校長室より

令和6年度 校長室より

NECグリーンロケッツ(校長室より)

6年生向けでタグラグビーの指導にプロチームのNECグリーンロケッツが来校してくださいました。

マネージャの倉津さん、2名の選手、新井選手、小林選手の3名です。

準備運動を一緒に行い

最初は腰につけたベルトについているタグの取り方を教えてもらいました。

指のけがをしないような工夫があることを知りました。二人一組のゲームでタグの取り合いをしました。

次はチームごとにパスでボールを渡すゲームをしました。

投げ方、受け取り方が難しい形のボールですが一生懸命に取り組みました。

最後は試合形式です。前に投げないルール、陣地の考え方(オフサイド)、タグを取ったら「タグ!!」と大きな声で知らせる・・・など気にしなければならないことがいくつかあり、最初は戸惑う子どもたち。それでも少しずつ動きが良くなっていきました。

基本的には、「タグ!!」という大声が聞こえるまではボールを持った子は走り続ければ良いので、それほど難しいことではないのです。

感想を聞かれて、「楽しかった」という声が聞こえてきました。

最後は、各クラス1つずつ、記念のボールをいただきました。

細かいルールはあるのものの、「ボールを持って走る」というとてもシンプルな運動です。選手のお二人も高校から始めたとおっしゃっていましたが、これをきっかけにラグビーに興味を持つ子もいるでしょう。

 

くらちゃん、みう、こば、ありがとうございました。

週明け(校長室より)

音楽発表会(土曜参観)も終わり、今日から1週間が始まりました。

大きな行事に向かってがんばる姿は色々な場面で見られます。何気ない毎日で、自分のすべきことに取り組む姿も素晴らしいものです。そんな日々が続きます。

登下校、放課後の時間などに、通りがてら他人のお家のものにいたずらをしている子がいるようです。今日、放送でも注意を呼びかけました。お家でもお声かけいただけるとありがたいです。

音楽発表会(校長室より)

音楽発表会を行いました。

この4年間で初めて全校児童を体育館に集めて音楽発表会ができました。

児童会の役員は司会進行や場の準備などを行いました。ご苦労様でした。

 

最初の全校合唱で喉の準備体操。子どもたちの良い歌声が体育館に響きました。

 

5年生。

 1年生。

4年生。 

2年生。 

 3年生。

 そして最後は最高学年の6年生。

それぞれの学年の良さ、学年らしさがよく出ている発表でした。見応えがあり、どの学年もとても素敵でした。

校長の話では、一つの目標に向かって練習してきた合唱・合奏を発表できたことと、それを全校の子どもたちで見合うことができたことがうれしい、という話をしました。子どもたち一人一人が、やるべきことに一生懸命取り組む、そんな姿をこの当日にも見ることができました。

参観してくださった保護者のみなさん。子どもたちの活動を見てくださってありがとうございました。

音楽の窪田先生、担任の先生方、ここまでのご指導お疲れ様でした。ありがとうございました。

次の登校は火曜日です。事故などのない2日間を過ごして、元気に登校してくるのを待っています。

漢字の空書き(校長室より)

2年生の国語の授業です。

漢字の空書きをしている場面でした。「空書きがしっかりできるようになるまで、鉛筆は持たせない」というのは、漢字指導技術の一つです。

空書きには、学習の中に動きを取り入れるという意味もあります。座ったままの学習はつらいですからね。立って空書き、窓の方を向いて空書き、前にいる先生のおなかに空書き・・・。そのバリエーションは先生の発想次第で無限です。先生は、子どもに向かって鏡文字で一緒に空書きしながら、間違えて空書きしている子を発見することもできます。

かつてお世話になった校長先生で、中学国語の先生がいましたが、中学生相手でも空書きは大切だとおっしゃっていたのを思い出します。

どうせ学ぶなら、正しい形を身につけた方が良いのは言うまでもありません。

 

家庭科室では5年生のエプロンづくり。丸つけ隊で来てくださっていたお二人の地域の方のお力も借りました。

 

今日は市内教職員の研修会があり、早帰りでした。

午前中4時間、しっかり勉強しました。

 下校時にふざけたり遊んだりしている児童がいるとの情報があったので、給食の時に「自分がされていやなことは人にはしない」は学校だけのルールではないんだよ、と全校に放送で呼びかけました。事故やトラブルに遭わないように、気をつけて過ごせたかな。 

校内授業研(校長室より)

5年生の算数の授業を通して、校内で研修をしました。

 

講師は、柏市教育委員会指導課指導主事の相澤先生です。

 

今日の課題に一生懸命取り組む前向きな子どもたちの姿が見られました。

 

グループでの意見交換も慣れた感じで、日々の積み上げを感じました。

 

みんな学びに向かってよくがんばりました。

 

放課後は、今日の授業についての協議会を行いました。

相澤先生、ご多用の中、ご指導ありがとうございました。

明日からの算数の授業に生かしていきます。

5年生の先生方、お疲れ様でした。 

教育施設課との打合せ(校長室より)

保健室前にあるキンモクセイが良い香りを漂わせています。

 

今年は暑い日が続いて、例年より香り始めが遅いとの情報もありました。

近づいてみるととても甘い香りです。子どもたち、気づいてるかな。

 

さて、先日、教育施設課からお二人、業者の方お一人、計3名が来校し、校長室で打合せをしました。

来年度以降、約2年間で、土南部小学校は「校舎の外壁、防水改修」を行う計画になっています。

打合せ後に屋上へ行き、改修工事に伴うフェンス等の撤去や新設場所について学校としての考えをお伝えしました。指摘された屋上フェンスをよく見てみると金属部分のさびや腐食など老朽化を感じる箇所が少なくありません。創立56年目ですので、当然のことではあります。

3階の雨漏りもここ数年続いていて、そのたびに手を入れてもらってはいるのですが、また別の場所から、そしてまた別の場所から・・・と続いている状態です。防水に関しては今回は校舎ごと上からかぶせるイメージで改修工事をすることになるのだそうです。

3年生の社会の学習など限られた時間で屋上に出ることはありますが、屋上への扉は常時施錠しており、子どもたちだけで出ることはありません。

改修工事にはたくさんのお金がかかるので、例えば、今、2つの校舎の屋上それぞれにフェンスがありますが、限られたスペースのみ使えるようにフェンスを減らして新設する形になります。西、東のどちらの屋上を生かすかなども学校としての考えをお伝えしました。

改修に伴い、根元等に老朽化が見られる三旗掲揚台も校庭に新設することになりました。

この掲揚台は昭和44年に寄贈されたものであることがわかります。創立当時の地域のみなさんの学校への思いが感じられます。ありがとうございます。

このような施設や、何かしらの思いで植えられた敷地内の木なども、長い年月の中で痛みが進んで、安全面で心配なものが増えています。そういったものは速やかに撤去せざるを得ないことをご理解ください。また、長期にわたる工事の期間は校庭使用の制限が出るなど通常通りにならないことも増えます。

屋上フェンス新設、外壁塗装、三旗掲揚台新設以外の細かい工事内容についても、来年度以降みなさんにもお伝えすることになりますが、子どもたちの学ぶ場所がきれいになるのはとても楽しみですね。

子どもの体力(校長室より)

スポーツ庁が13日に公表した2023年度の体力・運動能力調査。

 

過去のデータと比較した考察が話題になっています。千葉日報でも取り上げられていました。子(2023年度)、親(1993年度)、祖父母(1964年度)と大きく世代で比較すると、握力と50m走は親世代が最も良い、ボール投げは祖父母世代が最も良い、反復横とびは子世代が高い、というような傾向が出たとのこと。

自分が子どもだった50年前と今の子を比較すると、何より「暗くなるまで外で」という姿はなくなっています。それは、より子どもたちの安全について考えるようになったことが理由でしょう。

柏で言えば1981年の痛ましい事件をきっかけに始まったパンザマストにより子どもたちに帰宅をうながすようになりました。学校でもパンザマストを意識させるような安全指導をします。

 

習い事によって子どもたちの放課後の遊び方が変わったこともあるかも知れません。これに関して言えば安全面とも同様に「外で遊べる」物理的な「時間」が減っていることにつながると思います。「場所」も減っています。公園はあっても空き地は確実に減りました。

子どもが自分の気持ちで全力で取り組んだことは必ず大きな力になります。勉強でも、運動でもです。子どもにとってのやる気というのは計り知れない力を持つものです。そういう意味では、なかなか思い切り体を動かして遊ぶ機会は減りました。

 

子どもたちの体力の変化は、子どもたちだけの問題ではないと、こういう調査や比較を目にするたびに思います。世の流れもあるな、仕方ないことだなと。「体力が落ちた落ちた」と騒がないでよと。だからこそ、少しでも元気に遊べるときには体を使って遊んでほしいな、と思います。その結果が、自身の健康のための体力向上につながることを祈りつつ。

SSW(校長室より)

さわやかな青空の下。

 

朝一番で1年生が校外学習に行きました。最高のお天気でしたね。楽しい1日になったかな。

 

さて、今日は職員を一人ご紹介します。

 

SSWの岡本先生です。

 

