校長雑感ブログ

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9月13日(火)栄養補給と休養促進をお願いします

〇昨日の午前中は、天気予報よりも晴れて日差しも強く、途中の休憩も長めに設定して体育祭練習をしましたが、生徒も疲れが出たと思います。直後の給食もいつもよりも残渣(食べ残し)が多く、栄養士も「暑さで食べられないのはわかりますが、きちんと栄養を摂取できていない生徒もいるのが心配です」と言っていました。

〇疲れが蓄積されると、集中力が続かなくなり、ちょっとした動きでも怪我が発生する確率が高くなります。今朝もある生徒は、「昨日の練習で身体のあちこちが筋肉痛です」と言っていました。次の日に筋肉痛になるのは、新陳代謝がよい証拠なので、少し羨ましいですが、「今日は無理しないでやりなさい」と声をかけました。

〇ご家庭でも朝食や夕食をしっかりと食べ、夜も早めに就寝するようにしてください。「教科の授業ではないので、夜遅くまで起きていても大丈夫」みたいな過信をもっている生徒もいるだろうと想像します。

 

 

〇午前中は雲が多く、昨日のような強烈な日差しはなく、多少は楽に感じました。本日も学年ごとに練習したり、色別に応援の練習に余念がありませんでした。

〇今日の給食メニューは、「ピザトースト、かみかみ海藻サラダ、豆乳入りコーンポタージュ、冷凍ミカン」です。私はいつものように、「検食で」生徒達よりも30分早く食べましたが、ピザトーストの程よい塩分が汗をかいた身体にはピッタリです。また生徒達は特に冷凍ミカンに大喜びすることでしょう。たくさん食べてほしいです。

須藤昌英

 

9月12日(月)体育祭練習&準備(~16日)

〇今日から体育祭練習が本格的に始まりました。基本的に各学年ごとに、「徒競走」「レク走」「団体種目」の選手決めやルールの確認をしたり、全校綱引きや色別対抗リレーの練習を行ったりしています。

〇雨でないのはありがたいですが、まだ夏の終わりの蒸し暑さが残っていますので、少し動いただけでも汗をかいたり喉が渇いたりします。適宜木陰で休むなどの休憩を入れ、水分補給をしながら進めていきます。

〇当日の仮のプログラムです。多少の変更はあるかもしれませんが、前日までには正式のプログラムを配付します。参考にしてください。

須藤昌英

9月9日(金)体育祭応援色別集会

〇5校時の避難訓練後、晴れてきた校庭において、初めて体育祭の色別で集まりました。応援リーダーの自己紹介と応援練習を行いました。マスクはしたままでしたが、3年振りに太鼓のリズムに合わせ、生徒たちの掛け声と手拍子が響くのを見聞し、職員の多くも感動していました。

〇来週は体育祭練習が本格的に始まります。タオルや水筒などの用意を忘れずにお願いします。

 須藤昌英

9月9日(金)第2回避難訓練

〇4月に続いて、2回目の避難訓練を行いました。今回は事前に何時に行うかの予告をしない状況で、突然給食後の昼休みに「緊急地震速報」を流し、その後第1次及び第2時避難を行いました。蒸し暑い中でしたが、ふざけて参加する生徒は皆無でした。

〇生徒たちが教室に戻ってから、私から放送で、いつくるかわからない大地震に、繰り返し練習することの必要性、自分で命を守るためには日頃からの心備えが必要なことを伝えました。

須藤昌英

9月9日(金)第36回柏市小中学校科学展へ出品と科学展のご案内

〇明日10日と明後日11日に、さわやかちば県民プラザの回廊ギャラリーで行われる科学展では、各校から夏休みの自由研究の代表として出品された作品や論文が展示されます。

〇本校からは3作品をエントリーしました。

「雑草から紙を作る」1年5組宇賀神日菜乃さん

*雑草を単子葉類と双子葉類に分け、紙とその植物で作った比較実験

「十円硬貨の汚れの性質と分解について」1年5組城代日咲さん

*十年玉の汚れを様々な物質を用いて落とせるか調べる実証実験

「地球温暖化と二酸化炭素~身近な二酸化炭素を調べる」1年5組渡部遥斗さん

*地球温暖化と二酸化炭素の関係を調べるため、いろいろな場面で二酸化炭素排出量を計測

〇どれも科学的思考により、仮説(予想)をもとに、実験観察の結果(事実)と考察(仮説の検証とその判断根拠)をわかりやすくまとめてあります。理科の実験観察だけではなく、いろいろと人を納得させる文章は、すべて上記の要素が含まれています。各教科でもそのような力を身に付けることが目標の一つになっています。

〇身近な事象に疑問をもち、「自分で調べてみたい」という自主的な動機をきっかけに、未来の科学者が育っていくことを楽しみにしています。もしお時間がありましたら、他の小中学校の作品もご覧になれますので、さわやかちば県民プラザまで足を運んでみてください。

須藤昌英

9月8日(木)令和4年度体育祭スローガン

〇今年の体育祭のスローガンは、2年4組からの提案された次の文言が、体育祭実行委員会(委員長:3-3梅崎琴美さん、副実行委員長:泉 悠太さん)で承認&決定されました。

深紅(しんく)の刃(やいば)

純白(じゅんぱく)の盾(しーるど)

切り開け 勝者への道

いかかでしょうか?語呂もいいですし、紅白のコントラストが上手に表現されており、何より若者らしい潔さが感じられます。

〇2年前に漫画や映画で大ヒットした「鬼滅の刃」を、私は題名だけは聞いていましたが、ストーリーなどはまったく知りませんでした。そこで少し調べてみました。引用します。

〇「物語の舞台は日本の大正時代で、“鬼”に変えられてしまった妹を人間に戻すため、主人公が“鬼”に立ち向かう姿を描いた和風ダークファンタジー」だそうです。また「ヒットした理由としてまず最初に考えられるのは、敵味方問わず登場人物が深く掘り下げられていること。『日本一慈しい鬼退治』というキャッチコピーからも分かる通り、敵である鬼にも善良な人間だった過去があります。“鬼退治”というシンプルなストーリーの中で、家族愛や兄妹愛、勧善懲悪ではない複雑で奥深い心理描写を描いたこと。この点が、年齢や性別を超えて読者の共感を集め、幅広い層のファンを獲得することに繋がった」とありました。今度機会があれば、観てみようと思いました。

〇体育祭でも、生徒一人ひとりが自主的に参加しつつ、仲間とのつながりの良さを感じてもらいたいと願っています。

須藤昌英

9月8日(木)うれしい情報が入りました

〇昨日、地域の方からお礼の電話が学校にありました。本校3年女子のUさんが、自宅近くで泣いていた小学校2年生に声を掛け、自宅に帰ることができように手配したということです。

〇概要は、「一昨日の夕方、我孫子市の小学2年生が、放課後に友達の家に遊びに行った帰り、道がわからなくなり途方にくれて道端で泣いていました。そこへUさんが通りかかり、「どうしたの?」と声をかけました。迷子だとわかったので、すぐ近くの自分の家にいた祖母と隣の方に相談し、当初は警察に連絡しようと思いましたが、学校名がわかったので、小学校へ連絡して事情を説明し、その後は小学校から保護者に連絡をいれてもらい、保護者の方が迎えにきて自宅に戻った」とのことです。

〇先日も他県で2歳の男の子が自宅から行方不明になったというニュースもありました。小学生とはいえ、泣いている子に声をかけるのはとても勇気のいることです。Uさんの行動は、さすが中学生と思わせるものです。本校には素直で優しい生徒(他にも大勢います)がいることを知り、うれしくなりました。

須藤昌英

9月7日(水)応援リーダーは昼休みに練習しています

〇17日(土)の体育祭に向けて、赤組と白組の応援リーダーたちが昼休みにそれぞれ理科室と被服室に集合し、打合せや練習を行っています。

〇彼らは自分の体と声を使って、仲間を鼓舞し、チームの一体感を得ようと努力しています。どの中学校も3年前までは、衣装や小道具も揃えて、盛りあがっていましたが、コロナ禍&熱中症対策では時間短縮が求められているため、そこまで出来ません。各組ともそれぞれ5種類ずつの応援を考案し、それを覚えることから始まります。パソコンから映像を何度も映し出し、掛け声と振付が身体にしみこむまで練習しています。覚えるのは大変そうですが、その反面精一杯楽しんでやってもらいたいと思います。

須藤昌英

(白組応援リーダー)

(赤組応援リーダー)

9月6日(火)水道(手洗い場)増設

〇富勢中に赴任して5ヶ月、やっと校舎の全体図が頭に入りました。本校は校庭からみで右から、1号館(二階建て:3学年教室)、2号館(三階建て:特別教室)、3号館(四階建て:1学年教室)、1号館の裏に中庭をはさんで4号館(二階建て:2学年教室)があり、それぞれを通路でつないでいます。

