学校長名 岩永 朗子

校長室より ~2023年度~

校長室より㉔【感謝】・【恩返し】から【恩送り】へ

 2月半ばの授業参観&学級懇談会をありがとうございました。お子さんの成長をご覧いただきました。今年度は、コロナが5類になり、様々な教育活動を保護者の皆さんに公開することができました。それにより、成果も感じる一方、もっとこうしたらよいという願いも見つかりました。現在、本校の校内研究や次年度の学校行事等について、各主任中心に教職員で検討を進めています。令和6年度を見据えて今年度を終えます。

  さて、2月22日に行われた6年生を送る会は全校が集まり対面で行うことができました。新児童会役員が休み時間も集まり、企画・運営に頑張っていました。体育館での数少ない練習機会を有効活用し、【6年生にむけて】全校が一つになった素晴らしい行事でした。当日、体育館は、装飾、花のアーチ、似顔絵、6年生の胸にはメダル、手には招待状。ここまでの万全の準備に感謝です。

  1年生とともに入場する6年生の大きいこと。ちょっぴり照れくさそうに、でも誇らしげにともに歩きました。1年生も笑顔いっぱいの入場でした。

 そして、スタートはとても緊張するものですが、3年生の発表は学年が一つになって、小学校生活を思い出す【工夫】による【多様な表現】を感じました。

 1年生は、6年生とともに昔遊び。やっぱり6年生は上手でした。最後の1年生の合奏も【かわいらしさ】に【成長】を感じました。

 4年生は6年生への挑戦。こちらもさすが6年生は強かった。【ユーモア】と【笑顔】のあふれる楽しい時間でした。「大丈夫」の歌詞は今の6年生だけでなく、ちょっとうまくいかない人にもしみる曲でした。

 2年生の朗読劇は、大きな成長を感じる、【情感たっぷり】でした。運動会で披露したダンスも【華やか】で、体で覚えたことは忘れないと思いました。

 5年生の貫禄のある発表。笑いあり、紅白のパネルを使った発表。緻密に計画し、練習を重ねたのでしょう。【たくましさ】と【集団の美】を感じました。

  最後は保護者への「感謝の会」でも披露した6年生の合奏と合唱です。各学年の発表を鑑賞した後は、下の学年に向けた【頼もしさと心のこもった感謝の気持ち】があふれていました。

 6学年が一堂に会する最後の行事でしたので、いつもより長く話をしてしまいました。伝えたのは【恩返し】から【恩送り】です。【恩返し】は、何かしてくださった方にお返しする一対一のやり取り、一方、【恩送り】は、助けや優しさをくれた相手に何らかを直接お返しをするのではなく、自分が受け取った思いやりのある行動を全く関係のない別の人に受け渡していくことです。【伝統のバトンを渡す・引き継ぐ】から【恩のバトンリレー】のあふれる毎日をお願いしました。これからは15日(金)卒業式に向けて、学校一丸となって頑張ります!

校長室より㉓2月は春の訪れとともに

 ミニ集会で消費者センターのお力を得て、私たち教職員と地域、保護者がともに、一つのテーマの講演を聞き、そのあと【えんたくん】を使って話し合いをしました。保護者、地域の方、教職員が語る様子は和やかで、【地域とともにある学校づくり】に、【顔が見える関係は不可欠】だと感じます。出席された皆さん、ありがとうございました。今後とも本校をよろしくお願いいたします。

 

 また、全校朝会の表彰では代表児童の堂々とした姿が心に残りました。今月の歌は元気さだけでなく、ハーモニーの良さを感じました。今回は、【トイレの神様】の歌を使って、掃除、特にトイレ掃除を行う大切さを話しました。

