校長室より

令和 6 年度 校長室より

スマイルネクストドリルの活用方法を研修

柏市教育委員会は、小学校全校にスマイルネクストドリルというオンラインドリルを採用し、税金から相当額をいただいて子供たちの基礎学力定着に活かしています。

本校でも活用していますが、オンラインドリルが整備されている上に紙のドリルを保護者負担で購入する利点があるのか、オンラインドリルをフル活用することにより、全ての子供たちに有益な学びができ、先生方の負担減につながる活用方法が無いのか、という観点で受講しました。

一人一人の理解度に合わせた復習ができたり、子供たち一人一人の達成状況を確認したり、個別に課題を出すことができるなど、様々な機能が搭載されており、すぐに採点されてフィードバックされる仕組みは、子供のやる気も引き出すだろうと思われました。

従来型の紙ドリルからオンラインドリルに移行する学校が増えてきているという理由も納得するところがありました。次年度ドリルの採択にあたって今後校内の検討をしていきます。

 

ドリルとワークテストのプロポーザルを行いました。

計算ドリルや漢字ドリル、各教科のワークテストは、年度の初めに先生方が見本を見ながらそれぞれの学年で決めている、ということがほとんどの学校の当たり前です。

でも、ドリルもワークテストも作った業者ごとに工夫があり、勉強が苦手、ワークテストの点数が思わしくなかった、というような子も、前向きに自分から取り組むような工夫がされていたり、先生方にとって採点の業務が軽減されるような仕組みがされていたり、実際にどのようにそれが作られているかという話しを聞く機会はありません。

そこで、今日は希望する11社に来校いただき、それぞれの社が作っているドリルやワークテストをプレゼンしてもらい、聞いた先生や富学協の委員に点数化してもらいました。富勢東小、西小からも先生方が来て、4時間近くのプロポーザルとなりました。

 

このようにして、子供たちにとって最も適した製品を選び、保護者負担が少ない製品を選び、全校で統一した指導につながるようにしていきたいと考えています。

先進校の視察で新たな視点をもらいました

2月5日と6日に、本校職員4名と愛知県の東浦町立緒川小学校と私立瀬戸SOLAN小学校の視察に行きました。

緒川小学校は、47年前から今の学習指導要領に示されているような、子供の主体性を活かし、子供自身が自分で考えて学んでいくスタイルの教育を行っている学校です。校舎もオープンスクールを真似て作られているので、壁がなくクラスも入り交じって子供たちが学んでいます。

 

2年生は図工の箱をつくる勉強と算数の立体の勉強を、自分でやりたい方から選んで学んでいます。こうやって2つの教科で関連するような学びは、自由進度で一人一人が自分のペースで学ぶような時間が、年に数回設けられています。

 

子供たちが自分から学べるような環境が、あちらこちらにあります。先生の関わり方が教える人ではなくて、案内を出してくれる人、のようになっているのです。

 

校内は47年前に作られたとは思えないくらいラーニングコモンズという広い空間が、子供たちの学びを支えています。

翌日は、瀬戸市にある瀬戸SOLAN小学校に、三重県教育委員会、豊橋市教育委員会と一緒に視察させてもらいました。この学校の理事長とは20年来の知人で、教育についていろいろと学ばせていただいている方です。瀬戸市立の小学校と中学校が廃校になった校舎をリノベーションして作られていますが、この学校も広い広いラーニングコモンズがあります。

 

普通教室も廊下との間がオープンで、グループで学び合えるような空間が・・

 

緒川小でもそうでしたが、子供たちが自ら学べるようにサポートをする掲示物などがしっかりと整えられています。

 

1年生の教室の前に、なぜ考えるわざを勉強するの?というように、学ぶことが何につながるのか、学力観が変わっていくしかけがありました。

どちらの学校も、習得・活用・探究という学習のストーリーがそれぞれの形で教職員が共有できるようになって、みんなが同じ方向に向かって共有された実践を、生き生きと行っている、私が理想とする学校の姿がありました。 4人の職員がその学校をみて、富勢小学校をみんなにとってすてきな学校にしていってくれると思います。

