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R3 酒西小日記

終業式 今日のできごと…

終業式 今日のできごと…

朝の風景 

7月20日。終業式の朝がいつものように始まります。

恒例となった昇降口での健康観察。

職員3人で子どもたち一人一人に声をかけます。

「今日の調子はどうですか?」「元気ですか?」「ちょっと疲れてるかな…」

コロナ禍にあり,不便なことはたくさんあります。

でも,この健康観察のお陰で,毎朝ゆっくり一人一人に声をかけられます。

その日の様子,表情を見ながらちょっとしたコミュニケーションがとれます。

かけがえのない時間です。

ところで,男の子は昆虫が好きですね。

まあ,いろんな昆虫をつかまえて登校してきます。

バッタ,チョウ,カマキリ,トカゲなどなど…。

今日は何をつかまえたのかな?

セミつかまえた! でも逃がしてあげるんだ!

頑張ったね,読書賞!

1学期間でたくさん読書に親しんだ子を表彰しました。

1,2年生は100以上。

3,4年生は80冊以上。

5,6年生は50冊以上。

これだけ読破するのは大変なことですよね。

今回読書賞に輝いた子どもは9名。写真で紹介します!

     がんばったね,1年生!

    すごいぞ,3年生!        5年生で読書賞に輝くのは大変です!

校庭に大仏出現!

ふと校庭を見ると,大仏の顔が!

6年生が紙で作った実物大の奈良の大仏の顔と右手でした。

たとえ紙でも,実際に作ってみると,そのスケールの大きさと,

作った当時の人の苦労が実感できるものですね。

これまたいい勉強です。

 

教室をのぞいてみると…

1年生と4年生の教室では,夏休みの準備,お話も終わり,

楽しくレクとお楽しみ会をしていました。

      1年生   レクの定番,みんな大好き「なんでもバスケット」!

4年生  5,6年生に負けないぞ!「ソイヤー」 トカゲ博士たちによるトカゲのレクチャー!

こちらは5年生の教室。

夏休みの宿題について,担任の海老原先生がお話ししていました。

「先生はね,小学1年生から中学3年生まで,自由研究でカマキリの卵の研究をしていました。」

「えーっ!9年間も?」

と子どもたち。

聞くところによると,当時海老原少年は,冬の間に土手に行き,カマキリの卵を入手。

冷蔵庫で保存していたとのこと。

(冷蔵庫主任のお母さんからは相当評判が悪かったとのこと。そりゃそうだ。)

そして,9年間,毎年飼育条件を変えながら,卵の羽化について研究し,

その結果を自由研究にまとめていたのだそうです。

千葉県の代表として,全国の展覧会まで進んだそうですよ。

本人いわく。

「楽しくて仕方なかったんです。」

だそうです。

明日から夏休み。42日間,子どもたちにはたくさんの体験をしてほしいですね。

コロナ禍にあっても,工夫次第でできることはたくさんあるはず。

海老原少年に負けない,自分だけのチャレンジ,できるといいですね。

保護者の皆様,1学期間,酒井根西小学校の教育にご理解ご協力をいただき,

ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

42日間,お子様たちを各ご家庭にお返しします。

家族の皆様を含めて,お子様とよい夏休みをお過ごしください。

 

今週のアラカルト

今週のアラカルト

今週も酒井根西小学校では,いろいろな学びがありました。
一気にご紹介します。

イメージをふくらませよう!

まずは1年生の教室です。
これは図工の学習ですね。
今日のテーマは「なが~い かみから」です。
子どもたちは,長い紙を見て,何を描くのか考えます。
イメージを膨らませて,色えんぴつを走らせます。
さーて,何がかけたかな?

 

  おいしそうなものがかけたね!       ぼくはダイナミックにいくぞ~

 

      熱中してますねぇ!           うわ~,素敵な絵がかけたね!

答えの決まっていない自由な表現の世界。
子どもたちは思い思いに自分の描きたいものを表現していました。
みんなちがって,みんないいですね。(^^)

たんぽぽまつりへようこそ!

たんぽぽ学級の子どもたちが夏祭りを開いてくれました。
お客さんは先生方。
子どもたちはそれぞれの持ち場で張り切ってお客さんを迎えます。

 

  いらっしゃいませ!「射的」ですよ~          今度こそあてるぞ!

 

     くじの番号は何番かな?          ストライク目指して,いけ~!

 

    時間は30秒ですよ!          うわ~,たくさんつれたなあ…数えよう!

あ夏祭りの活動をとおして,子どもたちは作る喜び,根気強さ,協力の大切さ,
接客の仕方(コミュニケーション)等々,たくさんのことを学びます。
全ての学びは,将来の自立と社会参加へとつながっていきます。

君も今日からベートーベン?

続いては6年生の音楽の授業です。

 

   こんな感じの音の使い方はどう?      みんなのバランスを考えて合奏しよう!

