令和3年度(R4.4.11まで)

令和3年度 校長室より

4年校外学習(校長室より)

4年生が校外学習で千葉に行きました。

朝から快晴でした。

4年生の保護者のみなさんにはすくすくメールでお知らせしたとおり、1号車にトラブルがあり、子どもたちを2号車に移動させて現地に向かうという措置をとることになりましたが、子どもたちもみんな元気で、臨機応変な対応にも混乱なく向き合ってくれました。ご心配をおかけしました。

その後、無事に予定通りに千葉港に到着し、クラス写真を撮ってから、遊覧船で千葉港巡りをしました。

船の上では、音声ガイダンスが聞こえないほどの大興奮の子どもたちには少々ヒヤヒヤしましたが、無事に40分の千葉港巡りを終えました。「何か流れていたけど聞こえなかった」とか「鉄鉱石って聞こえたなあ」なんて言っている子もいました。たくさんの工場があることは見てわかったと思います。

船酔いをしてしまった子たちはちょっとつらかったかな。

その後はポートタワーそばのポートパークへ移動して、お昼ご飯を食べました。

なかなかの日差しだったので、影のある斜面を選びました。斜面だったので、みんな自然に同じ方を向くことになりちょうど良かったです。

保護者のみなさん、朝早くからのお弁当作りありがとうございました。みんなもりもり食べていましたよ。

ご飯とお菓子タイムのあとは、1号車のバスも合流し、千葉市科学館・きぼーるへ4台で向かいました。

建物の中に、木でできた大きな大きなボールがあるので有名です。

1時間という限られた時間でしたが、グループごとに、体験コーナーを回りました。

全員が元気に1日を過ごし、余裕を持って、無事に時間通りに学校へ戻りました。

学校としては、市外に出る校外学習は本当に久しぶりでした。昨夜の地震のあとだったこともあり、小さな緊張の連続の校外学習でした。4年の学年主任の中村先生が最後に「お家に帰るまでが校外学習」と言っていました。その通りで、みんなが無事にお家に着いて完了です。先生方も1日お疲れ様でした。

5年体験学習(校長室より)

5年生が社会科の「米づくり」の学習がらみでの稲刈り体験を行いました。
午前2クラス、午後2クラスと分かれて実施しました。

 

現地では、米づくりの今と昔、品種などを学ぶ座学、

稲刈りなどの体験、をクラスごとに交互に行いました。

地域農家さんや手賀沼アグリビジネスパーク推進協議会のみなさんのご協力で実施できた企画で、その他たくさんのスタッフのみなさんとも関わりながら活動しました。

橋本さん         油原さん

お米は日々口にするものですし、教科書でも田んぼから食卓へのお米の流れは勉強できます。子どもたちにとっては身近なものであり、知らないわけではない世界のことです。

しかし、実際にその作業や思いをその現場で聞くことは、多くの学びを生むものであることを実感しました。子どもたちは話を真剣に聞き、また、その作業の説明に熱心に耳を傾け、鎌を手に安全に気をつけながら作業しました。

「できた!」「すごい!」「やった!」などの声があちこちで上がったり、「上手!」「うまいね!」など友達への声かけも聞くことができたり、その瞬間その瞬間に子どもたちの心が動いていると感じました。本当に久しぶりの学校外での体験活動で、子どもたちの期待もあったのだとは思います。

 

最後は、大きな大きなコンバインで一気に作業する様子を目の前で見せていただきました。

机上だけでは学べないものが体験学習にはある、本物に触れるすばらしさを改めて感じました。

あらかじめ用意していただいた新米をお土産にいただきました。

良い体験ができました。スタッフのみなさん、素敵な時間になりました。

ありがとうございました。

(活動の写真は1・2組のものです。)

スマホ安全教室(校長室より)

PTAの文化厚生部の企画で、「おしえて!こどものスマホ、SNS、通信のいろいろ」スマートフォン・SNSの危険性と安全な利用について をテーマとした講演会を開催しました。


柏市教育委員会 児童生徒課指導主事 少年補導センターの村松恵治先生を講師としてお迎えしました。

対象は6年生児童と希望保護者のみなさんです。校長室から発信し、子どもたちは各教室でオンラインで参加、保護者のみなさんはそれぞれの場所で参加という形で行いました。

言葉足らずの文字でのやりとりが誤解を生むというトラブルについて、事件になってしまった例について、流す情報について、ネット上で知らない人とつながることのリスクについて、オンラインゲームについて、脳への影響についてまで、本当にたくさんの内容のお話をうかがうことができました。

参加してくださったみなさんはどんなことを感じましたか。

私は、これだけ多くの事例の全てについて子どもたちに教えることはもはやできなくなったと感じました。それだけトラブルも多種多様です。そして、とにもかくにも「自分で考える」ということの大切さを強く感じました。

