校長ブログ

校長ブログ(令和2年度)

3.11(校長ブログ)

東日本大震災から10年がたちます。

新聞やテレビなどでも数日前から「地震」「津波」「避難」「引き渡し」など様々な角度からあの日のことを取り上げています。

藤木先生が、半月ほど前から、ブックルームに10年前の小学生新聞を展示してくださっています。

3月最初の広報かしわでは災害について扱っていました。

広報かしわ | 柏市役所 (←大きくご覧になりたい方はこちらから)

今日、子どもたちには「あの日お亡くなりになったたくさんの方々のためにも、私たちは元気に生活をしよう」というような話を放送で呼びかけました。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。




学校では、定期的に地震や火事などへの対応を想定した避難訓練を行い、年に1度は引き渡し訓練を行っています。訓練の度に、子どもたちには「学校にいるときは、そこにいる先生の話に耳を傾けることが大切」と話しています。みんながバラバラなことをすることで混乱するのを避けるためです。となると、我々教職員の「子どもたちを守る」という意識の高さも必要になります。


施設面では、校舎や体育館には耐震工事が施されています。外が安全か、中が安全かは、その災害の種類や規模によって判断します。


本校は、柏市の避難場所、避難所として指定されています

が、「洪水は×」となっています。
決して高くはない土地なので、洪水の場合はここに避難してはいけません、ということです。災害に応じて避難の仕方も考える必要がありますし、少しでも高いところに一時避難することも想定しておかねばならないことを再確認しました。

以前に購入して読んだ本です。教頭先生も読みました。

「最悪を想定して」「慎重に」かつ「素早く」「空振り覚悟」の判断の大切さを強く感じます。

ちなみに、10年前のあの時、共働きの我が家の娘(当時高校3年生)はお向かいの家から声をかけてもらいそのお家で過ごさせてもらっていました。大きくなってはいましたが、とても心細かったと思います。その暖かさに感謝しています。ご近所とのつながりの大切さも感じます。

今日の子どもたち(校長ブログ)

日中の暖かさは「春」でした。

桜のつぼみも順調に膨らみ、校長室窓下の花壇の花も色鮮やかに元気が出てきたように見えました。


春は別れと出会いの季節。

最高学年である6年生の卒業が近づいています。

カウントダウンカレンダーの数字も

ついに片手に・・・。


1年間、社会を担当した教務主任笠井先生の話を真剣に聞く6年生の様子です。卒業のその瞬間まで、小学校での1時間1時間を大切に過ごしてほしいと願うばかりです。

算数の展開図の学習をしている5年生です。

めりはりのある良い生活ぶりです。

音楽室での対策をとった上で歌を歌う4年生です。

「赤い屋根の家」を心を込めて丁寧に歌っていました。優しい、良い歌声です。

たんぽぽ学級では体を動かしている場面でした。

パプリカを元気に踊っていました。毎朝校長室に顔を見せに来てあいさつをする二人です。

3年生は社会科です。

休み時間にはいつも元気な3年生の、授業中のけじめある態度。

2年生は算数。

わかるときも、わからないときも元気いっぱいです。

1年生が勉強してます。授業中なのであたりまえですが、

大変よくがんばっている15名の7才児です。
富勢東小学校で「よく学び」「よく遊び」「よく食べ」、もうすぐ真の1年生となります。

それぞれの子どもたちが、それぞれの場所で、担任やそれ以外の先生方とも関わりながら、またひとまわり大きくなります。環境が人をつくるのです。どんな出会いも学びになります。そんな言葉は思いつきもしない、考えてもいない子どもたちだからこそ、ぶつかりながら、悩みながら、それでもここまできたんだな、そして前へ進んで行くんだな、と思います。

頭でいろいろ考えてしまう大人とは違いますね。子どもなんです。

あいさつ(校長ブログ)

