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校長室 令和5年度

令和5年度 第1回田中地区学校運営協議会(コミュニティースクール)

 6月7日(水)に標記の協議会が本校にて開催されました。

 柏市は、全市的にこの動き(学校運営協議会の設置)を本格化させており、この田中地区も昨年度から準備を進めてきたところです。

 本協議会は、田中地区の様々な団体(ふるさと協議会・青少協・地区社協・民児協等)の方々や、各校のPTA役員の方々、様々な形で学校を支援してくださっている方々に委員になっていただき、4校の校長も加えた18名で構成されています。

 今回は、各校の「学校経営方針」について承認をいただくこと、今年度の取り組みの方向性を確認することを中心に協議が行われました。

 地域で「育てたい子ども像」を共有し、実現のための具体策を検討していくことが肝要です。

 第2回は8月下旬に行う予定です。

 随時、協議会の内容についてご報告させていただきたいと思います。

 最後に、当日の様子を写真でご紹介させていただきます。

 

 

3年生社会科見学(市内巡り)

 先週の土曜日は、授業参観・観劇にご参会いただきありがとうございました。

 いくつかの劇団に連絡を取ったのですが、「本・図書室が重要な意味を持つこと」「内気な自分を変えたい主人公」「好きなことを人生の柱に」といった内容・メッセージから、劇団風の子さんの「チェンジ ~図書室のすきまから~」に決めました。

 子どもたちが楽しそうにしている姿を見ることができて本当に良かったと思っています。

 

 さて、本日は3年生と一緒に市内巡りを行ってまいりました。

 体調不良等で欠席者が4名ということになってしまったのは残念でしたが、参加した子どもたちは途中で体調が悪くなることもなく、無事に帰校することができました。

 小雨模様の中出発したのですが、見学・散策を断念しなくてはならないほどの降りにならなかったことが幸いでした。昼食時には雨が止み、柏の葉公園でお弁当を食べることができたことも、本当に良かったです。

 車窓から、また、現地で、子どもたちにはたくさんの気づきや学びがあったことと思います。

 今後、学んだことを表現する活動に入りますが、子どもたちの作品を楽しみにしたいと思います。

 以下に本日の様子を写真でお伝えします。

 

  <道の駅しょうなんにて>      <昼食・柏の葉公園にて>

修学旅行

 今週の月曜日・火曜日と修学旅行に行ってまいりました。

 

 大変残念だったのですが、1名発熱のため欠席となってしまいました。

しかしながら、修学旅行は、当日だけでなく、準備から振り返りまでのすべての時間が重要です。6年生は、自分たちが学んできたことを、欠席となってしまった子にしっかりと伝えることができると思います。

 みんなの力で、みんなの学びを深めていけたらと思います。

 

 さて、この2日間を振り返ってみると、6年生の良いところがたくさん発揮された修学旅行でした。

 以下に良かった点を記します。

 

①   話を聞く姿勢・態度

  ⇒ホテルの方やガイドさん、運転手さんなど、たくさんの方に褒めていただきました。

②   時間を守れたこと

  ⇒「5分前行動をしなさい。」と教員が注意する姿は今までに見たことがありますが、「5分前では早すぎる

   ので、3分前行動でいい。」と教員から言われる子どもたちを初めて見ました。

③   時間に余裕を持って行動できたこと

  ⇒子どもたちの行動が早いので、すべての行程が前倒しに進みました。

④   あいさつをしっかりできたこと

  ⇒ハイキングの際にすれ違った方々、華厳の滝や日光街道散策の際に出会った方々など、外国人観光客も含め、

   たくさんの子が進んであいさつをしていました。

⑤   自分の役割を自覚し、しっかりと責任を果たすことができたこと

  ⇒実行委員、係、班など、どの子も自分の役割をしっかりと果たしていました。

 

 6年生にも直接「到着の会」で伝えたのですが、本当によく「できる」子たちだと改めて感じました。

 小学校生活、残り約160日、様々な学習や行事、体験活動等を通して、この素晴らしい6年生がさらに成長できるようがんばっていこうと決意を新たにした2日間でした。

小学校専科非常勤講師等配置事業

 今年度、県が行っている標記の事業に関して、「体育」の枠が柏市に1校割り当てられたので、応募してみました。倍率は13倍だったとのことですが、厳正なる抽選の結果、本校に配置が決まりました。

 この事業の講師は、各ジャンルのスペシャリストばかりです。

 陸上やサッカーで大学・社会人まで活躍した選手、器械運動や水泳の指導に長けた方など、錚々たる方々が本校に指導に来てくださいます。

 可能であれば全学年に携わっていただきたいところなのですが、年間350時間と枠が決まっており、かつ、対象が1~4年生とのことだったので、3・4年生を中心に関わっていただくことにしました。

 現在は、「プレルボール」というバレーボールの基礎となる運動についてご指導をいただいております。

 今後は、6月・7月に「水泳」と「体つくりの運動」のご指導をいただく予定です。

 また、2学期は「かけっこ・小型ハードル走」「マット運動」「幅跳び・高跳び」「ベースボール型ゲーム」、3学期は「多様な動きをつくる運動」「リズムダンス」「ラインサッカー・ミニサッカー」等を計画しています。

 講師の指導は的確で、子どもたちをノせるのがうまく、人柄も素晴らしいので、この事業は子どもたちにとってメリットしかないと思います。

 極力私も授業に入りながら、子どもたちの体力向上と運動に対する意欲の向上を図ってまいります。

 以下に、授業の様子を写真でお伝えします。

    

 

第1回クラブ活動

 5月24日(水)に、今年度の第1回「クラブ活動」が行われました。

 クラブ活動を楽しみにしている子は多いと思います。実際、下校時に4年生の子が「校長先生、あと2日でクラブ活動です。ぼくは〇〇クラブになったので、とても楽しみです。」と声をかけてくれました。

 

 ところで、クラブ活動の「目標」と「内容」は、学習指導要領には以下のように記されています。

〔クラブ活動〕
1 目標
 クラブ活動を通して,望ましい人間関係を形成し,個性の伸長を図り,集団の一員として協力してよりよいクラブづくりに参画しようとする自主的,実践的な態度を育てる。

2 内容
 学年や学級の所属を離れ,主として第4学年以上の同好の児童をもって組織するクラブにおいて,異年齢集団の交流を深め,共通の興味・関心を追求する活動を行うこと。

(1) クラブの計画や運営
(2) クラブを楽しむ活動
(3) クラブの成果の発表

 

 私は、クラブ活動の良さは、「好きなこと(興味・関心のあること)に異年齢集団で取り組むこと」にあると考えています。今年は、19のクラブを設置することができました。たくさんの選択肢から自らの意思で選択をする(自己決定する)という行為は非常に重要です。そして、異年齢での交流は、子どもたちの学びを豊かにし、相手を思いやる気持ちを育みます。年間9回のクラブ活動を通して、子どもたちの「自主性」と「協力する力」を育んでいきたいと思います。

 

 以下に、当日の様子の一部を写真で紹介します。今回掲載できなかったクラブについては、2回目以降に掲載させていただきます。

  

   <昔遊びクラブ>        <バスケットボールクラブ>     <タグラグビークラブ>

 

  

  <理科おもちゃクラブ>       <屋外スポーツクラブ>     <ベースボール型クラブ>

小学校低学年の交通安全

 先日の「移動交番」の際に、担当の方から教えていただいたことがあります。

 今回はその内容をお伝えします。

 

①   小学校低学年の交通事故が多い「時期」

★5~7月と12月

⇒年度当初よりも学校生活に慣れてきた5~7月と、年末で皆慌ただしくしている12月が多いとのことです。

 

②   小学校低学年の交通事故の「発生時間帯」

★14時~18時

⇒この時間帯の事故が約64%。下校中と、帰宅後に外で遊んでいる時が要注意とのことです。

 

③   事故の「理由」

★小学校低学年の交通事故の約67%が「飛び出し」か「横断違反」

⇒安全を確認しないで飛び出す「飛び出し」と、横断歩道外や走行車両の直前直後の横断をする「横断違反」が多いとのことです。

 

 学校でも、交通安全に関する指導を折にふれ行ってまいりますが、ご家庭でも通学路の危険個所や交通マナー等について、改めてお話をいただけましたら幸いです。

 よろしくお願いいたします。

委員会活動

 今回は、学校教育の中で重要な取り組みの1つ「委員会活動」についてご紹介いたします。

 委員会活動とは、学習指導要領では「児童会活動」に位置づけられ、活動の目標は以下のように示されています。

 「児童会活動を通して,望ましい人間関係を形成し,集団の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し,協力して諸問題を解決しようとする自主的,実践的な態度を育てる。」

 キーワードは「よりよい学校生活づくり」「諸問題を解決」「自主的、実践的な態度」ではないかと考えています。

 つまり、「全校児童が落ち着いて学校生活が送れるように、改善すべき点、改善できる点を話し合い、自分たちの力で改善していく」という活動だと思っています。

 私は、このような「自治的な活動」「課題解決型の活動」は非常に重要だと考えています。

 5・6年生が知恵を出し合い、協力して、より良い学校づくりに参画してくれることを期待しています。

 また、そのように指導・支援してまいります。

 最後に、先日の活動の一部を写真で紹介いたします。すべての委員会について紹介できないことをご容赦ください。

   

    <飼育・栽培委員会>       <保健委員会>          <計画委員会>

 

  

    <放送委員会>          <音楽委員会>          <図書委員会>

 

5月の全校朝会

 本日、リモートで5月の全校朝会を行いました。テーマは「あいさつ」です。「あいさつ」はとても大事だと考えています。気持ちの良いあいさつができるように、事あるごとに子どもたちには話していきたいと思っています。

 

 さて、教育分野がご専門の弁護士「真下麻里子」先生が常々おっしゃっているのが、「3つの団子に櫛を通すことが大事」だということです。この言葉は、「子ども」「保護者」「教職員」の三者の共通理解を図ることが重要だということを意味しています。私も全く同感です。

 そこで、私が直接全校児童に話すことができる唯一の場である全校朝会でどのような話をしているのかを、保護者の皆様にも知っていただくことを目的に、ホームページでお伝えをさせていただきたいと思います。

 以下に、本日お話した内容を掲載いたします。

 

<5月の全校朝会>

 田中北小学校の皆さん,おはようございます。

 新校舎での生活がスタートして、約1カ月が経とうとしていますが、新校舎での生活に少しは慣れてきましたか?

