校長ブログ

校長ブログ(令和2年度)

使ったところが強くなる(校長ブログ)

朝方は気温が低く、寒い毎日です。
みんな暖かな格好で登校してきます。
ネックウォーマーで温まった首あたりに向けて体温を計測すると、びっくりするような高い数値が出て測り直すことがありますが、健康でいるために体を冷やさないことは大切なことです。

5年生が登校直後に「ふせ菜」畑の整備をしています。霜が降りた地面はとても冷たいのですが、よくがんばっています。



今日も子どもたちは真面目に学習に取り組んでいます。








1年生がかるたづくりをしています。国語という教科で、ひらがな、カタカナ、漢字を学んできた1年生。文字も言葉も、それを使うことで自分のものとして身についていきます。自分の思いで文章を考えたり、絵を描いたりするかるたづくりはとても良い学習です。


非常にシンプルな文章が並びます。子どもらしいものばかりでとても良いです。大人だとこうは書かないだろうなあ、と微笑ましくなります。完成が楽しみです。

習ったことはどんどん使うことで身につきますが、自分の小学校時代を思い出すと、漢字を習っても、作文はひらがなだらけ。「習った漢字は使いましょう」なんて先生に赤ペンで書かれたものです。漢字に苦手意識があったので、進んで使わなかった記憶があります。

「使ったところが強くなる」って言葉を聞いたことがあります。子どもたちには、このような楽しい活動の中で、習ったことが身についていくといいなと思います。

今日はロング昼休み。子どもたちが元気に外で遊びました。外遊びで、健康な体づくりを!




「校長先生、サッカーしましょう。」といつも元気な3年生男子が声をかけてきました。一緒に走り回りました。冷たい空気の中でも汗をかきました。健康的な時間を過ごすことができました。ありがとう。汗の始末はしっかり行わないと風邪をひきます。気をつけてほしいですね。

情報の受け方(校長ブログ)

寒い週末でした。体調はいかがですか。
さあ、今週も始まりました。朝から良い青空でした。



長く教員をしてきて子どもの同士のトラブルをたくさん見てきましたが、その原因になることに次のようなことがあります。

そして

良い情報なら全く問題はありませんが、陰口や悪口だとトラブルにつながっていきます。

その時の状況や、3人の関係性も考えながら指導にはあたってきましたが、「人の口に戸は立てられない、という昔からのことわざがあります。Aの発言をとめることはできません。大切になってくるのはBの動きです。この動きによって、トラブルを大きくすることも、止めることができます。」というような話は必ずしました。情報受けたBがとても重要だという話です。Bが次に何をするか、何もしないか・・・重要な位置にいると考えて良いわけです。




これは、子どもに限ったことではありません。大人の人間関係でも日常的にあるかもしれません。「口は災いの元」なんてことわざも、今、頭をよぎりました。


昨日のNHKの朝のニュースの中で、情報の受け方についての特集をしているコーナーを見ました。「4つのハテナ」というものです。これは下村健一氏(ジャーナリスト)が光村図書の5年生の国語の教科書用に書き下ろした「想像力のスイッチを入れよう」の中に出てくるものです。
 想像力を働かせるための4つの観点「事実かな印象かな」「他の見方もないかな」「何が隠れているかな」→「まだわからないよね」というものです。呪文のようにこの4つを唱えて一呼吸おこうということなのだと思います。

 端末の普及により、誰もが、いつでも、情報受信・発信できる、そして情報があふれている世の中です。子どもたちだけでなく、我々大人も情報の扱い方には十分気をつけなければならないところです。

教科書の文章ではありませんが下村氏の文章です。
 ↓
  
Story 2 「四つのハテナ」 | 下村 健一(ジャーナリスト) | 作者・筆者インタビュー | 小学校 国語 | 光村図書出版                                                   
デジタルメディア「mugendai∞」


日々、ウイルス感染に関わる色々な情報が飛び交っています。何が正しいかわからないこともありますし、わかっていてもできないこともあります。はっきりしていることは、「相手はウイルスだから、かからないように感染予防をしよう」です。そのために学校で必要なことは、手洗い・マスク着用・換気を基本とした対策です。続けていきます。引き続き、ご協力よろしくお願いいたします。

プログラミング(校長ブログ)

先日、6年生が算数で取り組んでいた「プログラミング」のプリントをまねしてみました。吟味していないので不備があったらごめんなさい。
A地点にロボットが向こう向きに立っています。ロボットは「向きを変えられる」「線の上を進む」「前にだけ歩く」「交差点では必ず止まる」ものとします。

さて問題「矢印のように進んで、Bに到着するようにロボットに指示をしなさい」
答え1「まっすぐ行って、つきあたったら左に進めば着く。」
これが一番簡単な指示になるでしょうか。
しかし、この指示では不備が多く、ロボットは動けません。例えば「左に進めば」という指示はいけません。横に歩けるロボットならば横歩きをしながら左に進むかもしれませんが、「前にだけ歩く」ロボットですからつきあたったら止まったままです。この指示では左に行けず、Bへ着きません。