〇私もこれまで市内の数校の中学校で勤務してきましたが、ここまで複雑なつくりの学校はありませんでした。4月当初はどの教室に行くにも校舎配置図を手にもち、歩きながら必死に覚えていました。ただその後も、急な用事である教室に向かうも、何度か間違えて遠回りをするなどの失敗をしてきました。先月の夏季休業中、生徒がいない校舎内を点検してまわり、ようやくここにきて全体像をはっきりと把握し、間違えることもなくなりました。

〇創立76年目ですので、当初の木造校舎から何度となく建て替えや増築を繰り返してきたため、このような校舎配置図になっているのでしょう。ただ校舎内を巡回していると、建築された年代が違うので、どの校舎も統一感は少なく、それぞれ独特なつくりをしています。1号館などはいまだ、廊下と教室の境の窓枠は、木造のところもあります。

〇また一番驚いたのは、廊下に水道(手洗い場)がとても少ないことです。もちろんトイレにはありますが、今までの勤務校でも各階に何ヶ所かまとまった手洗い場が設置されていました。これでは生徒に手洗いを奨励しても、物理的に難しいと感じていました。昨年度中から教育委員会に要望し、この夏季休業中に、1号館の二階に小さいですが、水道を設置してもらいました。

〇決してこれで十分というわけではなく、まだまだ足りない状況ですが、今後も教育委員会へ水道増設の要望を行っていきたいと思います。

須藤昌英

*左が従来の手洗い場で、右が新たに設置した手洗い場です。

 

9月4日(月)天気予報の確認とジャンボカボチャ収穫

〇2学期のスタートであった先週の木曜日と金曜日は、ちょうど生徒の登校時間に土砂降りとなり、傘がない生徒は朝からずぶ濡れになってしまいました。何人かに声をかけると、「自宅を出た時には降っていなかったので、傘がありません」「制服ではなく、体操服なのですぐに乾くと思います」などと答えてくれました。今週は幸い台風の直接の影響はなくてすみそうですが、大気が不安定だと局地的な豪雨もありそうなので、毎朝自宅で天気予報を確認するようにしてください。

〇6月に紹介したジャンボカボチャ(アトランティックジャイアント)を、プール前の花壇で育ててきましたが、相当な大きさになったので、収穫しました。この苗は、JAちば東葛富勢支店からいただき食べられませんが、一番大きなもので直径30cm以上あります。秋にはその大きさを富勢中学校区の小中4校(富勢小、富勢東小、富勢西小)で競い合う予定です。果たして優勝できるでしょうか?

須藤昌英

 

 

9月2日(金)確認テスト(3学年)

〇本校では各学年とも、授業での理解度・定着度を判定する目的で、定期テスト(1学期1回、2学期2回、3学期1回:計4回)を行っています。これは、約2か月間ほどの授業内容から出題範囲が示され、生徒はその範囲で授業の復習等を行った上で、テストに臨んでいます。

〇以前にも書きましたが、東京大学池谷教授はその著書の中で、「人の脳の海馬は、『短期記憶から長期記憶』へと情報をつなげる中期記憶を担っています。海馬に入ってきた情報が溜まっている期間は、情報の種類によって異なりますが、短いと1か月程度です。海馬は情報を1か月かけて整理整頓し、『何が本当に必要な情報なのか』を選定しています。」と書いていますが、やはり1~2ヶ月間で習ったことをきちんと復習し、「いつでも使える知識」にしておくことが必要です。

〇一方で、高等学校入試はその「出題範囲が中学校3年間」と広く、上記の定期テストと同様な対策では追いつかない場合が多いです。3年生はこの夏季休業あたりから徐々に計画的に1・2年生の復習を行っています。じっくりと自分のペースで取り組んでほしいのですが、今日で4回目になる「確認テスト」もほぼ7~8割程度が1・2年生の復習問題です。朝から、国語・数学・理科・社会・英語の順で、各自精一杯取り組んでいます。

〇もちろん結果が出ると、「出来た」「出来なかった」と一喜一憂することもありますが、このテストの本当の目的は、自分の復習が足りない部分が明確になったり、それをもとに復習計画の見直しをしていったりすることです。また過去2年間の復習をすることで、それが3年次の授業にもいきてくることは間違いありません。

須藤昌英

 

9月1日(木)第2学期始業式での校長の話

【オンラインによる始業式での校長の話の要約】

〇生徒の皆さん、お久しぶりです。元気にしていましたか?昨日までの42日間の夏休みはどうでしたか?久しぶりの学校の様子はどうですか?体育館改修工事が着々と進んでいますが、そのため2年生は昇降口まで中庭を通ることになったことが変化ですね。

〇唐突ですが、1,2,3と数字が並んでいます。次にくる数字は何だと思いますか?ちょっと近くの人と話合ってみてください。(間をとる)話し合った中で、答えは「4」が一番多かったですか?では、その理由はなんでしょうか?そうですね。1から始まり、1つずつ増えていく「自然数」だとすれば、確かに「4」ですね。するとその次は「5」ですね。これは正解ですね。それでは、他に答えはありましたか?

*この流れで、答えが「5」「6」「7」の場合も全て正解と確認する

〇いかがでしょうか。少し頭の体操になりましたか?もう一度最初の問いをみると、1,2,3と数字が並んでいます。次にくる数字は何だと思いますか?でしたね。それに対し、「4」「5」「6」「7」と4つの答えの可能性があります。私が何を言いたいのかというと、

・一部が同じように見えていても、全く同じでない可能性もあること、なぜそうなるのかの理由をしっかりと考えること

・可能性は1つではないこと、これと思い込んでしまうと他の考えが見えなくなる、「もしかして他にもあるかも・・・?」が大切 ということです。

〇次に、色々な角度から見てみることとして、図形を考えます。右のような2つの立体があります。なんていう立体ですか?そうです、円柱ですね。ただ円柱には、斜めのもの(斜円柱)もあります。

〇では、1つの円柱を別々に、横と上から見ると、どんな図形に見えるでしょうか?

横から見ると ⇒ 長方形に見える(立面図といいます)

上から見ると ⇒ 円に見える  (平面図といいます)

どうですか?同じ立体でも角度を変えてみると、元の図形の印象が異なってみますね。

〇では、どこから(だれから)見ても同じ、つまりどの角度から見ても全く同じに見える立体はなんでしょうか?それは「球」しかありません。どの方向からみても円になります。何が言いたいのかというと、

他人を見る時 ⇒ いろいろな角度から見ていこうとした方が、本当の姿が見られます。

自分が他人から見られる時 ⇒ 誰からも同じように見られるようにした方が、普段の生活で楽に生きることができます。

〇大切なのは、自分の見方や考え方以外にも、色々な見方や考え方があることを知ること。一つの見方や考え方だけにこだわらずに、別の見方や考え方もない?か疑ってみること。自分の考えと友達の考えを比べて、その良さや理由の違いを分析していくこと、いろいろな見方・考え方には、思いこみは一番禁物であることなどです。

〇私の話を聞きながら、「校長先生が言っていることは本当?」と疑ってみることも大切です。YouTubeやSNSの情報に対し、それを鵜呑みにせず、「これっておかしくない?」と考えてみること。この姿勢がこれからの時代を生きる君たちにはますます必要になってきます。私も普段からテレビやインターネットから得られた情報を、「その確かな根拠があるか否か?」「その根拠の出どころはどこか?」「自分の感覚とのすりあわせでどう受け止めたらいいか?」などを常に考えながら見ています。

〇悪く言えば、そういう批判的な見方は「素直じゃない」とか「斜にものごとをみている」などとなりますが、この情報過多の時代には、そのくらいで丁度いいのかもしれないと思うようになりました。明日からの授業でも、「先生や友達は~と言うけど、私は~思う」とか「友達の意見の理由は~ということかな?」と考えてみましょう。

〇2枚の写真は3年前(令和元年度)の体育祭と合唱コンクールです。写っている君たちの先輩は、全員今は高校生となっています。今年は3年ぶりの全校行事となるように計画しています。9月の体育祭、11月の合唱コンクールと成功することを祈っています。

〇最後にこの2学期は、3年生は進路選択の時期になり、今月から一人一人と校長面接を行います。卒業後の自分のやりたいことや夢などを話せるように準備しておいてください。2年生はいろいろな役目を3年生から引き継ぐ時期です。委員会活動や部活動での活躍を期待します。そして1年生はもうお客様ではなく立派に富勢中を支える立場を自覚する時期になります。それぞれの立場で、一段と成長した姿を実現し、楽しい富勢中を一緒につくっていきましょう。

須藤昌英

8月31日(水)「防災週間」に思う

〇内閣府は、台風、豪雨、地震などの災害の未然防止と被害の軽減に資するよう、「防災週間(8月30日から9月5日まで)」と「防災の日(9月1日)」を設けています。

〇特に明日の9月1日は、関東大震災(1923年:大正12年)が発生した日であり、今年はそれから99年目になります。関東大震災については幼い頃、明治生まれだった祖母から実体験を直接聞いたことがあります。当時東京に住んでいた祖父母は、正午近くに大きな揺れを感じ、その後倒壊した建物やあちこちで発生した火災から一晩中逃げ続け、ようやく隅田川のほとりで夜を明かしたそうです。その際は大勢の犠牲者を目にしたと悲しそうに話していました。記録によると、関東大震災で主として火災により約10万5千人の死者、全焼家屋は約21万2千棟だったようです。

