校長室より

令和6年度 校長室より

歌声と目標(校長室より)

音楽室からとても元気な歌声が聞こえてくることが多い令和6年度の春。

 

学校教育においてコロナの影響を受けた部分はたくさんありましたが、「歌声」については特にそうでした。マスクをしたままで、鼻歌で歌う、ハミングする、ついたてを使う、みんなで違う方を向くなどいろいろな工夫はしたものの、実際に声を出して思い切り声を出して歌う場面が減ってしまったことは確かです。

 

思う存分声が出せる状況になり、1年。

4月に音楽の先生がかわりました。子どもたちに体を動かしながら歌わせたり、席を移動させながら歌わせたり、子どもたち一人一人の前に立って声をかけながら褒めたりと、子どもたちが安心して声を出せる場の設定にも工夫をして音楽の授業に取り組んでいます。

 

子どもらしい歌声は聞いているだけで思わず笑顔になります。先週も3年生のものすごく力強い歌声が聞こえてきて思わず先生に声をかけたところです。これからの音楽の授業で、子どもたちの歌声がどうなっていくか、とても楽しみです。

 

廊下の掲示物で、1学期の目標がそろってきました。

新しい学年になり、新しいクラスになって、がんばりたいことが一人一人のシートに書かれています。

これを書いたのは数日前ですから、子どもたちにとってすでに過去の物です。今は違う気持ちになっているかも知れません。でもスタート時期に「よし、がんばるぞ」という気持ちで書いた物であることに間違いはありません。

時々、あの時の自分の向き合うつもりで、眺めてみてほしいです。そして「そうだった、始まりの時、私はこう思っていたんだ」と再確認しながら前へ前へと進むきっかけにしていけたら良いなあと思います。

さて、明日からGW後半の4連休です。情報機器の使い方、交通安全などなど、危険な目に遭わないように気をつけて良いお休みになりますように。

5月スタートは雨(校長室より)

5月が始まりました。雨の1日でした。

室内で過ごす時間が長くなるので、思わぬことでけがになります。業間休みの時に教室で頭を打った子がいるという情報を得ていたので、昼休みに向けて同じことが起こらないよう考え・・・

 

昼休み直前に「教室や廊下、階段は走る場所ではありません。教室で静かにできる遊びをして過ごしましょう」という放送を流しました。

放送を入れた直後ということもあり、さすがに廊下や階段で駆け回る子どもの姿はありませんでした。みんな、気をつけて遊んでいるようでした。

思い思いに楽しそうに時間を過ごす子どもたちの姿は良いものです。

↑写真を撮ってまわっている私を呼び止めて、芸を見せてくれた子もいました。愉快愉快。

多めの人数でレクをしたり、数人でカードゲームをしたり、お絵かきをしたり、色塗りをしたり。担任の先生が交じっているグループもありました。こんな姿も見ていて微笑ましいです。

上手な色塗りを見せてくれてありがとう。明日は外で元気に遊べるかな。あっ、明日は業間休みも昼休みもないんだった。

外での元気な姿は来週までおあずけです。 

学校探検と菊池先生(校長室より)

2年生が1年生を連れて学校のあちこちを案内しました。

 

2,3人でグループになって校舎内を歩き回ります。これが学校探検です。

 

校長室で子どもたちの来室を待っていましたが、「失礼します」と2年生がきちんと挨拶をして入ると、横にいる1年生もつられて「失礼します」と挨拶をします。こうした関わりで学んでいけることは学校では多くあります。下学年を意識したお兄さんお姉さんの態度はとても大切であるということになります。

部屋に入るときの「失礼します」「失礼しました」たった一つのことでも、人から「するんだよ」と言われてできるようになっても良いし、お兄さんお姉さんの様子を見てまねしながらできるようになっても良いわけですが、今後自発的にしていくことを考えると、後者の方がより身につく感じはします。

小学校で初めてのことにたくさん直面する1年生。お兄さんお姉さんから学ぶことも多いでしょう。そして、お兄さんお姉さんが1年生との関わりから学ぶことも多いはずです。今日は2年生と1年生でしたが、他の学年の子どもたちともたくさん関わって、共に成長です。

改めて校舎内を歩いて、新しく発見できたことはあったかな。

1、2年生の先生方、準備お疲れ様でした。

 