東浦町立緒川小学校ホームページ

瀬戸SOLAN小学校ホームページ 

 

教科専門指導員の授業を行いました。

富勢小学校の音楽専科は、柏市の教科専門指導員として指導的な立場を任されている先生です。今日は、その先生の授業に学ぶために、授業研究の公開を行いました。市内から16名ぐらいの音楽関係の先生方が参加して、3年生で授業を行いました。

 

最初は担任の先生も参加して、今月の歌を振り付きで元気に歌い、次に心を込めて言葉をていねいに歌って、音楽の授業がスタート。

今日は、デジタル教科書のデジタル教材を使って、リズムで音楽を創ってく授業。一人一人は自分の楽器を決めて前乃時間に創ったようです。今日はそれを合体していきます。

 

 

4人が創ったリズムを一緒にして流すと・・・なんか少しバラバラ感が・・・ここからは、テーマ=題を決めて、その題に合う音楽に変えていきます。みんなで感覚を研ぎ澄ませながらリズム楽器の音を使って作曲していきます。

 

2グループが発表しました。なるほど、題名にあった感じの曲になっていますね。次ぎの時間はもう少し練って創り上げていきましょうね。

音楽のリズム楽器。自分で演奏することはできますが、テーマに合わせてつくっていくことは、3年生には難しいですが、ICTを使うことで自分が思う楽曲を創り出して楽しむことができます。音楽の時間も一人一台の環境が活躍しています。

参加された先生方は、とても勉強になったと帰って実践してみたいと学校に戻って行かれました。

 

教育課程創造会議 第一回を行いました

今日は、学校の根幹となる年間指導計画を含めた来年度の教育課程について話し合う会議を行うために、子どもたちは午前授業とさせていただき、重要案件の協議を行いました。

講師として、敬愛大学の阿部先生、東葛飾教育事務所の津軽指導主事をお招きして、約2時間の協議をしました。

 

阿部先生からカリキュラムマネジメントについてお話を伺いながら、その中で富勢小学校が目指している子供の姿「挑戦し やりぬこうとする子」について、オンラインシートを使いながら具体的な子供の姿を出し合い共有していきました。

 

具体的な子供の姿をイメージしたところで、各学年が計画案としている来年度の年間指導計画を、他の学年の先生方に説明をする「説明し合い情報共有」を行いました。

 

 

総合的な学習の時間と生活科を軸として、様々な教科で学ぶことがつながるように、教科書会社が示している年間計画とは変えていく方向性が随所に見られ、富勢小学校ならではの子供の学びの道筋が見えてきます。

 

2月19日に第二回を行います。第二回に向けて議論を行いながら詰めていきますが、学校の教育活動は、教員だけでできるものではありません。保護者や地域と一体となってすすめていくことが、今の学習指導要領に求められており、「開かれた教育課程」という理念として示されています。いかに開かれた教育課程にしいていくか、そこが2月に向けての課題で、ミドルリーダーたちががんばっています。

新年最初は特別支援の研修・・・

今までのものと、今の学習指導要領の大きな違いは、子どもは教えてできるようになる、ではなくて、子ども自身は元々自分からできるようになりたいと動くもの、と考える子ども観の違いが大きい。

様々な子どもたちがいる中で、集団生活になじめない子やルールを守りにくい子などがいるが、その子一人一人がどのように感じ考え行動しているかを知ることが、子ども自身が自分で自分の行動を変えていくきっかけになる。だから、先生方はその子を知りその子に合った関わりを作っていくことが大切。なので、新年の最初は一人一人の子どもたち理解を広げる特別支援教育の研修を午後に1時間行いました。

 

