校長雑感ブログ

校長雑感ブログ

9月29日(金)生徒会役員選挙運動

〇本日の午後、新しい生徒会本部役員を決めるためのオンライン演説会と投票活動が行われます。その選挙に向けて昨日まで、候補者とその推薦者が朝の正門や各学年の生徒昇降口で立って、投票の呼びかけや演説活動を行っていました。

〇生徒会活動は生徒による自治活動です。生徒自らが考え、協議し、目標を定め、目の前の問題に取り組んでいく経験は、人として大きな成長をもたらしてくれています。その中心にあるのが、生徒会や委員会活動です。

〇具体的には当事者として自分たちの学校生活を点検し改善していくためのものです。このような民主的な活動によって、将来社会に出ても、自分たちの代表を決める選挙などに「無関心」にならないようにするのが目的の一つです。

〇立候補している生徒も推薦している生徒も、真剣に取り組んでいます。そういう姿を見て、他の生徒も自立することの大切さを学んでいると感じます。

須藤昌英

9月28日(木)言語環境を見直すこと

〇今週から3年生一人ひとりと始めた校長面接ですが、生徒との会話を通して気になることがあります。面接というプライベートではないある意味「公式の場」ですので、中学生が丁寧な言葉遣いや敬語を使えるのは言うまでもありませんが、それ以外でも普段の生活(言語環境)が影響しています。

〇一般的に日本人のコミュニケーションの大きな特徴は「多くを言わなくても相手はわかってくれるはず」つまり「以心伝心」が基本にあると思います。それにより普段から会話中で「主語を抜いて話はじめたり」「結論を最後まで言わなかったり」することが多いと感じています。

〇一方で欧米人は幼少時から必要に応じて、自分の考えを相手が理解できるように言葉やジェスチャーで表現する技術を家庭や学校で徹底的に教育されています。するとそのような場面にたまたま私たち日本人が立ち会うと、「外国の方は自己主張が強い・・」と映りがちになります。

〇しかし今後ますますグローバル化が進む世界で、従来の日本語の良さを残しつつ、その上でたとえ稚拙でも、自分の言葉で論理的に筋道の通った会話ができるスキルを生徒に身につけさせてやらなければなりません。

〇日頃からその一環として授業やその他の活動でも、相手の話をよく聞き、それに応じて自分の考えを最後まで相手に伝える意識をした会話を行っていくようにしています。ご家庭でもご協力をお願いします。

須藤昌英

9月27日(水)秋の全国交通安全運動

【秋の全国交通安全運動】

令和5年9月21日(木)から30日(土)までの10日間

〇交通安全運動は、広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的としています。

〇特に本校には多くの自転車通学者がいます。一般に自転車事故の最も多い原因が、見通しの悪い交差点や狭い道で信号機がない交差点などで起きる「出合い頭の衝突」です。もし一時停止せずに交差点に進入し、車との衝突した場合、命にかかわる大事故になる可能性があります。朝は時間に余裕をもって登校し、帰りは日暮れの時間がはやまっていますので十分に気をつけて下校してください。

〇また逆に自転車に乗る際、歩行者への安全配慮も必要です。法律では自転車は車道が原則で、車道を通行する際は左側を通ります。やむを得ず歩道を走行する際、 自転車で歩行者をすり抜けるように運転するのは大変危険です。歩道で歩行者と接触すると、自転車側の過失責任が高くなる場合があります。

〇交通安全運動期間中は、交差点に、交通安全協会の方が立ってくれています。徒歩・自転車共に、気をつけて登下校してもらいたいです。

須藤昌英

9月26日(火)校長面接を開始しました(3学年)

〇昨日から3年生一人ひとりと来年の入試対策として、校長室を面接会場と見立てて、面接練習を行っています。一人あたり10分程度ですが、こちらからいくつか質問をし、その受け答えに対して最後にアドバイスをしています。生徒はとても緊張した真剣な表情で、取り組んでいますので、こちらも一層真剣になります。

〇まず生徒に「将来の夢は何ですか?」「自分の長所・短所は?」「普段の生活で気を付けていることは?」等の質問をします。それに対して生徒が答えた内容を受けて、「それはどうしてですか?」「そのことについてもう少し詳しく教えてください」と質問を続けます。