今日は、昼過ぎから「ほめ言葉のシャワー」で有名な菊池省三先生をお招きして、4年2組で授業、放課後は講演会をしていただきました。

「ほめ言葉のシャワー」という言葉が一人歩きしている印象がありますが、「菊池先生の優しさと厳しさの割合」を聞かれたかつての教え子の答えが大変印象的でした。小藤田先生と「なん対なんだと思う?」「9:1ぐらいですかね」なんて話していたのですが、その教え子さんは「10:10だ」と答えたそうです。

すごい答えです。

菊池先生、今日は貴重な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

道具の使い方(校長室より)

情報社会と言われてどれくらいの年数がたったでしょう。私が子どもだったときには想像もしなかったような、情報量、そして進化した情報機器にあふれている現代です。(写真は今日の昼休みの様子です。本文とは直接関係ありません。)

どこにいても連絡が取れたり、どこにいても調べ物ができたり、それはもう活用の仕方も数え切れないほどです。それによって便利になったことはたくさんあります。

その反面、依存症というキーワードとともにその危うさを指摘する情報もたくさんあります。どんな依存症でも、本人が行動をコントロールすることは難しく、となれば医療機関への相談が必要であると言えます。私もここ数年で「スマホ脳」「スマホが学力を破壊する」という2冊の本を読みました。開発に関わったスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないということも理由と共に書かれていました。

SNSを介して、いじめ・いじわるのようなトラブルや、未成年者連れ去りのような事件まで起こっています。大人が管理しきれない中で、好奇心旺盛な子どもたちが大人の知らないところでいろいろな人と関わり合いを持ててしまう。そこには、例えば中学生と自分を偽った成人がいたり、女性のふりをした男性がいたりする。

以前、研修会で次のような話を聞きました。誰とでも情報機器で安易につながってしまうある女子高校生に、「すぐそこのアパートに住んでいる○○です。ドアを開けてください。」と見知らぬ人がお家の玄関にやって来たとき、ドアを開けますか、と聞いたのだそうです。「開けません、怖いじゃん」と答えたと。「どうして?すぐそこのアパートに住んでいて、名前もちゃんと言ってるんだよ」と言うと「いやいやこわいじゃん開けないよ」と答えたのだそうです。「じゃ、ネット上だって同じじゃないの」と続けると「なるほど、たしかに」とはなったそうです。

考えさせられるエピソードだと思います。

 

情報機器を使っているという状況そのものについてはどの地域でも変わりがないので、今、世の中に起こっているいろいろな情報機器を介してのトラブルや事件は、いつ身近で起こっても不思議ではないことなのだろうと思います。

本人の使い方、関わり方がものすごく大切なのは言うまでもなく、さらには、間違いがあったときに、大人が気づいてあげられるかどうかにかかってきます。

好奇心旺盛な子どもたちが、怖い思いをしなくて済むように、身近な大人として、教員として保護者として何ができるでしょう。

 

さて3日間にわたり、1年生以外の授業参観・懇談会を行いました。ご来校いただきありがとうございました。

どの教室も良いスタートが切れて、落ち着いた学校生活となっています。

成長とともにいろいろなことが起こります。これからです。引き続き、ご理解、ご協力よろしくお願いいたします。

3連休になります。情報機器だけでなく、交通事故にも十分気をつけて過ごせますように。本日2時過ぎに、柏市教育委員会児童生徒課から安全対策についてのメールが出ています。ご確認ください。

いよいよ(校長室より)

昨日の1日中の雨で、校庭のあちこちには水たまりができていました。

ほら。

おや。

50mコースをよく見ると・・・

土が入れてあります。今日、50m走の記録を取るためにどうしてもコースを使えるようにということで、朝から職員が力を合わせて整えようとした跡です。

それでも水はけの良くない校庭であるため地面のぬかるみはなんともできず、断念。

校庭の端の方に臨時コースを作って対応することになりました。

おかげで2年生と3年生の50m走を無事に計測することができました。「ライオンに追いかけられてる気持ちで必死で走るといいよ」と声をかけました。「逃げ切ったよ、校長先生!」と走り終わった子が声をかけてきました。

さて、環境省の熱中症警戒アラート運用が昨日から始まりました。いよいよ今年も熱中症に気をつけながらの活動する季節が近づいてきました。今日も、気温は25度越え予報で、

