校長ブログ

校長ブログ(令和2年度)

新投てき板(校長ブログ)

昨日、新しい投てき板をつける作業をしていただきました。リーダーは萩原さんです。1991卒の本校卒業生であり、令和2年度は布施新町の町会長をしてくださっています。
新しい板をつける前に、支柱の確認、そして補強をしていただきました。
一つ一つの柱の周りの土を掘ってみると、材木がかなり痩せているのがわかります。
土の水分で腐ってしまっていると思われます。

コンクリートで固めて、

モルタルで仕上げです。
材木には防腐剤も塗っていただきました。
いよいよ、取り付けです。6年生が下絵を描き、全校児童が着色した8枚の板が1枚1枚取り付けられていきます。

26日に全校にお披露目をしてから、使用開始です。教頭先生と笠井先生にシートをかけてもらいました。今はまだ、全体は見られません。お楽しみ、です。

萩原さんはじめ、一緒に取り付けてくださったみなさん、1日がかりのお仕事、ありがとうございました。
綺麗になった投てき板、子どもたちもきっと喜びます。






今日も子どもたちは元気に過ごしました。そして、真面目に学習に取り組みました。

PTA運営委員会他(校長ブログ)

昨日とはうってかわった春のような日差しでした。


今日は午前中にPTA運営委員会を行いました。久しぶりに役員のみなさんにお目にかかりました。会議室は、窓を開け、常時換気を行いました。当然マスク着用です。

学校評価へのご協力に対する感謝の気持ちをお伝えするところから始めました。

ここまで、子どもたちが元気に学校に来られていること、そのためにご家庭がしっかり支えてくださっていること、教職員も元気に学校に来ていること、その全てがありがたいという話をしました。
未だ、不透明なことが多い中ではありますが、情報収集を心がけ、今日を含め、修了式まで、できることに丁寧に取り組んでまいります。
その後、各委員会からの報告、そして、今後ののPTA活動について意見交換を行いました。子どもたちや我々教職員の活動を支えてくださっているPTA活動。子育て、介護、お仕事などそれぞれに事情を抱えているわけですから、「子どものため」という思いだけでは立ちゆかない状況になっているのは間違いありません。スリム化に向けて知恵を出し合う時間となりました。



意見交換の中で、「役員になって知り合いが増えたり、学校との距離が近くなって良かった」「うんうん」というようなやり取りを目にすると安心します。


今日、PTA会議室をのぞいて、参加している保護者の方に手を振っている子がいました。学校という、家から離れた場所で、お家の方に会うと嬉しいだろうなと感じます。形は変われども、子どもがいる学校に顔を出してもらう活動は子どもたちにとっても励みになるものです。



本校のために、良い形になっていけるよう引き続きよろしくお願いいたします。

また、1年生から5年生の保護者のみなさん、本日は子どもたちの様子を見ていただけて、ほっとしています。対策についてもご協力いただき感謝申し上げます。ありがとうございました。

テスト直しからテストまとめへ(校長ブログ)

さあ、2月も中旬、折り返しです。

今日は日中の雨が激しかったですね。久しぶりの横殴りの雨でした。ただ、子どもたちの登校時や下校時に影響がなかったのが幸いでした。(激しい雨の中、傘を握りしめて、車に気をつけながら安全に登下校する体験もとても大事なことではありますが。)

さて、土日だったか、その前だったか、テレビで松丸亮吾さんが「勉強で大切なのは×を○にすること」って話をしているのを見かけました。そのまま見ていたら「テストのことについて」話していました。できていないことを知ることが本当の勉強の始まりって話でした。

まさにその通りです。「教室はまちがえるところだ」っていう詩もありますね。


子どもたちにとって「間違えること」は一大事だとは思いますが、自分の間違いに気軽に向き合えるようになると、次への一歩につながりやすくなるものです。「間違えたらいけない」から「間違えたら直す」という気持ちの切り替えができるようになってほしいし、そういう環境を整えることも大切だなって思います。
子どもたちは、毎日毎日何かしらにつまずき、成功や失敗を繰り返しながら少しずつ成長していきます。

ここで、テストの話をします。学校では昔から、テスト直しってあります。考え方としては「間違いから学ぶ」「間違いをそのままにしない」という意味で理にはかなっています。しかし、とった点数によって、作業量に差が出ます。そして100点の場合は直すところがありません。



さて、下のような問題で「ア」と書いて×になった時に、「イ」と書き直したからといって、これ勉強になっているでしょうか。
また、ある子が、同じ状況で「ア」か「イ」ですごく悩んでいたとする。たまたま「イ」と書いて○をもらったとして、本来ならこの部分を振り返っておいたほうが良いのですが、○だったから直すことがありません。そのままオッケーとなってしまいます。こちらも勉強として成立しているでしょうか。
そんな疑問から、テストの使い方について考えたことがあります。お家の方々に購入していただいているテストをとことん利用する、0点でも100点でも終わった後に勉強に生かす方法はないだろうかと。