①  トイレ掃除をしっかり行う・トイレをキレイに使う

②  伝統のバトンを渡す・引き継ぐ 

2月は本校の目指す児童像の一つ、【自分の頭で考えて行動する】を皆で頑張ります。

全校朝会後の新旧児童会役員の引継ぎ式での4・5年の新旧児童会役員の決意から覚悟を感じ、旧役員の代表の言葉から充実感を感じることができました。【伝統】とはそのまま受け継ぐのではなく、【時代の変化に応じて、変えていくこと】も重要です。6学年がそろう最後の全校朝会はそれぞれの成長を感じる良い機会でした。今後は、【最後の〇〇】というような行事等が増えていきます。3学期始業式にお願いした【一日一日の毎日を大切に】過ごしたいと思います。

 

 また、地域に学校を開くことは、子供たちの安全・命を守ることが大前提です。柏警察の方にお越し頂き、教職員皆で不審者対応の研修を行いました。校内にある「さすまた」を使った不審者の取り押さえでは、警察官の方の力強さを感じました。改めて、臨機応変な対応が必要ではあることを再認識するとともに、【早期発見が必要であること、一人で対応せず、複数での対応であること】を学びました。今後、研修に参加した先生方から子供たちに今回の研修の内容をしっかり伝えていきたいと思います。私としては、校内にいらした方皆さんにこれまで以上に【積極的に挨拶】など、お声掛けをしようと思います。さくらっことともども、大人の皆さんも挨拶の手本をお願いいたします。

 

 先週金曜日は、新入生保護者会を行いました。中学校も同様に実施される時期です。新しいステージ(場所)へ進むことは【不安や緊張】が伴います。でも、大きく成長する時でもあります。資料をお読みの上、ご質問があれば学校へ連絡をお願いします。

 学校の庭の紅梅が美しく咲き誇り、白梅が少しずつ咲き始めています。雪も降りましたが、日に日に春を感じる今日この頃です。2月もよろしくお願いします。

校長室より㉒日本の伝統文化&健康に過ごす1月

 始業式に養護教諭の土屋先生から1月の生活目標の紹介がありました。自分の体を健康に保つ秘訣を教えていただきました。さくらっこの皆さん、覚えていますか。

①  朝ごはん 体と脳のエネルギーを蓄える からだの中からあたたまる

②  運動   運動が苦手な人は散歩でもOK。太陽は 骨や皮膚を丈夫にする。

③  運動の後の手洗い・うがい

④  規則正しい生活が大切

⑤  衣服の調節 外、室内での服装を区別する 以上5点を心がけていますか。

 

 また1月10日から給食が始まりました。春の七草と鏡開きをイメージした献立でした。今年1年の無病息災を願う七草ごはん、お正月に神様におそなえした鏡餅を1年間の健康や幸せを祈ったお雑煮でした。栄養士の清水先生が

さくらっこの1年間の健康を願って作ってくださった献立に感謝です。

 

 学校は事務室の事務長さん、事務補助さん、用務員さん、そして、保健室の先生、栄養士の先生など、皆さんには見えないところで頑張る方に支えられています。私が表で仕事がしっかりできるのは、このようにかげながら支えてくれる皆さんの存在が大きいといつも感謝しています。さくらっこの皆さんも事務室や給食室、保健室の皆さんの仕事ぶりを見てみてください。

 

 そして、今年も【授業で勝負できる教員】を目指す先生方です。火曜日は、岩手県の金ケ崎町教育委員会や金ケ崎町立金ケ崎小学校の校長先生方が来校しました。5年2組の文部科学省から依頼を受けたデジタル教科書を活用した授業を参観しました。これで3回目の外部からの訪問ですから、児童の皆さんもタブレットPCの扱いも上手になりました。英語の発音もとても美しいです。これまでの授業といえば、一斉に学ぶ場が多かったのですが、自分の課題に個別で取り組む場と友達と協働で学ぶ場の融合が求められています。3回の授業とも参観しましたが、楠先生が今日の授業の目指すゴールを明確に提示し、さくらっこが楽しそうにそして自身をもって授業を受けていることがうれしいです。ありがとうございました。