〇私はまだ小学校低学年くらいでしたので、話を聞いていろいろとその場で想像してはいましたが、まだそれほどの人生経験もなく、こちらから祖母にそれ以上にいろいろと質問して尋ねることはしませんでした。今思えば、もっと当時の詳しい様子を聞いておけば良かったと後悔しています。その関東大震災の2年後に生まれた私の父(生きていれば現在97歳)も実際には体験しておらず、父からは太平洋戦争の話は聞いたことは何度もありますが、関東大震災については記憶にありません。

〇色々調べてみますと、関東大震災(1923年)の前には、元禄関東地震(1703年)、明応関東地震(1498年)、永仁関東地震(1293年)と約200年の周期で発生しているようです。であるならば、2130年頃に関東大震災並みのM8クラスの地震が起きるという周期説になりますが、最近はそれとは別にM7クラスの「首都直下型地震」というもっと周期の短い地震の発生も指摘されているので、予断はゆるされません。

〇明日から2学期ですが、大きな災害がないことを願わずにはいられません。特に本校は現在、体育館改修工事(来年2月まで)を行っており、災害の際、地域の避難場所としては使用できません。広さが半分以下の武道場と一部の教室のみです。ご家庭でも防災について、話し合いをしていただけたら・・・と思います。

須藤昌英

8月30日(火)「寒暖差疲労」にご注意ください

〇今週に入り、朝夕の涼しさが感じられ、以前の猛暑を考えれば体調的に助かると思う反面、気温の寒暖差が大きいことで、自律神経の働きが乱れ、体が疲れる「寒暖差疲労」が出てくるようです。

〇気温の変化に伴い身体は体温を一定に保つため自律神経を働かせて血液量を調整したり、筋肉で熱を発出したり、逆に発汗して体温を下げたりします。気温差が大きいと自律神経が過剰反応し、大きなエネルギーを消耗することによって疲労が蓄積し、頭痛、めまい、倦怠感、便秘、下痢、不眠などの様々な心身の不調が出てくると言われています。さらに慢性化すると、わずかな気温差でも不調を感じやすくなる恐れもあります。

〇寒暖差疲労をケアするためには乱れた自律神経を整えて、日常生活に適度な寒暖のリズムを作り、自律神経をトレーニングすることが大切です。例えば、散歩などの軽い運動をする、規則正しい生活(適度な睡眠と朝に太陽の光を浴びる)、筋肉をストレッチする 、身体を温める食べ物をとる、ぬるま湯に首までつかり体の芯まで温めるなど。

〇ただまた残暑が厳しい日が戻ってくることも考えられます。日頃のお子様の体調を観察していただき、若いからといって無理をせずに、徐々に身体を慣れさせていくように配慮してください。

須藤昌英

 

8月27日(土)特設駅伝部の練習

〇1学期中に特設駅伝部員を募集し、徐々に練習をしていましたが、この夏季休業から本格的な練習を始めました。もともと陸上の長距離専門の生徒もいますが、そこへ他の部活動からも複数のメンバーが集まっています。

〇朝の涼しいうちに練習をするため、練習開始時間は朝の7時です。準備運動から軽いジョギング、2000mや3000mのタイムトライアルで記録を残し、持久力と精神力を向上させています。今日は県立柏の葉公園内で、他校の生徒と合同練習を行い、より刺激を受けていました。

〇柏市中学校駅伝大会は9月30日(金)、東葛飾地方中学校駅伝競走大会は10月15日(土)に予定されています。選手たちの活躍が楽しみです。

須藤昌英

8月23日(火)柏市中学校英語発表会に向けての練習

〇明日、アミュゼ柏のクリスタルホール及びプラザにおいて、市内中学校の代表者による「英語スピーチコンテスト」が行われます。本校からは、3年生の梅崎琴美さん(暗唱の部)がと3年生落合真友美さん(スピーチの部)が出場します。前日の今日は、本番に向けて最終リハーサルを校長室で行いました。

〇そもそも日本語と英語は、主語と述語の順番をはじめ文法がまったく異なる言語なので、難しく感じるのは当然ですが、「とにかく話したい! 」「絶対話せる! 」という気持ちさえあれば、最後には話せるようになると、昔ある英会話の講師から聞いたことがあります。また難しい単語を使おうとすると、頭の中で適切か考えてしまい、スムーズな会話が成り立たないこともあるそうで、むしろ中学で学んだ基本的な英単語や文法だけでも、テンポよく会話を楽しむほうがずっと上達するそうです。

〇二人とも堂々たる3分間弱のスピーチでした。明日本番での健闘を祈ります。

須藤昌英

8月19日(金)富勢地区学校運営協議会研修会(塾議)兼教育ミニ集会

〇富勢中学校区学校運営協議会の涌井会長のもと、運営協議会委員、地域住民、4校教職員(富勢中、富勢小、富勢東小、富勢西小)が富勢小に集まって、グループワークを基本とした「塾議形式」の研修会を行いました。

〇この研修会は、地域と学校がお互いのもっている情報を共有しあい、この学区の子ども達が将来、この富勢地区に誇りをもち、愛してくれるようになるために、これから何ができるか、何をすべきかについて、顔と顔を突き合わせて考えていこうという目的があります。

〇各グループ5人~6人で、16グループをつくり、円陣を組みながら3色の付箋紙を使って、活発な話し合いが行われました。日頃はあまり顔を合わせて話のすることのない地域の方々や小学校の先生方とも気軽に話ができ、この富勢地区の良さや小学校の様子がよくわかりました。

〇今後は各グループが作成したシートを分析し、それを元に学校運営協議会で2学期以降、富勢地区の各学校が連携し、子どもたちのためにできることは何かを絞っていくことになります。お忙しい中、ご参加いただいた地域住民の方々、ありがとうございました。

8月17日(水)定例の市内校長会議を行いました

〇夏季休業も残りあと2週間となり、「9月からの2学期をどのように迎えるか」をテーマとしたWebによる校長会議が行われ、校長室で参加しました。主な内容をお伝えします。

1 9月1日の始業式を迎えるための準備

 三者面談などの中で伝えられた生徒の家庭での過ごし方の様子を踏まえ、もし新学期に不安を抱いている生徒がいる場合、家庭と連絡をとりあい、不安を取り除く方法を家庭と連携しつつ検討する。

2 変化していくコロナに対応した感染防止

 爆発的に増加した第7波の状況を今後も注意深く見守り、継続した感染防止対策の再確認を行う。特に体育祭などの実施にあたり、学校内でのクラスター発生をさけるための方策を優先する。

3 熱中症対策予防優先の徹底

 暑さ指数(WBGT値)を注視し、活動計画は体力面を考慮しつつ、こまめな水分補給と休憩を促す。また屋外の運動では適宜マスクを外し、その際は極力お互いの距離をとり、会話は控える。

4 台風シーズンにおける防災への備え

 先日の台風8号の接近の際は、本校に幸いにして大きな被害はなかったが、例年10月ころまでは幾つかの台風が発生し、近づくことも考えられる。地震(9月1日の防災の日)や線状降水帯などの風雨災害も含めて、自然災害への備えをしておく。

〇上記の1に関して、もしご心配ごとがあれば、学校へ連絡してください。また9月17日を予定している体育祭につきましても、実施方法の詳細がきまりましたら、お知らせいたします。

須藤昌英

 

8月8日(月)サルスベリ(百日紅)の花が満開

〇正面玄関前にあるサルスベリの木に、濃いピンクの花が咲き誇っています。本校のサルスベリはその大きさから、相当の樹齢だと思われます。

〇サルスベリの花について調べてみると、「咲く季節は夏で、その花は非常に開花期が長く、6月から咲き始め、9月の終わりから10月初旬まで咲いています。サルスベリの魅力は何よりもその花です。よく見るととても変わった形をしています。花は円錐花序(えんすいかじょ)といって、小さな花の集合体を枝の先に房のように咲かせます。」とありました。

〇また本校の濃いピンクの他、「花の色は多彩で、赤、淡いピンク、紫、白、褐色がある」そうです。確かに自宅近くを散歩していると、多くのお宅の庭に色々な色の花が咲いています。

〇本校のサルスベリの木の真下に、「友愛の像」という若者二人が両手をとりあっている白像があります。校長室の古いアルバムをめくってみると、少なくとも昭和三十年代にはあったらしく、となると60年以上前から、本校の歴史をみてきたと思われます。

〇先週はグッと気温が下がり、過ごしやすい日が2~3日ありましたが、今週からまた猛暑の日が復活するようです。涼しいと夏の疲れが出てきますし、コロナの感染症状況も予断を許しません。どうぞお身体をご自愛ください。

