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活動の様子(R04年度)

社会に通用する人材

林間学校に向けて準備をする2年生は、エクセルやパワーポイント

といった社会人でも活用しているソフトを使っています。どちらの

ソフトも使い方を理解するまでには慣れが必要ですが、作成中に

操作に戸惑う様子はなかったように見えます。

作成したパワーポイントは学年全体に向けてプレゼンテーション。

アニメーションを活用した見やすいスライドと軽快なトークは、

今すぐ企業に就職しても通用するのではと思わせてくれます。

パソコンの操作技術も凄いですが、各々の係に分かれ、自分の仕事

を全うしようという姿勢も素晴らしいです。授業中だけでなく昼休み

にまで係ごとに集合し、どのような形で林間学校の成功に貢献できる

かを考えていました。

脅威の適応力

本日から正式日課が始まり2・3年生の教室の黒板には

数字よりもローマ字の量の方が多く見える、難解そうな

数式が並べられています。担任の先生やクラスの雰囲気

にも慣れ始めてきた1年生も、教科担任の先生と初の

顔合わせをしており、再び入学当初のような緊張感を

ただよわせていました。しかし、授業が終わる頃には

先生の話に笑って反応する声が教室からもれてきます。

小学校と中学校の違いである、教科担任制という新たな

環境の変化もスムーズに対応したと言えそうです。

菜の花学級でも、音楽の授業でトーンチャイムを使い

見事な演奏をする1年生の姿が。連携が重要なトーン

チャイムの演奏に、出会って1月も経っていない1年生

がナチュラルに加わっているのが驚きです。

新たなスタートを切る1日とも言えそうな本日ですが

生徒達の姿を見る限り、最高の走りだしをしたと思います。

 

 

確たる証拠

本日は3年生を対象とした全国学力テストを実施しました。

今年が勝負の年となる3年生は既に受験を意識しているのか

テストの時間は真剣そのもの。校長ですら、写真を撮る際

には遠慮気味になり、画像の3分の2は教室のドアとなるほど

でした。

生徒達の後頭部だけが写る写真は見た目には映えないですが、

どこの高校へ受験に行っても恥ずかしくないと断言できる証拠

映像と言えます。

 

菜の花畑

理科室の前には、学校に植えてある樹木の一覧が掲示されています。

柏三中にある樹木はバリエーション豊かなようで、1枚の写真では

その掲示物は納まりきらないほどです。そんな数多くの樹木も、特別

な手入れをされた訳ではないでしょうが次々と開花しており、植物

の力強さを感じます。

手入れせずとも成長する植物達ですが、菜の花学級の生徒達は畑で

育てているソラマメのお世話をしていました。その作業内容は、

大きく成長してきたソラマメが倒れないように支柱を立てたり、

収穫量を増やそうと摘心(植物の先端を切り、脇芽を増やすことです)

をしたりと、かなり本格的。ソラマメの量もかなりありますが、

1つ1つの豆に丁寧に時間をかけて愛情を注いでいました。

これだけ手塩に掛けられたソラマメがどこまで収穫量を延ばす

のか、非常に楽しみです。

 

 

上級生として

集団感染の懸念があるため、全校生徒が集まることは叶いませんでしたが

各クラスで動画を流すことで「新入生歓迎会」を実施しました。

「生徒会あいさつ」「8個ある委員会・12個ある部活動の紹介」が

詰まった歓迎会の動画は、放映時間38分の超大作。先輩たちの1年生

を歓迎する気持ちがこれでもかと伝わってきます。真心のこもった動画

を1年生はもちろん、動画作成にかかわった2・3年生も集中して視聴

していました。動画の中でも、ダンス部かと見間違えるほど息の合った

ダンスを披露したバスケ部と、他の部とは一線を画す動画編集技術を

見せつけたコンピューター部の動画には、1年生も大笑いしていました。

歓迎会の最後には、学年委員の3年生から観葉植物のアンスリウムが

プレゼントされます。1年生が動画を見終わった最高のタイミングで

渡そうと、3年生は重さ約3キロはあろうかという観葉植物を持って

10分間は廊下で待機していました。この優しさはさすが3年生と

いったところですね。

綺麗なフォーム

本校には「五箇条の御清掃」という、清掃に関するルールを定めた条文があります。

この条文のおかげか、生徒達の清掃に対する意識は非常に高く、15分間ある掃除

の時間を最初から最後まで集中して取り組んでいます。

意識だけでなく掃除の技術も相当なもので、校内を見回しても、雑巾を動かす手の

軌道が弧を描いている生徒は一人も見つかりません。雑巾を床のタイルに合わせ直角

に動かし、一切の拭き残しが無いよう気を付けていました。

1年生も既に前述した雑巾使いを身に付けていますが、中学校での掃除の仕方を学ぶ

ため、3年生に教えてもらいながら掃除を進めています。まだ授業で使用していない

美術室でも、自分たちで考えてしっかり清掃をする1年生に、3年生の助けも加われ

ば、あっという間に更なる掃除の達人へと成長するに違いありません。

出発前から目標達成?!