 

 校内書き初め展が2日間開催されました。多数の保護者の方に参観していただきました。ありがとうございました。書き初めも静かな中、気持ちを落ち着かせて一文字一文字書いた結果が体育館に掲示されました。日本の良き伝統です。

 年末年始から1月は子供たち自身が自分に向き合いつつ、日本の伝統文化に親しむ場が多く見られました。新しい年、良いスタートを切ることができています。

 

校長室より㉑【飛躍の卯年】から【新たな挑戦の辰年】へ

 年末年始を皆さん、どのようにお過ごしでしたか。1月4日の仕事始めに、先生方と新年の挨拶をして、いよいよ新しい年が始まると気持ちを新たに今年を迎えました。

 

 令和6年元日の大地震には、大変驚くとともに、恐怖を感じました。日に日に被害状況がニュースでわかり、私たちの住む柏で同じことが起きたらどのように動けるだろうかと考えることも多かったです。被災された皆さん、心よりお見舞い申し上げます。何かお役に立てることはないだろうかと考えています。

 

 さて、年末年始は、スポーツ観戦を楽しみました。バスケットボールのウインターカップに前任校の土中卒業生が選手として決勝戦でプレイしていました。 校長面接で、バスケットボールを通して、日本と海外の懸け橋になりたいとまっすぐ目を見て語っていた姿が思いだされます。彼のバスケットボール人生はまだ始まったばかりです。今回の経験をこれからの成長に生かしてくれるものと信じています。

 

 始業式では、3つのお願いをしました。

1 当たり前に感謝!

2 今という時間を大切に!

3 三学期はゼロ学期。まとめ、そして次の学年の準備!

 

 そして、最後に教頭先生から大谷翔平選手からいただいたグローブを紹介していただきました。大谷選手のメッセージを読み上げた後に、代表で6年生のお兄さん、お姉さんがキャッチボールを披露してくれました。【野球をしようぜ】という大谷選手の気持ちに応えた姿でした。来週の校内書初め展での体育館展示を終えたら、各学級に順にお届けします。グローブにさわったり、安全に気を付けて、キャッチボールをしたりして、大谷選手の気持ちをしっかり受け止めてください。キャッチボールとは、相手の胸にめがけて、相手を考えながらボールをやりとりします。コミュニケーションと一緒だと思います。皆で大切に使いましょう!

 

 11週51日間(6年生は10週47日間)はあっという間の三学期です。昨年の柏四小は、卯(ウサギ)のように大きな【飛躍の1年】でした。令和6年の柏四小も、辰(龍)のように、困難に負けず天に駆け上る【新たな挑戦の1年】にしたいと思います。さくらっことの毎日を楽しみにしています。

 

 保護者の皆様、地域の皆様、今年もさくらっこの成長のために本校へのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

校長室より⑳令和5年ありがとう!

 11月後半から、様々な関わり、出前授業、ご支援をいただきました。6年生に向けた柏和会の皆さんによる平和教育、4年生に向けた助産師さんの命の授業、小木曽先生による書き初め指導、PTAや地域の方々による落ち葉掃きなどなど、本当にありがとうございました。

 

 4年ぶりに、1年生と幼稚園児や保育園児童との交流がありました。1年生の張り切りぶりにびっくり。お兄さんやお姉さんになって、歓迎していました。【人との関わり】で自分の成長を感じたことでしょう。新入生の皆さん、4月の入学を待っていますよ。

 

 12月22日(金)体育館で全校が集まり、終業式を行うことができました。77日間の2学期が終わりました。保護者の皆様、地域の皆様ご協力をありがとうございました。たくさんの表彰の後に、聞いた3番までの校歌。大きな声が体育館中に広がりました。私の話でも引用しました。主な内容は次のとおりです。

 