SSWとはスクールソーシャルワーカーのことです。南部中を拠点として本校にも勤務しています。教室を回って、子どもたちの生活や学習の様子を見たり、子どもたちとお話をしたり、職員と情報共有したり、希望がある保護者の方と面談をしたり、担任と共にお家に伺って話を聞いたりというお仕事をされています。

 

6月にSSWご本人から保護者様宛に出したお手紙の内容を改めて・・・。

 

スクールソーシャルワーカー(以下SSW)ってどんな人?と思っている方は多いと思うので今回は、SSWについてご案内します。

人に話すことで気持ちが楽になることがありますし、自分自身の気持ちの整理をすることもできます。

こんなこと相談していいのかな?心配なこと・困っていることはあるけどどんなことを話したらいいのかな?とわからないときは、わからないことを一緒に整理していく、それがSSW、社会福祉の専門家です。 

①児童・生徒や保護者の心配事を聴いた上で、

②環境への働きかけをおこなったり、

③必要な福祉サービスなどを案内したりします。

福祉サービスについては、人によって、使えるサービスや必要なサービス、サービスを使うタイミングが違います。ご家族だけで、いつ、どこに相談していくのか考えるのは大変なことだと思います。だからこそ、相談できる相談先を案内したり、一緒に現状の確認や整理をさせいただきます。遠慮なく声をかけてください。

 

スクールソーシャルワーカーはもちろんですが、お子さんのことやお子さんとの関わりのことで学校の誰かに話したいというときには、担任、養護教諭、管理職、担任以外にも職員がいます。また、毎日ではありませんがスクールカウンセラーもいます。上記の手紙の本文にもあるように、話すことで気持ちが楽になるということは誰にでも経験があることではないでしょうか。ぜひ遠慮なくお問い合わせください。

6年生(校長室より)

6年生は小学校の子どもたちの中で一番のお兄さんお姉さんです。私は今の6年生が3年生になった時にこの学校に来ました。この子たちと4年目になります。
毎日教室を回って、6年生の子どもたちの様子を見ながら、時々以前のことを思い出します。 

3年生の時、4年生の時、そして昨年度5年生の時。いろいろな場面での子どもたちの姿が思い出されます。 

そして思います。「成長したなあ、人の成長はすごいものだなあ」と。 

小学生となり、それなりに感じ方もいっちょ前になって、ミニ社会である小学校で生活していく中で、たくさんの出来事が起こります。その瞬間その瞬間を切り取ったら、起こらない方が良いのかもと思うような出来事ばかりです。特に対人においてのそれは、もう日常茶飯事です。 

致命的な出来事は全く別ですが、それらは必ず成長の栄養にしていってほしいです。縁あって出会ったクラスメイト、担任との関わりの中で栄養にしてもらわなければ、です。これからの長い人生を「たくましく生き抜いていくために」です。 

子どもたちだけで解決できること、大人のサポートがあって解決できること、いろいろです。学校では教員、ご家庭ではお家の方々、その関わりが大切なのは言うまでもありません。

 

卒業式のその日まで、6年生のこの子たちの小学校生活はあと5ヶ月ちょっとあります。まだまだ成長です。目の前にあることにその子なりに一生懸命取り組みながら、一人一人が真の6年生となって胸をはって次のステップに向かえるように見守り、応援する日々です。

他の学年の子どもたちも同じで成長まっただ中です。まだまだこれから、これからです。

衛生検査(校長室より)

学校薬剤師の辻村先生に給食室等の衛生検査をしていただきました。

給食室の調理場等の環境や、洗浄後の食器類、書類あれこれを見ていただきました。

ちょうど調理場では、今日の給食の後片付けの真っ最中。明日また給食があるので、総出で今日使ったものの洗浄作業が続いていました。慣れた手つきで無駄のない動き、という感じでした。調理員のみなさん、いつもありがとうございます。

辻村先生は、点検すべき箇所を目視します。

下処理室へ移動して、お盆、お皿、お椀などの洗浄がきちんとなされているかチェックをしました。

でんぷん、脂肪が残っていないかを、薬品を使って確かめていきます。

でんぷん用、脂肪用の2種です。

 液体をまんべんなくつけて、色の変化を見ます。材質の劣化によって、ひびなどがあるとそこにもぐり込んだでんぷんや脂肪に薬品が反応することもあるので、その辺りは見極めていただきました。

最後に校長室で書類の点検をしていただきました。

安心安全な給食提供のために、このような点検も行います。

辻村先生、引き続きよろしくお願いいたします。本日もありがとうございました。

プラネタリウム(校長室より)

4年生が白井市のプラネタリウムに行きました。

 

雨でしたが、室内なので問題はありません。

今年は白井のプラネタリムは30周年、全世界においてプラネタリウムは100周年の年なのだそうです。今日は太陽の動き、月の動き、星座、星の動きなどを学びました。

 

説明がわかりやすく、子どもたちに一つ一つ確認しながら進めていただいたので、良い時間になりました。理科の学習の予習にもなりました。

プラネタリウムに行くと、夜空に本来存在する星々の数と、実際に私たちが目にしている星々の数のあまりの違いに驚きます。実際はこんなにあるんだなあ、と。天気がすっきりしない日が続いてるのでなかなか星空が見えませんが、今日学んだことを確かめられるような星空が楽しみですね。

待ち時間に郷土資料室の見学も自由に行いました。隣接する市の歴史に少し触れることができました。

秋の行事(校長室より)

校内音楽発表会の練習が続いています。ついに今日から、本番さながらで体育館を使っての学年練習が始まりました。

6年生の練習から始まりました。最高学年として担任の先生と積み上げてきた日々は価値のあるもので、練習態度、歌声も昨年度5年生だった時のそれとはひと味違う印象をうけます。

見守る担任の先生方の視線から、強い思いも感じられます。

「心を一つに」なんて言い方はよく聞きますが、心は見えませんから、一つにするとしたら「行動」です。何を考えていたとしても、「行動をそろえる」ことに意味があります。みんなと同じことができる、というのは集団生活において大切なことです。3月に真の6年生となるために、担任の先生方と共にがんばってきた6年の子どもたち。ここからの2週間での成長がとても楽しみです。

 

1年生も練習の時間がありました。4月から半年が過ぎ、いろいろな戸惑いもあったかも知れませんが、今、自分のクラス、自分の席で先生の話を聞いたり、ノートをとったりする姿を見ていると、大きな成長を感じます。その子どもたちが、他の学年の子どもたちと同じように、ひな壇での練習を始めました。

 

20年近く前は、子どもたちが程良く成長してきた9月の第一週目に中学校の体育祭があり、やはり9月の第三週目、第四週目あたりに小学校の運動会がありました。学校の行事の中で、準備にたくさんの時間を使うに値する価値がある大きな行事でした。しかし、地球温暖化による残暑から、運動会春開催の流れがあちこちで起こり、入学したばかりの1年生にどこまで求めるのかなど、新たな課題も生まれました。コロナ以降は授業時数確保のために半日開催となったうえに、最近では春の開催も気温に心配という理由から、10月以降開催の学校も出てきています。行事を「いつ行うのか」は大切なポイントでもあります。そういう意味で、この時期に子どもたちの音楽発表会があるのは良いタイミングです。

音楽専科の窪田先生や担任の先生方の指導の下、どの学年も良い発表にしようとがんばっています。この2週間、そして本番が楽しみです。

体調管理に気をつけて取り組ませていきます。ご家庭でも、「朝ご飯」「しっかり睡眠」については引き続きよろしくお願いいたします。

通知票(校長室より)

今日は令和6年度前半の通知票を渡しました。

 

渡す前に、私から子どもたちに放送で次のように話しました。

 

これから担任の先生から通知票を配ってもらいます。

 

今日配る通知票は、今年の4月から9月までのみんなが学校で見せてくれたがんばりについて書いてあります。見せてもらえなかったみなさんの秘めたる力は、先生には見えなかったので書いてありません。

 

がんばったことだけでなく、がんばってほしいことが書いてある場合もあります。よく見てくださいね。

 

受け取ったらきちんとランドセルに入れて、お家に帰るまで出しません。そして、必ずお家の人に見せてください。

 

土曜日、日曜日、病気や交通事故に気をつけて過ごし、また月曜日から学校が始まります。良い力は秘めたままにせず、どんどん学校で見せてください。そうやって、がんばれることを増やす毎日にしてほしいと校長先生は願っています。

 

まずはやってみる、それが2学期にがんばってほしいことです。

 

土日をはさんで令和6年度の後半が始まります。何はともあれ健康であることが一番。そして、「まずやってみる」という気持ちと行動力で進んでいける日々になるよう、子どもたちを応援していきます。

ミシン実習(校長室より)

5年生6年生になると家庭科の授業があります。大人のみなさんも経験済みですね。調理やミシンなどの実習もあります。

この時期、6年生と5年生はどちらもミシンを使った実習を行っています。(写真はミシンを使う前の段階の授業です。しつけのための線を引いています。みんな真剣に取り組んでいました。

5年生はエプロンです。説明書付きのセットを購入しています。

ミシンで縫うところは「わき2ヶ所」「むね上1ヶ所」「すそ1ヶ所」「ひも通し2ヶ所」の6ヶ所で、しつけ、仮縫いなどが終わっていればミシンの使用だけなら5分もあれば終了する作業です。