須藤昌英

1学期ありがとうございました

〇赴任した4月1日より、実際に目の前で見たことや思いついたままのことをあえてまとめずに、「雑感」として書いてきましたが、今振り返ると、この3カ月半は、本校の「素晴らしさやもう少しここをこうするともっとよくなる」ことを単に知るだけでなく、体感しつつ理解してきた日々だったと感じています。

〇この間、特に思い続けてきたことは、中学生に「自ら主体性をもつ」ようにしてほしいと願いながら教育活動をするには、まずは私も含めて大人である教職員が「自立から自律」へと意識を変えていくしかないということです。

〇前者の「自立」は、「他人に頼らず、自分で独立した状態」ですが、後者の「自律」は、「自分で考え、行動の主体となった状態」です。となると「主体性をもつ」に関しては、「自立」よりも「自律」が求められており、教職員には「教育活動の一丁目一番地である『授業』に全力を注いでほしい」と言い続けてきました。その上で、今日の終業式で生徒たちには、「これからも授業の中で、自分で考えたことや友達の考えを相互に承認しあい、時には批判的な見方もしつつ、何か一つでも心が動く(感動)経験をしてほしい」と話をしました。

〇明日から8月いっぱいまでの夏季休業中、家庭が生活の中心となります。学校へ行けば友達がいたり、スケジュールが決まっていたりと、それに合わせて生活のリズムをつくっていた生徒は、それが一時的になくなって、戸惑うこともあるかもしれません。逆に、人や時間に縛られないで、自分の好きなことをトコトンやっていきたいと思っている生徒もいるかもしれません。いずれにせよ、私たち大人も中学生の頃はかつてそうだったように、「人生は自分探しの旅である」、「己事究明(自分とは何かを明らかにしていくこと)」の言葉とおり、日々自分と向き合い自分らしさを見つめていくことは、中学生という青年前期にはとても重要であると思います。

〇1学期間の御理解と御協力に感謝いたします。夏季休業中も、8月6日~16日を除くウィークディの8時半から16時半までは、職員が学校におりますので、ご相談等があればご連絡ください。

須藤昌英

7月20日(水)第1学期終業式

〇4月5日にスタートした1学期の授業日数は、今日までで71日間でした。さらに詳しくは、2・3年生は入学式に参加していないので70日、1年生は始業式から3日後の入学式からの登校になるので68日です。いずれにせよあっという間でしたが、振り返るといろいろなことがあった気がします。

〇終業式は、明日から体育館が改修工事のために使用できないこともあり、2及び3学年は体育館、1学年は感染防止策として教室で行いました。予定では「校歌斉唱」も行いたかったのですが、「校歌静聴」に切り換えました。

〇私からは、まず先日も書きましたが、1時間の授業を通して、生徒と一緒に授業に参加していると、生徒の表情やつぶやきから、その授業への興味関心や理解の度合いがある程度わかること、そのときに、「あ、い、う、え、お」のような生徒の反応がよく見られることを伝えました。次に、先日の保護者アンケートの結果からも、「学び続ける富勢中」の一員として各自が授業に前向きに取り組んでいたこと、各学年とも3年ぶりの校外学習ができたことを保護者も喜んでいることを話しました。また体育館は来年2月まで改修工事で使用できないので、2学期の始業式・終業式、3学期の始業式はオンラインでおこなうこと、3月の卒業式は新しい体育館で気持ちよく行えることなどを話しました。

〇生徒指導主任の古島教諭からは、「夏休みは暑いことから例年水の事故が心配されます。気持ちが大きくなって大胆な行動にならないように。また人間関係が壊れていくのは、ほとんどがSNS上の問題からの場合が多いので、十分に気をつけて使用すること、もしトラブル等が起きたら身近な大人に相談すること」を話しました。

〇最後に、9月17日の体育祭における「組の色決め」の抽選を行いました。結果は、

赤組 応援リーダー:和田さん(3-2) 副リーダー:坂巻さん(3-1)

白組 応援リーダー:飯島さん(3-5) 副リーダー:長谷川さん(3-4)

その後、一人一人から当日に向けての熱いメッセージが全校生徒に向けてありました。さすが3年生で、しっかりと自分の言葉で聞いている生徒に投げかけるような話し方でした。

すべてを30分以内で終了し、教室で学級活動を行いました。

須藤昌英

 

7月19日(火)体育館の長寿命化改良工事が始まります

〇夏休みから来年の2月にかけて、体育館の工事を行います。その為早速、体育館を囲むような柵を設置しています。工事期間中は、体育館玄関前の通用門は閉鎖されたり、体育の授業や部活動は使用できなかったりと支障が出てきますが、安全を最優先していきますので、ご了承ください。

〇近隣の方々にも、工事車両の出入りや多少の騒音でご迷惑をおけけしますが、よろしくお願いいたします。

須藤昌英

〇2,3年生の部活動に入っている生徒たちが、体育館内のすべての用具等を校舎に移動させてくれました。倉庫内のボールや支柱・ネット、卓球台、パイプ椅子など、こんなに多くの物品が入っていたのかと驚きました。

〇体育館は骨組みや窓枠などは残しますが、その他はいったんすべて取り外しまたは廃棄し、リニューアルする予定です。来年の卒業式は、真新しい体育館で行うことができます。

7月18日(月)成功よりも成長を!

〇今月に入り、昨日まで3度の週末がありましたが、連日、岡本教頭と運動系部活動による柏市総合体育大会の各会場を分担して回り、生徒たちの躍動する姿をみてきました。校長としては、授業やその他の活動では見られない生徒たちの姿をみると、好きなことに一生懸命取り組んできた若者の姿は、「美しく、輝いている」と感じます。

〇先日の壮行会で生徒たちには話しましたが、この柏市総体は県大会、関東大会、全国大会へとつながるもので、そのために柏市の代表を決めることが目的であり、県大会に行けるのは、柏市の21校中1校か2校です。勝敗がつくのは仕方ありません。勝っては「これまでの努力が実った」と喜び、負けては「もう少しこうすればよかった」と悔やんでしまうのは人情です。

〇しかし部活動の真の目的は、「成功(優勝)ではなく、成長(人間性)をする」ことにあります。特に3年生は大会が終わってから、受験準備などに気持ちを切り換えるのに、しばらくは時間が必要だと思います。どうぞご家庭でも、本人の成長を見守り、次のステップに踏み出せるように声をかけてください。

須藤昌英

(柏市総合体育大会の様子:抜粋)

7月15日(金)1学期給食最終日

〇1学期は4月から今日まで、64回の給食を提供することができました。本校の鹿野栄養士と委託業者の北総プランニングサービス株式会社が連携し、栄養バランスや多彩なメニューを工夫して、生徒の活動や成長を支えてくれました。

〇「黙食」はしばらく続きそうですが、黙って食べることに集中すると、食材の味がより感じられるというような意外な利点もあるようです。夏休み明けは、9月2日(金)より2学期の給食をスタートする予定です。

〇本日の「広報かしわ」に、市の補正予算で、今月から来年3月まで、1食あたり約30円の補助をしてもらえる記事があります。生徒たちの成長と健康のため、市民の税金が使われていることを、来週の終業式に全校生徒に話をしようかと考えています。3年生は社会科の公民で「税の仕組み」について学習しますが、2年生及び1年生も、大人になるための知識として、この社会の成り立ちについても知っておくべきだと感じます。

須藤昌英

7月15日(金)授業風景21(3学年音楽)

〇音楽の授業では、鑑賞の活動を通して,次の事項を指導しています。

ア 音楽を形づくっている要素や構造と曲想とのかかわりを感じ取って聴き,言葉で説明するなどして,音楽のよさや美しさを味わうこと。

イ 音楽の特徴をその背景となる文化・歴史や他の芸術と関連付けて,鑑賞すること。

ウ 我が国や郷土の伝統音楽及び諸民族の音楽の特徴から音楽の多様性を感じ取り,鑑賞すること。

〇3年生ともなると、「ブルタバ(モルダウ)」という曲を、オーケストラが約12分間演奏するのを聴きながら、スラスラとしかも何行も「自分の感じたことを自分の言葉」で書いていました。私も一緒に聴いて書いていましたが、感じたことを文字にすることにとても苦労しました。彼らの感性の豊かさと表現力にはびっくりしました。

須藤昌英

7月14日(木)授業風景20(3学年保健体育)

〇近年、医療技術の進歩などにより、日本人の平均寿命が延びていく一方、食習慣、運動習慣等の生活習慣が深く関与して発症する「生活習慣病」が、若年層でも増加しています。

〇生活習慣病の多くは自覚症状がほとんどなく、不調を訴え病院に行った頃には重大な結果を招く事もあります。誤った生活習慣の積み重ねによって起こりますが、正しい生活習慣で予防が可能な病気でもあります。

〇寝不足、脂質塩分の多い食べ物ばかり摂取する、野菜を食べない等の生活をくり返している人は生活習慣を見直し、少しでも身体を動かす事や早寝早起きなど、できる事から生活習慣を改善することを生徒たちには学んでもらいました。

須藤昌英

7月13日(水)授業風景19(3学年数学)

