校長雑感ブログ

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5月11日(水)音楽鑑賞教室

〇本日の3・4校時に体育館において、千葉交響楽団(32名)による「音楽鑑賞教室」を実施します。千葉交響楽団は、千葉県唯一のプロオーケストラであり、これまでも千葉県内の音楽文化の創造を使命として、地域に根ざした音楽活動を基本に千葉県内を中心として音楽活動を行っています。各中学校には3年に1度来てもらっています。

【千葉交響楽団のホームページより】

生のオーケストラの迫力に感動する少年、少女の輝く瞳は私たちの活動の原動力ともなり、音楽家としての最大の喜びです。明日の日本を担う青少年に音楽を通じ、心の豊かさを育んでほしいと願っています。耳になじみのあるクラシック音楽や、音楽の授業の鑑賞曲から、映画音楽、アニメの音楽まで幅広いプログラムをそろえております。また、鑑賞だけではなくオーケストラの伴奏で歌ったり、その歌の指揮を児童・生徒・先生にしていただいたり、吹奏楽部などが、オーケストラと一緒に合同演奏することもできます。

〇きっとプロの迫力ある演奏を目前でしかも生で聞いて、生徒たちが感動・感激してくれると期待しています。

須藤昌英

 

【追伸】

〇体育館に全校生徒が入るのは、今年度初めてでした。ただ全ての窓を開放して行いましたが、暑くも寒くもなく、条件的にはこれ以上ないものでした。

〇演奏が始まると、生徒たちは食い入るように聞き入っていました。クラシックから現代曲までありましたので、楽しんでいました。丁度体育館外の新緑が風に揺れるとの演奏曲がシンクロして、ゆったりとした時間が流れていました。

〇指揮者体験コーナーでは、3年生の梅崎琴美さんと中居瞭教諭が挑戦しましたが、特に梅崎さんは松村英明指揮者や演奏家の方々から、「指揮する位置を固定するなど演奏者への配慮があって、演奏し易かった」と絶賛されていました。

〇この生徒の中からは将来、自分でチケットを購入し、オーケストラホールに足を運ぶ人もいることでしょう。

 

5月10日(火)教職員と面談を行っています

〇昨日から来週にかけて、私と45名の職員一人ひとりと年度当初の面談を行っています。4月より職員室などでは、毎日のようにお互いに顔を合わせていますが、なかなか座ってじっくりと意見交換をすることはこれまで出来ませんでしたので、このような機会はとても貴重な時間です。今後も同じように年数回設定していきます。

〇学校を経営していく上で、いくつか重要な柱がありますが、私は何といっても、生徒に直接接している教職員がその筆頭であり、教職員を「人材」ではなく「人財」であると思っています。教職員の個性やもっている力を把握し、さらに伸ばしてもらい生き生きと働いてもらうことが、必ず最後はそれが生徒への教育にも還元されていくと信じています。

〇今回の中心は、日頃の各先生方の授業について、「単元のねらいや生徒に身につけさせたい資質能力」、「生徒が困難と感じる点やその克服のための指導上の工夫」などを聞き、私がその授業をこのホームページで紹介いていくための取材を兼ねています。

〇学校を企業に例えると、「主力商品は授業」でありますので、23日以降に、その内容を順次紹介していきます。

須藤昌英

5月9日(月)連休明けの様子をみてあげてください

〇先月に「ちょっとはやい五月病」として、コロナ禍で迎える3年目のこの春、「対面しんどい」「人からの視線と人が話している声が気になる」などの過敏な反応を示す生徒もいるかもしれませんと書きました。いよいよ今日からゴールデンウイークが明け、通常に戻る際、特に今週の様子をご家庭で観察してください。

〇朝なかなか起きられない、元気が出ない、学校に行くのがおっくになるなど、五月病かなと思う症状は従来からこの時期に多く見られます。新しい環境に楽しくてワクワク心配でドキドキしていた生徒たちも5月に入り、イライラしたりやる気をなくしてしまうことがあります。