日差しにも注意が必要な感じがしました。2年生が50m走をしているとき、待ち時間の3年生は木のかげで日差しを避けていました。

 

 こういう配慮が大切です。先生方ありがとうございます。

水分補給のための水筒も持参して外に出ています。

温度計も毎日出すので、先生方、子どもたち、気温や熱中症指数に興味を持って活動に役立ててほしいです。

暑さに体を慣らしていくこともとても大切なことです。暑熱順化って言います。本格的な暑さになる前に、太陽光を浴びて暑さに慣れることについての呼びかけも児童にしていきます。

お風呂で湯船につかるのも、汗をかきやすい体づくりに役立つそうです。真夏の暑さは置いておくとして、暑さに負けずに活動できる体をつくっていきましょう。

 

今日は2、3年生の授業参観・懇談会でした。

進級してがんばっている子どもたちの様子を見ていただけて良かったです。

 

雨の1日(校長室より)

今日の天気予報は一日中雨。実際、雨の一日でした。

体を使って遊ぶのが大好きな子どもたちにとってはちょっぴり悲しい天気です。

今日の昼休みの校内の様子です。一体どんなことをして過ごしているのでしょう。

 

何人かで集まって遊んだり、タブレットに向かったり、先生の周りでお話ししたり、教室で飼っている生き物を観察したり、委員会の仕事をしたり・・・いろいろですね。

まとまってレクをしているクラスもありました。

図書室で静かに本を読んでいる子たちもいました。

楽しく過ごしているように見えますが、次の瞬間にはトラブルが起きることもあります。手が当たって痛かった、悪口を言われた、貸してと言ったのに貸してくれなかった・・・。それが子どもたちの日常です。

トラブルを回避できればそれに超したことはありません。しかし、そこは子どもです。やってみてわかること、やってみないとわからないことばかりです。同じことを繰り返すこともあります。

それでも、人と関わり合いながら学ぶことがたくさんあります。一人では感じないことをたくさん感じます。うれしい、楽しい、つらい、苦しい、面倒など、人との関わりは考えることがたくさんです。良いことばかりではないけれど、そういうことが心を強くしていきます。

赤ちゃんの時は保護者の管理の中で育ってきた子どもたち。成長と共に、外へ外へ向かっていきます。そう、これから、この子たちは、いろいろな場所で、いろいろな人と関わりながら生きていきます。

経験は必ず栄養になります。たくさんの人とのつながりや関わり、学校はそういうものを学ぶ場でもあります。小さな社会である学校という場で、今日も成長を続ける子どもたちです。

 

今日はのぞみ学級の授業参観・懇談会でした。

雨の中、ご来校いただきありがとうございました。

1年生を迎える会(校長室より)

1年生を迎える会を行いました。

 

入学式は学校として1年生をお迎えする式。迎える会は、児童が自分たちの仲間としてお迎えする会、そんなイメージです。

 

お楽しみレクがメインです。マルバツクイズと私は誰でしょうクイズで楽しみました。

本校の子どもたちを見ていると、もともと下学年の子どもたちに対するやさしい部分を感じることがとても多くあります。まだ4月ではありますが、きっと、ここまでも、そしてこれからもそれぞれの学年が役割に応じて、個人的に異学年との関わりを持っていくことでしょう。

 

クラスという枠を超えて、異学年とのつながりの中でも、一人一人が成長できるチャンスがあります。たくさんの人とつながっていってほしいです。

 

1年生も学校で過ごす時間が長くなり、学校にも慣れてきたところです。入学式に話した、「勉強するときはしっかり勉強する」「遊ぶときは元気に遊ぶ」「好き嫌いを言わずに食べる」を担任の先生と一緒にがんばってね。

続 継続は力なり(校長室より)

自分が6年生の担任になったとき、なるべく早い時期に話したことの一つ。

「物事は千回くり返すと本当の力として身につく、と聞いたことがある。一つのことを繰り返し行うということはそれだけ意味があることだ。


 例えば、野球の素振り。形を確かめながら、1回1回丁寧に素振りをする。あるいは投手から投げられてくるボールをイメージし、1回1回丁寧に素振りをする。こうして、百回、千回と繰り返すことで、正しい素振りが身につくわけだ。
 (実際、サッカーの中田英寿さんは、パスの練習中、試合の様々な場面をイメージして、1本1本確かめるようボールを蹴っていたという。)しかし、逆に考えれば、いい加減なことも千回くり返すことで確かな力となってしまうということだ。