・【人との関わりによる成長】の2学期。特に地域の方との関わりが顕著だったこと。

・前日に行われた音楽委員の企画による5・6年生の歌声発表会では、本校が目指す【自分で考え行動する姿】

 を感じたこと。そして、5・6年生の学級や学年でのまとまりに感動したこと。

・お願いは2つ

 1つは【学級や身近なお友達の関わり】による成長の振り返りのお願い。

 校歌の2番【学業も日に日に進む】、3番の【まごころに睦みて鍛う】に友達との関わりのヒントが読み取れること

・もう1つのお願いは、17日間の冬休みは、家族の一員として、お家のお手伝いをして、年末年始ならではの行事にも積極的に参加してほしいこと

 

 次に、生徒指導主任の栗本先生から【冬休み】の生活を安全で豊かになるための合言葉を教えていただきました。皆で声を合わせて言い、各自がしっかり覚えることができました。ご家庭でもどのような言葉だったか、話題にしてください。

 最後は、2年生、ひまわり、6年生の学年代表の堂々とした発表でした。メモをとりながら聞きましたが、とても素晴らしい発表でした。

 

 今年1年本当にお世話になりました。楽しく、学びの多い毎日に感謝です。1月9日の始業式に680名の皆さんと先生方と会えるのを楽しみにしています。来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年を!

校長室より⑲大堀川に見守られて

 2学期の大堀川関連の行事について2つ紹介します。1つ目は、持久走記録会です。2つ目は、大堀川探検 冬バージョンです。

 

 持久走記録会に向けて練習は毎日の積み重ねが大事です。記録会当日を迎えるまでの長距離練習は喜んで取り組める人もいれば、どちらかといえば苦手な人も多い競技ではないでしょうか。大休憩の時間に短時間で低学年・中学年・高学年に分かれて、集団で走るさくらっこの姿を素晴らしいと感じました。

 

 時間があるときは子供たちと一緒に走りましたが、私が3~5周でへとへとになっても、さくらっこは元気です。「10周走れた!」という言葉を聞くと【継続は力なり】という言葉が思い浮かびます。

 そして、この練習の成果を発揮するのは、柏四小の近くに流れる大堀川です。自然いっぱいの中、走ることができる記録会は柏四小ならではです。保護者はもちろん、地域の散歩やジョギングする方に見守られ、走る姿はとても頼もしかったです。晴天の中、風を切って走るのはどれだけさわやかだったでしょうか。各学年男女に分かれて走るので、気合を入れて、12回スターターを務めました。【いくぞ〇年生!】という掛け声は、全児童にエネルギーを送るためでした。そして、ゴールでは【最後の最後まで全力で】【前へ前へ】と声を掛けました。最後まであきらめずに走り切った子供たちに大きな拍手です!

 PTAの皆さんにも安全のため立っていただきました。ありがとうございました。さくらっこに渡された記録証の文言がこの記録会の意義を表していると思いますので、紹介します。

 ・校内持久走記録会における最後まで力いっぱい走り抜けました

 ・今日までのあなたの努力と今日の走りは大変立派でした

素敵な文言ですね。2学期始業式でお願いした【一生懸命に】練習に励む姿、粘り強く走りぬく姿こそが、さくらっこの大きな成長です。

 

 大堀川のもう一つの行事。大堀川探検 冬バージョンです。季節が変わるとこんなにも景色が変わるのかと気づくことがありました。参加した4年生の児童から、コブシの話やカマキリの卵の話などを聞きました。教科書だけではわからない、目で見て、手で感じて、専門家から話を聞くことで子供たちの学びのろうそくに大きな火を灯していただきました、ありがとうございました。

 

 大堀川に関する行事を2つ紹介しました。冬は成長が目に見えなくても、春の訪れを静かに待ちながら、確実に成長しています。2学期77日がもうすぐ終わります。子供たちの成長を振り返る終業式はいよいよ明日です。

