創立78周年目 学び成長し続ける富勢中
文字
背景
行間
校長雑感ブログ
1月24日(水)市内新人駅伝・ロードレース大会
〇昨日、県立柏の葉公園と総合競技場において、令和5年度柏市中学校新人駅伝大会が行われました。公園内の巡回コースを、一人が約3000m、女子は5人、男子は6人でタスキをつなぎました。
〇結果は女子Aチームが24位、男子Aチームが14位、男子Bチームが24位(Bチームの中では5位)でした。風もなく太陽の暖かさを感じる中、普段の練習の成果を出しきりました。
〇午後はロードレースが行われましたが、9名の選手が駅伝と同じコースを走り、良い経験となりました。長い距離を走ることのためには、強靭な体力(健康的な体)さえあればいいものではありません。
〇走っている間は、他の人を競うというよりも、自分自身と向き合い続けるメンタルが必要です。「こんなにつらいのになんのために走っているのか?」「もう今すぐにやめてしまおうか!」などの自分自身の中にある『甘い』誘惑に打ち勝つことは、学習面やその他の面で必ず役にたっていきます。
須藤昌英
1月23日(火)寒さの中で鍛える
〇昔から「大寒」前後には、武道では「寒稽古」、神事では「寒中水泳」などをして、自分の心身を鍛えるの風習があります。あえて厳しい条件で自分を磨くことは、自分の可能性を伸ばすことになるということでしょう。
〇「鍛える」と言えば、有名な徳川家康の遺訓の一部があります。
「人の一生は重荷を負ふて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし。心に望み起こらば困窮したる時を思ひ出すべし。(略)」
〇読めばわかりますが、おおよそ「人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。急いではいけない。不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ。」という意味です。不自由なことや苦しかったことが逆境になると味方してくれるという教訓だと思います。
〇寒いのにあえて自分を鍛える・・など、一見すると不合理かもしれませんが、昨年の経験したことのない猛暑を思い出すと、暑い中では熱中症などから命にかかわる危険もありますが、いくら寒いからと言って日本では凍死することはありませんから、寒い時の方が合理的と言えるかもしれません。
〇コロナ禍前までは、多くの中学校で「冬季合同トレーニング」を実施していました。日没がはやい冬季は、各部活動の放課後の活動時間が短く、練習量の確保が難しいのですが、部活動の枠を超えて、希望者が部活動終了時間からグラウンドに集まり、夕闇のなかを走ったり筋力トレーニングをしたりして、基礎体力を養っていました。各競技の基盤となる足腰を鍛えることで、春からグンとスキルを伸ばした生徒を私も過去には多く見てきました。よく観察していると、体力もそうですが苦しいことに自ら向き合うことで個人が精神的にも成長します。
〇またある意味走ったり筋トレしたりすることは単純作業なので、一人ではなかなか継続しにくいものです。そこで仲間同士で励ましあい、目標達成する連帯感が生まれ、それが夏の総合体育大会でもそのチームの絆が発揮されていました。
〇今の状況では前のように、合同でトレーニングをすることは難しいですが、昨日に触れましたが、お酒もこの時期に仕込むと美味しくなると同様に、人間もこの時期に「自分磨き」をするとよい・・かなと感じています。
須藤昌英
1月22日(月)寒さと乾燥に注意しましょう!
