校長室より

令和6年度 校長室より

台風対応について(校長室より)

8月上旬よりは気温は下がっていますが、湿度があり、蒸し暑さを感じる毎日です。子どもたち、保護者のみなさん、地域のみなさん、お元気でお過ごしですか。

 

台風10号の動きが連日のニュースで報道されています。

学期初日の登校が気になるところですが、今の時点では当日どのような天気になるかわかりません。

今後の台風の動きによって、日曜日にホームページやsigfyメールで何かしらのお知らせをすることもあります。ご承知おきください。

8月になりました(校長室より)

8月が始まりました。夏本番です。と言っても、暑さはずっと続いています。

子どもたち、保護者のみなさん、お元気ですか。

校舎前のひまわりもぐんぐん大きくなっています。

まだまだ暑さは続くようですので健康管理には十分気をつけてお過ごしください。

 

さてプチ情報です。先日、他学校の校長先生からすすめられてこの本を購入しました。たくさんの子どもたちを診てくださっている小児科の先生が書かれた本です。

 

発達障害と間違われる子どもたち」の改善への一歩として現在の生活の見直し、特に「睡眠」それも「早起きを習慣づける」ことの大切さが書かれています。

 

日頃のお子さんの様子で気になることがある場合は、発達障害?の前に、まず「睡眠」をキーワードにお子さんの生活スタイルを振り返ってみたり、この夏休みを良い機会と捉えて、お家の方も一緒に「早起き」からスタートする日々にチャレンジしてみるのもよいことです。

また大変読みやすい本ですので一読をおすすめします。

終業式(校長室より)

1学期の終業式です。

校長の話では、1学期の生活を子どもたちに簡単に振り返ってもらいました。

校舎内や休み時間の様子で、みんなが元気に楽しく生活している様子をたくさん見てきました。それでも先生の見ていないところでどうだったのかまではわかりません。1人1人振り返ってみましょう。

暴力、人のものに勝手に触る、いやなことを言う、これはどれも自分がされたらいやなこと。だから人にはしない。「できたかな」

でも、みんなまだまだお子ちゃまだから、ついついしてしまうこともある、言ってしまうこともある。そんな時は、あやまる。許してもらえないかもしれないけどあやまる。それがスタート。「できたかな」

家に帰るまでが遠足、って言うけど、仲直りするまでが子どものけんか、とも言う。2学期も「みんなでつくる楽しい学校」を目指して行こう。

その前に夏休み。次の生活の話をしっかり聞いて、全員で9月2日にまたこの体育館で元気に会おう。

そんな話をしました。

 

生活の話では、田地野先生がつくったクイズでいくつかのことの確認をしました。

「○○の貸し借りをしない」の○○を考えさせる問題では、「タブレット」「お金」など、いくつかが子どもたちから出ました。答えは「ぜんぶ」でした。「これ貸していいのかな」と自分の中で疑問に思ったならそれは貸さない方が良い、という説明でした。物の貸し借りはトラブルの元です。子どもの判断で行わないでほしい、という願いを込めて子どもたちに伝えました。

 

その後に、地域でパトロールをしてくださっている方々の紹介をさせていただきました。

「安全に気をつけてほしい、元気がもらえるのであいさつをしてほしい」という、子どもたちへのお願いが、小野寺さんからの代表あいさつで伝えられました。

みなさん、いつも子どもたちの見守りありがとうございます。

校歌をみんなで歌いました。

気温の高い体育館でしたが、できるだけ短時間で終わるよう進めました。目の前で話をする、話を聞くというのは大切なことで、それができて良かったです。みんな最後までしっかり聞けましたね。

1学期が終わります。同じことの繰り返しになりますが、多くの子どもたちが生活している場所なので、いろいろなことが起こります。起こりました。それが学校です。そういうたくさんの出来事で子どもたちは学び、成長しています、成長していきます。良いこともそうでないことも学びにつなげ、自分の力で乗り越えていけるよう、身近な大人として関わりを続けてまいりましょう。

改めまして、保護者のみなさん、地域のみなさん、令和6年度1学期、本校学校教育へのご理解ご協力につきまして感謝申し上げます。ありがとうございました。43日間、子どもたちをご家庭、地域にお返しいたします。暑い夏になるとの予報が出ています。健康に気をつけ、事故のない日々を過ごせますように祈っています。

(学校ホームページは9月2日から更新を始める予定です。) 

1学期給食最終(校長室より)

1学期の給食最終日でした。

ちなみに、校長室での給食は「検食」といって、「子どもたちの摂食開始時間の30分前までに行う」という決まりがあり、子どもたちより先に食べます。量は、6年生の標準の量でお願いしています。プチ情報です。

