図書委員が協力して作成してくれました。

 

年間を通して,手西っ子と学校図書館は新しいことを取り入れながら繋がっています。

これからも,「学び」・「進む」学校図書館でありたいと思います。

司書教諭研修会

 1月29日(月)沼南庁舎において「令和5年度司書教諭研修会」が開催されました。

柏市では昨年度まで学校図書館指導員との合同研修との形で司書教諭研修が行われてきましたが、今年度より「司書教諭研修会」として学校図書館の専門的職務を担っていただく司書教諭の研修を開催することになりました。

教育委員会指導課では、学校図書館指導員との2回の合同研修と合わせ、年間3回の司書教諭研修で柏市内63校の学校図書館活用が広がっていくことを目指しています。

 

★司書教諭の役割 ~学校図書館指導員との連携~

  羽山指導主事より

 学校図書館における司書教諭としての業務と学校図書館指導員との連携についての講義のあと、各学校図書館での業務について交流し、確認しました。 

  

 

★学校図書館オリエンテーション

  学校図書館コーディネーター 笹間ひろみ先生 より

 来年度の学校図書館始動に向け「学校図書館オリエンテーション」の意義についてご講義いただきました。

年1回のオリエンテーションでは「利用指導」によって身についた基本的知識や技術の延長上に「情報活用能力の育成」があり、教科担任(担任)と学校図書館指導員の協働で行うことが確認できました。

 

引き続き、学校図書館指導員リーダーと共に実践例の実演がありました。

 ①小学校 4年国語「学校図書館利用指導と本の分類について」

 ②中学校 3年国語「俳句の味わい」

 

★「体験読書会」

 笹間コーディネーターからの「読書会について」のご講義のあと、事前に読んできていただいた本で3グループに分かれ「読書会」を体験していただきました。

 ①「ジオジオのかんむり」 小学校低学年

 ②「キング牧師の力づよいことば」 小学校中・高学年

 ③「杜子春」  中学校

半数以上が「『読書会』は初めて」との声がある中、司書教諭は読書会での読書の新たな楽しみ方を感じていたようです。

 

★実践報告会

 「令和5年度 学校図書館活用実践記録」に掲載した実践例を示しながら、学校図書館活用の発表を行いました。各校学校図書館の活用にどのような工夫をしたのか、国語だけではなく幅広い教科での活用事例の報告がありました。

 

 

柏一小図書館へGO! 柏第一小学校図書館

 柏駅前の賑やかな一角に,四季折々の木々に囲まれた柏一小があります。今年創立115周年を迎え,数々の伝統が受け継がれてきました。多くの卒業生が学んだ学校図書館は,教室から遠い第三校舎にありますが,図書館へ向かう階段には『図書館へGO!』の張り紙!毎週の授業や休み時間には,児童でいっぱいです。

図書館活用が進む,柏一小の取り組みを紹介します。

 

【調べよう!本とICTの併用】

 1年生が初めてSagasokka!を活用する調べ学習の授業です。一つ一つ確認しながら,操作を覚えていきます。簡単なクイズに答えながらどんどん進めていくと,鳥の鳴き声も聞くことができました。

これから本と併用しながら,たくさんのことを調べて学んでいきます。 

  

 

【新着本展示会】

 今年柏一小図書館に新しく仲間入りした本の展示会を行いました。

新調した布を机に敷き詰め,図書館はいつもと違う雰囲気です。全クラスが来館し,一冊一冊少しずつの味見読書をしました。多くの本と出合い,触れ合うことができました。

 

【おはなし隊さんのゾロゾロこわ~いおはなし会】

 創立記念行事『いちょうっ子まつり』で,読み聞かせボランティアのおはなし隊の方々が,怖いテーマのおはなし会を開いてくれました。怖い本が好き,苦手の児童たちもみんな興味津々です。

ある食べる場面では,大きなそしゃくの音も流れ…とてもドキドキした様子!

おはなし隊さんは,毎月学年ごとに定期的に読み聞かせをしてくれます。

「今日はどんな本かな?」児童たちの待ち遠しい時間になっています。

 

【日本の特産品が勢ぞろい】

4年生が,社会で日本の都道府県を学びました。自分たちで本を選び,インターネットも活用して,どんどん調べていきます。千葉県や他県の各地域の名所や特色,くらしがわかり,特産品を紙粘土で作りました。

工夫をこらした品々が並んでいますね。『いちょうっ子まつり』では,都道府県マスターや日本一周すごろくなど,楽しく学べるブースとなりました。

 

【読書の木】

 全校の取り組みとして,読書の木を掲示しています。本で調べたり読んだりした後は,読書の記録(学年によって用紙やPC)に記入していきます。後の振り返りとして,また記録して整理していくことの大切さを学ぶ機会になります。読書の木には,学年ごとの目当ての冊数によって増える3色の名前のお花が咲いています。

一定数読んだ児童は,殿堂入り!1冊多く借りられるブックパスポートがもらえます。

これからもたくさんのお花でいっぱいになるといいいですね。

 

 学校図書館へGO!きっと,知りたかったことや読みたかった本,新しい発見があるはずです。

そんな何かが見つかったら…。これからもさまざまな活動を通して,学び続ける子どもたちを応援していきます。

 

第6回学校図書館指導員研修

12/11(月)沼南庁舎にて第6回学校図書館指導員全体研修が行われました。

★授業実践研修

 柏市立柏中学校 伊原 紘平 先生

 「学校図書館とICTを効果的に活用した国語科授業」について実践報告をいただきました。中学2年生国語「二千五百年前からのメッセージ ―孔子の言葉―」の授業実践です。

 学校図書館指導員との連携により、生徒が主体的に資料を選択でき多面的な考え方につながったこと、情報の取捨選択と本当の意味での知識の蓄積が、学校図書館活用の意義につながる、など様々なお話をいただきました。また、小学校の単元が、中学校につながっているということも実感できたお話でした。

 

★グループワーク「リーフレット更新作業」

 小学校と中学校のグループに分かれ、令和6年度版 学校図書館活用単元例<柏モデル>への更新作業を行いました。

 小学校グループは来年度新しくなる教科書の内容に合わせ、中学校グループは各校の実践を持ち寄り、全教科について検討しました。

 

★グループワーク「選書検討会・交流」

 今年度後期に購入した図書について、選書検討会を行いました。

 

 お互いに意見交換をしながら、授業に活用できる新しい本を知り蔵書構成の見直しをすすめていきます。

 

 研修前や休憩時間には、指導員同士で情報交換をする様子が見られます。研修で得た学び、仲間たちと共有するアイデアを、勤務校にもちかえり、更に充実した学校図書館活用に活かしていきたいと思います。

読みたい!知りたい!を叶える場所へ 酒井根中学校

酒井根中学校は現在、669名の生徒が在籍。学校図書館は昇降口の前にあります。

年に2回、新着本の展示会が行われ、味見読書をした後、貸出が開始されると
長蛇の列に、担当する図書委員たちは大忙し!嬉しい悲鳴を上げています。

 

授業では、本とタブレットの両方の利点を生かし、調べ学習を行っています。

 

こちらは授業内でのビブリオバトル、おすすめ本を熱く語る予選の様子です。

 


今年度の秋のブックフェアは、“一行一会(いちぎょう いちえ)”
本は封筒の中に入っています。わかるのは、図書委員のおすすめ本の中の一行だけ!
一期一会ならぬ、一行からはじまる本との出会いを楽しんでもらえたらと思います。

 

知識にも、心にも、そっと寄り添える場所でありますように…。
学校図書館は、今日も扉を開けて、皆さんをお待ちしています。

 

第5回学校図書館指導員研修

11/7日(火)沼南庁舎にて第5回学校図書館指導員全体研修が行われました。

★パスファインダーについて  大野学校図書館アドバイザー

柏市学校図書館では児童・生徒の調べ学習に役立つパスファインダーを作成しています。情報を正しく活用するためには毎年更新作業が必要です。更新の注意点を確認しました。

★ステップアップ研修「学校図書館紹介」

笹間コーディネーターより

今年度新設された田中北小学校の学校図書館紹介がありました。児童の学習の場、読書を楽しむ場として、学校の中心に設置されている明るい図書館の様子を見ることができました。

  

グループに分かれ、勤務校の授業支援の様子や学習コーナー、書架の様子を紹介しました。他校の様子を知ることはとても勉強になります。他校の工夫に興味深く聞き入っていました。

 

★グループワーク

小学校は来年度から使用する教科書が変わります。小学校担当者は新しい教科書を見て内容を確認し、気付いたことや図書館活用について情報交換しました。

中学校担当者は、授業支援について情報交換を行いました。

 

児童・生徒の学びを支えるために図書館指導員ができることはたくさんあります。研修で学んだことを生かすために指導員一人一人が思いを新たに自校での勤務にもどります。

いつもにぎやか♪学習でもたくさん活用されています 旭東小学校図書館

旭東小学校は柏駅から近い所にありながら,閑静な住宅地の中にあります。桜の木に囲まれた落ち着いた雰囲気の中にある,全校児童328名の学校です。

児童はとにかく本が大好き!学校図書館は教室の近くにあるので,児童にとって常に身近な存在です。

 

【休み時間は図書委員やボランティアさんが大活躍】

休み時間には低~高学年までの児童がたくさん本を借りに来ます。

図書委員は大忙しですが,カウンターに入る子,本の整頓をする子と,係を分けてテキパキと取り組んでいます。

また,「なにか手伝うことありますか?」と声をかけてくれる児童のボランティアさんがよくいます。そして学校図書館のお手伝いをよくしてくれます。

学年の本を運んだり,棚に本を戻してくれたりと大活躍です。

 

 

【ICT授業では本と端末を上手に使います】

ICT授業も盛んに行われています。

一人一台端末を駆使して,様々な調べ学習を展開しています。

今年は2年生以上にデジタル百科事典「Sagasokka!(さがそっか)」の使い方を図書館オリエンテーションに組み込みました。児童は端末と本を併用しながら,上手に調べ学習を進めています。

 

【ブックパスポートが欲しい!】

「読書の記録」は児童にとって,読書意欲のモチベーションとなっています。

記録を付けて,各学年の目標数に達すると「ブックパスポート」がもらえます。

これがあると,1冊多く借りられるのです。オレンジ色のブックパスポートは,児童にとって自慢の一品です。「私,もう少しで40冊!!」と,読書冊数を知らせてくれる声がよく聞かれます。

 

