校長ブログ

2021年1月の記事一覧

縄跳びとIT授業(校長ブログ)

昨日は、日中気温がどんどん下がって、放課後には子どもたちの大好きな雪が降るほどでした。大人はヒヤヒヤです。自分たちの通勤や子どもたちの登下校に影響が出る場合がありますから。しかし、短時間で済んだのでほっとしました。

今朝は青空。

学校周りも凍結の心配もなく子どもたちは元気に登校してきました。

空気がひんやりしている上に、風が冷たいので、外での活動は寒そうです。
1時間目に体育で縄跳びをする4年生です。

「校長先生、見てて!」と技を見せる子どもたち。大変上手です。もちろん個人差はあって当たりまえ。「できないことをできるようになりたい」と、自分の目標に向かって頑張って努力する姿こそが、学びの基本です。人との比較ではありませんから。
全校で進級カードを片手にがんばっています。


昨年末から今まで、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかる児童がほとんどおらず、手洗い・マスクがいかに感染症予防に効果的か実感しています。それらの防御策に加えて、体力づくりで病気を寄せ付けない体に!という攻めの姿勢も大切です。


縄跳びは、自分のペースでいくらでもできるので冬の体力づくりには良いですね。私もささやかながら、昼休みに「つかえずに前跳び100回、ひっかかったら最初から」を課して取り組んでいます。小さなことでも続けることが大切、そう思っています。何をするにも健康が一番ですからね。

今日は3年生のIT授業がありました。

柏市教育委員会ITアドバイザーの高橋先生に「ローマ字入力②」の授業をしていただきました。


両手をホームポジションに置いて、上手に打っています。その調子です。

昨日、情報機器について書きました。
せっかくなので、高橋先生に「ご家族で情報モラルについて確認できるようなサイト」を伺ってみたところ、いくつか教えていただきました。学校でも6年生で情報モラルの学習をしますが、各家庭の状況によっては6年生になってからでは遅いこともあるかもしれませんのでご紹介します。

文部科学省

IPA独立行政法人情報処理推進機構
教育・学習(一般向け)|ここからセキュリティ! 情報セキュリティ・ポータルサイト

#今こそ考えよう 情報モラル・セキュリティ

盛りだくさんで申し訳ありませんが、わかりやすいものを見つけて、ルールづくりや話題としてぜひご活用ください。
高橋先生、3年生の授業、ならびに良い情報をありがとうございました。

情報機器(校長ブログ)

本日、柏市教育委員会と学校長連名で「教職員と児童生徒との電子メール及びSNS等のやりとりについて」というお手紙を配付いたしました。ご確認ください。



今日は情報機器について。
子ども本人用の情報機器をいつ渡すのか、渡さないのか、渡すとしたらどんなルールが必要かなど、ご家族で十分相談してください。どんなものでもそうですが、「みんな持ってる」「持ってないと話題についていけない」「持っていないと仲間に入れない」というようなお子さんの言い分はひとまず横に置いておくことをおすすめします。「うちはうち、よそはよそ」です。お家での考え方が大切です。

便利なものは一気に普及します。良い悪い関係なく、どんどん広まります。そして、それからあれこれと検証が始まります。情報機器で言えば、その使い方によって、脳や目など体への影響、心への影響、発達への影響・・・。そういったものは後からわかってきます。
「おやすみなさい」と言ってから、布団の中で遅くまでゲームなどをしている子はいないでしょうか。小学生にとって良質な睡眠は特に体づくりには大切な時期です。お家の事とは言え、心配なことの一つです。

また、アプリケーションの種類によっては、親御さんの知らないところで、友達だけでなく知らない人とつながることによる危険性もあり、それがきっかけでの連れだし等の事件が起こることもあります。本日配付のお手紙に関係する、教職員と児童生徒の個人的なつながりによる不祥事事例も報道されています。
悪いのは、悪いことを考える大人ですが、巻き込まれて傷つくのは弱い方、つまり子どもです。機器を与えるならば、巻き込まれないような環境を整えることも大切です。

子どもはいつの時代も子どもであり、子どもは大人とは違う生き物です。分かっているようで分かっていない、それはそうですよね。大人に比べれば、経験値が圧倒的に低いわけですから。知識は増やせても経験が伴ってないことが多いわけですから。分かっていてもできないことが、大人より多いのは当然のことです。
今は、アプリケーションの使用や時間制限などを親機の方で管理できるものもあります。中学生の保護者の方の中には、部活などのライングループに家のタブレットで参加することで管理している方もいます。管理をするということは、大人の手間が増えることになりますが、子どもの危険を回避すると考えれば、必要なことです。
(写真は、健やかに成長を続ける東小の子どもたちの今日の様子で、直接本文とは関係ありません。)

恕(校長ブログ)

朝の検温、消毒・・・。雨が上がっていたので通常通りできてほっとしました。子どもたちは、傘を片手に元気に登校しました。


先週の土曜日に、富勢小学校でコミュニティスクールの第3回会議に向けての打合せ会をしました。その時に学校運営協議会会長の涌井さんから、4校へ本を寄贈していただきました。

早速読ませていただきました。
筆者である三遊亭究斗氏、ご自身の体験や、それを元にした思いや現在の取り組みなどがわかりやすく書かれています。題名からもわかるように子どもたちへのメッセージです。ブックルームに置きます。