〇柏市教育委員会では、生徒に貸与しているタブレットで、主に算数・数学の自主的な学習に役に立つ「ミライシード」という「デジタルドリル」を使用できるようになっています。授業中はもちろん、自宅の家庭学習でも使用できます。

〇自分で勉強する中でわからないところが出てくるとき、小学校からの復習や映像コンテンツもあります。授業でも繰り返し挑戦するなど、自分の目的や進度ペースを工夫してみるように指導しています。

須藤昌英

 

7月12日(火)授業風景18(3学年国語)

〇3年国語の「薔薇のボタン」(梯久美子・作)の単元では、戦争史に光をあててきたノンフィクション作家の梯(かけはし)久美子さんが、被爆者の遺品を取り続ける石内都さんの作品に出合って、広島の原爆で犠牲となった方々の思いをあらためて考え直していくという内容を学習しています。

〇「遺品」というとモノクロの世界で表現されてきたものが多いですが、石内さんは広島に投下された原爆で亡くなった女性たちの「遺品(ふわりとして透き通ったアバンギャルドなドレス、小花模様のブラウス、やわらかそうな靴、刺繍のはいった布のバッグなど)」をあえて華やかさを感じるような写真にしています。その写真に梯さんが感動し、石内さんの真意を明らかにしていきます。

〇生徒たちは、来月6日の広島平和記念日を前に、戦争の悲惨さとその中で懸命に生きていた少女たちに思いをはせていました。

須藤昌英

ミストシャワーを設置しました

暑さ対策として、校舎からグランドへ入る入口に、ミストシャワーを取り付けました。体育の授業や9月の体育祭に向けて、少しでも生徒の体感温度が下がるようにしていきます。

*写真では見えにくいですが、上から大量のミストが降っていて、下を通ると頭から濡れてきます。

須藤昌英

7月11日(月)1学年「いじめを許容しない授業」

〇先週の金曜日、スタンドバイ株式会社から講師をお招きし、オンライン形式で、「いじめを許容しない集団の雰囲気を醸成するため授業」を全クラスで実施しました。冒頭の10分間のドラマ「私たちの選択肢」をもとに、身近なところで、いじめなどで困っている自分自身やクラスメイトが、相談したりSOSを出したりすることが大切だということを学びました。

〇最後に、顔を知っている人よりも知らない人の方が相談しやすいと感じる生徒が一定するいることから、柏市教育委員会と連携し、匿名で相談できる「スタンドバイ」への投稿の仕方も教えてもらいました。

須藤昌英

お子様の様子の見守りをお願いいたします

安倍晋三元首相が亡くなられたというニュースが伝えられています。ご冥福をお祈りいたします。

しばらくは同じような報道が続くと思います。衝撃的な映像はストレス反応を高めることが指摘されています。お子様の心の状態を観察していただき、もしご心配なことがあれば、専門家に相談するなどしてください。

またそのようになった場合には、週明けに学校にもご連絡ください。

須藤昌英

 

7月8日(金)授業風景17(3学年英語)

〇「かわいそうなぞう」という絵本があります。その英訳本の題名は、「Faithful Elephants(従順な象たち)」で、その英文を読解していく授業でした。

〇参考までにあらすじです。

「第二次世界大戦が激しくなり、上野動物園では空襲で檻が破壊された際の猛獣逃亡を視野に入れ、殺処分を決定する。ライオンやトラ、クマが殺され、残すはゾウのジョン、トンキー、ワンリーだけになる。ゾウに毒の入った餌を与えるが、ゾウたちは餌を吐き出してしまい、その後は毒餌を食べないために殺すことができない。毒を注射しようにも、象の硬い皮膚に針が折れてしまうため、餌や水を与えるのを止めて餓死するのを待つことにする。ゾウたちは餌をもらうために必死に芸をしたりするが、ジョン、ワンリー、トンキーの順に餓死していく。・・・」

〇内容を絵本で知っている生徒たちも半数くらいいましたが、真剣に英単語を調べ、英訳にグループで協力して取り組んでいました。このような作業をきっかけに、将来に向けて、英文をスラスラと読む力を身につけてほしいものです。

須藤昌英

 

7月7日(木)教員研修(授業研究:道徳)を行いました

〇昨日の午後は、2年3組と3年2組以外のクラスは給食後に下校してもらい、薄井教諭と中居教諭の「特別の教科 道徳」の授業を通し、全職員で授業の設計の仕方や進め方について、研修しました。

〇柏市教育委員会から2名の講師(お一人は柏市の麗澤大学でも大学生に対して教鞭をとっておられる)をお招きし、2人の授業について、「ねらい通りに生徒の話し合いなどが進んだ点」や「ここはもう少しこうするとさらに良くなる点」について、教えていただきました。

〇前にも書きましたが、我々教職員にとって、研修は義務であり、「自ら学び続けていく」ことが、生徒への責任であります。

須藤昌英

7月5日(火)柏市総合体育大会&コンクールへむけての全校壮行会

〇午後の体育館は全校生徒が集まっても、風通しがよく、熱中症の心配は少なくてすみました。今年度初めての校歌を全校生徒で歌うことができました。感激しました。

〇2年生が20名の有志の応援団(団長2年4組小泉さん)を結成し、彼らが中心となって全校生徒から応援をもらいました。これまで努力してきたことを、それぞれの大会&コンクールで精いっぱい発揮してください。 

須藤昌英

 

 

吹奏楽部

柔道部

サッカー部

剣道部

男子ソフトテニス部

美術部

男子バスケットボール部

陸上競技部(短距離、長距離)

 女子ソフトテニス部

バレーボール部

バドミントン部

 卓球部

女子バスケットボール部

野球部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月4日(月)富勢中校歌について

〇2年以上続いたコロナ禍での学校において、始業式や入学式では、「校歌斉唱」がまったく行われていません。ただ、先月あたりから1年生の音楽の授業でも、校歌斉唱の練習が始まり、その歌唱テストも行われています。実際私もまだ、全校生徒で歌う富勢中の校歌を聞いたことがありませんので、1年生の歌を聞いて、歌詞をほぼ覚えた状況です。

 

〇歌詞には、約70年前のこの地域の様子が描かれています。特に1~3番までに「ああこの丘」が入っており、かつては軍隊の駐屯地であったと聞いているこの土地は、昔から「良い土地」とされてきたと想像しています。また私の勝手な解釈では、1番が学校の朝方、2番が昼間、3番が夕方の様子をあらわし、一日を通して生徒たちの学びが多いことを願ってつくられたと感じています。

〇また徐々にコロナの感染が広がっているようですが、1学期の終業式には、全校生徒の歌う校歌を聞くことのできる状況であってほしいと願っています。

須藤昌英

7月3日(日)柏市中学校総合体育大会が始まりました

〇昨日の卓球をかわきりに、夏休みにかけて、県大会から関東大会、そして全国大会へつながる予選として、柏市中学校総合体育大会が始まりました。よく略して「総体」と呼んでいますが、その他多くの競技が別々の日程で行われ、柏市21中学校の代表校または個人選手を決めます。

〇3年生としては最後の大会となり、敗退すると各部活動からは引退となり、後輩たちにバトンタッチとなります。最近の暑さにも負けず、最後の調整に各部活動とも余念がありませんが、これまでの練習の成果を精一杯発揮してほしいと願います。

須藤昌英

7月2日(土)各学年の校外学習(旅行的行事)を終えて

〇昨日の1学年校外学習をもって、1学期の全学年の校外での学習が終了しました。すべて3年ぶりの実施でした。この旅行的行事の目的は、1学年の目的にあるように、集団での協調性を養うことや場をわきまえた行動、周囲への感謝の気持ちをもたせることですが、要するに一言では、「社会的な自立を目指す」にあります。学校内の生活ではどうしてもお互いに甘えなどが出てきますが、学校の外でより社会に近い場面で、遭遇したトラブルに対してみんなで話し合い、その場で行動の方針を決めていくことは、生徒たちにとっては貴重な学びとなります。各学年ともその経験を今後の学校生活にいかしていくようにします。

〇現在実施している「1学期学校教育評価アンケート」の中で、「3年生の修学旅行が期末テストの直前だった。もう少し配慮があってもいいのではないか」とご意見をいただきました。実は修学旅行だけはJRの新幹線を利用する都合上、約2年前にJR側が旅行日程を決め、それに合わせて宿泊先のホテルを決める手順になっています。つまり今回の3学年の日程も2年前にすでに決まっておりました。また来年の修学旅行(現2学年)は令和5年6月中旬に決定しています。そして再来年(現1学年)の日程もまもなくJRから通知されます。そして2学年の林間学校や1学年の校外学習は、決まった修学旅行と日程がかぶらないように、あとから実施日を決めています。

〇今年は確かに3学年の生徒達にとっては、帰ってすぐの期末テストでしたので、事前にできるだけテスト準備をしておくように指導してはいましたが、実際に負担感も大きかったと思います。来年以降もできるだけ生徒の負担がないように配慮してまいります。どうぞご理解をお願い致します。