〇一昨日の20日は二十四節気の一つである「大寒」で、一年でいちばん寒さが厳しくなるころとされます。
〇日本の二十四節気は、立春、立夏、立秋、立冬など4つの季節を表す言葉の他、春分、夏至、秋分、冬至などが良く知られています。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたので、4×6の「節気(せっき)」があります。
〇私は普段は飲酒の習慣はありませんが、さすがにお正月はお客様などと一緒にお酒をいただくことが多かったです。特に日本酒に詳しい方から、日本酒は「寒仕込み」のものが美味しいという話をよく聞きます。「寒造り」とも呼び、冬場の寒い時期に仕込むのが、日本酒伝統の製法らしいのです。
〇なぜ、冬場に仕込むのか?少し調べてみると、まずは原料である新米が秋に収穫されることや寒い時期だと雑菌が繁殖しにくいことあげられるそうです。また日本酒の仕込みは、温度管理がとても重要で、低温だと余計な雑菌の繁殖を抑え、お酒をつくる微生物が、よい働きをしてくれる(もろみをゆっくりと時間をかけて発酵させる)そうです。少しそういう知識があると、今度飲むときには、違った味わいになるかもしれません。
〇今朝は雨上がりの快晴なので気分が良いですが、先日までは連日の乾燥続きで、空気が潤うのはいつになるのか・・と不安になっていました。ただ週末の雨で、今日は湿度も上がっています。例年日本は冬型の気圧配置となり、太平洋側は晴れている所が多く、空気が乾燥していますが、特に関東は湿度が低く、最小湿度は10パーセント台になる所も複数あり、よく「乾燥注意報」が発表されています。
〇ニュースで見る冬場の火災の状況は、火の勢いが激しく、そこへ風も強くなれば、あっという間に広がってしまうことも容易に想像できます。火の取扱いにいっそう注意が必要です。
〇教室のエアコン暖房により、さらに空気が乾燥してしまいます。少し調べてみると、冬に暖房器具を使うと多くの場合に空気が乾燥しますが、空気中の水分量が減少するわけではないようです。部屋の温度が上がることで、相対湿度が低くなり「部屋が乾燥している」と感じるようになるのだそうです。そして湿度が低いと体感温度も低くなるのが理論的には正しいようです。
〇暖房使用時にはタオルを濡らして室内にかけるなど乾燥対策をすることで、少し改善することができますが、8m×8mの広さで天井も高い教室で、その効果を期待するには、タオルが何十枚も必要となります。また私も校長室でやってみましたが、半日もたたないうちにタオルはすぐに乾いてしまいます。
〇もっと心配なのは、口呼吸による口やのどの乾燥です。のどや口、鼻などの空気が通るところは水分を含む粘膜でおおわれており、平常時は常に潤っています。しかし、上記のような要因があるとのどが乾燥しやすい状態となり、ウィルスへの対応が弱くなってしまいます。また最近はマスク着用が当たり前になったことにより、日中も息のしづらさから口呼吸になったり、寝ている間も無意識に口で息を吸ったりすることで乾燥します。また今後は花粉症などによる鼻づまりの影響で口呼吸になる人もいるようです。
〇夏ではなく冬でも乾燥からか、喉が渇くことが多いです。登校時に数人は水筒を持参しているのをみかけますが、できるだけ水筒で水分補給や、水道でうがいだけでもした方がよいと思います。3年生は受験もあり精神的な面と身体的な面の双方に気を使って、大変なことと思います。もちろん1・2年生も日常生活の中で対策をしていることと思いますが、またしばらくは雨が降りそうにもないので、引き続き工夫をお願いします。
須藤昌英
1月19日(金)校歌のレリーフが体育館に設置されました
〇体育館は令和4年度中に改修され、その後昨年の3月から使用していますが、旧体育館に設置してあった校歌の歌詞は、先日まで未設置のままでした。しかも以前のものは1番の歌詞のみでしたので、このたびPTAからの補助をいただき、3番までが書かれた新しいものを設置することができました。ありがとうございました。
〇本校の校歌は、作詞が五味保義氏、作曲が下総皖氏で、昭和24年10月30日制定されました。
【富 勢 中 学 校 校 歌】
1.利根の流れのつらぬける 美し国原 吹く風かおる ああこの丘 見よ 湧きいずる希望の象徴と 聳ゆる母校 高し 永久の学び舎
2.筑波の山の ひんがしに 紫におう 曙きよし ああこの丘 見よ 目覚めゆく時代の象徴と 瞳かがやき 集うわれら若人
3.青葦原に夕陽の 光暮れゆく 黄昏ながし ああこの丘 見よ 生まれゆく日本の象徴と 甍気高く 立てり 永久の学び舎
