令和3年度(R4.4.11まで)

2021年4月の記事一覧

ふわふわ言葉(校長室より)

明治生まれの教育者、森信三氏の有名な言葉で「時を守り、場を清め、礼を正す」というものがあります。

学校には掃除の時間があり、先生方や子どもたちが日々清掃活動に取り組み、自分たちの使っている場所をきれいにしています。(今日は土南タイムというロング昼休みの日で清掃はありませんでしたので、職員トイレを清掃していた事務の房野先生の姿を。房野先生ありがとうございます。)

きれいな場所で子どもを育てることは、とても大切なことだと考えています。
私も先週から少しずつ校舎内のすす払いなどの作業を始めました。
作業をしていると、その姿を見た子どもたちの中の何人かが「校長先生ありがとうございます。」「お疲れ様です」と声をかけてきました。そうやってこちらのしていることに興味をしめし、さらには、感謝の気持ちを素直に表現できることは素晴らしいことだと思います。心が温かくなりました。そして次のようなことを考えました。


学校で「ふわふわ言葉」と「ちくちく言葉」という言葉の使い分けを扱うことがあります。言葉は相手に向かっていくものでもあり、同時に、口にした自分にも向かってくるものです。温かい言葉は温かい気持ちが相手に伝わっていくと同時に、自分の耳にも響きます。冷たい言葉はそういう気持ちが相手に伝わると同時に、自分の耳にも響きます。口にする言葉で自分自身の心も作られていくものなのでしょうね。

3年生が学区巡りをしました。「車に気をつけて歩くんだよ」と声をかけながら見送りました。


自粛の中でのGWが始まります。まずは明日の昭和の日です。感染症予防はもちろんですが、本日午後2時に柏市教育委員会からのメールにもあるように、交通事故等には十分気をつけるように、ご家庭での声かけもよろしくお願いいたします。

今日の4年生(校長室より)

まん延防止等重点措置の期間が続いています。それに伴い、柏市は緊急事態宣言同様のレベル3での対応となっています。学年をまたいでの交流活動は止めています。激しい運動時以外はマスク着用は引き続きです。教室ではできる限り密を避ける気持ちで学習活動は続いています。マスク、手洗い、換気、3密を避ける、がキーワードです。
ご家庭での健康観察、観察票への記入につきましてはご協力感謝いたします。

4年生の教室での様子です。

どのクラスも真面目に学習に取り組んでいます。

低学年、中学年、高学年と3つに分けて考えると真ん中の学年になりますが、学校全体で考えると、真ん中より上の学年。つまりは高学年の仲間入りの1年になります。
小学校で3年間生活して、できるようになってきたこともたくさんある反面、ちょっと苦手だなぁということも増えてきているはずです。それでも、「まずやってみる」ということはとても大切なこと。しかも、真面目にやってみることは大切。先生の話を聞き、ノートをとり・・・。まずはそこ。

4年生の学びの姿を見ていると、「あきらめずにがんばるんだよ」と背中をそっと押してあげたくなるような取り組みぶりです。


使ったタブレットを保管庫に格納する5年生。明日のために充電しながらの保管となります。

あいさつについて(校長室より)

風が冷たい朝でした。
晴天です。
今日も子どもたちが元気に登校してきました。
一日は朝のあいさつから始まります。
子どもたちのあいさつもいろいろです。

「校長先生、おはようございます。」相手の名前をつけてあいさつをする、これが最も丁寧なあいさつであり、数名がこんなあいさつをしており「立派だなぁ」と感心します。

こちらが声をかける前に「おはようございます」と素早く声をかけてくる子どもたちもいます。ほとんどの児童にはこちらから先に声をかけてしまうので、それに呼応して「おはようございます」「おはよう」と返ってきます。「大人には『ございます』までつけて言うんだよ」と声をかけたりもします。
発声も、元気な子、明るい子、丁寧な子、か細い子・・・いろいろです。頭を下げるだけの子もいます。あいさつぐらいできる子であってほしいという大人の願いはあるとして、今、目の前にいる子どもたちのあいさつの姿(習慣)はここまで継続して身につけてきた結果です。(4月19日の「継続は力なり」に積み上げの大切さ、怖さについて書きました。)良い習慣が揺るぎないものとしてその子に残っていくように、そうでない習慣も揺るぎないものとしてその子に残っていきます。簡単に変えることはできません。変化のきっかけは、同じような長い時間での修正かもしれません。本人の気持ちの大きな変化かもしれません。

