校長雑感ブログ

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5月7日(水)日常会話で避けたい「3D接続詞」と脳にダメージを与える言葉

〇4連休が終わりました。昨日は雨でしたがおおむね過ごしやすい陽気が続きました。みなさんどんな休日を過ごしたのでしょうか?今日からまた通常の学校生活が再開します。規則正しい生活をこころがけ、4月の疲れを今月に持ち越さないようにしましょう。

〇特に3年生は明日から2泊3日の修学旅行(奈良・京都方面)があります。明朝も増尾駅に5時半に集合し、7時51分東京駅発の新幹線に乗車します。夜も早めに就寝して体調を整えてください。

〇今日は朝のうちに宿泊先へ荷物を事前に送るためにトラックへの積み込みと午後に最終確認の集会を行います。

〇精神科医の西多昌規氏は日ごろから、言葉を前向きに「変換」することを提言されており、特に「3D接続詞というのを使わないようにする」と本で書かれています。

〇3D接続詞というのは、「でも」「だって」「どうせ」の3つです。こういう言葉を使っていると、同じ言葉を使う者が集まってくるそうで、「ネガティブな口癖の人同士が集まって、不満ばかりの人生になる」と指摘されています。

〇さらに西多氏は、「でも」「だって」「どうせ」の3D接続詞が出そうになったら、「そうですね」「なるほど」「その通りです」など、肯定的な接続詞を使うようにと指摘しています。こちらはその頭文字からSNS接続詞となります。

〇日常の会話においてまずは相手を決して否定しないことから入り、相手の気持ちに寄り添いつつ共感していくということでしょう。そうすれば当然その後の会話もスムーズになり、良好な人間関係になっていくことは簡単に理解できます。

〇私も人に言われないと自分の口癖を認識していないことが多く、この本を読んだ際、もう一度自分の言動を一日かけて振り返りました。するとやはり無意識にいくつかの言葉を発しており、「その言葉にあとから自分の気持ちが引きずられているのでないか?」と思いました。

〇生きていると瞬間的にいろいろな気持ちがわいてきますが、前述のように自分の言う言葉によってその後の気持ちが左右されるのは、とても不合理でマイナスな気がしますので、できるだけ避けようと思っています。

〇同じようなことが、「疲れた」という言葉にもあるようです。北海道で笑華尊塾の代表をしている塩谷隆治氏は、もとは高校で15年間教師を勤めてから塾を開かれ方です。その塩谷氏自身が昔、ある講演会に出席した中で、「一番脳にダメージを与える言葉は何か?」という問いに対し、講師から「それは『疲れた』という言葉です」と教えてもらったそうです。

〇塩谷氏は、当時野球部の指導をなさっていたので、それを聞いて部の中で「疲れた」という言葉を生徒たちが使うのを禁止にして、その代わりに「充実している」という言葉に置き換えるように指導したというのです。

〇そういえば私も自宅に帰った際、たまに「ああ疲れた」と言っている日があることを思い出しました。無意識で言っている場合が多いですが、言った日は言わない日に比べて、何となく寝るまでの時間を無駄にダラダラ過ごしている気がします。

〇普段から言葉に気をつけていく方がよさそうです。

須藤昌英

5月2日(金)身体的技能や芸術表現をする教科と「こどもの日」

〇今日は午後に市内小中学校教員一斉研修が行われるため、3時間授業&給食で下校です。あいにく天気は雨ですので、室内で安全に過ごすようにお願いします。

〇市内小中学校教員の一斉研修は、年に3回あり、今日がその1回目です。そもそも教員には研修の義務があると法律で定められています。参考までに、

「法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。(教育基本法9条)(研修)」とあります。

〇具体的には昨今の最新の教育に関する内容の研修を積み重ね、人間としての素養を高めたり、教員としての指導力を向上させたりすることにより、生徒たちの学びの質が高まるようにしていきます。

〇5日は国民の祝日の一つ、「こどもの日」です。この日は古来から「端午の節句」として、子どもの健やかな成長を願う行事が行われていたという歴史があります。つまり日本人が子どもを大切な存在としてきた証でもあるそうです。

〇有名な解剖学者の養老猛司氏は過去の講演の中で、「本来の教育は、身体を使って表現することでした。もともとインプットの学習とアウトプットの表現は一緒だったのですが、近代教育ではそれを分離してしまいました。昔の『文武両道』は、その2つ(学習と表現)がもとは1つであることを示しており、それがサイクルを描いて回っていないといけないのです」とおっしゃっています。

〇先日まで書いた5教科(国・数・英・社・理)は、高等学校の入試科目となっており、成績などへの関心も高くなっています。一方で音楽・美術・保健体育・技術・家庭などの教科を、通称「技能(表現)教科」などと呼んだりします。

〇私は先ほどの養老氏の話に関連しますが、前者が「主に文字や数字を使っていろいろな概念の理解を深めること」に対し、後者は「手や足などの自分の身体を使って何かをかたちにしていくことだ」思っています。

