校長ブログ

並べ方と組み合わせ方(校長ブログ)

昨日は暖かな日曜日でした。天気は今日の方が良かったですね。綺麗な青空の1日でした。

今日はまず、裏門の左側(校庭から見て)にある桜の木の枝下ろしをしていただきました。
かなり太い木が、道路の方に伸びてました。
市内の学校の桜は4、50年経っているものが多く、立派な花を咲かせてくれる反面で大風で太い枝が折れることもあり、注意が必要です。

朝からありがとうございます。

6年生が算数の学習で「並べ方と組み合わせ方」という学習をしています。


3つのものから2つ選ぶ場合の話。
例題A
 1、2、3の数字が1つずつ書いてあるカード3枚から2枚選んで、2桁の数字を作る。何通りできるか。

例題B
 バニラ、チョコ、いちごのアイスクリームの中から2つ選んで買います。買い方は何通りあるか。

例題Aは

と考える。
例題Bは

と考える。同じ事をしているようですが、Aとの違いは「2つの並び方に関係ないBの方はだぶっているものを省くから3通りになる」というところです。

しかしながら、ふと、思いました。
2つのアイスを選ぶという場面の捉え方が、生活体験によって異なるかもしれない。下のように縦に積んだ場合を思い浮かべた子がいた場合、この2つを同じと考えるだろうか、ということです。

この2つは別物だろ、ということです。先にチョコに触れるか、いちごに触れるかは子どもにとって大問題だ。となれば、例題Bも6通り?と考えるのか。

そんなことを、近くにいた子を交えて話しました。「うん、これは対話的な深い学びだ、うん、子ども同士ではなく、相手は校長だけれど」などと考えていたら、一人の児童が教科書を見せてくれました。文章問題のそばに挿絵がありました。

あっ、アイスが横に並んでる!
じゃ、「チョコといちご」「いちごとチョコ」は同じ物としてカウントだね、この場合なら3通りでよし、となりました。挿絵で混乱を避けるあたり、さすが教科書、というところです。

子どもたちの捉え方によって、混乱が起きないように、答えが変わることが無いように、教科書は本当に良く考えられて作られているなあ、と思います。







子どもたちよ。
寒い朝は起きづらい。しかし、寒さに負けることなく張り切っていこう。