校長室より

令和5年度 校長室より

修了式(校長室より)

令和5年度の修了式でした。

校長の話では「自分がされていやなことは人にはしない」というたった一つのルールを元に話をしました。

ぶったりけったりの「暴力」、取ったり隠したり壊したり「人の物に勝手に触ること」、悪口陰口の「良くない言葉」この3つにしぼりました。最近は想像力の欠如が話題になることもあり、「自分がされたら」と思いをはせることができないこともあるのかも知れないということも耳にします。そう考えたとき、絶対にみんないやだよねという3つを特に取り上げて話す必要を感じていました。

もちろん、まだまだ小学校に通ってくる子どもたちは下は7歳、上でも12歳というお子ちゃまなので、失敗の連続です。そんな毎日です。ただ、その失敗で相手にケガをさせたり、傷つけてしまったり、いやな思いをさせてしまったら、何よりもまず「ごめんなさい」そして「もうしないよ」そこがスタートです。そんな当たり前のことをきちんと行う、それが大切です。

せっかくしてしまった失敗から学ぶことは大切なことです。同じ失敗は繰り返さない方が良いわけですから。

そんな思いを込めて、子どもたちに話をしました。

それでも日々、子どもたちのたくさんの笑顔に触れた1年でもありました。来年度も同じような日々になるでしょう。みんなで楽しい学校にしていけるよう取り組んでまいります。

1年生から5年生で歌った最後の校歌。元気いっぱいで、聞いていて気持ちよかったです。 

 

保護者のみなさん、地域のみなさん、今年度も本校学校教育にご理解ご協力をいただきありがとうございました。今日で子どもたちの登校はいったん終了です。新学期、元気な子どもたちに会えるのを楽しみにしています。

今年度末、異動される先生方、子どもたちのためにありがとうございました。

桜の花(校長室より)

桜は、その木の一輪目に咲いた花は、その木の最後のつぼみが花開くまで、ずっと咲き続けている。二輪目も三輪目も同じように咲き続ける。だから「満開」という状態が起こる。先に咲いたから、先に散るのではなく、最後までみんなが咲くのを待っている。早い人、遅い人、いろんな人が学校にはいる。みんなも、そんな風に待っていられる、みんなでみんなの成長を喜べる人になってほしい、そんな願いもあって小学校などの学校に植えられているのかも知れない。

 

7年前にお世話になった校長先生が子どもたちにそのようなお話をしていたのを春になると必ず思い出します。

 

1年間、縁あって同じ場所で生活してきた子どもたち。成長もそれぞれ。

ここ数日、気温は、すっかり冬のようです。体調管理に気をつけ、最後まで元気に過ごせますように。

今日の掃除の風景(校長室より)

先週の卒業式の日にはまだ固かった桜のつぼみが、少し膨らんできました。

開花まであとわずかです。

 

今日も3時間授業、掃除をして下校という日程でした。

掃除中には掃除をする、という当たり前のことができる子が増えていて、うれしく思います。

よく働く子が多かった6年生も卒業していきました。引き続き全校で行動をそろえて、綺麗な学校にしていきましょうね。

冬戻る(校長室より)

金曜日から週末、春のような気候が続きましたが、一転して寒風とともに1週間が始まりました。

階段を上がった3階がとても静かです。巣立っていったので当たり前なのですが、6年生の教室には誰もいません。

 

静まりかえった教室に足を踏み入れてみると、金曜日の卒業式の雰囲気そのままの黒板がありました。でも当たり前ですが子どもたちはいません。

 

毎年毎年この時期は同じ気持ちになります。この学校で教えることはもうなくなった卒業生。それぞれの次のステージでの活躍を祈るばかりです。中学校の入学式までの約3週間。新しい生活が始まってしまえば、もうあれこれ考えなくても、自分の日々にきちんと向き合うことでみなさんは中学生になっていくのです。胸をはって進んでください。

 

1年生から5年生は、あと3日ですがまだまだ今の学年でするべきことがあります。

給食はありませんが、当たり前の日常が続きます。まだまだ終わってはいません。学校では今日もみんなしっかりがんばっていました。

 

それぞれの担任の先生のもとで、修了式のその日まで、目の前のするべきことにきっちり向き合って、しっかり成長してほしいです。

 

「真の1年生」「真の2年生」「真の3年生」「真の4年生」「真の5年生」までもう少しです。

第55回卒業証書授与式(校長室より)

春の日差し、春の暖かさの中で、6年生81名が卒業していきました。

笑顔が素敵な一人一人に卒業証書を渡しました。

義務教育9年間のうちの6年間が終わりました。中学が3年間ありますから、修行の期間はもう少し続きます。

勉強も人間関係も壁にぶつかりながらの毎日はこれからも続きます。乗り越えたり、避けたり、ぶち壊したり、どうしようもなくて悩んだり・・・。そんな毎日がみなさんを確実に成長させてくれます。


卒業生のみなさん、改めまして、ご卒業おめでとうございます。みなさんのこれからのさらなるがんばりを期待しています。