夏休みになって、子どもたちが家で過ごす時間が増え「一番手がかかるのは食事の準備である」という話は保護者のみなさんの声として昔からよく聞こえてきたものの一つです。

 

さっき食べたと思ったらもう昼ご飯。そして、もう夜ご飯。こんな感じですよね。

 

献立を考えるのも一仕事。せっかくですから、おいしく全部食べてほしいですね。

 

 

さて、給食は、栄養士が立てた献立をもとに調理員さんがつくります。もちろん、子どもたちにとって大好きなものばかりが提供されるわけではありません。

 

それでも、笑顔で元気にもりもり食べている姿を見ると、生きる力、エネルギーを感じます。

 

「いただきます」の直後に自分の分を減らしに並ぶ、魚や野菜などに苦手意識がある子も、「苦手だけど食べる」という意識で食に向き合えたらよいのになあと思います。学校では、無理強いはできませんし、しません。健康な体づくりにつながる大切なことなので、食べてほしいなあと気にはしています。

 

1学期の給食は今日で終わりますが、暑さにも負けないようにしっかり食べて酷暑と言われている夏を乗り越えられますように。

 

 

調理員のみなさん、栄養士の西田先生。1学期、栄養満点のおいしい給食ありがとうございました。

 

 

さて、給食は保護者のみなさんや我々教職員の支払う給食費でその全てをまかなっています。(今年度は給食費の補助が市から出ています。)

あるところに全校児童2名の学校があったとします。一人あたりの給食費を336円とすると、きちんと納入されれば、672円で2人分の食材を用意し、1人336円分の給食を食べることができます。

しかしもし、何かの事情で、Bさんの給食費が納入されなかったらどうなるでしょう。

2人で336円しかありませんから、この金額で買える食材で給食を作り、2人分にしなければなりません。つまり1人あたり168円となります。

予定していたデザートが減るかも知れません。一人分の量が減るかも知れません。どこかにしわ寄せが生まれます。栄養士の先生が、必要な栄養価を計算しながら毎月の献立を作成し、材料を発注し、毎日調理員さんが給食を作っています。給食費の納入が数名でも滞れば、上のようなことが起こります。調整しようにも、食材を購入するお金が足りなければ、当然しわ寄せは起こります。それは、子どもたちの1人1人の給食に直接関わってきます。給食費を初めとする校納金につきましては、引き続きのご協力をお願い申し上げます。

成長(校長室より)

きれいな花をつけている1年生の朝顔。

 

しっかりと実をつけている2年生の野菜。

 

どちらも種や苗から育てたものです。同じ日に土に植えても、その後の生長には差がありました。朝顔で言えば、「いっせいのせっ」で芽が出たわけではありません。なかなか発芽しなかった鉢を子はやきもきしたことでしょう。それでも、毎日水をやり続けることで芽が出て、いつの間にか大きくなって花が咲きました。

 

4月に小学校に入学した1年生も1学期という期間で成長を続けてきました。4月2日生まれから翌年の4月1日生まれの子どもたちが同じ教室で過ごすのが日本の教育の形ですから、スタートから何かしらの差はあってもおかしくはありません。そして、同じ教室の中で過ごしていても、その成長には差があります。これについては他の学年も同様です。

 

(昨年度7月、朝日新聞で「早生まれは損?」という特集が3週にわたってありました。3月25日生まれの私は、それを読んでそれなりに衝撃を受けました。自分自身も、小学校、中学校での周りとの学習や運動における他の子との成長の差をおぼろげながら感じていたからです。もちろん、生まれ月で全てが決まるわけではないことは言うまでもありません。)

 

そして、少なからず差がある子ども集団に1人ずつ関わる担任。経験年数や教育観に違いがある先生が担任として1年間子どもたちに関わります。当然、クラスごとに雰囲気に違いがでます。それは当然のことです。大人も子どももみんな違うわけですから。

そんなたくさんの人が、教室という場で、日々生活を通して成長していく、それが学校です。

この4ヶ月もたくさんの出来事がありました。成長途中の子どもたちですから、ぶつかることもあります。友達との関わり方がわからず、適切ではない声かけでいさかいになることもあります。でもそれを栄養としてさらに成長してほしいし、大人の助けを借りながら自分で乗り越える術も身につけていってほしいと願っています。

1学期も残りわずか。みんなそれぞれ1人1人のペースでの成長を最後の最後まで望みつつ、学校、ご家庭それぞれの場所で子どもたちに関わっていきましょう。

 

(ちなみに、先の朝日新聞の特集の最後に、届けたいメッセージとしてあった言葉は「成長発達を長い目で見守りましょう」でした。当たり前のことであり、大切なことですね。)