図書室からのお知らせ

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おはなし給食 6月

6月15日は県民の日です。

今日のおはなし給食のテーマもずばり千葉県!

千葉県や柏市の特産品を使った献立に合わせて、千葉の昔話を紹介しました。

 

今日読み聞かせをしたおはなしは、

『千葉ふるさとむかし話』(千葉興業銀行・出版)に載っている

「駒木の与八塚」という昔話です。

 

「むかし、与八と半兵衛という村人が駒木という土地の開墾をしていました。

ある年日照りが続いたので、篠籠田のため池から水をくんで田畑にまいていましたが、

人力で水をまくだけでは苗はひからびてしまいます。

そこでふたりは、駒木に近い牧場にいる将軍様の馬を手なずけて、その馬で水まきをし作物を収穫しました。

将軍様の馬にかかわると罪になり追放されてしまうのですが、

お奉行さまが役人をうまく言いくるめてくれ、ふたりは助かりました。

その後与八は自分の罪を悔い、馬と収穫した穀物をお奉行様の家に置いて村を出ます。

ところが裸馬が後をついてくるので、村はずれの木につないで別れました。

その馬はつながれたまま死んで、その小さな墓が今も「与八塚」として残っているそうです。」

 

このお話しの「篠籠田」は柏市、「駒木」は流山市の地名だと思われます。

有名な市川市の「真間の手児奈」をはじめ、千葉県内の昔話がいっぱいつまったこの一冊。

県民の日に郷土の物語を旅するのも楽しいですね花丸

 

6年生子ども司書のI・Hさん、読み聞かせありがとうございました!

初めてのおはなし給食で少し緊張していたかな?

昔話は地名や言いまわしが難しいのですが、とてもがんばって読んでくれました。

練習してくれた成果が出ていたと思いますキラキラ

 

「おはなし給食 5月」

今日は令和7年度初めての「おはなし給食」でした!

 

「おはなし給食」とは、お昼の放送の中で、子ども司書が給食の献立に関連した本を読み聞かせをする活動です。

今年度も月ごとに季節や行事にちなんだおはなしを、給食とコラボレーションしながらお届けしていきます。

どんなおはなしが聞けるか、楽しみにしていてくださいね花丸

 

さて、5月のおはなしはこちら。

『子どもに語るグリムの昔話4』(佐々木梨代子・野村ひろし(ひろしはさんずいに「玄」)訳/ポプラ社)より

「わらとすみとそら豆」

 

~あらすじ~

「あるとき、おばあさんがそら豆を煮ようとしていました。そのひとつぶがぽろりと落ちてころがっていきます。

そら豆は同じようににげだしてきた、まっかなすみとわらと仲間になってよその国へ行こうとします。

しかし、彼らのゆくてに小川がありました。橋はありません。

どうやって川を渡ろうかと考えていると・・・。」

 

今日は1年生がそら豆のさやむきをしました。

1年生が頑張ってむいたそら豆の給食をいただきながら、このグリム童話を聞いてもらいました。

読み聞かせをしてくれた子ども司書Kさん。

緊張する様子もなく、よい発声でとても聞きやすい読み方でした!

 

 

読んだ本は図書館に展示しています。

ぜひみなさん読みに来てください。

 

本 2024年度「読書の木」結果

 今年度の図書館の本の貸出が終わりました。
 

 第一図書室の廊下の『読書の木』の花の咲き具合は、どうでしょうか?

 50冊読んだらピンクの花、

 100冊読んだら黄色の花が咲きますが・・・ 

 

 こんなにたくさんの花が咲きました!!

 1・2年生は、花がとてもたくさん咲いたので、スペースが足りなくなるほどでした花丸

 名戸ケ谷小のみなさんが、たくさん図書館をつかって本を読んでくれたからですね!

 黄色の花も咲かせられたのは、14名でした王冠

 素晴らしい!!花丸 

 

 来年度も、みなさんにいろいろな分野の本に触れてもらえたらと思います。

本 おはなし給食 3月

 

 卒業と進学の足音が聞こえてきた3月です。
 6年生子ども司書による「読み聞かせ」も今回がラストとなりました。
 有終の美をかざってくれたのは、M・Tさん。
 聞きやすい読み方は、来年度も活躍してくれる5年生子ども司書のお手本になっているはずです花丸

 
 そして、お祝い事にはかかせない「お赤飯」が今日の献立です。

 読んだ本は、「あずき」(荒井真紀・さく/福音館書店)

 
 たいやきの中のあんこのつぶ、なんだと思いますか?
 それは『あずき』という豆なのです。
 あずきの育っていくようすが、わかりやすい絵と文で書かれている本です。
 むかしからあずきがお祝いの日に食べらてれ来たのは、
 そのまめの赤い色から「おめでたいちから」をもらいたいと願ったからなのですって。

 

 名戸ケ谷小のみなさんも、あずきから「おめでたいちから」をいただきました!
 さあ元気に、新しい春の空にはばたきましょうグループ

本 おはなし給食 2月

「冬の野菜」と聞くと、みなさんはどの野菜を思い浮かべますか?

はくさい、ダイコン、ごぼう・・・
そんな冬野菜たちについて、ねほりはほりくわしく紹介をしているのが、今月の一冊です。


「やさいむらのなかまたち 冬」(ひろかわ さえこ・さく/偕成社)

「ふるさとちほうのかたすみにある『やさいむら』には、
はずかしがりやのにんじんさん、いとこどうしのぶろっこりーさんとかりふらわーさんなど、
たくさんのなかまたちがくらしています。

ふかいゆきのなかのやさいむらですが、むらのなかまたちのえがおで、
あなたもおなかのそこからあたたまることでしょう!

 今日の献立は「冬野菜のカレーライス」。
6年生の子ども司書M・Yさんによる「読み聞かせ」です。
読んだのはカレーに使われている野菜の「かぶさん」「ながねぎさん」のところでした。
M・Yさんが読むと、やさいむらのみんなの笑顔が想像でき、こちらまであたたかくなります花丸


ほんわかとした絵の「やさいむらのなかまたち」シリーズは春夏秋もあり、全4冊です。
ほかの季節のやさいたちの暮らしも、のぞいてみたくなりますね!