校長雑感ブログ

2025年9月の記事一覧

9:40横川SA到着 トイレ休憩

○雲が多くなってきました。雨は降らないと思いますが、碓氷峠ですので、さすがに気温は下がってきました。朝が早かったので、お腹がすいた生徒もいるようです。女神湖に到着後にお弁当が出ますので、もう少しの我慢です。

9月9日(火)第2学年林間学校事前指導

〇明日から2泊3日、2年生は長野県白樺湖方面へ林間学校に行きます。主な日程です。

第1日目 : 9月10日(水)

5:50 係生徒集合 6:00 生徒集合

6:10 出発式(雨天時は体育館)

6:30 バス乗車 6:45 バス出発

6:50 朝の会 バスレク

8:30 三芳PA到着  トイレ休憩

10:05 横川SA到着 トイレ休憩

11:45 女神湖到着 写真撮影 昼食

13:00 ホテル到着

13:40 ウォークラリー開始

15:50 ウォークラリー終了 

16:00 開校式

18:00 夕食

19:15 キャンプファイヤー

20:30 入浴・休憩・学級会議

21:45 リーダー会議・就寝準備

22:20 消灯

第2日目 : 9月11日(木)

6:00 起床

7:00 朝食

8:30 バス出発

9:15 八島湿原に到着 登山開始 

12:00 昼食

15:30 終了・バス出発

14:30 登山終了

15:45 炊事場に集合 飯盒炊爨開始

19:15 飯盒炊爨終了

19:30 入浴・お土産購入・学級会議

21:45 リーダー会・就寝準備

22:20 消灯

第3日目 : 9月12日(金)

6:00 起床

7:00 朝食

8:15 閉校式

8:30 バス出発

9:00 鷹山ファミリー牧場到着 農場体験学習

11:45 昼食

13:00 バス出発

13:35 横川SA到着 トイレ休憩

15:10 三芳PA到着  トイレ休憩

17:00 学校到着・解散

6校時の事前指導の集会では、私から生徒たちに次のように話しました。

「しおりにも書きましたが、明日からの2泊3日は、本やインタネットを通してではなく、直接自分の目や耳や感覚を総動員して、観察や体験等をする「フィールドワーク」がメインの活動となります。そして体験したことは、それと関連した知識と結びつくことにより、「生きて働く知識」と昇華します。この林間学校が、みなさんにとって大切な『学びの場』となることでしょう。期待しています。そして君たちにはこの林間学校を十分に楽しんでもらいたいと思う一方で、二泊三日の合計55時間がすべて楽しい時間ばかりというわけにはいかないことはあらかじめ理解してもらいたいと思います。なぜなら集団でしかも学校以外の不慣れな場所で、活動&生活するということは、裏を返せば、気を抜く時間がない(一人の時間がない)ことになります。つまり全員がそれぞれある程度の我慢をしたり窮屈な思いをしたりすることも出てきます。ましてや86名の生徒を私も含めてたった8名の職員で引率しますので、君たちへのお願いがあります。当日発生したトラブルに対して、まず自分たちで問題解決を図ってほしい。またその問題解決をリーダー一人に任せっぱなしにせず、その他の人がリーダーを支えるフォローアーとして自覚して下さい。特にトラブルが起きても、その場はあえて黙っていて、あとから『本当はあの時私は~だと思っていた』だけは避けてください。それは一生懸命やっている仲間に失礼にあたると思います」と少し強めに話しました。

〇生徒たちがその事をどこまで意識してくれたかは、今は把握できませんが、明日からの二泊三日で彼らの成長した姿をみるのが楽しみです。

須藤昌英

 

9月9日(火)「どんな人間が最後に生き残るか」を人工知能に問う

〇今、生徒たちから國分功一郎教授への「質問事項」をまとめています。その内容は多岐にわたりますが、主に「哲学とは何ですか?」「読書について教えてください?」「相手に伝わる話し方は?」「生きるって何ですか?」「効果的な学習方法を教えてください」「その他」に分けることができます。國分教授からの回答が楽しみです。

〇4年前にお亡くなりになった、筑波大学名誉教授の村上和夫氏(遺伝子研究のエキスパート)については、4月17日のこのブログでも書きましたが、いろいろな著書でわたしたちにわかりやすく「人間の無限の可能性」を遺伝子の視点で教えてくれています。

〇「一個の細胞内の遺伝子がもつキャパシティー(潜在能力)は、とても大きく、かりに遺伝子のもつ全能力を100とすれば、その3%から5%くらいしか私たちは用いていないと言われています。この『遺伝子のスイッチをオン』にして生きていけば、これまでとは違う新たな自分をつくっていける」と指摘しています。

〇読むたびにいつも勇気づけられます。何より科学者の言葉には説得力がありますし、私も経験上「素直な人は伸びる」という言葉を実感してきました。「素直」とは、「今の自分を大切にし、将来の自分に期待する」心情をもてることだと確信していまし、この「素直さ」が「遺伝子のスイッチ」だと思います。