ところが実際には驚くほど時間がかかるのです。そもそも、ミシンを正しく動かすための手順が初めての人にはなかなかしんどい。上糸をかける順番、かける場所、針に糸を通す向き、下糸ボビンの向き、上糸で下糸を引っ張り出す作業、縫い始めるまでにいくつかの手順があり、一つでも間違えると、正しく動きません。

「先生、ミシンこわれました」なんてあちこちから声がかかって「今行く」と行ってみると糸がからまっている。「ねえ、ボビン逆だよ」「上糸、ここにかかってないよ」のようなことは担任時代の家庭科の授業では常でした。機械は正しく使えば正しく動くようにできているわけですから、使う側の問題がほとんどです。

家庭科のミシン実習では、ミシンの不具合への対応(使い方のミスですが)、けが予防対応などに追われていた記憶があります。自分のクラスではいませんでしたが、けがも見てきました。
そんなことから、いつの時代からか、保護者のみなさんのお力を借りるようになりました。

一人でも多くいてくださることで、技術面、安全面で速やかな子どもたちの活動につながります。Sigfyメールで日時をお知らせしています。お時間がありましたらぜひよろしくお願いいたします。

1年生の音楽の授業でピアニカを弾いている場面にも出くわしましたが、指使いがきちんとできているかを一人で見て回るのには1時間の中ではなかなかできません。今日は1列目と2列目の子どもたち、それ以外の子は次回に、というような工夫をした覚えがあります。こんな時にも人がいたらなあと感じます。

いつもいつもではないのですが、「この瞬間にもう一人いてくれたら・・・」そんな思いになることが授業中にはよくあります。

秋(校長室より)

図書室廊下、季節にあった良い掲示物です。「○○の秋」というような言葉とともに本も展示してあります。

今年も大活躍だった大谷選手の本もありました。

手に取ってパラパラ見ましたが「小さな努力の積み重ねを大切にする」という習慣が身についているんだなあと感じる言葉が目に飛び込んできました。

目次を見て、自分に興味があるところだけ読むのも立派な読書。物語の本にはなじまない読み方ですが。何はともあれ、手に取って見てみないとわからない本の世界。「読書の秋」です。

 

今日、校庭では2学年ずつ、体力テストを行いました。校庭で50m走とソフトボール投げです。昨日関係職員が放課後に校庭にラインを引き、これが消える前に実施するために、午前中のうちに2種目を行うという計画です。

年度の真ん中になり、一人一人さらに力がついてきたところでの体力テスト。力一杯できたかな。「スポーツの秋」です。

 

まだ気温が高めの日もあるようですが、何をするにも、良い季節になりました。

 

1年生が時計の学習をしていました。

昨年度も時計の話を校長室よりで取り上げたことがありますが、針の時計、お家にありますか。

学校は針の時計ですが、家の中を見渡すと時間を教えてくれるデジタル表記のものもあります。

子どもたちは時計の模型で針をくるくる動かしながら、先生が示した時刻とおなじ時刻を示す活動をしていました。隣同士で確かめたりもしながら。

時計の学習は生活と近いものなので、「今○時」「○分後に」「○分間で」などなど、会話の中で使いながら学ぶことができます。いろいろな場面で鍛えていけると身につくのも早くなりそうですね。

缶バッチと土南タイム(校長室より)

継続して学校のためにボランティア活動をしてくださっている方を一目見てわかるように、学校運営協議会予算で缶バッチを作ることにしました。バッチのイラストを子どもたちにお願いしようと、1学期に募集をかけました。

約80のイラストが集まり、先日の学校運営協議会で一つにしぼりました。6年生のイラストです。

 

募集に参加してくれた子どもたち、先生方、ありがとうございました。職員室前廊下に掲示してあります。

 

さて、週に1回、雨が降らなければ、火曜日は土南タイム。通常の掃除の時間も休み時間になるロング昼休みです。

 

教員になっていつごろからだったか覚えていませんが、掃除をカットして昼休みを長くする学校が増えました。

休み時間は昼以外にもいくつかあります。5分休みもあります。次の時間の準備ぐらいをするイメージです。もう少し長くしても良いかな、と思わなくもないのですが、下校時刻が遅くなるのは避けたいところで、今のような形になっています。

私は「休み時間命」の子どもでしたから、長い休みは大歓迎ですが、そういう子ばかりでもありません。 長い休み時間をどのように、誰と過ごすか頭を悩ます子もいるように思います。

ストレス発散、ただただ元気に過ごしたい、大騒ぎしたい、普段話さない子との交流、本当は室内で過ごすことが大好きだけどクラスレクだから仕方なく外遊び、仲良しの友達とおしゃべり、一人で読書・・・。

いずれにしても、この貴重な休み時間が子どもたちにとって有意義なものになってほしと願っての設定です。

 

9月が終わります(校長室より)

9月も最終日となりました。

 

すっかり秋めいた今日この頃。まだまだ気温が高くなる日もありそうですはありますが、活動に制限をかけるような気温にはならなさそうです。

 

子どもたちはいろいろな場面で生きています。学校では授業、休み時間、給食、掃除・・・。また、登下校、放課後でのあれこれ・・・。

成長まっただ中の子どもたちだから、うまく伝えられなくてトラブルになることもある。本当は仲良くしたいのに素直に言えずにけんかになることもある。調子に乗って相手を怒らせたりしてしまうこともある。それこそ、はずみで、その瞬間瞬間に、本当にいろいろなことがいろいろな場面で起こる。

 

大人がそばにいるときもあれば、子どもだけの時もある。大人がそばにいるときのトラブルなら、気づいてあげることができる。必要があれば、関わることもできる。事によっては本人の意思に関係なく関わらなければならないこともある。でもいつもどんな時も必ずしも大人がいるとは限らない。

 

自分たちで解決できればそれは最高。でもうまくいくことばかりではない。そんな時は、大人に知らせてほしい。そこから、解決につながることもある。

 

学校は学校で知り得た情報をお家の方へお伝えします。ご家庭はご家庭で知り得た情報を学校へお伝えください。それを子どもたちの今後に生かしていくために。一緒に考えていきましょう。

 

友達関係は人間関係。「こうしなさい」と言われてできるものばかりではありません。正しいことがわかっていてもできないこともあります。これはおそらく子どもも大人も同じこと。それを踏まえた上で指導を続けます。最後の最後は自分で乗り越えるしかないのだけれど。

さあ、令和6年度も折り返しです。成長につまずきはつきものです。明日からも、失敗、トラブルを恐れず、まずは「やってみる」を大切に過ごしていこう。 

その日に向けて(校長室より)

10月の音楽発表会の練習が主に音楽の時間を使って始まっています。

どの学年も発表時間にして2曲で7分ぐらいでしょうか。

そう考えると、各学年の発表自体はあっという間の出来事といって良いでしょう。
でもその発表のために学校ではできる限りの時間を使って本番に臨みます。一瞬の発表のための準備にはそれなりの時間が必要です。そしてそこにはたくさんのドラマがあります。

誰を指揮者にするか、誰を伴奏者にするか、それだけでもそれなりの労力を使います。気も遣います。職員がやったらどれほど楽に事が進むでしょう。それでも、少しでも子どもたちに活躍の場を、という気持ちで役も選ぶわけです。

本番までの限られた時間で、少しでも子どもたちの頑張りを引き出して、少しでも一人一人が満足のいく発表ができるよう音楽専科を中心に日々取り組んでいきます。子どもたちの活動する姿を楽しみにしていてください。

 

家庭科のミシン実習お手伝いで地域や保護者のみなさんにボランティアを募っています。

子どもたちの安心安全な活動を支えていただきありがとうございます。

Sigfyメールで日時もお示ししていますので、活動できる日がありそうでしたらぜひご参加ください。

昼休み(校長室より)

ぐっと気温が下がった9月下旬。それでも今日は暑くなる予報でした。

久しぶりの「29度」夏日をどのように感じるか楽しみに外に出ました。

 

猛暑、酷暑と言われたあの暑さの後、一度空気が落ち着いた後なので、心地良く感じました。

子どもたちも、とてもうれしそうに外遊びを楽しんでいました。

 

今日、松戸特別支援学校から異校種交流でお見えになった縄﨑先生も、5年1組の子どもたちと元気に外遊びをしていました。

昼休み後に声をかけたところ「とても楽しいです」と素敵な笑顔で応えてくれました。

 10月11月は日照時間が短くなる関係で、安心ホルモンとか幸せホルモンと言われる「セロトニン」の分泌量が落ち、不安な気持ちになる人が増えるなんて話を聞いたことがあります。

小学校時代、教室にいても勉強が苦手で「指されたらどうしよう」とばかり考えていた不安しかなかった私が、それでも学校に行き続けられたのは、きっと外遊びだけは好きだったことで幸せホルモンいっぱいだったのかな、なんて思ったりもします。外遊びについては好き嫌いはあるのでしょうが、太陽の光を浴びることはとても良いことなので おすすめです。

この時期、網や虫かごを持って、虫取りを している子どもたちを目にします。多くの子どもたちは捕まえることまでで完了なので、土も草もなんにも敷かれていないプラスチックの入れ物にたくさん捕まえたバッタなどを入れて喜んでいます。そして数日そのままにしておいたら、入れ物の中では悲しい出来事が起こります。捕まえることが楽しいんだもの、その後のことなんか考えていません。わかるなあ、その気持ち。私もそうでした。