 今週は、学校があるのは今日と明日の2日間だけで、その後5連休になります。

 良いゴールデンウィークを過ごせるよう、体調に気を付けて過ごしてください。

 

 さて、今月の校長先生のお話は,あいさつについてのお話です。

  校長先生が朝,正門の交差点で皆さんの登校の様子を見守っている時,校長先生より先に進んであいさつをしてくれる子がたくさんいます。校長先生はとてもうれしい気持ちになります。

  朝だけではなく,休み時間や廊下ですれ違った時,下校の時なども進んであいさつをしてくれる子がたくさんいます。とても素晴らしいことです。

 逆に,校長先生があいさつをしても、素通りしていく子がたまにいます。

 校長先生はそういう子を見ると、「何か嫌なことがあったのかな?」「校長先生とはあいさつをしたくないのかな?」などといろいろ考えて心配になります。

  もし、校長先生の話を聞いて、「あいさつができていなかったな・・・」と思う人がいたら、今日から進んであいさつをするようにこころがけてください。

 

 あいさつをすることは、人と人とがつながる第一歩ですから、良い関係をつくるためにも、みんなで進んであいさつをしていきましょう!

 

 これで,校長先生のお話を終わりにします。

新校舎内覧会

 昨日、標記の会が開催されました。あいにくの雨にも関わらず、「2814」人もの方にご来校いただきました。

 近隣市の事例から、1500人くらいを想定していたのですが、想定をはるかに超える方々にご来校いただきました。

 ご来校いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 受付担当からは、「未就学児と小学生をお連れのご家族が多かった」と伺いました。現在本校に関わっていただいている方々に加え、次年度以降入学予定のご家族の関心が高いということだと思います。

 また、お声かけをいただいた方々から、お褒めの言葉や激励の言葉をたくさんいただきました。皆様のご期待に応えられるよう、気を引き締めて学校経営に努めてまいります。

 

 以下に、当日の様子を写真でお伝えいたします。

 

        <体育館の様子>              <1年生教室付近の様子>

 

 

    <ラーニングセンターの様子>              <家庭科室の様子>

 

1年生を迎える会

 昨日、1年生を迎える会を行いました。全校児童が初めて体育館に集まりましたが、大変広い体育館なので、密集している感じがなく、ゆったりと落ち着いた雰囲気で会を進行することができました。

 

 最初に1年生を学級ごとに紹介しました。1年生は元気よく返事をすることができました。

 次に、「〇×クイズ」を10問行いました。1年生の担任や私にまつわるクイズ、校舎や学校に関するクイズでしたが、子どもたちは楽しそうに参加していました。

 その後、1年生からお礼の歌「1年生になったよ」、校歌という流れで進んでいきました。

 1年生の歌は元気よく、かわいい振り付きだったので、気持ちがほっこりしました。

 校歌は各学級で、また、音楽の時間に歌ってきたことがわかる良い歌声でした。

 

 1つ気になっていたのが、大きな音(声)の苦手な子がいることです。そのため、イヤーマフ(ヘッドホンのようなもの)を用意しました。その子は、自分で判断して必要な時に着けるようにしていました。そして、クイズや歌など、すべての催しに参加することができました。

 

 会が終わってから、1年生数人に、「楽しかった?」と聞いてみたのですが、皆笑顔で「楽しかった」と答えていました。本当にうれしく思いました。

 

 最後に、会の一部を写真で紹介いたします。校歌を歌っている場面しか撮影ができませんでした・・・ご容赦ください。

 

避難訓練

 本日の2校時、避難訓練を実施しました。

 今回の訓練の目的は、次の2点でした。

  ①子どもたちが災害時の避難経路を理解すること。

  ②子どもたちが一次避難の方法を実践できること。

 私は、1年生の様子を中心に見守っていたのですが、子どもたちは担任の話をしっかり聞いて、素早く行動することができていました。

 その結果、1人も捜索をする必要なく、5分以内に校庭に二次避難をすることができました。

 その後の安全主任や私の話を聞く態度も立派でした。

 新校舎初の避難訓練だったため、試行錯誤を繰り返し本日を迎えたのですが、良い訓練ができたと感じています。

 子どもたちが「自分の命は自分で守る」ことをしっかりと実践できるよう、交通安全も含め、継続して指導・支援してまいります。

 以下に、訓練の様子を写真でお伝えいたします。

  

  <1年生の一次避難の様子>      <二次避難の様子①>      <二次避難の様子②>

給食開始

 今週月曜日から2~6年生の、木曜日から1年生の給食が始まりました。生きていく上で「食」は大変重要ですので、おいしくて栄養価の高いメニューを提供できるよう、栄養士を中心にがんばってまいります。あわせて、食文化や食事のマナー等、食育にも力を入れていきたいと考えております。

 さて、1年生が給食の準備をしたり片づけをしたりというのは、慣れるまでは大変な作業です。当面の間、担任以外の職員も各学級に入り、複数体制で指導にあたるとともに、6年生にも補助をしてもらいながら、準備・片付けを進めてまいります。

 以下に、その様子を写真でお伝えします。

 

     <6年生の給食中の様子>              <1年生の片づけの様子(初日)>

 

 

令和5年度入学式

 12日(水)に,1年生205名(欠席4名)をお迎えいたしました。

 保護者の皆様,様々な点でご協力いただきありがとうございました。

 

 当日は,2つの門に設置する看板がぐらつくことのないよう,安全に設置することに一苦労するほどの強風でしたが,心配していた雨天とはならなかったことが幸いでした。

 

 式が始まる前,そして式中も,新入生はとてもがんばっていました。初めての環境で不安になったり,興味を引いたりすることがあったと思います。しかし,立ち歩いたり大きな声でしゃべったりすることが全くなく,スムーズに式を進めることができました。

 これから共に過ごす学校生活がとても楽しみです。

 

 式辞でも申し上げたことですが,子どもたち一人一人の良さを伸ばせるよう,職員一同全力で支援してまいります。

 

 以下に、式当日の様子を写真でお伝えいたします。

  

       <入学式の様子>                  <学級活動の様子>

移転開校式

 保護者の皆様、日頃よりお世話になっております地域の皆様、昨年度1年間本当にお世話になりありがとうございました。今年度も子どもたちが安全に安心して学校生活を送ることができるよう、諸活動に全力で取り組んでまいります。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 さて、春休みを終えて、昨日久しぶりに子どもたちが登校してきました。学校に子どもたちがいるのは本当にうれしい限りです。時には、トラブルがあったり、心配なことがあったりするのですが、子どもたちのがんばりや成長を目の当たりにできるのは、この上ない幸せです。子どもたちと一緒に、この学び舎での伝統を築いてまいります。

 昨日は、始業式に先立ち、太田和美柏市長、田牧徹柏市教育委員会教育長はじめ、ご来賓をお招きし標記の式典を開催いたしました。約30分間の式典でしたが、子どもたちの話を聴く姿勢が素晴らしく、感動しました。いいスタートを切ることができました。

 以下に、移転開校式の様子を写真でお伝えいたします。

  

 <太田和美市長による「移転開校宣言」の様子>    <児童代表による「誓いの言葉」の様子>

 

 

 

 

学び舎感謝の会第3弾「最後を飾る打ち上げ花火」

 25日(土)19:00~、標記の「校舎お別れイベント」を行いました。

 前日から降り続いていた雨が奇跡的に止み、予定通り実施することができました。

 

 卒業生や関係者の中には遠方にお住まいの方もいらっしゃるかと思い、ライブ配信(中継)も行うことにしました。

 

 当日、北公園には200名くらいの方が集まっていたと聞きました。中継も1800回以上視聴されたようです。

 また、関係の皆様から「良かった。」というお言葉もたくさん頂戴いたしました。

 

 お力添えをいただいた実行委員の皆様、本当にありがとうございました。

 

 以下に、花火の写真を掲載します。

   

創立67年 田中北小学び舎感謝の会

 21日に地域の方・卒業生向けの感謝の会を、そして本日児童向けの感謝の会を無事に開催することができました。

 ご協力をいただいた実行委員の皆様、PTAの皆様、関係の皆様、本当にありがとうございました。

 21日は、368名もの方にご参会をいただき、盛大に会を行うことができました。会のコンセプトを「大同窓会」としたのですが、ご参会いただいた皆様のご様子からは、旧交を温めていただくことができたのかな・・・と感じております。

 本日は、教育長からお言葉を頂戴した後、①和太鼓鑑賞、②思い出の動画視聴、③児童代表のスピーチ、④バルーンリリース、⑤「ありがとうさようなら」の合唱、辞校式をはさんで、⑥最後のチャイムに合わせて全校で校舎にお別れという流れで会を進めました。

 今日が、子どもたちの思い出の1ページとなり、新校舎での新たなスタートへの希望につながったらうれしいです。

 明日も何とか天候が持ちそうです。19時からの「花火」も楽しんでいただけましたら幸いです。

 以下に、21日と24日の様子を写真でお伝えさせていただきます。

   

     <21日:会場の様子>             <24日:和太鼓鑑賞>

   

    <24日:児童代表のスピーチ>           <24日:バルーンリリース>

 

 

卒業式

 昨日、6年生31名全員が参加して卒業式を行うことができました。保護者の皆様、今まで6年生を支えてくださったたくさんの皆様、本当にありがとうございました。

 6年生は、練習してきた成果を発揮し、素晴らしい態度で式に臨んでいました。練習や予行より声も大きく、堂々としており、さすが現校舎最後の卒業生だと感じました。

 

 卒業式の2日前に行った予行には、5年生も参加しました。名目上は保護者の役をお願いするということでしたが、6年生の姿を見て、5年生は様々なことを感じていました。

 「返事が大きくて素晴らしかった。」

 「一つ一つの動きがしっかりとしていた。」

 「歌が良かった。」

 「緊張感が伝わってきた。」

 「1年後は自分たちがあの場に立つんだなと思った。」

 教室に戻ってから感想を聞いてみたのですが、上述のような内容が、どちらのクラスからも聞かれました。

 「今の6年生は現校舎最後の卒業生。では、みんなは?」

という私の質問に、大きな声で、

 「新校舎最初の卒業生!」

と答えていました。6年生の姿を目に焼き付けることで、5年生の卒業への意欲が高まったと感じました。

  

 卒業生の皆さん、卒業おめでとう。そして、北小の良さを後輩たちに伝えてくれてありがとう!