〇その村上和雄氏の著書『人生の暗号』(サンマーク出版)に、興味深い部分があります。要約して紹介します。

「当時の最新のコンピュータに『どんな人間が最後に生き残るか』を推測させました。その結果、『力の強い人、自分のことを優先させて考える人、競争に勝ち抜いていく人』などという大方の予想緒を裏切って、『譲る心をもった人』という回答が出てきたという話があります。これはいったい何を意味しているのでしょうか?『他人のためを第一に考える人が結局報われる』ということではないでしょうか?このことは遺伝子のはたらきからも納得のできることです。人の心は、『他人のため』に献身的に努力しているとき理想的な状態ではたらく。よい遺伝子がONになるのです。」

〇今から25年前の文章なのですが、今にも通じることだと感じます。そこで私もチャットGPTに、「どんな人間が最後に生き残るか」という同じ質問をしてみました。そして次の回答を得ました。

①適応力が高い人 

②協調性と共感力を持つ人 

③自己管理ができる人 

④学び続ける姿勢を持つ人 

⑤ポジティブで希望を持ち続ける人

〇①は生物は一般的にそのように進化してきたので、わかりやすいです。②は前述のコンピュータの回答と通じるところがあります。「力が強い」とか「競争に勝ち抜く」ではありません。③には「感情のコントロールができ、冷静に判断できる」という文も付随していました。つまり①と②のような人になるための不可欠な要素といえるでしょう。

〇校長として歓迎するのは、④と⑤です。これは今の中学生にとって一番身に付けてもらいたい資質ではないでしょうか。中学生には生きていく上で今後何らかの苦難が訪れても、この2つを意識してもらえば、たくましく生き残る力を育んでいけると思います。

〇さらに村上名誉教授の『人生の暗号』には、「人類は百年以上もの間、生存競争に勝ち抜いたものが生き残るというダーウィンの説を主流においてきましたが、科学が進歩して生命の仕組みが解明されるにつれて、まったく違った考え方が大きく浮上してきているのです。その一つに『共生的進化論』というのがあります。人間に限らず生物は、お互いに助け合いながら進化したという考え方です。」と書かれています。

〇村上氏の唱える「サムシング・グレイト(偉大な何かの力が働く)」のはたらきにも通じる「譲る心をもった人」と、昔のコンピュータが答えたのも合点がいります。村上氏は「『人のために』を実行するとなぜ報われるのか。それは自然の姿そのものであり、自然体こそが最適な生き方の選択といえるからです」と結んでいます。

〇最新の人工知能は大きく進化しているとよく聞いていますが、先ほどの5つも、ある程度的を得た解答をするものだなと少し感心しました。でもやはり哲学的な問いに対しては、機械のコンピュータやAIではなく、國分先生のような生身の人間に答えてもらった方が、生徒たちの心に残るだろうと感じます。

須藤昌英

 

9月8日(月)第39回柏市小中学校科学作品展

〇6日と7日の両日、さわやかちば県民プラザの回廊ギャラリーで行われた科学作品展では、各校から夏休みの自由研究の代表として出品された作品や論文が展示されました。本校からは3つの科学論文作品を出品しました。

2年 藤崎珊瑚さん「透明骨格標本」

【解説コメント】水族館で透明骨格標本を見たことがあり、どのような骨があるのか、骨の構造について興味をもち、標本の作成を行った。透明化にあたって用いた試薬は、グリセリン、アリザリンレッド、排水パイプ用洗浄剤である。透明化までの時間や染色の工夫を行い、実験に取り組んだ。

1年 下村琉伊さん「フタバガキの羽は生き残るのに最も適切な形なのか?」

【解説コメント】世界の珍しいタネ展で、フタバガキという植物の果実を見た。その果実の特徴は、二枚のガク片が発達して、羽のような構造をしていた。もっといい羽の形かわあるのではないか?と興味をもち、羽の形を再現した模型を作って比較した。羽の数を2、4、6枚に変化させ、羽の枚数と滞空時間の関係をまとめている。

1年 赤石昇太さん「牛乳の保存条件による腐り方の変化」

【解説コメント】牛乳をよく飲むが、たまに牛乳を冷蔵庫にしまい忘れてしまうことがある。そういう場合、どのくらいなら腐らないのかについて調べた。牛乳と低脂肪牛乳を対象とし、条件を「常温、冷蔵庫」、「ラップあり、なし」に決め、すべての条件を組み合わせて比較を行った。

〇どれも科学的思考により、仮説(予想)をもとに、実験観察の結果(事実)と考察(仮説の検証とその判断根拠)をわかりやすくまとめてあります。

〇理科の実験観察だけではなく、いろいろと人を納得させる文章は、すべて上記の要素が含まれています。各教科でもそのような力を身に付けることが目標の一つになっています。

〇身近な事象に疑問をもち、「自分で調べてみたい」という自主的な動機をきっかけに、未来の科学者が育っていくことを楽しみにしています。

〇赤石さんは優秀作品に選ばれ、来月の県の展覧会に出品されます。おめでとうございます!

