校長室より

令和6年度 校長室より

給食(校長室より)

勉強が好きではなかった子ども時代、それでも休まずに学校に行っていた理由。

 

ゲームとかスマホとかパソコンとかがない時代ですから、家にいてもやることがない。

学校に行けば、休み時間に友達と遊べる。

あとは、給食を食べられることでしょうか。

 

食については好き嫌いは小さいときからなかったので、食べることで困ったことはありません。(逆に言うと、何でもよく食べる以外に褒め所がなかった子だったのです。)

 

今日、たまたまある教室で配膳風景や食べ始めを見る機会がありました。

よそられた分をそのまま食べ始める子もいれば、減らすために並ぶ子もいます。特に野菜を減らす子が少なくありませんでした。バランスを考えたメニューではありますが、最終的に個人個人の盛り付け量によってはちょっとばかり偏りを感じる場面でした。これが1年で185食、6年で1110食というように積み上がって体をつくっていきます。

気になるところではあります。もちろん、学校ではバランスの良い食事の大切さを伝えますが、無理矢理食べさせることはしませんし、本人の判断に任せているところです。

 

「食」「睡眠」はこれから大きく成長していく子どもたちにとってとても大切なものですので、「苦手だけど食べられるよ」となったらそれはそれで良いなあと感じます。

全体練習(校長室より)

今年度、最初の全体練習です。何度も行いません。朝の2時間を使って行いました。最初であり最後の全体練習です。

児童席に自分の椅子を並べて場所の確認をした後、全員ではじめの会の隊形に並びます。青空の下で、子どもたちはよく話を聞きながら練習に参加しました。

はじめの会では児童会の話、校長の話、歌、準備運動をします。とてもシンプルです。

紅白に分かれて戦うわけではないので、「ゴーゴーゴー」という歌は土南部小バージョンで歌います。元気な歌声が響きました。

「誰よりも速く走ろう」は全員にできることではないけれど、「自分の精一杯の力で走ろう」なら全員にできる、がんばろう、という話をしました。

 

コロナ前は運動会に向けて本当にたくさんの時間を使いました。このような全体練習も2度3度行ったものです。競技の練習、係の打合せ、係の練習・・・。授業中の時間を使うとすればそれは体育の時間に数えられます。体育の年間の授業数は決まっています。それをかなり圧迫する時間を運動会の練習で使うことになり、それはそれで悩みの種でした。始業前に時間を使って練習すればそれは完全なボランティアであり、仕事とすることはできません。

私は応援団担当を23歳から46歳までずっと続けてきました。教務主任の時も担当していました。大好きな係でした。子どもたちはあの数週間で大きく成長することを実感していましたし、だからこそやりがいを感じることの一つでした。朝、当たり前のように子どもたちを7時20分に集め、子どもたちと声がかれるまで練習、本番と力一杯行いました。私の教員としてのエネルギーのかなりの部分を使ったと言えます。

先日、当時応援団を担当したある男の子が、大学を卒業して立派な青年となり、春から弁護士として働くことになったと土南部小を訪ねてきました。私は彼の学級担任ではありませんでした。ただ、私は運動会の応援団の担当をしただけです。「応援団でお世話になった鈴木です。」そんな感じで来たのでとても驚きました。校長室で少し話をしました。

熱い思いで、そして時間をかければ、それだけ子どもたちの中に残るものがあることはわかります。しかし、コロナによって、限られた時間で何を行うべきなのか、というところに視点がいくようになりました。昔を知っているものとしては何となく物足りなさを感じる気持ちもありますが、仕方ないという気持ちでいます。

子どもたちが自分の持てる力をしっかり出し、その姿を保護者のみなさんに見ていただく、それが体育発表会の目標です。

子どもたち、がんばっています。

体調を崩す児童が微増です。しっかり寝て、よく食べて、元気に当日を迎えられますように。

自分にできる精一杯を(校長室より)