 今後のますますの活躍を期待しています。

5年生交流会

 昨日、本校と田中小の5年生による交流会を、昼休みにリモートで行いました。

 お互いに、今年取り組んできたことを紹介し合い、田中北小に来る児童の紹介をしていただき、最後に質問をし合って終了となりました。

 時間は20分間という短い時間ではありましたが、子どもたちは楽しそうに発表したり、発表を聞いたり、手を振ったり、拍手をしたりしていました。

 「交流会ができて良かった。」という声があちらこちらから聞こえてきました。

 本校の5年生は、錦鯉ばりの「こんにちは~」から発表が始まり、1人何役も演じたり、身振り手振りを交えて発表したりしました。田中小の児童にとっても、印象に残る交流会になったことと思います。

 今回交流できたことで、不安や心配事が少なくなった児童もいると思います。

 良い行事になりました。

 <交流会の様子>

    

 

 

3月の全校朝会

 昨日の午後、通学路確認を実施いたしました。多くの保護者の皆様に、ご自宅付近に出ていただいたり、途中まで迎えに来ていただいたりしたことに感謝申し上げます。

 現在、実施したことによって見えてきた課題を集約し、改善策を検討しているところです。

 最も優先すべきは子どもたちの安全です。その点から通学路を検討してきたので、一部遠回りになってしまうところがございます。そのような場合に、子どもたちの安全が確保できるようであれば、通学路以外の通路を利用することも認めていく方針ですので、学校にご相談いただけたらと思います。

 

 話は変わりますが、3月の全校朝会を1日(水)に実施いたしました。今回は高学年向けの話になっていたのですが、低学年の児童も一生懸命聞いてくれました。私の話を踏まえて、今までの行動の「振り返り」を行った学級もありました。

 以下に話した内容を記します。

<全校朝会での話>

 田中北小学校の皆さん、おはようございます。

 今週に入って、だいぶ寒さがやわらいできましたね。

 過ごしやすくなってきている反面、花粉症の人にはつらい季節になりました。

 校長先生も、目や身体のかゆみ、鼻水以外にも、頭が痛くなったり、ぼーっとしてしまったりすることがあります。

 つらい毎日ですが、今月は、この校舎で過ごす最後の1カ月なので、悔いの残らないように精一杯頑張りたいと思っています。

 

 さて、今日皆さんに伝えたいことは、「振り返り」を大事にして欲しいということです。

 授業の最後に、「振り返り」をすることがありますね。「1時間集中してがんばることができたか」、「わかったことやできるようになったことはあるか」「友だちの考えを聞いてどう思ったか」などです。

 この「振り返り」を授業だけでなく、自分の行動についても行って欲しいと思っています。

 例えば、友だちが人の悪口を言っていたとします。

 あなたならどうしますか?

 ・一緒に悪口を言う(友だちに話を合わせる)。

 ・聞き流す。

 ・友だちを注意する。

などが考えられると思います。

 このような時に、ぜひ、自分が「良い」と思う行動、後で振り返った時に「心が痛まない」行動を取ってください。

 その行動を取ることは勇気のいることかもしれません。

 でも、その勇気があなたを成長させます。あなたを信頼される大人に導きます。

 素直で前向きな北小の皆さんならできると信じています。

 そして、勇気を出したのにうまくいかなかった時は、信頼できる大人に相談してください。きっとあなたを助けてくれると思います。

 

 最後に、今日皆さんに伝えたかったことをまとめます。

 「後で振り返った時に、心が痛まない、後悔しない行動をしよう。」

です。

これで校長先生のお話を終わりにします。

第5回 現校舎とのお別れイベント 実行委員会

 22日の水曜日、標記の会を行いました。

 当初は10日(金)を予定していたのですが、降雪予報が出ておりましたので、22日に延期した次第です。

 今回は、応募いただいた方々と、各町会の代表の方々、PTA会長、教頭、私の計12名で行いました。

 前回までにおおよその内容と役割分担は決定していましたので、それぞれの分担で、当日までに行うことの見通しを立てました。

 具体的には、

・恩師や卒業生代表の方々に行うインタビューの日時や項目の検討

・会場設営や写真展の方法

・購入する物品やレンタルする物品

等について協議しました。

 次回は再来週の3且10日(金)に行い、その後、17日(金)、前日の20日(月)で準備をしてまいります。

 現在のところ、WEBで申し込みをいただいている方が70数名ということですので、想定人数の300人にはまだまだ余裕がございます。

皆様お誘いあわせの上、ご参加いただけましたら幸いです。

こころの健康「シャボテン」

 今回の「校長室」では、先週の月曜日から3年生以上で取り組みを始めた「シャボテン」についてお知らせしたいと思います。

 

 毎朝、子どもたちは、健康観察の時間に「こころ」と「からだ」の状態を入力します。あわせて、相談したいことがある場合には、「話したいボタン」をクリックします。

 その結果が以下の写真のように通知されます。具体的には、次の2点にあてはまる児童が抽出されるという仕組みです。

①   こころやからだの状態に「×」(悪い)や「△」(少し悪い)がついている

②   「話したいボタン」が押されている。

 その内容を、担任、養護教諭、管理職が確認をし、数日×や△が続いている子や話したいボタンを押した子に声をかけます。そのやりとりの中で、子どもたちの不安や悩みを丁寧に聞き、どうしたらいいかなどを一緒に考えていきます。

 

 新たな取り組みではありますが、現在のところ、大きな混乱もなく対応できているのではないかと思っています。

 

 私は、困ったり、悩んだり、つらかったりする時に、気兼ねなく相談ができる風土と体制を学校に創りたいと思っています。特に、次年度、学校の環境が大きく変わるので、その時に、この風土と体制が不可欠だと考えているので、その準備をしているところです。

 3年生以上では問題なく実施できることがわかりましたので、次年度も、3年生以上で実施していきたいと思っています。

 1・2年生への導入については、引き続き検討してまいります。

 

<シャボテンの管理画面>

 ⇒ 

                               【画面の一部を拡大表示したもの】

今年度最後の校外学習

 8日(水)の午後、4年生と今年度最後の校外学習(社会科見学)に行ってきました。場所はキッコーマンものしりしょうゆ館です。今年度の最後を飾るにふさわしい、充実した校外学習になりました。

 

 この校外学習ですが、キッコーマンさんが3年ぶりに小学生を受け入れてくださって実現しました。現在も一般の方々は受け入れていないとのことです。

 

 施設見学は各クラス2グループに分かれて行いました。子どもたちは、ガイド役の方の説明をしっかりと聞き、映像資料を食い入るように見つめていました。

 

 体験活動は各クラス4グループに分かれて行いました。しょうゆができるまでをダイジェストで体験させていただき、手触り、匂い、温度等、五感をフル活用し感じ取ることができました。

 子どもたちは非常に反応が良く、「すごい。」「温かい。」「色が違う。」「大豆の匂いがする。」などなど、様々つぶやいていました。

 

 見学や体験の際の態度も素晴らしかったです。次年度の林間学校が楽しみです。

 

 最後に、当日の活動の一部を紹介いたします。

 <社会科見学の様子>

    

    

2月の全校朝会

 本日は、大変お忙しい中、今年度最後の授業参観・懇談会にご参会いただき、ありがとうございました。保護者の皆様に、子どもたちの成長を感じていただけましたら幸いです。

 また、本日、「学校評価アンケートのお願い」の文書をお配りさせていただきました。今年度の総括を行い、次年度の取り組みを検討する貴重なアンケートになりますので、ご協力をお願いいたします。

 今年度も残すところ2カ月弱となりました。今までの振り返りをしっかりと行い、子どもたちの更なる成長を目指してまいります。

 最後に、昨日行いました「全校朝会」で私が子どもたちに伝えた内容を共有させていただきます。

 

<全校朝会で伝えた内容>

 田中北小学校の皆さん、おはようございます。3学期もあっという間に1カ月が経とうとしていますが、皆さんお元気ですか。

 今日は、この1カ月を振り返ってみたいと思います。

  まずは、3学期が始まってすぐに、校内書き初め展がありましたね。金賞に選ばれた皆さん、おめでとうございます。

 でも、実は、金賞に選ぶかどうか悩んだ作品がたくさんありました。12月から練習している姿を見ていて、「すごく上手になったなあ。」と思う作品がたくさんありました。本当に悩みました。最後は、たくさんの先生方と相談して決めました。この書き初めの取り組みは、皆さんの成長をたくさん感じられて、校長先生はとてもうれしかったです。

  次に、3学期に学級委員になった人たちの任命式というものがありました。任命証を渡す時、学級委員さんたちが「これからがんばろう」という気持ちを伝えてくれて、とても頼もしかったです。

  そして、昨日は児童会役員の任命式がありました。新児童会役員の4・5年生は、新しい学校のリーダーです。ぜひ、北小の子どもたちが楽しく、安全に、安心して学校生活を送れるよう、様々なアイデアを出して、それを全校に呼び掛けて、実行していってもらいたいと思っています。

  最後に、音楽部の活動です。10日の発表会に向けて、部員みんなで心を1つにして、練習をがんばっています。音楽の素晴らしさは、みんなの気持ちや音が1つになった時に感じられます。部員全員が、一生懸命練習してきた成果を発表会で発揮できることを期待しています。

  では、今月も寒い日が続くと思いますが、寒さに負けず、元気にがんばっていきましょう。

  これで、校長先生のお話を終わりにします。

代表委員会

 26日(木)の昼休みに代表委員会を行いました。

 代表委員会は、3年生以上の学級委員(各学級2名)と各委員会の委員長1名(今回は引き継ぎを踏まえて、5年生の副委員長も)が参加して行われます。つまり、学校の「代表」が集まり、学校の課題とその解決策について話し合ったり、連絡事項・伝達事項が全学級に浸透するように働きかけたりする役割を担っています。