須藤昌英

 

9月5日(金)國分功一郎先生(先輩)について感じたこと【3学年】

〇昨日から台風15号が接近しています。登下校に気をつけてください。

〇進路決定を目の前にしている3年生にとっては、國分先生(先輩)がどうやって高校を選択したのか?が一番の関心事のようです。

〇再来週から始まる3年生対象の「校長面接(入試の面接練習を兼ねる)」でも、一人ひとりにそのことも直接尋ねてみようと思います。

【3年生】

・先生に授業やれって急に言われたのに皆がわかる説明をできていたと聞いて、驚いたしすごくかっこいいと感じました。

・小学校のときに頭がそれなりだったのに、中学生で頭がよくなって人は変わるんだなと思いました。

・國分先生と会えるのを楽しみにしています。

・苦手なことがあっても頑張ればできるようになる

・順序立てて話すのはみんなができることではないからすごいなと思いました。決まりだから仕方ないではなく、そのルールに意味があるのかを考えて行動している人はあまりいないからいいことだなと思いました。

・哲学について学べた。哲学はすごいと思った。

・行動力がすごいなあと思いました。

・哲学の本読んでみようかなって思った。

・本をあまり読まないけど、内容を飛ばしてもいいと聞いて、挑戦してみたいと思った。

・少ない時間だけど國分さんがどのような人で分を見たときにこんな優秀なひとだとは思わなくとても尊敬できる人だと思いました。

・哲学とは難しいとわかった。先生の本が読んでみたくなりました。私も増尾西小の卒業生で土中生なのでびっくりしました。先生のお話を聞いて、本を読もうと思いました。

・國分先生のいろいろな先生の話だったり、80周年ということだったりと初めて知ったことがたくさんあった。

・哲学はわかりやすいようにとかを考えないといけないから大変、難しいと思った。

・國分先生が増西と土中の先輩なことにびっくりした。私も頑張れば東大の先生になれるのかな。

・本を読むのは苦手だけど、紹介していた本を少しでも読んでみようと思った。

・國分先生がどんな人でどんなことを考えているのか分かった。

・国分先生をはじめて知って、大先輩がいるのは意外だった。

・哲学は楽しいですね。

・校長先生の見せてくれた國分先生の動画での「すきなところだけ読んだらいい」という言葉が印象に残りました。いままで読もうとしていた難しい本は、すべて、最初から最後までよまないといけないものだと思っていたので、本に対する印象が少し変わりました。

・國分先生についての話で、小中学校時代の当時オン國分先生の考え方が独特で面白い人だったのかなと感じました。(特に日ごろの常識に対して疑問を持っていたことなど)

・身近にすごい人がいることが分かった。あの動画ちょっとだけだけど面白そうだと分かった。

・國分先生が土中出身で、こんなにすごい人だと初めて知った。先生はいろいろな体験をして、とても勉強を頑張ったのだと感じた。もっと先生がやったことや体験談などを聞いてみたいと思った。

・土中と関係があって驚きなのと、人に順序たてて、説明するのって難しそうだと感じ、誰か、追う目的がいるととても良いなと感じた。

・哲学って面白い。自分も哲学を知りたくなった。

・國分さんがトランペットをやっていると聞いて、私も吹奏楽部なので親近感がわきました。私もdbがわからなかったので、國分さんはすごいなと思いました。

・哲学は前から興味のあった分野だったので、今回のお話に関心を持つことができました。80周年の会に生徒として参加できないのは残念ですが、時間が合えば地域の人として参加できればと考えています。

・國分先生はたくさん勉強して行きたい高校に行っていてすごいと思った。

・本の好きなところだけ読むのは大丈夫っていうこと初めてしれたけど印象にのこりました。

・勉強に対して質や効率を高めようとする姿勢がすごいなと思った。

・どんなにすごい人でも小さいころから努力をしているとわかった。

・國分先生みたいな人でも中学校時代は少しヤバい人?なのは驚きました。校長先生毎回色々な人を調べていてすごいと思いました。

・物事を順序立てて話すことが大事だと思いました。自分で授業をしたのがすごかった。

・人は興味があることやすきなことには一生懸命できるから、まずは興味を持つことから始めようと思った

・國分先生に関する話はとても驚き、また出身校が同じということもあって興味が湧いた。

・学問に興味を持つことは大切だと分かりました。

・小学生や中学生の時にあまり勉強ができなくても好きなことと繋げれば頑張れる気がしました。

・自分なりの努力の仕方を見つけることが大切。

・内容がよく考えられており、とても勉強になりました。

・難しい本でも、読んでみようと思う気持ちが大切ということ。英語の授業を5分だけどしたということ

・東大の先生でもそういう過去があると知った。校長先生もいろいろな方のことを調べているんだなあと思った。

・國分先生と校長先生のやり取りをきいて、本の部分で今はまだ読めなくても、将来的に読めるようになれば良いとあったから、毎日努力してなにかできないものも将来的にできるようにしたいです。國分先生のように将来的に勉強のやる気を出したいです。

・中学生のはじめのころは勉強が得意ではなかったのに、今では哲学について有名になっていて、その努力がすごいなと思った

・順序を決めて生活することが分かった。難しい本を読むときはわからないところは飛ばしていいことが分かった チャレンジすることは良いことだと分かった。

・國分先生がおっしゃっていた、教える際の順序の話から、教え方は人によって違い、その教え方で分かる人わからない人も違うんだなと感じました。なのでこれからは、自分にあう教え方を探すのはもちろん、教えている相手に合わせた教え方を同時に探していくのを心がけようと思いました。

