柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

学校図書館はみんなの憩いの場~手賀中学校~

<全職員のおすすめ本>
 図書館前の廊下ではおすすめ本を手にした先生方の写真が迎えてくれます。総勢28名!おすすめ本は館内の特設コーナーで手に取ることができます。先生や友人から薦められた本は「読んでみよう!」と思うもので,貸し出し率が上がります。

<昼休みの光景>
 約7000冊を所蔵する図書館は明るくすっきりとした空間です。昼休みには本を借りる生徒のほかに,勉強したり折り紙をしたりする生徒もいて思い思いに過ごしています。
 また,新聞とタブレットPCが置かれているため(タブレットPCはICTの先生来校日のみ),新聞やネット検索で興味のある情報に触れることができ好評です。多い日には全校生徒(77名)の約半数が来館することもあります。


<新聞の活用>
 今年度から千葉日報のほかに一般紙(読売新聞の朝・夕刊)を購読しています。国語の授業では,投書欄に投稿したり,気になる記事を切り抜いて意見を書いたりして活用しています。また,Tボラ(図書ボランティア)の生徒が昼休みに新聞をチェックし,気になる記事を切り抜きます。切り抜いた記事は一言コメントをつけて廊下のパーテーションに貼っています。旬の話題やスポーツの話題,地元ネタなど目のつけどころはさまざまです。


<授業に本を取り入れる>
 1年生の国語では“動物に関する本”を読んで本の帯を作成しました。学校図書館で本を選ぶ際には,物語だけでなくペットとしての動物や福祉に携わる動物など,いろいろなジャンルの本があることに気づいたようです。心に残った一文を引用して作った帯を見せ合いながら班の中でブックトークをし,本の魅力を伝えあいました。
 そのほかの教科でも,図書館指導員が授業に入って単元に関する本を紹介すると,生徒たちは休み時間にその本を手に取って読んでいます。自分から「知りたい」と思う気持ちを引き出す力が,本にはあるのだと感じます。


<図書委員会主催のビブリオバトル>
 1クラス2名ずつ,計6名の図書委員。日々の貸し出しのほかにも「ビブリオバトルの実施」という大仕事があります。10月には校内ビブリオバトルを行い,5名の生徒が競う中,全校でチャンプ本を選びました。投票には玉入れ用の玉を使用するのが手賀中流です。
 また,11月の麗翔祭(文化祭)では,4名の生徒がさらに磨きをかけた発表を披露しました。「紹介された本を読んでみよう」,「ビブリオバトルに挑戦してみたい」という声も聞こえてきました。このイベントで心を動かされて,手賀中学校の読書活動がさらに活発になることを願っています。