【これからも児童の癒しや学びの大切な場所であるように】

旭東小学校は,本への親しみが深い学校です。

読み聞かせボランティア「おはなしピーナッツ」の活動も盛んで,保護者の積極的な本への関わりが,児童の読書意欲へ繋がっていると感じます。

学校図書館が,これからも児童にとって居心地がよく,また活発な学習活動が行われるような場所であり続けたいと願います。

 

深い学びへの支援と心安らぐ学校図書館 柏第四中学校

柏市が誇るプロサッカーチーム、柏レイソルのホームグラウンドにほど近い立地に柏市立柏第四中学校があります。(全校生徒428名)各休み時間・放課後と図書館指導員が在館時は常時開館しており、いつでも生徒を受け入れる態勢になっています。来館者の多い昼休みは、読書だけではなく学習や気分転換など「心の整理整頓」に利用され、生徒たちを細やかに見守る場所となっています。

 

 

 

 

学校図書館年間計画に基づき、国語科を中心に図書館資料が多く使用され「一歩深い学び」への支援を行っています。またその際はICT活用に不可欠なメディアリテラシー等についても触れます。特別支援学級では毎週図書館の時間を設け、学びに図書資料を利用しています。

 

★3年国語「和歌の調べ」の様子

 

★1年国語「ベンチ」の様子

 

 
今年度より全学年で「朝ライブラリー」が導入されました。(図書館で朝読書と朝の会を行うもの)いつもと違う場所での朝の時間は特別感を高め、また読書による心の落ち着きを促します。これは図書委員が積極的に教室準備を担うため、委員の意識向上にもつながっています。

 

★朝ライブラリーの様子(読書後の朝の会)

 

作家の小手鞠るいさんから四中生に向けて直筆メッセージを頂くご縁があり、学校給食とのコラボレーションを実施。

『ごはん食べにおいでよ』((著)小手鞠るい 講談社)の主人公ゆき君が作る「レンズ豆とゆで卵のカレー」を再現し、プロの作家さんを身近に感じながら美味しく頂きました。

 

 

今後も「一歩先の深い学び」と「生徒たちの笑顔」をフォロー出来る魅力的な学校図書館を目指していきます。

 

知りたい!学びたい!に応える学校図書館をめざして   酒井根西小学校

酒井根西小学校は,柏市の最西南部に位置し,手つかずの林や「下田の杜」が学区内にあり

豊かな自然に恵まれた児童数205名の小規模な学校です。

 

校舎の中心にある学校図書館は,授業時間,休み時間と児童が訪れやすい環境になっています。

今年からは,机上の個人用に仕切っていたパーテーションもなくなり,調べ学習に,読書にと

利用しやすくなりました。

 

6年生の調べ学習の様子です。修学旅行に向けて,本とインターネットの情報を利用し,

オリジナルパンフレットを作成しました。これまで調べ学習を繰り返し行っていることで

パンフレットへの引用の記入の仕方もスムーズです。

修学旅行へのワクワクが伝わるパンフレットが多く作成されていました。

 

 

 

こちらは2年生。二人で一冊の本を読み,自分の意見をタブレットで入力。

まずはじっくり「ふたり読み」の作業中です。

 こちらは「新刊展示会」の様子です。この期間はいつもの図書館の様子が少し変わります。

机上には分類別に並べた新刊があり,その机をぐるりと囲むように椅子を

配置します。この準備をしてくれるのが図書委員さんたちです。

休み時間を利用してテキパキと準備を進めてくれました。

気になる本が早く読みたい!と授業時間の他に,休み時間にも多くの児童が

訪れました。

 授業中には先生からの読み聞かせも行われます。この日は,4年生の食育に絡めての

読み聞かせでした。

 

学校の周りの木々の様子も秋らしくなり,10月は読書イベントも行われます。

心豊かな読書の時間,また「知りたい!」「わかった!」の声が多く聞ける

調べ学習の時間,児童に寄り添う学校図書館でありたいと思います。

 

 

 

 

 

第4回学校図書館指導員研修

 9/5(火)沼南庁舎にて、第4回学校図書館指導員研修が実施されました。 2学期スタートにあたり、63校の学校図書館指導員が一堂に会し、実践的な研修となりました。

★2学期の業務について
    大野学校図書館アドバイザー

 「学校図書館の整備」「学校図書館での学び」「選書の実務」等について講義をいただきました。

 児童生徒の学びを支援するため、図書資料を計画的に更新し、「学校図書館図書廃棄規準」を参考に適切に廃棄すること、新聞等様々な資料を備えることが大切だと確認しました。

  

 ★情報BOXのバージョンアップについて
        教育システム 本間達哉氏

 柏市の学校図書館に導入されている図書館電算化システム「情報BOX」をバージョンアップするにあたり、各学校で必要な作業について、説明をしていただきました。

 

★グループワーク「特設コーナー(展示)の紹介」

 小学校と中学校のグループに分かれ、各学校の展示「特設コーナー」を紹介しました。

 


 単元学習に関する展示、児童生徒の作品、季節や行事に合わせた飾りなど、実物や写真を持参しての発表は分かりやすく、「さっそく自校で取り組もう!」とアイデアをたくさん得ることができました。

 グループワークの後、学校図書館コーディネーターの笹間先生から、市内の学校図書館の「特設コーナー」を写真で紹介していただきました。

 児童生徒が本を選ぶ道しるべとなり、学びを支える「特設コーナー」を作ることが大切だと学びました。

 

 学習が深まり、行事も多く、実り多い2学期が始まります。研修で学んだことを活かし、子どもたちが発見・感動し、学びを深める学校図書館となるよう取り組んでいきます。

読書を通して 豊かな心を育てる 十余二小学校図書館

柏市立十余二小学校は, 柏市の北部にある, 全校児童542名の小学校です。

近隣には, 柏ICや, 柏の葉キャンパスTX駅, 柏の葉公園があり, 交通の便の良い, 緑豊かな住宅街の中にあります。

また, 近くには, 東京大学や国立がん研究センターがあり, 国際色豊かな転出入の多い学校です。

休み時間になると, かわいい1年生が, 離れている図書館を目指して集まって来ます。

 

~第1回 お話給食の日~

「ルルとララのカップケーキ」より, 栄養士の山口先生がメニューを考えてくださり, {こまつなとごまのマフィン}を, 作ってくださいました!

図書委員会さんが給食時間に, 本の紹介をしました。

 

 

 

図書館では「ルルとララシリーズ」を展示しました。

あっという間に, 借りられて行きました!

出典 書名「ルルとララのカップケーキ」

   作者 「あんびる やすこ」(作・絵)

   出版社 「岩崎書店」

 

 

~先生方による 新刊のおすすめポップコーナー~

先生方が, 2学期の新刊展示会に向けて, 夏休みの間にポップを書いてくださいました。

新刊展示会が楽しみです。

 

 

休み時間や, 割り当て時間に来た児童が, 集まって来て, 担任の先生に「先生も書いたんですか?」と

「書いたよ!」「どの本ですか?」と, 会話が生まれ, じっくり本の世界へと入り込んでいく児童が, 多く見受けられました。大人気のコーナーです。

 

 

9/11(月)~  9/15(金)に, 1年生~6年生まで, 新刊展示会を行いました。

6年生は, 小学校生活最後の新刊展示会ということもあり, 食い入るように見ていました。

図書館指導員が, 各テーブルを回りながら単元に関わる図書の紹介をしたり, お勧めの図書を紹介して回りました。

「借りたい本が多すぎる!」と嬉しい声も!

 

10月には, 図書委員会さんが中心になっての, 読書イベントがあります。

わくわくするような楽しいイベントになるように, 図書委員会さんが頑張っているところです!

第3回 学校図書館指導員研修

 7/28(金)沼南庁舎にて、第3回学校図書館指導員研修が実施されました。

 2学期からの業務につながる実践的な内容を、講義やグループワークで学びました。

①レファレンスについて

 学校図書館コーディネーター笹間先生より、レファレンスの質問の深め方について、先生向けと児童生徒向けの場合に分けて講義をいただきました。講義の内容を踏まえ、ペアでクイズ形式のレファレンス課題に取り組み、学んだことを確認しました。最後に、あらかじめ作成していた資料を元に、グループに分かれて、実際のレファレンス質問に答えるときにどのように取り組んでいるのか意見交換を行いました。

 

②講義「特別な支援を必要とする児童生徒と学校図書館」

    児童生徒課 指導主事 鶴谷先生より、特別な支援を必要とする児童生徒のために、学校図書館がどのような支援をすることができるのか、講義をいただきました。

 学校図書館指導員は、教員ではありませんが、児童生徒一人一人を理解し、じっくり話を「聴く」こと、愛情を持って声をかけることが、子どもたちの心を育てていく上で大切であるということを学びました。そして、児童生徒が安心して過ごすことのできる居場所として学校図書館の環境を整備することの重要性についても再認識しました。

 

③グループワーク「選書検討会」

 小学校と中学校のグループに分かれ、1学期に購入した図書について、選書検討会を行いました。

 どのグループでも、選書をする上で重視した点や、おすすめの本について活発に情報交換を行う様子が見られました。

 

 短い時間ではありましたが、大変多くの知識を得ることのできた研修でした。この研修を活かし、学校図書館を児童生徒の学びの場としてますます充実したものにしていけるよう、意気込み新たに 2学期を迎えたいと思います。

いつでも、どこでも、自ら学ぶ豊かな心 風早中学校

風早中学校は生徒総数312名、学校図書館はB棟3階西側、両側に窓のある風通しの良い場所にあります。読書を通じて幅広く興味を広げ、情報を活用し、生徒が自ら学べる力を養うことを目標にしています。

 

豊かな心の育成に、本は欠かせないものです。図書委員は、本と生徒の架け橋として活躍しています。毎月の「読書の記録」のチェックのほか、生徒が本をより身近に手に取れるように学級文庫の選書を行ったり、新着本のPOPを作成しています。図書コラボ給食の放送も行いました。

 

 

風早中学校には「風早タイム」と呼ばれる朝の時間があり、1学期前半には朝読書を行いました。

朝読書のひとときは、一人一人が本の世界に入り込み、落ち着いた時間が流れます。

 

各学年の授業でも、色々な教科で調べ学習サイト「Sagasokka!」などのICTと併用しながら、本を活用した調べ学習を行っています。情報ツールを使い分ける力を養いながら、学ぶ力を深めています。

1年生は総合「キャリア教育」・理科「脊椎動物」、2年生は国語「夢を跳ぶ」、3年生は社会「沖縄戦」について調べ学習を行いました。また、ゆりの木学級では、生徒が一人1冊、好きな作品のビックブック(大型絵本)を用いて読み聞かせにチャレンジしました。