須藤昌英

全クラス解散完了です。

先ほど北柏駅で、すべてのクラスが解散しました。。まだ暑いので、自宅まで気をつけて帰るように指導しました。疲労感があると思いますので、ご家庭で体調をご確認下さい。保護者の皆様のご協力で、何とか終わりました。ありがとうございました。

出発式

後片付けも終わり、帰りの支度で、集まりました。気温は36℃に上がり、木陰にいても蒸し暑さは相当なものです。常に飲んでいないと、干上がってしまう感じです。健康観察では大きな体調変化は、ありません。無事に帰りたいです。

いただきます‼️

あちらこちらから「いただきます」と大きな声が聞こえます。暑さと闘いながら、みんなて作ったカレーライスの味は、いつもとはちょっと違って、「深くて何とも言えない」味かもしれません。私も一組2班が作ってくれたカレーを一緒にいただきました。気を利かせて大盛にしてくれたのですが、いつもよりも多いので、何とか食べきりました。

そろそろ仕上げ⁉️

飯ごうとカレー鍋の状態を見ながら、最後の仕上げに入ります。微かな風が吹いていますが、日向の気温33℃、木陰でも30℃近いです。私も朝からペットボトル二本を既に飲んでしまいました。

ちょっとした自然を感じます

久しぶりに清水公園にきましたが、昔よりも整備され、トイレもログハウスのようで、最新式です。何より自然を満喫できます。ある生徒は、タマムシを見つけて知らせに来てくれました。きっと虫などに興味があるのでしょう。このような校外での活動で、普段では見られない生徒の表情などを担任などは強く感じているようです。

清水公園到着

キャンプ場は木陰ですが、蒸し暑く、もう少し風がほしいです。すぐに写真撮影しました。10時からカレー作りです。氷も大量に用意しています。

6月30日(木)明日の1学年校外学習の内容変更について

〇本日1年生には、「お知らせ」に掲載した文書を配付しましたが、明日は関東地方のほぼ全域に、熱中症警戒アラート(原則屋外での運動禁止)が出される予報があります。そこで午後のアスレチックは行わず、午前中は予定通りにカレーライスづくりをし、その後は雨天の場合の日程で予定よりも2時間程度はやく帰路につくこととしました。

〇生徒にはこれまでの経緯と2学期に以降に代替行事をこれから考えていくことを私の口から伝えました。どうぞご理解とご協力をお願いいたします。

須藤昌英

 

6月30日(木)明日の1学年校外学習について

〇今月は2学年の林間学校、3学年の修学旅行が終わり、最後の1学年は、清水公園に電車を使って班別で行き、午前中は飯盒でご飯を炊いてのカレーライスづくり、午後はアスレチックで小さな冒険体験予定しています。

〇しかし、史上最速の梅雨明けと連続の猛暑日が続き、明日の実施方法を昨日の夕方に関係職員と会議で話し合いました。ちょうど本校と同じ行程で昨日清水公園に行った市内の中学校がありましたので、その情報をもらい、以下のような熱中症対策の重点を絞りました。

1 北柏駅から清水公園までの往復の班行動では、マスク着用は電車内のみとする。また外を歩く際に帽子をかぶるように指導する(可能であれば首に冷却タオルやハンディの扇風機なども持ってきてよい)

2 カレーライスづくりの場所は、屋根と木陰になっており、風も通りやすい。しかしかまどで火を扱う際には、適宜水分補給をさせる

3 約1時間のアスレチックのコースは3つあり、そのうちの2つ(冒険コース、チャレンジコース)はほぼ木陰になっている。残りの水上コースは日なたであるが、体力に自信のある生徒のみ(希望者)とする。他の生徒は木陰で実施することになる

4 水筒の中はできるだけスポーツドリンクなど塩分も補給できるものが望ましい。また現地では水筒を補充するペットボトルを1本配付するが、もし足りなければ各自持参した小銭で、自販機から購入するのも認める

5 学校から氷を入れたクーラーボックスを数個現地に運び、生徒たちに適宜使用するように呼び掛ける

〇本日の事前指導で、校長から「絶対に無理をせず、はやめに体調の異変を感じたら、近くの先生に相談する」ように話します。

須藤昌英

6月29日(水)応援団結成・練習開始

〇来週の5日に行われる「柏市総合体育大会壮行会」の中で、応援団を中心に全校生徒で各部活動の出場選手への応援を行います。その指揮をとる応援団が2年生で結成され、その練習が始まりました。

〇昼休みの体育館は、蒸し暑いサウナのようですが、掛け声と振付けを懸命に覚えようとしていました。自分のことはさておき、先輩や仲間のために自分の身体を使って、貢献しようとする気持ちが尊いと思います。

須藤昌英

6月28日(火)ミニ教員研修

〇これまで柏市の学校では、15年以上にわたりポプラ社が提供してきたインターネット百科事典『ポプラディアネット』をPCでの調べ学習等で活用してきました。そのサービスが昨年度で終了し、あらたに『Sagasokka!(サガソッカ)』という、1人1台端末時代に相応したものが開発されました。
〇先週の期末テストの午後、岩瀬学校図書館指導員が講師となり、具体的な活用方法を学ぶ教員研修を行いました。パソコンで何かを検索するときに、よく「Wikipedia(ウィキペディア)」をみることがありますが、Wikipediaは、世界中のボランティアの共同作業によって執筆されるフリーの多言語インターネット百科事典で、この中の情報は書き込んでるいる人が不特定多数であることから、その信憑性は疑問視されています。
〇そこでサガソッカは、信頼のある百科事典を基盤としつつ、生徒の「興味」に寄りそって、「学ぶ楽しさ」を実感できるわかりやすい解説や、項目に紐づく画像・資料、テーマ分類、おすすめサイト等、デジタル版独自の情報も利用できます。知りたいことをいつでも、どこでも、思いのままに検索することにより、探究/調べ学習の第一歩となる基本情報を、生徒たち全員が手にすることができます。

〇新しいツールを使って授業をしていくためには、まずは教員がその長所を理解し、効果的な使用方法を身につけなければなりません。この研修を契機として、各教科や総合的な学習の時間などで、このサガソッカをどのように活用していくかを引き続き模索していきます。

須藤昌英

 

6月27日(月)関東で40℃・東京で最速の猛暑日

〇昨日と一昨日は、関東地方では山越えの気流となったことで気温が高くなり、群馬県では最高気温が40度を超え、東京でも猛暑日になりました。6月の40度超えは初めてで、東京も観測史上最も早い記録でした。東京都心は昨日に続いての猛暑日で、6月の時点で2日連続の猛暑日となるのは、1875年の観測開始以来初めてらしいです。

〇今後も本州を南下している前線は、次第に消滅し、太平洋高気圧が日本付近をおおうようになるため、今週以降も記録的な暑さが続く予想が出ています。今梅雨明けしているのは、沖縄・奄美地方だけですが、天気図からみると、梅雨明け後の真夏の様相のようで、気象庁は「記録的に早い梅雨明け」を発表するかもしれません。

〇生徒たちの学校生活にも、これまで以上に注意を払っていきます。「熱中症」は即いのちの危険にかかわります。熱中症に特に注意が必要なのは、体が暑さに慣れていない状態で、暑い日が続くこれからのタイミングと言われています。本格的な暑さを迎える前に、体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」をすることが大切です。「暑熱順化」ができていないと、体の熱をうまく外に逃がすことができず、熱中症になる危険性が高まります。暑熱順化には個人差もありますが、数日から二週間程度かかります。また、一度暑熱順化ができていても、数日暑さから離れると暑熱順化の効果は薄れてしまいます。

〇繰り返しのお願いになりますが、登校時の適切な服装(長袖などはさける)、帽子の着用(日傘の有効性も)、水筒持参(冷水、スポーツドリンクや麦茶、経口補水液などでミネラル分)、睡眠時間の確保(夜更かしをさける)などをご家庭で指導してください。

須藤昌英

6月24日(金)1学期期末テスト2日目

〇昨日の期末テストは3教科でしたが、今日は2教科です。1教科50分ですが、生徒たちには、準備(復習)してきた学習を精一杯いかして頑張ってもらいたいです。

〇先日はテストの準備に関して、「短期記憶から長期記憶へ」にするためには、繰り返しアウトプットをした方がよいことを書きましたが、一方で「記憶」をまた別の視点で、「経験記憶」と「知識記憶」と分けることができます。これについても先日と同じく、東京大学大学院の池谷裕二教授の著書から引用させてもらいます。

〇「相手に説明するのは、決して相手のためだけでなく、自分のためでもある」とは昔から言われていますが、脳科学からもそのことは正しいことがわかります。

須藤昌英

 

6月22日(水)短期記憶から長期記憶へ

〇生徒たちは今、主に4月からの授業内容を復習し、明日からの期末テストの準備に追われています。授業をまわっているとよく、「私はあまり覚えることが得意ではありません」とか反対に「僕は自分で覚えやすい方法を考えて勉強しています」という生徒の声を聞きます。つまり授業で学んだことを、正確に「記憶」するということを重視しているということでしょう。

