ブログ

令和 6 年度給食室

10月3日 ドライカレー マセドアンサラダ フルーツポンチ

校長検食簿より

今日はカレーの香りが漂っていたが、ドライカレーの日。挽肉と大豆とタマネギにアクセントの干しぶどうがみじん切りでターメリックなどの香辛料で味付けられ、干しぶどうのほのかな甘みと合わさり、ご飯にとても美味しいドライカレーに仕上がっている。カレーの美味しさとドライカレーの美味しさは異なっており、ドライカレーは素材の味がよくわかる旨さを感じるが、今日はよい味に仕上がっている。マセドアンサラダのマセドアンはフランス語で賽の目らしい。今日はジャガイモ40kきゅうり10kにんじん4kの40キロの野菜を賽の目にしたサラダである。味付けも味噌味風味の特性ドレッシングで、ジャガイモによく合って美味しいサラダに仕上がっている。フルーツポンチの果物はパインに桃にミカン、甘く美味しいところにナタデココのコリコリっとした食感が美味しさを引き立てている。

10月2日 肉豆腐 切り干し大根の味噌汁 アーモンド小魚 みかん

校長検食簿より

今日はご飯に肉豆腐と味噌汁と和風献立で、少しずつ秋らしさが出てきた日常にも合う献立である。肉豆腐は豚肉と野菜と豆腐のコラボレーションを味噌で味付けたコクのある味で、ご飯にも合っている。もりもりだよりには、食べ物の働きを知ることが今月の目標となっており、豆腐や肉はタンパク質で体を作る働きがあることが、放送で流れていた。栄養についての知識は、人生の長さにも関わってくる。家庭でも子どもに伝えて欲しいものであるが、子どもにとっては口うるさく聞こえるだろう。それが、大人なった時にリフレインされて食への意識になるようにも思う。切り干し大根の味噌汁は、切り干し大根を使うことで、大根の甘みと旨味が生の大根よりも強くなり、シャキシャキとした食感も面白い。昔は生鮮大根が無い時期の味噌汁に使われたが、時々使うと味噌汁の幅が広がり美味しい。みかんがデザートによく出てくるようになり、甘さも増してきている。富小玄関前のみかんはいつになると食べ頃になるかな?

10月1日 セルフチリビーンズドッグ がーりっくポテト キャベツとベーコンのスープ パイン缶

校長検食簿より

今日は洋食献立でパンの日。今日は自分でコッペパンに具材をはさんでいただくパターンのサンドウィッチです。中にはさむものは、ソーセージとレンズ豆や大豆をミンチにしたものと、豚の挽肉をトマトソースで煮込んだもので、ミートソースの具のようである。パンに挟むにはもう少し汁気を飛ばしてもよいかと思うが、味はパンに合い、ソーセージの味を引き出し美味しい。ガーリックポテトは、個人的にはガーリックがもっと効いてもよいかと思うが、ジャガイモのほくほく感がもう少し欲しかった感じで、少し固めだったことが残念であった。キャベツとベーコンのスープは、出汁が効いておりキャベツの甘さとベーコンの香りが美味しいスープになっている。今日のもりもりだよりではベーコンが取り上げられており、給食のベーコンは保存料などを使っていないベーコンであることが書かれている。ソーセージやベーコンといった加工肉はおいしさはあるが、元来の加工に使われていた塩などの天然素材以外の合成人工のものを使うものが多くなり、健康上は無添加で保存料を使用していないものを選んで食べるのがよいと思うが、高価になるのが難である。

さんまの蒲焼き 小松菜としめじの煮びたし 豚汁 一口ブドウゼリー

校長検食簿より

 9月も最後になり、今日は秋らしく秋刀魚の料理である。秋刀魚のかば焼きが今日のメイン。最近は秋刀魚の不漁が報じられていたが、今年の初物水揚げは昨年の140倍と不漁続きに終止符が打たれそうな気配があり、秋の味覚を楽しめる年になりそうである。秋刀魚のかば焼きは、秋刀魚に上新粉をつけて揚げたものに、甘辛のたれをしみ込ませ、ごはんと一緒に食べると大変おいしいかば焼きに仕上がっている。そこに豚汁で、豚汁のいもはジャガイモであるが、里芋だと芋煮鍋の様相となる。しかしホクホクしたおいもが入った豚汁にも秋を感じる味がある。小松菜としめじの煮びたしも、きのこは秋の風物詩。今では工場でつくられてしまうが、天然のしめじはちょうどいまが旬で、香りもよく出汁がよくでて煮びたしにはぴったりのきのこである。ひとくちブドウゼリーも秋の味と香りを運んでくれている。

9月27日 麻婆かけうどん サンラータン キャラメルポテト アーモンド小魚

校長検食簿より

今日は麺類でうどん料理。今日ももりもりだよりでうどんが紹介されている。うどんの元祖は奈良時代に中国から伝わったおかしの「こんとん」と呼ばれる小麦粉の皮にあんこを包んで煮て食べたものだと紹介されている。菓子が主食に変化したものなのだと初めて知った。今日は麻婆豆腐がうどんにかかっている麻婆豆腐うどん、これも初めて食する味である。ご飯にかけて美味しいのだから、うどんでも美味しいが、うどんはご飯ほど麻婆豆腐を一緒に口に運べないから、もう少し濃い味でもよいかと思う。酸辣湯は、もずくが入り、タケノコ、小松菜、タマネギに干し椎茸と具だくさんで美味しい。酢がもう少し効いてもよいかと思うが、子ども向けの味である。キャラメルポテトは、サツマイモと砂糖ベースのキャラメルソースが絡まる味を思い浮かべるが、サツマイモの表面に砂糖がざらついて、キャラメルソースが未完成のままサツマイモと混ぜられている感が否めない。献立からイメージされるものではないものが出ていることは、調理段階で適切な措置がされていたのか、十分に振り返る必要がある。