〇まさに別表の各5教科は、それぞれのねらいをもって、生徒たちの感性を豊かにするために、日々の授業を行っています。生徒も他の人と比較するのではなく、自分なりの作品制作や表現活動を行っているので、表情が豊かに見えます。

〇中学期はちょうど「子どもと大人の中間」にあたる時期です。子ども時代は「感性」で生きていることが多いですが、それが大人へと成長するにつれて、「理性」の部分が増えてきます。

〇つまり教科で考えると、感性の「音楽・美術・保健体育・技術・家庭」と理性の「国語・社会・数学・理科・英語」の2つに分けられます。もちろんこの2つに優劣はありません。

〇各教科は別図のようにネットワークでつながっています。簡単に言えば知識などを積み上げていくもの(想像性)と技能を身につけてスキルアップするもの(創造性)がありますが、それは学びに向かう力の育成という目的は共通しています。

〇「こどもの日」を契機に、感性を育てる教科の大切さにも目を向けてもらい、明日からの4連休あけからも生徒たちには授業に楽しく参加してもらいたいと思います。

須藤昌英

 

 

 

5月1日(木)疑いをもつことの大切さ

〇5月に入りました。この時期の紫外線は強いですが、湿度はまだ低いので、木陰ではさわやかに過ごすことができます。ただHPのトップにも書きましたが、適度な水分補給は必要で、のどが渇く前に飲む習慣が大切です。生徒には休み時間に自分の水筒を活用するように指導しています。

〇連日のニュースでは、2回目の就任後100日を過ぎたアメリカ大統領のこれまでの発言を受け、日本を含めた世界各国の対応が詳しく報じられています。

〇足元のアメリカ本国でも様々な意見が飛び交っているらしく、国のリーダーに賛成する側と反対する側の分断が進んでいます。インターネット等による情報量の多さと速効性が、今後ますます様々な影響を及ぼすことでしょう。

〇3年が過ぎたロシア・ウクライナ情勢やまもなく2年が経とうとしているイスラエル・パレスチナ紛争についても、停戦の話は出ますが完全な終息にはまだまだ時間がかかりそうです。

〇正直に言えば両方ともどちらの国の言い分にどれだけの正当性があるかも、よくわからないことばかりです。特に過去の長い歴史がからんでいますので、現況を伝えるニュースだけではその裏まで見えないということでしょう。

〇また多くのメディアが伝えていることが、どれだけの中立性が保たれているのか?どこかの国の思惑で事実が歪曲されているのではないか?などの疑問で頭の中がいっぱいです。情報を受け取る我々の真実を見極める力は問われています。

〇国民性を表す有名なジョークがあります。紹介します。

「沈み始めた船から、乗客を速やかに脱出させるため、船長が海に飛び込むよう指示する時の言い方が相手の出身国によってまったく違う。米国人には『飛び込めば英雄です』、英国人には『飛び込めば紳士です』、ドイツ人には『飛び込むのが規則です』、イタリア人には『飛び込めば女性にもてます』、フランス人には『飛び込まないでください』、そして日本人には『みんな飛び込んでいますよ』だ。」

〇もちろんジョークですが、それぞれの国民性の特徴をよくあわらしていると思います。特に私たち日本人については、大きくうなずいてしまいます。

〇以前のコロナ禍でも、「同調圧力で仕方なく」や「皆がそうしているから」だけで、マスクを外せない日本人が話題になりました。また日ごろから疑いをもたすに報道を鵜呑みにする日本人が多いことも世界との比較でたびたび話題になります。

〇私も含めた日本人の「奥ゆかしさ」を決して否定するつもりはありませんし、むしろ大切にしたいと思っています。一方で当たり前を疑うことで、違うアプローチや価値を見つける思考方法を「クリティカルシンキング(批判的思考)」と言います。

〇変化の激しいこれからの時代を生きていく生徒たちには、自分で考え、他の人と意見を交わした上で、ある程度の根拠をもって判断していこうとする力を身に付けてほしいと願います。

須藤昌英

4月30日(水)子育て中のカラスと人間の子育て

〇4月が今日で終わります。土中に赴任してあっという間の1か月でした。この1か月で土中があるこの増尾地域の様子や本校生徒の特徴も大まかですが把握しつつあります。

〇世間ではゴールデンウイーク中ということもあり、朝の出勤の方々の数も少ないように感じます。ただ学校はカレンダー通りに教育活動を行います。

〇学校裏の林に今、カラスが群れています。何匹かは通路の屋根まで入り込んで、人間の姿を見ると一斉に飛び立ちます。こちらも驚くのでお互い様ですが、生徒たちが恐怖感を抱かないか・・不安です。

〇調べてみるとカラスの繁殖期は3月~7月で、春には公園の高木、街路樹、電柱などに巣を作りはじめ、特に5~6月は、カラスのヒナ鳥の巣立ちの時期に当たり、親鳥はヒナを守るため、特に神経質になるそうです。

