校長雑感ブログ

校長雑感ブログ

10月4日(金)体育祭(あけぼの祭)前日準備

〇昨日の体育祭前日準備は、午前中の最終練習に続いて、午後は係生徒で前日準備をしました。天気予報では、雨は夜の内のみでだんだんと曇り空になり、最高気温も30℃ですので、無事にできるように願っています。

〇体育祭実行委員会と応援団は生徒たちのリーダーとして、準備をすすめてきました。今日も大活躍してくれることでしょう。

〇これまでも熱中症を予防することを目的として、「暑さ指数(WBGT)」を毎日測定し、それを判断の基準としてきました。もしこの指数が「31」を超えると、屋外での運動は原則中止となります。今日も警戒または厳重警戒レベルまではいくかもしれませんが、運動禁止まではいかないと予想しています。

〇秋空が理想ですが、晴れると熱中症のおそれが高まりますので、朝から長い時間、曇り空が続きますように願っています。

須藤昌英

 

10月3日(木)体育祭予行練習

〇昨日は本番当日を想定し、予行練習を行いました。一番の目的は、仮プログラムに沿って進めながら、係り生徒(出発・審判・用具・招集・放送・得点・救護など)の動きを確認し、それをもとに本日中に改善点を洗い出し、修正案を検討することです。

〇気温が30℃を超える予報がありましたので、熱中症対策を講じていましたが、風が吹くと湿気の無い風だったので、少し涼しく感じられました。校庭入り口にミストシャワーを作動させたり、応援席でも手動のミストを生徒たちに振りかけていました。

〇それでも生徒たちの中には、顔や手足が真っ赤になるくらいに日焼けしている人も多くいました。紫外線が強いのでしょう。明日は天候が回復するようなので、私から再度、水筒・タオル・帽子・着替え(午後はあけぼの祭があります)の用意を呼びかけました。また前任校でも眼科医の指導を通して保護者から相談があり、サングラスの使用を認めていた生徒もいました。もし同様に希望がありましたら、担任や養護教諭にご相談ください。

〇ドローン映像の試行も行いました。やはり秋の青空の下では、空中からの映像の奇麗さは見事でした。明日も応援合戦や団体種目を中心に撮影し、午後は体育館で鑑賞します。楽しみです。

須藤昌英

 

 

10月2日(水)体育祭練習2(環境整備)

〇昨日も曇り空(時々小雨)での練習でしたので、体調を崩す生徒もなく、スムーズに動きの確認ができました。しかし今日の予行練習は、真夏日になる予報ですので、熱中症対策をしっかしとしながら行っていきます。当日も涼しくはない予報ですので、水筒はもちろん帽子やタオルなども持たせてください。

〇校庭で練習をしている時に、その周辺では環境整備を行っています。特に雑草はまだまだありますので、数人の職員と私も一年ぶりに刈払機を操作して草刈りしています。ただとても追いつかないので、市教委を通じて社会福祉協議会から数人の方に来ていただき、草刈りのお手伝いをしていただいています。とても助かります。

〇この方々には夏休みにすべてのトイレの清掃もしてもらいました。生徒たちには、そのような陰で自分たちの環境を整備してくれている方々の存在をみて、感謝の心をもってもらいたいです。

須藤昌英

10月1日(火)体育祭練習1(応援色別集会)

〇昨日から体育祭練習が本格的に始まりました。開閉会式の流れを確認したり、各学年ごとに、「徒競走」「レク走」「団体種目」の選手決めやルールの確認をしたりしています。今日は全校綱引きの隊形づくりや色別対抗リレーの練習を行います。

〇昨日も曇り空でしたが、少し動いただけでも汗をかいたり喉が渇いたりします。30分を区切りとして適宜休憩を入れ、水分補給をしながら進めています。

〇給食の役割について栄養士は、「疲れると食べられなくなるのはわかりますが、主食のお米(炭水化物)などきちんと栄養を摂取して、元気に本番当日を迎えてほしい」と言っていました。特に疲れが蓄積されると、集中力が続かなくなり、ちょっとした動きでも怪我が発生する確率が高くなります。