 

【3年生「沖縄戦」調べ学習の様子】

 

今年度の風早中図書館は、1学期は空調工事のため、A棟に臨時開館しています。

場所が変わっても、読書センター・情報センター・学習センターとして、生徒の豊かな学びを支えることに変わりはありません。風早中図書館は、いつでも、どこでも、生徒が自ら学び続けることのできる環境を用意し、これからもまい進していきたいと思います。

第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修

7/4(火)沼南庁舎にて第2回司書教諭・学校図書館指導員合同研修が実施されました。

今回は会場が小学校・中学校の2か所に分かれた実践的研修です。

 

①学校図書館コーディネーター笹間先生より、「調べる学習」についての講義をいただきました。

今年度の重点である「調べる」活動の充実について、まずは5月のワークショップをふりかえり、そして「調べる学習ハンドブック」R5改訂版や、「調べる」学習の問いを引き出す様々なツールが紹介されました。

さらにワークショップで『朝日ジュニア学習年鑑2022』の活用法を学び、また、調べ学習の一連の流れとしてテーマ決めからまとめまでをグループで体験しました。

 

②ポプラ社の電子百科事典「Sagasokka!」の活用について、ポプラ社の上原てるみさんにご指導いただきました。

全員がクロムブックを使って様々なコンテンツを体験しました。

 

司書教諭と学校図書館指導員が「調べる」活動の共同作業をすることで、児童生徒の学びに活かせるヒントやアイデアが生まれました。今回の学びを各校に持ち帰ることで「調べる」学習をさらにもう一歩発展させられるよう、授業に活かしていきたいと思います。

児童と本をつなぐ学校図書館を目指して!高田小学校

高田小学校は、柏市北部に位置する、児童数437名の小学校です。
近くには大堀川が流れており、自然豊かな環境の中、子どもたちはのびのびとした学校生活を送っています。
学校図書館は3か所に分かれています。低学年向け、高学年向け、資料関係が置いてある図書館があります。
どの図書館も校庭に面した場所にあり、日当たりがよく落ち着いて読書ができる環境です。
休み時間には子どもたちの集まる憩いの場所になっています。

        〈高学年向け図書館の様子〉

 

どの学年も、様々な教科で学校図書館を利用しています。館内には新聞コーナーを設置。その横にはSDG'sコーナー。
各学年でSDG'sに関する取り組みを行っているため、手に取る児童が多く、毎回あっという間に貸し出しされます。
1・2年生は、毎時間読み聞かせやブックトーク、本にまつわるクイズを行っています。クイズを使った本の紹介は特に好評で、毎回大変盛り上がります。関連本も紹介することで、普段手に取らない本が借りられるようになりました。

      〈3年生の学習の様子〉

3年生は「国語辞典の引き方」を学びました。最初は戸惑っている姿もみられましたが、だんだんと辞書引きにも慣れてきました。 

       〈4年生の学習の様子〉

4年生は「分類をもとに本を見つけよう」の単元で、学校図書館で日本十進分類法の確認をし、ワークシートを使用したクイズを行いました。

【図書委員会】
新しいメンバーが集まり、今年度も図書委員会の活動がスタートしました。
さっそくおすすめの本をPOPにかき、廊下に掲示しました。それをみた児童から、おすすめの本を書きたいという声が多かったため、おすすめの本が書けるブースを設置し、廊下に掲示しました。それらをみて気になった本を探して借りていく児童の姿も多くみられました。4年生の中には習った分類記号を書く子も。たくさんの素敵な本との出会いがありますように!

6月は、梅雨の季節で室内で過ごす時間が多くなります。そこで、図書委員が計画して、昼休みに「いこいの部屋」にて低学年向けの読み聞かせを行うことになりました。ポスターを作り、読む練習をし、放送でお知らせもしました。当日は、大盛況に終わりました。「楽しかったね。また来よう!」と教室に戻る児童の姿もみられました。

      〈読み聞かせの様子〉

各教室にある学級文庫に差があり、老朽化も進んでいたため、今年度より学校図書館の本を各クラスに持っていく「お届け便」を始めました。「お届け便」の本は各学年に合わせて図書委員と一緒に選び、小さなコンテナに入れて各教室にお届けします。「うれしい!」と楽しみにしている声が聞こえ、図書委員は大活躍です。

たくさんの本に触れ、読書の幅を広げ、ICTと併用して活用できるよう取り組んでいきます。
これからも、力を合わせてみんなが楽しめる学校図書館を目指します。

自ら調べ、学ぶ意欲の育成をめざす学校図書館  逆井中学校

 逆井中学校の図書館は、別館の3階にあります。蔵書は約14,000冊あり、今年度は615名の生徒と教職員が利用しています。

 

 

 室内の窓ガラスには、地域の図書ボランティアの方々が季節に合った果樹のシール(現在は枇杷の木)を貼ってくださり、おだやかで落ち着いた室内になっています。

 

  

 

【授業での活用】

 学校図書館オリエンテーションを行い、逆井中学校の図書館の仕組みを確認し、図書館を利用しています。

 1年生の国語「ベンチ」、2年生の総合「林間学校・福島県調べ」、国語「夢を跳ぶ」では、本とクロムブックを併用して調べ学習を行っています。

 3年生の国語「ビブリオバトル」の授業では、多くの生徒が図書館の本を使って発表を行っています。授業終了後に、チャンプ本の展示を予定しています。

 

【図書委員会の取り組み】

 

 

 5月初旬より感染防止対策用のカバーをなくしました。広々とした台でスムーズに貸出返却ができるようになりました。

 今年度はコロナ前の活動に戻し、週3日(火・水・木曜日)の昼休みと放課後に図書館を開館しています。今年度が始まったばかりですが、来館者数・貸出冊数は前年度の同じころより大幅に増え、活気も戻りつつあります。

 

 

 図書委員会では、委員全員で2種類のPOPの作成をしています。

 1つは、先生のおすすめ本紹介です。今年度逆井中学校に着任された先生方にインタビューして、先生のおすすめ本を伺い、POPを作成します。図書館ではPOPと合わせておすすめ本の展示も行っています。

 もう1つは、新着本のPOP作成です。毎年POPのある本は貸出が多い傾向があるため、図書委員の力作と一緒に展示しています。

 

 

 引き続き感染防止に気をつけながら、授業に、読書に、学校の様々な場面で図書館を利用できるように、図書館づくりを行っていきます。

 

 

 

第1回司書教諭・学校図書館指導員合同研修

5/23(火)沼南近隣センター大ホールにて第1回司書教諭・学校図書館指導員合同研修が実施されました。

①学校図書館担当羽山指導主事より、今年度の柏市学校図書館活用についての講義が行われました。今年度の重点目標は「調べる学習」の充実です。柏市学校図書館が作成している「パスファインダー」と柏市立の小中学校全生徒が利用することができるポプラ社の電子百科事典「Sagasokka!」の具体的な活用方法を学びました。

②学校図書館コーディネーター笹間先生より司書教諭と学校図書館指導員の役割についての講義をいただきました。各学校が作成している学校図書館全体計画の実現に向けて、司書教諭と学校図書館指導員がそれぞれの役割を理解し、車の両輪となって機能することが大切である、ということが理解できました。

③足立区教育委員会 学校図書館スーパーバイザー NPO法人学校図書館実践活動研究会 理事 藤田利江先生より「学校図書館の活性化を図る~調べる学習 基本のスキル~」のテーマで講演していただきました。調べることが楽しいと思えることが大切であり、そのためには何を調べるかの課題設定、問いを自ら立てて取り組むことが重要であることをワークショップに取り組みながら体験しました。

 

【ワークショップに取り組む様子】

【調べたことを共有する様子】

 

たくさんの学びを得た充実した研修でした。参加者からは「すぐに授業に活用したい」との声が聞かれました。「調べる学習」の充実に向けて63校の新たな取り組みがスタートします。

研修会場2階では、柏市学校図書館がお世話になっているTRC図書館流通センター主催の「子どもの力 図書館のためのブックフェア2023」が開催されており、研修前後に司書教諭・学校図書館指導員がたくさんの本を手に取る姿が見られました。

 

楽しく読もう!楽しく調べよう! 風早北部小学校

風早北部小学校は,柏市の沼南庁舎の近くにある,児童数674人の小学校です。

図書館は教室のある校舎とは別の建物にあり,座って読むことの出来るじゅうたんの部屋と調べ学習をする時に便利なテーブルがある部屋,二つの部屋がつながって一つの図書館になっています。

 新学期になり,オリエンテーションや新しい図書委員による委員会活動が始まりました。

〈オリエンテーション〉

図書館の使い方や本の場所を学ぶ学年。おすすめカードを書いて他学年に本を紹介する学年。調べ学習に役立つサイトについて学ぶ学年。みんな一生懸命に取り組んでいました。今年度も読書活動や調べ学習などで,たくさん図書館を利用してくれるといいなと思います。

 〈委員会〉

昨年度は,並んで待っているときも楽しめるクイズを作成したり,読み聞かせを大画面で行ったりと大活躍でした。今年度も「昨年を超えるぞ!」と気合十分。早速,自己紹介カードに取り掛かっていました。

 

楽しく読んで,楽しく学べる図書館を目指してみんながんばっている風早北部小学校図書館です。 

 

 

小さな学校 大きな学び 手賀東小学校

 令和5年4月、豊かな自然に恵まれた手賀東小学校の新しい一年が、全校児童69名でスタートしました。新しい学年での最初の図書の授業は、オリエンテーションです。

 学校図書館のきまりやマナーを「手賀東小学校図書館 利用ガイド」で振り返りました。裏面は「学校図書館地図」になっています。昨年3月に新しい書架が入って、配架が少し変わりました。「新しい場所は覚えられるかな?」「わかるよ~」「本当? ではゲームをするよ!」

 

「本の背表紙に貼られた分類ラベルを大きくしたカードを渡すよ、さぁその3桁の数字から本を探すことができるかな?」すぐに書架に向かう人、助け合って探す人、ひっかけ問題にひっかからないスゴ腕の人、それぞれ体を使って本の場所を覚えました。友だちが探した本の発表を聞きました。最後は「利用ガイド」にラベルと題名を書き写しました。

 柏市学校図書館の令和5年度の重点は「調べる」活動の充実です。調べ学習に使う本が、日本十進分類法の3桁の数字の順に並んでいること、その数字に意味があることなどに触れ、知りたい情報にたどりつく力をつけられるよう、楽しく学べるしかけを提案していきたいと思います。

 またオリエンテーションでは担任の先生から、おすすめの本の紹介もありました。

 小学生のときに夢中になったシリーズの熱いブックトークがあったり、頭をやわらかくするクイズを一緒に考えたり、本のテーマについて話し合ったり、その本がクラス全体を一つにしてくれるような素敵な時間になりました。

 オリエンテーションが終わったら、「学校図書館3つのやくそく覚えてる?」「本のラベルど~れだ?あみだ」「先生方がおすすめしてくれた本」を廊下に掲示しました。

 さて5~6年生の教室では、日光修学旅行にむけてオリエンテーションがありました。昨年の鎌倉も、一昨年の日光も、子どもたちが自分で計画をたてるのが手賀東流。校長先生と担任の先生方から、修学旅行の目的やねらいについてお話があったあとに、図書館指導員から、情報収集に役立つ参考図書の紹介をしました。

 さっそく、本やインターネットで調べたことを、クラスルームのジャムボードで共有していきます。様々な資料を使いこなし、情報を管理するスキルを身につけて、充実した修学旅行になりますように!