おはようございます!と今日も子どもたちが元気に登校してきました。


先週末に見守り隊のお一人から嬉しいお話をうかがったと、教頭が私の所に来ました。
ある児童のあいさつについてです。


毎朝、その子とあいさつを交わす時に、一言添えてくれるのが嬉しいというお話でした。詳しく聞いてみると、「地面が滑りやすいから気をつけてください」とか「寒いので気をつけてください」のような気遣いの言葉であったり、「元気にがんばってきます」のような本人の決意であったりするのだそうです。その方のメモを見せていただいたのですが、そのコメント力、なかなかのものでした。


小学校時代、声が大きいだけで「伊藤はあいさつだけはいいな!」と先生にほめられたことがありますが、もう全然レベルが違います。

このような話を伺うと温かい気持ちになります。さらには、そのように感じてくださったことを伝えていただいたことを嬉しく思います。ありがとうございます。引き続き子どもたちの見守りをよろしくお願いいたします。




そんな中、5年生の取り組みに足を止めました。


子どもたちが書いた提案文を廊下に掲示しています。

あいさつについて書いている児童がいました。


今すでに「気持ちの良いあいさつができる」または「気持ちの良いあいさつをしてみたい」「あいさつでこんなことをしてみたい」という子どもたちには、ぜひその調子で取り組んでほしいと思います。


私にとって、あいさつは「自分がすると気持ちが良いから」という理由でしてきたものなので、できない子にとって「しなさい」と言われ続けてできるようになるものではないと思っています。しかし、形から入ることの大切さもわかっているので、小学校での学校としてのあいさつについての取り組み方には難しさを感じている部分です。


これまで、中学生になって、自分の気持ちで元気な良いあいさつをしている子どもたちの姿もたくさん見てきました。というわけで、自分からあいさつができることはとても大切なことですが、小学校では「まずは大人からする」「子どもはそれにきちんと返す」ことが学校としての取り組みのスタートだな、と思って日々声をかけています。

そして延長(校長ブログ)

今週は雨からのスタート

子どもたちは、傘をさして、気をつけて登校してきました。今日もよく来たね。


先週金曜日に1都3県の緊急事態宣言の2週間延長(3月21日まで)が決定しました。
学校は「感染リスクの高い教科活動を行わない」というレベル3での対応を続けます。

3学期のここからの行事は、卒業式と修了式です。まずこの2つの行事には、飲食を共にしたり、長い時間対面で会話が続いたり、入り交じったりするような活動は一切ありません。今までと同様に「マスク着用」「換気」の上で、「密にならないように」「できるだけ短時間で」を意識して落ち着いて取り組みます。

金曜日のブログに書いたように、その他の活動についても同様です。対策としてできることを毎日毎日行っていきます。






保護者のみなさん。
「体調がすぐれないときには、ゆっくり休ませる」というある意味幅の広い判断への対応についてご協力いただき、感謝申し上げます。子どもたちは今日も元気にしっかり学んでいました。引き続きご協力をお願いいたします。


6年生を送る会で6年生への職員からのメッセージを、卒業式の体育館装飾の1つとして掲示することにしました。
6年生も、動画内ではかみしめられなかった一つ一つのメッセージをしっかり読んでくださいね。

対策は続く(校長ブログ)

桜の開花が、例年より早くなりそうというニュースがありました。冬に暖かい日が多かったことが影響しているようです。
そこで、校庭の桜の木を見てみました。
冬にはじっと春を待つように固かったつぼみが膨らんでいました。
世の中の状況など関係なく、季節は巡っています。春はもうすぐそこまで来ています。

今日も、子どもたちは元気に登校してきました。

今夜決定と言われている緊急事態宣言の延長。そうなっても学校としての取り組みはここまでと同様です。

①登校時に検温、消毒。

②食事以外の時間はマスク着用原則、手洗い、換気、できるだけ3密を避けての活動。







③そして、太陽の下で元気に体を動かす。病気に負けない体づくりです。



元気でいれば、ウイルスもボールのように跳ね返せるかも!
こんなふうに!