 『そうか、千回か。よおし!やったるぜ!』と回数ばかりを気にして、いい加減な素振りを千回したとする。(ここで身振り手振りをつけわかりやすく実演したりする。)その結果、千回後に君に身についたものは「いい加減な素振り」以外にない。勉強だってスポーツだって、生活面だって、続けることに大きな意味がある。しかし、続けていてはいけないこともある。抜け出さなければ、反対のプロになってしまう可能性がある。


 ところで、千回って数字だけど。学校に来る日にちで考えてみようか。1年間で君たちが登校する日にちは約200日。ということは、5年生の生活が終わった時に約千日が過ぎることになる。1年生から6年生になるまで、毎日毎日、きちんと連絡帳を書いていた君は、それがきちんと身につくわけだ。毎日毎日宿題をきちんとしていた君は、それがきちんと身につくわけだ。


 逆に言えば、毎日毎日掃除をさぼって過ごしていた君は、掃除の仕方が身につかない ばかりか、掃除さぼりのプロになってしまったわけだ。毎日毎日寝坊を繰り返して遅刻 ぎりぎりだった君は、早起きが身につかないばかりか、寝坊のプロになってしまったわ けだ。これを小学校生活の残りの200日でひっくり返すのは並大抵な努力では無理だ。だって、もうその道のプロなんだから。


 君たちは簡単に、○○をがんばる、○○をできるようにすると目標にあげるが、実は口で言うほど生やさしいことではないことをしっかりわかってほしい。そして、それをわかった上で、少しずつ少しずつ努力を続けていかねばならないわけよ。」

6年生の担任になると、千日経験してきた、様々なプロを目にします。この話をした 後、「今のまま、遅刻のプロでいるつもりなのか?」「今のまま、掃除サボりのプロで いいのか?」「このままプロの宿題をしないマンとして過ごすつもりなのか?」と日々、継続的に、声をかけていくことが必要になるわけです。

まさに継続は力なりです。

継続は力なり(校長室より)

「継続は力なり」とは、続けることは力になるよ、ということで地道な活動の大切さを伝える言葉です。


例えば、毎日元気にあいさつをしていると、それが習慣となり、「元気なあいさつができる力」が身につきます。こうして積み上げた力は簡単にはなくなりません。もう自然に元気なあいさつが出てしまいます。

 

このように良いことに対して使われることが多い言葉ですが、そうでないことでも継続は力になります。

 

「あいさつをしない」ということを毎日続けていると、それが習慣となり、「あいさつはしない」という力が身につきます。これも積み上げてしまうと簡単になくすことはできません。これがなかなか大変です。

 

6年生の担任だったときに、ノート指導の中で「下敷きを敷く」というたった一つのことを子どもたちに身につけようと取り組んだことがあります。下敷きを敷くことが習慣となっている子にとっては何でもないことでも、敷かないことが習慣になっている子にとっては言われないとできないことになってしまっていました。持ってこない子もいました。

 

そして、その「ノートをとるときは下敷きを敷く」というたった一つのことでさえ、全員に身につけて卒業させることはできませんでした。

 

積み上げること、習慣になることの大切さと怖さの両面を感じます。

 

ちなみに4月1日に、継続は力なりは良いことについてだけの言葉ではない、中途半端な取り組みを続けていくならいっそ取り組まないことも大切であるという話を職員にもしています。

今日のあれこれ(校長室より)

火曜日に、丸つけ隊でご協力をいただいている地域の方がお見えになり、コミュニティルームに季節の物を飾ってくださいました。全て手作りです。思わず笑みがこぼれるようなものばかりです。

4月も折り返しとなり、端午の節句が近づいてきました。こいのぼり、かしわ餅、ちまきなどが可愛く配置されています。

↑ちまき3兄弟姉妹というところでしょうか。

子どもたちが図書室に行き来するときに必ず通る廊下です。敷地内の花壇に季節を感じるお花があるのが良いことと同じように、校内に季節感のある物が飾られているのもとても良いですね。いつもありがとうございます。

 

今日は全国一斉に全国学力・学習状況調査を行いました。6年生が、いつものワークテストとはちょっと違うテストやアンケートを経験しました。

教科は国語と算数ですが、良い緊張感でテストを受けている様子が見られました。

6年生、お疲れ様でした。

 