〇今週はご家庭でも朝食や夕食をしっかりと食べ、夜も早めに就寝するようにしてください。

〇4校時は、初めて全校生徒が体育祭の色別(赤と白)に分かれて体育館に集まりました。最初に応援リーダーが自己紹介を行い、その後応援コールの練習を行いました。大太鼓のリズムに合わせ、生徒たちの掛け声と手拍子が響いていました。1年生は初めての体育祭ですので、最初は様子をうかがっていましたが、段々とその雰囲気に馴染んでいき、楽しそうに参加していました。

〇今日の台風の影響も何とか避けられそうですが、週末は暑さが戻って30℃くらいになる予報があります。無事に明日の予行練習、明後日の前日準備ができるように祈っています。

須藤昌英

9月30日(月)市内駅伝・ロードレース大会

〇9月27日(金)県立柏の葉公園内の周回コースにおいて、令和6年度柏市内駅伝大会が行われました。小雨が降っていましたが、公園内の巡回コースを、一人が約2~3㎞を合計6人でタスキをつなぎました。結果は女子Aチームが25位(28校中)、男子Aチームが12位、男子Bチームが30位(両方とも41校中)でした。

【女子チーム】

1区 瀬戸琴葉さん(2年) 2区 櫻庭由麻さん(1年)

3区 宮原結菜さん(1年) 4区 井澤汐花さん(1年)

5区 野沢莉里果さん(2年)

【男子Aチーム】

1区 岩瀬 樟さん(2年) 2区 小林海都さん(3年)

3区 重信幸輝さん(2年) 4区 池田晃久さん(3年)

5区 中村優稀さん(3年) 6区 丹羽凌仁さん(3年)

【男子Bチーム】

1区 里中秀俊さん(3年) 2区 沖田駿仁さん(3年)

3区 山本翔太朗さん(3年) 4区 山縣透真さん(3年)

5区 宮口彪雅さん(2年) 6区 村越春輝さん(年)

〇また駅伝ではなく、個人のロードレースには153名が出場しましたが、池田輝利さん(1年)が4位、奈須悠樹さん(2年)が6位に入賞しました。素晴らしい結果でした。

〇公園内には、各校の多くの保護者も応援に来ており、生徒はその声援を受けながら、これまでの練習をいかし精一杯力を発揮しました。次は10月19日(土)の東葛飾地方中学校駅伝大会です。こちらは32kmにわたる公道を警察の白バイを先頭に、10人でタスキをつなぎます。また応援をお願いいたします。

 

 

 

9月27日(金)第2回進路保護者説明会

 

〇昨日、生徒が下校した時間より、来年度の入試に向けた保護者対象の説明会を行いました。3年生の保護者だけでなく、1,2年生の保護者にも参加いただきありがとうございました。

〇会の中でも説明しましたが、本校の進路指導に関することの一切事は、校長を委員長とした「校内進路指導委員会(教頭、教務、事務長、3学年職員、他学年主任)」を開き、様々な情報共有及び事務執行を行います。決して担任の判断だけで行うものではなく、担任は生徒や保護者の窓口に過ぎません。

〇高等学校と中学校との関係ですが、まず公立高等学校(柏市立柏高等学校を除く)は千葉県が設置しています。また私立高等学校は「●●学校法人」が経営つまり企業・会社形式をとっていますので、両者と中学校はお互いの信頼関係で成り立っており、常に連絡を取り合っています。特に私立高等学校とは、その高等学校独自の推薦関係の基準が示され、その基準を満たす可能性がある生徒の事前相談(いわゆる入試相談)があり、教員は各高等学校へ足を運ばなければならないことが公立高等学校との大きな差異です。

〇また塾と中学校との関係は、生徒の希望を叶えるため・・は同じですが、塾は「〇〇高校合格」のような実績を求めるのに対して、中学校はあくまでも本人や保護者の希望に沿った相談や事務を行っていくことが大きな違いです。塾は経営するという面から実績を残したいとなるのは当然であり、否定するつもりは全くありません。むしろ本校としては塾とも情報共有を行うなど連携し、各生徒の支援方法を決めていきたいと思います。

〇昨日の配付資料の一部である「各月の予定」を掲載しますので、今後半年間の見通しとしてご参照ください。不明な点は、担任もしくは学年職員へお尋ねください。

須藤昌英

 

 

9月26日(木)来週は「第78回体育祭ウィーク」

 