で、思いつき、実践していたのが、「テストまとめ」という方法です。

テストは、大切なことがギュッとつまっているので、○×関わらず、全ての問題について振り返り、まとめておくことで、効率の良い勉強ができる、という考え方です。

記号で答えた問題も、「アは×、イが○」では「ア」や「イ」が何を示しているか分かりません。きちんとわかるようにまとめておかなければなりません。

下の写真は理科と算数の「テストまとめ」の一例です。14年前に担任した6年生から資料としてもらったものです。卒業間近の1月のものなので、かなりしっかりしています。


最初は「まとめてごらん」と言うだけでは何をすれば良いか分からないので、こんな風にはできません。時間はかかっても「テスト全てを丸写し」から始まり、まとめ方も少しずつ授業中に全体に教える所から始めました。国語は、テストまとめになじまない教科ですが、算数、理科、社会は大切なことがつまっているので、まとめがいがあります。
「今日の宿題は、テスト直しです。」というと「わー、65点だからたくさんある。」「やった、100点だから宿題なしだ。」というような反応になります。「今日の宿題はテストまとめです。」というと、それは点数に関係なく全員の課題となるので「えー」「またかー」と全員の
心地よい声が響き渡ります。今日、このノートを久しぶりに開いて、その時のことを思い出しました。

全ての人にピタッと合う勉強法があるかどうかわかりませんが、勉強の仕方の一つとして、終わったテストをとことん活用する方法をお示しいたしました。

成長(校長ブログ)

祝日と土曜日に挟まれた金曜日です。

6年生の教室で、カウントダウンが始まりました。


まだまだたくさんの時間があります。今年度は、下学年との交流がほとんどなく、関わりによる成長の実感が分かりづらい1年になりました。その分、自分の成長を自分で見つめることができる、振り返ることができる、貴重な良い機会になるのではないかと思います。
ここまで6年生として過ごしてきましたが、その完成形となるまでにはまだ日があります。1日1日を大切に日々を積み上げていきましょう。



今日も、元気に登校した子どもたちは真面目に学び、楽しげに過ごしました。

明日の土曜日は、学校運営協議会 コミュニティスクール第3回の委員会が開催されます。レベル3の状況なので、「協議会委員を参集しての実施は不可」という教育委員会からの指示に従い、オンラインで行うことになっています。

地域の力を学校へ、というコミュニティスクールです。
(HP左側「富勢中学校区学校運営協議会」枠にイメージ図を、コミュニティスクールになりましたをクリックするとイメージ図と絡めた「コミュニティスクールが目指す像」を記しています。)

地域の子どもたちの9年間(義務教育機関)の成長を支えていくという理念のもと、地域の力を学校に生かしていくためにも、子どもたちの姿や学校の施設を直接見ていただくことがスタートと考えていたのですが、このような状況であるため、残念ながら学校に自由に出入りしていただくことができずにいます。今は、組織としてどのような役割が必要か、4月からできること、について話し合いを進めているところです。

前向き(校長ブログ)

今日も、朝の検温、消毒から1日が始まりました。
先生方、お疲れ様です。


自分の植木鉢に水をやる1年生、ふせ菜の手入れをして霜柱を踏みしめる5年生。朝の風景。

昨日、来年度新入生の保護者のみなさんにお目にかかりました。校長挨拶で本校の特長などを話し、4月お待ちしています、とお伝えした後、今年度の子どもたちのことをふと考えました。

最もシンプルな形の1年間を過ごした子どもたち。


我々大人は、自分の経験やお子さんの兄弟姉妹の経験から「この1年、あれも、これも、できなかった。」ととらえてしまいがちです。もしかしたら、日々、元気にたくましく過ごしている2年生から6年生の子どもたちの中にも、そう思っている子がいるかもしれません。もちろんそれが自然なとらえかたです。あったものがなくなるというのはそういうことです。


しかし、1年生の子どもたちにとっては、比べる日々がないので、「あれがやりたかった、これもやりたかった」という思いや実感がありません。今年度の毎日が当たり前の毎日です。
入学してから、マスクをしながら、担任の先生と学び、友達と話をし、前を向きながら給食をもりもり食べ、友達と遊び・・・、あと1ヶ月と少しで富勢東小学校の立派な1年生になるための成長を続けています。立派です。


日々教室で学び、休み時間に外で元気に遊ぶ子どもたちを見ていると、じたばたせずに「これが普通なんだ」ととらえることで前向きになれる、そんな風にも思えてきます。見ていると嬉しくなります。自然と笑顔になります。

「いったいいつまで続くんだろう」そんなことを考えていると、「考えたってしょうがないじゃん、校長先生、一緒に走ろう!」子どもたちのそんな声が聞こえてきそうです。

6年生がMESHとipadを使って、プログラミングを体験しました。集中しています。

ipadを横に置いて学習するこの姿。
GIGAスクール実施の4月以降のスタンダードな風景になるのでしょうか。


12人のクラスを2グループにわけ、1人1台ずつ使えるよう担任が工夫して交代で行いました。恵まれた環境です。

明日は「建国記念の日」でお休みです。健康に気をつけて良い1日になりますように。