 同じ日に「読書へのアニマシオン」の時間も始まりました。

 昨年度から行われている、1~2年生を対象にした読書活動の時間です。「へんしんことば」を考えたり、五七五のリズムを楽しんだり、「本のおたのしみぶくろ」を作ったりしました。今年度最初のアニマシオンは「まちがいをおしえて!『11ぴきのねこ』」です。2回目はわざと間違えて読みます。全員が集中してお話を聞き、そして大笑いしながら、本の世界を楽しみました。

 創立150年という柏市で最も長い歴史と伝統のある手賀東小学校。小規模校ならではの、一人一人に丁寧に向き合える良さを活かし、濃厚な読書活動や、最先端の情報学習を支援できる、そんな学校図書館でありたいと、気持ちを新たにしています。

初任者研修・第1回 学校図書館指導員研修

【初任者研修】
 4/5(水)に今年度採用学校図書館指導員の初任者研修が実施されました。
 学校図書館担当羽山指導主事より、勤務の心得や学校図書館の1年についての講義の後、学校図書館コーディネーターの笹間先生から「学校図書館指導員として大切にすること」と題し授業支援についての講義をいただき、学校図書館アドバイザーより学校図書館の実務について、柏市学校図書館ITサポート員の本間さんから進級処理、学校図書館オンラインの利用等についてをお話いただきました。 
  初任者は3時間の研修を終え、翌日から柏市学校図書館指導員として勤務校での業務が始まりました。

【第1回 学校図書館指導員研修】
 4/6(木)、Webにて学校図書館指導員研修が実施されました。

・学校図書館コーディネーターの笹間先生から、学校図書館の活用推進について講義をいただきました。
 今年度の重点は「調べる」活動の充実です。

 学校図書館は情報活用の場所であり、教科と結びついた読書の支援が重要であること、
「読む」力をつけるには、授業の中で学習の目的をもって様々な「読み」を体験することが大切だと確認しました。

「調べ学習」をサポートする資料や制度がパワーアップしました
(「学校図書館の活用」からダウンロードできます) 

 

・大野アドバイザーより、学校図書館指導員の実務についてお話をいただきました。

 今年度も「ハンドブック」を活用して業務をすすめます

 

 「調べ学習」を支援するために、学校図書館指導員ができること、求められることを確認しました。

 

63名の学校図書館指導員と指導課の先生方とのつながりをいかして、学校図書館の活用推進に力を尽くします。

第6回 学校図書館指導員全体研修

3/22(水)沼南庁舎にて全体研修が実施されました。

指導課の太田先生のお話から研修がスタートです。

【研修① 活動報告発表】

「学校図書館活用実践記録」の冊子をもとに、今年度の活動報告をグループごとに行いました。

各学校の実践発表を聞いた後は、質問コーナーと交流会へと続きます。

 

 

【笹間コーディネーター 講評と来年度へ向けて】

笹間コーディネーターより「活動報告発表」を受けての講評がありました。

学校図書館指導員として、どのような授業支援が必要か考える時間になりました。

 

 

【研修② オリエンテーション】

来年度に向けて、指導課の先生方、小・中学校リーダーがオリエンテーションの実演を行いました。

4月のオリエンテーションですぐに実践できるように、資料も準備しました。

 

 

今年度最後の研修は、63名が一堂に会して実施することができました。

来年度に向けての心の準備も完了です!

 

誰でもウェルカム♬ 本との出合いを応援します 大津ケ丘第二小学校図書館

 「学校図書館大好き」「やっぱり学校図書館は落ち着く」…大津ケ丘第二小学校の子どもたちの言葉です。中には「住みたい!」という子まで。大津ケ丘第二小学校は、児童数約300人。校舎2階にある学校図書館は、窓一面に校庭の桜の木が見える、明るくて気持ちのよい空間です。本をゆっくり読みたい子はもちろん、時には友だちとケンカした子が、心を落ち着かせるためにやってくる場所にもなっています。

図書委員、がんばっています♪ ~図書じゃんけん~

 秋の読書フェア「読書ビンゴ」に引き続き、3学期も図書委員発プチイベントを実施しました。その名は「図書じゃんけん」。本を返しに来た子は、図書委員とじゃんけんをします。連続2回勝つとしおりをもらえます。いつもはシャイな図書委員も、「じゃんけん」と書かれた札を首から下げて台の上に立ち、挑戦者相手に頑張ってくれました。

 

授業ではこんなふうに活用されています ~本の帯づくり、読書会~ 

 

 こちらは、5年生の本の帯の展示です。図書室前の廊下に並べました。通りがかった児童や先生が目をとめるような素敵な帯ができました。さらにこの帯をかけた本の中から、各クラス3冊ずつ選び、学年でビブリオバトルを実施。本への思いを自分の言葉でしっかりと語り、聞いている人の心をつかんでいました。なお、帯の下書きやビブリオバトルの原稿作り、チャンプ本の投票や感想の記入など、随所にタブレットが活用されていたのが印象的でした。

 2月には、今年度最後の読書会を2年生で実施しました。

 

本は『ペンギンのヒナ』です。同じ本を読んで、お互いの感想などを発表し合います。一人一冊の本を手にする特別感がある楽しい時間となりました。「またやりたい」との声がたくさん聞かれました。一人で行う読書とはまた違った読書の楽しさを発見できたのではないでしょうか。

これからも本とともに ~6年間の思い出の本~

 もうすぐ卒業式。そこで、6年生に小学校の思い出の一つとして「6年間で一番心に残った本、思い出の本」を書いてもらうことにしました。大津ケ丘第二小学校では1~6年生までの読書の記録をファイルにまとめて保管しています。それも見ながら、6年間の読書を懐かしく振り返っていました。

 

 書いてもらった用紙は廊下に掲示しました。それぞれに請求記号を添えたので、気になった本を下級生が本棚で探している姿が見られました。もうすぐ卒業する6年生に、これからも素敵な本との出合いがたくさんあることを願っています。

 

 大津ケ丘第二小学校図書館は、今後も心の栄養になるような本や新しい情報との出合いの場となり、子どもたちと一緒に発展していけるよう頑張っていきます。

生徒の学びを支える学校図書館 田中中学校

 田中中学校の図書館は、校舎3階の明るく見晴らしのよい場所にあり、読書センター、学習センターとしての役割をもつ「読書室」と、情報センターとして様々な学習活動を支える資料がそろう「図書室」の2部屋があります。1,2年生の教室と同じフロアで、生徒が利用しやすいため、読書だけでなく、学習課題のための本を借りに来る生徒もいます。

 〈読書室の入り口には、朝読書におすすめの本を展示しています。〉

〈読書室の入り口には、朝読書におすすめの本を展示しています。〉

 学習図書委員と清掃担当の生徒によって、日常的に書架整備や館内清掃がおこなわれており、気持ち良く読書できる空間となっています。

 

〈新着本展示会には多くの生徒が来館しました。〉

 

 

 〈廊下には、学習図書委員のおすすめ本の紹介や読書通帳のイラスト応募作品など、本に関わる掲示物が常時展示してあります。〉

 

  今年度貸し出し1位は、田中スタンダード本の『カラフル』(森 絵都 著 文藝春秋)です。田中中学校区では、小中連携読書活動に取り組んでおり、多くの児童、生徒が朝読書などの時間を使って、田中中学校区の推薦図書である田中スタンダード本を読んでいます。今年度は、学習図書委員が「本の面白さや読書の楽しさに気づき、読書の習慣を身につけよう」という目標を掲げ、学校図書館の本を使った、朝読書全校一斉ブックトークに取り組むなど、積極的な読書推進活動が主体的に行われています。

 

〈朝読書の時間に、班ごとにブックトークを行いました。〉

 

 また、主体的で深い学びを実現するために、全学年、様々な教科で積極的に本とインターネットを使用した授業も行われています。オンライン百科事典(Sagasokka!)を効果的に使用することで、多岐にわたる資料から、学習活動に役立つ適切な情報を見つけ出し、学習に役立てることができました。

 

〈本とインターネットを使用し、SDGsについて調べ、意見文を書きました。〉

 

 これからも、学校生活におけるすべての活動を支える図書館として、田中中学校図書館は生徒とともに進化し続けていきます。

第3回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修

 1月30日(月)、第3回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修会が、Teams(Web)で実施されました。

 今年度も柏市学校図書館は、『学校図書館活用実践記録』を作成しました。市内各学校図書館の紹介、および学校図書館活用授業の記録をまとめたもので、今回のWeb研修でも実践報告の資料として使用しました。

 そして『子ども司書講座「こんな図書館あったらいいな」』も完成しました。柏市立図書館とともに取り組んでいる「柏市子ども司書養成講座」を受講した児童の、アイデアいっぱいのレポート「あったらいいな こんな図書館 本」を冊子にしました。

★著作権研修
 柏市学校図書館コーディネーターの笹間ひろみ先生より、「学校図書館における著作権」について御指導をいただきました。
 著作権の研修は、一昨年、昨年度に続き三回目になります。今までの研修を踏まえて、「改正著作権法第35条」・「SARTRAS (授業目的公衆送信補償金等管理協会)」など、著作権に関する制度について確認しました。
 続けて、学校における著作権の具体的な事例について、クイズ形式で考えました。

 司書教諭と学校図書館指導員で話し合い、チャットで回答する双方向の研修は、著作権の理解が深まりました。

 

★中学校区での実践報告
 中学校区ごとのチャネルグループに分かれ、自校の学校図書館活用の実践報告をしました。授業実践だけでなく、地域の課題や小中学校の連携について意見交換をする貴重な時間になりました。
 その後、チャネルを移動して4つの地区(北部・中部・南部・東部)ごとに交流し、成果と課題を共有しました。