いずれにしても、あいさつは毎日のこと。今の姿を受け止めつつ、学校・家庭それぞれの場所で良い習慣を積み上げていきたいものですね。



最後の4枚の写真は、本日のある時間にタブレットを使っていた教室での子どもたちの様子です。
柏市ではまず触れてみる、ちょこっと使ってみる、を「ステップ0」と捉えています。
少しずつ、少しずつ・・・。
柏市 ←柏市GIGAスクールリーフレットです。

鉛筆(校長室より)

1年生がひらがなの学習をしています。

お手本を見ながら、一生懸命練習しています。入学して2週間ですが、文字を書く場面がどんどん増えている1年生です。
小学校で鉛筆を使うことの良さについて、カメラマンである小坂仁都美さんのある日のブログを見つけました。リンクを張ります。ぜひご覧になってください。(ご本人から転載許可をいただいています。)↓
そんな理由があったとは!小学校で鉛筆を勧める驚きの医学的根拠 - Hitomi Kosaka Photograph

ある男の子の筆箱です。

削られた長い鉛筆が入っています。おうちの人と準備したのかな。保護者のみなさん、ありがとうございます。

鉛筆は、学習をするための大切な道具なので、1年担任から出ているお手紙にも書いてあるように、毎日筆箱の中身をチェックして、次の日のために準備をお願いします。

一生懸命勉強を続けていくと鉛筆は短くなっていきます。下の写真のように、鉛筆を握ってみて、手に隠れるか隠れないかで、勉強に適しているかどうかの目安にする、と自分が小学生の時に学びました。この写真ではまだ隠れていません。

手に隠れてしまう長さだと、持ちにくく、力も入りにくいものです。お絵かきなど学習以外で大切に使ってください。(キャップなどを使って長く使う手もあります。)

さて、筆箱のチェックをお願いしましたが、子どもたちの持ち物の確認、いったいいつまで?と思われる方もいらっしゃると思います。
ぜひ、良い習慣が身につくまで、関わってあげてください。筆箱で考えると、実際に学年があがるにつれ、中身が少しずつ乱雑になっていきます。
4月19日校長室よりの「継続は力なり1」にも書きましたが、一つのことがきちんと身につくまでは、良いことの積み重ねが必要です。どちらかと言えば保護者の皆さんに、根気がいります。「もう何年生だから」と学年や年齢で線を引かずに、声かけ、手助けをお願いします。


今日は春らしいさわやかな気候でした。
校庭に出るときは、水分を補給し、帽子をかぶって、と呼びかけていますが、遊んでいる子どもたちを見ているといろいろです。


子どもが「かぶらなくても大丈夫」と自己判断をして、結果保健室で長時間休むことになったり、救急搬送されたりした児童を何人も見てきました。

今日はそれほど暑くなかったので大丈夫ですが、一人一人が自分の体を守るという意識を持てるように今後も声をかけていきます。

自分の命は自分で守る(校長室より)

昨日、1年生対象に防犯教室を行いました。
柏警察署生活安全課から梶原さん、西上さん、そして千葉県警察本部生活安全部少年課から山本さんに来校していただきました。
防犯標語として有名な「いかのおすし」
いか・・・ついていかない
の・・・のらない
お・・・おおごえをだす
す・・・すぐにげる
し・・・しらせる
一つ一つ丁寧に解説していただきました。マスクをした上で、大きな声で「たすけて!」の練習もしました。
こんな人に気をつけて、の合い言葉は
「はちみつじまん」
は・・・はなしかけてくる
ち・・・ちかづいてくる
み・・・みつめてくる
つ・・・ついてくる
じ・ま・・・じっと・まっている
ん・・・ん?っとちゅうい
公園で子どもたちが元気に遊んでいる様子を微笑ましく眺めていた人がいたとして、見られている方が「にやにや見ていた人がいた」と話したら、その人は怪しい人と思われてしまいます。そう考えると、我々大人も気をつけないと、子どもたちや地域で誤解されて通報されてしまうことがあるかもしれません。
本校で、4月になってから、下校したはずの児童が帰宅していないというお電話を2件受けました。まっすぐお家に帰ることは基本です。
途中でどこかに行ってしまったら、探す手がかりがありません。学校でも指導を続けますが、お家でも話題にしていただきますようお願い申し上げます。
最後までしっかり話が聞けた1年生でした。「自分の命は自分で守る」ために今日学んだことを生かしてほしいです。