〇上記のように、10月4日(金)の体育祭に向けて、来週の月曜日からは体育祭練習や準備が始まります。水筒やタオル、ハチマキ、場合によっては汗をかきますので着替えなどの用意をお願いします。

〇秋空の下での体育祭になればいい・・と期待しています。少なくとも私が教員になってからの38年間は、中学校の体育祭を10月に開催した記憶はありませんので、おそらく富勢中でも久しぶりの秋の体育祭だと思います。

〇今後も気温などの気象条件を考えますと、昨年までの9月開催は、厳しいと思います。ただあまり遅すぎますと、合唱コンクールや3年生の進路指導にも影響が出てきますので、10月の初旬がベストか?と予想しています。

〇仮プログラムが出来ていますが、状況によっては変更する場合もありますので、正式なプログラムは来週に配付します。給食後に閉会式を行う予定です。

〇先日もお知らせしましたが、週末の開催ですと、部活動の大会や地域クラブの活動と重なる可能性があり、該当生徒が参加できなくなる場合もありますので、平日開催にしています。ご迷惑をおかけしますが、ご理解の上多くの保護者や地域の方々に参観していただければ幸いです。

須藤昌英

【一昨年の様子】

 

 

9月25日(水)2学期中間テスト

〇「お知らせ」欄に出題範囲表を提示している通り、本日と明日は中間テストです。出題範囲は、前回の1学期期末テスト(6月)以降から昨日までの授業内容が中心です。

〇朝正門を通る際にも、教科書・ワーク・ノートなどを手に持って登校している生徒が目立ちました。「今日の中で得意な教科は?」と声をかけると、「全部です」「〇〇だけです」と答える生徒もいれば、「・・・」と困った表情で通りすぎる生徒もいました。誰でも不安はあるでしょう。「とにかく頑張れ!」と後押ししました。

〇本日は給食有り、明日は給食無しです。テスト期間中は、生徒は制服を着用しています。普段よりもキリっとした姿に見えます。何かと暑さ対策をする日々は無くなりますが、その分気温の低下で体調不良の生徒もチラホラ出てきました。テスト中も職員は、生徒の健康状態を見守っていきます。

〇以前にも説明しましたが、学校での評価の方法は、昔の相対評価(属している集団の中で何番目くらいかで測る:集団に準拠した評価)ではなく、絶対評価(自ら学んだ内容がどこまで到達したかを測る:目標に準拠した評価)です。一言でいえば、「他人の成績は無関係で、自分がどこまで習得できたか」を客観的に知り、それを次の学びにいかしていくことであり、その意味を知っていることが重要です。

〇絶対評価は、22年前の学習指導要領の全面実施とともに導入されました。今でもクラスや学校の中での成績の競い合いもあることはありますが、それが生徒の意欲を引き出すことであれば手段として否定はしませんが、あくまでも目的ではありません。過度の競争意識は、学ぶことの意味からすると好ましいとは思いません。

〇我々教員は、「指導と評価の一体化」というキーワードを常に意識しています。評価はあくまで次の指導につなげるためのものであって、教員が指導した内容を生徒がどれだけ理解しているか、つまり教えっぱなしではなく、生徒の理解度を把握して、次の授業に工夫を加えることも行います。

〇学校で行われるあらゆるテストはそうした考えで行われており、国の全国学力・学習状況調査も同様です。つまりテストは、ある時点での生徒の学力を瞬間風速的に測り(それを固定的に判断しない)、現状からどのようにその生徒の確かな学力(将来にわたりメッキのように剥がれ落ちない学びの資質)を伸ばしていくかを考えるためのものす。

〇保護者の一部には、「そう言ったって現実には通知表を反映した調査書が高校入試に使われている」と思っている方もいます。しかし上級学校に進学するのも、それでその生徒の人生が決まるというより、進学後さらに生徒を伸ばすためのものであることを忘れていけません。「生徒一人ひとりの可能性は無限だ」というのが、私の38年間の教員経験の結論です。

〇自ら学習する契機として、定期テストを活用するという考え方こそ重要で、中学校や高等学校・大学を卒業し、社会に出てからも学び続ける姿勢を身に付けるために、一つの経験となってほしいです。