9月26日 肉じゃが なめこの味噌汁 シャカシャカビーンズ

校長検食簿より

 今日も和食献立で、肉じゃがにご飯になめこの味噌汁と、家庭のごはんの代表のような給食である。肉じゃがは豚肉がしっかりとして、しらたきとジャガイモにも味がしっかりとしみ込んでいる。肉じゃがを口に運び、もぐもぐしたあとに白いご飯と合体させると、味が口の中に広がりとてもおいしく幸せな気持ちになる。そして味噌汁に手を伸ばし汁をすするとなめこのとろみがついた汁に細かく刻んだ小松菜が一緒に入り、とろとろとシャキシャキが一緒に味わえておいしい。シャカシャカビーンズと珍しい名前の豆の揚げ料理が副菜についているが、カリッと揚げられて青のりと塩で味付けられた豆はひよこ豆。外はカリッと中はしっとりと仕上がり、塩味と青のりの香りがごはんにも合っている。ここ数日涼しい日となり、デザートはまだ青いみかんが半分。最近みかんの皮も自分で剥けない子が増えているが、すっぱ甘いみかんの味と皮を剥いたときに指について離れないみかんの香りを楽しみながらデザートを食べてほしい。

 

9月25日 カレイのタンドリー風味焼き ひじきと青大豆とジャガイモのサラダ キャベツとベーコンのスープ

校長検食簿より

今日は洋風お魚献立で、カレイのタンドリー風味焼きがメインである。タンドリーなのでインド料理かと言われるかな?カレイの味付けはにんにく&しょうがにヨーグルトに漬けられた風味豊かな味付けで香りも白身のカレイの美味しさに色を添えて、パンとの相性もとてもよい。ひじきと青大豆のサラダは、ジャガイモとひじきと青大豆とキャベツが混ざり合って旨い味を出している。キャベツとベーコンのスープは、タンドリーが濃い味めに仕上がっているのに対して、あっさりとしたスープで、ベーコンの旨味とキャベツの甘さが美味しいスープである。給食ロールはその名の通りに、バター風味が濃い味のしっかりとした味わいのパンで、美味しく焼き上げられている。

9月19日 鯖の味噌煮 磯香和え 米粉のすいとん汁 ごはん

校長検食簿より

今日は純和食献立で、子どもたちにも人気がある鯖の味噌煮がメインである。味噌煮はネギやショウガをたっぷりと使って魚臭が取り除かれ、ふっくらと美味しく煮込まれている。給食の大釜でたくさんの鯖を煮るので、味のしみこみ方も身の食感も大変美味しく仕上がって、白いご飯にも大変よく合っている。そして今日のお汁はすいとん汁。すいとんというと戦時中の食糧難の時代の主食だったと聞くが、今のすいとんは野菜たっぷりとはいった上に、米粉の手作りすいとんが入っており、すいとん効果のとろみもついて大変美味しい。今では野菜たっぷりの贅沢なお汁である。添えられている野菜は磯香和え。磯香になるのは海苔の香りで、口に含むと小松菜のシャキシャキ感と一緒に海苔の香りが鼻から抜けていく磯香たっぷりの味で、これもとても美味しい。ゆっくりといただきながら、和の豊かな味を味わうことができた。

9月18日 ぶどうパン 秋なすとポテトのミートグラタン かむカムサラダ たまごとわかめのスープ

校長検食簿より

今日は洋風献立で、メインは秋なすとポテトのミートグラタンである。ミートグラタンをいただくとチーズがちょうど良く焼け溶けて香ばしく、挽肉のソースとジャガイモとチーズが絡んでとても美味しい。秋なすのとろみある味に出会いたいと探したが、小さな茄子しか入っていなかったのが残念。調理段階で均等に入れる心配りが大切である。カムカムサラダとは面白い名前である。カムカムになっている食材は細切りのスルメ。スルメも味を吸ってさらにスルメの出汁が出て、噛めば噛むほどに美味しくなるサラダに仕上がっている。たまごとわかめのスープは、優しい卵の味としっかりとした出汁で包まれた味で美味しい。今日のもりもりだよりには、茄子が取り上げられており、秋に美味しくなる茄子は、奈良時代には日本で栽培されていた伝統的な野菜の一つであることも、食べながら食材の歴史に触れる機会となっている。

9月17日 里芋コロッケ 高野豆腐のころころ煮 お月見味噌汁 月見ポンチ

校長検食簿より

今日は和食でまとめられたお月見献立である。お月見味噌汁と題された味噌汁には月に見立てた白玉だんごが入り、白玉の粉でとろみがついた汁は、だいこんにしっかりと染みこみ、しめじ、長ネギと味わいを深め、白玉を美味しく包んでくれる味噌汁である。里芋のコロッケも満月を模してか丸く、里芋の粘り気のある食感とサクッとした揚げ具合がちょうどよく、白いご飯が進む味である。高野豆腐のころころ煮は、賽の目の高野豆腐に合わせて鶏肉やにんじん、干ししいたけなどが同じような形で刻まれ、これもどの具材にもしっかりと味が回って、美味しくご飯が進むy足材である。月見ポンチは★型のゼリーと満月型のゼリーが入り、缶詰のくだものを美味しくいただける味であった。