 捕まえた後に、きちんと飼育するところまで興味が続く子に捕まった虫はきっと幸せ。子どもたちの興味はそれぞれですから、どれが正しいとか言えません。捕まえるだけだったり、飼育まで行ったり、いずれの経験も子どもたちの成長にとっての栄養になることには間違いありません。

自然いっぱいの土南部小学校でできる体験を思い切りしてほしいです。

都道府県博士になろう 他(校長室より)

4年生の学習です。

一人一人がタブレットでまとめた、紹介したい都道府県の情報を教室で発表しました。

 

子どもたちが作った資料にも驚きましたが、それを聞いているクラスメイトの姿に驚きました。

 

堂々とはきはき発表できる子もいれば、声が小さい子もいます。英語で話す子もいました。誰が発表していても、静かにその発表に集中し、ある子はうなずき、ある子はメモを取りながら・・・。

 

話を聞いてもらえてる、と話し手が思えることは何より安心感につながります。

 

集団での学習が成立するためのいくつかのルール。その中の「人の話に耳を傾ける」。相手が先生でも友達でも情報を得るために大切な力です。「傾聴」です。安心して身をおき生活し、勉強するための心地よい教室。目指すところです。

 

今の学年になってもうすぐ1年の半分が過ぎます。がんばっている子どもたちがたくさんいることを改めてうれしく思います。

 

今日は、チーバくんが来校しました。2学年ごとに体育館で交流しました。

 

5、6年生が楽しげにダンス交流をしている時間を参観しました。

チーバくんに給食を楽しんでもらうために、子どもたちが大好きなココア揚げパン、千葉県の野菜をたくさん使ったポトフやサラダを用意しました。

おいしく食べてもらえたかな。

チーバくん、チーバくんキャラバン隊のみなさん、ありがとうございました。

三連休が明けて(校長室より)

21日の土曜日に地域の林友会のみなさんに、なかよしジャングルや体育館周りの草刈りをしていただきました。学校運営協議会の西條会長やPTAの中山会長も参加してくださいました。

暑い中での作業となりましたが、こんなにきれいに刈っていただきました。学校は人を育てる場所ですから、少しでもきれいにしておくことは大切なのですが、普段手が回らないところということもあり、とてもうれしいです。

関わってくださったみなさん、ありがとうございました。

 

業間休みの見守り隊、そして日常的に敷地内の草刈りをしてくださってる周管さん、いつもありがとうございます。

 

さて、9月2回目の3連休明け、先週多発した嘔吐による欠席、早退もおさまっています。さらには、暑さもおさまっており、不思議なくらい空気が変わりました。

 

暑さに気を遣わずに、元気に遊ぶ子どもたちです。

 

写真は昼休みの様子です。ボール遊びも、鬼ごっこも、虫取りも、何をしていても気持ちの良い時間でした。

つい数日前まで、気温計とにらめっこしていたのに、今日は楽しげな子どもたちの様子に集中できました。

いつまで続くのだろう、もう暑いのには飽きたと思っていましたが、確実に秋はやってきているようですね。この変化には驚くばかりです。エネルギーの塊である子どもたちが思う存分体を動かせる昼休みは、最も小学校らしい時間だと思います。

先生方も、子どもたちの活動に寄り添い、共に時間を共有してくださり、ありがとうございます。

さあ、いよいよ9月も後半です。年度の折り返しが近づいています。

生まれかわったなかまたち(校長室より)

3年生の図工です。

教室に入ったら「見てー」と見せてくれた子どもたち。興味がわき、見て回りました。

古くなって着なくなった服やタオルなどを使ったものづくり。

子どもたちの発想が大切な、正解のない活動。こういった活動を目にする度に、「子どもらしい」という言葉がうかびます。思い思いに切ったり結んだり・・・。「そうじゃないでしょ。」と言われることのない自由な活動。

でも中には、縛りのない活動だから何をすれば良いかわからない、何をつくれば良いかわからない、といって戸惑いを隠せない子もいるものです。

そんな子にとって、もしこれがお家での一人の活動だったら、「思い浮かばない、やーめた」となるかもしれません。でも教室ならば、友達のを見たりしながらどこかで思い切ってやってみる、そんなことで次に進めることもあります。教室での活動は友達からの刺激を受けるという点で意味があります。

何が完成するかも大切なのでしょうが、そこに行くまでの「気持ちの揺れ」や「制作過程の活動」がとても大切な学習だと感じながら参観しました。良い表情で活動している子が多くいて、見ているこちらもうきうきした気持ちになりました。

 

さて、先日、突然の欠席児童増に注意喚起のメールを流しました。今日、どうなることかと朝から保護者のみなさんからの欠席メールをチェックしました。

嘔吐症状による欠席児童が増えていないことには安心しました。

それでも、他に、腹痛や風邪の症状でお休みしている児童は少なくありません。体調が良くないときは無理をさせることなく病院で受診をしていただくことをお願いいたします。

またまた三連休です。暑さにも注意、体調管理にも注意、交通事故にも注意です。良い週末をお過ごしください。 

第2回学校運営協議会(校長室より)

委員の方々に来ていただき、第2回の会議を行いました。

柏市教育委員会からも事務局としてお二人に来ていただきました。

最初に西條会長あいさつ、そして校長あいさつ。

その後、校内の教室の様子を見ていただきました。

各教室での落ち着いて取り組む子どもたちの姿に感心されていました。

特に、学期はじめなので、各教室の廊下にはってある子どもたちの2学期の目標シートに興味を持ってご覧になっていました。

コミュニティルームに戻っての話し合いでは、環境面、生活面、学習面、安全面でのここまでの取組について情報共有しました。

なかよしジャングルの草刈り、岩石園の管理、休み時間の見守り、丸付け、パトロールなど、活動が継続的に行われていることをありがたく思います。

その後は、1学期に子どもたちから募集した、学校ボランティアのみなさん用の缶バッチデザインを選ぶ作業をしました。

約100のイラストを机の上に並べ、委員のみなさんで確認しました。学校の絵、楽しげな子どもの絵、動物の絵、くじゃくの絵などなど、低学年から高学年まで、心のこもったイラストがたくさんあって、1つに選ぶのに苦労しました。

子どもたちの力作は、このあと準備をして掲示します。イラスト募集に協力してくれた子どもたち、改めて、ありがとう。

委員のみなさん、今日もありがとうございました。引き続き本校のためによろしくお願いいたします。

 

さて、本日sigfyでもお知らせしましたが、今朝急に嘔吐等の症状で、主に低学年で欠席や早退をする児童が増えました。朝、体調が悪い場合は無理な登校を避け、医療機関での受診をよろしくお願いいたします。

熱中症警戒アラートと交通安全(校長室より)

熱中症警戒アラート発令ということで、各昇降口の表示は

この表示です。

今日は運動は禁止です。

さてさて、生活にはめりはりが必要です。ずっと「気をつけ」をしているのはきついから「やすめ」もないと。「やすめ」があるから「気をつけ」が美しいってこともある。

学校生活で言えば、「授業」と「休み時間」。圧倒的に授業の方が長くてたくさんある。学ぶ場所だから当然と言えば当然。だからこそ余計に、休み時間は大切。

ということで、授業をチャイムできちんと終わらせることは職員にお願いしていることの一つ。

 

エネルギーの塊のような子どもたち、外で元気に遊ぶことで、めりはりやけじめのON・OFFのスイッチの切り替えもできるというもの。

 

アラートが出ているときは、外遊びや運動ができず、エネルギーの発散が十分にできないからちょっとかわいそうです。学校生活面でのめりはりが感じられにくいかも。

 

今週末ぐらいから少し気温も落ち着くとの予報です。体育で体を思い切り動かしたり、休み時間に外で元気に過ごしたりする日が来るのが楽しみです。

今日の写真は、授業に真面目に取り組んで自分の課題に向き合う子どもたちの様子です。

どのクラスもよくがんばっています。

 

さて隣の市の小学1年生の交通事故の報道がありました。詳しい状況はわかりませんが、交通事故は子どもでも大人でも誰にでも起こる可能性があることです。

今日、全校に交通安全についての話を放送で呼びかけました。

千葉県警察のこの資料では「7歳」「1,2年生」がキーワードになっています。

写真では見にくいのでPDFファイルもはっておきます。

歩行中のこどもが危ない.pdf

お家での注意喚起資料としてもお役立てください。 

なかよし遊び(校長室より)

2学期最初のなかよし遊びでした。

 

1つのグループに1年生から6年生までの全学年が少しずつ所属します。そしてそれぞれが活動を考え遊びます。これがなかよし遊びです。

 

昨日とは打って変わってまた夏がやってきました。

気温は高く、厳重警戒ではありましたが、個人でできる対策を事前に呼びかけ、活動させました。

 

今日室内活動だったグループは次回11月は校庭へ、今日校庭だったグループは室内へと活動場所は入れ替わります。

 

異年齢活動は子どもたちにとって学びの多い活動です。6年生は貴重なリーダー体験の場でもあります。各グループには担当教員もついていますので、活動のフォローもお願いしてます。

 

 

それぞれのグループで、活動の準備をしたり、遊びの説明をしたり、下学年の活動の様子を見守ったりする6年生の頼もしい姿があちこちで見られました。

 