 感染症の拡大により、異学年での交流が制限されていたため、昨年の11月に約2年半ぶりに復活しました。今回が復活後3回目の開催となります。

 

 今年度の代表委員会で決定して実施したことが2つあります。

 1つ目は、あいさつの際に「〇〇先生、おはようございます。」のように、相手の名前を言ってあいさつをすることです。児童会からの提案で、代表委員会を通して実行していったのですが、素晴らしい取り組みとなりました。

 2つ目は、「花壇に入らない」ことです。この呼びかけを全校にする前は、花壇に足跡が見られることがまれにあったのですが、呼びかけ後は全くなくなりました。

 

 子どもたちの「自立」や「成長」という観点から、自分たちで決めたことを自分たちで守る(進めていく)ことは、とても大切です。

 新校舎に移転後も、児童会や代表委員会を中心に、子どもたちの発案、発信で、ワクワクできることや課題解決を図っていくことなどを進めていきたいと考えています。

 

<代表委員会の様子>

 

たなかっ子食堂 

 先週の土曜日、田中近隣センターにて、田中地区社会福祉協議会の皆様による「たなかっ子食堂・プレオープン」が行われました。

 2月11日(土)のオープンに向けて、お弁当の試作を行うということでお声かけをいただき、顔を出させていただきました。

 調理に携わってくださった方、食材や食品を提供してくださった方、皆様が「たなかっ子」で、そんな「たなか愛」あふれるお弁当は、大変おいしかったです。

 感染症対策のため、当面はお弁当のテイクアウトという形で実施されるようですが、関係の皆様の願いとして、子どもたちや地域の方々の「集いの場」にしたいという思いがあるとのことでした。

 私は、地域の中に、地域住民が気軽に集える場があり、そこに老若男女が集って語り合えることは、大変素晴らしいことだと思います。

 私個人としても、できる限り「たなかっ子食堂」に関わっていきたいと考えております。

 

 2月11日の様子については、またご紹介させていただきます。

教科担任制

 例年よりも若干長かった冬休みが終わり、学校に子どもたちが戻ってきました。この数日、改めて「学校に子どもたちがいるのはうれしいことだなあ。」と感じております。子どもたちの笑顔やがんばる姿を見ることが、仕事のエネルギーになります。子どもたちのために、今できること、やらなくてはならないことを、1つずつしっかりと進めてまいります。

 

 さて、今回は、次年度進めていきたいと考えております「教科担任制」について述べさせていただきます。

 

 皆様も新聞報道等でお聞きになっていらっしゃるかもしれませんが、国には小学校高学年の「教科担任制」を進めたい意向があります。しかしながら、各学校の欠員状況や教員採用倍率の低下などを考えると、国が言っているように、算数や理科、体育等の「専科教員」を配置することは困難な状況と言わざるを得ません。

 

 そこで重要なのが、「担任同士が、授業時数の同じ(もしくは近い)教科を交換することにより、教科担任制を進める」ということになります。

 

 例えば、5・6年生ですと、3クラスだった場合、「社会科」「理科」「家庭科+書写」の3つで授業交換を行い、A先生が「社会科」を3クラス受け持ち、同様に、B先生が「理科」、C先生が「家庭科+書写」を3クラス受け持つというような形になります。

他にも、4年生が4クラスだった場合、「社会科」と「理科」で授業交換を行い、A先生とB先生が「社会科」を2クラス持ち、C先生とD先生が「理科」を2クラス持つというような方法も考えられます。

 

 上に述べたのはあくまでも一例ですが、このような形での教科担任制を実施することには、教員にも子どもたちにもメリットがあると考えています。

 

 教員側のメリットとしては、授業準備も含む「教材研究」を行う教科が少なくなるので、その分、1つの教材研究に多くの時間を費やすことができるようになります。そのことで、その教科に関する教員の指導力が上がり、今まで以上にこどもたちが「面白そう」「やってみたい」と思えるような授業が展開できる可能性が高まります。

 

 子どもたちのメリットとしては、今述べたような、しっかりと準備された質の高い授業を受けられることと、担任以外の教員が複数関わることになるので、相談したい内容によって相談相手を選びやすくなることが挙げられます。

 

 本校は、次年度校舎を移転するとともに、田中小から分離(転入)してくる児童が約300人いるという状況になります。環境が激変することで、不安になったり、気持ちが落ち込んだりする児童もいるかと思います。そのような時に、気兼ねなく大人や友達に相談ができるか否かがとても重要になります。この点からも、多くの教員が相談相手になり得る環境(仕組み)を作りたいと考えております。教科担任制の導入はその一端でもあります。

 

 3学期中に協議を進め、次年度、何らかの形で「教科担任制」を進めていきたいと考えております。

 改めて、進捗をご報告させていただきます。

こころの健康観察

 保護者の皆様、地域の皆様、本年も、本校の子どもたちが安全に安心して学校生活を送ることができるよう、精一杯努めてまいります。変わらぬご支援の程よろしくお願いいたします。

 

 今回は、今後取り組んでいきたいと考えている「こころの健康観察」について述べさせていただきます。

 

 健康観察というと、皆さん、朝の会で一人一人名前を呼ばれて、「はい、元気です。」とか「ちょっとおなかが痛いです。」などと答える姿を思い浮かべると思います。これは、身体の健康状態を確認しているということになります。

 

 今回取り組みたいのは、身体の健康状態だけでなく、「心の健康状態も確認する」というものです。

 方法は簡単です。上に述べた、いわゆる健康観察を行っている間に、一人一人がタブレットを用いて、身体と心の状態を4択(よい、すこしよい、すこしわるい、わるい)で回答するというものです。

 このデータ入力を毎日行います。すると、その日の状態だけでなく、傾向も見えてきます。例えば、「僕は月曜日に調子の悪い日が多いな。」「私は雨の日がだめみたい。」などです。

 このソフトを活用すると、子どもたちが、自身の「身体と心の健康状態を客観視できる」のです。

 

 この取り組みによって、子どもたちの「自己管理能力」を育てていきたいと考えております。

 

 まずは、1月中旬から3月中旬まで、3年生以上で実施したいと思います。

1・2年生につきましては、1カ月ほど実施して得た知見をもとに、実施可能と判断した場合は、2月下旬から3月中旬まで取り組めたらと考えております。

 

 この取り組みにはあと2点メリットがあります。

 1点目は、子どもたち一人一人の状態を担任だけでなく、管理職と養護教諭も確認することができるので、担任以外の職員も心配な子に声をかけることができるという点です。

 2点目は、このソフトに「相談機能」がついていることです。「話したい」というアイコンをクリックすると、話したい相手を選択でき、その職員が声をかけに行くという仕組みです。

 

 私は、「相談」に関しては、相談したい内容によって相手を選択できるよう、相談相手が複数いることが重要だと考えています。本校は来年度大きく環境が変わりますので、相談機能の充実は不可欠です。

 

 この取り組み以外にも、子どもたちが安全に安心して学校生活が送れるための環境整備や仕組み作りを行ってまいります。

 

「こころの健康観察」の成果と課題については、2月中旬くらいにご報告させていただきます。

 

2学期終業式

 本日、2学期最終日を迎えました。保護者の皆様、地域の皆様に支えていただき、大きな事故や事件がなくこの日を迎えられたことに、心から感謝申し上げます。

 私は、「子どもたちの命と人権を守ること」、換言すると、「子どもたちが安全に安心して学校生活を送れること」が、学校の使命だと考えております。

 3学期(来年)も、上記の点を最上位目標と考えて学校経営を行ってまいりますので、変わらぬご支援をお願いいたします。

 

 保護者の皆様、地域の皆様、いつも本当にありがとうございます。よいお年をお迎えください! 

 

 最後に、本日の終業式で、子どもたちに話した内容を以下に記します。

 <終業式のあいさつ>

 田中北小学校の皆さん、おはようございます。

 寒い日が続いていますが、皆さん元気ですか?

 

 さて、9月から始まった2学期が今日で終わります。

校長先生は、この4カ月はとても早かったなあと感じています。

 

 思い返してみると、運動会から始まり、校外学習、柏市の陸上大会、音楽発表会、北小まつり、持久走大会、書き初め教室など、たくさんの行事がありました。まずは、予定していた行事を全部行うことができて、本当にうれしく思っています。

 

 皆さんは、これらの行事を通して、どんどん「考動」することができるようになっていきました。また、皆さんの頑張りや優しさをたくさん感じることができました。「4カ月でこんなに成長するんだ!」と感心しています。

 

 行事以外にも、皆さんの成長を感じたことがあります。それは「あいさつ」です。11月の全校朝会で、「改めて、目を見てあいさつすることを皆さんに頑張ってもらいたい。」という話をしました。その後、たくさんの人たちが、目を見て、そして、進んで「校長先生、おはようございます。」などとあいさつができるようになりました。校長先生は、「北小のみんなは、本当に素直でいい子たちばかりだなあ。」と思いました。皆さんが自分で考えてそのようなあいさつをできた、つまり、「考動」できたことに感動しました。

 

 あと約1週間で新年をむかえます。新しい年も、皆さんが元気で、さらに成長を続けていくことを本当に楽しみにしています。

 

 では、皆さん、良い年をお迎えください!

