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R3 酒西小日記

新刊展示会開催中!

新刊展示会開催中!

以前お伝えしていた「新刊展示会」が始まりました。

今年度の図書予算,50数万円を投じて購入した160冊あまりの新刊図書が

図書室のフロアに所狭しと展示されました。

柏市は学校図書館の活用に力を入れています。

図書館指導員(司書)の配置,そして蔵書の充実です。

図書館指導員さんが配置されたことで,

いわゆるこれまでの「図書室」が「図書館」に生まれ変わった,そんな感じです。

この写真を見てもわかりますよね。

こんな美しいレイアウトで新刊を展示するなんて,我々教員にはできません。

指導員の大谷さんは,本のことなら子どもたちの質問に何でも答えてくれます。

図書室に行けば,いつでも大谷さんが迎えてくれます。

まるで,暖かい我が家に帰ってきたような感じです。(^^)

展示会に戻ります。

たくさんの新しい本を前にして,子どもたちはみんなわくわくです。

ブースは全部で6つ。「文学」「産業・技術・工学」「社会科学」などなど…

もちろん,「SDGs」のコーナーもあります。

子どもたちは6つのグループに分かれ「味見読書」を開始。

「味見読書」? 何だかわかりますか?

たくさんの新刊があるので,子どもたちは時間を区切って,全てのコーナーを回ります。

様々な分野の本に少しずつふれる(味見する)。

だから「味見読書」です。

みんな真剣そのものです。

新刊展示会をきっかけに,もっと本に興味をもってくれると嬉しいですね。

さてこちらは…

「読書スタンプラリー」です。

本を1冊読むごとに,1つスタンプを押してもらえます。

5冊読めばゴール! オリジナルのしおりをゲットできます。

スタンプラリーにはルールがあります。

自分の好きな分野の本だけ読んでいたのでは,スタンプがもらえません。

「外国の作者の本」「2類:伝記・歴史・地理」と,

様々な分野の本にチャレンジする必要があります。

なるほど。楽しみながら読書の幅が広がるということですね。

「子どもの頃,こんな素敵な図書館があって,大谷さんがいてくれればよかったのに…」

そんなことを思う今日この頃です。

俳句・リズムを作ろう

俳句を作ろう

我々大人世代が受けた国語の学習と比べると,

今は大きく様変わりしています。

ざっくり言いますと,昔の国語の授業は「読み取り」中心でした。

たとえば4年生で学習する「ごんぎつね」。

場面ごとに「ごん」と「兵十」の様子や気持ちの変化を詳しく読み取り,

みんなで話し合い,登場人物の心情に迫ったものです。

もちろん,そういった学習は今でもあります。

しかし今は,「自分の思いや考えを表現する」力や「話し合う」力を身につける

ために多くの授業時間を費やすようになりました。

時代が変わり,子どもたちに求められる能力が変わってきたということの証です。

これからの時代は,自分の頭で考え,心で感じ,

それを他者に伝える表現力とコミュニケーション力を身につけていくことが

大切だということですね。

さて,先日5年生の教室をのぞいてみると,俳句の学習をしていました。

有名な俳人の句に触れた後,子どもたち自身が俳句を詠みます。

心が動いたできごとを思い出し,そこから連想する言葉を自由に書き出します。

そのメモをもとに,「五・七・五」の音に合うように言葉を組み合わせ,

俳句を作っていきます。

 

子どもたちはクラスごとに句会を開き,それぞれが生み出した俳句を詠み合いました。

今日は,子どもたちの投票の末選ばれた,選りすぐりの俳句をご紹介しましょう。

 お花見で 宙にまうのは 桜の葉

 夏の海 夕日でてらし 赤い水

 暑すぎて アイスクリーム 食べまくる(ユーモア賞)

 いちょうまう 黄色い姿 ひらひらと

 まいおちる 雪のけっしょう キラキラと

 きれいだな 秋の夕日に 赤とんぼ

 よんでいる 風鈴の音 海の音

 きれいだな あかいろきいろ 紅葉だ

 見上げれば 夕日のような もみじだち

 すずむしは あきをかなでる おんがくたい

いかがでしたか。子どもならではの自由な連想が光った秀作ぞろいですね。

表現する楽しみと喜び,小学生のうちにたくさん経験させたいとものです。

リズムを作ろう

作ると言えばもう一つ。

次は音楽の授業です。

子どもたちが机に広げた教科書をにらみながら,

真剣に手をぱちぱちとたたいています。

なにをしているのでしょう。

子どもたちは基本のリズムを組み合わせて,オリジナルのリズムを作っていました。

構成要素は,四分音符,八分音符,四分休符の3種類。

提示された4つのリズムパターンをつなげて,4小節のオリジナルリズムを作ります。

ここまではいいんです。

これを正確に表現するのがしい。

皆四苦八苦しながら,リズムを刻んでいました。

リズム打ちが完成した(と思った)ら,先生の元へ。

完成したと思っていたリズムが,先生の前に立つと,あらあら?