その本の中に出てきた言葉で、心にとまったものがありました。
今日のブログの題名にも使ったこの字、何という字でしょう。

似てる字で「怒」がありますが、ちょっと違います。

「ジョ」という読み方があり、「思いやりの気持ち」という意味があるそうです。

論語の中で、人が一生続けていくべきこととして「
其れ恕か。己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ」という孔子の言葉が出てきます。その言葉で使われています。「自分がされて嫌なことを人にしない。」ということです。この文章は、昔、何回か目にしたことがありますが、この字は読めなかったので調べました。



論語での言葉ですから、人が人間として人との関わりを通して生きていくために必要なこととして、昔から言われてきたのだなと思います。




また、「思いやりの気持ち」は「思いやりの心を持ちなさい」と言われて育つものではなく、「思いやりを受けることでのみ育つ」と児童心理学者の平井信義氏の本で読んだことがあります。理屈ではない、より良い人間関係があってこそのことなのだと思います。子どもを相手にする大人としては心得ておきたい言葉です。


スローガンとして飾るだけではなんにもなりませんが、

小学校という場所でこの言葉を大切にして楽しい学校を目指したいと思い、心構えとして校長室のポスターの上に張ってみました。さらには、絵に描いた餅にはならないように。


最後に、短縄で自己記録を目指す3年生。距離を保ってできる感染症予防上でも良い運動です。体を鍛えるにはもってこい。がんばってね。

使ったところが強くなる(校長ブログ)

朝方は気温が低く、寒い毎日です。
みんな暖かな格好で登校してきます。
ネックウォーマーで温まった首あたりに向けて体温を計測すると、びっくりするような高い数値が出て測り直すことがありますが、健康でいるために体を冷やさないことは大切なことです。

5年生が登校直後に「ふせ菜」畑の整備をしています。霜が降りた地面はとても冷たいのですが、よくがんばっています。



今日も子どもたちは真面目に学習に取り組んでいます。








1年生がかるたづくりをしています。国語という教科で、ひらがな、カタカナ、漢字を学んできた1年生。文字も言葉も、それを使うことで自分のものとして身についていきます。自分の思いで文章を考えたり、絵を描いたりするかるたづくりはとても良い学習です。


非常にシンプルな文章が並びます。子どもらしいものばかりでとても良いです。大人だとこうは書かないだろうなあ、と微笑ましくなります。完成が楽しみです。

習ったことはどんどん使うことで身につきますが、自分の小学校時代を思い出すと、漢字を習っても、作文はひらがなだらけ。「習った漢字は使いましょう」なんて先生に赤ペンで書かれたものです。漢字に苦手意識があったので、進んで使わなかった記憶があります。

「使ったところが強くなる」って言葉を聞いたことがあります。子どもたちには、このような楽しい活動の中で、習ったことが身についていくといいなと思います。

今日はロング昼休み。子どもたちが元気に外で遊びました。外遊びで、健康な体づくりを!




「校長先生、サッカーしましょう。」といつも元気な3年生男子が声をかけてきました。一緒に走り回りました。冷たい空気の中でも汗をかきました。健康的な時間を過ごすことができました。ありがとう。汗の始末はしっかり行わないと風邪をひきます。気をつけてほしいですね。

情報の受け方(校長ブログ)

寒い週末でした。体調はいかがですか。
さあ、今週も始まりました。朝から良い青空でした。



長く教員をしてきて子どもの同士のトラブルをたくさん見てきましたが、その原因になることに次のようなことがあります。

そして

良い情報なら全く問題はありませんが、陰口や悪口だとトラブルにつながっていきます。

その時の状況や、3人の関係性も考えながら指導にはあたってきましたが、「人の口に戸は立てられない、という昔からのことわざがあります。Aの発言をとめることはできません。大切になってくるのはBの動きです。この動きによって、トラブルを大きくすることも、止めることができます。」というような話は必ずしました。情報受けたBがとても重要だという話です。Bが次に何をするか、何もしないか・・・重要な位置にいると考えて良いわけです。




これは、子どもに限ったことではありません。大人の人間関係でも日常的にあるかもしれません。「口は災いの元」なんてことわざも、今、頭をよぎりました。


昨日のNHKの朝のニュースの中で、情報の受け方についての特集をしているコーナーを見ました。「4つのハテナ」というものです。これは下村健一氏(ジャーナリスト)が光村図書の5年生の国語の教科書用に書き下ろした「想像力のスイッチを入れよう」の中に出てくるものです。
 想像力を働かせるための4つの観点「事実かな印象かな」「他の見方もないかな」「何が隠れているかな」→「まだわからないよね」というものです。呪文のようにこの4つを唱えて一呼吸おこうということなのだと思います。

 端末の普及により、誰もが、いつでも、情報受信・発信できる、そして情報があふれている世の中です。子どもたちだけでなく、我々大人も情報の扱い方には十分気をつけなければならないところです。

教科書の文章ではありませんが下村氏の文章です。
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Story 2 「四つのハテナ」 | 下村 健一(ジャーナリスト) | 作者・筆者インタビュー | 小学校 国語 | 光村図書出版                                                   
デジタルメディア「mugendai∞」


日々、ウイルス感染に関わる色々な情報が飛び交っています。何が正しいかわからないこともありますし、わかっていてもできないこともあります。はっきりしていることは、「相手はウイルスだから、かからないように感染予防をしよう」です。そのために学校で必要なことは、手洗い・マスク着用・換気を基本とした対策です。続けていきます。引き続き、ご協力よろしくお願いいたします。