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令和 6 年度給食室

4月26日(金)筍ごはん 鶏の唐揚げ たまねぎの味噌汁 塩昆布あえ 美生柑

校長検食簿より

今日は旬をいただく献立で、今が最盛期の筍ご飯に子どもが大好きな鶏の唐揚げ、そして旬が西からやってくる新タマネギのお味噌汁である。筍ごはんの筍はどれも柔らかく食べやすく味も筍の香りを楽しむ味付けでとても美味しく炊き上がっている。鶏の唐揚げは、ショウガとニンニクをベースにした醤油タレの味がしっかりとして、デンプン粉のカラットした揚げ具合で、サクッとジューシーな食感でとても美味しい。それに添えられている塩昆布和えは、小松菜やにんじん、キャベツ大根の野菜と、塩昆布の塩味と旨みが一緒になり、少し甘めの味付けが子どもたちにも美味しくいただける味になっていてよい。たまねぎの味噌汁は、タマネギの甘さを感じる味噌汁で、エノキダケが入っているからしっかりと噛みながら味を味わう味噌汁である。今日は美生柑がデザート。河内晩柑という別名があるが、大阪南部の河内が原産でこの名がついているが、甘みと果汁がたっぷりで、皮との間の部分も一緒にいただくとおいしさが広がる。実は、皮まで食べても美味しくいただける全体を食べられる柑橘でもあるらしい。遅い時期に出る柑橘はジューシーで美味しいものが多いと感じる。味噌汁と筍ご飯に細いにんじんが入ると、彩りが華やかになると思う。私は、筍ご飯ににんじんを入れて楽しむ。

4月25日(木)ポークビーンズ キャベツとしめじのサラダ 給食ロール アーモンド小魚

 

校長検食簿より

今日は洋食でアメリカ料理のポークビーンズがメイン。豚肉といんげん豆、グリーンピースとにんじん、じゃがいも、たまねぎとたくさんの野菜と一緒に煮込まれている、アメリカらしく豪快な料理である。給食でも定番の料理で、トマトベースににんにくの香りがたちあがるスープでじっくりと煮込まれて、お箸でも食べられるほどに煮詰められ味が濃厚で美味しい。ミルク感の高い給食ロールパンにもよく合って、パンにポークビーンズを乗せていただくと美味しい。キャベツとしめじのサラダは、春キャベツは水分を含んでいるが、しっかりとした味付けでゴマの香りも豊かでしめじの旨さも引き立てて美味しい。アーモンド小魚で、小さい頃から煮干しになれていくのはとてもよい習慣である。

鯖のおろし煮 のりあえ 豚汁 手作りグレープゼリー ご飯

校長検食簿より

今日は和食献立でお魚メニューの鯖のおろし煮。写真ではわかりにくいが大根おろしがかかっており味噌煮のような煮かたでなく薄い甘辛煮におろしがかかっている。白いご飯に合う味になっており、鯖の身にもしっかりと味がついて美味しい。おろしがたっぷりあるとさらに旨さが増すと想う。のりあえは海苔とにんじん、ほうれん草、もやし、キャベツの和え物で、海苔の香りと野菜の食感を楽しむ味で、ご飯にも鯖にも合う。磯の香りと野菜を和えて、海のもの山のものという趣があり、磯香和えというネームはどうだろう。豚汁はお肉と根菜がたっぷり入り、ネギの香りを豊かに味わうお汁である。手作りグレープゼリーは、ブドウ果汁を寒天で固めた手作り味。寒天も目立たないが健康によい食材で、諏訪地方などで多くの種類が売られている。今時のプルプル感とは違うが、寒天の良さを感じながらいただいた。低学年の教室を見回ると、ご飯もお魚も野菜も全て食べている子が大半で安心する。食べやすく骨が無いようになっていることも、食を進める要因になっているようである。

4月23日(火)ビビンバ ビーフンスープ きなこ大豆

校長検食簿より

今日の献立はお隣の韓国風献立でビビンバがメイン。ビビンバは名前の通り ビビンが混ぜるという意味で、バはパフ(ご飯)が変化して形で、ご飯と具をしっかりと混ぜながらいただくご飯である。もやし、にんじんにしっかりとしたショウガベースの味がついたお肉にほうれん草と、彩りもよい具とご飯をしっかりと混ぜていただくと、美味しい韓国の味になる。ビーフンスープは鶏肉、ビーフン、にんじん、小松菜とこちらも彩りよい具だくさんのスープで溶き卵が全体に広がり、卵の香りと味に包まれている。卵と鶏肉のよい味が出ているところに、汁にもう一息の出汁の旨みが欲しい。きなこ大豆は、大豆大豆と言ってもよい。大豆を粉にしたものがきなこという説明がもりもり便りにある。大豆は、きなこ、豆腐、納豆、枝豆、湯葉、油揚げと様々な食品がある。日本人の知恵が大豆の加工を広げていった歴史を感じる。

4月22日(月)チキンカレーライス ゴマ風味サラダ 清美オレンジ

校長検食簿より

今日から1年生の給食が開始され、今日の献立は1年生向けにカレーライスとサラダと果物とシンプルである。給食のカレーライスはカレールーを使わずにターメリックなどの香辛料と小麦粉を混ぜながら作る本格派カレー。チキンを使っているのもカレーの原点に立っての食材選びであろう。今日のカレーは甘めにセットされ、1年生もよく食べていた。ごまドレッシングサラダは、にんじん、きゃべつ、きゅうりが酢と油とゴメ油の絶妙な組み合わせでゴマ風味の少し甘めの味付けになっていて食べやすくシャキシャキとしている。清見オレンジのデザートは、甘さもジューシーさもたっぷりとした美味しい柑橘で、清見という名前は、新たな品種としてアメリカのオレンジと日本の温州ミカンを掛け合わせて作ったこの清見オレンジの誕生の地である興津果樹試験場の近くにあった、清見潟の名前を使ってつけられている。清見潟は静岡県の清水の港近く、新幹線で静岡駅につく手前の風景がその場所である。

