学校長名 岩永 朗子

校長室より ~令和5年度~

校長室より㉕令和5年度 ありがとうござました!

 令和6年3月15日(金)の第68回卒業証書授与式は、無事に実施することができました。久しぶりに在校生代表として5年生が、そして学校運営協議会委員の皆さんにも参加していただきました。一人一人に心込めて卒業証書をお渡ししました。また、【別れの言葉】では、呼びかけ・合唱による卒業生と在校生との温かな元気なやりとり、そして堂々とした卒業生の姿、それを静かに見送る在校生の姿に感激しました。改めて、卒業生には【自分の足でこれからの自分の人生を歩むこと】をお話しし、今後の輝かしい未来を願いました。そして10年後・15年後にグローカル人材として成長し、地域貢献をしてほしいと思います。

 

 また、令和6年3月22日(金)には修了式・辞校式を行いました。修了式で話したことは、黒田三郎さんの【紙風船】の一節、【落ちてきたら 今度は もっと高く もっともっと高く 何度でも打ち上げよう 美しい 願いごとのように】を紹介しました。今年度を振り返ると、願いごとや希望、夢など、うまくいったことばかりではないかもしれません。でも、進級したら、もう一度新たな希望、夢を持ち、あきらめず何度も何度も紙風船を打ち上げるように、挑戦してほしいと思います。挑戦をやめない限り、失敗ではありません。さくらっこに出会えたことに感謝し、次年度も共に頑張ろうと伝えました。

 

 令和6年3月25日(月)の千葉県教育委員会HPの発表をもって、先生方の異動の発表を行いました。学校経営を支えてくださった先生方には改めて感謝申し上げます。異動は緊張することも多いですが、【成長の良いチャンス】です。私自身も中学校から異動して1年。新たな学びの毎日でした。先生方はもちろん、さくらっこ、保護者の皆様、そして地域の皆様のおかげで、充実した一年を過ごすことができました。異動される先生方の新天地でのご活躍を心より願っています。

 

 さて、来週から4月です。4月5日(金)着任式・始業式にさくらっこの皆さんと会えることを心から楽しみにしています。その時は、柏四小にある多くの桜の花も美しく咲き誇り、さくらっこを出迎えてくれるはずです。残りの春休みを交通事故、病気やけがに気を付けて、元気に過ごしてください。

 

 令和5年度校長室よりは今日で終わります。ご覧いただきました皆さん、ありがとうございました。次年度も頑張ります!

 

校長室より㉔【感謝】・【恩返し】から【恩送り】へ

 2月半ばの授業参観&学級懇談会をありがとうございました。お子さんの成長をご覧いただきました。今年度は、コロナが5類になり、様々な教育活動を保護者の皆さんに公開することができました。それにより、成果も感じる一方、もっとこうしたらよいという願いも見つかりました。現在、本校の校内研究や次年度の学校行事等について、各主任中心に教職員で検討を進めています。令和6年度を見据えて今年度を終えます。

  さて、2月22日に行われた6年生を送る会は全校が集まり対面で行うことができました。新児童会役員が休み時間も集まり、企画・運営に頑張っていました。体育館での数少ない練習機会を有効活用し、【6年生にむけて】全校が一つになった素晴らしい行事でした。当日、体育館は、装飾、花のアーチ、似顔絵、6年生の胸にはメダル、手には招待状。ここまでの万全の準備に感謝です。

  1年生とともに入場する6年生の大きいこと。ちょっぴり照れくさそうに、でも誇らしげにともに歩きました。1年生も笑顔いっぱいの入場でした。

 そして、スタートはとても緊張するものですが、3年生の発表は学年が一つになって、小学校生活を思い出す【工夫】による【多様な表現】を感じました。

 1年生は、6年生とともに昔遊び。やっぱり6年生は上手でした。最後の1年生の合奏も【かわいらしさ】に【成長】を感じました。

 4年生は6年生への挑戦。こちらもさすが6年生は強かった。【ユーモア】と【笑顔】のあふれる楽しい時間でした。「大丈夫」の歌詞は今の6年生だけでなく、ちょっとうまくいかない人にもしみる曲でした。