〇ところで「記憶」とは、脳科学的に言えば「脳内で新たな神経回路が形成されること」だそうで、ヒトの脳には、一説には1000億個もの神経細胞があるようです。そして記憶には、「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があり、短期記憶とは、「脳の中に短期的に記憶しておく能力のこと」で、情報を一時的に保管することです。それに対して、長期記憶は、「情報を長期的に記憶すること」です。パソコンで例える(記憶とパソコンの仕組みはよく似ている)と、短期記憶がRAM(パソコンの中のデータを活用しパソコンにデータ保存するための領域)、長期記憶がHDD(パソコンの中にたくさんのデータを保存しておくための領域)といえます。

〇東京大学大学院の池谷裕二教授(日本の薬剤師、薬学者、脳研究者)は、その著書「受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法」で、次のような指摘をしています。少し長いですが、引用させてもらいます。

「人の脳の海馬という部分は、神経細胞の結合をつくる役割を果たしていており、『短期記憶から長期記憶』へと情報をつなげる中期記憶を担っています。海馬に入ってきた情報が溜まっている期間は、情報の種類によって異なりますが、短いと1か月程度です。海馬は情報を1か月かけて整理整頓し、『何が本当に必要な情報なのか』を選定しています。一日のうちに、新しい知識をあまりにもたくさん詰め込むのは避けたほうがよいですし、そもそも勉強は「復習」に主眼をおくべきで、覚えられる範囲をストレスなく覚えること、これが記憶の性質に適した学習方法です。比でいうと、『予習:学習:復習=0.5:1:4』が理想的です。」

「心理学者ビネーは、脳は入力よりも出力を重要視しています。海馬に『この情報はこれほど使用する機会が多いのか、ならば覚えねば』」と判断させること、つまり「詰込み型」よりも「知識活用型」の方が効率的だということです。ならば教科書や参考書を何度も見直すよりも、問題集を何度も解く復習法の方が良いでしょう。」

「ポイントは、『脳を上手くダマす』ことです。短期間の間に、同じ情報が何度も脳に入ると、海馬は『こんなに短期間のうちに何度も入ってくる情報なら必要なものに違いない!』と勘違いします。つまり、一定期間の間に何度も復習を繰り返すことで勉強した内容が長期記憶になるということです。」

〇要するに、授業で得た知識をただ漫然と覚えようとするだけでなく、口で言ったり手で書いたり、問題集でおさらいすることで、短期記憶の中から繰り返しアウトプットしたものだけが、長期記憶となり、すぐに忘れにくいものになっていくようです。

須藤昌英

6月21日(火)全日本種目別選手権(体操)で第2位!

〇先日、東京体育館で行われた第76回全日本体操種目別選手権で、2年生の齋藤夏菜子さんが、女子跳馬部門で第2位となりました。全日本ですから、社会人や大学生に混じっての大会で、中学生によるまさに快挙です。おめでとうございます!

〇齋藤さんは、土曜日の予選を5位で決勝へ進み、その決勝で13.916の点数を出し、見事第2位。それも優勝した選手との差は、わずか0.03しかありませんでした。私は修学旅行中に、教頭先生からの連絡でその結果を聞き、「全日本の大会ということは、日本人で第2位ってことだよね?」と今考えるとトンチンカンな質問をしたほどで、想像を超えた凄い結果だと思います。

〇一つのことを突き詰めて練習に励んだ結果だと思います。中学生恐るべしです。

須藤昌英

6月20日(月)テスト前の部活停止期間

〇週末の期末テストに向けて、昨日から部活動等の朝や放課後の活動は行っていません。朝も普段なら多くの生徒が活動していますが、今朝は静まりかえっています.

〇特に1年生は、初めての定期テストですので、準備に戸惑いがある生徒もいるかもしれませんので、学年の職員で丁寧に指導しています。

須藤昌英

*3年生がいないので、朝の登校も少なめでした。

学校到着、解散

富勢中前にバスが到着しました。この二泊三日の話を家庭で聞いてあげて下さい。月曜日と火曜日は休みとなりますが、木曜日と金曜日は期末テストになりますので、身体を休めつつ、テスト準備もお願いします。それでは三年生の皆さん、お疲れさまでした。さようなら。須藤昌英

3日目スタート

六時半起床、朝食、部屋の片付け、荷物の積み込みとあわただしく始動しました。本日は天気の問題はありませんが、気温が30℃を超える予報です。午前中のクラス別行動は、疲労もあるので、熱中症に留意させます。今朝の朝食は、パン、目玉焼き、サラダ、牛乳、スープ、ヨーグルトです。

2日目を振り返って

昨日の6時間と本日の9時間の班別行動学習に、生徒達は迷ったり戸惑ったりしながらも前向きに取り組んでいました。全く初めての土地で、初めての電車やバスを乗り継ぎながら、目的地をめぐるという経験は、今後何かしらの場面で、彼らの背中を押してくれるのではないかと期待しながら見守っていました。そして明日の最終日は、クラス別行動となり、みんなで安全に帰ることが目標となります。ひとまわり成長した姿を保護者の皆様にみせてくれることを信じています。

2日目が間もなくスタートします

今朝の京都の天気予報では、降水確率は1日を通して、20%、最高気温29度です。蒸し暑さはありますが、何とか良い条件で、1日中の京都市内班行動をさせてあげたいです。生徒たちの起床は6時半です。

本日、多くの班が訪れるのは、清水寺、二条城、金閣寺、銀閣寺、祇園、錦市場、嵐山の渡月橋などです。生徒は市内のバスや地下鉄が乗り放題の「一日フリー乗車券(800円)」を効率的に使って、まわるように自分たちで計画しています。

1日目を振り返って

今朝北柏駅に集合してから16時間以上経とうとしています。普段は挨拶くらいしか出来ていない生徒たちとも、このような宿泊行事で色々と話がゆっくりと出来るのは、この仕事の最大の喜びです。中学生のしなやかな感性は、それだけで素晴らしいと日々感じています。しかしその反面、引率している教員には相当の負担を強いていることに校長として気をもんでいます。二泊三日でもちろん夜は寝てもらいますが、緊張感は変わりません。つまり連続60時間以上の勤務をお願いしていることになります。明日もできるだけ生徒の生の様子を伝えて参りますが、頭のすみに少しでもそのような状況をおきながらご覧下さると幸いです。                                           須藤昌英

リーダー会議1日目

各クラスの話し合いの結果をもちより、実行委員や班長、部会長などのリーダーによる総括の会議を行いました。一人ひとりの発言は、個人的というより全体を見渡すものばかりで、さすがというしかありません。

夜の行程へ

7時からは、入浴、学級会議、自由時間をクラスごとにローテーションしていきます。昼間の蒸し暑さから、疲労の様子が見える生徒もいます。入浴したら、部屋でゆっくりしてもらいます。クラスの反省会では,良かったところと明日へいかしていけるところを確認していました…担任から、『今日は楽しかったですか』の問いに、『ハイ』と答えている生徒たちが多く、ホッとしています。

奈良公園散策

奈良公園は薄曇り、気温29℃、時より爽やかな風が通り過ぎていますが、風が止まると蒸し暑いです。班別行動中です。昼食の店もあらかじめ調べてあるはずですが、果たして上手く見つけられるでしょうか?少し暑さから具合の悪い生徒が出てきて、教員が分担して対応しています。

奈良公園のジオラマ

修学旅行スタート

いよいよ待ちに待った修学旅行です。北柏駅に無事に集合しました。充実した3日間になることを期待しています。

柏駅で乗り換えます。早朝の電車でしたが、乗客はけっこういました。しかし整然と静かに乗っている生徒たちは素晴らしいと思います。日暮里駅で乗り換え。

6月16日(木)事前に荷物を宿舎に送りました

〇明日からの修学旅行に備え、各自の荷物をトラックで宿の「平新」まで先に送ります。3年生といえども、大きな荷物を抱えつつ歩いて登校するのも大変そうでしたが、特に自転車通学の生徒は、荷物の重さでバランスを崩さないか、ハラハラしました。

〇朝一番で、学校名と氏名の書いた荷札をつけ、順にトラックに積み込みました。さて生徒は今日の授業に、集中できるでしょうか?それとも心はすでに関西方面にいってしまっているのでしょうか?