〇歌詞には約70年前のこの地域の様子が描かれています。特に1~3番までに「ああこの丘」が入っており、かつては軍隊の駐屯地であったと聞いているこの土地は、昔から「良い土地」とされてきたと想像しています。また私の解釈では、1番が朝方、2番が昼間、3番が夕方の様子をあらわし、一日を通して生徒たちの学びが多いことを願ってつくられたと感じています。
〇一方で体育館脇には、今から34年前に、第35回卒業生からの記念碑として、石碑があります。この石碑は、あと何十年も本校の生徒たちの登下校の様子を見守っていくのでしょう。
須藤昌英
1月12日(金)学校連絡システムの一斉導入について
〇昨日の市内小中学校校長会議で、4月より現在各校で使用している連絡システムを市内の小中学校で統一することが示されました。理由としましては、小中学校に兄弟姉妹が在籍する保護者の方々が、複数のシステムを利用していることの煩雑さが緩和されることがあります。
〇本校ではこの2年間、「つながる連絡」を使用し、保護者の皆様方からもおおむね好評をいただいておりましたが、朝の欠席連絡等や学校からの一斉連絡やお便り等の配信は、これまで通りの使いやすさだと聞いています。
〇新しいシステムは「sigfy(シグフィー)」で、主な機能として、以下が可能です。
(1) 欠席,遅刻,早退の連絡
(2) お便り等の文書の配付
(3) アンケート
(4) 学校と保護者間での個別連絡機能
(5) 教育委員会から保護者に向けた一斉連絡及びお便り等の配
〇またこれにより、長い間活用してきた「すくすくメール」についても、令和6年3月31日をもって利用を停止することになります。詳細は追って教育委員会からの通知がくると思います。最初は使い慣れないところもあり、ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
須藤昌英
1月11日(木)給食についての課題
〇昨日から3学期の給食が始まり、生徒も美味しそうに食べています。
〇柏市の中学校の給食は1食330円ですが、これは14年前の平成21年から1度も改定がされていません。この間に、消費税が5%から8%に引き上げられたり、特に昨年以降の物価高騰が著しいかったりと大きな変化がありました。
〇給食で使用する食材の平成21年から令和5年にかけての物価上昇率は約36%となっていて、特に生鮮魚介、生鮮野菜、生鮮果物、牛乳の値上がりは顕著です。中でも牛乳は毎日提供しており、一食に占める割合も大きいため、給食のやりくりに大きく影響しています。
〇柏市はこれに対応するため、令和4年度以降は、補助金を出して給食費を支援してくれています。ただ今後はそれだけでは難しい面もあり、給食費の改定を考えなければならない状況にあります。
〇給食の役割として、生徒にとって必要な栄養素や食育に結び付く多種多様な献立を提供することは避けられません。少しネットで検索しても、全国の自治体でも給食費の値上げをしている場合が見られます。
〇生徒が食べてホッと心が休まったり、普段家庭は滅多に食べないメニューを味わったりする給食を今後もどのように維持していくか。我々大人が真剣に考えていくべき課題だと思います。
須藤昌英
【昔から生徒に人気ナンバー1のカレーライス】
1月10日(水)富勢中学区4校合同あいさつ運動
〇今日から金曜日まで、富勢中、富勢小、富勢小、富勢西小が一緒に、朝の「おはようございます!」の声掛けを行っています。本校では正門に、「ガンバレ富勢中」の登り旗をもった生徒会役員の生徒が立ってくれています。
〇朝の8時前後には、本校生徒や富勢小児童、地域の方々が頻繁に使用するため、正門前の押しボタン式信号機は定期的に横断者に向けて「青」になります。短い時間で横断歩道いっぱいに広がってやっと渡れることも多く、正門の前の信号機はありがたいです。
〇毎日同じ時間に同じ場所で、生徒の顔をみているとその変化がすぐにわかります。これを私は勝手に「定点観測」と呼んでいます。本来の定点観測は、天文学の中で、「同じ場所で同じ方向を観測し続け、動いた天体の軌跡を追うこと」ですが、そこから派生して、「人間社会の観測を通して、人々の生活や環境、感情などがどのように変化していくかを調べ、社会の動向や情勢によってどのように遷移するかを知る」ことの意味にも使われます。
〇つまり同じ生徒でも「今日は顔をあげて登校しているな」とか「何となく今日は足取りが重そうだな」という変化がわかりやすいのです。同じようなことはご家庭ならば、毎朝の起きた顔で、お子様の気持ちがだいたいわかるのではないでしょうか?