1年生が初めての給食でした。カレーとサラダとオレンジと牛乳。スタートなので配膳しやすいメニューです。

他の学年が準備中に私が1年生の教室を回った時には、もういただきますが済んで、食べ始めていました。給食の配膳や待つ姿勢も大切なお勉強。4時間目ぐらいから早めの準備をしていたのでした。もりもり食べて大きくなろう。 

1年生(校長室より)

入学式が先週の木曜日でしたから、今日でちょうど1週間となります。

 

下校のための並び方も上手になりました。

 

昔々、まだ私が学級担任だったときに、幼稚園の先生と話す中で「あれだけいろいろできるようになった年長さんの子どもたちが、小学校に入学すると赤ちゃん扱いされてもったいない」という言っているのを聞いたことがあります。

 

幼稚園で一番のお兄さんお姉さんだった子たちが小学校で一番下になる。小学6年生が中学1年生になる。中学3年が高校1年になる・・・。こういう流れは生きていく中でその時その時に起こるものです。いわゆる役割なので、これは仕方のないことでしょう。そして、1年生の面倒を見るという活動をしながら6年生が最高学年として育っていく、ということはこのような集団の中での動きとして大切なことの一つです。

 

できていたことが、できなくなってしまうわけではないので、たっぷり「学校での一番下の学年」を役割として経験してもらおうと思います。

 

まだもう少しいろいろなことを少しずつ教わる時間が続きます。明日からは給食も始まります。過ごす時間が長くなると、それだけいろいろなことも起こるでしょう。全ては成長のための栄養です。

入学式の時に子どもたちに話した「できるようになってほしい3つのこと」

をがんばってほしいと思っています。

道具を正しく使う(校長室より)

昨年度は4月から傘に関係する子どもたちのトラブルがあり、「道具を正しく使おう」と全校の前で伝えた覚えがあります。

 

その後も、クラスメイトの物を勝手に触って壊してしまったり、ほうきを振り回す、ぞうきんを投げる、トイレの窓からトイレットペーパーを投げたり、トイレで遊ぶような行動を取ったり、という道具に関わるトラブルは決して少なくはありませんでした。

 

他の動物との大きな違いの一つ「道具を使う」という部分で「道具を正しく使う」ことは我々人間だからこそよく考えて行うべきことの1つです。道具の中には使い方を間違えると人を傷つけてしまう物もあります。

 最近では、情報機器でのメールアプリを使っての「悪口」によるトラブルが聞こえています。文字でのやりとりは真意が伝わらないこともありますし、やりとりしながらエスカレートします。正しく使うことを意識しないとトラブルになることは少なくありません。学校の端末であれば学校での指導となります。そうでなければ各ご家庭で管理していただくことになります。

 

まだまだ未熟で成長途中の子どもたちですので、それを知ったときに大人として反応して、対応していくことが大切です。

 

学校で知り得た情報、ご家庭で知り得た情報については、必要に応じ共有して、子どもたちの健やかな成長のために素早く対応できるようにしていきましょう。

(今日の写真は、今年度初の土南タイムの校庭の様子です。昨日ほどではありませんでしたが、動くと汗が出る気温でした。そして風が強かった。上の写真は、全力で遊んで大満足の6年生。顔が真っ赤でした。)

鉛筆(校長室より)

小学校では文字や絵を書くときに鉛筆や色鉛筆を使います。

シャープペンシルは、細かな字を書くときは便利ですが、筆圧や芯の堅さによっては書いてる最中にポキポキ折れたり、学習中にシャープペンシル本体に不具合が起きたりするとこで学習に集中できないということにつながることが自分の経験上もあります。そういうこともあって鉛筆を使って学習に向き合います。


毎年、鉛筆に関することをこの場で発信しています。小学校で鉛筆を使うことの良さについて、カメラマンである小坂仁都美さんのある日のブログがあります。リンクを張ります。ぜひご覧になってください。(ご本人から転載許可をいただいています。)↓
https://kosakahitomi.net/enpitsu/ 「そんな理由があったとは!小学校で鉛筆を勧める驚きの医学的根拠」

 

ちなみに、一生懸命勉強を続けていくと鉛筆は短くなっていきます。下の写真のように、鉛筆を握ってみて、手に隠れるか隠れないかで、勉強に適しているかどうかの目安にする、と自分が小学生の時に学びました。