これ,作曲の特別授業なんです。
音階の中から決まった音だけを使って,子どもたちがそれぞれ数小節作曲します。
それをグループのメンバーで合わせ,合奏します。

 

    なんだかとっても楽しそう…           うまくいった人~ は~い

大々的な研究授業だったので,お客様もたくさん見ています。
それでも子どもたちは何のその。
作曲の世界に没頭していました。
増田先生のお陰で,いい経験をしましたね。(^^)

歯と自分をみがく!

さて本日最後の記事は5年生から。
歯磨きの保健指導です。

 

今日は歯磨きの勉強をするよ!  歯と歯の間にはこんなに汚れが…  みんな真剣ですね!

どうすれば,大人になっても健康な歯でいられるのかな…

ご存じですか。子どもの歯は大人の歯に比べてむし歯になりやすいって。
生えたばかりのどもの永久歯は,まだ成長段階にあります。
大人の歯に比べて,目に見えない隙間がいっぱいあります。
しっかり歯磨きをしないと,その隙間から菌が入り込むわけですね。
酒井根西小学校の子どもたちの歯科検診の結果を見ると,
未処置歯がかなりあるようです。
子どものむし歯はどんどん進行します。治療は待ったなしです。
健康な歯は一生の宝。
夏休みの間に,虫歯の治療を終えらえるようにしてください。

今日も長々とお付き合いいただきありがとうございました。
お・し・ま・い。

伝統的な学びと革新的な学び…

伝統的な学びと革新的な学び…

伝統的な学び…

3年生になると,毛筆の学習が始まります。
週に1度,心を落ち着けて,筆に神経を集中させます。
静けさの中で筆を動かす。これがいい時間なんです。
何事も始めが肝心。3年生のみなさん,がんばって練習してね!(^^)

 

       みんな真剣です!             教頭先生も指導に熱が入ります!

 

        一字入魂!             ボクの「たて画」の練習,どうですか?

最新の学び!

一方,新しい学びもスタートしています。
GIGAスクール構想です。
「GIGA」とは「Global and Innovation Gateway for All」の略。
「全ての子どもたちのための世界につながる革新的な扉」という意味です。
子どもたちには1人に1台端末が配られました。
(1,2年生はiPad,3年生以上はChromebook)
これらの端末を子どもたちが使いこなし,授業で活用する中で,
主体的で深い学びにつなげていきます。
そうは言っても,今年はGIGAスクール元年。
柏市では,今年を「Step 0」(ステップゼロ)と位置づけています。
難しいことはともかく,「いつでもちょこっと使おう!」
というコンセプトで,学びがスタートしました。
1年生は何をしているかな?

 

    iPadで楽器を演奏しよう!             これ,楽しいですよ~!

 

       教えてください!          ここ押したらどんな音がするんだろうね…

一方,6年生は…
総合的な学習の時間で環境問題について調べた子どもたち。
この日は,プレゼンテーションソフトを利用し,
調べたことをスライドにまとめていました。
えっ! 6年生でそんなことまでできるようになっちゃうの?

 

 すでにソフトを使いこなしています…   地球温暖化を地球の誕生さかのっぼって調べました!

子どもたちの学習は,端末の活用により革新的に変わります。
この夏休み,子どもたちは端末を持ち帰ります。
一部の宿題は,端末を活用して取り組むことになります。
保護者のみなさんも,お子さんを見守りながら,
子どもたちの新しい学びの姿を体感してください。

意欲と習慣を身につけよう!

意欲と習慣を身につけよう!

2年生の子どもたちを対象にした「ステップアップ教室」が始まりました。
参加者は全員で23名。
本来は,5月からスタートする予定でしたが,
コロナのまん延防止措置が解除になるのを待って,6月末からのスタートとなりました。
子どもたちは,「やったー!ついに始まるぞー!」と大喜びでした。
えっ?「ステップアップ教室」って,どんな楽しいことをする場所なのかって?
ただただ勉強をするところです。しかも,放課後に。(^^)

 

中心となってご指導いただくのは元小学校の先生です。   1時間の流れ,約束もしっかりしています。

ステップアップ教室は,子どもたちに「学ぶ意欲と習慣を身につけさせる」ことを
目的に,柏市教育支援委員会が,予算を投じて実施している事業です。
2年生は,かけ算九九の学習が入り,習得する漢字の数も多くなります。
学習に意欲的に意欲的に参加できるか,意欲を失い始めるかという
1つの山が来る時期です。
そこで本校では,こで2年生にターゲットを絞り,教室を開いています。

 

  ご覧のようにスタッフが充実しています。        まずは「マス計算」から。満点取るぞ!

