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テガニっき
メダカのたまごの観察
5年生が「メダカのたんじょう」の単元でたまごの観察をしていました。
しばらく前から、ペットボトルにオスとメスを一匹ずついれ、名前までつけて大切に育てています。
今日は、ペットボトルの中の水草からたまごを取り出して調べる時間です。
たまごを見つけたり、顕微鏡で大きくしたり、iPadで撮影したりして、みんな大騒ぎです。
教室に1台だけの水槽で育てたのでは、ここまで熱心に学ぶ姿は見られないでしょう。
1人1台のセットを用意し、実験や観察を行わせることの効果を改めて感じました。
ついでに私から、「なぜ、オスとメスのヒレの形が違うのか?」質問しました。
形の違いは教科書に出ていますし、テストにもよく出るのですが、理由は書かれていません。
理由を知っていれば、暗記していなくても、正解にたどり着けるはずです。
知識として覚えるだけでなく、「なぜ」を大切にすることは、理科教育では特に重要です。
その理由について、子供たちはとても真剣に話を聞いてくれました。 (校長 佐和)
創立150周年記念行事の会場設計
本校は、明治6年3月15日に開校し、今年度(2022年度)で創立150周年を迎えます。
明治5年に学制が発布された年度内に創立しており、日本で最も古い学校のグループです。
本校の学区は、都心に近い柏市にありながら、学区全体が市街化調整区域に指定されている農業が盛んな地域であり、現存する首都圏内の教会堂としては最古の手賀教会など、歴史的意義を有する建造物等も数多く残されています。
そこで、記念行事に向けての子供たちの活動は、教室を飛び出して地域全体を学びの場とし、様々な農業体験や地域調べを通して学んだことや考えたことを、1人1台端末を活用して地域や保護者の皆様に発信するものとしたいと考えています。
※これまでの活動の様子については、学校ホームページ内「特色ある研究」をご覧ください。
発表の場も、体育館ではなく、屋外にプロジェクターとスクリーンを設置し、子供たちを主役として学習成果を発表できるように計画しているところです。
その会場をどのように設計したらよいか、購入した300インチのスクリーンと、企業(EPSON様)からお借りした、とても大きく、明るく映すことのできるプロジェクターを使って、試してみました。
暗くなってからの様子は公開しませんが、とても面白いことになりそうで、教職員もワクワクしています。
実施する内容については、決まり次第お知らせします。
どうぞお楽しみにしていてください。(校長 佐和)
量感を豊かにする算数の活動
手賀東小では、算数の学力調査の結果分析を5年間行ってきました。
その結果、「量感」が育っていないことが、課題の一つとしてはっきりしてきました。
量感とは、計器を使わずにある量の大きさの見当をつけたり、ある単位で示された量が実際の物でどれくらいの大きさになるかの見当をつけたりするための感覚のことです。
量感は,計器や単位の選択を適切にしたり,計器の目盛りの読み誤りを直観的に判断したり,日常生活を合理化したりするために,大切な感覚でもあります。
量感がなかなか身につかないのは、学習の中で「実感する活動場面」が不足していることが原因だと考えます。
今日は、3年生が、10mの長さの見当をつけて確かめたり、1㎞歩くとかかる時間を予想して歩いてみたりしていました。
戻ってきた3年生に、
「さっきの速さで1時間歩いたら何㎞歩けそう?」
と、廊下で聞いてみたら、
「1㎞を約15分で歩いたんだから、1時間は60分だから15分の4倍だから・・・4kmだ!」
と、答えを出すことができました。
徒歩での時速はおよそ4kmであることや、一里塚の意味を理解するきっかけになったのではないでしょうか。
見当をつけ、実際にはかって実感する活動を行うことで、自分の中で基準をつくることや、活用する力がついていくものと考えます。
教科書を読んだり、写真を見たり、コンピュータを使ったりするだけでは身に付けられない学習内容について、しっかり体験的な活動場面を確保していきたいと考えています。(校長 佐和)
水泳指導がスタートしました
一昨年はコロナの影響で水泳指導ができませんでしたが、手賀東小では、昨年度より水泳指導を再開しています。
感染予防対策として、「2メートル以上の距離を確保する」ため、1回の人数を20名以下に制限しています。
小規模校とは言え、指導者の人数を確保するのはたいへんなのですが、コロナ感染予防対策と水泳指導における安全対策は徹底していきます。
本日は、全学年で水泳指導を実施することができました。
やや寒かったようですが、元気に参加していました。(校長 佐和)
6年生 拍動と脈拍を測ろう!
6年生の理科では,前回,吸った酸素が気管を通って肺にいき,全身をめぐるということを学習しました。その中で,酸素が血液によって運ばれていくということを調べた子がいました。
今回は,血液が動いているのは心臓が関係しているのではないかと予想を立て,拍動と脈拍を一分間測りました。
グループで協力し,ストップウォッチ係,聴診器で拍動を測る人,自分の手首で脈拍を測る人に分かれ,その係を回していきました。測る時は,静かに,感性を研ぎ澄ませていました。
脈はなかなか感じにくく,
「全然わからない!」
「ない!」
と言っている子もいましたが,友達が
「ほら,ここだよ!」
「あるよ!」
と教えていました。
その場で足踏みを50回してからもう一度測ると,かなり結果が変わってきました。どうして体を動かすと拍動,脈拍の数が変わるのか,次回はそれを考察します。
(6年担任 戸沢)