 

↓この写真ではまだまだ隠れていません。

しかし次の写真のようにぎりぎりか完全に隠れてしまう長さだと、

 

その人にとっては持ちにくく、力も入りにくいものです。勉強時にはもう少し長いものを使った方が良いと判断することになります。

とは言うものの、せっかくの鉛筆をできる限り使いたいという気持ちは大切です。そのような場合は、お絵かきなど学習以外で大切に使ってください。(キャップなどを使って長くして使う手もあります。)

 

自分の物の管理は自分でできるようになってほしいものですが、何年生であっても「できていないうちは関わりが必要」です。ぜひ筆箱の中をのぞいてみて、どんな長さの鉛筆が入っているか時々確かめてあげてください。

 

ついでといっては何ですが、鉛筆の持ち方について。

一度くせがついてしまうと正しい持ち方に直すのはかなりの労力がいります。大人でも色々な持ち方の人がいますよね。

ネットで「くじゃく法」と検索すると動画や画像で出てきます。興味があったらぜひ覗いてみてください。 

金曜日(校長室より)

朝一番に、今日の登校中にふざけながら歩いて車道に飛び出すという危ない行動をしていた児童数名の話が校長室に飛び込んできました。

該当児童には担任、教頭で指導をすると共に、昼に「交通事故に注意」の放送をしました。(昼に放送したので2年生以上に、となりました。)

 

先日、新聞にも、「子どもの交通事故が増えていて、理由はとびだし」と書かれていました。ここ数年を比較していた事故数なので、コロナ解除で外に出ることが増えていることもあるとは思いますが、注意は必要です。週末も含め、交通事故に遭わないように十分気をつけてほしいです。「自分の命は自分で守る」です。とにかくできることは「まず自分は交通ルールを守っておく」です。

 

 

今日の、業間休み時間の校庭の様子です。子どもが学校に帰ってきたー、始まったーと感じる瞬間です。

いつの時代も、好きなことには夢中になる子どもの姿は本当に良いものです。エネルギーを感じてこちらまで元気になります。

 

PTAの予算で設置していただいた遊具も大人気で、列ができていました。

 

ありがとーーーーっ!PTAのみなさーーーん!そんな気持ちです。

大谷エリアで大谷グローブを使ってキャッチボールをしている子どもたちもいます。

 

今年度も、ケガに気をつけて、太陽の下で友達とたくさん遊んでほしいです。

全速力で追いかける先生から逃げる子どもの姿もありました。

 

「遊ぶときは子どもも大人も一生懸命。大人気ないは褒め言葉」自分自身はそう思いながら先生として過ごしてきました。

みんなが遊んでいる横で、委員会の仕事をしている高学年児童もいます。

飼育委員会ですね。ありがとう。

 

昨日入学した1年生。生活が始まりました。

 

3時間目は、地震が来たときの第一避難の仕方、防災頭巾のかぶり方の確認をしていました。

 

最初が肝心の1年生。少しずつ、少しずつです。

 

身体測定も始まっています。

「伸びた、伸びた」とつぶやきながらうれしそうに保健室を出てくる女子を見かけました。差はありますが、大丈夫、必ず成長していきます。よく学び、よく遊び、よく食べ、少しずつ少しずつ。

第56回入学式(校長室より)

新入生、新入生保護者、6年生、職員が参加しての入学式を行いました。6名の学校運営協議員のみなさんにも職員として参加していただきました。

 

校長式辞では、できるようになってほしい3つのことについて話しました。

「勉強するときはしっかり勉強」「遊ぶときは元気よく遊ぶ」「食べるときは好き嫌い言わずに食べる」の3つです。

どれも「するべきことをするべき時にする」という当たり前のことです。当たり前のことをするというのが子どもにとっては簡単ではないものです。だから、まだまだ大人の関わりは大切です。

 

保護者の皆さんには、
良いこともそうでないことも成長の栄養と考えて連携して取り組んでいきましょうということ、我が子とその周りの子どもたちの成長のために上手に保護者の皆さん同士でつながっていってほしいことをお願いしました。

 