道具は正しく使用すればとても便利なものですが、正しくない使い方をすれば危険なこともあります。これは、電子機器に限ったことではなく、はさみや鉛筆などの、子どもにとって身近な道具であっても同じです。道具によってけがやトラブルがあった場合、悪いのは道具なのでしょうか。使い手がどう使うのかをきちんと考えて使うことで危険を回避することはできるということを忘れてはいけません。(9月17日の校長室より「便利な道具」にも同じ内容のことを書きました。)

今日のお話で、便利なものの後ろに隠れているこんなにもたくさんの危険について、まず知ることができたと思います。しかしながら、それがどれだけ危険なことなのかをわかるにはもう少し成長が必要かも知れません。危ないことに巻き込まれないためには、危ないことに近づかないことが一番です。楽しそう、おもしろそう、なことにすぐに飛びつかないことは自分を守ることにつながります。

 

「おやすみなさい」と家族に声をかけた後、布団の中でオンラインゲームに夢中になって、次の日の朝、起きられずに学校に来られないというような事例を聞いたことがあります。子どもに一度渡したものを管理することは大変難しいことです。本人に任せっきりでは、何が起こっているか気づくこともできません。充電は必ずリビングでとか、夜は機器を預かるなど、それぞれのご家庭でルールを作っていることもあるでしょう。大切なことだと思います。

今日は6年生向けのお話の後に、参加してくださった保護者のみなさんへのお話の時間もありました。

子どもたちの健やかな成長のためにも、今日のこの講演がお家での話し合いのきっかけになると良いなあと思います。村松先生、本日は貴重なお話をありがとうございました。

暑くても秋(校長室より)

秋を感じる香りの1つにキンモクセイがあります。少し前に、今年は例年より早めに香り始めたと報道されていました。

本校にも2年生5年生昇降口の周りにあります。オレンジ色の花です。

1年生の担任だったときに、校庭にあるキンモクセイの香りをたよりに木を探した時、「トイレのにおいだね、先生。」と言っていた児童がいたことを、必ず思い出します。きっとこの子にとっては、キンモクセイの木(花)からの香りよりも、芳香剤のキンモクセイの香りの経験の方が先だったんだろうな、おもしろいな、と思ったことを覚えています。

マスクをしていると、香りに鈍感になっている自分に気づきます。まだ、楽しめるので、花の前でぐらいはマスクを外して、香りを感じたいですね。感じてみてください。

 

音楽のリコーダーの練習を始めています。普段より気持ち隣との距離をあけて、換気をした音楽室での練習です。リコーダーを吹く子だけがマスクを外し、終わったらマスクをします。

1年生の鍵盤ハーモニカも始めています。

1人1人が感染対策を意識しながら、できる活動を始めています。

 

落ちついた週のスタート(校長室より)

朝から良い天気で、日中は8月から9月ごろの気温になるという予報の中、今日がスタートしました。

落ち着いた雰囲気で学習をする子どもたちの様子が見られました。立派です。

登校してきてから下校するまで、学校というのは指示の連続です。ノートを出す、話を聞く、6ページを開く、音読をする、ノートに書く・・・。この細かな指示による小さな活動一つ一つが学びにつながっていきます。


これが2、3歳のイヤイヤ期の子どもたちが相手だったら、一つ一つのことがなかなか先に進まずに、全体での授業は絶対に成立しません。
子どもたちが、年齢相応に成長していることはとても大切なことです。

そしてもう一つ大切なのが「教員と子どもとの人間関係」です。

「何を言うかではなく、誰が言うか」が大切であるということです。

そう考えると、各クラスでの大人と子どもとの関係が良好であることが、今の落ち着いた雰囲気につながっているのだろうと考えられます。

2学期も折り返しましたが、良い人間関係の中で教育活動を行えるよう進めてまいります。気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

週末の報道の中で、各地の賑わいとともに、行き交う人たちの心構えをインタビューしているシーンを目にしました。「対策が日常になっているから、それをした上で楽しもうと考えている」という言葉を発している人がいました。その通りだと思います。

学校も、今までのように対策を取りながら、活動を広げていきます。

10月からは、延期していた各学年の校外学習も行います。本物に触れる体験は大きな学びにつながります。参加に向けて毎日の健康観察は引き続きご協力をお願いいたします。

「熱を測り忘れました」と言って職員室に来る児童が数名います。ご家庭において子どもだけでできることがあっても、任せっきりにせずに、その「できたことの確認をする」というようなまだまだ大人の目が必要な場面がたくさんあります。なんと言っても小学生ですから。