「交通安全誓いの碑 交通違反をしない、させない、ゆるさない
この日は昭和61年度に在校する生徒職員及びPTAが交通安全を誓い合い建立したものです 昭和62年3月吉日」
〇正門に入ってすぐ右に、「交通安全誓いの碑」と書かれた石碑があります。これは昭和61年5月に当時の本校女子生徒2名が、部活動の練習試合の帰りに、歩道を自転車で走行中、そこへ猛スピードの車が突っ込んできて、命を落としたという大きな事故があり、「そのような交通事故がないように」と願いを込めて造られたものです。
〇私も当時は大学4年生で、柏市内で悲惨な事故があったことは大きく報道されましたので、記憶にはっきりと残っています。その翌年4月に柏市の教員となりましたので、教員として生徒の命を預かる重い責任を実感し始めるとともに、当時その事故現場を車で通るたびに、心の中でご冥福を祈っていました。その女子生徒さんたちもご存命であれば、今50歳台前半になっています。
〇生徒たちの登下校が安全でありますように・・・。
須藤昌英
1月9日(火)第3学期始業式
〇令和六年「甲(きのえ)辰(たつ)」になりました。本年もよろしくお願いいたします。
〇元旦は穏やかなお正月と思いきや、能登半島で大きな地震が発生しました。なかにはご親戚や知り合いの方が被害に遭われている人もいると思います。お見舞い申し上げます。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、捜索中の方々が一刻もはやく見つかりますようにと願っています。また現地の気温は厳しいので、避難生活をされている方々の健康が保たれますように。
〇私は当日、生徒の安全や3年生の受験が無事に終わりますようにと、布施弁財天(紅龍山東海寺)に参拝し、帰宅するために車に乗った瞬間に揺れを感じました。気象庁の発表では、震度7(M7.6)、輪島地方で最大4m近く動く変動があったそうです。13年前の東日本大震災や29年前の阪神淡路大震災を思い出しました。
〇本日から3学期が始まります。約半月ぶりに正門で生徒が登校する様子を見ていましたが、多くの生徒が大きな声で挨拶をしてくれました。始業式では、「確かに勉強や受験などは大変ですが、幸いに災害にあっていないからこそできるのであり、『~しなければならない』と思うか『~することができてありがたい』と思うかでは、雲泥の差がありますね」と話しました。
〇一方で今日から高校入試がスタートしています。都道府県によって私立高等学校の日程がほぼ決まっており、茨城県から始まり、千葉県、東京都、埼玉県と続きます。私立高等学校はその学校独自の入試を行いますので、大別すると「一般入試」「推薦入試(単願・併願)」ですが、その他日程も「A日程」「B日程」などと、入試の機会をAとBに分けることで受ける回数が増るようにしている学校もあります。また私立高等学校は公立高等学校と違い、発表している「募集定員」よりも多くの「合格者」を出します。理由としてはやはり学校を経営するという面がありますので、もしその後に入試のある公立高等学校へ多くの生徒が流れてしまうと、募集定員を下回る可能性があり、それを避けるためです。
〇千葉県公立高等学校は2月6日~8日の「出願」、2月14日~15日の「志願(希望)変更」、2月20日~21日の「学力検査等」、3月4日の「発表」と続きます。ただし私立高等学校と違うのは、先ほど書いたように「1回しか受けられない」「募集定員数通りしか合格者を出さない」ことです。
〇その為1回に限り、まず出願確定した後にネットや翌朝の新聞に掲載される「志願倍率」を見て、最初に志望した高等学校への願書を引き下げ、新たな高等学校へ出願することができます。ただしこれは無暗に行うと返って生徒本人に心の動揺が残ることもありますので、慎重に行わなければなりません。
