柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

第7回柏市学校図書館指導員研修会(10/28)


研修①新聞活用
「よみうり新聞たんけん隊」のワークシートを使用して新聞活用を
実際に体験しました。


研修②グループワーク「小学校新教科書研究」国語

研修③グループワーク「小学校新教科書研究」理科・社会


研修④関東地区学校図書館研究大会千葉大会の発表 
   酒井根小学校 柳澤圭吾先生・稲垣由美子学校図書館研究大会指導員
 

今日も図書館で待っているよ 柏の葉小学校図書館

◎8年目をむかえて◎
 柏の葉小学校は,今年で創立8年目で,柏市内の小学校では一番新しい学校です。
児童の数も年々増えて,930名(11月11日現在)と大規模校となりました。

 その中にある図書館は,仕切りのないオープンスペースに作られており,
休み時間になると,あちらこちらから児童が集まってきてにぎやかな空間に
なります。

 普通の学校とは違い,大きな窓に面して本を読むスペースがあったり,
給食室が隣りなので,工場見学のようにのぞき窓から給食を作っている様子が,
図書館から見えるようになっています。


◎「読書会」は読むだけじゃない◎
 3年生国語「わすれられないおくりもの」の単元で,関連図書として紹介されて
いる「だいじょうぶだよ,ゾウさん」という絵本を使い,3年生5クラスで
「読書会」を行いました。

 本に登場する動物「ゾウ」「ネズミ」「トリ」が,相手に対して,どのように
思っているかを考えるために,3人(もしくは4人)一組になり,ワークシートに
それぞれの気持ちを記入した後,役割分担をして,相手にセリフを投げかけて
みようという試みです。


 あるクラスでは,「トリ」や「ゾウ」になりきった方が気持ちを伝えられそう?
と思ったのか,一人の児童がおりがみを出してトリの羽を作り出すと,
「ゾウも鼻をつけなきゃ」「ネズミのしっぽ,かわいいでしょ?」とみんなが
次々におりがみを切っては貼り,ミニ演劇発表会となり,お話が飛び出してきた
ようで,とても楽しい時間になりました。


◎「読書週間」で様々な本にふれよう
 今年は,スタンプラリーを実施しました。学年によって条件や冊数は
変わりますが,1冊読むとスタンプが1つ押されて,全て押されたら,
しおりが1枚もらえます。

 すでに3枚,4枚までクリアした児童や,プレゼントのしおりを見て,
「がんばろう」と張り切って図書館に来る姿はうれしいですね。
 
◎「子ども司書」も頑張っています!◎
 この「読書週間」のイベントでは,柏市の「子ども司書講座」を受講している
5,6年生16人の「子ども司書」が昼休みに2~4人で,読み聞かせを
日替わりで行いました。

 

 毎日,楽しみに来てくれる常連さんもいて,「子ども司書」のみんなも,
自分たちで見せ方や話し方に気を配り,何度も練習を重ねることで,
本番はすてきな読み聞かせを聞くことができました。


 「読書」というと、一人で本に向かうというイメージを抱きがちですが,
誰かに本を読んで聞かせる,本の内容をみんなで考えてみることも
「読書」のひとつの方法だと考えられます。

 「読書」の楽しさと新しい発見をしてもらうため,柏の葉小学校図書館は,
今日もみんなを待っています。














 

楽しい!みんなでつくる 富勢小学校図書館


  富勢小学校は,児童数714名で明治33年創立の歴史ある学校です。
 図書館は,第二校舎2階に第一図書室(絵本・物語)と第二図書室の
 (調べ学習)2ケ所あります。

     【みんなでつくる 学校図書館 】
 
 図書委員が中心となって2年にわたり図書館へ行きたくなるような
取り組みをしました。校内公募しみんなで選びました。
1 キャラクター誕生     「リーブル(フランス語で本の意)」
2 第一図書室の名前決定 「夢のブックランド」  
 7月には,保護者の方に蔵書点検・環境整備をしていただきました。                
【大好きな子どもたちへ 読み聞かせ】

本が大好きなボランティア団体「おはなしのへや」の皆さんによる
火曜日の読み聞かせ。発足は平成11年で22名で活動してます。

【本に親しむ 全校ビブリオバトル】

10月読書フェアー恒例のビブリオバトルも3回目となりました。
先生と対戦し子ども司書の6年生児童による『妖怪アパートの幽雅な
日常』がチャンプ本に選ばれました。

【わかりやすい授業へ 音楽とともに】

6年生音楽の授業では,毎年本が大活躍です。オーケストラの響きを
味わうために本を通じて組曲「惑星」から木星のイメージを
膨らませます。

【活用できる学校図書館へ】

5年生国語「意見こうかん会をしよう」の授業では,テーマをみつけ特徴を
図書やパソコンにて調べ学習をしました。都会と田舎・ラジオとテレビ
扇風機とクーラーなどで教室で意見交換会をしました。