 

 これで校長先生のお話を終わりにします。

 

 

 

書き初め教室 他

 本日は、3・5年生の持久走大会、ならびに、授業参観・懇談会にご参会いただき、本当にありがとうございました。

 

 持久走大会は、今日も皆が最後まで走り抜く姿、自分に打ち克とうと頑張る姿を見て、心から感動しました。子どもたちが秘めている力は素晴らしいと何度も思いました。

 

 午後の授業参観・懇談会にもたくさんの保護者の皆様にご来校いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ご家庭での参観を1名に制限させていただいたり、教室に入る人数を15名までにさせていただいたりと、大変ご不便をおかけいたしました。本校はだいぶ感染状況が落ち着いてきましたが、柏市内はまだまだ大変な状況にあります。気を抜かず、感染対策と教育活動の両立を図ってまいります。

 

 また、昨日は3~6年生を対象に、体育館で書き初め教室を実施いたしました。3年生は初めての書き初めだったにも関わらず、のびやかな堂々とした「いけ花」を書いている児童が多く、びっくりしました。4年生は、「ふ」に苦戦している児童が多かったように思いますが、皆、丁寧に書けていて感心しました。5年生は、字の素晴らしさもさることながら、講師の平久先生が一文字書き上げるたびに拍手が起こり、反応の良さや素直さが際立っていました。6年生はさすが最高学年。やはり一味違うと感じさせる作品が多く、まさに一人一人の「強い決意」が表現されていると感じました。

 

 2学期もあと1週間。子どもたちの体調に留意し、しっかりと2学期をしめくくりたいと思います。

 

 最後に、書き初め教室の様子の一部をご紹介いたします。

  

 

 

 

持久走大会・焼き芋大会

 水曜日は、たくさんの保護者の皆様に持久走大会をご参観いただき、本当にありがとうございました。

 欠席の状況から、全学年が実施できたわけではございませんが、子どもたちのがんばる姿を見ることができて、胸が熱くなりました。

 得意な子が颯爽と走る姿は大変素晴らしいのですが、そのことと同じくらい、苦手な子が歩かずに最後まで粘り強く走り抜く姿に感動しました!

 日頃の練習も含め、目標を決めて取り組んだ子が多かったので、このがんばりを自信につなげられるよう、そして、今後の学校行事や学習等に意欲的に、粘り強く取り組めるよう支援してまいります。

 また、来週実施する学年の子たちの体調が回復することを願っています。

 

 話は変わりますが、本日、ポプラ学級、太陽学級の子どもたちが焼き芋大会を行いました。

 1時間目から準備を始め、皆で一生懸命火をおこしました。私は来客の関係で、最初の15分くらいしか一緒にいられなかったのですが、代表の子ができあがった焼き芋を校長室に届けてくれました。甘くて柔らかい焼き芋をおいしくいただきました。

 このような「共同作業」を行うことには大きな意味があります。皆で役割を分担しながら、協力して取り組むことで、友だちとの助け合いが生まれます。助け合うことでお互いを認め合い、それが信頼につながります。子どもたちが声をかけ合いながら、力を合わせて焼き芋を完成させたことは、楽しかった思い出とともに、人間関係を深める一助になったことと思っています。

 

これからも、感染状況を注視しながら、子どもたち同士が助け合い、共同で物事を遂行していく活動に力を入れてまいります。

 

最後に焼き芋大会の様子の一部をご紹介いたします。

    

校舎ありがとうイベント実行委員会

 先週の金曜日(25日)、第2回目の標記の会を開催いたしました。応募してくださった方6名(1名は欠席)、各町会の代表の方々5名、教頭、私の計12名でイベントの内容等について協議いたしました。

 

 第1回目の実行委員会で、イベントのイメージについて、「大同窓会」というアイデアが出ました。今回は、そのイメージの具体について話し合い、

①   展示された写真(体育館の壁面)や今までの歴史を振り返ることのできる動画を見ながら語り合う。

②   校舎見学+写真撮影

③   恩師や卒業生代表の語り(動画に組み込む可能性あり)

を中心に構成していくことになりました。

 

 そこで課題となるのが、「写真集め」です。展示をするだけでなく、動画の作成にも素材となる写真や動画が必要です。ホームページの「お知らせ」欄にも掲載しておりますが、ご自宅等にこれまでの田中北小の古い校舎や日常の一コマ、変化してきた街の様子等がわかる写真がございましたら、ご提供をお願いできたらと思います。

 

 皆様と共に、楽しい「大同窓会」を開催できたらと考えております。

 お力添えの程よろしくお願いいたします。

持久走練習

 12月7日(水)に予定している「持久走大会」に向け、子どもたちは日々練習に励んでいます。

 青空タイムの練習だけでなく、昼休みにも「進んで」練習している児童が多く、大変すばらしいことだと思っております。

 昼休みは、掃除の後とはいえ食後30分程度しか経っておりませんので、子どもたちが頑張りすぎて体調が悪くなることがないよう、しっかりと見守ってまいります。

 

 大会に向けて、職員に伝えたことがあります。それは、「昨日より成長した自分に目を向けられるように、子どもたちを育てたい。」ということです。自己肯定感を育むには、自身の「成長」に気づかせることが重要だと考えるからです。

 子どもたちの「自立」につながる持久走練習・持久走大会となるよう、職員一同声かけ、応援をしてまいります。

 

 以下に、持久走練習の一コマをご紹介いたします。

     

マット教室

 先週から今週にかけて、体育委員会主催の「マット教室」が昼休みに行われました。対象は1年生で、クラスごとに計3回実施されました。参加した1年生は、口々に「楽しかった」「もっとやりたかった」「またやりたい」と言っていました。

 

 このような取り組みは一石二鳥ならず、一石三鳥だと思いました。

 

①   参加した児童が、マット運動を「楽しい」と感じられたこと。

②   主催した体育委員会の児童が、リーダーシップを発揮し、生き生きと活動していたこと。

③   感染症流行後なかなかできなかった「異学年交流」ができたこと。

 

 今年の学校経営の重点は、児童の「自立」を促すことです。「自立」に向けては、活躍の場を与え、自分に自信を持てるようになること(自己肯定感を高めること)が大切だと考えています。あわせて、人の役に立っていると思えること(自己有用感を高めること)も重要だと考えます。

 

 今回のマット教室は、体育委員会の4~6年生が、準備から片付けまでのすべての活動に主体的に取り組んでいました。本当に素晴らしい働きぶりでした。そして、1年生の楽しそうな姿がたくさん見られました。私は、本活動が、体育委員会の児童の自己肯定感・自己有用感の向上につながったと考えております。

 

 感染状況を見ながらにはなるのですが、今後も様々な委員会活動のより一層の活性化を図り、児童の「自立」を促していきたいと思います。

 

<活動の様子>

      

北小まつりを振り返って

 保護者の皆様、PTAの皆様、ボランティアにご協力いただいた皆様、北小まつりでは本当にお世話になりました。

 皆様のおかげで、大変有意義な一日となりました。また、皆様の子どもたちを喜ばせよう、楽しませようとする温かさや優しさに触れ、感激いたしました。本当にありがとうございました!

 以下に、北小まつりを振り返って、子どもたちに話した内容をお伝えいたします。

 

 田中北小の皆さん、こんにちは。先週の土曜日に行った北小まつりは楽しかったですか?

 また、何が一番心に残っていますか?

 

 校長先生は、皆さんの「緊張した顔」や「真剣な顔」、「笑顔」が心に残っています。

 

 発表前に校長先生と出会った子が、何人も「緊張する」と言っていました。

 校長先生は、緊張するのはとても良いことだと思っています。

 なぜかというと、緊張するのは真剣に取り組んでいるからです。

 校長先生は、真剣に取り組むこと、一生懸命頑張ることが大事だと考えています。一生懸命取り組んだことに、失敗はありません。「失敗しちゃったかな」と思ったとしても、そのことを次の取り組みに生かせればいいのです。

 「失敗は成功のもと」という言葉がありますが、校長先生は「失敗は成長のもと」と考えています。

 これからも、たくさん緊張する場面を経験して、どんどん成長していってください。

 

 また、皆さんの発表には、合唱、合奏、劇、行事の発表など、様々なものがありました。当日見られなかった学年の発表は、すべて動画を見ましたが、皆さんひとりひとりが自分の役割に真剣に取り組んでいる姿を見ることができて、とてもうれしくなりました。

 

 そして、みなさんの笑顔も心に残っています。

 校長先生が、何人かに「今日、楽しかった?」と声をかけた時、すべての子が「楽しかった」と笑顔で応えてくれました。

 皆さんの笑顔は、先生たちにとって最高の宝物です。

 

 最後に、ひとつ皆さんに伝えたいことがあります。

 皆さんを楽しませようと、何カ月も前から準備を始めて、前日も朝早くから会場の飾りつけなどをしてくださったり、当日も皆さんにいろいろ教えてくださったりしたPTAやボランティアの方々がたくさんいらっしゃいます。

 皆さんが楽しかったのは、そういった方々のおかげだということをしっかりと覚えていてください。

 

 これで、校長先生のお話を終わりにします。

 

6年生の校外学習を振り返って

 先週の火曜日(10月25日)に、6年生と衆議院・国立競技場の見学に行ってきました。おそらく映像等でしか見たことがなかったであろう場所を実際に見て、雰囲気を感じられたことは、子どもたちにとって貴重な経験・今後の財産になったことと思います。

 以下に、子どもたちの感想の一部を紹介します。

 

<国会見学について>

・国会議事堂にはいつもテレビで見ているものが目の前にあって,すごく感動した。見学中に議員さんたちと

 すれ違ってびっくりした。

・国会議事堂は想像していたよりも豪華で,衆議院に行けたことが一番うれしかった。

・国会議事堂は、思っていたよりも中が広く細かい作りになっていることにびっくりした。実際に見たからこその

 緊張感や迫力があり、クラスの全員が驚きながら見学していた。

・本会議場を見て、いつか会議を傍聴したいと思った。

・本会議場の迫力や空気感に圧倒された。この場所で日本を動かしていることを実感し、一生の記憶に残る経験に

 なった。

・中央広場で銅像を見て,政治の歴史を感じることができた。

・国会議事堂では,議員さんたちが忙しそうだったが,実際に仕事をしている様子を見ることができて,政治に興味を

 持つことができた。

・国会議事堂では、国のためにたくさんの方々が働いている様子を見ることができた。

・国会では、国を動かすためにたくさんの方が働いていた。私たちは6年生なので、学校を動かすために頑張りたいと

 心から思った。

 

<国立競技場見学について>

・国立競技場は、個人的に一番行きたい場所だった。実際にトラックの一部を走ってみて、選手になった気分に

 なれた。世界中の選手がどれほどの緊張感の中で競技に臨んでいたのかがわかった。

・国立競技場では,選手になったような気分でサインを見たり走ったりすることができた。クラスのみんなも楽しそう

 にしていた。

・国立競技場でたくさんの写真を撮ったり,実際に走ったり,様々な体験をすることができて,言葉にできないくらい

 楽しくて勉強になった。

・国立競技場のトラックの踏み心地は、他のトラックとは少し違ったように感じた。

・国立競技場で、実際に選手が戦ったグラウンドに降り立つことができて、とてもうれしかった。

 

