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校長のひとり言(令和元年度)
Stand by you あなたのそばで力になりたい
あなたのそばで力になりたい
言葉
校長面接で3年生一人ひとりと話をしているが、彼らの感性に驚かされることがある。先日、ある女子生徒に「あなたが今、関心を持っていることは何ですか」と質問をした。するとその子は「言葉です」と答えた。言葉の意味や響きに「美しさ」を感じるという。「美しい大和言葉」が失われていくのはとても残念だと嘆いていた。言葉を美しいと感じる感性はこれからも大切にしてほしい。
私たち教師は言葉で生徒に語りかける職業だ。もっと言葉を大切にしなければいけないと思う。「すべての争いは言葉から始まる」どんな水滴(言葉)を水面(職場)に落とすか。喜び、怒り、悲しみ、笑顔、不安、恐怖、反感、団結…その一滴(一言)から始まる。校長会での教育長からいただいた言葉である。喜びや笑顔、団結を生み出す言葉をかけているだろうかと自省する。自らの言葉を変えていきたい。
手賀沼エコマラソン
中原中学校を好きになってほしい
僕がキャプテンとして12年4月にチームのみんなに言ったのは、「チームのことを好きになってほしい」ということだった。そして「このチームはいいチームだ、と発信しよう」ということだった。ラグビーの細かい部分よりも、自分たちがナショナルチームとしてどういうマインドを持つか、ということを話したのだ。
ラグビーのスタイルがどうこうではなく、「こういう仲間と一緒に何かを成し遂げたい」「こういう仲間と一緒にラグビーをやりたい」という気持ちになるのだ。
「ラグビー知的観戦のすすめ」 廣瀬俊朗 著(角川新書) より抜粋
3年生との校長面接も、あと一クラスとなった。「あなたは中原中学校が好きですか」と質問をすると「大好きです」と答える生徒ばかりでうれしくなる。自分の学級、自分の学年、自分の部活、自分の学校を好きになってほしい。そして自分の所属するチームはいいチームだと発信してほしい。そのために自分がすべきことを考えてほしい。生徒たちだけでなく、先生方一人ひとりに言いたい。「中原中学校を好きになってほしい。中原中学校はいい学校だと発信しよう!」
【ラグビー憲章が掲げる5つの根本理念】
1.品位(INTEGRITY)
2.情熱(PASSION)
3.結束(SOLIDARITY)
4.規律(DISCIPLINE)
5.尊重(RESPECT)
文部科学省の問題行動調査
ラグビー日本代表に思う
そういうラグビーの本質にあるのは「多様性」だと僕は思う。ポジションによって身体つきも、持っている個性も、みんな違っている。ゲームの性質から考えても、チームの中で自分だけがハッピーになればいいという気持ちでは、いい試合を戦うことはできない。
そして、仲間のために頑張ろうと思ってプレーするからこそ、見ている多くの方に勇気や感動をおとどけすることができる。
こうした経験を積んだラグビー選手の多くは、現実の社会に出ても、人に対してバリアを張ることなく、個性を認め合い、たとえば「この人のこういう良さを自分に引き入れれば、自分ももっと良くなるのでは」と考えるようになる。だからラグビーは社会的にも意義のあるスポーツと言えるだろう。
「ラグビー知的観戦のすすめ」 廣瀬俊朗 著(角川新書) より抜粋
現在3年生と校長面接をやっています。「あなたが今関心のあることは何ですか」という質問に対し、多くの生徒がラグビー日本代表の躍進を上げます。私自身、今までそんなに興味を持っていなかったこのスポーツに、圧倒的に魅了されています。紹介した本を読んだとき、相手に対する「敬意(リスペクト)」と「多様性」という言葉に強く惹かれました。ベスト8と言わず、オールブラックスを倒して優勝してほしいと思っています。
中原中学校の部活動
中原中学校 部活動の4つの『あ』
・あいさつ
・安全
・後始末
・ありがとう(感謝)
自分を元気づける方法
『自分を元気づける一番良い方法は、誰か他の人を元気づけてあげることだ』
『私がこれまで思い悩んだことのうち、98%は取り越し苦労だった』
マーク・トウェイン 『トム・ソーヤーの冒険』で知られる小説家・作家
生前数々の名言を残しています。その中でも好きな2つを紹介しました。
今が一番
小学生高学年「低学年の頃は良かったわ―」
中学生 「小学生の頃は良かったわー」
高校生 「中学の頃は良かったわ―」
大学生 「高校の頃は良かったわ―」
社会人 「学生の頃は良かったわ―」
退職後 「働いてた頃は良かったわー」
いい加減気づけよ 今が一番楽しいって事に。
体育祭に寄せて(開会式あいさつ)
本日、中原中学校体育祭を実施できることを大変うれしく思います。今日まで練習や準備でリーダーシップを発揮してくれた実行委員、応援係のみなさんに心から感謝します。
「全力 みんなの絆物語」のスローガンのもとに実施される令和最初の体育祭は、34回目の開催となりました。第1回は昭和61年11月9日に開催されています。以来、昭和、平成と学校の歴史と伝統を重ねながら、令和元年の今年、34回目の体育祭を迎えました。新たな時代を駆け抜けるために、新しい風を吹かせてください。
みなさん一人一人は、選手であると同時に、体育祭を支える競技役員であり、大会を盛り上げるサポーターでもあります。仲間を思いやるメンバーシップを大切にし、体育祭への思いを込めて活動すれば、見る人に感動を与えると同時に皆さんも感動を味わうことができるはずです。
何より安全と健康に最大限に留意をして全力で競技に取り組んでください。
おわりに朝早くから応援に駆けつけてくださいました地域の皆様、保護者の皆様、ありがとうございます。私たち生徒及び教職員一同は力を合わせて今日の体育祭に臨みますので、温かいご声援をお願いいたします。
なお皆様も熱中症対策をしながらのご参観をお願いいたします。本部テントには養護教諭、保健室には看護師もおりますので何かありましたら遠慮なくご相談ください。
それでは生徒のみなさん、怪我無く安全に、思い切り楽しんでください。