 

 今年度の柏市学校図書館は「本とICT(インターネット資料)の併用」を重点に掲げています。学習・情報センターとしての学校図書館活用がさらに進んでいくよう、研修で学んだことを学校に広げていきます。

読んで知る楽しさがいっぱい!笑顔あふれる大津ケ丘第一小学校図書館

  情報センター(0類から8類)と,読書センター(9類)の2つの部屋から成る大津ケ丘第一小学校図書館は,校庭の向こうに広がる田畑や木々ののどかな風景を見渡すことができる4階にあります。ほぼ全てのクラスが週に一度来館し,読み聞かせやブックトーク,調べ学習や並行読書などを行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<笑顔あふれる図書館は憩いの場所>

 昼休みになると,外で遊ぶ元気な子どもたちの声が聞こえてきます。図書館も子どもたちであふれ,活気づきます。

読書の記録を持ってきて絵本を読む低学年。
友達と図鑑を楽しそうに眺める中学年。
お手伝いありませんか?と笑顔でボランティアに来る高学年。

読書好きな子どもたちが集まる図書館は,子どもたちの憩いの場所です。

 また,月に一度,昼休みには読み聞かせボランティア「おはなしランド」さんによる,読み聞かせが読書センターで行われており,毎回満員御礼となる人気振りです。さらに,毎週水曜日には1学年ずつ,朝の読み聞かせもしてくださり、子どもたちがますます本を好きになる時間になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<情報センターの活用>

 2学期に入った折,情報センターに大型モニターが設置されました!

 情報センターは,主に調べ学習で利用されており,理科・社会・総合など,様々な教科で,活用されます。また,タブレット端末を併用することで,アナログとデジタルの双方の良さを効果的に活用し,読書力の向上を図りながら,子どもたちのより一層の理解と学びを深めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<秋の読書フェア>

 11月には,図書委員主催の読書フェア“読書で”ビンゴ”と“ポップコンテスト”を開催しました。

 子どもたちが自ら選んだおすすめの本を紹介する“ポップコンテスト”には,1年生から6年生まで全学年から,合計60点の応募がありました。子どもたちがそれぞれの気持ちをこめて作成した数々の力作を廊下に掲示すると,休み時間に自分のポップを見に来た子どもたちの嬉しそうな声が響き渡りました。フェア終了後は,ポップを見て気になった本を探して借りる,という光景が見られました。子どもたちは初めて知る本を嬉しそうに手に取り,選ぶ本の幅が着実に広がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<新刊展示会>

 3学期は新刊展示会からのスタートです!新しく購入した本を1週間展示しました。

 低学年向け・高学年向けの本,スポーツや生き物の本,子どもたちはさまざまな本を手に取って興味深く眺めており,どの本を借りようかな,とワクワクする楽しそうな会話が聞こえてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これからも,子どもたちに読んで知る楽しさを届ける,笑顔あふれる図書館を目指します。 

生涯を通じて学び続ける力をつける 大津ケ丘中学校

 大津ケ丘中学校は創立46周年になる生徒数600名の学校です。昨年度より2期制(前期・後期)になり、10月中旬に後期が始まりました。図書館は2階にあり、日当たりもよく、教室と職員室の真ん中にあるため、人が行き来する素晴らしい立地となっています。一番目につく入口周辺には、新聞と旬な情報や学校行事関連本や授業で使う本などを展示しています。

大津中1

<ワールドカップ企画>

 後期中間テストが終わり、11月下旬から12月はワールドカップ企画で盛り上がりました。2年前、リニューアルされた書架の一部を展示スペースとして使い、サッカー選手の本やサッカーについての本、国旗の本、参加チームの国や食べ物が調べられるようにしました。

 また、優勝チームの予想やごちゃまぜにした国旗の国名を当てるクイズも用意しました。優勝予想は、先生方も参加していただき、生徒も楽しく参加していました。国旗クイズでは、普段お昼休みに図書館ではあまり見ない生徒が問題を解いて、持ってきてくれました。

大津中2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<学習面>

 大津ケ丘中学校の学校図書館教育の目標は、「情報を適切に活用する力をつける」「様々な教科で横断的に図書館の資料を活用する」の2つです。

 後期の授業では、3年 国語「和歌の調べ」、音楽「自分の好きな曲のキャッチコピーを考えPOPを作成する」、2年 国語「坊っちゃん」近代文学の作品に触れる 「二千五百年前からのメッセージ」論語調べ、社会・総合「近畿地方」近畿地方の魅力を伝える(主に修学旅行で行くところ)で、図書やICTを利用しました。図書とWeb、長所と短所を理解した上で、授業内容によって適した情報活用を行っています。

大津中3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 12月から毎朝図書館を開館し、3年生が受験に向けて朝学習を始めました。7時30分~8時20分、集中して勉強することが目的で、約10名の生徒が利用しています。

<図書委員の活動>

 お昼休みは、週5日開館しています。今年度から、曜日に関係なくどのクラスも使用できるようになりましたが、落ち着いて本を読む場所という認識がまだまだされず、本を借りたらすぐ教室に戻る生徒が多いです。

 図書委員も図書館に興味も持ってもらえるように、POP作成や企画の声かけ、委員長の働きかけで、11月から図書委員のおすすめ本を教室に飾るなど活動しています。再度、withコロナの状況下で、図書館の在り方(心を整える読書、知識・教養を増やす、社会人の学び直しには図書館があるということ)を確認して利用に繋げたいです。

 冬休み明けには「新春フェア」を予定しています。新しい年を迎え、運命的な本に出合えるよう準備していきます。

大津中4

第5回 学校図書館指導員全体研修

12/12(月)沼南庁舎にて、全体研修が実施されました。

①授業実践研修

柏中学校で行われた国語の授業実践について、

担当された国語科の三浦佳菜子先生に報告をしていただきました。

「読書を通して知識を広げ、考えを深める授業を作る

 ~『薔薇のボタン』ノンフィクションの世界~」

教科書教材を学習後、たくさんのノンフィクションの本に触れ、

ビブリオバトルにつなげる実践でした。

学校図書館指導員としてどのような授業支援が必要とされているのか

学ぶことができました。

 

②グループワーク 「R5年版 学校図書館活用単元例〈柏モデル〉」改訂

今年度行った授業支援の情報を持ち寄り、来年度に向けての改訂作業を行いました。

 

 

 学校図書館を活用した授業づくりに生かしてほしいと思います。

 

③グループワーク 選書検討会

 今年度2回目の選書検討会です。情報交換することで

 自校の選書をより良いものにしていきます。

「来年度はこういうことを学びたい」という研修の希望もたくさんでました。

 

短時間の研修でしたが、対面で行うことで得られる情報も多く

実りの多い研修となりました。自校で生かしていきたいと思います。

学習に活きる学校図書館をめざして 富勢西小学校

 今年度、富勢西小学校は、創立40周年を迎えました。柏市北部の自然豊かな場所にあり、
全校児童は175名。全学年1クラスです。小規模校ならではの学年を越えたつながりがあり、
児童は明るく元気で素直です。
 図書館は2階にあります。向かいには2年生、1年生の教室があり、気軽に立ち寄って
くれます。
 昨年度、図書館のいすとカーテンが新しくなりました。

 今、図書館内に展示している「百舌鳥のはやにえ」です。百舌鳥は冬に備えて、餌を枝に
さして干物を作るそうです。干からびた蛙が枝に刺さっています。昨年の冬に、校庭で児童が
見つけたものです。図鑑と共に展示したところ、さまざまな反響がありました。

 

【めざせ!年間一人70冊】

 校長先生から、学校図書館だより4月号に「本は心の栄養です。本をたくさん読みましょう!
1年間に70冊以上が目標です。」とメッセージをいただきました。昨年度は残念ながら一歩
及ばず、68冊でした。今年度はリベンジに燃えています。
 年度初めの図書委員会では「みんなに年間70冊の本を読む目標を達成することができるよう
声をかけたい」という意見が出てきました。今年度は達成できそうです。

 

【本を身近に】

 富勢西小学校では、一回の貸出で一人3冊借りられます。3冊のうち1冊は、国語教科書
掲載本か今月学習している本のコーナーから借ります。今月学習している本には、国語だけでは
なく、算数、理科、社会、道徳、家庭科といった全教科の本を集めています。普段は手に取ら
ないような本も多く、でも読んでみたら「意外とおもしろかった」と言ってくれることも。

 また今年度、学校図書館の本を各クラスに持っていく学級文庫を始めました。学校図書館を
利用した際に、児童が学級文庫として読みたい本を選び、図書委員が本を持っていきます。
図書委員は大活躍です。学級文庫は、すきま時間に読まれています。
 昨今、読書離れが進んでいると言われていますが、本が身近にある取り組みを今後も続けて
いきたいです。

 おはなし給食の取り組みも紹介します。
 栄養士の先生の協力のもと、本の中にでてくる食べものが、実際の給食のメニューになります。
図書委員の読み聞かせを録画して、当日の給食の時間に、児童は見ながら食べます。おはなし
給食の本は「読みたい」という児童が絶えません。いつもは残しがちなメニューも、おはなし
給食になると不思議と食べてくれます。
 児童も先生もにっこりの楽しい取り組みです。

 

【ICT活用】

 今年度、富勢西小はGIGAスクール研究校2年目です。Sagasokka!(さがそっか!)の活
用も始まりました。
 3年生では、国語で「絵文字を説明する」という授業で使いました。児童は本、インターネ
ット、Sagasokka!とさまざまな資料を駆使し、ワークシートを作成していました。

 

 本をたくさん読み、本を身近に感じながら、学習ではICTと併用して本を活用していく。

学習に活きる学校図書館を目指して、これからも富勢西小は、変化をしながら取り組んでいきます。

 

第4回 学校図書館指導員全体研修

11/8(火)沼南庁舎にて、全体研修が実施されました。

今回も午前と午後に分かれての対面研修となりました。

 ①「授業支援について」 笹間ひろみ学校図書館コーディネーター

 学校図書館を活用した授業支援を紹介していただきました。

T2としての支援方法や、レファレンスブックの重要性を教わりました。

 

 ②柏市パスファインダー更新について 大野都学校図書館アドバイザー

 毎年新しい情報に更新するため、パスファインダーに記載されている本や、

インターネットサイトの確認作業を実施しています。今回は、リンク申請について

重点的に説明をしてくださいました。

 

 ③学校図書館紹介動画

 リニューアルされた柏第三小学校図書館と、田中小学校図書館を動画で紹介してもらいました。

設備や書架配置、蔵書コレクション、学校の取り組みなど、綺麗で明るい学校図書館でした!