<校外学習全般について>

・当初行く予定ではなかった日枝神社も観光することができて、良い思い出になった。

・小学校生活最後の校外学習は、今までの校外学習よりとても楽しかった。テレビで見ている場所に行けてとても

 うれしかった。

・限られた人しか体験できない場所に行くことができて、小学校生活最後の校外学習で貴重な経験ができたことを、

 一生忘れることがないと思う。

・小学校生活最後の校外学習は、すべてが言葉にできないくらい本当に楽しくて、勉強になった。校外学習で学んだ

 ことを生かして、中学校に向けて頑張りたい。

・感染症が流行っている時期にこのような貴重な経験ができたことは,一生忘れることがないと思う。

 

 これらの感想からも、この校外学習が、子どもたちの心に深く刻まれたと感じています。様々なご支援をいただいたすべての皆様に、心から感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。

11月の全校朝会

 早いもので、2学期も残り半分となりました。

 今月も、北小まつり、持久走練習、4年生の校外学習、就学時健診、柏市学力学習状況調査と、行事等が目白押しです。子どもたちに、行事や様々な体験活動等を通して、机上では学べないルールやマナー、プレゼン能力やコミュニケーション能力等が身につくよう、指導・支援してまいります。

 

 さて、本日の朝、リモートで全校朝会を行いましたので、その内容をお知らせいたします。

 

<全校朝会の内容>

田中北小学校の皆さん、おはようございます。

 今日から11月です。2学期も半分が過ぎ、今年も残り2カ月となりました。

 さて、皆さんは、4月に立てた今年の目標や、9月に立てた2学期の目標は達成できていますか?

 

 校長先生は、「振り返り」がとても大切だと思っています。

 「振り返り」をする中で、自分ができるようになったことや良かったことを自信につなげてくれたらうれしいです。

 逆に、まだ達成できていないことがあったら、年末・年度末までの間に達成できように頑張ってください。

 

 そこで、校長先生も、今までの全校朝会で話してきたことを振り返ってみました。

 5月は「相手の目を見てあいさつをしよう」という話をしました。

 6月は「廊下は右側を静かに歩こう」という話をしました。

 10月は「考動をしよう」という話をしました。

 皆さん、この3つはできていますか?

 

 校長先生は、この3つの中で、改めて「目を見てあいさつする」ことを皆さんに頑張ってもらいたいなと思っています。

 

 朝、登校途中に校長先生が「おはようございます。」と声をかけても、校長先生の方を見ることなく、声を発することもなく通り過ぎて行く人がいます。校長先生はとても悲しい気持ちになります。もしかしたら「おはようございます。」と言っているのに聞こえていないのかもしれません。なので、目を見てくれると安心しますし、うれしくなります。

 

 また、皆さんはたくさんの交通安全推進隊の方に見守られています。暑い日も寒い日も、雨の日も強風の日も、皆さんの安全を守るために、横断歩道などに立ってくれています。その推進隊の方に、目と言葉で感謝の気持ちを伝えてくれたらとてもうれしいです。

 

 あいさつは、人と人とをつなぐ大切な言葉です。

 皆さんには、大人になってからも、気持ちの良いあいさつができる人になってほしいと強く願っています。

 明日の朝、気持ちの良いあいさつができることを楽しみにしています。

 

 これで校長先生のお話を終わりにします。

新校舎への移転に向けて⑤

 本日の午前中、新校舎移転に関する定例会が開催されました。

 今月の主な議題は、

  ①   児童数の最新値について

  ②   入学説明会兼学校説明会について

  ③   子どもルーム利用者数の見込みについて

でした。

 

 ①   については、新1年生の見込みに若干変化があり、205名になりそうです。211名以上になると7学級になります。

 ②   については、新入生だけでなく、田中小から転入してくる児童・保護者の皆様、本校の児童・保護者の皆様にもお伝えすべき情報がたくさんあることから、「入学説明会兼学校説明会」という形で実施することといたしました。基本的には昨年度同様、オンライン配信での実施を考えております。家庭に動画視聴の環境がない方につきましては、本校会議室にお越しいただき、動画を視聴していただくようにしたいと思っております。

 1時間程度作成した動画をご視聴いただいた後、質疑応答をオンラインで実施したいと考えております。いただいたご質問とその回答につきましては、ホームページに掲載するようにいたします。

 詳細につきましては、後日お知らせをいたします。

 ③   については、子どもルームの定員275名に対して、定員オーバーしてしまう可能性が示されました。その場合、4年生以上に保留者が発生するということでした。

 

 その他、市教委主催の開校式、開校記念式典、学校主催の閉校・開校イベントについての情報交換をいたしました。

 

 次回は11月末に実施予定です。また進捗をご報告させていただきます。

柏市小中学校音楽発表会を参観して

 本日、音楽部の5・6年生22名で、柏市小中学校音楽発表会を参観してきました。3年ぶりの開催で、保護者の皆様の参観ができないなど、以前の発表会に比べると、若干こじんまりとした感じではございましたが、子どもたちはたくさんの刺激を受け、帰校いたしました。

 以下に、子どもたちの感想の一部を紹介したいと思います。

 

<印象に残ったこと>

・中学校の演奏は、優しく、温かく、心を豊かにして、何もかも忘れさせてくれるような素晴らしい演奏だった。

・演奏している人たちに一体感があり、迫力のある演奏をしていた。

・皆元気に楽しそうに演奏していて、聞いていてわくわく楽しい気持ちになった。

・透き通った声と低い声、それぞれの個性を生かして歌が成り立っていて、その団結力に感動して思わず少し泣いてしまった。

・歌声がなめらかで、風に乗っているようだった。

・驚くほど大きな音が響いて、耳にするするっと入ってきた。

・立ったり座ったりしながら演奏しているのに、動きも音もずれる人がいなかった。

・向きを変え、動きながら演奏していたのに、きちんと演奏ができていてすごい。たくさん練習したんだろうなと思った。

・楽しくなる曲、軽やかな曲が印象に残った。

・楽器の強弱がとても上手だった。

・音の中に不安な音がなかった。

・パーカッションのすばやい動きやリズムがすごいなと思った。

・打楽器を代わる代わる演奏していてすごいと思った。

・ひとつひとつの音がはっきりしていてすごいと思った。

・たくさんの人が協力して、テキパキと準備をしていた。

・楽器の種類の多さ。

<自分たちの演奏に生かしたいこと>

・笑顔で楽しく演奏したい。

・見ている人を楽しませて、笑顔にさせる演奏をしたい。

・4年生も含めて、みんなの心をひとつにしたい。

・聞いている人を良い気持ちにさせたい。

・力強く演奏することを意識していきたい。

・細かいリズムを刻めるようになりたい。

・肩でリズムを刻んでいたこと。

・体を使って表現していたこと。

・動作を入れての演奏をやってみたい。

・強弱をつけること。

・全員できれいな歌や演奏をし、それを他校と共有して、どんどん音色を良くしていきたい。

・もっと音楽を好きになりたい。

 

<良かったこと>

・他校の演奏を自分のものにするという目標を達成できた。

・集中して演奏を聴くことができた。

・自然に拍手をすることができた。

・バスの中でのルールや礼儀を意識できた。

・バスの中で席を譲ることができた。

・他校に積極的にあいさつができた。

・「考動」を意識できた。

 

 たくさんの気づき、学びのある一日となりました。

 今後の音楽部の活動の目標ができました。

 保護者の皆様、朝が早かったにも関わらず、お弁当のご用意など、本当にありがとうございました。

 

陸上大会を振り返って

 12日(水)に「柏市小学校陸上競技大会」が開催されました。一日曇り空で、若干肌寒い中での大会となりましたが、子どもたちは元気に競技することができました。

 

 大会自体が3年ぶりの開催で、3年前よりもかなり時短を目指した運営となっていました。大きな変更点としては、学校対抗ではなく、個人表彰のみとなったことが挙げられます。3年前までは、個人で獲得した得点(1位:8点~8位:1点)を集計し、学校の順位を決定していました。今回はそれがなくなったことと、トラック競技が予選・決勝方式ではなく、1回のタイムレースになったことで、解散の時刻が3年前よりも2時間近く早くなりました。賛否両論あると思いますが、以前は競技場から遠い学校の児童が、真っ暗な中帰校・下校していたことを考えると、児童の「安全」を最優先に考えた運営と受け止めています。

 

 さて、大会の主な結果ですが、本校児童が2種目で1位となりました。おめでとうございます!市内42校、最大で84名がエントリーする中での1位は、本当に栄誉なことと思います。今後の更なる活躍を期待しています!

 

 また、自己ベストを更新できた児童が多かったことも大変喜ばしいです。

 そして、応援の態度も立派だったと思います。声を出しての応援を禁じられている中、そのルールを守って、拍手で選手を盛り上げていたみんなを、とても誇らしく思いました。

 

 翌日の報告会で、大会に参加した児童からの報告を聞き、4・5年生は「来年も参加したい。がんばりたい。」と言っていました。

 練習も含め、今年の経験を生かして、4・5年生はがんばってくれると信じています。

 子どもたちの「やる気」と「潜在能力」を引き出すために、日常生活から「考動」(主体的に判断、行動)ができるよう支援してまいります。

 

10月の全校朝会

 早いもので、令和4年度も後半戦に入りました。

 季節もどんどん進み、今日の気温は11月下旬並みだということです。秋を通り越して、一気に冬に突入してしまう

のではないか・・・という感じがしています。

 保護者の皆様、地域の皆様におかれましても、寒暖差による体調不良が懸念されます。どうぞお身体ご自愛なさって

ください。

 

 さて、本日の朝、リモートで全校朝会を行いましたので、その内容をお伝えさせていただきます。

 全校朝会は、校長が全校児童に語ることのできる、数少ない場面のひとつです。小学校は6歳から12歳という

幅広い年齢層の児童がおりますので、全員が理解でき、かつ、新たな気づきを与えられる話をするのは非常に難しいと

常々感じています。できる限り、全校児童に学校生活の中で意識してほしいことを伝えるつもりでおりますが、今回の

内容は、低学年の児童には少し難しかったかもしれません。日々の関わりの中でフォローしていくつもりでおります。

 

<全校朝会でのあいさつ>

 田中北小の皆さん、おはようございます。

 朝晩がだいぶ涼しくなってきましたが、元気ですか?