 2年生の朗読劇は、大きな成長を感じる、【情感たっぷり】でした。運動会で披露したダンスも【華やか】で、体で覚えたことは忘れないと思いました。

 5年生の貫禄のある発表。笑いあり、紅白のパネルを使った発表。緻密に計画し、練習を重ねたのでしょう。【たくましさ】と【集団の美】を感じました。

  最後は保護者への「感謝の会」でも披露した6年生の合奏と合唱です。各学年の発表を鑑賞した後は、下の学年に向けた【頼もしさと心のこもった感謝の気持ち】があふれていました。

 6学年が一堂に会する最後の行事でしたので、いつもより長く話をしてしまいました。伝えたのは【恩返し】から【恩送り】です。【恩返し】は、何かしてくださった方にお返しする一対一のやり取り、一方、【恩送り】は、助けや優しさをくれた相手に何らかを直接お返しをするのではなく、自分が受け取った思いやりのある行動を全く関係のない別の人に受け渡していくことです。【伝統のバトンを渡す・引き継ぐ】から【恩のバトンリレー】のあふれる毎日をお願いしました。これからは15日(金)卒業式に向けて、学校一丸となって頑張ります!

校長室より㉓2月は春の訪れとともに

 ミニ集会で消費者センターのお力を得て、私たち教職員と地域、保護者がともに、一つのテーマの講演を聞き、そのあと【えんたくん】を使って話し合いをしました。保護者、地域の方、教職員が語る様子は和やかで、【地域とともにある学校づくり】に、【顔が見える関係は不可欠】だと感じます。出席された皆さん、ありがとうございました。今後とも本校をよろしくお願いいたします。

 

 また、全校朝会の表彰では代表児童の堂々とした姿が心に残りました。今月の歌は元気さだけでなく、ハーモニーの良さを感じました。今回は、【トイレの神様】の歌を使って、掃除、特にトイレ掃除を行う大切さを話しました。

①  トイレ掃除をしっかり行う・トイレをキレイに使う

②  伝統のバトンを渡す・引き継ぐ 

2月は本校の目指す児童像の一つ、【自分の頭で考えて行動する】を皆で頑張ります。

全校朝会後の新旧児童会役員の引継ぎ式での4・5年の新旧児童会役員の決意から覚悟を感じ、旧役員の代表の言葉から充実感を感じることができました。【伝統】とはそのまま受け継ぐのではなく、【時代の変化に応じて、変えていくこと】も重要です。6学年がそろう最後の全校朝会はそれぞれの成長を感じる良い機会でした。今後は、【最後の〇〇】というような行事等が増えていきます。3学期始業式にお願いした【一日一日の毎日を大切に】過ごしたいと思います。

 

 また、地域に学校を開くことは、子供たちの安全・命を守ることが大前提です。柏警察の方にお越し頂き、教職員皆で不審者対応の研修を行いました。校内にある「さすまた」を使った不審者の取り押さえでは、警察官の方の力強さを感じました。改めて、臨機応変な対応が必要ではあることを再認識するとともに、【早期発見が必要であること、一人で対応せず、複数での対応であること】を学びました。今後、研修に参加した先生方から子供たちに今回の研修の内容をしっかり伝えていきたいと思います。私としては、校内にいらした方皆さんにこれまで以上に【積極的に挨拶】など、お声掛けをしようと思います。さくらっことともども、大人の皆さんも挨拶の手本をお願いいたします。

 

 先週金曜日は、新入生保護者会を行いました。中学校も同様に実施される時期です。新しいステージ(場所)へ進むことは【不安や緊張】が伴います。でも、大きく成長する時でもあります。資料をお読みの上、ご質問があれば学校へ連絡をお願いします。

 学校の庭の紅梅が美しく咲き誇り、白梅が少しずつ咲き始めています。雪も降りましたが、日に日に春を感じる今日この頃です。2月もよろしくお願いします。

校長室より㉒日本の伝統文化&健康に過ごす1月

 始業式に養護教諭の土屋先生から1月の生活目標の紹介がありました。自分の体を健康に保つ秘訣を教えていただきました。さくらっこの皆さん、覚えていますか。

①  朝ごはん 体と脳のエネルギーを蓄える からだの中からあたたまる

②  運動   運動が苦手な人は散歩でもOK。太陽は 骨や皮膚を丈夫にする。

③  運動の後の手洗い・うがい

④  規則正しい生活が大切

⑤  衣服の調節 外、室内での服装を区別する 以上5点を心がけていますか。

 