このように,協働のもと楽しく過ごしやすい学校図書館へ歩んでいます。
 学校図書館では,地域資料として柏市洪水ハザードマップを掲示しています。
台風19号で多くの地域が被災した教訓を忘れないようにしたいです。
 

リニューアルチェンジ!高柳小学校図書館

 高柳小学校は,校内のあちらこちらに,
手づくりの素敵な掲示物があり,ワクワクする小学校です。
図書室も・・・入ってすぐ目に飛びこんでくる「森の図書館」。
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森の動物たちが読んでいる本の表紙を指さして
「この本読みたい!」とリクエストされることもあります。

そんなワクワクする高柳小図書館は,この夏大きくリニューアルしました。
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猛暑のなか汗だくで新しい高段書架を組み立ててくださる業者さん。
柏市学校図書館アドバイザーや歴代の指導員,校内の様々な先生方が
リニューアルをささえてくださいました。有難うございました!

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夏休みの間に,あふれていた蔵書はすっきり分類順に整いました。
そして2学期がスタート!
「わぁ広くなってる!」「明る~い」と評判は上々。
夏休み前に本をかりた時と,かえす場所が違うので,
始業式の翌日から全24クラスでミニオリエンテーションをし,
リニューアルのお披露目をしました。

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9月は,新しい本の展示会もありました。
分類別に展示されたテーブルを順番にまわって味わう味見読書。
好奇心旺盛な,やなぎっこたち。
様々な本との出会いがありますように!

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蔵書が全て書架内におさまって学習作品を展示するスペースもできました。
6年生が国語「川とノリオ」の並行読書で,様々な戦争の物語を読み深め,
登場人物の心情になって日記を書いた「登場人物たちの日記帳」。
たくさんの下級生たちが手にとっています。
最高学年の作品から,良い刺激をたくさん受けることでしょう。

来月は図書委員会主催「秋の読書まつり」がはじまります。
1学期の図書委員会おすすめ本コーナーは大人気でした。
今度は,パネルシアターやクイズなどを企画してくれています。

生まれかわった高柳小図書館で,やなぎっこの本の世界が
どんなふうに広がっていくのでしょう。楽しみです。

「おもしろかった‼」この一言のために~柏市立高柳中学校

【朝から開館しています】
 高柳中図書館は,図書ボランティアの皆様のご協力により,毎朝7時10分から8時までと放課後も開館しています。明るく静かな図書館で,読書をしたり勉強をしたり,それぞれに充実した時間を過ごしています。


 図書館を利用した授業の成果



【読んで欲しい本 高津風文庫】
 東部地区の小中学校6校と連携して,「小学校・中学校の9年間でこれだけは読んで欲しい」という本を選んだものが高津風文庫です。中学校の3年間では15冊あり,クラス貸出をしています。




【楽しく活動 図書委員会】

 「全校に本のすばらしさを広めよう‼」を活動目標に,図書委員としての役割をしっかり果たしてくれています。



 一番大きな活動は,10月の高翔祭で行われる,図書委員会主催のビブリオバトルです。発表者が本に対する熱い思いを語ってくれる中,図書委員は,事前準備から当日の進行,最後の開票まで,大忙しに頑張っています。



 毎年のイベントとして,図書委員おすすめの「文庫X」の貸出をしています。どんな本が入っているかは,借りてからのお楽しみの「文庫X」。手作りのしおりのプレゼントと共に,あっという間にすべて貸出になります。


 少しでも時間があったら,とにかく寄ってみる。
高柳中学校のみなさんにとって,そんな図書館であることを願って,これからも魅力ある図書館作りを頑張ります。


第6回柏市学校図書館指導員研修会

 9月9日(月)に,第6回柏市学校図書館指導員研修会が行われました。

○笹間コーディネーターより,夏休みに市立図書館に協力した「マンデーライブラリーラボ」について,当日の指導員の活動や参加児童の様子について動画を使用してご報告いただきました。
公共図書館との連携や、今後の授業実践へのアドバイスなどもありました。

○大野アドバイザーより,2.・3学期の業務について実践的なお話がありました。
すぐに活用できる資料も、たくさんみせていただきました。


。指導員からも、代表で向坂指導員から図書館内の環境整備について,曽我部指導員と玉田指導員からは,小・中学校の授業支援についてそれぞれ報告をしてもらいました。

午後は,グループワークで小学校新教科書(国語)の研究を行いました。新しくなる教科書をじっくり見ながら,どの単元でどんなふうに図書館活用ができるかを意見を出し合いました。