校長室より⑱高校1年生のインターンシップ

 あっという間に、2学期が終わるまであと3日になりました。11月上旬に更新して以来の【校長室より】です。この間、柏四小の子供たちは様々な活動をしていました。紹介が遅れましたが、これから少しずつ更新していきます。あわせて、さくらっこ日記もご覧ください。

 では、11月21日、22日には、千葉県立柏中央高等学校からインターンシップとして高校生が学校に来てくれました。次は4名の高校生の振り返りです。

 〇昼休みやマラソンの時に走ったり、周りに気を配ったり、普段から頑張っていることを実感しました。ドッジボールや持久走以外にも授業の進め方が勉強になりました。音楽の授業で皆Kahootをすぐ聞いてすらすらと問題を解いていて、時代を感じました。図工の時間で割と自分自身で進められていて小学3年生も思ったより大人だと感じました。でもまだ男女あまり分かれていないのが子供らしいと感じました。

〇大野隆司先生による彫刻刀の授業で、危険な場面がいくつかあったが、その都度、手の置き方や持ち方など指導することができた。体育の授業の時間にみんなが率先して、準備をしたりポジティブな声掛けをしたりしていて、とても良い雰囲気だと思った。どの子も良い子たちで優しく寄り添ってくれた。また図工の版画では、個人で集中しながら、安全に気を付けながら取り組んでいる姿勢に感動した。先生が児童のことをよく見て、声をかけていて先生はすごい仕事だと思った。

〇児童との関係を深めることで、より相手を知ることができた。教員の方々を見て、子供たちのことを常に視野に入れて行動しなければならないので大変だと思った。その反面、やりがいを感じるのだと思った。すべてが初めてだったので、常に良い経験ができて、とてもよかった。そして楽しかったです。目的としていた2つのことを達成することができた。授業以外でも教師の仕事は多くあり、難しさも感じましたが、児童が頑張っている姿がとても素敵に見えました。将来の1つの選択肢として視野に入れ、この経験を生かしてこれからも頑張っていきたいと思いました。

〇児童全員と一人一人向き合うことも大事だが、それ以上に30人、40人といったクラスを動かすと同時に教育をする仕事だと感じた。本当に楽しかったし、教員の仕事を生で実感したとてもいい経験だった。小学校は中学・高校と違い、担任の先生が関わる時間がとても長く、子供の人格や人間性が形成されるとても重要な時期に教育に携わることを知り、教員という仕事の重要さを学ぶことができました。

  高校1年生のすてきな感想です。成人が18歳となっていますから、案外キャリアを考えるのは良い機会だったと思います。この経験が自分のキャリア構築に少しでも役に立ってくれると嬉しいです。ありがとうございました。

校長室より⑰教育実習生も先生方も学びの秋&初冬

 前回も10月、11月は、特に【授業勝負】と先生方に伝えていることを話題にしました。一人一授業を学校全体で取り組んでいます。そして、3週間本校で教育実習をおこなった二人の大学生も精錬授業というまとめの授業を行いました。

 1年生は、国語 働く自動車の読みとり、6年生は、算数 比例を使った学習でした。現行の学習指導要領では、学習が机上で終わるのではなく、日常の生活に落とし込むところが学習の肝です。実習生の授業はいずれも、「笑顔」「丁寧」「一生懸命」など、3週間の実習の成果を感じた授業でした。とても緊張した様子でしたが、無事に終えられほっとされていました。11月11日(土)をもって実習は終了となりましたが、前日には、1年2組、6年4組からサプライズのお別れ会があり、お二人の先生方は感動され、涙していたと聞いています。

  教育実習生お二人からの柏四小の子供たちの様子の感想を紹介します。

〇素直で人懐っこい児童が多かったです。学年関係なくたくさん話しかけてくれて自然に笑顔になれる場所、そして元気いっぱいで何事にも全力で取り組める生徒が多い!!学校です。勉強も休み時間も全力で楽しんでいました。

