令和3年度(R4.4.11まで)

インフルエンザ流行の頃(校長室より)

寒い日が続いていますが、学校に登校している子供たちは元気に生活を続けています。

インフルエンザが流行したときのことを思い出しています。
朝から何となく調子が良くない子がいる。保健室で熱を測ってみる。明らかに平熱より高い。お迎えをお願いする。午前中の内に、さっき早退した子の席が近い子が、不調を訴えてくる。保健室で様子を見ていると、少しずつ熱が上がって、お迎えをお願いする。休み時間のたびに、クラスの子たちと一緒に手洗いうがいをする。しかし、翌日になると、席が近い子が新たに発熱をして、欠席が増え、その人数や発熱のタイミングを鑑みて、学級閉鎖となる。

濃厚接触者、という考え方がありませんでしたので、その時元気であれば学校で普通に生活をして、不調を訴えればそれに対応するという流れでした。それによって明らかに感染が広がっていく様子を目の当たりにしたわけです。

当時は、今のようにマスクをみんなでするという習慣ではありませんでしたから、あれよあれよという間に広がっていった記憶があります。(もちろん、その年によって、出方は全く違いましたが。)

今は、マスクを日常的にする習慣がしっかりついているので、インフルエンザが流行しているときのような爆発的な感染を本校で感じることは今のところありません。どちらかというと、じわじわ増えているという感じです。

市内での、教職員、児童生徒の感染増加に伴う学級閉鎖等の対応は報道の通りです。いつ、どの学校で同じことが起こっても仕方のない状況だと思います。

朝起きて、なんとなく喉が痛い気がする、なんとなく体が重い気がする、「まさか」と思う日もあります。しかし、気のせいであり「あ、昨日なわとびがんばりすぎたからだな」と原因がはっきりするとホッとする、その後、気にならなければホッとする、そんな日があります。この感染症の数年で、必要以上に心が過敏に反応してしまっているんだろうなあと感じます。心身ともに健康であることは何をするにおいても大切なことです。

1月14日の「校長室より」に書いたことで、繰り返しになりますが、過去にインフルエンザが流行した時に、保護者のみなさんへ出していた手紙に書いた項目です。

1.外からの感染を防ぐため,外出や遊びに行くことなどは控える。特に電車やデパートなど,不特定多数が出入りする場所は避ける。
2.手洗いやうがいを励行する。
3.体力を回復させるため,早めに休養・就寝をさせる。
4.感染を防ぐためにマスクなどの着用を心がける。
5.寒暖の差が激しいので,気温に合わせた衣服の調節をする。
6.体調が悪くなったら,病院に行き,医師からの診断を受ける。

ウイルスによる病気ですから、今、気をつけてほしいことと大きく変わりません。できる対策をとりながら、良い週末になりますように。