勉強が楽しいって,どんな時でしょう。
それは,「わかったとき」です。
そして,それを「評価された時」です。
ステップアップ教室では,たくさんのスタッフの方々(アドバイザー)が
見守ってくれています。
ですから,問題の解き方が理解できないときはすぐに教えていただけます。
問題が解き終われば,直ぐに丸付けをして評価し,
励ましの声をかけてくださいます。
ですから子どもたちは,1時間の中で「わかった!できた!」という経験や
「ほめてもらえて嬉しい!」という気持ちを何度も味わうことができるわけですね。

 

たくさんのアドバイザーさんに見守られながら…    23人の子どもたちが2グループに分かれて学びます。

「学力」とはなにか。
知識・理解力,思考力,活用能力,これらはみな大切な学力の要素です。
ただし,学力の1番の根幹は「学ぶ意欲」です。
意欲があるから学び続けます。意欲があるから興味関心が広がります。
そして,学び続けることができたとき,それは「学ぶ習慣」となります。
意欲と習慣が身についていれば,「知識・理解・思考力」は,
自然と身についてくるわけですね。
「ステップアップ教室」では,決して子どもたちに無理はさせません。
まずは学校の宿題を終わらせる。そして,時間があれば,
自分のペースに合わせて学習プリントに取り組みます。
「わかった」「できた」「認められた」という経験をとおして,
「学ぶ意欲と習慣」を身につけていってほしいと願っています。
がんばってね,2年生のみなさん!(^^)

「酒西小じまん」をすいせんしよう!

「酒西小じまん」をすいせんしよう!

5年生の国語の授業にご招待いただきました。
テーマはズバリ,「『酒西小じまん』をすいせんしよう」です。
「新米の校長先生に,酒井根西小の良さを教えてあげよう!」
という感じですね。(^^)
私は喜々として3階の教室に足を運びました。
その日は,クラスの子どもたちによって選ばれた
6人の精鋭たちの発表を聞くことができました。

 

自慢のポイントは皆ちがいます。
学校の周囲の自然,西小から見える景色,給食,子どもの数が少ないこと(これがじまん?),花壇のお花,コロナにかかりづらいこと,林,図書室,などなど。
それぞれの子どもの興味関心,価値観,考え方が表れます。
同じ林について2人の男の子が発表しました。
一人は林があることで虫採りを楽しめるという自慢(長所)として発表。
もう一人は,林(木)があることで,校庭が狭く感じるという課題としてとらえていました。
(この発表では,西小の自慢だけでなく,課題についても触れることになっていました。)
おもしろいですね。

 

ある女の子は,「西小に人が少ないこと」が自慢だと言っていました。
皆さん,なぜだかわかりますか?
この子の考えはこうです。
「人が少ないと,学年などの人達と関りが多くなり,皆が仲良くすることができます。」
なるほど,人数が少ないからこそみんなが仲良くなれる。その通りですね。(^^)
それに対して,男の子の考えは,また一味児がいました。
「児童が少ないと,全員に毎日笑顔で話ができます。しかし,児童の数が少ないので,学校がさみしいです。児童が少ないと,よいことと悪いことがあります。」
うーん,なるほど。
こんな男の子もいました。
「西小のじまんは花がきれいなことです。その理由は,用務員さんが水を毎日あげたり,肥料をあげてくれているからです。そのため,毎日きれいな花が見られてうれしいです。」
なんて優しい子だろうと私は思いました。
しっかり見ているのですね。用務員さんが暑い日も寒い日も,毎日愛情込めて花壇のお世話をしていることを。

 

ある男の子は,西小の給食について,こう語りました。
「西小の給食をすいせんする理由は,なんといっても給食がおいしいこと。そして,味付けがよく,栄養のバランスが考えられているから。でも課題もある。好き嫌いが多い人がいるので,給食が残ってしまうことがある。」
同じ給食についてでも,すいせんできる部分と課題があるということでした。
これは,ある女の子のスピーチです。
「2つ目は,コロナにかからないことです。ふつうの学校だと,クラスや人数が多いですよね。でも,酒西小は逆に人数が少ないです。人数が多いと距離を取ることも難しいと思われますが,酒西小は距離をかんたんにとることができます。私は人数が少ないと不便だと感じていました。でも,コロナの中,このことが役立ってよかったと思いました。」
なるほど,その通りですね。人数が少ないことを利用して,
コロナ禍でもできること,我々教職員もしっかりと考えなければいけません。
子どもに教えられるとはこのことです。
最後に1つ。
この発表会を通じて,発表を聞く子どもたちの態度が素晴らしかった!
「○○さん,がんばれ!」と,発表者が前に立つたびに応援の声がかかります。
みんな,仲間の発表を温かい目で,食い入るように聞いていました。
発表後には,大きな拍手。
そして,発表者のプレゼンについて,
何人もの子どもたちが「よかった点」を発言します。
素晴らしい発表会でした。
継続は力なり。
子どもたちは,こうした学びをとおして,着実に自己表現力を磨いています。
10年後,子どもたちはどんな仕事について,どのように自己表現しながら,
仲間とコミュニケーションをとっているのでしょうね。
そんなことを考えながら,私は教室を後にしました。