 

6年生の決めた遊びに楽しげに取り組む下学年の素直な姿勢も見ていて気持ちの良いものでした。

 

20分という短い時間でしたが楽しそうな子どもたちの声が響いた昼休みでした。6年生、お疲れ様でした。

あすチャレ(校長室より)

10日火曜日に、アイススレッジホッケーでバンクーバー2010パラリンピック銀メダリストの馬島誠さんが来校してくださいました。(アイススレッジホッケーとはそりに乗って行うホッケーです。)

6年生対象の出前授業です。

あすチャレ!ジュニアアカデミー」(日本財団パラスポーツサポートセンター主催)とは「あす(明日)へのチャレンジ」の略です。2学期の始業式に「とにかくあきらめずにやってみる」という呼びかけをしたばかりだったので、テーマが近そうで楽しみな気持ちでお迎えしました。

事故により両足に障がいを抱えるようになった馬島さん自身のお話や、「できない」で終わらない、「どうしたらできるか」と工夫することがパラスポーツであるというお話から始まりました。

障がいがあるとかないとかに関わらず「チャレンジしている姿こそが素晴らしい」というメッセージ、「最初から完璧を求めず、やってみて、また考えれば良い」という物事への取り組みの姿勢、どれも馬島さんの内側からうちから出てくる言葉と感じられました。

グループごとに考えたり、クラスでやってみたりする体験活動は、最後の馬島さんから子どもたちへのメッセージともつながっていて、そばで見ていてとても印象的でした。

馬島さんからの、「顔晴る(がんばる)」「感謝」「他喜力(たきりょく)」という辞書には載っていない言葉を使った最後のお話は、子どもたちも真剣に聞き入っており、自らメモを取る姿も印象的でした。

質問コーナー、お礼の言葉、そして最後は集合写真を撮りました。

特別ではない、それこそスーパーマンではない、みんなと同じような普通の小学生だったんだよ、あきらめたくなる気持ちもわかるよ、できないこともあるよ、でもあきらめず、努力、自分のため、前向きにやるんだ、という馬島さんの熱さに触れることができた時間でした。

放課後に、馬島さんにお届けする6年生の感想を見せてもらいました。馬島さんの言葉が子どもたち一人一人の心に残ったのだな、と感じられる文章が多くありました。子どもたちのこれからにつながる良い機会になったと感じています。

馬島さん、貴重な時間をありがとうございました。

体力テスト(校長室より)

今日は千葉県に熱中症警戒アラートが出ていました。

 

体力テストという言葉を聞いて、思い出す種目は「踏み台昇降」。膝より少し高い台に昇っては降りるをひたすら繰り返す種目でした。今はありません。大人のみなさんはどんな種目を思い出しますか。

 

今日は1年生が体力テストの「シャトルラン」という種目の説明を各担任から受けて、うっすら体験をしました。説明だけなら涼しい教室でできますが、実際に現場で動きを確認しないと、実際にはなかなかできません。

 

実際に音を鳴らして、担任の先生が手本を見せました。

今日は、大人も無理せずに。形さえ伝われば大丈夫なので。

今日はアラートが出ていて運動禁止なので、手本後ほんの少し体験しました。実際に計測するときは6年生が一人一人の動きを見て実施します。

 やり方さえわかればもう大丈夫。

水分をしっかりとって休憩です。今日の体育の目的「シャトルランって何?」は果たせました。来週は6年生との練習、本番は再来週です。がんばれ、1年生。 (写真は1年1組の様子です。)

いろいろなもよう(校長室より)

2年生の図工です。1組も2組も同じ時間に行いました。

しゃぼんの泡を使って模様をつくるという活動です。

用意されたいくつかの色の石けん水をつかってあわを作り、それを画用紙にのせていきます。とても楽しそうな活動で、2クラスとも教室のあちこちから明るいうれしそうな声が聞こえていました。

「校長先生、これ何をつくろうとしているか、わかる?」「うーん、魚かな」「うさぎでしたぁ」なんてやりとりもしながら見て回りました。

画用紙を持つ子、あわを作ってのせる子というように2人1組で交代で行っていました。

座学も大切ですが、席を立って手や口などの体を使っての活動を好む子どもはとても多いものです。体を動かすことが大好きですし、図工には国語や算数のように明確な正解がありません。活動するにあたってのルールさえ守れば、誰もが楽しく活動できます。とは言うものの、中には、「自由で良い」ということに抵抗を感じる子もいないわけではないので、殻を破る瞬間まで時間がかかる子もいます。

仮に、この作業中に「失敗した」と感じたとしても、作品が完成するまでにカバーできることもありますし、できあがるまでどんな作品になるかわからないところが面白いところでもあります。前向きに関わってほしいところです。

大切なのは、途中で投げないことです。最後まであきらめずに取り組んでみたら、ものすごい作品ができあがるかも知れません。

一人一人がどんな作品に仕上げていくか、楽しみです。

こぼれたバケツの水を拭いている子たちもいました。子どもが活動すると、いろいろなことが起こります。

 

PTA除草作業(校長室より)

草取りボランティアを募集しての除草作業でした。

ご多用の中、お集まりいただきありがとうございました。

草木がこの夏の期間にも伸び放題で、あちこち自然がいっぱいの状態でした。

気温が高くなる予報でしたが、みなさん完全防備で取り組んでくださいました。

広大な敷地内のあちこちに伸び放題の草木がある状態でしたが、ここは欲張らずに「できる方々で」「できる範囲を」ということで行っていただきました。

元保護者であり、現在南部地区青少協会長でもある西條さんも刈払機を使って作業してくださいました。

みなさんのおかげできれいになりました。ありがとうございました。

新刊展示会など(校長室より)

今週5日間、図書室で「新刊展示会」を行っています。

令和6年度分の市から配当された学校予算のうち、図書購入費が決まっており、その範囲内でどんな本が良いか選んで購入しました。

9類までバランス良くそろっています。

新刊展示会は、みんなにどんな本を購入したかをお知らせする意味があるので、貸し出しはまだです。手に取って眺めてみるだけです。

1冊でも多くの本が子どもたちに触れてもらえますように。

 

さて、毎年、つくし特別支援学校と交流をしています。(コロナ真っ最中の数年は行いませんでした。)今年度も6年生が行います。

 

つくし特別支援学校から古市先生が来てくださいました。体育館での予定でしたが、気温が高かったので、エアコンの効く音楽室で事前説明をしていただきました。

 

交流に向けて、つくし特別支援学校をクイズで紹介してもらったり、交流にあたっての意義や目的などを教えていただいたりしました。

今年も良い交流ができるよう準備を進めていきます。古市先生、本日は事前説明ありがとうございました。

気温上昇(校長室より)

気温上昇予報が出ていたので、2・3時間目予定だった2年生の学区探検は少しでも涼しい1・2時間目に前倒ししました。日中のWBGTは大変流動的で、厳重警戒の範囲を行ったり来たりでした。

「危険」の領域になると、学校では運動を中止しているので、外では遊べません。

継続的に気温計を見ていた限りでは「危険」にはなりませんでしたが、業間休み前には水分補給を全校に呼びかけ、昼休み前には水分補給と外遊び時の帽子着用を呼びかけました。

先生方にも帽子を着用するよう呼びかけました。

自分で判断してできれば一番良いのですが、遊びとなると多くの子が遊びのことしか考えなくなっってしまうので放送で呼びかけをしているわけです。

今日の大谷グローブの1年生3人組もちゃんとかぶっています。えらいぞ。

みんな放送を聞いて行動できているね。

こうやって「安全に」を心がけて過ごすことで、熱中症は必ず防げます。

写真の中の子どもたちはみな帽子を着用して安全に気をつけながら遊んでいます。しかし、放送で呼びかけても、かぶらずに外に出てくる子どもたちもいました。

「校長先生、○年生が帽子をかぶらずに遊んでいます。」と教えてくれる子もいました。「おお、本当だ。ありがとう、注意は先生がするから、君らは遊んでいなさーい」「はーい」のようなやりとりも数回ありました。子ども同士で注意をするとトラブルが生まれることもあるので、こんな時は大人がきちんと仕切らないといけません。

かぶってない子に声をかけると、しぶしぶ校舎内に入って行きます。

かぶらない子たちは、「危険」「安全」を自分たちで判断しているのかも知れませんが、久しぶりの暑い昼休みなのでこちらで管理しています。9月とは思えない残暑との予報も出ているので、引き続き気温計とにらめっこしながら子どもたちの活動について考えていきます。

明日も暑いようです。良い週末をお過ごしください。

避難訓練(校長室より)

訓練です。地震、それに伴う理科室からの出火を想定して行いました。

各クラス机の下にもぐり、頭を守る一次避難を行った後、出火現場を避けながらの二次避難で校庭に集まりました。

余計な話し声など聞こえず、素早い行動ができていました。

たまたま今年は元旦に地震が起きたので、気にしながら生活しています。だからと言って「今起こるかもしれない」といつもびくびくしていても仕方ありません。「いつ起こるかわからないものだから、起こったときにあわてない」という心構えが必要です。