新学期が始まり、まだ1週間程度しか経過していませんが、3年生の

修学旅行への準備が本格化しています。

体育館での説明では、京都と奈良の名所はもちろんですが、ご当地グルメ

の紹介までしていました。1時間目からお腹がすいてきてしまいそうな内容

です。

京都と奈良の魅力を余すところなく紹介するプレゼンテーションに、3年生

達の修学旅行に対する期待も高まったのか、その後の3時間連続の調べ学習

でも、一切集中を切らすことはありませんでした。

プレゼンテーションの中にあった「最高学年としてふさわしい行動を!!」

というお願いは、既に守られているように見えました。

青田買い

1ヶ月ほど前には私服で登校していた1年生にとっては、制服からジャージに

着替えるだけでも慣れない作業であり、朝から大変な思いをしている生徒もいる

かもしれません。大きな環境の変化だけでなく、先ほど書いたような小さな変化

もあり、入学式で立派な姿を見せてくれた1年生といえど、少しの不安もない生徒

はいないのではないでしょうか?

本日、1年生が書いた「中学生でどんなことを頑張りたいか」という内容の作文でも

力強い決意だけでなく、不安もあるといった文章も見ることができました。しかし、

作文を書いている時間には、全てのクラスが一言もおしゃべりをすることなく原稿

用紙へと向き合っていました。この姿を見れば、今は不安があろうとも、それを乗り

超え成長してくれると確信がもてました。

放課後の部活動見学では、先輩たちのスーパープレイを目の前で確認していました。

「カッコいい!!自分もこうなりたい!!」という気持ちが生まれる反面、「ついて

いけるだろうか・・・」という不安も生まれてしまうのではないかと思うほどの練習

風景ですが、意識の高い1年生ならば恐れず挑戦するのではないでしょうか。

勿論、既に入部することを決心しているのか、1つの部活をずっと見ている生徒も

いました。野球部にいたっては、見学した生徒のクラスと名前まで控えており、有望

な人材を確保しようと既に行動を始めていました。

敗北は財産

先週の土曜日に、ソフトテニス部と野球部の春季大会がありました。

生徒達は日頃の練習の成果を発揮しようと、一つ一つのプレーに全力

を尽くしていました。

結果は、どちらの部も1回戦は勝利を収めましたが、残念ながら2回戦

で敗れてしまいました。しかし、1勝1敗という結果を前向きに考える

と、自分たちの長所と改善点、両方を分析できると言えます。

柏三中の生徒達であれば、今回の大会を糧として、3年生最後となる試

合までには更なる成長を遂げてくれるに違いありません。

数時間でわかる今までの積み重ね

街中で見かける桜は花びらが散ってきて少し寂しく見えますが、柏第三中の桜は

満開と言っても差支えの無いほど良好な状態を保っており、1年生の入学に合わ

せて咲いてくれたかのような錯覚すら覚えます。

和気あいあいとクラス名簿を確認している1年生からは、6年間という年月を共に

過ごしてきたであろう絆を感じ取ることができ、団結力については既に問題がない

のではないかと期待させてくれます。友達と談笑しながらも「30分には教室に入って

ください。」とのアナウンスが入ると、すぐに校舎へと歩き出す1年生。気持ちの

切り替えが早いことも出会って数分で伝わってきました。

登校後の数十分でも1年生の凄さを確認できましたが、入学式の最中には更に如実に

凄さが伝わってきます。クラス確認では盛り上がっていましたが、式場へ入場しよう

と整列する場面では一言の無駄話もしないメリハリのつけ方。練習はしていないはず

ですが、立派に呼名への返事や礼をする姿。3月に最高の卒業式を終えてから中学校

へと入学してきたことが容易に想像できました。

式の後半には、3年生による歓迎の言葉と、1年生による誓いの言葉が交わされます。

1年生の不安を消し、中学校生活への期待を膨らませてくれる3年生の言葉。最高学年

から一転して1番の年下となり、新しいことにチャレンジする機会が多くなるものの、

乗り越えて見せるという決意を感じさせてくれる1年生の言葉。どちらも職員が絶賛

していました。

この素晴らしい1年生が加わり、全校生徒が揃う来週の月曜日が今から楽しみです。