・僕らの先輩の中には、テレビに出るほどに有名な先輩がいて、とてもすごいと思いました。そして、いつか自分も土中生として有名な人物になりたいと思いました。

須藤昌英

9月4日(木)國分功一郎先生(先輩)について感じたこと【2学年】

〇昨日の1年生と同様に、2年生も國分先生について、様々な思いを抱いたり、自分への刺激(発奮材)として受け止めたりしたようです。

〇発達段階もありますが、2年生くらいになると「何のために生きるか?」「自分とな何者か」などの哲学的な思考が深まります。その答えを求めて読書をする生徒も多くなってきます。

【2年生】

・YouTubの対談で、左側にいた人(池上彰さん)はテレビで見たことあったけど右側にいた人(國分先生)は全く知らなかった。哲学について改めて学びました。

・國分先生が先生の代わりに授業をやることがすごいなと思いました。また、「塾にいかなくてもいい」は自分も思いました。

・國分さんはすごい人なんだなと同じ土中生として誇りに思いました。2学期は行事がたくさんあるのでたくさんの行事に対応できるように頑張りたいです。

・同じ中学校でも、自分で考えて疑問などをつくれる國分さんはすごい。

・國分さんの話を主になさっていて、自分の小中の先輩に東京大学の教授がいることにまず驚きました。土中学校の八十周年記念に地域でお祝いをするというのを初めて知りました。

・校長先生の話を聞いて國分先生は好きな方の高校に入りたくてたくさん勉強をしたんだなと感心しました。また、一年生のときはbとdの違いもわからなかったのに今は英語がぺらぺら喋れるのでたくさん勉強をしたんだなと思いました。

・國分さんは、中学生の頃にたくさん努力をした人なんだと思った。

・bとdの区別もつかなかったけど、小室哲哉と同じ高校に行きたいという信念と努力で叶えたのがすごいと思った。

・國分さんより周りに流されず、自分の意見をしっかり持っていてすごいと思いました。

・はじめはbとdの区別も付かなかったのに、早稲田実業高等学校に入ってすごいと思った。

・dとbの違いもわからなかったのに憧れの学校に行くために努力して勉強をして、今東京大学の教授をしているなんてすごいなと思いました。 私は勉強が苦手なので、今回の校長先生の話を聞いて、頑張ろうと思いました。

・國分先生が当時の先生の代わりに授業をしたのが印象に残りました。

・昔は、おしつけてくる先輩や人がいるのは知っていましたが、校則にも定められていないことを言われたら反論するのはあっているかもなーと思った。

・中学校で勉強をすることは大切だと思った。

・本を手に取るとき、ページをとばして読むのはいけないことだというイメージが強かったですが、わからないところは飛ばしてもいいという言葉を聞いて本を手に取るということが、あまりにも難しいというイメージからわからないところはとばしてもいいというイメージに変わってこれからいろいろな本を手に取って読みたくなりました。

・國分さんの話の5分間授業をして説明できたことがすごいと思いました。最初の方の話は自分と同じような感じで印象に残りました。

・最初から頭いい人はいないんだなと思いました。もっと本を読んでいたいと思いました。

・自分がなりたい自分になれていてすごいなと思いました。興味があるものに一生懸命でいいなと思いました。

・國分先生が授業中に先生に説明の仕方を教えていたことを知って、

自分の思ったことをはっきり言うことができてすごいと思った。

・自分の意志をちゃんと持っている人はすごくいいなと思いました。

・國分功一郎さんが80周年記念でご来校していただくことを聞いて、80周年記念がたのしそうだと思いました。また、読書は本を開こうとすることが大切だということを知りました。

・國分先生が同じ土中生で驚いた。

・最初はbとdの区別がついていなかったけれど、努力をすれば教授になれるまで成長できることがわかった。

・本は難しいところがあったら飛ばして読んで良いことがわかった。

・國分先生は今大学の教授だけど昔は自分と同じ共通点があって努力すればこんだけいけるんだなと思いました。

・自分がおかしいと思ったことはしっかりおかしいということの大切さがわかりました。

・頭がいい人が中学にいたのはびっくりしました。中学校生活がすごいなと思いました。

・國分先生のことをよく知れて、会ってみたいと思いました。哲学のことももっと聞きたいです。

・國分さんの話の進め方や、学生時代の時の話を聞けてとても関心深かったです。特に印象に残ったのは、話の進め方です。校長先生の話を聞いて、自分の生活習慣を改善していこうと思いました。

・説明するときは順序をふんで説明したほうが理解しやすいというのがわかりました。

・ちゃんとした理由があるから、「これは違う」や「こうすればいい」などの意見がいえるんだなと思いました。

・土中学校創立80周年のときに國分先生が予定が合えば来てくださると聞いて、とても驚きました。國分先生は話をわかりやすくするために順序を立てるのが得意といっていて、すごいなと思いました。二学期は77日間ある中で、林間学校や、合唱フェスティバル、テストなどいろいろな行事があることを改めて知りました。二学期は一番長いけど、頑張っていきたいです!!

