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前回に引き続き,私の目指している働き方改革について記したいと思います。
前回,教育界が3つの危機に瀕していると記させていただきました。
そのことから,
①教員の心身,つまり「健康」を保つこと
②教材研究を勤務時間内にできるようにすること
③学生が学校で働きたいと思えるような「働き甲斐」のある職場環境づくりを行い,その情報を開示していくこと
が重要だと考えました。
①については,心身の健康を維持するには,様々なストレスを少しでも軽減することが肝要であると考えて
います。
ストレスの軽減は,個人でできること(私の場合はテニスをして汗をかくこと)もありますが,職場としては,遠慮
なく「助けて」と言えることや,ヘルプのサインが出された際に,話を聴いたり,手伝ってあげたりできることが重要
だと思っています。
「大変さを分かち合うことのできる職場」を構築し,職員が1人でストレスを抱え込むことがないようにして
いきたいと考えています。
②については,週に1回は放課後の時間に,できれば協働して教材研究ができる時間を捻出したいと考えて
います。東葛地区は,小学校でも「部活動」と称して,通年で運動や音楽に取り組んできました。しかしながら,
中学校でも,部活動を地域に移行する動きが本格化しています。そのようなことから,小学校の部活動も,今までの
当たり前を見直す時期にきているのではないかと考えました。
以上のことから,本校では,大会やコンクール等の2カ月前から,週3日の放課後練習という形で部活動を運営
したいと思います。残りの2日間に関しては,月曜日を研修日,木曜日を会議日とするなどして,研修日の一部
(の時間)を教材研究の時間にしていきたいと思います。
③については,学生にとって働き甲斐があるか否かは,当人たちに聞いてみなくてはわからないので,まずは,
実際に働いている職員にとって働き甲斐のある職場づくりを進めていきたいと考えています。現在,職員の意見を
聴きながら,本校の強みと弱み(課題)を明らかにし,課題解決のための手立てを考えているところです。この点に
ついては,集約できたところでお知らせいたします。
以上のことから,
・職員のストレス要因を分析し,その解消に向けた取組を実践すること
・大変さを分かち合える職員集団をつくること
・週に1日でも,教材研究を勤務時間内に行うことができるようにすること
・実践していることについて,積極的に開示していくこと
に取り組んでいきたいと考えております。
これらの取組を通して,職員が笑顔でいきいきと子どもたちと向き合うことができるように,働き方改革,改め,
「働き甲斐改革」を進めてまいります。