学校長名 岩永 朗子

校長室より㉔【感謝】・【恩返し】から【恩送り】へ

 2月半ばの授業参観&学級懇談会をありがとうございました。お子さんの成長をご覧いただきました。今年度は、コロナが5類になり、様々な教育活動を保護者の皆さんに公開することができました。それにより、成果も感じる一方、もっとこうしたらよいという願いも見つかりました。現在、本校の校内研究や次年度の学校行事等について、各主任中心に教職員で検討を進めています。令和6年度を見据えて今年度を終えます。

  さて、2月22日に行われた6年生を送る会は全校が集まり対面で行うことができました。新児童会役員が休み時間も集まり、企画・運営に頑張っていました。体育館での数少ない練習機会を有効活用し、【6年生にむけて】全校が一つになった素晴らしい行事でした。当日、体育館は、装飾、花のアーチ、似顔絵、6年生の胸にはメダル、手には招待状。ここまでの万全の準備に感謝です。

  1年生とともに入場する6年生の大きいこと。ちょっぴり照れくさそうに、でも誇らしげにともに歩きました。1年生も笑顔いっぱいの入場でした。

 そして、スタートはとても緊張するものですが、3年生の発表は学年が一つになって、小学校生活を思い出す【工夫】による【多様な表現】を感じました。

 1年生は、6年生とともに昔遊び。やっぱり6年生は上手でした。最後の1年生の合奏も【かわいらしさ】に【成長】を感じました。

 4年生は6年生への挑戦。こちらもさすが6年生は強かった。【ユーモア】と【笑顔】のあふれる楽しい時間でした。「大丈夫」の歌詞は今の6年生だけでなく、ちょっとうまくいかない人にもしみる曲でした。

 2年生の朗読劇は、大きな成長を感じる、【情感たっぷり】でした。運動会で披露したダンスも【華やか】で、体で覚えたことは忘れないと思いました。

 5年生の貫禄のある発表。笑いあり、紅白のパネルを使った発表。緻密に計画し、練習を重ねたのでしょう。【たくましさ】と【集団の美】を感じました。

  最後は保護者への「感謝の会」でも披露した6年生の合奏と合唱です。各学年の発表を鑑賞した後は、下の学年に向けた【頼もしさと心のこもった感謝の気持ち】があふれていました。

 6学年が一堂に会する最後の行事でしたので、いつもより長く話をしてしまいました。伝えたのは【恩返し】から【恩送り】です。【恩返し】は、何かしてくださった方にお返しする一対一のやり取り、一方、【恩送り】は、助けや優しさをくれた相手に何らかを直接お返しをするのではなく、自分が受け取った思いやりのある行動を全く関係のない別の人に受け渡していくことです。【伝統のバトンを渡す・引き継ぐ】から【恩のバトンリレー】のあふれる毎日をお願いしました。これからは15日(金)卒業式に向けて、学校一丸となって頑張ります!