・「自分が興味を持ったことに挑戦してみる」という言葉にとても共感を得ました。自分が興味を持ったことにはまず手を伸ばしてみることが大切だと私も思います。なので、少しでも興味が湧いたり、やってみたいと思ったりしたことはとりあえず行動に移してみようと思いました。また、夏休み明けは部活や委員会で中心人物になったり、行事があったりと忙しいですが、その中で疑問や興味を見つけ行動していこうと思います。

・校長先生から國分先生の学生時代のお話を聞き、今まで知らなかった哲学についてや國分さんの努力が伝わり、これからの自分の生活や勉強に活かしていきたいと思いました。

・國分さんの話の中でも、小学生の頃はあまり勉強に熱心ではないことが意外でした。僕も全くしてこなかったので、頭がいい人でも少し似ているなと思えて嬉しかったです。けど、その後に早稲田実業学校に入ったってことはかなりの努力をしたと思うのですごいなと思いました。

・國分先生の話をしたときに、中学校で吹奏楽部に入ってトランペットをやっていたと言っていて、自分もトランペットをやっているので共通している部分があるなと思いました。

・少し長かったけど、話の内容がしっかりしていて、聞いてて楽しかった。

・國分先生が土中の卒業生という事に驚きました。校長先生が言っていた「やれるところだけやっておく、興味が湧いてきた頃にもう一度やる」ことが大事だなと思いました。

・國分さんは1年生のときbとdの区別もつかなかったのに、早稲田実業に入学することができてとても努力したんだなと思った。努力次第でいろんなことができると思った。中学生でも読める哲学の本があったから時間があれば読んでみたいと思いました。

・哲学や論文などの文字が多い本を読むことは中学生でも読んでいいと言っていた。だから自分も長い本を読もうとおもった。

・英語の授業の話で感心した。

・本を読むときわからないところはとばして自分の読みたいところを読むという話で自分も本は全部は読む気にはいつもならないから話のように読みたいところだけ読んでみてわからないところはまた今度という方法で本を読んでいきたいと思いました。

・國分先生の話で、吹奏楽部だったことに少し驚きました。また、「学校という勉強するところがあるから塾の必要はない」という考え方に、なるほどと思い、印象に残りました。

・自分の意見をしっかり伝えられるのが本当にすごいと思いました。

・國分さんの中学校時代の話を聞き、東大の大学院を卒業してるような人でも自分と同じ境遇だったことを知ることができてよかった。國分さんは中学1年の頃にbとdの違いもわからなかったのに、中学3年のときには授業を教えられていることにとても驚いた。

・國分さんの話で、すごく印象に残ったことが中学校の頃に先生に授業の内容がぜんぜんわからないと先生に言って國分さんが先生より教えられたと聞いてすごいと思いました。他にも本の読み方についてすごく印象に残りました。よくわからないものはとばしてわかりやすいところから読むというのがすごく印象に残りました。

・國分さんのことがわかった。わかりやすく説明する順序を考えて説明していてすごいと思った。

・自分がかよっていた小中学校でそのような人がいたのを初めて知ってすごいなと感心しました。

・本の大切さや日頃の自分の生活態度があまりよくないことがわかった。

・國分先生はわかりやすい説明の順序などを中学生のころから知っていて、自分の意見をためらわずしっかり言っているところがすごいと思った。また難しい本を読むとき、わからないところは飛ばし、また本を開けばいいという考え方もすごくいいと思った。次から本を読むとき参考にしたいと思う。

・やっぱり努力は必要なんだな、と実感しました。

・初の頃は音楽に興味にあって、あとからは哲学を学んでいて、その時学びたいことをしていて、すごく素敵だと思いました。

・國分さんみたいに最初はBとDの見分けができなくても、努力したら東大に行けて英語もペラペラになれると聞いて最初はできなくてもあきらめずに努力していくのが大切だと思いました。

・國分先生の中学校時代の先輩の納得のできないことに対して、疑問を持ったりすることが勉強などにいきて、興味のあることについて調べるということがよくあったのかなという風に思いました。

・実家が増西小の近くと言っていてびっくりしました。

・今日の校長先生の話を聞いて、僕は、最初、國分先生はどのような人か知りませんでした。だが校長先生が國分先生のことを語り、僕は國分先生がものすごくあこがれるところがあり、それは中学校の努力です。その努力を自分もできるようにしたいです。

・自分が疑問に思ったことは人に質問したり聞いたら良いと思った。

・哲学のことを聞いて哲学について興味が湧いた。

・小学校、中学校の思い出の話が頭に残った。一年生のときは全然わかっていなかった英語が二年生でどのように教えたらわかりやすいか哲学的に考えられていてすごいと思った。

・最初はアルファベットすら分からなくても國分先生のようにこの大学に行きたい!などの目標を持つことでその後の人生は大きく変わるんだなと思いました。夢や目標を持つことの大切さを知りました。来年國分先生に来ていただきお話を聞くのがとても楽しみです。