〇実はこの第2問こそ面接官が一番知りたいところであり、その答えにその生徒の個性や普段の考え方などがにじみ出てきます。もしその第2問に対して、「わかりません」や「考えたことはありません」などと答えてしまっては、せっかく自分のアピールできる場面を自ら放棄してしまうばかりでなく、「この生徒は普段からあまり深く物事を考えないのか」という印象を相手に与えてしまいます。

〇来年の3月の卒業式まで、あと半年をきりましたので、教職員とともに生徒の進路決定にかかわっていきます。

須藤昌英

9月25日(月)パンデミックからツインデミックへの警戒

〇先週は予想を超える多くの生徒が感染症(新型コロナ、インフルエンザ)にかかり、その感染拡大を防ぐため、1・2学年は木曜日と金曜日を臨時休業(学年閉鎖)、3学年は金曜日に臨時早退としました。今日から全学年が登校を再開していますが、急に涼しくなったこともあり、夏の暑さの蓄積が影響した体調不良もあるようです。引き続き各自で体調管理をする必要があります。

〇今回はインフルエンザとコロナのダブル感染だったケースも報告されています。専門家によると、どちらか一つの感染よりも両方に感染した場合には、重症化しやすい傾向にあるそうです。これから季節が秋から冬へと移り変わり、コロナとインフルエンザが同時に流行するツインデミック(両方がパンデミックになる意味の造語)となっていくのか、心配は残ります。

〇コロナとインフルエンザの基本的な感染予防対策は変わりません。「こまめな手洗い・うがい」「換気」「マスクの着用」「3密(密閉・密集・密接)を避ける」など、これまで何度も耳にしたものばかりですが、徹底していくしかありません。学校でも呼びかけしますが、ご家庭でもご指導ください。

須藤昌英

9月22日(金)感染症拡大防止のため臨時早退(3学年)

〇昨日と今日、1・2学年は、臨時休業(学年閉鎖)としています。3学年は、一昨日と昨日は通常授業を行いましたが、今朝の健康観察の結果、感染症(新型コロナ、インフルエンザ)や体調不良を理由により欠席したり、登校後早退したりする生徒が増えていることがわかりました。

〇この状況で生徒に無理をさせ、来週にかけてさらなる感染拡大を助長することは、校長として何としても防がねばならないと判断しました。よって給食後、生徒の自宅での療養を目的として、午後から臨時早退の措置をとります。下校後及び土曜日と日曜日は、外出を控え、体調管理を最優先するようにお願いします。

〇保護者の皆様の中には、「3学年も1・2学年と同じタイミングで判断できたのでは・・?」と感じている方がいらっしゃるかもしれませんが、一昨日の朝の健康観察の時点では、明らかに3学年と1・2学年の状況は異なっていたことをご理解いただければと思います。

〇来週から全学年が通常授業を行えるように願っています。

須藤昌英

9月21日(木)感染症による学年閉鎖(1・2学年)

〇3連休明けの昨日は、1・2学年の複数の学級で、複数の生徒が感染症(新型コロナ、インフルエンザ)と診断され、その他にも体調不良を理由により欠席となりました。そのため1・2学年は、午後から臨時早退とし、本日と明日は、臨時休業(学年閉鎖)としています。ちなみに先週末に体育祭を行った近隣の中学校2校も、本校以上の欠席者があり、学校全体を今週末まで臨時休業としています。

〇今回の措置は、生徒の療養及びさらなる感染拡大を防ぐものです。振り返りますと、体育祭に向けての練習は、連日気温が30℃を超える中でしたので、本番当日は生徒たちの疲労も相当蓄積していました。そこで疲労による免疫機能の低下により、元気な時には免疫に押さえつけられていたウィルスなどが活発化したのも一因かもしれません。1・2学年の保護者の皆様には、生徒の状況を把握するため、お子様の「体温・体調」の報告をつながる連絡等でお願いしております。お手数ですが、よろしくお願いいたします。

 〇校長としては、体育祭での生徒の活躍は喜ばしいものでしたが、現実に多くの生徒が欠席している状況を見ると、大変複雑な気持ちです。来週から全校生徒がそろうことを心から願っています。

須藤昌英