明るい日差しの下で、練習は続きます。

気温は金曜日ぐらいまでは高めのようです。

風がさわやかで、気持ちの良い空気でした。

赤白帽子をかぶっていない子が各学年に少しずついます。日差しを避けるために大切な物なので、きちんと持っているか確認してください。あごのゴムも伸びっぱなしになってはいませんか。

3、4年生の80m走の練習を見ました。男女混合、走力で分けたグループです。

 

自分が子どもだったときは、男女別、背の順で機械的に並んでいたものです。いつの頃からか、いろいろな配慮の元でグループ分けをするようになりました。

なんにしても「最後まで力一杯がんばって走る」それが大事です。一人一人が自分の力でできることだからです。

勉強でも、運動でも、自分にできることをしっかりがんばる、それがとても大切なことです。基本です。

 

さて、話は変わりますが、昨日今日で少し手を入れている場所があります。

トイレのドアです。

どうしてドアに靴裏の跡がついているんでしょうね。

これは女子の方です。写真は撮ってありませんが、男子の方はもっと真っ黒でした。4枚ともガラスの下の部分が黒くて気になっていました。以前から汚れていたので今に始まったことではありません。

メラスポでこすっていくときれいになりました。

下の写真で、空気口(ガラリ)の下と比べると、その上の部分はある程度汚れが落ちています。(ちなみに通常の掃除で、ドアをきれいにするような時間はなかなかとれません。)

学校には、本当にたくさんの「これ、誰がやる仕事?」というものが存在します。気がつく人、気が利く人がやっている、でもそうでない人は気づきもしない、そんな仕事がたくさんあります。

少し手をかけることで、改善できる場所があります。汚いより、きれいな方が気持ちが良いことは間違いありません。少しずつ、少しずつ。

週明けの雨(校長室より)

今朝のラジオで話題になっていましたが、週明けの雨は5週連続だそうです。

 

さあ、1週間の始まりだ、という日の天気が良くないと、出鼻をくじかれたような気になりそうですが、子どもたちはどんな朝を迎えたのでしょう。

校庭の木々の若葉も明るい緑で初夏を感じさせる季節になっています。

 

今週も体育発表会の練習が続きます。暑さに気をつけながら進めていきます。

 

 

昼休み、6年生の代表者は修学旅行についての集まりで先生の話を聞いていました。実行委員ですね。

外で遊べないそれ以外の児童は室内で自由に過ごしていました。

室内で駆け回ったりしてけがでもしたら悲しいので、静かに過ごす方法を考えることも大切です。

梅雨の時期に向けて、6月の生活目標は「室内での過ごし方や遊び方を考えて,落ち着いて生活しよう」となっています。

けがをしてわかることもありますが、先に少し考えて危険を回避することも大切です。明日はきっと外で遊べます。土南タイムがあります。楽しみに待ちましょう。

 

4年生さやむき(校長室より)

今日の給食で使用するグリーンピースを取り出す作業を4年生にしてもらいました。

給食室裏でえんどうまめを受け取って

各クラスでむき方を教わって

いよいよ挑戦です。朝の時間から1時間目の最初の時間で行いました。

手も洗いました。マスクもつけました。

なかなか手際よくできていますね。

今日のみんなの豆ご飯に使うので、責任重大ですね。

グループにはなっていますが、作業は一人一人でわかりやすいものなので、みんな集中して行うことができました。

この後、4年生がむいた豆は、調理員さんがよく洗って、食材として使用しました。

 

ほら、こんなにおいしそう。おいしかったです。

 4年生、お手伝いありがとうございました。

 

 

さて、週末です。昨日北海道で登校している小学生が交通事故に遭ってお亡くなりになるという痛ましい事故がありました。青信号で渡っていても、絶対に大丈夫ということではありません。今日、給食中に子どもたちには「青でも気をつける」「せめて自分たちはルールを守る」という話を放送でしました。事故のない週末になりますように。