愛知県の公立陶生病院・感染症内科の武藤義和先生が書かれた文章のリンクを貼っておきます。後半は特に「一人一人ができること」という内容でわかりやすく書かれています。
新型コロナの「真実」 大切な人や社会を守るには 新型コロナを克服し〝明るい未来〟をつくるには WEDGE Infinity(ウェッジ)

引き続き、お子さんを含めたご家族の健康管理についてよろしくお願いします。我々教職員も同様に気をつけてまいります。

学校をきれいに(校長ブログ)

5年生が5時間目に体育館、体育館周りの掃除をしました。「卒業式に向けて、会場となる体育館をきれいにしよう」という取り組みです。


13人、みんなで力を合わせてがんばりました。
5年生ありがとう。

今週は学校全体で清掃週間となっています。3月は「教室や校舎をきれいにして次の学年に渡そう」という生活目標もあります。1年間使った教室などもきれいにすることに意識して取り組んでいます。






今年度は学校内で過ごすことが多い1年でした。みんなが室内でがんばった分、例年よりあちこち掃除のしがいがあるかもしれませんね。みんなで、学校をきれいにします。

さて、今日もみんな元気に登校し、元気に過ごしました。

外遊びもたくさんして、明日も元気に過ごそう。

ひな祭り(校長ブログ)

今年度の卒業式は42回目です。
その日まで2週間となりました。


練習は、6年生だけだったり、4・5年生だけだったり、4・5・6年生一緒だったりいろいろです。いずれの場合も、マスク着用、換気、距離を意識しての練習を続けていきます。

そして、今日はひな祭りです。


給食もひな祭りメニューで季節感たっぷりでおいしかったです。

昨年の3月3日のブログを読み返してみました。ひな祭りの「ひ」の字も出てきていません。思い起こせば、臨時休校の前日でしたから、慌ただしかった覚えがあります。最初で最後の卒業式練習を1時間だけ行ったこともブログに書きました。

ここ数日、1都3県の緊急事態宣言解除についてあちこちメディアで話題になっています。さてどうなることやら。今が最高レベルですから、これ以上、レベルが上がることだけはありません。学校は今まで通りに粛々と教育活動を続けていきます。


まだまだ制限はあるものの、子どもたちが学校で友達と会い、友達と過ごしている姿を見るとほっとします。






みんなできる限りの対策を身に付けて、毎日元気に過ごしています。引き続き、予防対策をした上で、運動、栄養、睡眠の3つでしっかり免疫力を高め、元気な体をつくっていきましょう。

雨模様(校長ブログ)

常時マスクが習慣となっているので、「マスクを忘れて花粉症がつらい」ということが今年はありません。
今日は雨スタート。花粉症にまいっている子どもたちも大人も少し楽になると良いのですが。

短い登校時間の中でも、降ったりやんだり、明るくなったり暗くなったりという不思議な天気でした。


今日から、4・5年生の卒業式練習も始まりました。

本校は全員で新入生を迎え、全員で卒業生を送るという形をとってきました。もちろん、ウイルス感染予防対策の1年でしたので、昨年度の卒業式、今年度の入学式、卒業式はその形はとれません。
ただ、人数的に密を避けることは可能なので、今年度は5年生と4年生に6年生の卒業を見守ってもらうことにしています。


今日は、4・5年生だけの練習がありました。
全校の代表として卒業式への参列です。この心構えが子どもたちの成長の肥やしになります。
2つの学年が集まります。合同練習の時は3つの学年が集まります。交流活動はありませんが、マスク、換気、となりとの距離などの感染予防対策は行いながら進めていきます。








雨は降り続くことなく、なかよしタイムやロング昼休みは外で元気に遊べました。ただ、風が強い1日でした。そして、今、風が強い中、雨が降り始めました。子どもたちの下校にかからなくてほっとしています。

3月スタート(校長ブログ)

3月です。

1日です。

月が変わって、また1からスタート、というごく当たり前な流れは大変おもしろいものだなと思います。昨日の続きの今日なのに、何か新しく始まる気持ちになります。何も変わっていなくても、切り替えにはもってこいですね。

