令和3年度(R4.4.11まで)

令和3年度 校長室より

ピンチの時には(校長室より)

全校朝会の校長の話です。

こんなポスターを見つけました。

読めますね。全部ひらがなです。

今回、みんなが学校で「いやだなあ」と思っていること調査をして、そのアンケートを教頭先生と校長先生で見せてもらいました。

ほとんどのトラブルは、これができていないことで起こっています。
これ↓

言われて嫌なとき、自分で言い返して解決できればそれはそれで良いことです。
やられて嫌なとき、自分で言い返して解決できればそれもそれで良いことです。

しかし、相手が強い、相手が何人もいる、何度言っても言ってくる・やってくるなど「自分がピンチになる時」があると思います。

自分がピンチの時は遠慮なく話をしてください。大ごとになるのが嫌だという人もいますが、大ごとにしないと直らない人もいます。

学校には大人がたくさんいます。担任の先生、隣のクラスの先生、学年の先生、音楽の先生、保健室の先生、外国語や理科や算数の先生、図書室の先生もいます。麻生先生や、教頭先生、校長先生もいます。

自分がピンチの時は遠慮なく話をしてください。


そして最後に全員に覚えておいてほしいことがあります。
自分がピンチの時に、大人の人に助けを求めることは悪いことではありません。
自分がピンチの時に、友達の良くないことを話すのは悪いことではありません。
自分がピンチの時に、言われたりやられたりして嫌だったことを話すことは悪いことではありません。

今年度、あと2ヶ月。一人一人がこれを心がけながら、

これ↓

これ↓を目指していきましょう

という話をしました。

小学校は、未熟な子どもたちの集団です。色々なことが起こります。問題を起こさないことができればそれに超したことはありませんが、問題は起きます。子どもという生き物は、つまずきながら学んでいくのです。

そしてどんな場合でも、子どもたちが自分に起きた問題を自分で乗り越えなければなりません。そのために、問題によっては、大人が関わってきちんと対応して良い学びにつなげることが大切です。家庭には保護者のみなさん、学校には我々教職員がいます。情報を共有しながら、子どもたちの今に向き合っていきましょう。

1月最終日(校長室より)

風の冷たい1日でした。


子どもは風の子、今日もなわとびやボール運動、鬼ごっこ・・・、それぞれが思い思いに元気いっぱい外で遊んでいました。

まずは、自分にできることを一生懸命に取り組む姿。それが遊びであってもその姿はエネルギーに満ちあふれています。

もちろん学習にも真面目に取り組んでいます。

今のクラスでの学習も4月から数えれば10ヶ月となります。一人一人がそこで毎日を過ごして成長してきました。最後の最後まで「今、いるべき場所で」「そこにいる人から」しっかり学んでいってほしいです。

 

2年生のあるクラスが、1年生との昔遊びでの交流を振り返った感想文に取り組んでいました。きっと色々なことに気づいたり、色々なことを思ったりしたのでしょう。長い文章を書いている子が多いな、と感じました。

貴重な他学年との交流。計画し、運営した2年生の先生方、ありがとうございました。教えた側、教わった側、お互いの学年に学びがあったと思います。

さあ、明日から2月です。寒さに負けずにがんばろう、みんな。

インフルエンザ流行の頃(校長室より)

寒い日が続いていますが、学校に登校している子供たちは元気に生活を続けています。

インフルエンザが流行したときのことを思い出しています。
朝から何となく調子が良くない子がいる。保健室で熱を測ってみる。明らかに平熱より高い。お迎えをお願いする。午前中の内に、さっき早退した子の席が近い子が、不調を訴えてくる。保健室で様子を見ていると、少しずつ熱が上がって、お迎えをお願いする。休み時間のたびに、クラスの子たちと一緒に手洗いうがいをする。しかし、翌日になると、席が近い子が新たに発熱をして、欠席が増え、その人数や発熱のタイミングを鑑みて、学級閉鎖となる。

濃厚接触者、という考え方がありませんでしたので、その時元気であれば学校で普通に生活をして、不調を訴えればそれに対応するという流れでした。それによって明らかに感染が広がっていく様子を目の当たりにしたわけです。

当時は、今のようにマスクをみんなでするという習慣ではありませんでしたから、あれよあれよという間に広がっていった記憶があります。(もちろん、その年によって、出方は全く違いましたが。)

今は、マスクを日常的にする習慣がしっかりついているので、インフルエンザが流行しているときのような爆発的な感染を本校で感じることは今のところありません。どちらかというと、じわじわ増えているという感じです。

市内での、教職員、児童生徒の感染増加に伴う学級閉鎖等の対応は報道の通りです。いつ、どの学校で同じことが起こっても仕方のない状況だと思います。

朝起きて、なんとなく喉が痛い気がする、なんとなく体が重い気がする、「まさか」と思う日もあります。しかし、気のせいであり「あ、昨日なわとびがんばりすぎたからだな」と原因がはっきりするとホッとする、その後、気にならなければホッとする、そんな日があります。この感染症の数年で、必要以上に心が過敏に反応してしまっているんだろうなあと感じます。心身ともに健康であることは何をするにおいても大切なことです。