児童生徒課から二人の指導主事に来ていただき、事例を挙げての実践的な検討協議と、子どもたち一人一人を見取る認知や心理のセオリーについて学びました。

人の成長は脳が成長することです。でも大人は子どものような脳の成長はしませんね。大人は脳内改革をすることが成長することになります。つまり今までの常識を捉え直す、変えていくことが、脳内改革になります。先生の研修はそういう研修であることが大切です。

大人の学びは脳内改革です。

 

一人1授業研修・・・

本校では、校内研究授業とは別に一人1授業研修を行っています。指導略案を書いて、お互いに都合がつく時間に授業を見合い、振り返りから次の指導方法を見いだしていく研修です。

今日は、本年度新規採用の先生が道徳の授業を展開しました。

 

 

授業は人に見てもらい、子どもたちがどのように思考していたか、どうすれば思考を豊かにできるか、そういう振り返りをしながら、だんだん力量をつけていくものです。授業名人という人がいますが、成功した!って言える授業は年に数回しかない、と言います。それくらい授業という仕事は、一見誰でもできそうに見えますが、簡単なものではありません。未来の社会を創る人を育てる「授業」を充実させていくためには、先生の研鑽が大事なのです。

打ち合わせ後のちょこっと研修

今日は15:40分から週に一度の打ち合わせ。

それが終了した後で、道徳教育推進担当の先生が夏休みに受けた研修で大変有意義なものがあったとのことで、自主的に紹介をしてくれる研修がありました。

デジタル教科書として用意されている便利なコンテンツがたくさんあるようです。

 

研修してきたことをみんなで共有して、子どもにとっていい学びにつなぐ、先生の学びの共有がいい授業になります。こんな研修がたくさんできる職員室にしていきたい・・・

安全ボランティアとPTA安全部との情報交換

例年は年度末に行っていた安全ボランティアの皆様とPTA安全部との情報交換を2学期始業式に行いました。

 

PTA安全部が作成した危険箇所調査結果のデータを元にしながら、普段から気になることの情報を交換しました。警察や市役所への働きかけ、交通安全だけではなく防犯についても話題が広がり、1時間以上にもわたっての意見交換、情報交換が行われました。

子どもたちの総合的な学習との関連なども図りながら、富勢地域の安全な環境がよりよくなるように力を合わせていきましょう。

暑い中ご参会いただきありがとうございました。

夏休みじゃないとできないつながり・・・

今日は午前中に南龍寺の住職とお話をしたあと、5年生の担任の先生方と一緒にオリエンテーリングのコースを回ってきました。手賀の丘のオリエンテーリングですが、前任の土小学校が採用していたコースとは違うコースだったので、実際のコースを見るために行きました。担任を誘うとみんなついてきたので、5人で回ってきました。

12時に帰ってくると、お昼のお楽しみイベントを教頭先生が企画して「全国ご当地カップラーメンを味わう会」を行っています。

日本列島の形に並べられたカップ麺。北は北海道札幌の味噌ラーメンから南は福岡のとんこつラーメンまで20個のカップラーメンを、少しずつ味見のように食べながら、うんちく?を語ります。いろいろな味が再現されていて、確かにこの味は・・・と楽しいですね。

おわんに取りながら、少しずつラーメンを味わうと、長野の味噌ミルク・・尾道ラーメン・・喜多方ラーメンと・・少しずつですが、知らないうちにお腹もいっぱいになり、わいわいと楽しいお昼でした。

その後は、授業づくりの話し合いがあい、3時前に雨が降り出す前に、校庭に沿って設置されている花壇の雑草を抜くぞ!という校長の掛け声に、若手中心になって、暑い暑いと言いながらも、力を合わせてきれいに・・・していきます。作業しながら話をしながら・・・文句を言いながら・・・

 

 

すっかりときれいになりました。これで、子供たちをよい環境で迎えることができます。やっぱりきれいな学校がいいですね。

来年に向けては、フラワーボランティアなどのお力を借りれるようにしていきたいと考えています。

作業が終わると同時に、台風の影響を受けた土砂降りが降ってきました。始業式に向けて色々と備えなければなりません。