〇人が巣やヒナに近づくと親鳥は、大きな声で「カッカッ」と鳴き、頭上を鳴きながら飛ぶ、枝などをつつくなどして威嚇します。それでも気づかずに人が近づくと、頭の近くをかすめて飛んだり、時には頭を蹴るなどして攻撃したりすることがあります。

〇実際に娘が高校生の時に自転車通学をしている最中に、カラスに頭をつつかれた(幸い怪我まではいきませんでした)ことを本人から聞きました。その後娘はカラスを見ると、今でもその時のことを思い出すようで、一種のトラウマになっています。

〇とにかくカラスの行動をよく観察して、適切な距離を保つことだと思います。巣立ったばかりの幼鳥が、上手く飛べず一時的に地面に下りてしまうこともありますので、親ガラスを刺激しないように、近づかないようにしましょう。

〇小児科医師及び発達脳科学者で、文教大学教授の成田奈緒子さんは、多くの著書がありますが、それらに一貫して主張しているのは、「子育て=脳育て」ということです。

〇子どもの脳(特に前頭葉)を「順序良く、バランスよく」育てる作業が大切で、脳を育てるとは、「神経細胞(シナプス)を増やすこと」だそうです。

〇「脳育て」を家づくりに例えると、2階建ての家をイメージし、その1階は、「からだの脳(朝起き、就寝、睡眠、食べる、排せつ、呼吸、体温維持等)」で、2階が「おりこうさん脳(会話、読書、学習、運動等)」と表現されています。

〇家と同様に2階をつくるにはまずはしっかりとした1階部分をつくることだそうです。その上で、あとから2階部分はゆっくりとつくればいいとなれば、やはり規則的な生活を優先させることが最優先です。よく言われ使い古された言葉ですが、結局「早寝・早起き・朝ごはん」が大切で、特にこのゴールデンウイーク中はそれが乱れがちになるので要注意です。

〇そして中学校時代は、論理的で人間的な思考ができるようになり、さらに抽象的な概念・言語を使って表現したりするようになります。ご家庭で最近、お子さまの言っていることが、「今までよりも『屁理屈』のような言い訳をすることが増えたのでムッとする・・」や「昨日言っていたことと今日の言い分がまったく違うので困惑している・・」などの様子があるとすれば、それが人にとって重要な成長の過程だと理解してあげてください。

〇今日と明日も保護者面談を行います。ご家庭でのお子様の様子を担任等にお伝えください。本人への声掛けの際に参考にさせていただきます。

須藤昌英

 

4月28日(月)英語の目的は話せることではない・・・?!

〇国語や数学にそれぞれの世界観があるように、世界の共通語と言われる英語も、近年は小学校の外国語活動が活発になっているお陰で、少しずつ生徒達にはその特性などは理解されていると思います。

〇英語を含む外国語科の目標は、「簡単な情報や考えなどを理解したり表現したり伝えあったりするコミュニケーションを図る資質・能力を育成すること」となっています。

〇よく「コミュニケーション能力」を考えるうえで最も大切なことは、「双方向のもの」であり、相手への伝達だけでなく、「相手からの情報をいかに上手に(正確に)受け取るか」という観点も持っていなければならないと言われます。

〇しかし世間では、すでに高機能でコンパクトな翻訳機はたくさん出回っており、外国へ行くにもそれをもっていけば、大抵のことは困ることはない時代になっています。

〇ではなぜ、英語を学習するのでしょうか?もちろんさきほどのコミュニケーションのツールとして、英語は日本語よりもある面は適していると思います。でもそれだけでしょうか?

〇これも私の私見にすぎませんが、私自身も中学校から英語を勉強し始めて、やはり英語の文法に馴染むのに時間がかかった記憶があります。当時はよく「S主語、V動詞、O目的語、C補語」を組み合わせた5文型をひたすら覚えましたが、それまでどうしても日本語との違和感が頭から離れませんでした。ところがある日突然その霧のようなものが晴れて、しっくりと英文が見えるようになったのは、今でも忘れられません。

〇そしてさらに、例えば日本語との一番大きな違いである、主語の次に動詞がくるのも、「これも悪くないな」と思うようになりました。と同時に、逆に日本語の奥ゆかしさなどの良い面も、両者の比較によってより明確になりました。実際に英語を日本語へ、日本語を英語に直す際、その感覚が一番役に立ちました。

〇生徒達には、互いにコミュニケーションをとりながら、英語と日本語のそれぞれの良さを自分なりに感じてほしいと思って、各学年の英語の授業を参観しています。

須藤昌英

本校のALT(外国語アシスタントティーチャー)

【名前】Cyril Sean Ortiz Buhat(サイリル ショーン オーティーズ ハット)

【出身国】フィリピン

【特技・趣味】バスケットボール

       アニメを描くこと ギターの演奏

【メッセージ】私の国のお祭りや伝統的な食べ物・服装について、お話ししたいと思います。スポーツが好きなので、生徒の皆さんと一緒にバスケットボールをしたいです。また一緒に音楽も楽しめたら・・と思います。気軽に話しかけてください。