〇毎日明るく挨拶をしてくれる児童が多く、今日も一日頑張ろうと思わせてくれました。授業は集中して取り組み、遊ぶときは全力で遊ぶ、そんな児童に毎日元気をもらいました。

 四小でとても素敵な児童に出会うことができました、四小の児童のことは、ずっと忘れません。とても充実した3週間でした。

 教育実習生2人をご指導してくださった望先生、彩先生、ありがとうございました。こんな素直なコメントをいただけたのは、児童の皆さんと先生方との素敵なかかわりがあったからでしょう。山野邊先生、山川先生、本校児童が大変お世話になりました。これからも、本校をよろしくお願いします。

 

 先ほども書いた通り、先生方は授業研究として授業を公開し、皆で「どうすればもっと良い授業ができるのか」を研究しています。毎回講師の先生のご指導を受けています。いよいよ今月末は、1・2年生の先生方による今年の最後の研究授業があります。職員室では、指導案という授業計画を先生方同士が検討し、よりよい授業にすべく、話し合っています。普段の授業後の検討会は大変ですが、その検討会こそが、先生方の大切な学びの時間です。最終的には研究主任の伊藤先生を中心に、「学び部会」の先生方の最終確認を経て、指導案は完成します。【学校は授業が勝負!】です。いかに子供たちのやる気にスイッチを与え、学びを楽しめるかが大事であると思っています。

 全校朝会、始業式、終業式等の挨拶が私の授業です。聞き手のさくらっこたちに元気や希望を与えられるような話ができないか、毎回試行錯誤しています。

校長室より⑯土曜参観は、大人が【スクラム】を組んで!

 学校だよりの『さくらっこ』でも、10月、11月は、特に【授業勝負】の毎日とお伝えしています。今回は、11月11日の土曜参観&四小まつりの様子をお知らせします。今年度は、人数制限なく、保護者の皆さんに学校へ足を運んでいただけることも増えました。1学期に引き続き、授業公開を2~4時間目に行いました。多数の保護者の方、兄弟姉妹の皆さん、そして学校運営協議会委員の方が参観にいらっしゃいました。 先生方も3時間を工夫して、のぞんでいる様子が見られました。

 まずは、普段の授業をみていただきました。普段の授業の様子を見て、「学校でちゃんとやっているのかしら。」と心配された保護者の方も、少しは安心されたのではないでしょうか。国語、算数だけでなく、道徳、外国語も取り上げられていましたし、専科の音楽・体育の授業もあり、専門的に1教科を教える先生からの学びの深まりも感じていただけたのではないでしょうか。

 また、児童と保護者が関わる場を設けた授業も多数見受けられました。体育の長縄跳び、ドッジボール、リースやおもちゃ作りなど、一緒に参加することで、楽しんでいただけたことでしょう。

 そして、事前に準備した発表を聞いていただく授業も見られました。本校の研究の仮設である【反応や質問ができる聞き手を育てることで、話し手の表現力は高まるだろう】を意識した取り組みから、保護者の皆さんには良き聞き手になっていただきました。

 

 先生方の個性が光る授業公開から子供たちの成長を感じ、楽しんでいただけたでしょうか。

 

 そして、午後は四小まつり。子供たちの笑顔、笑顔、笑顔が印象的な1時間半でした。

四年ぶりの復活に向けて、年度当初から企画し、8月から具体的な話し合いがはじまりました。「四小の子供たちを楽しませたい!」という大人の共通の願いのもと、PTA総務役員と行事委員の皆さんが一つになり、検討が重ねられました。けがのないように、一から企画を実行に移すのは大変だったと思います。廊下には安全配慮の委員さんが立ち、子供たちはけがなく謎解きに参加することができました。

 