担任発表では、担任の先生と、関わりが多くなる養護教諭、低学年支援教員を紹介しました。いろいろな先生方と関わりながら成長してほしいですね。

在校生代表で参加した6年生は、呼びかけと校歌を発表しました。昨日の準備、今日の朝の役割、片付け等も含め、6年生らしい態度で立派でした。5年経つと、1年生もこの姿になります。そのためには、日々の自分のするべきことを積み重ねていくことは欠かせません。どの学年の子どもたちも、これからの1日1日を大切にがんばってほしいです。

 

桜がしっかりと花をつけていたこともあり、春らしい気候の中で、明るい雰囲気の入学式になりました。明日から、児童数507名で、全員そろった土南部小の学校生活が始まります。

改めまして、保護者の皆様、地域の皆様、令和6年度もご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

南部中入学式と給食(校長室より)

柏市立南部中学校の入学式に参加させていただきました。

とても良い天気で、南部中敷地内の桜もきれいに咲いていました。

見慣れた子どもたちが中学校の制服を着ていて、一回りも二回りも大きく見えました。

 

そんな子どもたちの姿がうれしくて、来賓紹介の時に「ご入学おめでとうございます」だけのつもりだったのに、思わず二言付け加えてしまいました。

小学校の時と同じで、目の前にあることに一生懸命取り組んでいれば真の中1になっていきますよ。がんばれ、みんな。

 

さて、土南部小は今日から給食開始です。

子どもたちの健康や成長を支える栄養バランスの良い給食。

 

今年度も、楽しくおいしくいただきましょう。

 

栄養士、調理員のみなさんにはいろいろな場面でご苦労をおかけしますが、全ては安全安心な給食提供のため。よろしくお願いいたします。

 

なお、昨日、給食指導について担当から職員向けにいろいろな説明をする時間がありました。その説明の中にもあったのですが、校長として改めて「栄養のバランスやその大切さを伝えることは大切なことではある。しかし、だからといって完食を求めるような取り組みや指導はしないでほしい」という話をしてあります。

 

担任として学校において食についての指導はしても、その食べ方については人ぞれぞれ。好き嫌いも含めて、踏み込みすぎることで給食がいやになったり、学校がいやになったりすることは避けたいからです。ご承知おきください。

 

 それでも、目指すことなくおいしく全部食べられたら、それはそれで良いですね。

 

入学式に向けて、見守り隊をはじめとする地域の方が岩石園を整備してくださいました。

ありがとうございました。

雨、風(校長室より)

明日水曜日は6年生は入学式準備のため下校が14時30分となります。

本日の連絡で伝え間違えたクラスがあり、こちらで訂正させていただきます。

同時に、同じ内容をメールで配信します。

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雨、そして風の中、子どもたちが登校してきました。

 

風にあおられて傘が壊れた子がいたり、学校に傘が置きっぱなしで濡れて登校してくる子がいたりはしましたが、事故などなく無事にたどり着いて良かったです。

 

湿気が高く、校舎1階の廊下や2階への階段は濡れてすべりやすくなっていました。教頭先生が校内放送で安全な歩行を呼びかけました。

給食開始までは短縮日課が続き、この期間は新学期の助走のようにも感じますが、先日もお伝えしたように最初が肝心の黄金の3日間であり、今日はその3日目です。

学習をしながらルールの確認をしたり、持ち物の確認をしたり、 

担任と子どもたちと一緒にクラスのいろいろなことを決めたり・・・、それぞれのクラスでの大切な時間が過ぎていきました。どんな1年間になるか、子どもたちが期待しているように見える態度が各教室で見られました。

視力検査も始まりました。担任が行います。結果はあくまで目安です。あまりに見えない場合は眼科で検査をお願いします。

子どもたちの椅子の高さを調整している先生もいます。

椅子の高さもピシッと決まって、これで勉強の準備はばっちりですね。

 

6年生は入学式の席の確認や、校歌の練習をしました。

1年生との対面に向けて、最高学年として準備をしています。

さて、今日の雨、風に負けることなく、踏ん張った桜。

中学校、小学校の入学式にも咲き続け、新入生を迎えてほしいですね。

登校2日目(校長室より)

先日配付した学校だより5月の予定に曜日の間違いがありました。失礼いたしました。

5月1日(月)→(水)

5月2日(火)→(木)です。

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さて、登校2日目です。新しいクラスとなり、学級づくりの始まりです。

 