〇上記の4つ「出願」「変更」「学検」「発表」とも基本的には、生徒自身が志望校に行くことになりますので、担任からは必ず事前に行き方を調べたり、実際に足を運ぶように指導したりしています。ただ2月ですので、過去には入試日に雪が降り、交通手段がストップしたり開始時間が遅れたりしたこともありました。最悪の状態も想定し、どうやって入試会場までいくかは複数の案をもっていた方が良いと思います。現在3年生は体調管理と試験準備の両方に気を使っていますので、学校としては無事に終わるようにサポートしていきます。
〇3学期は全校生徒で集うのは、3月1日の生徒会主催「3年生を送る会」のみで、3月8日の「第77回卒業証書授与式」で3年生は巣立っていきます。災害もそうですが、インフルエンザやコロナ等の感染症も大きく広がらないように祈っています。
須藤昌英
12月22日(金)第2学期終業式
〇2学期のスタートの9月1日は、最高気温34°Cで、まだまだ暑さが続いていましたが、今朝の気温は0°Cで、通勤時にはダウンのアウターを着て寒さをしのぎました。この気温差が示すように、それだけの月日が流れたことになります。
〇2学期の授業日数は、77日間でした。いつも思いますが、先ほどのように、夏のおわりの残暑厳しさと冬のはじめの寒さの季節の違いもありますが、加えてこの時期はまた年末が近づいていることもあり、2学期終業式は独特の雰囲気があります。
〇終業式は、2学期の表彰式に続き、生徒会主催の「いじめ防止授業」を行いました。これは先月に柏市教育委員会主催の「いじめ防止サミットKashiwa」に参加した生徒会役員の柏原さんと高橋さんが、そこで学んだ内容をアレンジしたものです。昨年は校長室からオンラインで行いましたが、今年は体育館で全校生徒が話し合いをしやすいような工夫をしてくれました。
須藤昌英
12月21日(木)年末の大掃除
〇今年も残り10日となりました。日本では年末に大掃除を行い、「心機一転して新年を迎える」という「しきたり」のようなものがあります。しかしこれに異を唱える人をあまり見たことがありません。
〇普段は汚れていても見逃している(見て見ないふり)場所もきれいにしますと、新しい発見があったり何より気分が明るくなったりします。今日の3時間目、全校生徒で大掃除を行いました。
〇「仕来り(しきたり)」を辞書で調べますと、「昔からの習慣、ならわし、慣例」とあり、用法としては「~を守る」「~に縛られる」とありますが、この2つでは180度違う姿勢になります。
〇「~守る」は、正しいと信じていることを今まで通りにやることですが、さらに自主・自律的に自らやろうとする意志のもと、「どうせやるなら楽しく」なるように、創意工夫をしていくまでになると、たとえ友達に「そこまでやることないよ」と言われたとしても、全く意に介せず、続けていくことができると思います。
〇その一方で「~に縛られる」の方は、自分の気持ちに関係なく仕方なくやることになり、創造性・想像性は生まれません。むしろやる意義や意味、それをやることによる効果などを考えていないので、とにかく「はやくやってはやく終わればいい・・」しかないと思います。
〇学校の清掃も世界の多くの国々では、雇われた清掃人が仕事として行っており、生徒自身が清掃をするのは稀だそうです。しかしその日本型教育が注目され、近年になり新たに生徒による清掃を取り入れた国もあるそうです。
〇部屋の窓は開けっぱなし、しかも水道の水は冷たい状況でも、自分たちの分担をキレイにしようと、黙々と身体を動かす生徒たち。この経験により、意図的にゴミを落としたり汚れている場所をさらに汚したりすることのない大人に成長してくれると信じています。
須藤昌英