どうすれば良いでしょう。
「向きを変えられる」とありますから「左に向く」という指示があればよいわけです。

命令されたことを正確に行うコンピュータだからこそ、意図した処理を行わせるための正確な命令が必要です。

正答例としては「4ます分歩く。左に90度向きを変える。3ます分歩く。」となります。
こういった段取り、道筋を一つ一つ丁寧に進めていくことがプログラムを作るときに大切になります。「論理的な思考」ということです。こういう力を、身につけていきましょう、というのがブログラミング学習です。

しかしながら「論理的な思考」という部分で言えば、学習のあちこちの場面で必要なものであり、日々鍛えられています。




例えば、本校の2年生の算数『大きな数』の学習で「10000は100がいくつ?」というものでのつまずきが少なくないと聞きました。
これは覚えるものではありません。
「100が10個で1000。1000が10個で10000。だから、100が100個で10000」と道筋に沿って考えれば良いわけです。途中の「1000が10個で」というワンクッションがキーです。しかし「100が」と「1000が」の部分が混乱をきたすかもしれませんし、文章だけではわかりにくい。
前にも触れた覚えがありますが「算数は(場面の絵を)かいてみる」ことが大切です。
このように算数の問題は、階段で例えると、あえて、1段抜かしや2段抜かしのものがあります。その階段を自分で1段ずつ上がっていくことをしないと、つまずいてしまうのです。
算数を教えていたときは「魚を釣っておいしそうだからといって、いきなり頭からかぶりつく人はいないだろう。食べるには、うろこを取り、生か焼くか煮るか考えてさらに調理をする。そしてやっと口に入れるわけだな。算数も同じだよ。」なんて例え話もしました。
別の例です。
一気に答えを出そうとせずに、上のように、「途中の式を書く」「必要な筆算を書く」「繰り上がりを書く」そして、最後の見直しのために「書いたものを消さない」というようなことが本当に大切です。一つ一つを丁寧に行えば、必ず答えにたどり着けます。(小中の子どもたち、だまされたと思ってやってごらん。)こういうことを丁寧に意識して行うことで、論理的な思考は身についていきます。

子どもにとっては、「やっていて楽しい」ことは大変重要なので、パソコンに向かった方が「楽しい」でしょうけれど。



プログラミング教育、プログラミング学習、言葉を聞くと難しそうですが、そのために必要な論理的思考を育てる場所はあちこちにあります。しかし、会話1つにしても、あまり小さなうちから生活がきゅうくつになってしまったら何にもなりません。日常的に育てるなら「楽しく」は忘れずにいたいですね。

宣言が出て3回目の週末です。感染症対策を講じた上で、健康で有意義なものとなりますように。

習慣(校長ブログ)


保護者のみなさん、日々のご家族の健康管理、毎日の健康観察、お疲れ様です。ありがとうございます。
新年を迎えたから何もかもリセットなんてもちろん思っていませんでしたけれど、さらに気をつけることが増えるとも思っていませんでした。
それでも、まず朝の昇降口前での検温、消毒は、職員や子どもたちの習慣になっています。

2年生の教室の様子です。
常時マスク着用で、と呼びかけているわけですから、やって当たり前に見えますが、7、8才の子どもたちですよ。

改めてこうして見てみると、小さいのに立派だな、よくがんばっているな、と思います。大人と同じことを求められて、文句も言わずにマスクをして授業を受けているのですから。
もちろん、他の学年も同じです。






一番大きな6年生だって11、12才ですからね。

でも、こうした毎日を過ごしながら、病気にならないための、手洗いやうがい、マスク着用が習慣になって、みんなが健康で元気に過ごせることは良いことです。

昨年度の5月にこのブログで「継続は力なり」について書いた文章の一部を載せます。↓


「継続は力なり」って努力を続けるイメージが浮かびますけれど、実はどんなことでもそうなんです。例えば「あいさつをしない」という、努力を要しないことでも毎日こつこつ継続すると「あいさつをしない」という習慣が身につく、そういうことです。子どもはどんなことでも吸収し、身につけていきます。良い習慣って大切です。

今の状況の中で、継続的に感染予防を続け、病気に対する良い習慣が身につくことを願います。さらに広い意味で「自分の体や他人の体を守ろうとする子どもたち」に育ってほしいです。

大寒(校長ブログ)

朝の検温担当職員も1周しました。
朝早くから、ありがとうございます。


今日は東葛飾教育事務所から特別支援アドバイザーの松本敏先生に来ていただき、1年生から3年生の子どもたちの様子を見ていただきました。

松本先生はかつて柏市内で校長先生をされていた方です。各学年1時間ずつ授業を見ていただきました。子どもたちの様子から、より良い関わり方のアドバイスをいただきます。管理職と共に各担任が放課後に松本先生と面談をしました。
貴重なアドバイスは明日からの指導に生かしていきます。松本先生、1日ありがとうございました。

今日は「大寒(だいかん)」で、1年で最も寒い時期と言われています。冬らしいピリッとした空気で1日が始まりました。元気な子どもたちが登校し、真面目に学習に取り組みました。







寒さに負けずにがんばっています。