校長室より

令和6年度 校長室より

体育発表会を終えて(校長室より)

体育発表会が終わりました。

  「運動が好き、そうじゃない、運動が得意、そうじゃない、いろんな人がいて良いけど、今日は運動をがんばる日。最後まで力一杯がんばろう」と初めの会で子どもたちに伝えた通り、

限られた期間での準備でしたが、子どもたちは先生方と共に、よく頑張って本番を迎えました。今当日の様子を思い出しても、子どもたちの前向きな熱を感じられた行事となりました。

 

「好きとか得意とか関係なくがんばれる」というのは大切なことだと思っています。

 

一つの行事が終わり、子どもたちはまた次に向かって歩き始めています。

 

「まずやってみる」その姿勢で取り組める子どもたちをしっかり支えていきたいと改めて感じています。

 

雨があがった昼休み、土南タイムが実施できて、外で元気に遊ぶ子どもたちの姿がたくさん見られました。

体育発表会(校長室より)

ここ数年のような天気の心配はなく、無事に行うことができました。

朝のうちはうっすら雲に覆われていましたが、徐々に雲は晴れ、青空が広がる最高の天気でした。

「自分の力を最後まで出し切ろう」は児童会のスローガン。

子どもたちの笑顔、歯を食いしばった顔、涙、真剣な表情・・・いろいろな場面でたくさんの顔を見せてもらいました。

限られた時間で、練習を積み上げ、今日、それぞれの児童がそれを表現できたのではないかと思います。うれしい思いも、悔しい思いも、全てが栄養として成長に生きていくはずです。一つの行事が終わりましたが、学校生活は続きます。これからも最後まで自分の力でがんばることを大切にしてほしいです。

 

6年生の朝の教室の黒板です。子どもたちの思いがたくさん書かれていました。

一つのことに向かっていく子どもらしいエネルギーを感じます。高学年は、この行事でまた一つ、真の高学年に近づきました。種目だけでなく、係の仕事でも格好良い姿を見せてもらいました。

保護者のみなさん、地域のみなさん応援ありがとうございました。

先生方、今日も含めてここまで子どもたちの指導、お疲れ様でした。

 

週末です。子どもも大人も交通事故などに気をつけてお過ごしください。月曜日は学校はお休みです。 

 

高学年として(校長室より)

万国旗をつけたり、門柱を立てたりしません。

 それでも、準備はあります。高学年児童と職員で準備をしました。

 

こういう時間も、真の高学年になっていくための栄養になります。他の学年は下校していますが、自分たちの役割を自覚して仕事をする姿があちこちで見られました。

暑い中、5・6年生ありがとうございました。ご苦労様でした。先生方もお疲れ様でした。

さて、いよいよです。子どもたちの力一杯をみんなで応援する日です。どの競技でも、お子さんが力一杯競技に参加できていたら惜しみない拍手を。ともに思いは行動で伝えましょう。楽しみです。

給食(校長室より)

勉強が好きではなかった子ども時代、それでも休まずに学校に行っていた理由。

 

ゲームとかスマホとかパソコンとかがない時代ですから、家にいてもやることがない。

学校に行けば、休み時間に友達と遊べる。

あとは、給食を食べられることでしょうか。

 

食については好き嫌いは小さいときからなかったので、食べることで困ったことはありません。(逆に言うと、何でもよく食べる以外に褒め所がなかった子だったのです。)

 

今日、たまたまある教室で配膳風景や食べ始めを見る機会がありました。

よそられた分をそのまま食べ始める子もいれば、減らすために並ぶ子もいます。特に野菜を減らす子が少なくありませんでした。バランスを考えたメニューではありますが、最終的に個人個人の盛り付け量によってはちょっとばかり偏りを感じる場面でした。これが1年で185食、6年で1110食というように積み上がって体をつくっていきます。

気になるところではあります。もちろん、学校ではバランスの良い食事の大切さを伝えますが、無理矢理食べさせることはしませんし、本人の判断に任せているところです。

 

「食」「睡眠」はこれから大きく成長していく子どもたちにとってとても大切なものですので、「苦手だけど食べられるよ」となったらそれはそれで良いなあと感じます。

全体練習(校長室より)

今年度、最初の全体練習です。何度も行いません。朝の2時間を使って行いました。最初であり最後の全体練習です。

児童席に自分の椅子を並べて場所の確認をした後、全員ではじめの会の隊形に並びます。青空の下で、子どもたちはよく話を聞きながら練習に参加しました。

はじめの会では児童会の話、校長の話、歌、準備運動をします。とてもシンプルです。

紅白に分かれて戦うわけではないので、「ゴーゴーゴー」という歌は土南部小バージョンで歌います。元気な歌声が響きました。

「誰よりも速く走ろう」は全員にできることではないけれど、「自分の精一杯の力で走ろう」なら全員にできる、がんばろう、という話をしました。

 

コロナ前は運動会に向けて本当にたくさんの時間を使いました。このような全体練習も2度3度行ったものです。競技の練習、係の打合せ、係の練習・・・。授業中の時間を使うとすればそれは体育の時間に数えられます。体育の年間の授業数は決まっています。それをかなり圧迫する時間を運動会の練習で使うことになり、それはそれで悩みの種でした。始業前に時間を使って練習すればそれは完全なボランティアであり、仕事とすることはできません。

私は応援団担当を23歳から46歳までずっと続けてきました。教務主任の時も担当していました。大好きな係でした。子どもたちはあの数週間で大きく成長することを実感していましたし、だからこそやりがいを感じることの一つでした。朝、当たり前のように子どもたちを7時20分に集め、子どもたちと声がかれるまで練習、本番と力一杯行いました。私の教員としてのエネルギーのかなりの部分を使ったと言えます。

先日、当時応援団を担当したある男の子が、大学を卒業して立派な青年となり、春から弁護士として働くことになったと土南部小を訪ねてきました。私は彼の学級担任ではありませんでした。ただ、私は運動会の応援団の担当をしただけです。「応援団でお世話になった鈴木です。」そんな感じで来たのでとても驚きました。校長室で少し話をしました。

熱い思いで、そして時間をかければ、それだけ子どもたちの中に残るものがあることはわかります。しかし、コロナによって、限られた時間で何を行うべきなのか、というところに視点がいくようになりました。昔を知っているものとしては何となく物足りなさを感じる気持ちもありますが、仕方ないという気持ちでいます。

子どもたちが自分の持てる力をしっかり出し、その姿を保護者のみなさんに見ていただく、それが体育発表会の目標です。

子どもたち、がんばっています。

体調を崩す児童が微増です。しっかり寝て、よく食べて、元気に当日を迎えられますように。