学校長名 岩永 朗子

2023年11月の記事一覧

校長室より⑰教育実習生も先生方も学びの秋&初冬

 前回も10月、11月は、特に【授業勝負】と先生方に伝えていることを話題にしました。一人一授業を学校全体で取り組んでいます。そして、3週間本校で教育実習をおこなった二人の大学生も精錬授業というまとめの授業を行いました。

 1年生は、国語 働く自動車の読みとり、6年生は、算数 比例を使った学習でした。現行の学習指導要領では、学習が机上で終わるのではなく、日常の生活に落とし込むところが学習の肝です。実習生の授業はいずれも、「笑顔」「丁寧」「一生懸命」など、3週間の実習の成果を感じた授業でした。とても緊張した様子でしたが、無事に終えられほっとされていました。11月11日(土)をもって実習は終了となりましたが、前日には、1年2組、6年4組からサプライズのお別れ会があり、お二人の先生方は感動され、涙していたと聞いています。

  教育実習生お二人からの柏四小の子供たちの様子の感想を紹介します。

〇素直で人懐っこい児童が多かったです。学年関係なくたくさん話しかけてくれて自然に笑顔になれる場所、そして元気いっぱいで何事にも全力で取り組める生徒が多い!!学校です。勉強も休み時間も全力で楽しんでいました。

〇毎日明るく挨拶をしてくれる児童が多く、今日も一日頑張ろうと思わせてくれました。授業は集中して取り組み、遊ぶときは全力で遊ぶ、そんな児童に毎日元気をもらいました。

 四小でとても素敵な児童に出会うことができました、四小の児童のことは、ずっと忘れません。とても充実した3週間でした。

 教育実習生2人をご指導してくださった望先生、彩先生、ありがとうございました。こんな素直なコメントをいただけたのは、児童の皆さんと先生方との素敵なかかわりがあったからでしょう。山野邊先生、山川先生、本校児童が大変お世話になりました。これからも、本校をよろしくお願いします。

 

 先ほども書いた通り、先生方は授業研究として授業を公開し、皆で「どうすればもっと良い授業ができるのか」を研究しています。毎回講師の先生のご指導を受けています。いよいよ今月末は、1・2年生の先生方による今年の最後の研究授業があります。職員室では、指導案という授業計画を先生方同士が検討し、よりよい授業にすべく、話し合っています。普段の授業後の検討会は大変ですが、その検討会こそが、先生方の大切な学びの時間です。最終的には研究主任の伊藤先生を中心に、「学び部会」の先生方の最終確認を経て、指導案は完成します。【学校は授業が勝負!】です。いかに子供たちのやる気にスイッチを与え、学びを楽しめるかが大事であると思っています。

 全校朝会、始業式、終業式等の挨拶が私の授業です。聞き手のさくらっこたちに元気や希望を与えられるような話ができないか、毎回試行錯誤しています。

校長室より⑯土曜参観は、大人が【スクラム】を組んで!

 学校だよりの『さくらっこ』でも、10月、11月は、特に【授業勝負】の毎日とお伝えしています。今回は、11月11日の土曜参観&四小まつりの様子をお知らせします。今年度は、人数制限なく、保護者の皆さんに学校へ足を運んでいただけることも増えました。1学期に引き続き、授業公開を2~4時間目に行いました。多数の保護者の方、兄弟姉妹の皆さん、そして学校運営協議会委員の方が参観にいらっしゃいました。 先生方も3時間を工夫して、のぞんでいる様子が見られました。

 まずは、普段の授業をみていただきました。普段の授業の様子を見て、「学校でちゃんとやっているのかしら。」と心配された保護者の方も、少しは安心されたのではないでしょうか。国語、算数だけでなく、道徳、外国語も取り上げられていましたし、専科の音楽・体育の授業もあり、専門的に1教科を教える先生からの学びの深まりも感じていただけたのではないでしょうか。

 また、児童と保護者が関わる場を設けた授業も多数見受けられました。体育の長縄跳び、ドッジボール、リースやおもちゃ作りなど、一緒に参加することで、楽しんでいただけたことでしょう。

 そして、事前に準備した発表を聞いていただく授業も見られました。本校の研究の仮設である【反応や質問ができる聞き手を育てることで、話し手の表現力は高まるだろう】を意識した取り組みから、保護者の皆さんには良き聞き手になっていただきました。

 

 先生方の個性が光る授業公開から子供たちの成長を感じ、楽しんでいただけたでしょうか。

 