3月はまとめの月です。学校では卒業式という大きな行事があり、そのまとめを強く意識する月です。

6年生は、6年生を送る会を終え、いよいよ卒業式に向けて会場での準備を始めました。6年間生活を共にしてきた12名の子どもたち。登校する日も今日を含めて13日。卒業式のその日に、完成した富勢東小の6年生として、堂々と胸を張り、顔を上げて参加できるように、これからの1日1日を大切に過ごしていってほしい、そんな願いも持ちながら指導を続けます。


まとめの月ということで言えば、他の学年も同じです。まだまだその学年での完成までには日があります。それぞれの教室、それぞれの場面で、今年度出会った担任の先生との時間を大切に過ごして成長を続けてほしいです。





テストをしているクラスが多くなるのも、まとめの時期ならではです。

校庭では、6年生を送る会でお披露目した新投てき板がみんながボールを当ててくれるのを待っています。

新しくて、綺麗なので、最初は抵抗があるかもしれませんが、そのためにあるのですから、思い切りボールを投げたりしてください。
とても明るくて、かわいい良い絵です。


送る会とネット環境(校長ブログ)

明るい曇り空でのスタートになりました。

今日は6年生を送る会(オンライン)本番の日です。

各クラス自分の教室で会に参加します。
6年生の保護者のみなさんは参観可としているので、パソコン室で見ていただくことにしました。

会のプログラムです。


朝から、ホストの笠井先生と各教室との接続確認等を行い、準備は万全・・・。

2時間目に会を実際に始めてみると、いくつかの教室から「音が聞こえない」「こっちの声は聞こえてるのかな」などの不安の声が聞こえ、多少の混乱を感じつつ・・・。

なんとかなるかな?
このあたりまではそう思っていました。しかし、だめでした。動画は「遅れる」「止まる」「声は途切れ途切れ」・・・。

あれこれやってみた後に、1年生から5年生は別の時間にプログラムに沿って動画を見ることとし、6年生(と、来校してくださった6年生の保護者のみなさん)を優先に、できることを考えました。

結果、3時間目に6年生の教室で、ネットを介さずに準備してあった動画を見ることにし、6年生の保護者のみなさんにも教室に入っていただきました。

各学年の発表はそれぞれの学年らしさが出ていてとても温かく良いものでした。


6年生は、一つ一つの発表を見逃すまいと、じっとスクリーンを見ていました。発表が終わる度に、拍手ももちろんしていました。
1年生から5年生のみなさん。校長先生はずっと6年生の様子を見ていましたが、みなさんの6年生への気持ちはしっかり伝わったと感じましたよ。
よくがんばりましたね。

その後、6年生の発表、先生方の発表、校長の話と続きました。6年生は最高学年らしい工夫のある発表を見せてくれました。先生方の発表は思い出のアルバム風に1年間を写真で振り返りながら、6年生への言葉を重ねました。
校長の話では、6年生の前で直接「自分を大切になんて当たり前、隣にいる友達も大切にしてね」という思いを歌にして伝えました。

卒業式とは違う場での6年生への最後のメッセージです。静かに聞いてくれてありがとう。

さあ、6年生。下級生や、先生方のたくさんの思いを受けて、卒業式までどのような気持ちで過ごしていくか、最後の勉強です。期待していますよ。

学校では、来たるGIGAスクール4月開始に向け、オンラインの会議等を行いながら、機材やソフトに慣れようと努力はしているのですが、どうにもこうにも現在の市内学校関係のネット環境は大変脆弱で時間帯によっては動画も満足に見ることができません。2時間目なら午前の早い時間だからいけるかな、が甘い考えでした。

全校の子どもたちはもちろん、来校してくださった保護者のみなさんも長い時間お待たせして、本当に申し訳ありませんでした。

最後になりますが、企画に携わった江口先生、笠井先生、プレゼントや発表の準備をしてくださった各担任の先生方、動画がうまく流れずに試行錯誤・走り回った笠井先生・・・おつかれさまでした。そして、関わったすべてのみなさん、温かく見守ってくださってありがとうございました。

良い週末をお過ごしください。