 また1月10日から給食が始まりました。春の七草と鏡開きをイメージした献立でした。今年1年の無病息災を願う七草ごはん、お正月に神様におそなえした鏡餅を1年間の健康や幸せを祈ったお雑煮でした。栄養士の清水先生が

さくらっこの1年間の健康を願って作ってくださった献立に感謝です。

 

 学校は事務室の事務長さん、事務補助さん、用務員さん、そして、保健室の先生、栄養士の先生など、皆さんには見えないところで頑張る方に支えられています。私が表で仕事がしっかりできるのは、このようにかげながら支えてくれる皆さんの存在が大きいといつも感謝しています。さくらっこの皆さんも事務室や給食室、保健室の皆さんの仕事ぶりを見てみてください。

 

 そして、今年も【授業で勝負できる教員】を目指す先生方です。火曜日は、岩手県の金ケ崎町教育委員会や金ケ崎町立金ケ崎小学校の校長先生方が来校しました。5年2組の文部科学省から依頼を受けたデジタル教科書を活用した授業を参観しました。これで3回目の外部からの訪問ですから、児童の皆さんもタブレットPCの扱いも上手になりました。英語の発音もとても美しいです。これまでの授業といえば、一斉に学ぶ場が多かったのですが、自分の課題に個別で取り組む場と友達と協働で学ぶ場の融合が求められています。3回の授業とも参観しましたが、楠先生が今日の授業の目指すゴールを明確に提示し、さくらっこが楽しそうにそして自身をもって授業を受けていることがうれしいです。ありがとうございました。

 

 校内書き初め展が2日間開催されました。多数の保護者の方に参観していただきました。ありがとうございました。書き初めも静かな中、気持ちを落ち着かせて一文字一文字書いた結果が体育館に掲示されました。日本の良き伝統です。

 年末年始から1月は子供たち自身が自分に向き合いつつ、日本の伝統文化に親しむ場が多く見られました。新しい年、良いスタートを切ることができています。

 

校長室より㉑【飛躍の卯年】から【新たな挑戦の辰年】へ

 年末年始を皆さん、どのようにお過ごしでしたか。1月4日の仕事始めに、先生方と新年の挨拶をして、いよいよ新しい年が始まると気持ちを新たに今年を迎えました。

 

 令和6年元日の大地震には、大変驚くとともに、恐怖を感じました。日に日に被害状況がニュースでわかり、私たちの住む柏で同じことが起きたらどのように動けるだろうかと考えることも多かったです。被災された皆さん、心よりお見舞い申し上げます。何かお役に立てることはないだろうかと考えています。

 

 さて、年末年始は、スポーツ観戦を楽しみました。バスケットボールのウインターカップに前任校の土中卒業生が選手として決勝戦でプレイしていました。 校長面接で、バスケットボールを通して、日本と海外の懸け橋になりたいとまっすぐ目を見て語っていた姿が思いだされます。彼のバスケットボール人生はまだ始まったばかりです。今回の経験をこれからの成長に生かしてくれるものと信じています。

 

 始業式では、3つのお願いをしました。

1 当たり前に感謝!

2 今という時間を大切に!

3 三学期はゼロ学期。まとめ、そして次の学年の準備!

 

 そして、最後に教頭先生から大谷翔平選手からいただいたグローブを紹介していただきました。大谷選手のメッセージを読み上げた後に、代表で6年生のお兄さん、お姉さんがキャッチボールを披露してくれました。【野球をしようぜ】という大谷選手の気持ちに応えた姿でした。来週の校内書初め展での体育館展示を終えたら、各学級に順にお届けします。グローブにさわったり、安全に気を付けて、キャッチボールをしたりして、大谷選手の気持ちをしっかり受け止めてください。キャッチボールとは、相手の胸にめがけて、相手を考えながらボールをやりとりします。コミュニケーションと一緒だと思います。皆で大切に使いましょう!

 

 11週51日間(6年生は10週47日間)はあっという間の三学期です。昨年の柏四小は、卯(ウサギ)のように大きな【飛躍の1年】でした。令和6年の柏四小も、辰(龍)のように、困難に負けず天に駆け上る【新たな挑戦の1年】にしたいと思います。さくらっことの毎日を楽しみにしています。

 

 保護者の皆様、地域の皆様、今年もさくらっこの成長のために本校へのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。