令和3年度(R4.4.11まで)

令和3年度 校長室より

つながり(校長室より)

6年生の有志が2日間の小さなイベントを企画しました。

ねらいは、イベントを通して異学年(6年と1~3年生)での交流をするというものです。今日は業間休みに行いました。自由参加です。

6年生の発案者が低学年の先生からアイデアをもらって、工夫した活動となりました。
参加者が5つ(サンタさん、トナカイ、プレゼント、ケーキ、雪だるま)のグループに分かれ、それぞれ集まる場所を変えることで少しでも密を避ける工夫です。

それぞれの場所に集まった子どもたちの前で、6年生が用意したクイズを出し、答えてもらいます。3問です。

その後は、6年生とじゃんけん大会をして、勝った子には、折り紙のプレゼントを渡します。折り紙のプレゼントは有志の子どもたちがせっせと折ったものです。

負けた子には、参加賞としてシールを渡します。

「何か交流をしたい」という気持ちが素晴らしい、そしてその後の行動力も立派です。感染症対策によって分断されてしまったつながりが、このような形でまたつながっていく。この「人とつながりたい」という気持ちは、特に今の時代で大切にしてほしいものです。

今、『スマホ脳』2020年アンデシュ・ハンセン著と『スマホが学力を破壊する』2018年川島隆太著が手元にあります。どちらの本にも、便利な道具としてあるスマホ利用による今、そして先のことが書かれています。はっきりしていることとまだまだはっきりしていないことがある中で、「生身の人とのつながりの大切さ」「だめなものはだめ」「よそはよそ、うちはうち」・・・自分の頭で考えて判断することが求められているのだろうと思います。

人は、人と人の間で人間になっていくとは、金○先生のセリフだったか。

人とつながりたい、という気持ちを形に表して低学年の子たちと交流した6年生の顔は輝いていました。来てくれた低学年の子たちもとてもうれしそうでした。

企画した6年生のみなさん、ありがとうね。

学校運営協議会その2(校長室より)

昨日、委員のみなさんに集まっていただき、第3回の協議会を開きました。
土南部小学校もコミュニティスクールとして名乗りを上げ、地域にある学校として、地域の子どもたちを地域みんなで育てていこうという考え方での取り組みを進めていくことになります。

本校のホームページの左側(スマホの場合は下の方)にコミュニティスクールのイメージ図と説明が張ってありますのでぜひご覧になってください。

昨日の情報交換の中で、例えば、子どもたちの安全については委員さん方それぞれの立場で考えて行動してくださっていることがわかり、大変心強かったです。

今年度はコロナウイルス感染症の影響もあって、具体的な活動は何もできていません。

夏に、教職員に「とにかく手を貸してほしいこと」をあげてもらいました。「こんなことは教員の仕事だろ」と思われても良いからなんでもあげてくださいとお願いして、あげてもらいました。それらは、第2回の会議で、委員のみなさんに隠さずお伝えしました。大きく分けると、安全・環境・学習・生活の4点であり、今すでにPTA活動として存在しているものもありました。

そして、今回、委員のみなさんに、学校の今を知っていただくために校舎内や外の様子を見ていただきました。マスク着用で各教室短時間の参観でした。

限られた時間だったので、その後は、気づいたことをそれぞれ記入していただきました。子どもたちや学校を温かく、時に厳しく見守ってくださる地域の代表の感想、そう読ませていただきました。第4回の会議までに会長の入道さんがそれらをまとめ、話し合いに生かすことになっています。より具体的な話をしながら、子どもたちの成長のための力になるようなことを少しずつ増やしていけたらと考えています。


教職員にしかできないことや保護者にしかできないことはしっかりそれぞれが考え、行っていきながら、地域の力を学校に・・・。令和4年度が実動できる1年になることを祈りつつ・・・。

「地域みんなで子どもを育てる」と言ったときの地域とは・・・。学校ですから「教職員」は外せません。地域にある家庭として「保護者のみなさん」も外せません。また、「卒業生の保護者のみなさんを含めて地域で生活していらっしゃるみなさん」も外せません。地域みんなとは、この地域にいる大人みんなということです。
この考え方は、第3期千葉県教育振興基本計画(令和2年から6年)で実施する基本目標3「ちばの教育の力で、家庭と地域の絆を深め、全ての人が活躍できる環境を整える」のもと、施策8の(2)家庭・地域と学校との協働により地域全体で子供を育てる体制の構築 とつながっています。

↓次世代へ光り輝く「教育立県ちばプラン」

 https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/seisaku/keikaku/plan3/index.html

委員のみなさん、教育委員会のみなさん、ご多用の中、本校のためにお集まりいただきありがとうございました。

 

今日は体育館で3年生の書き初め練習をしました。

いつもの太筆はもちろん、だるま筆だとしたら、さらに使い慣れてない道具ですから、最初からうまくは書けなくて当然です。

冬休みも3学期本番も、お手本をちゃんと見ながら一画一画ゆっくり書きましょうね。

なわとび(校長室より)