・最初は難しく感じる本でもいつかわかるようになるとわかったので、いろいろな本に挑戦したい。

・ためになる話でしたとても良かったです。

・夏ボラで知らない人にメールや電話などをするだけで緊張したのに、校長先生は有名な方にメールをされていてすごいと思いました。

・國分先生が吹奏楽部に入っていたのが意外でした。

・校長先生の話を聞いて、活かしてみようと思った。國分先生がすごい人だと思った。

・話の順序って立てるのは難しいと思うからそれを立てれるのはとてもすごいなと思いました。

・國分先生が増西小、土中出身なことを初めて知り驚きました。自分と照らし合わせられることはないのですが、順序よく説明することができているのがすごいなと思いました。委員会で図書室に行く機会があるので哲学の本を手に取ってみようかなと思います。

・増西小から土中で自分と同じでびっくりした。

・創立80周年で國分先生が来る予定があることがびっくりした。國分さんの話をきいて受験勉強に役立つようにしたいなと思った。

・私は本を1冊読むことができないから、本を読まない党考えをしていたので、難しいならば飛ばしてみて、いつか読めるなら読むを繰り返していろいろな本に挑戦していきたいと思いました。

・國分先生の話の時に中学校時代の話が、順序良く話すことを考えていたとあって、私は日常の中でそこまで考えていないのですごいと感じました。

・中学生のうちから考え方とかすこし哲学っぽいところがあって、そういうところから将来の夢を見つけていくのもいいのかなと思いました。また、中1のときはbとdの違いもわからなかったのに、今は英語がペラペラでどうしたら上手になるんだろう、昔は苦手でも時間がたったら上手になっていることもあるということを知りました。難しい本にもチャレンジしてみようと思います。

・校長先生から國分先生の本の話を聞いて本は苦手だけど少しでもいいから読んで見たいと思いました。

・努力をして英語ができるようになったということを聞いて、自分も頑張ろうと思いました。

・たくさんの本を書かれている人について知ることができてためになりました。

・國分先生の昔の話を聞いて、努力をすれば人間は何にでもなれるんだと思いました。私は努力をするのが苦手だけど、國分先生の話を聞いて少しずつでも努力をしてみようと思いました。

須藤昌英

 

 

 

9月3日(水)國分功一郎先生(先輩)について感じたこと【1学年】

〇先日の全校集会で、私から東京大学の國分教授の紹介(小中学校のエピソードや私と國分さんのメールやりとりを含む)をした後、その感想を生徒たちに書いてもらったので、今日から学年ごとに紹介していきます。

〇感想を読むと、1年生も自分事としてよく話を聞いて、今の自分を見つめていることがわかります。やはり偉大な先輩から感化される面が多いのでしょう。

【1年生】

・自分もルールは決まっているけど、そのルールを守っても守らなくても何も変わらないのにルールがあって意味がないと思ったりするところは似ていると思いました。また、本の話で自分は意味が分からなくても面白いと思えば絶対に、とばさないで読みます。分からなくても、その分からないことを分かるところから「こうなんじゃないかな。」と仮説を立てるのが楽しいし、経験にもなると思いました。

・「d」と「b」がわからなかったのに、2年生になって授業ができたのはすごいと思いました。

・冷静に考えるとおかしいことが、当たり前になっているのは違うと思った。

・先生や先輩に対して自分の意見をしっかりと発言できるのはすごいなと思いました。

・國分先生は自分の意見を強く持って、それを立場が上の人に言う勇気があるのですごいと思った。

・本でわからないところは、親に聞いたり、Googleで意味や言葉を調べたりしていたけれど、先生は、わからなかったら好きなところだけ読めばいいって教えてくれました。

・東京大学で教授をしている方が土中学校出身だと知り驚きました。大学で教授などを務められる方は中学受験などをされているのかと思っていたので意外でした。いろいろなことを疑問に思い、それを口に出して上級生に度々呼び出されていたというのは更に意外でした。私はそういう勇気はないけれど、疑問に思ったことは口に出してみようと思いました。

・中1では「dとb」の違いも分かってなかったのに、今では教授になって英語もぺらぺらに話せているのがすごいと思いました。本の話で分からないところや読まなくていいという話が自分の印象に残りました。

・國分さんの話で、順序が大事というのが印象に残った。授業や、集まりなどでも話すことはあるし、スピーチとかだと順序を立てるから身近で感じやすいと思った。人の話を聞いているときに順序がおかしいなとかあまり考えたことはなかったけど、國分さんは先生の授業の話でも順序について考えているのがすごいと思った。

・「自分で授業してください」といわれて、うまくできたというのが印象に残りました。普通は、うまくできなくて、先生すごいなってなるのに、國分さんは、小さい頃からそういうのが得意だったんだなと分かりました。

・國分先生のことについて触れて見て、國分先生も自分と同じで中学の夏休みから塾を始めたんだと共通する分野を知ることができた。

・the speech was great.

