校長雑感ブログ

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5月24日(金)2学年社会「ルネサンスと宗教改革」

〇歴史的分野の学習に関しては、社会的事象の歴史的な見方・考え方を働かせることで、時代の転換の様子や各時代の特色を考察したり、歴史に見られる諸課題について複数の立場や意見を踏まえて選択・判断したりするという目的があります。またそれを用いることによって生徒が獲得する知識の概念化を促し,理解を一層深めたり,課題を主体的に解決しようとする態度などにも作用したりします。

〇今回の中世ヨーロッパ史は、中学生にとっては日本史以上に縁遠い部分がありますが、日本にイエズス会のザビエルが来日したことを生徒は小学校で既習しており良く知っています。そして「なぜザビエルが日本に来たか」の背景を理解するためには、今日の授業が重要な意味をもっています。

〇広い視野に立ち,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を身に付けることを目指すことは、社会科及び各分野に共通するねらいとなります。生徒は自分で調べ、考え、仲間と意見交換していました。

須藤昌英

 

 

 

5月23日(木)2学年理科「第2分野:気象観測」

〇小学4年生で、天気によって1日の気温の変化の仕方に違いがあること、5年生で、天気の変化は雲の量や動きと関係があることについて学習しています。

〇中学校では、継続的な気象観測を通して、様々な気象現象の中に規則性があることを見いだして理解させるとともに、観測方法や記録の仕方を身に付けさせることがねらいです。例えば、時間の変化に伴う気温や湿度などの気象要素間の関係を見いだす課題を設定し、それを検証するために、観測の場所や器具、期間、間隔について観測の計画を立てさせ、観測記録から分析して解釈させ、各気象要素間に関係があることを見いだして理解させます。

〇その際、例えばデータの連続性を補うため、温度計、湿度計、気圧計などの活用を図ることも考えさせます。また、アメダス(AMeDAS;地域気象観測システム)などの地域の気象情報を自らの観測結果に加えて考察させることも考えられます。

〇なお、気象観測は、前線の通過が予想されるときや季節に特徴的な天気がみられるときを利用して継続的に行い、観測の技能を身に付けさせ、生活に身近な理科の知識を活用するような姿勢をもたせたいです。

須藤昌英

 

修学旅行第三日目を振り返って

前日指導の集会では、私から生徒たちに「この修学旅行に関しては、ほぼ何も心配はしていません。ただあえて一つだけ言うとすれば、皆さんには十分に楽しんでもらいたいと思う一方で、二泊三日の合計60時間がすべて楽しい時間ばかりというわけにはいかないことは、理解して下さい。なぜなら集団でしかも学校以外の不慣れな場所で、活動や生活をするということは、裏を返せば、まったく気を抜く時間がない(一人の時間がない)ことになります。つまり全員がそれぞれある程度の我慢をしたり窮屈な思いをしたりすることも当然ながら出てくるからです。ましてや160名の生徒を私も含めてたった12名の職員で引率しますので、皆さんへのお願いとして、当日発生したトラブルに対して、まず自分たちで問題解決を図ってほしい」と伝えました。また「その問題解決をリーダー一人に任せっぱなしにせず、その他の人がリーダーを支えるフォローアーとして自覚して下さい。特にトラブルが起きても、その場はあえて黙っていて、あとから『本当は私は~だと思っていた』だけは避けてほしい。それは一生懸命やっている仲間に失礼にあたると思います」と続けました。生徒たちがその事をどこまで意識してくれたかは、今は把握できませんが、明日の代休明けの金曜日から、この二泊三日で彼らの成長した面をみるのが楽しみです。
三日間、ありがとうございました。帰りましたらどうぞお子様のお土産話を、めいっぱい聞いてあげてください。
須藤昌英