今、本校での子どもたちの昼休みの外遊びと言えば、ボール遊び、鉄棒、鬼ごっこがほとんどです。

しかし、冬になると、増えてくるのがこれです。

そう、なわとびです。

今日は、ここ数日の中では一番たくさんの子どもたちがなわとびに取り組んでいました。


練習台には順番待ちの列もできていました。

大きくなって、重くなった大人の体にはなかなかの刺激となるなわとびですが、子どもたちは軽快に跳んでいます。

学校で配ったなわとびカードを見てみると

こんなにたくさんの技があります。

12月8日の校長室よりの「できるようになる」に載せたように、このなわとびはまさにあれに当てはまります。

あきらめずに努力を続けることで、ある時、急にできるようになる、ということが体験できるはずです。

体の動かし方がまだまだうまくない子には難しい技もあります。一つ一つ丁寧にがんばってほしいです。狭い場所でも跳び縄さえあれば取り組める、寒さに負けない体力づくりにはもってこいです。

この冬の運動としてみんなにがんばってほしいです。

私も、マイ跳び縄で子どもたちと一緒にがんばってみよう。子供の頃、寒い中で挑戦したとき、耳をかすった痛さが忘れられずあきらめていたハヤブサにも挑戦してみようか・・・。

4年生校外学習(校長室より)

今日は朝から良い天気でした。
ただ、冷え込んでいました。
そんな中、4年生が校外学習へ出かけて行きました。

行き先は、松戸の西部防災センターです。

色々な災害の体験ができる施設です。私は、教職員の安全研修でもかつて訪れたことがあります。

震度5弱の地震体験、風速30mの暴風体験、火災時の視界不良体験、展示物見学、防災動画視聴と盛りだくさんの内容でした。

室内とは言え、かなり本格的な体験ができるので大人にとっても刺激的です。

特に子どもたちは刺激に反応しますから、はしゃぎすぎるグループもあったようです。

そんな時は「災害の危険と防災の知識の大切さについて真剣に学ぶように」とセンターの方から厳しくご指導もいただきました。

本当の災害ではないからこそ、安心して体験できたことで、冷静に学べることがあったと思います。

今日の体験は帰校後、各クラスで新聞にまとめていきました。

次の学びにつなげていってほしいです。

防災センターのみなさん、本日はありがとうございました。

通知表ができあがるまで(校長室より)

かつての教え子の中には、担任の私から通知票を受け取った瞬間に「よくできる」の丸がいくつあるか数え始めるという子が何人かいました。そして、「前より上がったー」とか「下がったー」と叫びます。

学期によって学習内容が違います。例えば体育で1学期にはその子の得意な跳び箱の学習があったから「よくできる」に丸がついていたけれど、2学期はその子が得意ではないマットの学習があったから「がんばろう」となったとします。丸の位置だけ見ていれば「下がった」ように見えますが、中身を考えると「下がった」わけではないことがわかります。

毎月各学年で学年だよりを発行していますが、そこに今月の学習予定が載っています。

何の勉強で通知票のそこに丸がついているかの参考にできます。

2学期の通知表に向けて準備が始まっています。各担任が作成します。
最初は、一覧表という形式の表で出力します。この一覧表を同じ学年の先生同士で交換して、誤字脱字を含め内容を確認します。

その後、麻生教務、教頭、校長と順番に回していきます。言葉で伝えることは難しい作業ですから、複数の目で内容を確認します。

その一覧表が再び担任のもとに返却されるときには、誤字脱字はもちろん言い回しなども含めて、付箋が張られたり、書き込みがされたりしていることがほとんどです。それを担任が確認し、手直しをします。


そして本番の用紙に印刷して、通知表の形にします。

通知表も、再度学年で確認後、教務主任、教頭、校長と回します。最終確認です。

最後は責任を持って校長が押印します。こうしてできあがった通知表はお子さんを通して保護者のみなさんのお手元に届きます。

2年前に北陸地方の中学生の通知表改ざんの件がニュースになりました。「お家の人に良い成績を見せてあげたかった」という気持ちはわかります。誰だって、悪い成績より良い成績の方がうれしいものです。しかし、努力無くして良い成績はありませんし、そもそも学校は自分の弱点を見つけてそれに向き合う、そして克服していく場所です。(と私は思っています。)

弱点があること、弱点が見つかることは恥ずかしいことではありません。残念ながら学期内に克服できることばかりではありませんが、そこに向き合い、取り組めば必ずや成長につながります。そういう意味で、通知表はその時々の結果を表してはいるものの、成長を願うものです。

今、学校では、生活面や学習面での振り返りをしたり、最後のテストをしたりと、2学期のまとめの時期を感じさせるような毎日が続いています。(今日もがんばる子どもたちの様子の写真は本文とは直接関係ありません。)