須藤昌英

9月24日(火)選挙管理委員会と生徒会本部役員選挙

〇9月2回目の三連休が明け、一気に秋の空気に入れ替わりました。今週は定期テスト、来週は体育祭が予定されており、生徒たちには爽やかな中で学習やスポーツに精一杯取り組んでほしいと思います。

〇20日(金)に新生徒会役員を決めるための立会演説会と投票選挙がありました。午後の蒸し暑い体育館で、立候補者の真剣な話に、全校生徒も耳を傾けていました。

〇選挙というとその候補者にスポットが当たりますが、その裏で選挙管理委員会の存在を忘れてはいけません。一般に学校の選挙管理委員会とは、選挙が公正に行われるよう教職員や生徒会組織などからも独立した機関として設置されます。今回は3年生の松原和奏さんが委員長として、事前に選挙公報を発行するなどして公正な選挙が行われました。

〇例年ですと、柏市選挙管理委員会から選挙で使用する本物の「記載台と投票箱」を借りてきて投票を行っていましたが、今年は各自の端末(タブレット)からのアクセスし、グーグルフォームで投票しました。今後いつかは国政選挙も同様に、オンライン投票になると言われていますので、その予行練習という意味も生徒達にはあります。

〇話は変わりますが、私が小学校4年時(今から51年前)の担任の先生が柏市議会議員を務めていらっしゃいます(3期9年目)。一年前の市議会議員選挙では惜しくも次点でしたが、今回一人の候補が辞職されたのを受けて、繰り上げ当選になりました。この恩師の議員は元教員という経験をいかし、市議会でも教育に関する質問が多く、加えて日頃から学校現場の立場から市の各当局への働きかけをしてくださっています。

〇このような手続きを法律に従って行うのが、千葉県や柏市の選挙管理委員会事務局です。今般の選挙管理委員会事務局の一番の課題は、「投票率の向上」です。大人でも自分の権利である投票権を軽く考えたり無駄にしたりする人がいかに多いかが課題であることは、少し残念な気がします。これでは生徒たちに民主主義の意義や大切さを語ることはできないでしょう。我々大人が襟を正して各選挙に臨むことだと思います。

須藤昌英

【柏市選挙管理委員会事務局のHPより】

9月20日(金)「もふもふ、まったり、きゅんきゅん、さくっと」

〇文化庁が昨年度の国語に関する世論調査の結果を公表しました。日常生活で使われる新しい意味や使い方が辞書に記載され始めた言葉を調査すると、年代別にその特徴が浮きぼりになります。

〇例えば「もふもふ」という言葉を多用するのは30歳代以下で8割を越えます。私などはほとんど自分では使わないので、若者はその言葉に何か癒しを求めているのかもしれないと想像します。

〇問題なのはその表現を聞いたとき、他人が使うのが気になるのか気にならないかだと思います。「まったり」は40歳代以下では7割越えの人が使うそうですが、私は不快まではいきませんが少し違和感(だらだらするの意なのか?)を覚えたり、「きゅんきゅん」などは言いたいことは理解できたりしますが、ちょっと擬態語過ぎて、「ときめく」や「期待する」などの従来の言葉の方がしっくりくる気がしてしまいます。

〇東洋大の三宅和子名誉教授は新聞の解説で、「新しい表現の普及には、交流サイト(SNS)といった、主に若者中心のインターネット文化が影響している。本来は切れ味や歯ごたえを表す『さくっと』のように、感覚的・情動的な短い表現が好まれる特徴があり、若者の感覚的コミュニケーションが中高年までに広がっていることが分かる。ある程度の意味が伝わればいいという曖昧さも特色で、対立軸を明確にせず何となく共感できれば良しとする社会の風潮にもつながっているのではないか。」

〇さすがに専門家の指摘は的を得ています。ただその一方で、今NHKの大河ドラマが紫式部を描く「光る君へ」である影響で、源氏物語や枕草子などの古文が若者にも見直されています。伝統的な日本語は、読んだり聞いたりした瞬間にその情景が思い浮かぶように、音の奇麗さやつながりを大切にしています。

〇その分、現代人の我々には読みにくいのですが、たまには「いとをかし(とても趣があるの意味)」や「やんごとなし(並々ではないの意味)などの奥ゆかしい表現に触れるのも、楽しいかもしれません。

須藤昌英