校長雑感ブログ

2025年5月の記事一覧

5月30日(金)1学年数学

〇小学校算数科では、第4学年までに数量の関係や法則などを数の式や言葉の式、□、△などを用いた式で簡潔に表したり、式の意味を読み取ったりすることや公式を用いることを学習しています。さらに第5学年では簡単な式で表されている関係についてその関係の見方や調べ方を学び、第6学年では数量を表す言葉や□、△などの代わりにaやxなどの文字を用いて式に表したり、文字に数を当てはめて調べたりすることを学習しています。

〇それを受けて中学校数学科において第1学年では、数量の関係や法則などを文字を用いて式に表したり,式の意味を読み取ったり文字を用いた式の計算をしたりして、文字を用いることのよさについて学習します。

〇指導に当たっては、小学校算数科における学習の状況に十分配慮し、文字のもつ一般性について丁寧に取り扱い、文字に対する抵抗感を和らげながら漸次理解することができるようにしていきます。

〇生徒たちは自分が理解したことを友達に伝えたり教えたりしながら、お互いの理解を深めていきます。この場面で教員は教えあいが活発になるような促しを行い、つまずきを抱えている生徒へ個別の指導をしています。

〇「数学が苦手」と思っている生徒も、「わかると楽しい!」経験を積みあげていき、少しでも苦手意識が薄まるといい・・と思ってみています。

須藤昌英

 

5月29日(木)2学年社会

〇中学校の歴史的分野における生徒に身につけさせたい「歴史的な見方・考え方」としては、「社会的事象を時期・推移などに着目して捉え、類似や差異などを明確にしたり事象同士を因果関係などで関連付けたりする」ことがあります。

〇我が国の歴史の大きな流れを世界の歴史を背景に、各時代の特色を踏まえて理解するとともに、いろいろな資料から歴史に関する様々な情報を効果的に調べまとめる技能を身に付けるように指導しています。

〇またこれらの視点に着目した課題(問い)に導かれて、課題を追究したり解決したりする活動が展開されています。その際例えば「いつ(どこで,誰によって)おこったか」「前の時代とどのように変わったか」「どのような時代だったのか」「なぜ,おこった(何のために行われた)か」「どのような影響を及ぼしたか」「なぜそのような判断をしたと考えられるか」「歴史を振り返りよりよい未来の創造のために、どのようなことが必要とされるのか」などの見方・考え方に沿った考察を導き出すようにしています。

〇生徒たちは教科書やタブレット内に収納されている資料を活用し、「単元を貫く問い」や「今日の学習課題」に迫ろうと学んでいました。

須藤昌英

 

5月28日(水)2学年英語

〇今年のALT(外国語アシスタントティチャー)は、Mr.Sean(ショーン先生)で、主担当の英語科教員と協力し、生徒にわかりやすく英語の楽しさを教えてくれています。

〇英語の授業では、お互いの考えや気持ちなどを伝え合う対話的な言語活動を一層重視しており、言語の使用場面や言語の働きを適切に取り上げています。特に単語、文法事項などの言語材料と言語活動とを効果的に関連付けて指導することを重視しています。

〇今時の授業でも、「あなたが週末に友達と一緒に出掛けるように誘う」という基本文型を習い、実際に自分なら「誰を、どこに、何をするために誘うか?」を考えて、ペアで練習しあっていました。

〇昔の英語の授業のように、教科書の文を徹底的に理解するだけでなく、常に生活の中でのコミュニケーション力を育てるようなカリキュラムが組まれています。

 須藤昌英

 

5月27日(火)実力テスト(1・2学年)と3学年数学

〇1年生と2年生は1校時~5校時に、実力テストを受けています。

実力テストとは、定期テストや単元テストとは別に、生徒の学力(主に知識・理解)を測定するためのテストです。この時期ですので、まだ新学期になっての授業ではなく、2年生は昨年度1年生として学習した内容、1年生は小学校6年生の内容(国語・数学・英語・理科・社会の5教科)から出題されます。または基本問題から応用問題まで幅広く出題され、生徒が現時点でもっているいわゆる「実力」を測定するものです。

〇特に1年生は5時間連続のテストを受けたり、問題用紙と解答用紙が分かれ(解答用紙のみ回収する)たりするのが初めてですので、終わった時には相当疲れた表情をしていました。

〇定期テスト(中間テストや期末テスト)と異なり、実力テストは出題範囲の明確な指定がないので、前もって準備することは難しいですが、知識・理解の定着のためには、日ごろから復習を繰り返す以外にありません。

【1学年】

【2学年】

〇3年生は文字式の学習の中で、式の展開や因数分解を学び終わりました。今日の授業はその応用として式による数の性質の証明に入っています。この学習では計算よりもその道筋を明らかにすることが必要ですので、少し苦手な生徒もいます。「習うより慣れろ」の面もあるので、これも先ほどと同様に、小さな復習を繰り返してもらいたいです。

 須藤昌英

5月26日(月)体育祭練習開始と2学年国語

〇来月6日に行う体育祭に向けて、全校での練習を開始しました。金曜日はまだそれほど暑くもなく助かりましたが、今後は梅雨入りしたり真夏日があったりと天候に悩まされることもあるでしょうが、何とか生徒の体調が崩れないように、様々な配慮をしながら当日まで練習と準備をすすめていきます。

〇国語の教科書に掲載されている文書は、大きく2つに分けると、「小説的な文章(物語など)と説明的文章(論説など)」になります。

〇そのうち説明的な文章の解釈に関しては、①文章の中心的な部分と付加的な部分や事実と意見などとを読み分け、要約したり要旨をとらえたりすること、②文章全体と部分との関係や例示の効果について考えること、③文章の論理の展開の仕方をとらえることの3つがあります。

〇なお文章の解釈とは、文章に書かれた内容を理解し意味付けることであり、今までの読書経験や体験などを踏まえ、内容や表現を想像、分析、比較、対照、推論などによって相互に関連付けて読んでいきます。文章の内容や構造を理解したり、その文章の特徴を把握したり、書き手の意図を推論したりしながら、読み手は自分の目的

や意図に応じて考えをまとめたり深めたりしていきます。

〇2年生は富士山がただ高いだけでなく、水の恵みを人々に与えていることを読み取っていく授業を行っています。これによりいろいろな視点で物事をみる力を身につけることができるようになると思います。

 須藤昌英