 

 ④「学校図書館紹介」グループワーク 

 各学校の「ウリ」を紹介!ブックフェアの取り組みや掲示物など、

自校でも取り入れるアイディアをたくさんもらいました。

 指導員同士の横の繋がりを大切にし、これからも、より良い学校図書館環境を目指していきます!

 

やなぎっ子の「知りたい!学びたい!」を応援します 高柳小学校図書館

 柏市立高柳小学校は、柏市南部に位置する、児童数約700人の小学校です。

 昨年度、創立50周年を迎えました。地域の方々に見守られ、のびのびと教育活動が行われています。

 

 

 学校図書館は、校庭に面した5年生の校舎2階にあり、日当たりがとてもよいです。教室2つ分の広さのひと部屋に約11,000冊が収められており、本が探しやすく、落ち着いて読書ができる環境です。

 

【新着本で味見読書】

 

 10月初め、新着本展示会がありました。期間中の図書の時間に「味見読書の会」を行いました。「読書の秋の始まりに、たくさんの本を“味見″して読書の幅を広げよう」という目的があります。普段読書をするテーブルにディスプレイされた新着本。児童は全部のテーブルを巡り、たくさんの本を味見読みしました。たくさんの児童が、「読んだことがなかったけど、今度ぜひ読んでみたい!」と思えるような本を見つけることができました。

 

【頼れる存在その1!「図書委員会」】

 

 新着本展示会のためにすてきなPOPをつくってくれたのが、5・6年生の「図書委員会」と「子ども司書」です。

 図書委員会は、普段は休み時間にカウンター当番や本の整理をしていますが、このように特別なイベントを盛り上げるのにも一役買っている頼もしい存在です。

 現在は読書週間に合わせた「読書でビンゴ」のイベントを開催中。ビンゴ用紙や景品のしおりをつくったり、昼休みに感想を聞いてスタンプを押したりと、やなぎっ子がいろんなジャンルの本を読むきっかけになるようにがんばっています。

 

【授業でも活用されています】

 

 クラスに割り当てられた図書の時間には、ほぼ全クラスが学校図書館を訪れています。本の読み聞かせやブックトーク、図書を活用した授業や読書を行っています。

 1学期には、4年生国語「分類をもとに本を見つけよう」の授業を学校図書館で行いました。「日本十進分類法」を実際の書架で確認し、どの分類にどんなジャンルの本があるのかをクイズで確認しました。さらに授業のまとめとして「本のラベルで本をおすすめしよう」を作成しました。授業後、写真のように廊下に掲示し、他学年に授業の成果を見てもらうこともできました。

 全学年の廊下にはブックトラックがあります。授業に関連する図書はこのブックトラックに置かれ、児童がすぐ手に取れるようになっています。調べ学習や、並行読書に活用されています。

 

【頼れる存在その2!「子ども司書」】

 

 図書委員会の他に、学校図書館を支えているのが「子ども司書」です。

 昨年度認定された子ども司書の6年生は、図書館に欠かせない存在です。特に、本の修理の腕前はプロフェッショナル。修理のツールを使いこなし、破損した本をどんどんよみがえらせていきます。

 今年度は9名の5年生が講座を受講中です。過ごしやすく、魅力ある図書館をつくり、やなぎっ子がもっと本を好きになれるようにがんばっています。

 

 高柳小学校図書館は、図書を通じて、やなぎっ子の「もっと知りたい!学びたい!」という気持ちを応援しています。

本と仲良しになろう!高柳西小図書館

 高柳西小学校はいつも、明るい子どもたちの声であふれています。外で過ごすときは元気いっぱいの子どもたちですが、学校図書館では、一人ひとりが夢中になって本を読む姿がみられます。

 

【秋のイベント計画中!】

 10月は、図書委員会がもっとも忙しい季節です。秋の読書週間に合わせて、図書委員全員で、アイディアいっぱいのイベントを企画します。今年のイベントは、本を1冊多く借りられるチケットが当たる「図書ビンゴ」と、放送による「読み聞かせクイズ」。

 

 1年生から6年生までみんながビンゴを楽しんでくれるように、ビンゴカードやチケットを、飾り文字や手描きのイラストをちりばめて作っています。とてもていねいで、心のこもった1枚ができあがります。

 

 

 放送での読み聞かせは、声だけでおはなしを伝えるのがむずかしいところです。聞いている人たちに楽しんでもらえるように、読むところの分担や声の出し方を工夫して、くり返し練習しています。

 

 

【読書だけじゃないよ!図書館で日本一周】

 校長先生の声かけで、夏休みにでかけたところのパンフレットを集めています。誰かが出かけたところは、大きな日本地図に赤いシールで印をつけました。休み時間には、友達がでかけたところのパンフレットをながめたり、地図で場所を確かめたりする高西っ子の姿が。学校図書館は、本を読むだけではなく、いろいろなことに興味を持つきっかけになる場所でもあるのです。

一期(一冊)一会を大切に 光ヶ丘中学校

 光ヶ丘中学校の図書館は、校舎2階、3年生の教室の並びにあり、昼休みには多くの生徒が訪れます。約14,000冊の蔵書が光中の学びと読書を支えています。

 3年ぶりに全校で行われた体育祭。校庭に面した明るい図書館には、練習に励む生徒たちの、元気な声が響きました。

 

【授業での活用】

 1年生の国語「ベンチ」では、作品の舞台となったナチス・ドイツ時代の社会について、興味を持ったことについて本を使って調べ、ライブラリーナビにまとめました。

 「ホロコースト」「アンネフランク」「杉原千畝」「人種差別」など、調べたテーマは多岐に渡りました。

 「歴史は消せないけれど、繰り返さないことはできる。つらい過去を知ることも大切だと思った。」「こういったことを調べる機会を作ってくれて、たくさんのことが知れた。差別を無くす仕事をしたい。」などの感想があり、授業での学びを通して、生徒それぞれが、自分の問いに向き合う時間を持つことができました。夏休み中に全員が完成させたライブラリーナビの作品は、校内審査を経て、「第6回柏市図書館を使った調べる学習コンクール」に出品します。

 このほか、2年生国語では、本とクロムブックを併用し、SDGsを調べてまとめたうえで、明日からの自分の目標を宣言する活動、3年生国語「おくのほそ道」では原文、訳を読み比べ、キャッチコピーを作る活動などが行われました。今後も各学年で図書館を活用した授業が予定されています。

 

 

 

【図書委員の活動】

 光中の図書委員会はアイデアを出し合い、熱心に活動を行っています。

 昼休み中の開館業務はもちろん、給食時の放送でのブックトークや、全校しおりコンテストの企画運営、図書委員のおすすめ本コーナーのPOP作成など、光中の読書活動は図書委員によって支えられています。

 本年度は、新入生歓迎展示として、「一冊一会」コーナーを実施しました。図書委員がそれぞれ選んだおすすめの本の書き出しの一行のみを紹介するPOPを作成し、題名や著者名はわからないまま貸出をする、というものです。

 中学校3年間という限られた時間の中で、出会える本はまさに一期(一冊)一会。一生心に残るような本との出会いを、図書委員と一緒にお手伝いしていきます。

 

 

 

【 いつでもそばに、本を 】 名戸ヶ谷小学校

 名戸ヶ谷小学校は児童401名の、笑顔あふれる小学校です。学校の周りには田んぼやビオトープなどの自然が多く、子どもたちは地域の方々と一緒に米作りを行うなど、たくさんの方々に見守られながら、のびのびとした学校生活を送っています。

 そして、子どもたちの元気な声が響く3階中央に、名戸ヶ谷小学校図書館は位置しています。2年生と3年生の教室に挟まれ、毎日多くの子どもたちが利用しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、当校は読書活動を長年大切にしており、学校全体を通じて図書への関心がとても深いです。毎朝「読書タイム」を設けており、子どもたちは自分で用意した本や、学校図書館の本を読んでいます。他にも、各学年のブックトラックには単元に合わせた本や図書委員おすすめの本などを配架し、本が身近に感じられる環境を作っています。

 さらに、栄養教諭と連携し、毎月、給食と本のコラボ「おたのしみ給食」を行っています。本に登場する料理や食材を使った給食を出してもらい、子ども司書による読み聞かせ放送を全校で見ながら、おいしく給食を食べています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1学期には、図書委員おすすめ「本のおたのしみ袋」のイベントを行いました。多くの子どもたちが楽しそうに本を選んで借りていく姿が見られました。図書委員会では毎学期イベントを行うことを目標とし、「みんなが来てくれる楽しい図書館」を目指しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 名戸ヶ谷小学校図書館は2学期もみんなで力を合わせて、よりよい図書館づくり、読書の楽しさを広める活動をしていきます!

第3回 学校図書館指導員 新人研修・全体研修

9/1(木)沼南庁舎502会議室で、第3回新人研修が行われました。

今回の新人研修は、全体研修に先立って「①選書と除籍」「②授業支援」「③蔵書点検」について

指導課の先生方より、ご指導いただきました。特に「②授業支援」の中で、「ビブリオバトル体験」を

実施し、新人学校図書館指導員たちの本に対する熱い思いを知る機会となりました。

 

また、9/6(火)には沼南庁舎大会議室で、対面での全体研修が午前・午後に分かれて行われました。

今回は、二学期の業務について、また学校図書館PCリプレイスに関する研修です。

さらには「ステップアップ研修」に「グループワーク」と盛りだくさんの3時間になりました。

 

【二学期の業務について】:大野都学校図書館アドバイザー

 

【PCリプレイスに関して】:教育システム 本間氏

 

【ステップアップ研修】:笹間ひろみ学校図書館コーディネーター

今回のステップアップ研修のテーマは『廃棄について』です。

2021年に改訂された「学校図書館図書廃棄規準」をもとに、各学校での悩みや困りごとをグループで

話し合い・共有しました。

 

【グループワーク】グループ交流「Sagasokka!」の活用について

7月に実施した「司書教諭合同研修」での各中学校区での話し合いを、学校図書館指導員同士で共有しました。

今後どのように「Sagasokka!」の活用をすすめていけるか、学校図書館指導員という立場を通して

どのような支援ができるか、様々な意見が飛び交いました。

 

今回の研修では、各学校の取り組みや困りごとなど直接話し合いをする時間を多く取ることができ

学びの多い、充実した研修となりました。

学んだことを各学校へ持ち帰り、豊かな「読書の秋」を実らせます。

 