 また、当日のまつり開始のアナウンスは、ワクワクが止まりませんでした。アナウンスを担当された方とお話しすると、【間】や【文言】などを時間やタイミングを念入りに確認され、当日を迎えられたと聞きました。なるほど、成功の陰には様々な努力があったのですね。教頭先生の簡単なゲームも楽しさを倍増させました。先生方も参加し、楽しんでいました。四小まつりは、大成功でした。本当にありがとうございました。

 

 コミュニティ・スクールとなって、4年目の柏四小です。地域とともにある学校づくりを目指し、先生方は授業に専念し、PTAの皆さんがまつりの企画・運営を担うなど、それぞれの立場で子供たちの成長に関わっているのが四小です。これからも、大人が【スクラム】を組んで、教育活動を進めていきます!

 

 11月11日に来校いただきました皆さん、本当にありがとうございました。

校長室より⑮6年生の皆さん!【五感を働かせた】修学旅行をありがとう!

 私にとっては7年ぶりの日光への修学旅行。1泊2日ですが、秋の紅葉の美しい季節。6年生のとの宿泊行事を楽しみにしていました。

 出発式でお話したこと、それは【五感を働かせる】・【時間を守る】でした。天気も良く、予想通り、たくさんの観光客がいて、日光東照宮は、人人人…。学級集合写真撮影のため、待たされる時間も長かったのですが、しっかり我慢のさくらっこたち。もう少し長く班別行動をさせてあげたかったと思いますが、三猿、陽明門、眠り猫など、見どころはしっかり確認できたようです。そのあとの昼食会場の大きな赤い器の中には、子供たちの大好きなメニューが入っていました。自然と会話も弾みます。

 次に、もう一つの名所、【いろは坂】も運転手さんの安全運転とバスガイドさんの声掛けのおかげで皆無事に乗り切りました。そして戦場ヶ原のハイキング。木道を【五感を働かせて】歩きました。空気がさわやかとか、老木が倒れているとか、赤い実があるとか、五感をフルに回転させ、自然を大いに感じました。終点の湯滝は、勇壮でした。

 

 宿につくと、ホテルの方はおもてなし。しっかり話が聞けるさくらっこでした。予定時間を変更し、まずは夕食。食べきれないほどのメニューで大満足の表情でした。夕食後の日光彫もコツをつかむまでは大変でしたが、指導してくださった方々のおかげで全員完成しました。思い出が一つ形になりました。買い物も、お風呂も、そして就寝準備もすべて順調に進み、遅れた時間を取り戻してくれました。6年生の集団の力に感謝です。

  

 二日目の朝もさわやか。朝の散歩での硫黄のにおいやお湯に触れてみるとかなり熱くびっくりしました。朝食はパンケーキ。皆で食べるとさらにおいしいですね。お世話になったホテルの方とお別れし、竜頭の滝、中禅寺湖遊覧船、そして華厳の滝と順調に見学を終えると、まるでそれを予想したかのように、急な雨には驚きました。でも昼食会場でカレーをいただくうちに、雨もやみ。最後の買い物も楽しそうに、計算しながらの購入していました。帰りのバスは、疲れて寝ている児童も、DVDを楽しむ児童もいました。

 

 1泊2日の行程で、子供たちの成長を感じる場面が多くみられました。集団の頑張り、子供たち同士の仲の良さ、一人一人が考えて行動する姿など、とても素敵な最高学年の児童と秋の紅葉を楽しむことができ、楽しい2日間でした。 

 

 1号車のバスの最後に学年主任の髙山先生から【卒業まであと五か月】の言葉があり、6年生にはさらに充実した毎日を送ってほしいと願うばかりです。バスが3台で学級が分かれたので、学校到着後は、学級ごとの時間を設けました。各学級ではどのようなお話があったのでしょうか。美しい十三夜のお月さんが6年生の姿をじっと見守っていた景色も印象に残りました。

 保護者の皆さん、様々な準備をありがとうございました。とても気持ちの良い児童との修学旅行をこれからも決して忘れません。