 

 今月は、おととい5年生の校外学習、きのうは2年生の町探検がありました。

 5年生は様々な職業体験をすることができました。2年生はこの町で様々な仕事をしている皆さんの働きぶりを

見て、たくさんの発見をすることができました。

 この後も、陸上大会、1年生の秋探し、音楽発表会、6年生の校外学習など、様々な行事があります。普段の教室

での学習や遊びも含めて、みんなで元気にがんばれたらと思っています。

 

 さて、ここで皆さんに質問です。

 2学期の始業式で校長先生が話したことを覚えていますか?

 そうです。「考動」です。

 廊下に掲示してある2学期のめあてに、「考動」と書いている子がいました。また、クラスのめあてにしている学級

もありました。5年生は廊下に「考動」と貼ってあります。校長先生はとてもうれしく思っています。

 

 「人間は考える葦である」という有名な言葉もあります。「考える」こと、「考えて行動すること」は、人間に

とって最も重要なことだと校長先生は思っています。皆さんにはぜひ「考動」を合言葉に、先を見通して行動したり、

相手の気持ちを考えて行動したりして欲しいと思います。

 

 これで、校長先生のお話を終わります。

 

運動部の活動風景

 運動会後に始まった運動部の活動ですが、来週水曜日(12日)に市内陸上大会が開催されます。

 感染症の影響により、3年ぶりの大会となります。

 立派な競技場で子どもたちが活動できることをうれしく思います。

 子どもたちがベストの状態で大会に臨めるよう、集中して練習に取り組んでまいります。

 

 そんな運動部の活動(練習)の1コマをご紹介いたします。

 

     <100m走>            <80mハードル>

    

 

<1000m(男子)、800m(女子)>     <走り幅跳び>

    

 

     <ボールスロー>           <走り高跳び>

   

 

 大会当日も、選手、補欠、応援の児童に関しましては、お弁当のご用意をいただくことになります。体調管理も含め、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

新校舎への移転に向けて④

 今週の月曜日に、新校舎移転に関する定例会が開催されました。

 今月の主な議題は、

①   次年度の教育課程の編成方針について

②   学級編成の方法について

③   児童数の最新値について

④   子どもルーム利用者数の見込みについて

でした。

 

 ①   については、おおむね現在の北小の教育課程に準ずる形で編成していくこととなりました。よって、主な学校行事等の実施時期は、今年度に近い形になると思います(1・3年生の校外学習は、秋に変更する可能性があります)。現在も、北小と田中小の教育課程に大きなずれはありませんので、問題なく検討が進められると思います。

 ②   については、新2~6年生の学級編成は、北小・田中小それぞれで原案を作成し、組み合わせるという方法に決定しました。どのように組み合わせるかも大きな検討事項になりますので、例年よりも1カ月くらい早めに検討を開始することとなりました。

 ③   については、新1年生の人数が若干減り、203名になりそうだということでした。また、今後、兄弟と同じ田中小学校に学区外就学の申請をされるケースもありそうだということでした。よって、次年度の1年生は200名前後の6学級になりそうです。

 ④   については、田中小の子どもルームから北小の子どもルームに移る児童が70名程度おり、全体で200名くらいになりそうだということでした。

 

 なお、工事は順調のようで、12月には建物の仕上げが完了するだろうとのことでした。

 

 10月末に次回の定例会がございますので、また進捗をご報告させていただきます。

関わり合う力

 昨日の2校時、ポプラ学級・太陽学級合同の体育の授業で、ティーボールを行いました。

 計6人の児童が参加しましたが、6人で体育の授業を行うのは初めてだということだったので、私も一緒に1時間

過ごしました。

 

 非常に楽しく、盛り上がり、子どもたちの良さや成長を感じた1時間でした。

 

 特に素晴らしかったのが、子どもたち同士で励まし合ったり、教え合ったり、喜び合ったりしていたところです。

「いいよ。」「がんばって。」「こうするといいよ。」「こうするんだよ。」「すごいね。」「またやりたい。」など

の声をたくさん聞くことができました。

 

 子どもたち同士が関わり合う中でこそ育つ力、関わりがなくては育てられない力があります。

 授業や遊びの中で、積極的に周囲の人と関わろうとする力を高め、子どもたちがお互いの良さや頑張りを認め合い、

助け合うことができるよう努めてまいります。

 

運動部始動

 10日(土)に開催いたしました運動会に際しまして,保護者の皆様,地域の皆様には多大なるご理解とご協力を

賜り,誠にありがとうございました。

 子どもたちの体調管理,前日準備,当日の片付け等,様々な点でお力添えをいただいたおかげで,無事に現校舎最後

の運動会を終了することができました。

 また,練習期間も含め,日中の音楽や音声などに関しましても,寛大なお心でご容赦いただき,感謝の気持ちで

いっぱいです。

 現在,保護者の皆様からいただいたご意見を集約しております。次年度に向けた課題解決のヒントをたくさん

いただいておりますので,子どもたちにとってより良い運動会が実施できるよう,検討を進めてまいります。

 

 さて,13日(火)から運動部の活動がスタートしました。6年生19名,5年生28名,4年生29名,総勢76

名が参加しております。13日,14日の2日間はお試しで自分のやってみたい種目に参加し,来週からは自分で

決めた種目の練習に本格的に取り組むという流れで進めてまいります。

 10月12日(水)に行われる「柏市小学校陸上大会」で,参加した選手が自己ベストを出せるよう練習をして

いきたいと思いますが,記録や結果以上に,「仲間とともにチーム一丸となって頑張る力」や,「目標とする記録に

向かって粘り強くチャレンジする力」を高められるよう頑張りたいと思っております。

 

 また,練習の様子など,ホームページでご紹介させていただきます。

 

運動会前日

 いよいよ運動会が明日となりました。

 本日に至るまで,ご家庭でも,表現運動の練習をしてくださったり,体調管理に努めていただいたり,本当に

ありがとうございます。

 未だ感染が収束しない状況下にあり,児童全員そろっての運動会とならないのが残念ですが,参加する児童は精一杯

の演技・競技を見せてくれると期待しています。

 明日は,子どもたちが1学期の終盤から練習してきた成果を発揮し,達成感を得られるよう,そして,保護者の皆様

にお子様の成長を感じていただけるよう,職員一同,子どもたちを支えてまいります。

 

 さて,今年の運動会のスローガンは「この校舎最後の運動会を,学年をこえて助け合い,団結しよう」です。児童会

を中心に,子どもたちが考えたスローガンです。子どもたちの思いのつまった,いいスローガンだと思います。私は,

子どもたちから「助け合う」という言葉が出てきたことを,大変うれしく思っています。

 学校も,感染症対策のため「密」になることを避けなくてはならず,子どもたち同士の人間関係を築くのが難しい

状況にあります。そのような状況下で,「一人では大変だから手伝って欲しい。助けて欲しい。」と思っていても,

そのことを口にできなかったり,すごくうれしいことがあって,友だちとハイタッチしたいのにできなかったりという

ことがあると思います。

 人間関係を築くには,「助け合う」ことや「喜びを分かち合う」ことが大切です。普段なかなかできないからこそ,

運動会では,このような場面を作りたいと思っています。そして,そのような時には,職員も一緒に助け合ったり,

喜び合ったりしたいと思っています。

 もちろん,感染症対策は十分に行ってまいります。

 

 明日の運動会,子どもたちの笑顔と頑張りを見ていただけましたら幸いです。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

2学期の始まりにあたって

 昨日,約1カ月半ぶりに,子どもたちと再会しました。

 あいにくの雨の中での登校となってしまいましたが,子どもたちの笑顔や気持ちの良い挨拶に触れ,改めて「学校に

子どもたちがいるのは幸せなことだ。」と思いました。

 保護者の皆様,地域の皆様のご理解,ご協力を賜りながら,今学期も子どもたちの成長のために,職員一同力を

合わせて様々な教育活動に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 以下に,昨日の始業式で子どもたちに話したことを記載します。

 

<始業式で話した内容>

 田中北小学校の皆さん,おはようございます。

 42日間の夏休みが終わり,今日から2学期が始まります。

 皆さんは今,どのような気持ちですか?