 

 

第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修

7月29日(金)、第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修が、Teams(Web)で実施されました。

 

★講義 「本とICTの併用」~「調べる」学習をどう支援するか~

    笹間ひろみ学校図書館コーディネーター

 

  

 今年度の柏市学校図書館の重点は「本とICTの併用」、学習・情報センターとしての学校図書館活用の推進

であることを確認し、「調べる」学習の支援の手立てを学びました。

 実践例として、「Sagasokka!」を活用した授業や、課題設定でのレファレンス・ブックの活用について

紹介していただきました。

 

★講義 「学習・情報センターとしての学校図書館のあり方」
    講師 白百合女子大学非常勤講師 袖ヶ浦市教育委員  中村伸子先生

 

 

 学習・情報センター機能を充実させ、疑問が解決できる学校図書館づくりについてご講義をいただき、

 袖ヶ浦市の「調べる学習コンクール」の長年の取り組みと、優秀作品を紹介していただきました。

 調べ学習で探求することは、自分の内面を見つめ直す機会になり、将来への道へと続いていくことを学びました。

 

★中学校区でのグループワーク協議

 中学校区に分かれて、学習・情報センターとしての学校図書館について、自校の取り組みの情報交換をしました。

  

 合同研修は、調べ学習の意義と、学習・情報センターとして学校図書館が果たす役割の大きさを改めて感じる

貴重な時間となりました。

 

自慢がいっぱい!増尾西小図書館

増尾西小の図書館は、B棟2階にある広々とした図書館です。

子どもたちの教室があるA棟とは少し離れていますが、休み時間にはたくさんの子どもたちが集う

憩いの場所になっています。そんな増尾西小にはたくさんの自慢があります!

 

自慢① 【大活躍の図書委員】

増尾西小は、委員会活動が活発です。

自ら進んで活動することができる図書委員のメンバーたちは、低学年が乱雑に

書架に戻した本を「こうやって入れてね」と丁寧に指導してくれます。

またイベントも盛んです。1学期は「なかよしルーム」で低学年向けの「読み聞かせ」が

ありました。お迎えからお見送りまで、自分たちで行いました。

 

 

 

自慢② 【学校図書館内の大型モニター】

柏市内、どこを探しても図書館内に大型モニターを設置している学校は他にありません。

この大型モニターを使ってPowerPointを使ったオリエンテーションや普段の読み聞かせまで

行うことができます!

 

 

 

自慢③ 【本好きな子どもたち!】

増尾西小の子どもたちは、とにかく本が大好き!

指導員をつかまえては「おすすめの本を教えてください」攻撃に嬉しい悲鳴の日々。

一冊でも多くの本と出会ってもらいたいと、新刊展示会も大々的に行いました。

連日満員御礼の大盛況となりました。

 

〈低学年向け・絵本読み物コーナー〉

〈リクエストの多かった怖い本コーナー〉

他にも、授業や調べ学習で使える本も興味深く手に取っていました。

 

これからも子どもたちの期待に応えられる学校図書館作りを目指します!

 

第2回学校図書館指導員研修

 7/5(火)沼南庁舎大会議室で、午前と午後に分かれて開催されました。

今回は体験型研修です。

 

・体験Chromebook

指導課の太田真奈美先生と教育支援アドバイザーの田中香穂里先生にご指導をいただきました。

 

 指導員1人に1台のChromebookが手渡され、子ども達が授業の中で使っているJamboardを体験しました。

4人1グループで付箋に言葉(しりとり)を入力し、貼っていくというゲームです。スプレッドシート体験

では、夏休みに行きたい場所を紹介し、コメントをし合いました。

 

・体験読書会

 小学校2グループ、中学校グループに分かれて読書会を実施しました。

 

・選書検討会

 各校の選書リストを持参し、情報交換をしました。次期の選書に向けて、みんな真剣に参加

しています。

 

 体験型研修を通して積極的な対話が生まれ、楽しみながら、学びの多い研修となりました。

授業単元での学校図書館活用を推進するために、これからも発信し続けていきます!

 

読んでワクワク、調べてワクワク、そんな気持ちを大切に 富勢小学校

富勢小学校は明治33年に開校した児童数656人の歴史ある小学校です。図書館は

2階で、第一図書室(9類の物語の本)と第二図書室(0~8類の調べ学習の本)

の2部屋に分かれています。年間を通して、読書センター、学習センター、情報

センターとして様々な活動を行っていますが、ここでは近況をご紹介します。

 

五感で絵本を味わう~栄養教諭とのコラボ◆

コロナの感染予防対策を十分行ったうえで、1年生がソラマメの皮むきを行いま

した。図書館指導員が「そらまめくんのベッド」を読み聞かせし、栄養教諭が

絵本に出てきたお豆をクイズ形式で説明しました。むいたソラマメはその日の

給食の献立です。児童からは「ソラマメって大きいね」「ベッドの中はふわふ

わだね」との声が…。五感をフル活用して絵本もソラマメも味わえたようで

す。

 

 

 ◆どこででも百科事典で調べ学習を~Sagasokka!(さがそっか!)の活用◆

柏市で今年度から導入されたSagasokka!(さがそっか!)の活用が、端末

に慣れた高学年から順次始まっています。6年生ではSDGsや修学旅行、

5年生ではお米やAIなどの調べ学習がさっそく行われています。さまざ

まな検索メニューや音声・動画情報など、本とはまた違ったデジタルなら

ではの良さを実感したようです。本と併用しての活用に期待です。

 ◎6年生の自学ノート。自宅での調べ学習にも役立っています。

 

◆ゴールデンアップルめざして~読書のりんごの木◆

毎年3月になると図書館の廊下の窓は、桜の開花でピンク色に染まるの

ですが、それにも増してこの春、図書館に華やぎを添えてくれたのは

「読書のりんごの木」です。これは貸出冊数に応じて、緑の葉、黄色

の花、赤や金色のリンゴの実がつくもので、昨年度から始めました。

今はまだ緑の葉っぱだけれど、ゴールデンアップルめざして、全校で

楽しく読書に励んでいます。

 

◎今はまださびしいけれど…(1・4・6年生用と2・3・5年生用の木の2本あります)

 

 ◎昨年度の「読書のりんごの木」。今年度は全員でゴールデンアップルを実らそう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【読みたい!知りたい!調べたい!に応える学校図書館】柏の葉中学校

柏の葉中学校は創立5年目の市内で一番新しい中学校です。

学校図書館は一面ガラス張りで明るく、床や書架は木の温かみが感じられる造りで、

生徒の憩いの場となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 <人気の閲覧コーナー>

 

【情報発信する学校図書館】

本を読む楽しさを伝えるだけでなく、「知りたい」という知的好奇心を刺激するような

場所となるよう、日々、情報発信を心がけています。

カウンターには「今日は何の日」の掲示と、それに関連する「おすすめ本」を紹介する

コーナーを設け、毎日更新しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 <新聞コーナーと学習スペース>

 新聞コーナーでは、日刊紙2紙と中高生新聞を読むことができます。

英語の記事や投書欄、時事問題などは切り抜いて掲示しています。

昼休みには生徒たちが閲覧台を囲む姿が見られます。

2年生の国語の授業では、新聞の投書欄を教材として意見文を書き、

希望者は書いた文章を新聞社に投稿しました。

【学校図書館オリエンテーションと自校の推薦図書】

今年度は全学年で学校図書館オリエンテーションを実施しました。

3ケタの分類記号(NDC)と書架の配置を確認したので、本を

元の場所に返すというルールがほぼ守られています。

また、本校ではぜひ読んでほしい本を「柏の葉中推薦図書」として、

各学年20冊ずつ選定しています。その中から、指導員が各学年3冊ずつ紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 <2年生の学校図書館オリエンテーション>

【タブレット端末と図書を併用した授業】

柏市の小中学校では一人に1台、タブレット端末が貸与されていて、

調べものをしたり、レポートをまとめたりと、日々、様々な授業で使用されています。

「絵本の制作」では、市立図書館からお借りした絵本を手に取り、対象年齢や絵本の

ねらいについて考えることから始めました。手描き派もいれば、フリー素材の画像で作る

デジタル派、混合派もいるようです。館内にあるイラストの本やポップアップカードの

作り方の本を参考にする生徒もいます。どのような絵本ができあがるのか楽しみです。

<3年生家庭科 絵本の制作 構成を考え中…>

 【図書委員会の活動】

「来館者と貸出冊数を増やしたい!」

という思いから、図書委員会ではポップの制作を行いました。

館内でおすすめ本とともに展示しています。

図書館だよりや昼の放送でお知らせしたところ、昼休みに利用する生徒が増え、

おすすめ本の貸し出しも増えました。

今後の活動としては、先生方へのおすすめ本取材、柏の葉小学校への読み聞かせなどを予定しています。

 

 これからも、「癒しの場」「信頼できる情報が得られる場」として、学校生活をサポートしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

「子どもの力 図書館のためのブックフェア2022」がひまわりプラザで開催されました。

5月23日(月)から26日(木)、「子どもの力 図書館のためのブックフェア2022」が

ひまわりプラザ学習室で開催されました。

柏市学校図書館でお世話になっているTRC図書館流通センターの主催です。

 

24日は、合同研修会会場がひまわりプラザ大ホールでしたので、

多くの司書教諭・図書館指導員がブックフェアに参加し、

学校図書館にどの本を選書しようかと手に取っていました。

 

 

今回の「ブックフェア」は、SDGsに配慮した方法での開催となっており、

学校図書館での掲示や展示のヒントにもなりました。

 

第1回司書教諭・学校図書館指導員合同研修

5月24日(火)ひまわりプラザ大ホールにて第1回司書教諭・学校図書館指導員合同研修が行われました。

①指導課太田真子指導主事より「3つの視点から学校ができるアプローチ」として、

 読書・学力・GIGAについて講義を受け、生徒の読む力を伸ばす資料の大切さを学びました。

②笹間ひろみ学校図書館コーディネーターより「司書教諭と学校図書館の役割」の講義を受けました。

「選書Q&A」で学校図書館指導員共通の疑問にもご指導をいただきました。

③グループワーク(中学校区)で「学校図書館を活用した取り組み」について各校の「全体計画」を持ち寄り

 話し合い、交流する時間を持ちました。

④今年度から活用が始まる「Sagasokka!」の活用方法をポプラ社の上原てるみさんにご指導いただきました。

新しい授業のあり方について多くのことを学び、充実した研修となりました。

それぞれの勤務校で実践していきたいと思います。

みんなの知りたい!学びたい!意欲のお手伝いをします! 酒井根小学校図書館

 酒井根小学校図書館は,2・3年生の教室の階にありみんなが気軽に立ち寄れる環境にあります。

0類から7類の調べ学習の部屋と8類から9類の絵本の部屋が並んでいます。絵本の部屋には

絨毯が敷いてあるので,読み聞かせを行ったり休み時間には本を読みながらくつろぐ姿が見られます。

 