校長の話の中で、日頃から先生の話や放送に耳を傾ける努力をしてほしい、と子どもたちに伝えました。学校にいるときは、必ず大人がいますので、その指示を信じて行動することになります。もちろん、大人がしっかり判断することが前提です。

避難訓練終了後、他の学年が校舎に向かっているとき、4年生が訓練を受けての振り返りをしていました。

同じ昇降口を使用する1年生との混雑を避けるための待ち時間で、伝えたいことがあったのでしょう。主任の先生が子どもたちに語りかけていました。

短い時間でも、その瞬間をのがさず自分の言葉で伝える、とても大切なことです。

 

その後の業間休みに外で元気に遊ぶ子どもたちの様子です。

休み時間は切り替え切り替え。たくさん遊んでね。

まだこの先、熱中症警戒アラートが出ることもあるでしょう。遊べるうちに遊んでおこう。それにしても、1年中短縄跳びをしている高学年児童がいますが、上達しています。継続は力なりです。

縄跳びも鉄棒も「好きこそ物の上手なれ」です。

短縮最終日(校長室より)

給食が始まって2日目。新学期3日目。今日まで短縮日課でした。

 

各クラスで、2学期の生活がゆっくりスタートしています。

 

約70日の1学期の後、約40日の長い夏休み。すっかりリセットされているのでは、というこちらの心配もよそに、さすが環境に順応できる子どもたち。学校生活の波に乗っています。さすがです。

 

2学期は今の学年での充実期。担任や学年の先生とのやりとり、友達同士のやりとり、自分からの関わり方で、学校生活を充実したものにしていってほしい、そんな願いを持って教室を回りました。

 

学期初めのこの時期に、がんばって学習に取り組む子どもたちの姿を見ることができてとてもうれしいです。「まずは、やってみる」そんな姿勢で前向きに、真面目に取り組むことは素敵なことです。

始業式で話したとおり、やってもできないこともある、がんばってもできないこともある、でも、だからと言って、最初からやらなければ何もできるようにはならない。

まずやってみる、そうすれば見つかることもあるし、次につながることもある。その姿勢でがんばる子どもたちを応援していきます。明日からいよいよ通常日課です。 

3階の床(校長室より)

夏休み期間中に3階の4年生教室前廊下の床をPタイルから長尺シートに替える工事をしていただきました。

タイルは、はがれたり、かけたりすると見た目も良くない上に段差も生まれ安全面で心配もあったので、かねてより教育委員会学校施設課へは要望を出していたのですが、この度、実施となりました。

とてもきれいで明るくなりました。よし、がんばろう、という気持ちになる子どももいるのではないでしょうか。

お金のかかることですし、柏市内の多くの校舎が老朽化に伴い様々な課題を抱えているため、一気にうちだけ直してというわけにはいかないので、まずは3階。きれいにしていただきありがとうございました。

 

さて2学期の2日目。自分のめあてを決めたり、席替えをしたり、係を決めたり、身体測定があったりと学期初めらしい動きの中で、各クラススタートしています。

今日、明日は少し気温も下がり、過ごしやすかったです。気温差で体調を崩さないように気をつけて過ごしたいですね。

しっかり食べて、しっかり休む、そうやって暑いと言われている残暑も乗り越えていきましょう。

2学期スタート(校長室より)

晴天で新学期初日を迎えられてほっとしました。

青空の下、良いスタートになりました。ただ、体育館での始業式はなかなかの蒸し暑さでした。

 

9月に元気に会おう、と子どもたちに伝えた終業式から44日の休みがありました。今日、久しぶりに子どもたちの顔を見ることができて、とてもうれしい気持ちになりました。

校長の話です。

校長室のドアにずっとはってある「やる気はやることで生まれる」という掲示物。

1年前の2学期の始業式で話したことです。「やる気が出ない」「やる気にならない」ということはよくあることだけれど、「やる」「行動する」ことで「やる気は生まれる」んだよ。

この夏、見た人もたくさんいるだろうけど、「オリンピック」あったよね。

相当準備を積み重ねてきた人たちが集まって競う場所。力のある人たちがどんなにがんばってやってきたとしても、望んだ結果にむずびつかないことはある。

みんなだって、がんばってやってみてもうまくいかないことや、できないこともあると思うよ。

それでも、一つだけ言えることは、「自分でやらなければ何もできるようにはならない」ということ。

やってもできないこともたくさんあるだろうけど、最初からあきらめずに「やってみる」姿勢で2学期もがんばろう。

 

2学期から曜日限定で来てくださることになった新しい先生の紹介をしました。

 

伊佐治先生です。過去に本校に勤務していた経験のある先生です。

生徒指導の田地野先生からは9月の生活の話。

最後に全校で校歌を歌いました。

 

式の後、6年生だけ体育館に残りました。ミニ学年集会です。それぞれの担任から、6年生全体へのメッセージが伝えられました。

話の内容は省略しますが、とても良い態度で話を聞いている子がたくさんいるように見えました。

 

校舎内では、黒板に先生方から子どもたちへのメッセージが書かれている教室もありました。

改めてのスタート、という感じがして、「2学期、がんばるぞ」という気持ちがさらに強くなった子もいるのではないかな。

改めまして、2学期が始まりました。保護者のみなさん、地域のみなさん、本校学校教育への変わらぬご理解ご協力をお願いいたします。

8月になりました(校長室より)

8月が始まりました。夏本番です。と言っても、暑さはずっと続いています。

子どもたち、保護者のみなさん、お元気ですか。

校舎前のひまわりもぐんぐん大きくなっています。

まだまだ暑さは続くようですので健康管理には十分気をつけてお過ごしください。

 

さてプチ情報です。先日、他学校の校長先生からすすめられてこの本を購入しました。たくさんの子どもたちを診てくださっている小児科の先生が書かれた本です。

 

発達障害と間違われる子どもたち」の改善への一歩として現在の生活の見直し、特に「睡眠」それも「早起きを習慣づける」ことの大切さが書かれています。

 

日頃のお子さんの様子で気になることがある場合は、発達障害?の前に、まず「睡眠」をキーワードにお子さんの生活スタイルを振り返ってみたり、この夏休みを良い機会と捉えて、お家の方も一緒に「早起き」からスタートする日々にチャレンジしてみるのもよいことです。

また大変読みやすい本ですので一読をおすすめします。

終業式(校長室より)

1学期の終業式です。

校長の話では、1学期の生活を子どもたちに簡単に振り返ってもらいました。

校舎内や休み時間の様子で、みんなが元気に楽しく生活している様子をたくさん見てきました。それでも先生の見ていないところでどうだったのかまではわかりません。1人1人振り返ってみましょう。

暴力、人のものに勝手に触る、いやなことを言う、これはどれも自分がされたらいやなこと。だから人にはしない。「できたかな」

でも、みんなまだまだお子ちゃまだから、ついついしてしまうこともある、言ってしまうこともある。そんな時は、あやまる。許してもらえないかもしれないけどあやまる。それがスタート。「できたかな」

家に帰るまでが遠足、って言うけど、仲直りするまでが子どものけんか、とも言う。2学期も「みんなでつくる楽しい学校」を目指して行こう。

その前に夏休み。次の生活の話をしっかり聞いて、全員で9月2日にまたこの体育館で元気に会おう。

そんな話をしました。

 

生活の話では、田地野先生がつくったクイズでいくつかのことの確認をしました。

「○○の貸し借りをしない」の○○を考えさせる問題では、「タブレット」「お金」など、いくつかが子どもたちから出ました。答えは「ぜんぶ」でした。「これ貸していいのかな」と自分の中で疑問に思ったならそれは貸さない方が良い、という説明でした。物の貸し借りはトラブルの元です。子どもの判断で行わないでほしい、という願いを込めて子どもたちに伝えました。

 

その後に、地域でパトロールをしてくださっている方々の紹介をさせていただきました。

「安全に気をつけてほしい、元気がもらえるのであいさつをしてほしい」という、子どもたちへのお願いが、小野寺さんからの代表あいさつで伝えられました。

みなさん、いつも子どもたちの見守りありがとうございます。

校歌をみんなで歌いました。

気温の高い体育館でしたが、できるだけ短時間で終わるよう進めました。目の前で話をする、話を聞くというのは大切なことで、それができて良かったです。みんな最後までしっかり聞けましたね。

1学期が終わります。同じことの繰り返しになりますが、多くの子どもたちが生活している場所なので、いろいろなことが起こります。起こりました。それが学校です。そういうたくさんの出来事で子どもたちは学び、成長しています、成長していきます。良いこともそうでないことも学びにつなげ、自分の力で乗り越えていけるよう、身近な大人として関わりを続けてまいりましょう。

改めまして、保護者のみなさん、地域のみなさん、令和6年度1学期、本校学校教育へのご理解ご協力につきまして感謝申し上げます。ありがとうございました。43日間、子どもたちをご家庭、地域にお返しいたします。暑い夏になるとの予報が出ています。健康に気をつけ、事故のない日々を過ごせますように祈っています。

(学校ホームページは9月2日から更新を始める予定です。) 

1学期給食最終(校長室より)

1学期の給食最終日でした。

ちなみに、校長室での給食は「検食」といって、「子どもたちの摂食開始時間の30分前までに行う」という決まりがあり、子どもたちより先に食べます。量は、6年生の標準の量でお願いしています。プチ情報です。