 そして、午後は四小まつり。子供たちの笑顔、笑顔、笑顔が印象的な1時間半でした。

四年ぶりの復活に向けて、年度当初から企画し、8月から具体的な話し合いがはじまりました。「四小の子供たちを楽しませたい!」という大人の共通の願いのもと、PTA総務役員と行事委員の皆さんが一つになり、検討が重ねられました。けがのないように、一から企画を実行に移すのは大変だったと思います。廊下には安全配慮の委員さんが立ち、子供たちはけがなく謎解きに参加することができました。

 

 また、当日のまつり開始のアナウンスは、ワクワクが止まりませんでした。アナウンスを担当された方とお話しすると、【間】や【文言】などを時間やタイミングを念入りに確認され、当日を迎えられたと聞きました。なるほど、成功の陰には様々な努力があったのですね。教頭先生の簡単なゲームも楽しさを倍増させました。先生方も参加し、楽しんでいました。四小まつりは、大成功でした。本当にありがとうございました。

 

 コミュニティ・スクールとなって、4年目の柏四小です。地域とともにある学校づくりを目指し、先生方は授業に専念し、PTAの皆さんがまつりの企画・運営を担うなど、それぞれの立場で子供たちの成長に関わっているのが四小です。これからも、大人が【スクラム】を組んで、教育活動を進めていきます!

 

 11月11日に来校いただきました皆さん、本当にありがとうございました。

校長室より⑮6年生の皆さん!【五感を働かせた】修学旅行をありがとう!

 私にとっては7年ぶりの日光への修学旅行。1泊2日ですが、秋の紅葉の美しい季節。6年生のとの宿泊行事を楽しみにしていました。

 出発式でお話したこと、それは【五感を働かせる】・【時間を守る】でした。天気も良く、予想通り、たくさんの観光客がいて、日光東照宮は、人人人…。学級集合写真撮影のため、待たされる時間も長かったのですが、しっかり我慢のさくらっこたち。もう少し長く班別行動をさせてあげたかったと思いますが、三猿、陽明門、眠り猫など、見どころはしっかり確認できたようです。そのあとの昼食会場の大きな赤い器の中には、子供たちの大好きなメニューが入っていました。自然と会話も弾みます。

 次に、もう一つの名所、【いろは坂】も運転手さんの安全運転とバスガイドさんの声掛けのおかげで皆無事に乗り切りました。そして戦場ヶ原のハイキング。木道を【五感を働かせて】歩きました。空気がさわやかとか、老木が倒れているとか、赤い実があるとか、五感をフルに回転させ、自然を大いに感じました。終点の湯滝は、勇壮でした。

 

 宿につくと、ホテルの方はおもてなし。しっかり話が聞けるさくらっこでした。予定時間を変更し、まずは夕食。食べきれないほどのメニューで大満足の表情でした。夕食後の日光彫もコツをつかむまでは大変でしたが、指導してくださった方々のおかげで全員完成しました。思い出が一つ形になりました。買い物も、お風呂も、そして就寝準備もすべて順調に進み、遅れた時間を取り戻してくれました。6年生の集団の力に感謝です。

  

 二日目の朝もさわやか。朝の散歩での硫黄のにおいやお湯に触れてみるとかなり熱くびっくりしました。朝食はパンケーキ。皆で食べるとさらにおいしいですね。お世話になったホテルの方とお別れし、竜頭の滝、中禅寺湖遊覧船、そして華厳の滝と順調に見学を終えると、まるでそれを予想したかのように、急な雨には驚きました。でも昼食会場でカレーをいただくうちに、雨もやみ。最後の買い物も楽しそうに、計算しながらの購入していました。帰りのバスは、疲れて寝ている児童も、DVDを楽しむ児童もいました。

 

 1泊2日の行程で、子供たちの成長を感じる場面が多くみられました。集団の頑張り、子供たち同士の仲の良さ、一人一人が考えて行動する姿など、とても素敵な最高学年の児童と秋の紅葉を楽しむことができ、楽しい2日間でした。 

 

 1号車のバスの最後に学年主任の髙山先生から【卒業まであと五か月】の言葉があり、6年生にはさらに充実した毎日を送ってほしいと願うばかりです。バスが3台で学級が分かれたので、学校到着後は、学級ごとの時間を設けました。各学級ではどのようなお話があったのでしょうか。美しい十三夜のお月さんが6年生の姿をじっと見守っていた景色も印象に残りました。

 保護者の皆さん、様々な準備をありがとうございました。とても気持ちの良い児童との修学旅行をこれからも決して忘れません。