合格までの道のりは険しいようでした。 

「がんばってね」と「がんばったね」

がんばってね

第2学期の学級委員に選ばれた子どもたちの任命式を行いました。

学級委員を経験したことのある子,そして初めて選ばれた子。

それぞれに緊張感とやる気に満ちた表情で,任命書を受け取っていました。

「器が人を育てる」と言います。

人は,役割を通じて成長するということですね。

学級委員としての活動が,子どもたちの成長につながることを祈っています。

みなさん,がんばってください!

がんばったね

続いて,子どもたちが夏休みに取り組み,出品した作品が,

各種作品展で入賞していましたので,表彰式を行いました。

まずは,柏市小中学校科学展です。

科学論文,そして科学工夫作品(工作),

いずれも時間をかけ,創意工夫を凝らして完成させた秀逸な作品ばかりでした。

次に読書感想文コンクールに入賞した子どもたちの表彰です。

楽しく本を読むことと,感想文を書くことは全く別の作業です。

いつも以上に物語を味わい,考えを深めたことでしょう。

夏休みの間に仕上げた子どもたちの作品は,

いずれも保護者の皆様のご支援・ご指導があってこそです。

ありがとうございました。

何気ない日常に感謝…

何気ない日常に感謝…

教頭先生が子どもたちの登校指導で地域を回っていた時,

あるお母さまからこんなお話をしていただいたそうです。

「コロナの中でも学校が休校にならずに子どもたちが通うことができて,本当にありがたいで

す。子どもたちが楽しみにしていた校外学習にもいけそうですし。」

本日配布した「学校だより」にも書かせていただきましたが,

コロナによる制限が続く中だからこそ,

何気ない日常を送れることに感謝の気持ちがわいてきます。

夏休み後半にかけて,感染拡大が進み,我々教員も,そして保護者の皆さんも,

9月を迎えるにあたり,大いに気をもんだところだと思います。

お陰様で本校では,これまでのところ大きな問題もなく,

子どもたちの学校生活が保たれています。

これもひとえに,保護者の皆様のご協力があってこそです。

本当にありがとうございます。

それでは,今日の酒西小の何気ない日常をのぞいてみましょう。

まずはしっかりお勉強!

もちろん,学校はお勉強をするところ。

子どもたちは今日も皆,それぞれの学習に熱心に取り組んでいました。

1年生の教室では…

算数のテストが行われていました。

「なんじ なんじはん」 時間と時刻の学習ですね。

入学してから今日でちょうど半年。

入学式の時から比べて,なんとたくましく成長したことか。

見てください,この真剣な様子。

先生の指導の下,しっかりと学ぶ姿勢が育まれてきました。

さて,続いて2年生の教室です。

学習問題は…。「言葉を学んでふやそう。」国語の勉強ですね。

言葉の意味と使い方を学び,語彙を増やす勉強のようです。

先生が子どもたちにたずねます。

「『川』につながる言葉,どんなものがあるかな。」

「大きい川。」「小さい川」「深い川」「流れのはやい川」

子どもたちから次々と意見が出てきます。

すかさず先生が聞きました。

「『大きい』と『小さい』は反対の言葉だよね。それでは,『深い』の反対の言葉は?」

一斉にたくさんの手が挙がります。

「『浅い』です。」「同じです!」

こうして言葉の学習が深まっていくのですね。

先日6年生の国語の授業をのぞくと,清少納言の「枕草子」の学習をしていました。

ひらがなから始まる小学校の国語の学習。

こうしてみると,幅が広く,長~い道のりです。

なんてったって休み時間!