夏休みになって、子どもたちが家で過ごす時間が増え「一番手がかかるのは食事の準備である」という話は保護者のみなさんの声として昔からよく聞こえてきたものの一つです。

 

さっき食べたと思ったらもう昼ご飯。そして、もう夜ご飯。こんな感じですよね。

 

献立を考えるのも一仕事。せっかくですから、おいしく全部食べてほしいですね。

 

 

さて、給食は、栄養士が立てた献立をもとに調理員さんがつくります。もちろん、子どもたちにとって大好きなものばかりが提供されるわけではありません。

 

それでも、笑顔で元気にもりもり食べている姿を見ると、生きる力、エネルギーを感じます。

 

「いただきます」の直後に自分の分を減らしに並ぶ、魚や野菜などに苦手意識がある子も、「苦手だけど食べる」という意識で食に向き合えたらよいのになあと思います。学校では、無理強いはできませんし、しません。健康な体づくりにつながる大切なことなので、食べてほしいなあと気にはしています。

 

1学期の給食は今日で終わりますが、暑さにも負けないようにしっかり食べて酷暑と言われている夏を乗り越えられますように。

 

 

調理員のみなさん、栄養士の西田先生。1学期、栄養満点のおいしい給食ありがとうございました。

 

 

さて、給食は保護者のみなさんや我々教職員の支払う給食費でその全てをまかなっています。(今年度は給食費の補助が市から出ています。)

あるところに全校児童2名の学校があったとします。一人あたりの給食費を336円とすると、きちんと納入されれば、672円で2人分の食材を用意し、1人336円分の給食を食べることができます。

しかしもし、何かの事情で、Bさんの給食費が納入されなかったらどうなるでしょう。

2人で336円しかありませんから、この金額で買える食材で給食を作り、2人分にしなければなりません。つまり1人あたり168円となります。

予定していたデザートが減るかも知れません。一人分の量が減るかも知れません。どこかにしわ寄せが生まれます。栄養士の先生が、必要な栄養価を計算しながら毎月の献立を作成し、材料を発注し、毎日調理員さんが給食を作っています。給食費の納入が数名でも滞れば、上のようなことが起こります。調整しようにも、食材を購入するお金が足りなければ、当然しわ寄せは起こります。それは、子どもたちの1人1人の給食に直接関わってきます。給食費を初めとする校納金につきましては、引き続きのご協力をお願い申し上げます。

成長(校長室より)

きれいな花をつけている1年生の朝顔。

 

しっかりと実をつけている2年生の野菜。

 

どちらも種や苗から育てたものです。同じ日に土に植えても、その後の生長には差がありました。朝顔で言えば、「いっせいのせっ」で芽が出たわけではありません。なかなか発芽しなかった鉢を子はやきもきしたことでしょう。それでも、毎日水をやり続けることで芽が出て、いつの間にか大きくなって花が咲きました。

 

4月に小学校に入学した1年生も1学期という期間で成長を続けてきました。4月2日生まれから翌年の4月1日生まれの子どもたちが同じ教室で過ごすのが日本の教育の形ですから、スタートから何かしらの差はあってもおかしくはありません。そして、同じ教室の中で過ごしていても、その成長には差があります。これについては他の学年も同様です。

 

(昨年度7月、朝日新聞で「早生まれは損?」という特集が3週にわたってありました。3月25日生まれの私は、それを読んでそれなりに衝撃を受けました。自分自身も、小学校、中学校での周りとの学習や運動における他の子との成長の差をおぼろげながら感じていたからです。もちろん、生まれ月で全てが決まるわけではないことは言うまでもありません。)

 

そして、少なからず差がある子ども集団に1人ずつ関わる担任。経験年数や教育観に違いがある先生が担任として1年間子どもたちに関わります。当然、クラスごとに雰囲気に違いがでます。それは当然のことです。大人も子どももみんな違うわけですから。

そんなたくさんの人が、教室という場で、日々生活を通して成長していく、それが学校です。

この4ヶ月もたくさんの出来事がありました。成長途中の子どもたちですから、ぶつかることもあります。友達との関わり方がわからず、適切ではない声かけでいさかいになることもあります。でもそれを栄養としてさらに成長してほしいし、大人の助けを借りながら自分で乗り越える術も身につけていってほしいと願っています。

1学期も残りわずか。みんなそれぞれ1人1人のペースでの成長を最後の最後まで望みつつ、学校、ご家庭それぞれの場所で子どもたちに関わっていきましょう。

 

(ちなみに、先の朝日新聞の特集の最後に、届けたいメッセージとしてあった言葉は「成長発達を長い目で見守りましょう」でした。当たり前のことであり、大切なことですね。) 

プール指導(校長室より)

柏市では数年前から外部委託が進んでいますが、小学校が42校あるので、うちの学校はまだ対象になっていません。プール指導はコロナ期間は中止していましたが、昨年度から再開しました。ただ、内容としては安全指導を目的として「各学年2回」と回数を制限して行いました。

 

今年度も同様の目的として各学年2回行う予定で計画しました。

PTA役員の方からの紹介もあり、お金はかかりますが、リフレッシュプラザのプールにてプール指導を行えることになりました。ありがとうございます。

今日、1年生の指導の様子を見学させていただきました。約8名のコーチが、5、6グループに分かれた子どもたち相手に、入水して指導に当たってくださっていました。教職員も入水ができるように準備はしていますが、基本的には指導していただいています。コーチのみなさんは、普段リフレッシュプラザで開催している水泳教室を担当している方々なのだそうです。

 

学校での水泳指導は、梅雨時にスタートであり、強い日差し、適正な水温気温・水質管理、水中やプールサイドでの安全面での配慮などなど、いくつもの条件をクリアした上で行ってきました。プール管理における給排水でのミスによる過剰な水道料金発生や指導中の事故などが報道で扱われることもあります。

 

今回、徒歩で行ける室内のプールで行うことで、今まで気にしていたあれこれを気にする必要がなくなりました。安全に子どもたちがプールで学べることが本当にありがたいです。

 

グループに分かれた子どもたちは、それぞれの場所で、元気に水泳指導に参加していました。とても楽しそうな様子が見られました。

 

リフレッシュプラザのみなさん、ありがとうございます。9月まで続きます。よろしくお願いいたします。

自分の身を守る(校長室より)

1学期の振り返りをしているクラスがありました。

もうそんな時期です。どんな1学期になったかな。

できたことは引き続き、そして課題は2学期にまたがんばってみよう。

 

「自分がされていやなことは人にも言わない、しない」をたった一つのルールに掲げてはいるものの、学校の内外では本当にたくさんのことが起こります。

 

大人の世界でも「今日は全国で○○が一件もありませんでしたので夜のニュースはありません。音楽をお楽しみください♪」なんて日はありません。良いこともそうでないこともたくさんのニュースが毎日毎日報道されるぐらいです。となれば、絶賛成長途中の子どもたちなのですから「何かあって当たり前」ぐらいの気持ちでいないと務まりません。

 

さて、いろんなことが起こる中で、自分の身を守るためにできることとして、例えば交通安全に関することであれば、歩道を歩く、右側を歩く、前を向いて歩く、飛び出さない、青信号でも周りをよく見る、自転車で横断歩道を渡るときはおりて押すなど、いくらでもできることはあります。

 

また、例えば、友達関係に関することで自分の身を守るためにできることは、悪口を言わない、挑発しない、ぶたない、蹴らない、押さない、危なそうなことには近づかない、何かしてしまったらすぐに心を込めてあやまる、自分にピンチが訪れたら近くの信頼できる大人に助けを求める、などなどがあります。

 

いけないとわかっていてもしてしまうことは、大人も子どもも関係ありませんが、子どもの世界ではよくあることです。学校でもお家でも、やってはいけないことをどんどんやるようにすすめるはずはありません。学校ではだめなものはだめ、と伝えています。お家でもそうですよね。

 

それでもやってしまう、そんなことでのトラブルが毎日毎日学校の中でも外でも起こるわけです。

 学校で先生に言われたから即改善、お家でお家の人に言われたから即改善となれば良いのですが、なかなか思うように行きません。「わかっちゃいるけどやめられない」昭和の歌でそんな歌詞の歌がありますがまさにそれ。

 

そんな子どもを前にしたら大人は根気よく伝えるなど関わっていくことをあきらめずに続けるしかありませんし、子どもは、事故にあったり、けがをしたり、怒られたりしないように自分の身を守るために自分でできることを身につけていくことが大切です。

 たくさんのトラブルが子どもたちの成長の栄養になるように、また、子どもたちが自分自身で困難を乗り越えていけるように周りにいる大人として子どもたちに関わっていきたいですね。

 

7月10日から19日まで千葉県「夏の交通安全運動」期間中です。

「身につけよう 交通ルールとヘルメット」

 

自分の身は自分で守る。

さて3連休です。地域のイベントもあります。交通事故、お金のトラブルなどにあわないように気をつけながら楽しい3日間にしていきましょう。

(写真は、朝からの雨のため外で思い切り体を動かすことができない金曜日に落ち着いてがんばる子どもたちの様子で、本文の内容と直接関係はありません。)

元気な姿(校長室より)