年間を通しての,さまざまな取り組みを紹介します。

 

◆学校図書館には欠かせない図書委員会

 ゴールデンウィークが終わり,新年度の図書委員会が本格的に始動しました。

今年度は,6年生10人,5年生10人,計20人の図書委員で活動します。毎日の貸し出し・返却から

始まり,おはなし給食,秋の読書まつり,図書新聞の発行など今年度もみんなが本を好きになり

図書館に足を運んでもらうための楽しい企画を,図書委員の子どもたちと共に準備していきたいです。図書委員会の活動の様子おすすめ本のポップ作成

 

◆読書センター・情報センター・学習センターとして

 1年生から6年生までのさまざまな単元の学びを支えています。

単元に沿った並行読書や調べ学習もさかんに行われています。

   

 <写真左>

  6年生 本の書評を小学校生活の集大成として作成しました。

 <写真右>

  5年生 「情報ノート」を作ろうの単元で新聞を使い著作権や要約の学習をしました。

チーム松二小図書館 松葉第二小学校

 昨年度、松葉第二小学校は、創立40周年を迎えました。

柏市北部に位置し、児童数は628人です。松二小図書館は校庭に面した2階にあり、

日差しがたっぷり入る明るい図書館です。

【新年度が始まりました】

①校長先生と学校図書館の連携

 学校が発行する『学校図書館だより』では、学校図書館館長である校長先生から

子ども達へ向けてメッセージをいただいています。

 

 

【学校図書館オリエンテーション】

②先生と学校図書館の連携

 最初の授業は、学校図書館オリエンテーションです。図書館の使い方やマナーについて学んだあと、

国語での学校図書館活用単元で、学校図書館での調べ方や情報活用を学びました。

 

 

2年生「図書館で本をさがそう」図書館案内図を見ながら、書架を確認しよう。(左上)

5年生「情報ノート」を作ろう(右上)

 

【委員会活動】

③子ども達と学校図書館の連携

 今年度初めての委員会活動です。委員長、副委員長を決めたあと、図書委員会の仕事内容を

確認しました。明日から休み時間の貸出返却や、おすすめ本の紹介などを実施していきます。

 1年間がんばります!!

 

【創立40周年を記念して、PTAから本を寄贈していただきました!】

④PTAと学校図書館の連携

 百科事典や国語辞典に加え、絵本の買い替えなどを中心に、109冊の本を寄贈して

いただきました。きれいな本を手に取り、喜ぶ子ども達の姿が多くみられました。

ありがとうございました。

 

 

 松二小図書館は、子ども達の「知りたい、調べたい、学びたい!」に応えるために、

学校と地域が連携し、学校図書館を推進していきます。

第1回学校図書館指導員研修

2022年4月5日。柏市学校図書館も小中63校、新学期がスタートしました。

GIGAスクール構想も2年目。

学校図書館でも今年度の重点として図書資料とインターネット資料を併用し、それぞれの特性を

生かした課題解決型の学習を支援することを定めています。

 

令和4年度スタートの研修もオンラインでの実施となりましたが、対面での研修と変わらない

内容の濃い研修となりました。

今年度は「柏市学校図書館指導員ハンドブック」が新たに導入され、学校図書館指導員が迷うことなく

学校での業務を遂行できる指針ができました。

 

 

学校図書館指導員は、柏市の各小・中学校に一人ずつ配置されていて、

それぞれの学校の学校図書館支援で、大きな役割を果たしています。

経験年数によって各自が目標を定め、学校図書館活用がスムーズにできるように日々

奮闘しています。

 

 

これからも柏市の学校教育になくてはならない存在であり続けられるように精進していきたいと

思います。

 

 

 

第12回学校図書館指導員研修

3月22日(火),今年度最後の学校図書館指導員研修が,Teams(Web)で実施されました。

研修①学校図書館活動報告発表

小学校4グループ,中学校2グループに分かれて,令和3年度の「学校図書館活用実践記録―学校図書館指導員編―」をもとに,自校の学校図書館の様子や授業実践について発表しました。
コロナ禍でも工夫を凝らして行った読書活動の様子や,図書とインターネットを併用した調べ学習の授業支援など,
図書館指導員の一年間の活動の成果を共有しました。

  

 

研修②インターネット百科事典「Sagasokka!」について

 ポプラ社の吉原麻依子氏より,「Sagasokka!」の特長と使い方を教えていただきました。
従来のポプラディアネットが,さらに充実した内容で使いやすくなっています。
柏市では児童生徒が使用する端末のクロームブックでも「Sagasokka!」を利用できます。
新しい確かな情報を得られるので,図書とインターネットの併用学習にとても有用だと実感しました。

 

研修③図書館オリエンテーション実演

図書館指導員のリーダーが,総合百科事典「ポプラディア」と「ポプラディアネット」の活用を組み入れた「図書館オリエンテーション」の実演を行いました。

小学校3年生のオリエンテーション「本で調べよう」
〇目次と索引の説明
〇図鑑・百科事典を使って調べる

  

中学校1年生のオリエンテーション「図書館で調べよう」
〇「図書」と「インターネット」の情報の違い
〇「インターネット」で調べる時の注意点

GIGAスクール構想で学校図書館が果たす役割を意識して,図書とインターネットの特性を生かした学習支援を確認しました。

雪が降る寒い一日でしたが,研修は熱く充実したものになりました。学んだことを,今後の学校図書館づくりと支援に生かしていきます。

 

知るって楽しい! 中原小学校

 中原小学校は,柏市南部の緑豊かな環境にあります。時々,珍しい虫が来訪!

その度に,図鑑で特性などを調べる子どもの姿もみられます。不思議だな?と思ったこと,

もっと知りたいと思ったことは,学校図書館で解決!たくさんの本が待っています。

 

【2つの図書館で学習します】

 『第一図書館』

  3年生~6年生が使用します。

 

   秋の読書月間に合わせて,新着本展示会を

  行いました。今年は,主にSDGsや理科,

  社会で調べる本,国語や道徳の関連本などが

  入りました。全クラスが来館し,味見読書で

  多くの本と触れ合うことができました。

  

 

 

          

 

  

 『よむよむランド』

  1,2年生が使用します。

 

   低い書架が新しく入り,少しリニューアル!

  入口には,きちんと脱いで揃えた上履きが並び,

  よむよむタイムが始まります。小さいながらも

  0類~9類が配架された図書館で,学年に合わせた

  テーマを持った授業が展開されています。  

    

  【楽しかったね!読書会】

  柏市では,読書会用の本として数種類,各40冊を借りることができます。ひとり

 1冊の本が手元に渡り,ゆっくりページをめくりながら,読み進めていきます。挿絵で

 気が付いたこと,好きな場面,主人公や友だちの気持ちの変化など,感じたことを

 伝え合うことができました。この経験が,学年が上がり『おすすめ本の紹介』や

 『ビブリオバトル』につながっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【大好評!図書委員の読み聞かせ】

  1~3年生向けに,本の紹介も兼ねた読み聞かせの企画です。読む本は,自分が読んで

 おもしろかった懐かしい本や,今年購入の新しい本など,よく選ばれていました。読み

 聞かせ方を学び,リハーサルを重ね,本番です。少し緊張の様子!聞き手の子どもたちも

 心の中で盛り上がっていたのかな?とても楽しんでいました。

 *翌週からは,校内のクラス配信で行いました。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

【蔵書点検】 

  今年は3年ぶりに図書館全冊の蔵書点検を行いました。図書館ボランティアの方々の

 ご協力を頂いて,2つの図書館に分かれて1冊ずつ本のバーコードを読み取っていきます。

 この作業で不明本を把握し,校内に伝えることで,学校のみんなの本が正しい場所にある

 ことの大切さがわかりました。また,ボランティアの方々から「この本を子どもに読ませたい」

 との声も。学校の蔵書を知ってもらう機会にもなり,ご家庭で本の話題になったようです。

 

  

 

      

 

 

 

 

 

 

 

  分散開館など,学校図書館も制限がある中,教室では,並行読書や調べ学習が進んでいます。

 多くの本が学年の廊下のブックトラックに並び,PCとの併用で単元の理解も深まっています。

 調べたことをまとめる力もついてきました。読んで知ることは,とても楽しいですね!

  いつも中原小学校図書館は,興味や好奇心を持って学ぶ子どもたちを応援しています。

               

GIGAスクールの役割を担う学校図書館  手賀中学校

手賀沼の南部に位置する手賀中学校は,開校75年を迎えた歴史と伝統がある中学校です。

学校図書館は2階のほぼ中央にあり,蔵書数は約8,000冊,館内を見渡せる明るい図書館です。

★パソコンと図書の特性を生かした授業★

GIGAスクール構想が始まり,一人一台端末が配られた今年度,手賀中学校はGIGAスクール研究校として,

パソコンを積極的に活用する授業が行われています。

調べ学習では,パソコンだけでなく図書も併用することで,より確かな情報を得ることができます。

「図書館を使った調べる学習コンクール」には40人以上の生徒が作品を応募し,

図書とインターネットを上手に活用して調べました。

 

★NIEの取り組み★

全校生徒が通る2階の共有スペースに,新聞が配架されています。

毎日,日直の生徒が気になる記事を選び,要点や感想を記入して掲示します。

新聞活用学習として昨年度より継続しての取り組みです。

新型コロナウイルスやSDGsに関する記事が多く取り上げられます。

北京冬季オリンピックの期間は嬉しいニュースが並びました。

 

★図書委員会の活動★

図書委員は各学年2人,計6人で活動しています。

日々の貸出当番・学級文庫の管理のほか,「今日は何の日?」(記念日)を調べて廊下に掲示しています。

どの日も様々な記念日があり,何を選ぶか図書委員のセンスが光ります。

 

3年生が卒業する日が近づいてきました。

新しいステージへ進む3年生に,エールを送る本を図書委員と一緒に選びました。

「勇気が出る本」「社会を知る本」「悩んだ時に支えになる本」が並びます。

 

うれしい時もつらい時も,読書は自分を支えてくれます。

人生をより豊かにする本や情報と出会える場となるように,

時代の変化に合わせて手賀中学校図書館も成長していきます。