業間休みに校庭に出てみると…。

何やらしゃがみこんで校庭とにらめっこをしている女の子たちがいます。

声をかけてみますと,「石さがし」をしているとのこと。

いろいろな色や形の石を探すのが楽しいのだそうです。

お宝を見せてもらうと,なんと美しい「ハート形」の石ではありませんか。

子どもたちの周りには,穏やかでゆっくりとした時間の流れているように感じました。

すてきな休み時間の過ごし方ですね。

一方こちらは…

ドッチボールの戦いです。

2年生はソフトなボールで。5年生は硬いゴムボールで。

ボールは違えど,どちらも真剣勝負です。

5年生の戦いをしばらく拝見。すると…

女の子が強い。投げるボールは速く,捕球も確実。とにかく強い!

ただ,子どもたちを見ていましたら,強いとか弱いとか,勝ち負けとか,

そういうことは関係ないようでした。

ただみんなでボールを追いかけて,ぶつけ合って,笑い合って…。

それが楽しいのですね。

仲間がいるから楽しい。

あれっ? よく見ると,担任の先生も息を切らせながら参戦していました。(^^;

これもまた,何気ない日常があるからこそですね。

明日からは平常日課。子どもたちの大好きなお昼休みも復活です。

おまけに…

今日はこれで終わろうと思ったのですが,

どうしてもコロッケのことを伝えたいので,おまけの記事です。

今日の給食のメインディッシュは「白いんげん豆コロッケ」でした。

これが素晴らしく美味しかったんです。

それもそのはず。なにせ,手作りですから。

しっかり炒めた具材にいんげんのペーストと蒸したじゃがいもを加えて…。

260個をじっくりと油で揚げます。(大変な作業です!)

外はカリカリ,中はクリーミー。私にとっては人生で1番美味しいコロッケでした。

酒西小の給食はここだけの話,柏市で1番の美味しさです。

この給食を毎日食べられる子どもたちは,本当に幸せだと思います。

こうして美味しい給食を味わえるのも,学校生活が続いているからこそですね。

コロッケ,皆さんにも味わわせてあげたかったです… 

P.S.

給食室のページもぜひのぞいてみてください。 

読書の秋 到来…

読書の秋 到来…

昼間の日差しは強くとも,朝夕はめっきり涼しくなってきました。

夜になると,秋の虫たちが美しい音色で合唱しています。

いよいよ秋の到来ですね。

3年生の図書の時間に,図書室をのぞいてみました。

子どもたちが楽しそうに読書しています。

ある女の子は,「台風の発生」について書かれている本に没頭していました。

かなり難しそう…。高学年対象の本だと思います。

担任の丸山先生に聞いてみました。

「そうなんです。あの子は自然科学や理科に興味があって,これまでも様々な本を読んでいる

んです。」

ある男の子は料理の本に夢中になっていました。

「休みの日にお父さんと料理をするんです。この前はヤンニョムチキンを作りました!」

と,うれしそうに話してくれました。

ある子は広島の原爆について,

またある子は,お気に入りの物語のシリーズ本も読みふけっていました。

三者三様。子どもたちの興味関心もそれぞれです。

     「先生,見て見て!」        みんな,真剣に本に向かい合っています…

「バランスよくいろいろなジャンルの本に親しんでほしいところですが,まずは自分のお気に

入りのジャンルや作者を探して,『本を好きになる』ことが大切ですね。」

こう語るのは,本校図書館指導員(司書)の大谷さんです。

10月の読書シーズンに合わせて,酒井根西小では,「新刊展示会」が開催されます。

展示会について大谷さんに尋ねてみました。

「約160冊の新刊が届きました。10月の展示会に向けて,準備を進めていることろです。

調べ学習に使えるように,今年は『SDGs』関連の本をたくさん購入ました。ぜひ手に取って

ほしいです。もちろん,その他にも魅力的な本をたくさん揃えています。高学年の子どもたち

には,今人気の『かがみの孤城』を用意しました。お家の方も,よろしければ一緒に読んでほ

しいですね。」

秋の新刊展示会は10月5日から。

読書の秋。子どもたち,そして我々大人も,たくさんの本との出会いをとおして,

心を耕していきたいですね。

  大休憩に図書室に足を運び,本を選ぶ6年生

最後に,大谷さんから子どもたちへのメッセージです。

「みなさん,お待たせしました!新しい本がたくさん入りましたよ。いろいろな本を手に取っ

て,たくさん読んでくださいね。図書室で待っています!(^^)」

たくさんの本に親しんだ子どもの名前は読書の木に…