須藤昌英

6月15日(水)ムクドリの群生

〇最近、校庭の木々や正門前の通りの桜通りに、ムクドリの姿をよく見るようになりました。ムクドリはよく街中でも、夕方になると大群になって空を飛んでいる姿を見かけた事がありますが、こんなに身近にその存在を感じたことは初めてです。

〇ずっと居つかれてしまうんではないかと不安に感じたので調べてみると、「ムクドリは一年中見られる鳥ではありますが、ずっと巣で暮らす訳ではありません。ムクドリの巣営の時期は3月から7月頃までです。子育ての時期が終われば、その後は集団で竹林や雑木林をねぐらとします。ですから、繁殖期さえ我慢すれば、ムクドリの巣に悩まされる事はありません。」とあります。

〇つまりムクドリは、巣と寝ぐらは別であり、ムクドリの巣は、産卵や子育ての繁殖の時期のみに使用され、子育ての時期が終われば、その後は集団で竹林や雑木林をねぐらとするようです。実際に巣にいたヒナをカラスがくわえて飛び去っていたのも目撃しました。しばらくの間、繁殖期が過ぎるのを待つしかないようです。

須藤昌英

6月15日(水)授業風景16(2学年数学)

〇どの教科でも生徒どうしの学び合いの時間をできるだけ確保しています。その際は、一人ひとりが新しい答え(解)を作り出すため、「結局は先生が教えてくれたことが答えでしょ」と終わらせるのではなく、「これってほんとかな?」と根拠を確かめたり、「自分の知識と今教室で習ったことは同じかな?違うかな?」と考えてみたりすることが深い学びになります。また一つの問題が解けたら、「これがわかると次にどんな問題が解けるのだろう?」と構え、次の問題がきたら「あそこで習ったあれ使って解けるかな?」と考ることも大事になってきます.

〇友達と考えを言い合いながら、一緒に真剣に問題を考えて、「自分はこういうことがわかったよ」と意見が出せるようになり、そこから友達と一緒に考えることの大事さを実感してくれます。今それが「21 世紀型スキル」という名前をつけられて、「こういう能力を育てていきましょう、活かしていきましょう」と言われています.。

須藤昌英

6月14日(火)3学年修学旅行事前集会

〇金曜日から2泊3日の行程で、京都・奈良方面の修学旅行を実施します。本日の6時間目に注意事項などの確認を行いました。

〇私からは、「京都や奈良は大都会でビルも多いですが、ちょっとした脇道やあまり大きくない建物にも古い歴史を感じることができます。この2ヶ月間、君たちの姿をみてきましたので、2泊3日の旅行に関してはまったく心配していません。ただ一つお願いがあります。1日目の奈良市内(6時間)及び2日目の京都市内(9時間)の班行動の中で、予定通りに行かないことやトラブルが起きると思います。その際はまずどうしたらよいかを一人一人が考え、次にそれを出し合って班で話し合いをしてください。その上でリーダーがみんなの考えを踏まえた決断をしてほしいです。」と話しました。

〇江村実行委員長からは、「ここまでコロナの影響から見通しの厳しい状況の中、部会長や実行委員の皆さん、そして先生方のお陰で修学旅行に行くことができます。感謝して成功させましょう」とリーダーらしい発言がありました。

〇金曜日の一般生徒の集合は、北柏駅に早朝5時過ぎになります。今から体調管理に十分に留意させてください。

須藤昌英

6月14日(火)授業風景15(2学年英語)

〇言語としての英語を習得する場合、会話(カンバセーション)と文法(グラマー)の両面をバランスよく学ぶ必要があります。生徒たちをみていると、前者の会話は好きだけど後者の文法は苦手、またはその逆で文法は得意だけど会話が不得意のパターンの大まかに2通りがあるように思います。

〇その2パターンとは別に言うと、「文法を重視しすぎる生徒」と「文法を軽視しすぎる生徒」のようです。ただし文法が完璧にならなくてもどんどん会話の練習をするべきですし、反対に中学英文法もままならないのに会話の練習に傾倒しても、簡単なレベルの内容しか話せるようにはならないような気がします。

〇私はどうしても昔の英語教育を受けてきましたので、文法よりも会話の方に自信がないので、生徒と一緒に「英会話教室」にでも通っているつもりで、一緒に授業を受けました。

須藤昌英

 

6月13日(月)給食の食材がピンチ!

〇新聞やテレビなどでも報じられているとおり、物価高騰により給食材料の仕入れ値が上がっており、本校の鹿野栄養教諭からも、「これ以上あがるとメニューの変更をせざるを得ないかもしれません」「給食にはただお腹を満たすだけではなく、一定の栄養価を接種することが求められているので、代替用品も簡単に見つからない状況です」などの悲鳴に近い声を聞いています。特に小麦粉や食用油は、例年の1.5倍となっており、パンや揚げ物は直接的な影響があります。

〇教育委員会からは、「食材費のあがった分は市から補充していく」との支援の方向性の話がありますが、それも期限付きである可能性が高いです。日本ではこの数十年間はデフレが長く続き、それを打開するためのインフレ政策が優先されていますが、果たしてこの先、今の給食が持続できるのかどうか、いろいろと検討が必要です。

須藤昌英

【今日の給食メニューから】

6月13日(月)授業風景14(2学年家庭)

〇美術や技術・家庭など、作品制作をする授業はどれも進度の個別差が大きく、指導者もそれに合わせてアドバイスや手直しが必要となります。待ち針やミシンの操作など、普段使用していない道具を扱うのは、きちんとその目的や方法を理解していないと、失敗を繰り返すことになります。

〇失敗すること自体は大切なのですが、「なぜ失敗したか、次はどうしたらよいか」と思考することが、その失敗を次にいかすことになります。生徒達にはそのような経験をしてもらいたいと思います。

須藤昌英

6月10日(金)教育実習終了

〇先月の23日から3週間、本校卒業生の3名が教育実習を行い、本日最終日になりました。3人とも数学科という珍しいこともありましたが、昨日の授業はそれぞれ準備した内容を精一杯取り組んでいました。生徒に年齢が近いので、気持ちが通じ合うこともあったと思います。

〇全国的に教員を志望する学生が減少しているのが現状です。それに対し、彼らのように教育現場で経験を積み、生徒と一緒に成長していきたいという若者を育てていくのも学校の役割の一つです。

須藤昌英

6月10日(金)授業風景13(2学年国語)

〇林間学校の思い出を短歌にする授業です。短歌という字数を制限された中に、自分らしさや情景が伝わりやすいような「言葉を選択・精選」することにより、国語の力が養われます。

〇2学年全生徒の短歌を楽しく読ませてもらっています。私がこのクラスで一番「時間や空間の捉え方が上手」と思ったのは、次の短歌です。

「波の音 仲間の歓声 ひいていく 夢の中では 大漁だった」

〇私はこれを、「目の前が九十九里浜である夜のホテルの窓から、波の音が聞こえているが、疲れて友達の声と混じり合っているうちに眠ってしまった。その夜の夢は翌日の地引網の大漁だった」と読み解きました。生徒たちの感性は素晴らしいです。

須藤昌英

6月9日(木)授業風景12(1学年保健体育)

〇1年生はバレーボールに関してはほとんど未経験者ばかりでしたが、パスやサーブの基礎スキルを身に付け、ゲームによってその楽しさを味わいながら、スモールステップの目標を達成させようとする指導者のねらいがはっきりとした授業でした。

〇初心者がお互いに話し合いや励まし、アドバイスをしあうと、ここまで上手になるのかと感心しました。

須藤昌英

6月9日(木)野菜の栽培を行っています

〇あすなろ学級では、夏野菜のキュウリ、ナス、トマトを中庭で栽培しています。これまでもう何回か収穫しています。特にキュウリは、一晩でビックリするほど成長するので、生徒たちも驚いています。

〇またプール前の花壇ではサツマイモ(紅はるか)とこちらは食べられませんがジャンボカボチャ(アトランティックジャイアント)を植えました。ジャンボカボチャの苗は、JAちば東葛富勢支店からいただきました。今秋にその大きさを富勢中学校区の小中4校(富勢小、富勢東小、富勢西小)で競い合います。さてどのくらい大きくなるでしょうか?楽しみです。

須藤昌英

6月8日(水)生徒の視点で授業をみるとわかること

〇昨日までに、10人の先生の授業を順次紹介してきました。私が1時間を通して、生徒と一緒に授業に参加していると、生徒の表情やつぶやきから、その授業への興味関心や理解の度合いがある程度わかります。

〇そのときに、次のような「あ、い、う、え、お」のような生徒の反応がよく見られます。ただしこれらは、授業をしている先生がすべて把握することは難しく、外から客観的に授業を観察している人の方がわかりやすいものです。そしてそれを授業が終わった後に、授業者に伝えるのも、私の役目です。

〇残りの先生方の授業も、これまでと同様に伝えていく予定です。

須藤昌英

6月7日(火)生徒総会(全校表彰)

〇本日の5,6校時に、今年度の生徒総会を行いました。前半は各学級にて、学級委員または学級議長が司会を務め、「昨年度の活動及び今年度の予算案」を議事として、質問や意見・その返答の後、採決しました。

〇後半は体育館へ全員が移動し、「今年度の活動方針・計画」を議題として、学級討議で出た質問や意見・その返答の後、採決しました。また第6号議案(委員会の数を変更する)の提案もあり採決しましたが、こちらは否決されました。結果よりもこのプロセスが「民主主義」を身近に感じる経験となります.

〇続いて4月からの部活動の各大会の表彰を行いました。昨年度までは、校長室で個別に行うだけでしたので、全校生徒の前で行えて良かったです.

須藤昌英