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保護者の皆様、地域の皆様、本年も、本校の子どもたちが安全に安心して学校生活を送ることができるよう、精一杯努めてまいります。変わらぬご支援の程よろしくお願いいたします。
今回は、今後取り組んでいきたいと考えている「こころの健康観察」について述べさせていただきます。
健康観察というと、皆さん、朝の会で一人一人名前を呼ばれて、「はい、元気です。」とか「ちょっとおなかが痛いです。」などと答える姿を思い浮かべると思います。これは、身体の健康状態を確認しているということになります。
今回取り組みたいのは、身体の健康状態だけでなく、「心の健康状態も確認する」というものです。
方法は簡単です。上に述べた、いわゆる健康観察を行っている間に、一人一人がタブレットを用いて、身体と心の状態を4択(よい、すこしよい、すこしわるい、わるい)で回答するというものです。
このデータ入力を毎日行います。すると、その日の状態だけでなく、傾向も見えてきます。例えば、「僕は月曜日に調子の悪い日が多いな。」「私は雨の日がだめみたい。」などです。
このソフトを活用すると、子どもたちが、自身の「身体と心の健康状態を客観視できる」のです。
この取り組みによって、子どもたちの「自己管理能力」を育てていきたいと考えております。
まずは、1月中旬から3月中旬まで、3年生以上で実施したいと思います。
1・2年生につきましては、1カ月ほど実施して得た知見をもとに、実施可能と判断した場合は、2月下旬から3月中旬まで取り組めたらと考えております。
この取り組みにはあと2点メリットがあります。
1点目は、子どもたち一人一人の状態を担任だけでなく、管理職と養護教諭も確認することができるので、担任以外の職員も心配な子に声をかけることができるという点です。
2点目は、このソフトに「相談機能」がついていることです。「話したい」というアイコンをクリックすると、話したい相手を選択でき、その職員が声をかけに行くという仕組みです。
私は、「相談」に関しては、相談したい内容によって相手を選択できるよう、相談相手が複数いることが重要だと考えています。本校は来年度大きく環境が変わりますので、相談機能の充実は不可欠です。
この取り組み以外にも、子どもたちが安全に安心して学校生活が送れるための環境整備や仕組み作りを行ってまいります。
「こころの健康観察」の成果と課題については、2月中旬くらいにご報告させていただきます。