1月14日の「校長室より」に書いたことで、繰り返しになりますが、過去にインフルエンザが流行した時に、保護者のみなさんへ出していた手紙に書いた項目です。

1.外からの感染を防ぐため,外出や遊びに行くことなどは控える。特に電車やデパートなど,不特定多数が出入りする場所は避ける。
2.手洗いやうがいを励行する。
3.体力を回復させるため,早めに休養・就寝をさせる。
4.感染を防ぐためにマスクなどの着用を心がける。
5.寒暖の差が激しいので,気温に合わせた衣服の調節をする。
6.体調が悪くなったら,病院に行き,医師からの診断を受ける。

ウイルスによる病気ですから、今、気をつけてほしいことと大きく変わりません。できる対策をとりながら、良い週末になりますように。

昔遊びで交流(校長室より)

2年生と1年生が昔遊びで交流をしました。

会場は密にならないように体育館で行いました。今日は1-2と2-2で2組ペアです。(3組は一昨日、1組は昨日行いました。)

5つの場で、2年生が1年生に教えてあげます。時間がきたら、次の体験へ、というように短時間で回っていきます。

2年生はこの日のために教室でそれぞれの遊びの練習をしてきました。昔遊びと言うぐらいですから、日常的に子どもたちが触れているものではありません。まずは自分たちが練習をしないと教えてあげることができません。今日のためにがんばってきました。

私自身が子どもの時に普通に遊んでいた「こま」「けんだま」「あやとり」などが「昔遊び」と呼ばれるわけで、不思議な感じです。思い出すと、こま、ビー玉、めんこは小学生の時の遊びの一つです。こまの中でもベーゴマは私の先輩方までは遊びの一つでしたが、私の頃は危険ということで学校で禁止されていました。

ビー玉やめんこは、放課後に集まってよくやりました。当時は負けたら取られる、勝ったらいただく、がルールでした。厳しいものです。取ったり取られたりです。リセットがききませんから、負けたときは負けたことをしっかりと受け止めなければなりません。とても悔しい思いになりますが、いちいち騒いでいたら、次からは仲間に入れてもらえないかも知れません。泣いて帰ったこともあったように思います。そうやって遊んできました。友達と勝ち負けがはっきりする遊びをしてきたことで、身についてきたことはたくさんあるように思います。

今日の5つの遊びは、どれも最初からうまくできるものではなく、自分の体で感じながら練習してできるようになるものです。「できないよ」とつぶやく1年生の声が聞こえました。2年生が教えてくれていましたが、ここは普通の勉強と同じで、自分ができるようになりたいと思わないと、できるようにはなりません。そして、12月8日の校長室より「できるようになる」に書いたようなこつこつと積み上げる地道な努力が必要です。だから、1度身につけば、体が忘れません。

2年生が1年生と交流すること自体に意味があるので、それぞれの遊びが「できる」「できない」は二の次であると言ってもよいのです。それでも、今回の交流をきっかけに、できるようになりたいことが増えて、チャレンジしていけたらさらに良いですね。

 

さて、昨日の千葉日報に京都大の教授の「オミクロン株は(鼻やのどなどの)上気道で増殖しやすい」という見解が載っていました。

のどや鼻のうがいをきちんとすることも予防として効果が期待できそうですね。ちょっとがんばればできることはどんどん生活に取り入れていきましょう。

新 ↓

旧 ↓

違いはわかりますね。付け加えました。

6年生租税教室(校長室より)

横尾税理士事務所から所長の横尾様が講師として来校し、授業をしてくださいました。


税理士というお仕事は子どもたちにとってなじみのあるものではありませんので、そのあたりからの説明から授業は始まりました。

身近な施設を例にあげて、税金が関わっているものとそうでないものを選んだり、子どもたちがわかりやすく学べるように3択クイズや、○×クイズを使ったりしてくださいました。「小学生が1年学校に通うために一人につきいくらぐらい税金が使われているか」など普段考えてもいない視点からの問題もあり、子どもたちも興味を持って答えを選んでいました。

法律で定められている税金というものの使い方を国会で決めているけれども、選挙で選ばれた人が決めているわけだから、私たちにとっても関係のないことではない、「一人一人が関わっているんだ、という意識を持つことが大切」というお話が最後にありました。

成人が18歳になる今年4月1日。「あと6年しか子どもでいられないね、立派な大人に鳴ってください」という所長さんからの話もありました。45分間、子どもたちは集中して話を聞いていました。

学びに年齢制限はありませんが、今学べることはしっかり学び、少しずつ力をつけて、心も体も大きく成長してほしいです。

今日は、1時間目から4時間目まで、お一人で6年生にお話をいただきました。横尾様、ありがとうございました。