校長雑感ブログ

6月27日(月)関東で40℃・東京で最速の猛暑日

〇昨日と一昨日は、関東地方では山越えの気流となったことで気温が高くなり、群馬県では最高気温が40度を超え、東京でも猛暑日になりました。6月の40度超えは初めてで、東京も観測史上最も早い記録でした。東京都心は昨日に続いての猛暑日で、6月の時点で2日連続の猛暑日となるのは、1875年の観測開始以来初めてらしいです。

〇今後も本州を南下している前線は、次第に消滅し、太平洋高気圧が日本付近をおおうようになるため、今週以降も記録的な暑さが続く予想が出ています。今梅雨明けしているのは、沖縄・奄美地方だけですが、天気図からみると、梅雨明け後の真夏の様相のようで、気象庁は「記録的に早い梅雨明け」を発表するかもしれません。

〇生徒たちの学校生活にも、これまで以上に注意を払っていきます。「熱中症」は即いのちの危険にかかわります。熱中症に特に注意が必要なのは、体が暑さに慣れていない状態で、暑い日が続くこれからのタイミングと言われています。本格的な暑さを迎える前に、体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」をすることが大切です。「暑熱順化」ができていないと、体の熱をうまく外に逃がすことができず、熱中症になる危険性が高まります。暑熱順化には個人差もありますが、数日から二週間程度かかります。また、一度暑熱順化ができていても、数日暑さから離れると暑熱順化の効果は薄れてしまいます。

〇繰り返しのお願いになりますが、登校時の適切な服装(長袖などはさける)、帽子の着用(日傘の有効性も)、水筒持参(冷水、スポーツドリンクや麦茶、経口補水液などでミネラル分)、睡眠時間の確保(夜更かしをさける)などをご家庭で指導してください。

須藤昌英