校長ブログ

校長ブログ(令和2年度)

コミュニティスクール(校長ブログ)

本年度から、学校・家庭・地域が一体となって「地域とともにある学校づくり」の推進を図るために、富勢中学校区4校の富勢中学校・富勢小学校・本校・富勢西小学校がコミュニティスクールになりました。

ホームページ左側に新しく作った「富勢中学校区学校運営協議会」枠に貼ってあるイメージ図は、昨年度から4校学校長で話し合いを重ねて、共通の思いで作成したものです。作成に当たっての思いも掲載していますので、お時間のあるときに左枠内のコミュニティスクールになりました、をクリックしてぜひご覧になってください。

「地域の子どもたちを育てていく」ために、保護者のみなさんも含めた地域からの支援を生かしつつ、地域と学校のより強い連携・協働体制の構築を図っていくことになります。

その基板となる学校運営協議会のメンバーは約30名の地域の方で構成します。地域の団体で活動されている方々が多くいらっしゃいます。地域のために様々な活動をしてくださっている各団体とのつながりを生かしながら進めていくことになります。

コミュニティスクールのスタートとして、「学校を」「子どもたちを」見ていただくことから始めたいところでしたが、今年度は、保護者のみなさんや地域のみなさんに自由に学校に来ていただくことができない状況です。
来年度になったら、全て解禁、ということでもないので、できることから少しずつとなっていくとは思います。

第1回学校運営協議会は8月29日(土)に富勢中で行われました。私が印象に残った言葉は「子どもをおいてきぼりにしない」というものです。大人の思いだけで進めないようにということです。それぞれの学校の良さや子どもたちの姿を生かしながら丁寧に進めていきたいです。

今日、3年生のパソコンの授業がありました。

ローマ字入力の練習です。柏市教育委員会のITアドバイザーの伊藤先生から、子どもたちの様子について「ローマ字自体に慣れているわけではない状態で、それでも真面目に取り組んでいた。できないことがあっても諦めずに頑張る姿がすばらしかった。」というコメントをいただきました。

富勢東小の子どもたちの良さの一つを感じていただけたことをうれしく思いました。こういった子どもたちの良さを見ていただく、知っていただく、そして、富勢地域みんなで伸ばしていく、そんなことに1日も早く取り組めたらいいな、と思います。
(最後の3枚の写真以外は、本文とは直接関係のない本日の子どもたちの様子です。)

コミュニティスクール資料
①文部科学省関連サイト
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度) - 学校と地域でつくる学びの未来
②千葉県関連サイト
千葉県のコミュニティ・スクール/千葉県
②-1千葉県市町村立学校用リーフレット
市町村立学校用リーフレット.pdf













健康第一(校長ブログ)

「本日の欠席児童はいません。」朝一番、養護教諭の福谷先生からの報告がありました。

学校に来た子どもたちが心身ともに健康であることはうれしいことです。それが全員であれば、なおのことです。うれしいスタートでした。

学校には、出席簿という公簿があります。そこには月ごとに出席率というものがパーセントで出ます。
あるクラスで月に一人も欠席がなければ、その月の出席率は「100%」となります。
100という数字は達成感につながる数字です。結果としてそうなったらクラス内でみんなが健康であることに感謝したりと何かしら反応しても良いところです。

しかし、それを目指して、先生や子どもが無理をするようなことは絶対にあってはなりません。無理をするような空気になりそうなら、最初から出席率のことには触れない方が無難でしょう。(これは学校職員に言うことですね。)

健康であることは大切なことです。しかし、体調が崩れてしまったときにその状態をきちんと受け止めることはもっと大切なことです。



なんとしても出席にカウントするために、熱があるのに朝だけ登校したり、放課後に顔を出したりするなんてことがあってはいけません。自分の不調をきちんと受け止められる子どもであってほしいし、お子さんの不調をきちんと受け止められる大人であってほしいと願います。


特に今年度は、自分のために、周りのために、調子が悪いときは無理をせず積極的に休みをとる、という考え方に世の中が変わっています。健康が何よりも大切であるということです。「自分の命は自分で守る。」大人も子どもも同じですね。(写真は本文の内容とは直接関係のない本日の子どもたちの様子です。)

今朝は今年度一番の冷え込みだったそうですね。それにしても、子どもたちは元気です。長袖で過ごす子が増えてきましたが、半袖の子どももいます。


先週末に立冬を迎え、気温も低くなってきます。とは言え
気温の感じ方は人それぞれですから、脱ぎ着のタイミングも人それぞれだとは思います。寒いと感じたときには羽織れるような、活動の妨げにならない脱ぎ着しやすいものがあると安心です。


並べ方と組み合わせ方(校長ブログ)

昨日は暖かな日曜日でした。天気は今日の方が良かったですね。綺麗な青空の1日でした。

今日はまず、裏門の左側(校庭から見て)にある桜の木の枝下ろしをしていただきました。
かなり太い木が、道路の方に伸びてました。
市内の学校の桜は4、50年経っているものが多く、立派な花を咲かせてくれる反面で大風で太い枝が折れることもあり、注意が必要です。

朝からありがとうございます。

6年生が算数の学習で「並べ方と組み合わせ方」という学習をしています。


3つのものから2つ選ぶ場合の話。
例題A
 1、2、3の数字が1つずつ書いてあるカード3枚から2枚選んで、2桁の数字を作る。何通りできるか。

例題B
 バニラ、チョコ、いちごのアイスクリームの中から2つ選んで買います。買い方は何通りあるか。

例題Aは

と考える。
例題Bは

と考える。同じ事をしているようですが、Aとの違いは「2つの並び方に関係ないBの方はだぶっているものを省くから3通りになる」というところです。

しかしながら、ふと、思いました。
2つのアイスを選ぶという場面の捉え方が、生活体験によって異なるかもしれない。下のように縦に積んだ場合を思い浮かべた子がいた場合、この2つを同じと考えるだろうか、ということです。