〇入学、進級などの新しい環境や生活に早く馴染まなければいけないという思いから、頑張る気持ちが空回りし、できないことに対する焦りから心と体に変調を起こしてしまうことが原因のようです。

〇5月病にならないためにはどうしたらいいでしょうか。もちろん個別差はありますが、一般的には、

①ゆったりと過ごす

あまり「早くしなさい」などと、せかせるように口うるさくならないほうがよいようです。

②体を動かす

やはり身体を適度に動かし、汗をかくことでストレスを発散させるのもよいようです。

③話をよく聞いてあげる

無理に話を聞き出そうとするのではなく、食事中や食後に学校でどんなことがあったかなどの話をさりげなく聞くようにしてみてください。

〇特に今週は、雨模様が多く、気温も低めという予報が出ています。体調面も含め、もし気になる事がありましたら、担任などにご相談ください。

須藤昌英

5月8日(日)富勢地区青少協定期総会

〇昨日、富勢西小学校体育館にて、令和4年度富勢地区青少年健全育成推進協議会定期総会が開かれ、昨年度の報告と今年度の活動予定が承認されました。

〇青少年健全育成推進協議会とは、地域の子どもを取り巻く大人の組織で、地域の青少年が健全で立派な社会の形成者として育つように、大人がみんなで援助する組織です。学校はあくまでも富勢地域のお子様をお預かりして、教育を行っている立ち位置にありますので、本協議会との連携は欠かせません。日頃からの学校への御理解と御支援に深く感謝いたします。

〇また本年度は、富勢中学校が事務局を務めます。よろしくお願いいたします。

須藤昌英

5月7日(土)時間泥棒(どろぼう)

〇1年半前くらいに心療内科医の海原純子氏が、毎日新聞の連載「新・心のサプリ」の中で、「時間どろぼう」という話をしていました。海原さんは医師でもあり歌手でもある異色の方です。

〇海原さんは毎日仕事や歌と忙しく活動する中で、「時間を大事にしたい」と書いています。それには「時間どろぼう」から身を守ることが必要だというのです。「時間どろぼう」とは何かというと、たとえば「とくに見たくもないテレビをだらだら見ている」「ネットサーフィン」など。更に「人のうわさ話や悪口」「後悔で自分を責める」なども入るそうです。極めつけは本当は嫌なのに、悪く思われたくなくて無理に出席する各種の会合なども「時間どろぼう」になると指摘します。「なるほどな」と思いました。こういうことが貴重な時間を無駄にしてしまうと新しい視点を知りました。私にもおおいに心当たりがありますし、特にコロナ禍以前は多かったと振り返ります。

〇また海原先生は、時間どろぼうの目安になるのが、「自分が主語になっているか否かだ」と続けます。それゆえたとえ同じように「だらだら過ごす」のでも、自分自身で「今日は一日ボーと過ごしたい」と思って過ごすのなら、時間どろぼうの被害にあっていない。受け身で過ごす時間は、「時間どろぼう」の被害にあうことが多く、「自分が主語になっていて、明確な気持ちで行動する時間は、時間どろぼうの被害を受けることはない」と書いていました。

〇また先日紹介した、横浜創英中学・高等学校の工藤校長もそれに関連しては、「自主性が育っていない生徒は、そもそも自分のタイムマネジメントができない。色々とやるべきことがある中で、優先順位をつけられない。人から指示されたことはできるが、自分でタイムスケジュールをたてようとはしない」と指摘しています。でもこれは大人も一緒だと感じます。

〇そうなると、時間に追われたり時間に使われたりしないように、つまり「時間どろぼう」の被害に遭わないようにするには、「自分が主人公となっているかどうか」「目の前のことに自主的な取り組んでいるか」に気をつけなければならないということでしょうか。

須藤昌英