 「もっと夏休みが続けばいいのに」と思っている人,「友だちや先生に会えてうれしい」と思っている人,「運動会

がんばろう」と思っている人など,様々だと思います。

 また,「何となく不安だなあ,心配だなあ」と思っている人もいるかもしれません。そういう時は,相談できそうな

先生に相談してください。先生たちは,皆さんの心配な気持ちや困っていることなどをしっかり聞いて,一緒に

どうしたらいいかを考えていきたいと思っています。

 

 さて,2学期のスタートにあたり,スローガンを考えました。スローガンというのは,目指す姿をわかりやすい言葉

にしたものです。

 そのスローガンは「考動」です。

 ふつう,「こうどう」という場合は,「行動」を使います。

 でも,田中北小学校の皆さんには,「行動」の一歩先を行く「考動」を目指してほしいと思っています。

 5年生は,この「考動」をテーマに,林間学校を頑張りました。校長先生は,5年生が2日間で成長する姿を

しっかりと見ていました。

 ぜひ,全校の皆さんにも「考動」,つまり「考えて動く」習慣を身に付けてもらえたらと思っています。

 思ったことをすぐに口にしてしまう前に,相手がどう思うかを考えてから口にする。今自分がどうすればいいのかを

考えてから動く。このようなことができると,友だちとの関係が良くなったり,落ち着いた行動ができるようになる

ので勉強面でもよい結果が得られたりすると思います。

 

 2学期,皆さんが様々な場面で「考動」している姿を見ることを楽しみにしています。

 

夏休みに考えたこと②

 8月19日(金)に,田中中学校区の4校合同研修会(田中中・田中小・花野井小・本校の,4校の教員全員が参加

する研修会)が行われました。

 テーマは「子どもの人権をどう捉えるか」でした。

 講師は,東京弁護士会子どもの人権委員会委員長の,弁護士佐藤香代先生でした。

 佐藤先生は,1つの事例をもとに,問題を見立てる際の視点,問題解決の手立てのステップ等について,大変

わかりやすく,法の視点を入れながらお話をしてくださいました。

 事例は以下のようなものでした。

 
 担任の注意を聞かずに手遊びを続けていた児童がいました。担任は,「言うことを聞けないなら,教室から出て

いきなさい。」「あなたが出ていかないなら,私たちが出ていきます。」と言い,当該児童をひとり教室に残し,他の

児童を連れて隣の空き教室に移動し,授業を続けました

 

  この事例を見た時に,問題点が3点あると感じました。

 ①児童の「安全」に関する問題

   ⇒ 担任たちが教室を出ていった際に,すぐに支援員が当該児童のそばに行ったということですが,短い時間

     であったとしても,児童を教室にひとりぼっちにした点

 ②児童の「心情」に関する問題

   ⇒ 教室にひとりぼっちにされ,隣の教室で授業をされたことについて,当該児童がどう感じるか等への配慮に

     欠けている点

 ③行動の「背景」に関する問題

   ⇒ 児童に,「なぜ手遊びをするのか」を聞いていない点

 

 佐藤先生からは,上述の点などについて詳しく丁寧にご講義いただいたのですが,特に印象深かったのが次の3点です。

 ①人権の中核となるのは「安心・自信・自由」の権利であること。

   ⇒ 安心 : 心穏やかに生きていく権利

     自信 : ありのままの自分を尊重してもらえる権利

     自由 : 自分の道を自分で選ぶ権利。自己決定権

 ②子ども本人への意見表明権を保障すること。

   ⇒ 子どもの声から,何が問題になっているかを考えることが重要。

 ③ソーシャルワークの視点から,行動の背景要因を探ること。

   ⇒ 当該児童は,この時,「なぜ手遊びをしていたのだろうか?」「どうすれば手遊びをなくせるだろうか?」

     を考えることが重要。

 

 学校が,子どもたち一人一人の「安心・自信・自由」「意見表明権」を保障し,指導する際には行動の「背景要因」

を探るよう,全職員で共通理解を図り,2学期の始業式を迎えたいと思います。

 

夏休みに考えたこと①

 8月5日(金)午前中に,秋田県大館市教育長 髙橋善之先生の講演を聴く機会を得ました。

 

 大館市は,全国学力テストで好成績を収め続けている秋田県の中でもトップクラスの自治体です。しかしながら,

特別なテスト対策は一切行っておらず,10年以上に渡って「ふるさとキャリア教育」に取り組んできた成果が,

テストにも表れているのだとおっしゃっていました。

 

 髙橋先生が教育長として10年以上取り組まれたことの中には,「子どもハローワーク」(子どもたちが休日や

夏休みを活用し,希望する市内の職場やイベントなどで働く体験ができる事業)や,「未来人財プロジェクト」(地方

都市の維持に欠かせない,医師・薬剤師・教師等の専門職を意図的に育成する事業)など,非常に興味深い取り組みが

多々ありました。

 

 このように,大変学ぶことの多い研修だったのですが,私が最も感銘を受けたのは,髙橋教育長が冒頭に話された

「教育交流の意義」でした。その内容は3つありました。

 

 ① 窓を開けなければ,新しい風は入ってこない。

 ② 旅に出ないと,空がひとつであることに気がつかない。

 ③ 志を掲げないと,生涯同志に出会うことがない。

 

 ①の窓というのは「心の窓」のことです。心を開かないと,新しい価値観や理念,未来への希望・展望は開かれ

ないということだと解釈しました。

 ②については,大舘の空も柏の空も同じで繋がっていると話されました。私は,どこにいても,教育の本質や

目指すべきものは一緒なのだと解釈しました。

 ③を聴いた時には,身体が震えました。志(理想や理念を含む)を持つだけでなく,それを表明することが大事だ

ということ,そして,同志と繋がることが重要なのだということを強く感じました。

 

 日々の慌ただしさに負けてしまいそうなこともあったのですが,髙橋教育長に勇気と元気をいただくことができ

ました。

 

 髙橋教育長は次の言葉もおっしゃっていました。「子どもたちに希望を語り,胸に誇りを刻む学び」「子どもたち

に,生涯を支える種をまくこと」「小さな完成品を作るのではなく,大きな未完の器を育む学び」を大切にされている

と・・・。

 

 世の中,理不尽なことも多々ありますが,子どもたちが未来に希望が持てるように,自分や仲間,日本に誇りを

持てるように,自分にできること,すべきことを行っていこうと決意した夏休み前半でした。

 

働き方改革について②

 前回に引き続き,私の目指している働き方改革について記したいと思います。

  前回,教育界が3つの危機に瀕していると記させていただきました。

そのことから,

 ①教員の心身,つまり「健康」を保つこと

 ②教材研究を勤務時間内にできるようにすること

 ③学生が学校で働きたいと思えるような「働き甲斐」のある職場環境づくりを行い,その情報を開示していくこと

が重要だと考えました。

 

 ①については,心身の健康を維持するには,様々なストレスを少しでも軽減することが肝要であると考えて

います。

 ストレスの軽減は,個人でできること(私の場合はテニスをして汗をかくこと)もありますが,職場としては,遠慮

なく「助けて」と言えることや,ヘルプのサインが出された際に,話を聴いたり,手伝ってあげたりできることが重要

だと思っています。

 「大変さを分かち合うことのできる職場」を構築し,職員が1人でストレスを抱え込むことがないようにして

いきたいと考えています。

 

 ②については,週に1回は放課後の時間に,できれば協働して教材研究ができる時間を捻出したいと考えて

います。東葛地区は,小学校でも「部活動」と称して,通年で運動や音楽に取り組んできました。しかしながら,

中学校でも,部活動を地域に移行する動きが本格化しています。そのようなことから,小学校の部活動も,今までの

当たり前を見直す時期にきているのではないかと考えました。

 以上のことから,本校では,大会やコンクール等の2カ月前から,週3日の放課後練習という形で部活動を運営

したいと思います。残りの2日間に関しては,月曜日を研修日,木曜日を会議日とするなどして,研修日の一部

(の時間)を教材研究の時間にしていきたいと思います。

 

 ③については,学生にとって働き甲斐があるか否かは,当人たちに聞いてみなくてはわからないので,まずは,

実際に働いている職員にとって働き甲斐のある職場づくりを進めていきたいと考えています。現在,職員の意見を

聴きながら,本校の強みと弱み(課題)を明らかにし,課題解決のための手立てを考えているところです。この点に

ついては,集約できたところでお知らせいたします。

 

 以上のことから,

  ・職員のストレス要因を分析し,その解消に向けた取組を実践すること

  ・大変さを分かち合える職員集団をつくること

  ・週に1日でも,教材研究を勤務時間内に行うことができるようにすること

  ・実践していることについて,積極的に開示していくこと

に取り組んでいきたいと考えております。

 

 これらの取組を通して,職員が笑顔でいきいきと子どもたちと向き合うことができるように,働き方改革,改め,

働き甲斐改革」を進めてまいります。

 

 

働き方改革について①

 ここ数年,「働き方改革を進めよ」と事あるごとに言われます。理解はできますし,進めるつもりもあるのですが,

自分の中で「腑に落ちない」ところもあります。それは,「長時間勤務の縮減」や「早く帰宅すること」,つまり

「時短」=働き方改革とは思っていないからではないかと自己分析しています。

 

 そこで,今回と次回(来週)の2回に分けて,働き方改革が求められる背景や,私の目指す働き方改革について

記したいと思います。

 

 「働き方改革を行う理由」は,教育界が以下の3つの危機に瀕しているからであると考えられます。

 

 1 教員の心身の危機

 2 未来の教育の危機

 3 人材獲得の危機

 

 1については,25年前に比べ,1日に約1時間半(90分)教員の勤務時間が増えたというデータがあります。

また,勤務時間増に比例して,病休者や精神疾患も増加しているというデータも示されています。これらのことから,

今のような働き方をしていては,心身に不調をきたす教員がさらに増えていくという危機感があることが伺えます。

 

 2については,ある調査結果では,教員の3/4が「教材研究(構想を練ることも含めて,主に授業の準備)の時間

が足りない」と思っていること,そして,教員の1/3が「月に1冊も読書をしていない(できていない)」ことが

示されていました。読書については,「時間がない」という理由だけではないと思いますが,教材研究に関しては,

複数人で行わなくてはならない校務分掌上の業務や会議,研修等を優先せざる得ないために,教材研究は勤務時間後や

帰宅後に行っているというのが,ほとんどの教員の実態だと思います。

 

 3については,「教員採用倍率の低下」や「教師不足(担任が足りず,教務主任や教頭が担任を兼務せざるを得ない

状況など)」は各種報道等でもご存知かと思います。この点は本当に危機的状況で,「ブラックな職場」という

イメージが定着してしまったために,教員になりたいという人材が急減しているという状況があります。

 

 私は,「未来の日本を支える人材(子ども)を育てる」教育という営みは,非常に責任が重いですが,やりがいの

ある仕事だと思っています。

 子どもたちに,社会や組織で求められる力,これからの時代を生き抜くための力(正解のない問いに対して,仲間と

協働して納得解を導く(合意形成を図る)力など)をつけるために,学校としてどのような学ぶ機会を用意し,学び方

を伝えていくかなどを考えることにやりがいを感じています。

 なので,学生から逃げられる(避けられる)職場ではなく,大変かもしれないけど自分もがんばってみようと思って

もらえるような職場にしていきたい(していかなくてはならない)と思っています。そして,その取組を発信して

いきたいと思っています。

 

 話が長くなってしまいましたが,今回は,働き方改革が求められる背景とそのことに関連する私の考えを若干

記させていただきました。

 次回は,私の目指す働き方改革についてお伝えしたいと思います。