この2つは別物だろ、ということです。先にチョコに触れるか、いちごに触れるかは子どもにとって大問題だ。となれば、例題Bも6通り?と考えるのか。

そんなことを、近くにいた子を交えて話しました。「うん、これは対話的な深い学びだ、うん、子ども同士ではなく、相手は校長だけれど」などと考えていたら、一人の児童が教科書を見せてくれました。文章問題のそばに挿絵がありました。

あっ、アイスが横に並んでる!
じゃ、「チョコといちご」「いちごとチョコ」は同じ物としてカウントだね、この場合なら3通りでよし、となりました。挿絵で混乱を避けるあたり、さすが教科書、というところです。

子どもたちの捉え方によって、混乱が起きないように、答えが変わることが無いように、教科書は本当に良く考えられて作られているなあ、と思います。







子どもたちよ。
寒い朝は起きづらい。しかし、寒さに負けることなく張り切っていこう。

深まる秋(校長ブログ)

日帰り修学旅行の日に、太陽の下でお昼ご飯を食べました。その時、風が冷たかったのですが、あれが木枯らし1号だったようです。秋が深まっていて、朝の冷たい空気で身が引き締まります。


本校正門方面のあけぼの山農業公園駐車場から出たT字路の道路に「トマレ」の表示を書いていただけるということを10月22日にお知らせしましたが・・・

ありがとうございました。できあがりました。

表示が何もなければ素通りするところでも、一つ表示があることで、「?」と気になるものです。表示はありますが、どちらから通る場合でも、なお一層気をつけての通行を心がけてまいりましょう。

また、本日すくすくメールにてお知らせいたしましたが、このT字路斜め前方の畑の一部が、バスの転回場所になります。バス停も新設されます。

今、あけぼの山公園入口バス停から入口までは少し距離がありますが、ここにバス停ができれば公園へのアクセスが便利になります。本校へのバスでのアクセスも同様です。

ただ、完成後は歩道をまたいでのバスの進入になるため、歩行者はバスに注意が必要になります。

工事期間3ヶ月の間も、歩道が使えない期間も出てきます。車道にはみ出す形で歩道を仮設し、ガードマンもつけてくださることになっていますが、十分に気をつけて通行する必要があります。実際、工事が始まったら、子どもたちには説明をします。

冷たい空気の中、曇り空のもと、持久走の練習をしました。



自分のペースで元気に力一杯走る子どもたち。








ここのところ、北海道や東北地方などの寒い地域でのウイルス感染増加の状況を鑑み、寒くても部屋の換気を呼びかける報道がされています。学校も、暖房をつけてはいるものの、換気をしながらの学習です。窓際やドア近くは冷気を感じます。着る物での調節が必要になります。動きやすい格好であることが大切ですが、暖かく活動できるよう考えていきたいと思っています。

日帰り修学旅行を終えて(校長ブログ)

昨日、6年生といくつかの体験学習をしてきました。
お天気に恵まれ、何をしていても気持ちが良い一日でした。
活動中に「このまま、泊まりたいな・・・」そんな声も聞こえました。
子どもたちにとって、おうちから離れて、友達と過ごす時間はとても楽しみなものだったと想像できます。私の今までの経験からも、「夜、みんなで寝ないで話したこと」を思い出の一つとする子どもは少なからずいました。
しかしながら、今の状況がわからない子どもたちではありません。受け入れるしかないことはわかっているのでしょう。いつまでもそれを口にするわけではありませんでした。目の前にあることに一生懸命取り組んでいました。

昨日の6年生のめあては「チャレンジすること」であり「協力しながら楽しい思い出を作ること」でした。(活動の写真は、昨日の東小日記を見てください。)
6年生は学校にいるときは最高学年という役割を演じるわけですが、一人一人はまだまだ11才、12才の子どもです。そんな子どもたちが、やったことのないことに取り組む姿は、学校ではあまり見られない姿です。どの活動にしても、ちゃんとできるかどうか不安を抱えているわけです。そんな中で、友達と協力し、先生方の話を聞き、少しずつ良い顔になっていく場面を何度も目にしました。

到着の会で「楽しみは、自分で行うことで感じるものであること」「みんながチャレンジし、協力したことで一人一人にとって楽しい一日になったと言えること」「卒業までの4ヶ月と少し、自分で行うことにより楽しい日々を積み重ねてほしいこと」を伝えました。
さみしい気持ちもあるでしょうが、子どもたちはとても良い1日を過ごせたと思います。みなさんの笑顔がそれを感じさせてくれました。

お迎えに来てくださった保護者のみなさん、寒い中、ありがとうございました。
担任の永井先生、例年と違う中での準備、ありがとうございました。引率してくださった先生方、お迎えに出てくださった先生方、ありがとうございました。
そして、活動を支えてくださった手賀の丘少年自然の家のみなさん、ありがとうございました。

今、私たちは、過去と比べても仕方がないという思いを胸に、毎日を積み重ねています。そんな中でも、できることはなんだろうと考えているはずです。何をしていても、何を考えていても時間はどんどん過ぎていきます。今、目の前のことに一生懸命取り組める心身の健康に感謝して、前へ歩いていきたいものです。






東小の子どもたちよ、明日もはりきって行こうではないか!