蒸し暑さは相変わらずでしたが、熱中症警戒アラートの発表はなかったので、久しぶりの体育、外遊びとなりました。

「やっとだよ」「楽しかったあ」という子どもたちの心からの声も聞こえました。

勉強するときは勉強する、遊ぶときは遊ぶ、めりはりのある生活はとても大切です。

子どもたちと外で活動する先生方の姿も素敵です。

「遊びは学び」です。大きな空の下でたくさん遊んでほしいです。

1学期の最後まで、この元気な姿が見られるとうれしいのですが、お天気、気温には十分気をつけながら進めていきます。

4年リサイクルプラザ見学

4年生が社会科見学でリサイクルプラザに行きました。

ここにはリサイクルされるカン、ビン、ペットボトル、紙類などが運ばれてきてそれぞれ次の過程のための処理をします。

 

また、3Rについて講座などを開き、学んだり、つくったりという活動もしている場所です。

 

「リサイクルについて説明を聞く活動」と「工場見学」をグループに分かれて交代で行いました。

工場見学では、各家庭から運ばれてきた資源ごみがどのような流れで進んでいくのかを実際に見ることができました。人が手作業で行っているところを見たり、音やにおいも感じたりしながらの見学でした。

ビンやカンなどに分別することの大切さだけでなく、中身を空にしたり、きれいにしたりすることでリサイクルがスムーズにできることも知ることができました。きれいにしてからの分別にご協力お願いします、と所員の方から子どもたちに願いが伝えられました。

環境のためにも、気をつけていきたいことです。良い勉強ができましたね。

第1回授業研究(校長室より)

令和6年度の最初の研究授業は1年1組です。

 

指導は柏市教育委員会指導課指導主事相澤先生です。

 

「わかった」「できた」を大切に授業をつくっていこうという主題をたて、職員全員で参観し、学んでいきます。

 

たくさんの先生方に見られるという、普段、先生と授業している教室の雰囲気とは違って子どもたちは緊張したかも知れません。

入学して3ヶ月の子どもたちが、初めての「何かの何個分」を使って長さ比べをする授業です。

紙テープで計りとって比べるのとはまた違う作業です。最初戸惑っていた子たちも短い時間でよく集中して学習に取り組みました。

1年1組のみんな、ご苦労様、よくがんばりました。平野先生を初めとして1年生の先生方、準備も含めてお疲れ様でした。

 

放課後は、職員の学びを深めるための協議会を行いました。

相澤先生からのご指導もいただきました。

明日からの各クラスでの授業に生かしていきます。相澤先生ありがとうございました。

昨日は七夕(校長室より)

昨日は七夕でしたね。

笹飾りに、願い事を書いた短冊をかざりましたか。

願いを叶えるためには、それなりのエネルギーが必要ですが、何より「自分の願いを知る」ということが全てのスタートなので、それを表明することは大切なことだなと短冊を見ていて思います。

学期の初めに目標やめあてを書くのも「自分の思いを客観的に知る」という意味では同じです。

ただ待っているだけで良い願い、努力でつかむ願い、いろいろあります。願いが叶いますように。

 

今日から、夏休みの図書の貸し出しが始まりました。

暑い外で過ごすことができないときは、学校の図書室や市の図書館で借りた本を涼しい部屋で読むという過ごし方も良いですね。

この夏、本との良い出会いができますように。

アラートは続く(校長室より)

昨日から引き続きの熱中症警戒アラート発表です。昨日、下校時に「梅雨はどうしたんだー」と口にしている子がいましたが、本当にその通り。雨も少なく、すでに夏本番の気候です。

とは言え、朝のうちの校庭はまだ厳重警戒レベルでした。

 

今日予定していた2年生の学区探検は延期にしました。運動をするわけではなく、水分補給や帽子着用などの対策は講じられますが、予備日もありますし無理して行う必要はないという判断です。

 

5年生のボールスローは、1人当たりの運動量が少なく、すぐに終わることから、待ち時間を長くしないように気をつけながら午前中の早いうちに実施しました。

 

 

さてさて、「熱中症にならないために」というキーワードで対策を調べてみると、その中に「規則正しい食生活を」ということがあります。食事は健康な体づくりのために大切なのは言うまでもありませんが、基本的な熱中症対策にもなるとのこと。

 

というわけで「食」、今日の給食の様子です。

 

 先日、「好き嫌いはあって良い、嫌いでも食べるところがえらい、ってこの前じいじにほめられた。」と話しにきた子がいました。どの栄養がどの成長に影響してくるかを考えると、「とりあえず食べておく」「なんでも食べることができる」のは強みになるかなと個人的には思います。

 

もちろん、食事は楽しいものであってほしいので、学校では無理強いはできませんし、しません。

楽しそうにおいしそうに食べてます。

よく食べ、よく動き、よく休み、健康で暑さに負けない体をつくっていこう。

熱中症警戒アラート(校長室より)

今日、明日は昨日以上の気温となるとの予報通り、朝からなかなかの気温でした。

 

熱中症警戒アラートも出ていたので、外及び体育館での体育の中止、休み時間は室内で過ごす、という措置をとりました。この件については朝のうちに全校に「こまめな水分補給を」とともに放送で呼びかけました。

とは言え、冷房の効いている教室での適度な運動はオッケーです。

 

午前中、早い時間は体育館もそれほど暑くなかったので、体育以外の活動はもちろんオッケーです。

3年生が風で動く車を一生懸命に仰いで動かしていました。

 

もちろん水筒持参で水分補給しながらの活動でした。

 

熱中症は防げる病気であると言われています。対策をしっかり取り、活動させていきます。過去にいた学校で、救急搬送した高学年の子の水筒の水はほとんど減っていなかったという例があります。水分は特に大切な季節がやってきています。

下校後に外で遊ぶときもこまめな水分補給を心がけて、帽子をかぶり、体調管理に気をつけるよう声かけをしてください。

 

活動の写真を取り損ねましたが、今日は朝から2年生が給食のトウモロコシの皮むき、ひげ取りをしました。

きれいにできましたね。ありがとう。全校みんなでおいしくいただきました。

暑い日が続きます(校長室より)

肌にまとわりつくような暑さを感じる日が続いています。

 

明日はさらに気温が上がるとか。

室内はエアコンをつけていますので割に快適です。換気のために窓を開けていると外の暖かい空気が入ってくるので、室温も上がります。

 

また、気温は感じ方に個人差がありますし、教室の席の場所によっては感じ方も違います。適温にするのは中々難しいです。

そんな中でも子どもたちはよく頑張っています。ただ、学級の空気にも慣れてきたこの時期、この数々の写真に写っていないところで、歩いたり、寝転んだり、座り込んだりという子もちらほらいます。

そういう子の気持ちはわからなくもないのですが、「ちょっとがんばればできることはがんばってほしい」という思いはあるので、私も教室で声をかけることがあります。担任だけでなくいろいろな先生の関わりの中で過ごしながら成長してほしいです。

 

給食後、下校です。気温が上がっていました。

暑さに気をつけて良い午後を過ごしてくださいね。

今日のあれこれ(校長室より)

学校における働き方改革の目的は、先生方が本来するべきである「子どもに向き合う時間の確保」「授業準備のための時間の確保」のためです。

 

地域の方々にお願いしている丸付けがその一端を担うものになったら、という願いでコミュニティスクールの取組として行っています。

 

今年度は火曜、金曜で行っています。

今日は丸付けのかたわらで七夕の笹飾りを設置してくださいました。季節感のあるものを飾ってくださるのもありがたいです。いつもありがとうございます。

 

今日は5年生と3年生がリフレッシュプラザでプール指導でした。

5年生がとても良い表情で学校に戻ってきました。

 

蒸し暑い中でしたが、業間休みにいつもと変わりなく元気に外遊びする子どもたちの姿がありました。

暑さによっては制限をかけて、熱中症に気をつけながら活動させます。

今週は昼休みがないので、業間休みは子どもたちにとっては貴重な休憩時間です。

1年生の朝顔もきれいに咲き始めました。

習ったことは使うことで身につく(校長室より)

7月が始まりました。大変蒸し暑い一日でした。

教室を回っていたら、5年生のある男子が「あっ、校長先生がいらっしゃった」と声をかけてきました。いつもなら「あっ、校長先生だ」ぐらいなのですが、明らかにいつもの言葉遣いと違うので「敬語、習ったのかな」とたずねると、「はい」と答えました。

「習ったことを使ってみるって大事だよ」と声をかけてその場を離れました。チャレンジ精神による素晴らしい行動に触れました。

そのまま別の5年生の教室に顔を出すと、ちょうど国語で敬語の学習をしていました。

尊敬語、謙譲語、丁寧語。

へりくだるという意味、それを使う状況がよくわからず苦しんだ少年時代の自分を思い出します。

 

担任時代は、教えてすぐの1週間を「敬語週間」としてわざわざ使わせる、なんて取組をしたことも懐かしく思い出します。

学校で習ったことは使わないと身につきません。例えば、せっかく漢字を習って、書ける字なのに、使わずにひらがなで書いていては、いつまでも身につかないのと同じです

 

間違っても良いから、どんどん使ってみる。そして、間違いを直していく、こういう流れが敬語を身につけるためには必要です。ぜひ色々な場面で意識して使ってみてほしいです。

敬語は大人でも正しく使えていないことがある、大変難しいものです。