学校長名 岩永 朗子

2023年12月の記事一覧

校長室より⑳令和5年ありがとう!

 11月後半から、様々な関わり、出前授業、ご支援をいただきました。6年生に向けた柏和会の皆さんによる平和教育、4年生に向けた助産師さんの命の授業、小木曽先生による書き初め指導、PTAや地域の方々による落ち葉掃きなどなど、本当にありがとうございました。

 

 4年ぶりに、1年生と幼稚園児や保育園児童との交流がありました。1年生の張り切りぶりにびっくり。お兄さんやお姉さんになって、歓迎していました。【人との関わり】で自分の成長を感じたことでしょう。新入生の皆さん、4月の入学を待っていますよ。

 

 12月22日(金)体育館で全校が集まり、終業式を行うことができました。77日間の2学期が終わりました。保護者の皆様、地域の皆様ご協力をありがとうございました。たくさんの表彰の後に、聞いた3番までの校歌。大きな声が体育館中に広がりました。私の話でも引用しました。主な内容は次のとおりです。

 

・【人との関わりによる成長】の2学期。特に地域の方との関わりが顕著だったこと。

・前日に行われた音楽委員の企画による5・6年生の歌声発表会では、本校が目指す【自分で考え行動する姿】

 を感じたこと。そして、5・6年生の学級や学年でのまとまりに感動したこと。

・お願いは2つ

 1つは【学級や身近なお友達の関わり】による成長の振り返りのお願い。

 校歌の2番【学業も日に日に進む】、3番の【まごころに睦みて鍛う】に友達との関わりのヒントが読み取れること

・もう1つのお願いは、17日間の冬休みは、家族の一員として、お家のお手伝いをして、年末年始ならではの行事にも積極的に参加してほしいこと

 

 次に、生徒指導主任の栗本先生から【冬休み】の生活を安全で豊かになるための合言葉を教えていただきました。皆で声を合わせて言い、各自がしっかり覚えることができました。ご家庭でもどのような言葉だったか、話題にしてください。

 最後は、2年生、ひまわり、6年生の学年代表の堂々とした発表でした。メモをとりながら聞きましたが、とても素晴らしい発表でした。

 

 今年1年本当にお世話になりました。楽しく、学びの多い毎日に感謝です。1月9日の始業式に680名の皆さんと先生方と会えるのを楽しみにしています。来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年を!

校長室より⑲大堀川に見守られて

 2学期の大堀川関連の行事について2つ紹介します。1つ目は、持久走記録会です。2つ目は、大堀川探検 冬バージョンです。

 

 持久走記録会に向けて練習は毎日の積み重ねが大事です。記録会当日を迎えるまでの長距離練習は喜んで取り組める人もいれば、どちらかといえば苦手な人も多い競技ではないでしょうか。大休憩の時間に短時間で低学年・中学年・高学年に分かれて、集団で走るさくらっこの姿を素晴らしいと感じました。

 

 時間があるときは子供たちと一緒に走りましたが、私が3~5周でへとへとになっても、さくらっこは元気です。「10周走れた!」という言葉を聞くと【継続は力なり】という言葉が思い浮かびます。

 そして、この練習の成果を発揮するのは、柏四小の近くに流れる大堀川です。自然いっぱいの中、走ることができる記録会は柏四小ならではです。保護者はもちろん、地域の散歩やジョギングする方に見守られ、走る姿はとても頼もしかったです。晴天の中、風を切って走るのはどれだけさわやかだったでしょうか。各学年男女に分かれて走るので、気合を入れて、12回スターターを務めました。【いくぞ〇年生!】という掛け声は、全児童にエネルギーを送るためでした。そして、ゴールでは【最後の最後まで全力で】【前へ前へ】と声を掛けました。最後まであきらめずに走り切った子供たちに大きな拍手です!

 PTAの皆さんにも安全のため立っていただきました。ありがとうございました。さくらっこに渡された記録証の文言がこの記録会の意義を表していると思いますので、紹介します。

 ・校内持久走記録会における最後まで力いっぱい走り抜けました

 ・今日までのあなたの努力と今日の走りは大変立派でした

素敵な文言ですね。2学期始業式でお願いした【一生懸命に】練習に励む姿、粘り強く走りぬく姿こそが、さくらっこの大きな成長です。

 

 大堀川のもう一つの行事。大堀川探検 冬バージョンです。季節が変わるとこんなにも景色が変わるのかと気づくことがありました。参加した4年生の児童から、コブシの話やカマキリの卵の話などを聞きました。教科書だけではわからない、目で見て、手で感じて、専門家から話を聞くことで子供たちの学びのろうそくに大きな火を灯していただきました、ありがとうございました。

 

 大堀川に関する行事を2つ紹介しました。冬は成長が目に見えなくても、春の訪れを静かに待ちながら、確実に成長しています。2学期77日がもうすぐ終わります。子供たちの成長を振り返る終業式はいよいよ明日です。

校長室より⑱高校1年生のインターンシップ

 あっという間に、2学期が終わるまであと3日になりました。11月上旬に更新して以来の【校長室より】です。この間、柏四小の子供たちは様々な活動をしていました。紹介が遅れましたが、これから少しずつ更新していきます。あわせて、さくらっこ日記もご覧ください。

 では、11月21日、22日には、千葉県立柏中央高等学校からインターンシップとして高校生が学校に来てくれました。次は4名の高校生の振り返りです。

 〇昼休みやマラソンの時に走ったり、周りに気を配ったり、普段から頑張っていることを実感しました。ドッジボールや持久走以外にも授業の進め方が勉強になりました。音楽の授業で皆Kahootをすぐ聞いてすらすらと問題を解いていて、時代を感じました。図工の時間で割と自分自身で進められていて小学3年生も思ったより大人だと感じました。でもまだ男女あまり分かれていないのが子供らしいと感じました。

〇大野隆司先生による彫刻刀の授業で、危険な場面がいくつかあったが、その都度、手の置き方や持ち方など指導することができた。体育の授業の時間にみんなが率先して、準備をしたりポジティブな声掛けをしたりしていて、とても良い雰囲気だと思った。どの子も良い子たちで優しく寄り添ってくれた。また図工の版画では、個人で集中しながら、安全に気を付けながら取り組んでいる姿勢に感動した。先生が児童のことをよく見て、声をかけていて先生はすごい仕事だと思った。

〇児童との関係を深めることで、より相手を知ることができた。教員の方々を見て、子供たちのことを常に視野に入れて行動しなければならないので大変だと思った。その反面、やりがいを感じるのだと思った。すべてが初めてだったので、常に良い経験ができて、とてもよかった。そして楽しかったです。目的としていた2つのことを達成することができた。授業以外でも教師の仕事は多くあり、難しさも感じましたが、児童が頑張っている姿がとても素敵に見えました。将来の1つの選択肢として視野に入れ、この経験を生かしてこれからも頑張っていきたいと思いました。

〇児童全員と一人一人向き合うことも大事だが、それ以上に30人、40人といったクラスを動かすと同時に教育をする仕事だと感じた。本当に楽しかったし、教員の仕事を生で実感したとてもいい経験だった。小学校は中学・高校と違い、担任の先生が関わる時間がとても長く、子供の人格や人間性が形成されるとても重要な時期に教育に携わることを知り、教員という仕事の重要さを学ぶことができました。

  高校1年生のすてきな感想です。成人が18歳となっていますから、案外キャリアを考えるのは良い機会だったと思います。この経験が自分のキャリア構築に少しでも役に立ってくれると嬉しいです。ありがとうございました。