・國分先生がおかしいと思ったことを自分の中で流さないで、先生に問いたりする行動力にすごいと思いました。哲学についてもっと興味を持ちました。

・校長先生がわかりやすい説明と共に画像も入れてくれていたので國分先生のこともよく分かりました。

・國分先生が自分の興味を持ったことにしかやる気がでないという事に少し納得できた。

・本を読まないではなく、読めないところをとばして好きなところを読むということ初めてしれたから、小説とかあまり読まないけど気になった本はいくつかあるからこれからやっていこうと思った。

・國分先生のことについてしれたし、この人が何をした人かなど詳しくしれたし、まさか土中学校を卒業したとは思ってなかったから衝撃でした。

・校長先生が國分先生とメールで話していて、来年土中に来てくれるかもしれないということにすごいなと思いました。ぜひ会ってみたいです。

・國分先生の小学、中学生時代のことを知れて昔と今の学校の違いを知ることができました。そして、本でわからないところがあればとばして読めるところを読んでもよいと知ることができました。今度、読みたい本があればなるべく読んでいこうと思います。

・自分がおかしいと思ったことに対して、おかしいと言えることがすごいと思った。

・國分先生の中学1年生時代の自分がおかしいと思ったことにおかしいと言えることがすごいなと思った。また、他にも自分が授業をしたり、塾に行くのが不思議と思ったり、周りに囚われずに自分を信じて進むのがすごいと思った。アルファベットの「dとb」の見分けがつかない所から、成績をドンドン上げていったのが努力家だなと思った。

・自分たちだけでじゃなくて、校長先生は夏休み中に國分先生の本を7冊も読んでいた宿題をやるだけじゃなくて、本を読む大切さがわかった。

・校長先生の話を聞いて國分先生が一年生の英語のアルファベットが覚えられていなかったと聞いて僕にもこれから頑張れば英語の点数を上げられるのかな?と思った。

・國分先生が土中学校を卒業していて、哲学にも興味があることがわかった。本のわからないところは読まずに、自分が好きなところだけを見ればいいということがわかった。

・大人の人がわかりやすい、難しい本でも読んでみることがいいと思いました。

・國分先生の行動力が1番、印象に残りました。

・bとdの区別すらつかなかった先生が外国人と関われるくらいにまで英語が上達するのがすごいと思った。私も外国人と英語で会話できるようになりたいので、上達する方法を教えてもらいたいと思った。

・國分先生の本は少し難しそうだけど、チャレンジしてみようと思いました。

・柏市から哲学者がうまれていることにおどろきました。音楽に興味があって少し親近感がわきました。

・哲学は奥が深いなと思いました。

・國分先生の話を聞いて、自分の意志を持つことは大切だと思った。

・哲学を今度調べてみようとおもいました。

・私は哲学ってよくわかりません。聞いたことはありますが哲学ってなんであるのかが不思議です。

・校長先生が國分先生にメールを送って、返ってくるのが本当にすごいと思った。哲学の本の読み方?も面白いと思った。

・國分先生が土中の生徒だったと知り、驚きました。どのようにして勉強したのだろうか、など気になることが多かったです。

・自分にも國分さんと意外と同じところがあったので驚いた。

・「ダメ元」で連絡を入れたら返事が返ってくるのがすごいと思う。國分先生にも昔はいろいろなことがあったことにすごく驚いた。

・楽器をしていることに驚いた。

・まわりにとらわれないで自分らしく生きるのがすごいなーっと。

・國分先生のことは知らなかったけど、小中学生の時の発言を見てどんな人か会ってみたくなりました。

・あたりまえのことを疑問に思うのがすごいと思う。

・國分先生について知ることができました。吹奏楽部に入っていたところが同じでした。國分先生の本を読んでみたいと思ったので見つけたらよもうと思います。

・土中学校を卒業していて、哲学が好きな人なんだなと思った。

・哲学は難しいとわかりました。

・思ったことはすぐに発言しないと忘れちゃうから自分で感じたことは話そうと思いました。

・國分さんは頭がいいことがわかりました。哲学者はめっちゃすごいことがわかりました。

・校長先生の話を聞いて國分先生の本を読んでみようと思いました。

・哲学って面白いと思った。

・この前は民主主義の話だったけど今日は哲学の話でこれも面白かった。

・國分先生が、最初動画を見た際は、おとなしめな方なのかなと思っていたのですが、学生時代は、結構おしゃばりだったということを聞いて、少し意外だし、「bとdの区別もつかなかった」のに、今では英語がペラペラなのは、すごいと思いました。話の順序が難しくて、時々何を言っているのかわからなくなってしまうので、どうやったら話がわかりやすくなるのか聞いてみたいです。

須藤昌英

 

9月2日(火)全校実力テスト&給食開始&防災学習

〇今日は全学年で実力テストを行っています。夏季休業明けで、学校生活の感覚もまだ完全に戻っていませんが、朝から5教科に取り組んでいる生徒たちの表情は真剣です。

〇明日からは通常授業が再開されます。今日のテストでアウトプットした分、また各教科の授業に積極的に取り組み、大いにインプットしてください。

【1学年】

【2学年】

【3学年】

〇今日から給食も始まりました。今日のメニューは「ごはん、鯖のソース煮、磯香あえ、呉汁、アセロラゼリー、牛乳」でした。しっかり食べて、午後のテストも頑張ってもらいたいです。

〇昨日は「防災の日」で、102年前に十万人以上が犠牲となった「関東大震災」が9月1日正午前に発生したのがその由来です。

〇「柏市小中学校地震発生時の対応」マニュアルでは、昼間に震度5強の地震が発生した場合、児童生徒は下校させずに学校に留め置き、保護者等に児童生徒を引き渡すことになっています。