また,教育システムの本間氏からは,学校図書館オンラインについて具体的な指導をしていただき,あらためて実務に必要なスキルを再確認することができました。

これからも「学びを広げる 知識を深める 心を育む学校図書館」をめざして取り組んでいきます。

読書と情報発信の場~大津ケ丘中学校

 大津ケ丘中学校の図書館は,窓から正門が見える2階の明るい場所にあり,
約10,800冊の本を蔵書しています。

 昼休みや授業で,読書の場,学習の場,新聞を読む場として活用されています。

★情報発信の場・・・図書館廊下
 
 廊下には,読売新聞の朝刊や注目記事の切り抜き,お知らせなどが掲示されており,
先生や生徒が,最新情報をいつでも見ることができます。

★授業での活用
 ・1年国語「ベンチ」

  「あの頃はフリードリヒがいた」をひとり一章読み,原稿を作成し,班内で
   ブックトークをしました。
・2年国語「夢を跳ぶ」

     困難を乗り越えた人の関連本を読み,感想を書きました。
        授業後に展示された本を読んでいる生徒もいました。

★図書委員会の活動
 ・昼休みの仕事の他,読書の記録の管理,新聞の投稿への呼びかけや
  図書委員だよりの発行などをしています。
 

・7月の新刊展示会の司会,進行は図書委員が行いました。国語の授業で全クラス
 が来館し,5分ごとに机を移動して色々な分野の本の味見読書をしました。

 大津ケ丘中学校図書館は,本や新聞から,活字にどんどん親しみ,図書館からも
情報を発信する(NIE他)活動を目指していきます。

第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研会

7月26日(金)に 第2回司書教諭・学校図書館指導員合同研修会 / 第5回学校図書館指導員研修会 が行われました。
午前が学校図書館指導員研修会,午後から司書教諭が合流しての合同研修会です。


○1学期の巡回・授業の様子紹介
笹間コーディネーターより「主体的・対話的で深い学び」のために、
授業支援を行う際に心掛けることについてお話を伺いました。
小中さまざまな学年の単元に沿った具体的な支援の仕方や、すぐに活用
できる実践報告が聞けて2学期に向けての活力となりました。


○子ども司書講座について
大伯指導員より「子ども司書講座」についてお話を聞きました。
新しい指導員が増えたので、必ず教えたいことなどや心がけの確認ができました。
各学校独自で行っている工夫などもアンケートし共有します。


お昼からは司書教諭との合同研修です。

○ポプラ社 上原てるみ氏の「調べ学習に生かすポプラディアネットの使い方」  
実際にスマホを使ってポプラディアネットの幅広い利用方法について話して下さいました。
文字だけでなく音声や動画もそろっている知識の宝庫を,子どもたちと一緒に
どんどん使いこなす必要を感じました 。


○実践プロジェクトチームでの1学期の振り返り
中学校区での実践プロジェクトの話し合いでは,司書教諭,図書館指導員が一緒に
2学期にむけて更に各校で取り組む事,小中連携でできることなどを検討しました。


7月の研修を通して更にパワーアップし,2学期に備えたいと思います。

第4回柏市学校図書館指導員研修会

7月19日(金)に第4回学校図書館指導員の研修会が行われました。
夏休みに入る前の大事な研修会です。

○モラルアップ研修 

教職員課 入澤副参事から、守秘義務や情報セキュリティー対策などの「公人」7つの
行動規範についての講義を聞きました。
いろいろな場面での対処法などを、グループ協議を交え教えていただきました。
チーム学校の一員として、つねに身を引き締めて行動しなければいけないと
再確認できた貴重な講義でした。



○選書検討会

来年度小学校の教科書が変わることをふまえての、今年度一回目の「選書検討会」です。
リーダーが中心となって、小中学校に分かれ検討会を行いました。 
各学校の選書リストとおすすめの本2冊(読み物・調べ学習)を持ち寄って
今年度の選書方針や、重点をおいたところなどを中心に話し合いを進めました。


お昼を挟んで午後からは、一学期の勤務の振り返りとリーフレットをもとにした
授業支援の情報共有をグループで行いました。
勤務の振り返りは、できたことや困っていることをシートに記入し支援計画簿に貼って
今後の勤務に役立てます。

国語以外の教科でどのような支援を行ったか付箋に書き情報共有することによって、
今後の課題などが見えてきました。

誰もが使いやすい図書館を目指して―柏市立富勢中学校―


富勢中学校の図書館は一階中庭に面しており、冬の一時期を除き直射日光に煩わされることなく図書にとっては良い立地です。

 

開館時間は昼休みと図書館指導員在室時です。指導員は週に三日しかいないため週に二日は図書委員がメインで開館してくれています。そのため、図書委員がカギを開けるまでの待ち時間が退屈でないように、図書館前には暇つぶしに読めるものを常に掲示してあります。

 

入ってすぐのところに図書委員おすすめの本を置くコーナーがあります。

 

また、図書館カウンター横には読書支援ツール“リーディングトラッカー”が置かれています。

近年いろいろな種類の読書支援ツールが出ていますが、これはその一つです。

文字の読み飛ばしが激しいとか何度も同じ行を読んでしまうといったことを防いでくれます。特にすごく困ってはいないけれど、使ってみたら楽だったという話も聞きます。

 

誰もが使いやすい敷居の低い図書館を目指しています。