校長雑感ブログ

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6月14日(火)授業風景15(2学年英語)

〇言語としての英語を習得する場合、会話(カンバセーション)と文法(グラマー)の両面をバランスよく学ぶ必要があります。生徒たちをみていると、前者の会話は好きだけど後者の文法は苦手、またはその逆で文法は得意だけど会話が不得意のパターンの大まかに2通りがあるように思います。

〇その2パターンとは別に言うと、「文法を重視しすぎる生徒」と「文法を軽視しすぎる生徒」のようです。ただし文法が完璧にならなくてもどんどん会話の練習をするべきですし、反対に中学英文法もままならないのに会話の練習に傾倒しても、簡単なレベルの内容しか話せるようにはならないような気がします。

〇私はどうしても昔の英語教育を受けてきましたので、文法よりも会話の方に自信がないので、生徒と一緒に「英会話教室」にでも通っているつもりで、一緒に授業を受けました。

須藤昌英

 

6月13日(月)給食の食材がピンチ!

〇新聞やテレビなどでも報じられているとおり、物価高騰により給食材料の仕入れ値が上がっており、本校の鹿野栄養教諭からも、「これ以上あがるとメニューの変更をせざるを得ないかもしれません」「給食にはただお腹を満たすだけではなく、一定の栄養価を接種することが求められているので、代替用品も簡単に見つからない状況です」などの悲鳴に近い声を聞いています。特に小麦粉や食用油は、例年の1.5倍となっており、パンや揚げ物は直接的な影響があります。

〇教育委員会からは、「食材費のあがった分は市から補充していく」との支援の方向性の話がありますが、それも期限付きである可能性が高いです。日本ではこの数十年間はデフレが長く続き、それを打開するためのインフレ政策が優先されていますが、果たしてこの先、今の給食が持続できるのかどうか、いろいろと検討が必要です。

須藤昌英

【今日の給食メニューから】

6月13日(月)授業風景14(2学年家庭)

〇美術や技術・家庭など、作品制作をする授業はどれも進度の個別差が大きく、指導者もそれに合わせてアドバイスや手直しが必要となります。待ち針やミシンの操作など、普段使用していない道具を扱うのは、きちんとその目的や方法を理解していないと、失敗を繰り返すことになります。

〇失敗すること自体は大切なのですが、「なぜ失敗したか、次はどうしたらよいか」と思考することが、その失敗を次にいかすことになります。生徒達にはそのような経験をしてもらいたいと思います。

須藤昌英

6月10日(金)教育実習終了

〇先月の23日から3週間、本校卒業生の3名が教育実習を行い、本日最終日になりました。3人とも数学科という珍しいこともありましたが、昨日の授業はそれぞれ準備した内容を精一杯取り組んでいました。生徒に年齢が近いので、気持ちが通じ合うこともあったと思います。

〇全国的に教員を志望する学生が減少しているのが現状です。それに対し、彼らのように教育現場で経験を積み、生徒と一緒に成長していきたいという若者を育てていくのも学校の役割の一つです。

須藤昌英

6月10日(金)授業風景13(2学年国語)

〇林間学校の思い出を短歌にする授業です。短歌という字数を制限された中に、自分らしさや情景が伝わりやすいような「言葉を選択・精選」することにより、国語の力が養われます。

〇2学年全生徒の短歌を楽しく読ませてもらっています。私がこのクラスで一番「時間や空間の捉え方が上手」と思ったのは、次の短歌です。

「波の音 仲間の歓声 ひいていく 夢の中では 大漁だった」

〇私はこれを、「目の前が九十九里浜である夜のホテルの窓から、波の音が聞こえているが、疲れて友達の声と混じり合っているうちに眠ってしまった。その夜の夢は翌日の地引網の大漁だった」と読み解きました。生徒たちの感性は素晴らしいです。

須藤昌英