子どもたちの自己紹介、クラスの決まり確認、クラスの仕事決め、1学期の目標シートづくりなどスタートらしい時間を各クラスで過ごしました。

クラスづくりにおいて「最初の3日」はとても大切と言われます。教育現場では「黄金の三日間」という言葉があるぐらいです。

 

大きな目標を立て、そのために必要な柱立てをしてどんなクラスにしていきたいか、担任が見通しを持つことの大切さを表しています。4月2日に職員にはその話もしてあります。

 

学校は成長途中の子どもたちの生活の場なので、日々いろいろなことが起こります。それに対応するために出来事の度に後から小さなルールを付け足していくと小さなルールだらけの教室になる上に、何が本当に大切なことなのかが子どもたちも担任もわからなくなってしまう可能性があります。進むべき方向を子どもたちの前に立つ担任が見通しておくことが大事なわけです。

 

新しい教室で、どんなことが起こっていくのか、どんな人間関係がつくられていくのか、楽しみです。

 

最高学年である6年生は、体育館に集まって全体で学年主任の話を聞きました。どんなクラスにしたいか、という6年担任3人の願いは先週の金曜日に伝わっている上での、最高学年としてどんな1年を過ごしてほしいかという願いが伝えられました。さすが最高学年、という姿勢で話を聞く姿が見られました。こういうこと1つ1つによって子どもたちは真の6年生に近づいていきます。

 

 

令和6年度始業式(校長室より)

子どもたちが登校してきました。
令和6年度が始まりました。

新しく土南部小にいらした先生方との出会い後の始業式の校長の話。


「みんなで楽しい学校にしていこう」から始まりました。誰かにしてもらうのでなく、みんな自分でしていく、ということです。

去年も「みんなでつくる楽しい学校」とそのためのたった一つのルール「自分がされたらいやなことはしない、言わない」は掲げていましたが、やはり成長途中の子どもたちです。いろいろなことが起きました。「ぼうりょく」「いやなことば」「ひとのものにかってにさわる」この3つに関するトラブルがほとんどと言って良いでしょう。

自分がされたらいやなことがわかっているのにしてしまう、言ってしまう。このあたりが子どもな訳です。でも、そこで、「良くなかった」と素直に認められることが自分たちでの解決への第一歩なんだよ、という話をしました。

「挑戦する力」「あきらめずに最後まで行う力」「自分の考えを表現する力」「自分も人も大切にする力」は令和3年度の職員と考えた、土南部小学校の子どもたち全員につけたい力です。低くなっていると言われることが少なくない自己肯定感を高めていくために、この4つの力をつけていけるよう職員一同力を合わせて取り組んでまいります。

 

新しい担任、新しいクラスメイトでの新学期が始まりました。各クラス良い出会いができたかな。

保護者のみなさん、地域のみなさん、改めまして本校4年目となる校長の伊藤でございます。今年度もよろしくお願いいたします。

今年度も、日々の子どもたちの様子や学校の様子をホームページでアップしていきます。顔のアップの写真は掲載しないなど配慮しながら取り組んでいきます。ご承知おきいただくとともにご理解ご協力お願いいたします。

おーいみんな、いよいよだよー(校長室より)

花壇の花がきれいに咲いています。

これはどこかな?覚えてる?

休みが続いたから「あれ、どこかな」と思う人もいるかな。

ほらほら、ここだよ。

 

敷地内の桜の木も、木によって差がありますが、咲き始めています。

当初の予報では、咲き始めは例年より早くなるかもなんて話だったので、1学期スタートの日に桜と共に子どもたちを迎えられるとは思っていませんでした。

「桜は、その木の一輪目に咲いた花は、その木の最後のつぼみが花開くまで、ずっと咲き続けている。二輪目も三輪目も同じように咲き続ける。だから「満開」という状態が起こる。先に咲いたから、先に散るのではなく、最後までみんなが咲くのを待っている。早い人、遅い人、いろんな人が学校にはいる。みんなも、そんな風に誰かを待っていられる、みんなでみんなの成長を喜べる人になってほしい、そんな願いもあって小学校などの学校に植えられているのかも知れない。」とはかつてお世話になった校長先生のお話で、学校ホームページでも何回も紹介してきました。みんなで成長できる1年になるようがんばろうね。

いよいよ、令和6年度が始まります。先生方は今週の月曜日から準備を始めています。みんなが来るのを楽しみに待っています。