〇実際の引き渡しの際は、現在活用している「Sigfy(シグフィー)」を有効に使いたいと考えていますが、混乱状態であることが予想されますので、留意が必要です。

〇本来は教室から校庭へ移動して避難訓練を行うのですが、今日は猛暑を考慮し、体育館で防災を考える全校集会を行いました。

 

【防災についての校長の話】

今の猛暑は一つの災害であり、地球温暖化を飛び越えて、「地球沸騰化の時代」が来ていると専門家が話しています。そしてもう一つ、日本が避けることのできない災害が地震です。熱中症から命を守ることはある程度計画的にできますが、ただ地震から命を守るためには、もっと突破的な判断をする必要があります。そして昨日は関東大震災から102年目の日でした。

1 関東大震災について

日時:1923年9月1日午前11時58分

規模: マグニチュード7.9(震度6強)

範囲: 千葉県の房総半島から神奈川県の相模湾

被害: 昼食時で強風(東京は46時間燃え続ける)、火災を含んだ竜巻状の渦(火災旋風)があちこちで発生、建物の崩壊や火災で約29万棟、津波も発生

死者: 約10万5千人(9万人が火災で亡くなった)

●この100年間で、東京の人口は400万人から1400万人に増えました。単純に計算したとしても、3倍以上の死者が出る可能性があります。

●地震による火災で警戒すべきは、「同時多発に発生する可能性が高い」ことです。同時多発的な火災の場合、逃げ道を塞がれるリスクもあります。

●人々の混乱が一番の問題になると思います。慌てることにより逃げようにも逃げられなくなる可能性は、東日本大震災の時の映像を見れば解ります。あちこちで連鎖して混乱が広がり、人が逃げるよりもそこにうずくまってしまう状況が起きます。

2 地震発生のメカニズムについて

・日本の国土の広さは、世界全体の陸地のたった0.3%にも満たないですが、世界で発生する地震のおよそ10%が日本とその周辺で発生しているといわれています。

・地震は大きく分けると、活断層型地震とプレート境界型地震の2つがあります。

・関東周辺は「北アメリカプレート」「フィリピン海プレート」それに「太平洋プレート」と呼ばれる3枚の岩盤が複雑に重なり合っていて、過去にも繰り返し大きな地震が発生してきました。

・3枚のプレートが互いに押し合っているため、地下では地震の原因となる「ひずみ」がたまり続けています。

・地球の表面は、海や陸など十数枚に分かれた、厚さ数10〜200kmのプレート(岩盤)で覆われています。海の下にあるプレートは、年間数cmの速さで陸のプレートの下に入り込みます。この圧力によってプレートにひずみがたまり、それが限界に達すると、亀裂が入ったり大きく動いたりします。これが地震なのです。

・地震が起こるとひずみはいったん解放されますが、プレートの動きは一定なので、定期的にひずみがたまって地震は繰り返されます。

・この繰り返しの周期が、過去をさかのぼると、おおよそ100年周期となっていて、まさにその100年目が今年なのです。関東地方南部は、マグニチュード7以上の地震が周期的に発生しています。

3 いのちを守ることについて

●「いつ発生するかわからない」のは、人間の時間で考えるからで、地球の時間でいうと、100年なんてほんの一瞬であり、今発生してもまったくおかしくはありません。

●今後 20~30年以内に70パーセントの割合で、首都直下型地震が起きると言われています。しかしその数字を聞いて安心はできません。確率とは、今起きてもおかしくないと受け取るのが正しいからです。

●私は、「その時」に、先生方に自分の命を犠牲にして君たちの命を守ってくれとは言えません。なぜなら、君たちの命も先生の命も同じく大切だからです。

●とにかく最初の揺れで、「自分の命は自分で守って」ください。先生方もそうしてください。関東大震災百年を契機に、それぞれの立場で防災について考え、災害に備える機会としてもらいたいと思います。

須藤昌英

9月1日(月)9月に入りました

〇先週までの42日間の夏季休業が終わり、今日から2学期77日(授業日数)がスタートします。今年の夏は記録的な暑さが続き、この9月もまだ熱中症対策が最優先になります。

〇登校してくる生徒の様子を見ていますと、残暑とは言えない強い日差しの中、その表情からは様々な気持ちを抱いていることがにじみ出ていました。

〇助かるのは体育館に空調があるので、ゆっくりと全体を見渡しながら集会ができることです。昨年までは生徒の体調を考え、始業式などを校長室と教室のオンラインで実施することも多かったです。

〇しかし全校生徒が集合した上で、夏季休業中の個人や団体の活躍を表彰する式もでき、みんなで祝福することができました。やはりお互いの顔が見える空間は、一体感が生まれます。これからも大切にしていきたいです。

〇校長の話では、本校の卒業生で現在、東京大学大学院総合文化研究科教授である國分功一郎氏の紹介をしました。國分氏には来年の創立80周年に向けて、後輩である生徒と交流していただき、今後ますます国際化・複雑化する世の中で、生徒一人ひとりが「自分らしく生きるとはどういうことか?」などのヒントをつかんでもらいたいと願っています。

〇生徒たちから「國分先輩に尋ねてみたいこと」を募り、現在集約中です。後日、國分先生からそれらの回答をいただき、生徒たちとの交流を継続してもらう予定です。

須藤昌英