4月19日(金)手作りちりめんふりかけ ししゃものサクサク揚げ 五目きんぴら なめこ汁 パイン缶

校長検食簿より

今日は、ししゃものサクサクあげと五目きんぴらになめこ汁と和風献立。ししゃものサクサク揚げは、子持ちししゃもを衣に包み、サクサクに揚げられて美味しい。頭からしっぽまで全ていただけるのがうれしい。五目きんぴらは、にんじん、ごぼう、蓮根、じゃがいもにこんにゃくが入り、ちょうどよく煮込まれている。なめこ汁のなめこはもりもりだよりによると、免疫力やおなかの調子を整えるキノコの仲間で健康に生かせるように食べようと呼びかけられている。キノコ類は季節に関係なく調達できるようになり、体調管理に活かしたい食材である。今日のメインといえる手作りちりめんふりかけ、味噌汁の出汁をとった鰹節や鯖節を使って、甘辛く味付けをした給食ならではのふりかけである。細かいちりめんが入り、カルシウムもしっかりととれ、ご飯を美味しくいただけるふりかけになっている。

4月18日(木)大根とツナのスパゲティー ひじき入り鉄人サラダ ストロベリーパイ 大豆小魚

校長検食簿より

今日は和風イタリアン献立で、メインは大根とツナのスパゲティー。すりおろしの大根にしっかりとした形のツナが混ぜ込まれて、甘みのある味付けに海苔が香り、子供には大根の辛さは全くなく食べやすい味付けになっている。大根の汁があるので、麺と具をしっかりと混ぜ合わせておいしくいただく。ひじきいり鉄人サラダは、ひじきの鉄分に注目したネーミングであるが、日本食と同じくらい海のものをつかうイタリアン料理は多く、ごま油のアクセントがしっかりとしたひじきのサラダである。ひじきの鉄分をたっぷりといただけるサラダに仕上がっている。ストロベリーパイは、イチゴのてづくりイチゴジャムを一緒に焼き上げたパイ!今日のいちごは、栃木産の「とちあいか」という品種のようで、甘さと香りがしっかりとしている。富勢小から歩きながらビニルハウスをのぞくと、いちごがたわわになっているハウスがある。直接仕入れて給食に出してあげられるとよいと思う。

4月17日(水)鰆の西京焼き からしあえ けんちん汁 カリカリ大豆

校長検食簿より

本日も春を感じる和食献立で、鰆の西京焼きがメイン。もりもりだよりに鰆はさかなへんになんと書くかがクイズになっているが、春と書く旬の魚である。西京味噌の甘さに浸った西京焼きは上品な味でご飯にもよく合うおいしさである。けんちん汁は、建長寺が発祥とされるお汁で根菜と豆腐の美味しい味噌汁で、今日はゴボウの香りがする里芋も入った汁に仕上がっている。ごま油のアクセントがもう少しあるとさらに旨さが引き立つ。からし和えは、キャベツと小松菜、もやしをからし風味の味付けで、魚やご飯に合う味付けでよい。にんじんが入ると彩りが明るくなり、魚とからしあえのお皿の印象がよくなると思う。魚が嫌いな子は少しでも明るめの様相で・・・。かりかり大豆は大豆とあおもりを混ぜた衣で包んで揚げてあり、青のりの香りを楽しみながらいただくことができて美味。

4月16日(火)わかめごはん 肉じゃが 大根の味噌汁 ヨーグルト

校長検食簿より

今日はわかめご飯に肉じゃがと味噌汁という和食献立である。ご飯に入っているわかめは、宮城県三陸産のわかめで、味がしっかりとしている。気仙沼港に水揚げされるわかめをいただくと、その味の深さに驚くが、確かに三陸産のわかめは美味しい。塩加減もよくわかめご飯はうまい。教室をまわるとご飯の残量に差があり、最初のよそいかたが大切だと気づく。肉じゃがは豚肉の旨みとじゃがいものほくほく感がちょうどよい味付けでご飯にしっかり合っている。じゃがいもの型崩れをさせないよう、丁寧な調理に感謝する。大根の味噌汁は大根とネギに加えて大根の葉もたっぷりと入り、美味しく仕上がっているが、もう少し出汁が効くとうまさがさらに引き立ってくる。ヨーグルトはヤクルトの製品。少し値もはるが給食仕様の価格の時は是非取り入れたい。おいしさの深みと栄養価が他社製品と比較して格段によいヨーグルトである。

4月15日(月)

菜の花のちらし寿司 すましそうめん汁 鮭の塩焼き 切り干し大根の煮物 清見オレンジ

校長検食簿より

今日は春らしく菜の花のちらし寿司を千葉県産海苔で巻いていただき、すまし汁の組み合わせ。花開く前の菜の花は酢飯にも合い、にんじんとの色合いもよく、冬から春にかけて収穫された新しい海苔で包んでいただくと香りもよくおいしさが引き立っている。切り干し大根の煮物には、鶏そぼろが入って味を引き立て、しっかりと煮込まれて美味しい。鮭の塩焼きは、脂ののった美味しい塩鮭で、ご飯が進む味である。すまし汁の中には桜型にしたにんじんが華やかに、また花形のかまぼこが色とりどりで華やかさをまして、春爛漫の装いの給食で、目にも楽しくいただける。鮭の塩焼きがしっかりと塩がきいているせいか、すまし汁の塩気が薄いのが残念だが、出汁が強く効いていれば塩気は薄くてもよい。干し椎茸に加えての出汁味を次ぎに期待している。